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前回の日記の食物負荷試験の続きです。食物アレルギーの治療の基本は、まずは原因となる食物の除去をしっかりと行うことです。小児の食物アレルギーの場合は、成長に伴い、腸や免疫機能がしっかりとして、耐性がついて食べられるようになるケースが増えてきます(個人の体質による)。それを見極めるのが、この食物負荷検査だと思います。どの程度の量まで口にできるのか、またはどの程度の量でどのような症状が出るのかを把握することで、不必要な制限を続けることを避けることができるし、誤食時の発症状態を知ることで、その予防手段をがより明確にできること、接触がOKなのかどうかなどもわかるので、食生活を含めた生活全般のQOLが変わると思います。最近は食物アレルギーといっても、食物以外に天候や気候、花粉、化学物質などが大きく関与し、食物アレルギーの原因も複雑化していることを実感しているので、本当に食物かどうかを見極めるためにも、食物負荷試験は重要だと思います。ある程度の年齢になれば(腸がしっかりとしてくる2~3歳頃以降)、血液検査や皮膚検査が陽性でも食べられるケースもあるし、うちの子のように、例えば花粉が絡んでくると、そのシーズンは食べる量を控えていれば(完全除去ではなくても)、他の季節はある程度普通に食べられる食品もあるので、とても判断は難しくなるけど、医師と相談しながら、定期的な食物負荷試験も必要であると思います(強いアレルゲンは慎重を要するが…)。そのためにも食物記録や生活記録を日頃つけておくと、毎年の症状の出るパターンがわかることもあるので、食事だけに原因を追究してしまう生活からの回避に役立つし、それには記録の積み重ねが必要だと思います。うちも3歳半すぎくらいまではつけていましたが、最近はさぼり中(爆)。食物負荷試験については、食物アレルギー診療ガイドライン(2005)や食物アレルギーを参考にして下さいと前回書きましたが、図書館などになかなか足を運べない方もいると思うので、下記のページを参考にして下さい。負荷試験の流れなどがわかると思います。◇食物アレルギーの負荷検査(YOMIURI ONLINE)上記の記事には入院負荷試験ができる主な医療機関が全国10ヶ所ほど掲載されていますが、先日のNHK首都圏ネットワークでは、都心を中心に全国で30ヶ所あまりと言われていました。もちろん、これでも少ないのですが…テレビ取材に応じていたのは、食物アレルギー治療で全国的に有名な国立相模原病院小児科です。上記のリストにも掲載されていますが、1日4名の入院負荷をしているそうですが、現時点で約2ヶ月待ちの状況だそうです。この病院での食物負荷試験の当日の流れは、こちらに説明があります。同様な内容で、上記には紹介されていませんが、関西医大(大阪)でも入院負荷できます。食物アレルギーの治療と管理はこの医大グループと関西の食物アレルギー治療で著名な先生方が書かれた1冊です。相模原病院では食物アレルギー治療のできる専門医の育成も心がけているようで、地方でも安心して治療をしてもらえる医師が巣立って欲しいなと思いました。ただ、上記の2病院のHPに書かれているように、「現状は入院施設のある医療機関以外は保険診療での算定ができない」というのが現状なのです。今回の放送でもありましたが、個人開業医では外来での院内負荷試験を行っても無報酬なのです。テレビ放送はされていませんが、色々調べてみると、専門の管理栄養士を雇った栄養指導も私達の自己負担が多少あっても、経費のほとんどは病院側負担のケースがほとんどですし、アレルギー検査ですら、その選択する医療報酬システムによっては検査すればするほど、病院経営が赤字になる可能性もあるそうです。今回の放送は、アレルギーをもつ子どもが毎年増えても、実際は血液検査、栄養指導、除去指導、負荷試験を充分に受けられない背景には、保険診療が壁になることが大きいという現実に向き合うきっかけになりました。さらに、先日、個人開業医の保険報酬をさらに引き下げようという動きがあることをニュースで見ました。現状でも、上記のような大きな総合病院の入院負荷試験は数ヶ月待ちで、除去食指導や栄養指導も同様。それを地元の開業医がアレルギーをもつ親子のためにサポートしてくれていることが多いので、とても複雑な気持ちになると同時に、アレルギーっ子の将来の治療にふと不安を覚えました。保険制度の実情を薄々気づいていたものの、アレルギーっ子育児に必死なときはそこまで考える余裕は一切ありませんでした。私は今回テレビで紹介された個人開業医に通っていますが、テレビを通して、その無償という実情を把握したことにより、子ども達がアレルギーがあっても、ここまで無事に成長したことには感謝しても感謝しきれないなと強く思いましたし、将来は保険診療制度の改善を強く願うことにします。スピリチュアル系が少し入りますが、今年は強く願い、何か行動したことに関しては、今後叶う可能性が高い年です。実情を知ることだけでも、自分達の意識が変わると思っています。まずはそこから、何かできるきっかけがみつかるかもしれませんし、今回のテレビ放送により、厚生労働省をはじめ、多くの方にも食物アレルギー治療の実情を把握して欲しいなと思うので、放送時間は正味10分ですが、首都圏だけの放送ではなく、各地でも今後放送して欲しいなと思います。話が少しそれましたが、友人の子どもさんは8歳で、相模原病院で入院負荷試験を受け、目に見えない量まで避けていたのが、ごく少量でも目に見える量までは大丈夫とわかり、今まで誤食予防のために学校給食を1人で食べていたのが、お友達と机を並べて食べられるようになったそうです。その喜びの笑顔は素敵でした。ひなた母さんが今回のテレビの感想を前回の日記に書いてくれましたが、そのコメントにでてきた「小麦3g」は食パン約1/4枚に相当するそうです。もちろん、友人の子どもは3gが完全にOKになったわけではありませんが、今回の入院負荷試験で得られた将来への希望は大きいだろうなと思いました。
October 28, 2007
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