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2025.02.10
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カテゴリ: I think
「みっともない」について。


「格好よく生きる」を心がけた24歳の虫けらは、
細かなことはさておき、3つのことを頑なに守った。



ひとつは ​「金払い」​
単語で表現すると、何とも商売臭い語彙だが、
つまりは、約束した支払いは違(たが)えないということ。

こちらの予算を披瀝し、
仕事の内容、イレギュラーな動きの対応、
こちらの仕事の範囲、
協力先に任せる仕事の範疇など
細かな打ち合わせの後に決めた金額(予算)は、
互いが仕事をする上での共通の数字になっている。

ところが、仕事が終わり、請求の段になって、

「1〜2割まけてほしい」
「勉強してや」
「次に手当てするから、今回は…」

と値切る輩がいる。

虫けらは絶対にこれをしなかった。

クライアントからは、上記のような交渉があることも多い。
もちろん交渉はするが、致し方なく値引きをする場合がある。
そのときには、自分の利益から持ち出すことにして、
協力会社に付け替えることはしなかった。

何なら、

「今回は、きちんと予算が取れているから」
と、上乗せして支払うこともあった。

こういう姿勢で仕事をしていれば、
万が一、値切らねばならない場面があったとしても、
「虫けらさんは、いつもきちんと支払ってくれてるから」
と快く受け入れてくれるのだ。

わずかな利益を我が物にしたいがために、協力会社に
「あの人、金に汚いなぁ」
と思われたら、信頼関係が脆くも崩れる。



そして、 ​「約束を守る」​ ということ。

まずは納期。

虫けらの仕事は、「企画」「構成」「コピー」という、
制作物の初っ端の部分である。

虫けらの納期がいい加減だと、その後の
「グラフィックデザイン」
「撮影」
「イラスト制作」
「製版」
「印刷」
「製本」
「断裁」
といった工程の全てに影響を与える。
しかも、虫けらの会社は制作全般を受注することが通例なので、
自分が組んだスケジュールを端から崩してどうする!
ということだ。

27歳のときに、最初から納期のない仕事だとわかって受注し、
9日間徹夜したことがあった。
もちろん、少しの時間ウトウトすることはあったが、
本当に9日間布団で眠ることができなかった。

9日間完徹明けに納品に出向き、
「ランチ、一緒に」
と、デザイン事務所の担当者が言ってくれたので、
久々にまともな食事ができると喜んでレストラン
(本当は居酒屋)で、何かの定食を注文した。

味噌汁を持ち上げたとき、
異様な睡魔が押し寄せ、
味噌汁のお椀を持つ手の感覚が消えた。

「いかん!」

意識を取り戻し、食事を急いで済ませて
事務所に戻って少し眠ろうと思ったが、
そうすると眠ることができない。

9日間の徹夜は、人の体を壊すのに十分な時間だった。

その日の夜はテンションがおかしく、
穏やかな睡眠時間を得ることが難しかった。

が、次の日には、通常の就寝時間に眠り、
通常の睡眠時間を確保できた。

すると、体調が完全に復調し、
それ以後は通常業務に戻れたし、
仕事量もいつもどおりにこなした。

40歳を超えたら、2日間の徹夜も無理になったし、
よしんば徹夜できても、1週間ほど体調が戻らなかった。

若いというのは素晴らしいことだ。



そして、 ​「時間」​

打ち合わせ、待ち合わせ、出張、イベント立会い…。

さまざまな場面で「時間」の制約が付きまとう。

これらに「遅れる」という失態は、一度も犯していない。

どう考えても、先方の指定した時間に
到着することができないと判明したら、
すぐに手当の方法を考える。

もちろん、あらかじめ指定時間以前の予定を告げ、
遅れる可能性があるなら、「何分くらい」
と余裕をもたせた時間を提示し、
相手が了承すれば、予定決行。
難色を示せば、こちらの指定する時間に変更か、
予定をバラす。

虫けらの忙しさは尋常ではなかったので、
得意先も虫けらの示す条件を飲まなければ、
虫けらへの発注がままならないという状況は、
理解できていた。

という、虫けら優位の環境を徐々に醸成してはいたが、
それでも「約束」は「約束」。

約束は必ず守ったし、
「あの人は、約束を違えない人」
という周囲の認識を揺るぎないものにしていた。




そして、これが最も大切にしていたこと、それが

​「自分を利用しない」​

20代の女は、それだけで価値がある。
ブスでもきれいだし、華がある。

少しの化粧や、少しのおめかしで、見栄えのする存在になる。

しかし、それを利用してはならない、ということ。

女は、30代にもなれば、40代にもなる。

20代という最も利用価値の高いときに自分を利用すれば、
それ以後、全く利用価値のない生き物と化してしまうのだ。

20代のとき、さまざまな誘いがあった。

簡単なものだと、「妾(今では使わないか)になってくれ」
とか、「彼女になってくれ」(もちろん不倫)など。

ちやほやされている間はいい。
30代、40代になって、関係を解消されたら、
もうどうにもならない。

給与交渉という物理的な方法や、
相手の奥方をちらつかせることなど
仕事の関係を壊さないように注意しながら、
修羅場をくぐり抜けてきた。

自分の「発注側」という立場を利用して、
仕事を回してくる人間もいたが、
きちんと仕事で返し、それ以外の付き合いをしないことで
事なきを得た。
もちろん、プロジェクトチームの中に味方をつくり、
手練手管から逃れる算段を手伝ってもらったりした。

そうこうして、自分を利用せずに生きてこられた。

「もったいない」
という人もいた。
多分、それが真理だと思う。
利用できるときに利用しなければ、
もったいないのだ。

どうなったかわからない。

「妾」と言ったのは、建築会社の社長だった。
正確には、「妾」は虫けらが言った。
社長は「東京支社長になってほしい」という言葉を使った。

大阪本社には、役員として奥方がデーンと構えていた。

「彼女になってほしい」と言ったのは、
自分の病院(4階建ての立派なもの)を開院する前の
医師だった。
虫けらは、開院に関するパンフ作りなどを手伝っていた。

どちらも長く重用してくれたかもしれない。

悠々自適の生活を与えてくれたかもしれないと思うこともある。

しかし!

人生、そう甘くない。

そんな、楽でふわふわした時間は
人生にそう長く存在しないのだ。

結局、人は一人で生きていかねばならない。

虫けらは、自分を甘く見る癖がなかったのだ。

振り返ってみると、
虫けらは、いつも一人で、
自分の道を自分で決めて生きてきた。

そうして、いま、思う。
「利用しなくてよかった」と。


「24歳・女」を他人がどう見るかではなく、
自分がどう見て、どう向き合って生きるか──、
それが、独立して最初に突き当たった課題であり、
「格好よく生きる」の基本になっているように思う。


いま、虫けらが死んだら、誰一人として、

「あの人、みっともない生き方してたよなぁ」

とは言わないと思う。

「格好いい生き方」
「いい人」
「素晴らしい人」
「人格者」

などという賞賛はないだろうが、
絶対「みっともない」とは言われないと断言できる。
(……言い過ぎかな……)

生まれも、育ちも、経歴も、容姿も

「格好よくない」人間だから、
「みっともない」と言われたくない、というもの。


24歳のときに、心に決めた生き方はできたのではないかと思う。




次は、ここにはかけなかったエピソードなどを……。


to be continued……





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Last updated  2025.02.10 15:14:08
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