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2007年11月24日
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カテゴリ: 追憶


THPとは、「Total Health promotion Plan」の略で、

厚生労働省の外郭機関「中央労働災害防止協会(中災防)」

が提唱・推進する「心とからだの健康づくり」

の一環として、認定した、れっきとした「メンタル・カウンセラー」です。



一匹狼となった今では、誰も「心の相談」には来ませんが、

「カタギ」の頃は、“勤務時間外”で、

悩める社員の話を聞いておりました。



中途半端な心構えで、人の「心の奥底」を見せ付けられると

結構、わが身・我が心にダメージがあるモンです。


「感染」するわけでは有りませんが、

人の心の悩みを受け止めているうちに

自分の中では「整理」されていたはずの事が

ジワジワと再燃してきて、気が付かないうちに

結構大きな炎になってたりします。

冷静に自分の心を鎮めようにも、

他人へのアドバイスと同じ文言では、自分には、通用しません。



今でも、自分自身が、相当“いびつ”なカタチの

精神構造になっているのがわかります。



人の「心」に立ち入るにはそれ相応の覚悟と

自ら強靭な精神力を維持しなければ、返り討ちに遭います。





本日、その「中災防」から

「職場における 自殺の予防と対応」

なる冊子が届きました。


いまや、年間の自殺者数は、30000人を超えています。

バブル崩壊後、一気に増加し、この水準を保っています。

交通事故死亡者数が、10000人を下回ってきた事を考えると

「自らの生命を絶つ」という“勿体無い”行為が如何に多い事か・・・


しかも、

10代・・20代・・30代・・40代・・50代・・60代

と、年代が上がるにつれて、自殺者数が増えています。


「健康や、将来に対する不安」というのは、うなづける気もしますが、

目立つのは、やはり「うつ」が原因と考えられる人が多い事です。



自分自身も、経験があるのでわかりますが、

一端「“うつ”のスパイラル」に捉えられると、

自分でもわかっていながら、どんどんと悪化します。

更には、「焦り」と「責任感」と「現実」が

みごとに悪循環していきます。

こうなると、何をしてもダメです。

気が付くと・・・自殺  という人も多いと思います。



「自殺の予防と対応」

今更目新しい事が書いてあるわけでもありません。

  日常からの配慮

  自殺の予兆が見られる人への対応

  企業における心の健康相談体制

・・・などなど、

「それが、出来ねえから苦労してるんやんけ!」

と、ツッコミを入れたくなるような項目ばかりです。

現実に、企業内で「メンタル・ヘルス」の体制を

整えられるのは、ごくごく僅かでしょうし、


「“うつ”=精神力が弱い」とか「甘えてる」

などという風潮が少なからず存在するのも事実です。

更には、「心の健康相談体制」を作る側がこういう認識では

現実に整備されている「体制」もどれぐらい機能しているか疑問です。



   「精神力が強い」側が「精神力が弱い」人に

   「何かアドバイスしてやろう」ぐらいの誤った認識では

   ますます悪化するのは明らかです。



仏教でも、キリスト教でも、イスラム教でも

おそらく「自ら命を絶つ(=自殺)」という行為は

「悪」として捉えられていると思います。

(違ってたら、ご指摘下さい。

 “聖戦”とか“特攻隊”とかは、除く。)


それでも、自殺者が後を絶たない。

現代の信仰や宗教では、阻止できないぐらい

「生々しい」精神状態になってしまうのでしょう。



せめて、「死んだ気になれば」とも思いますが、

そんな、おためごかしも当事者には通じないでしょう。




今は、一匹狼ですが、

いずれ「野望」を成し遂げる頃には

それなりの「組織」の中に身を投じている事でしょう。

その時に、

  “何かの”役に立てるよう・・

  “誰かの”役に立てるよう・・

少しでも、勉強していきたいと思います。




本日11月24日は、

3年前に取引先の営業マンが自殺した日です。

前日夕方まで、彼と打ち合わせをしていました。

その数時間後に、彼は首を括ってしまいました。



幸い(?)遺書には仕事のことは触れていなかったので、

なんとなく、ホッとしましたが、(哀しいけれどホンネです。)

後味が悪いのは否めません。



ひょっとしたら、あの時、私と話をしながらも

何らかの「サイン」を発していたのかと思うと

悔しさや、哀しさで、今でも眠れない時が有ります。

「俺が何とかしてやれれば・・・」などという

驕慢な事は言いませんが、

せめて、彼が少しでも自分の胸のうちを語れるような

雰囲気でも作る事ができていたら・・・



そういう事がきっかけで、「THP心理相談員」にもなったのですが、

もっともっと、己を磨いて、学習して、

大きな存在になりたいと思います。



少なくとも自分の周りでは、

二度と「自殺者」を出したくありません。






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最終更新日  2007年11月24日 16時43分49秒
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