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2020.05.03

4月の読書メモ　♪

テーマ：読書(8283)

カテゴリ：読書

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、市内の図書館はことごとく休館です
日頃、図書館一辺倒の読書をしてる私にとっては大打撃！
コロナ憎し～(Ｔ０Ｔ)<<ﾊﾞｶﾔﾛ～
ただ、先月から借りてる本の返却期限も延長されたのは嬉しい限り
返却を気にせず、ゆ～～っくりと読み進められますわ（＾m＾）

そして、これを機会に、今図書館で唯一利用可能な電子図書サービス
の利用を開始しました。
これまでも何度かトライしてみようとは思ってたけど、電子図書の種類が
あまりにも少ないため手を出しかねたんですよ
今回借りたのはアガサ・クリスティのポワロシリーズ

【中古】ポワロの事件簿　1 創元推理文庫／アガサ・クリスティ(著者),厚木淳(著者) 【中古】afb

でもチト退屈なので、半分も読まずに返却しちゃいました(;^^)
かわりに借りたのは藤沢周平の「闇の傀儡師上」

【中古】闇の傀儡師(上) 文春文庫／藤沢周平(著者) 【中古】afb

久しぶりの藤沢作品、楽しみです

4月の読了本は12冊でした
4月の読書メーター
読んだ本の数：12
読んだページ数：1567
ナイス数：111

半七捕物帳 27 化け銀杏
読了日：04月26日著者：岡本綺堂

悪しき狼 (創元推理文庫) の感想
刑事オリヴァー＆ピアシリーズ6作目。読み進むうちに昔読んだ梁石日の小説『闇の子供たち』を思い出し～。『闇のー』はタイの幼児売春・臓器売買が描かれていて人間の欲望の醜さに怖気を震ったけど、今作もしかり！　作者はこれまでも環境問題やナチ関連など重いテーマの作品ばかり。その熱意&力量には敬意を表します☆　ただ、今作はオリヴァー&ピア・コンビの掛け合いが少ないうえオリヴァーの影が薄かったのがやや残念。次作も待ち遠しい～♪
読了日：04月23日著者：ネレ・ノイハウス

月まで三キロの感想
初読みの作家さん。どの短編もハートフルで心温かくなる作品揃いでした。　少々センチメンタルに傾きすぎるような気もするけど、宇宙・気象・火山学など分かりやすく語られる蘊蓄が楽しくて充実の読後感！　「東京大学大学院理学系研究科・地球惑星科学で博士課程修了」という作者の理系経歴がキラリと生かされてますね☆　他の作品も読んでみよ～♪
読了日：04月21日著者：伊与原新

半七捕物帳 26 女行者
読了日：04月16日著者：岡本綺堂

富岡日記 (ちくま文庫) の感想
若い工女・和田英さんの語る富岡製糸工場での働きぶりや生活ぶりが活き活きと描かれていて圧倒的な面白さでした！　製糸技術の向上を目指す彼女の奮闘はすさまじいばかり。団体生活を送る工女達の暮らしぶりも、富岡から地元の民営六工社に移っての様々な葛藤も実にリアル。近代化にひた走る明治期の息遣いが生々しく伝わってきました。なによりも感服するのは彼女の働く者としての「矜持」☆　巻末の製紙産業についての解説や施設ガイドも興味深く読みました。まだ未踏の地である『富岡製糸工場』、コロナ収束の暁にはぜひとも訪れてみたい♪
読了日：04月16日著者：和田英

半七捕物帳 25 狐と僧
読了日：04月15日著者：岡本綺堂

半七捕物帳 24 小女郎狐
読了日：04月13日著者：岡本綺堂

半七捕物帳 23 鬼娘
読了日：04月04日著者：岡本綺堂

ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密 (創元推理文庫) の感想
先月読んで、すっかり魅了されたヴァイオリン職人シリーズ！犯人捜しという点では、いささか物足りないけどパガニーニ愛用の名器『大砲』にまつわる蘊蓄が実に魅力的☆　作中の曲をユーチューブで鑑賞しながら、ゆっくりと楽しみながら読了しました。３作目が早くも楽しみ～♪　蛇足ながら後ろの解説文がひどくてガッカリ(-"-)
読了日：04月04日著者：ポール・アダム

半七捕物帳 22 筆屋の娘の感想
「筆を〇めて売る」とは販促サービスにしては相当過激ですね～。今も昔も商魂の逞しさ⁉
読了日：04月02日著者：岡本綺堂

半七捕物帳 21 蝶合戦
読了日：04月02日著者：岡本綺堂

半七捕物帳 20 向島の寮
読了日：04月01日著者：岡本綺堂

読書メーター

４月の大当たり本は
「月まで3キロ」　伊与原新
「ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密」　ポール・アダム

月まで三キロ

内容

「月は一年に三・八センチずつ、地球から離れていってるんですよ」。死に場所を

探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う。―月まで三キロ。

「実はわたし、一三八億年前に生まれたんだ」。妻を亡くした男が営む食堂で

毎夜定食を頼む女性が、小学生の娘に伝えたかったこと。―エイリアンの食堂。

「僕ら火山学者は、できるだけ細かく、山を刻むんです」。姑の誕生日に家を出て、

ひとりで山に登った主婦。出会った研究者に触発され、ある決意をする―。

―山を刻む。折れそうな心に寄り添う六つの物語（「BOOK」データベースより）

理系寄りの知識がふんだんに盛り込まれているのに、話自体は
ソフトで心温まるものばかり！
フンワリとした読後感に包まれました

伊予原さんの本は初読み。
他の作品も読む予定です。

ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密【電子書籍】[ ポール・アダム ]

内容

名ヴァイオリン職人ジャンニのもとに、パガニーニ愛用の名器“大砲”が

持ちこまれる。修理の翌日、美術品ディーラーの撲殺死体が発見された。

彼はホテルの金庫に黄金製の箱を預けており、中にはエリーザという女性が

パガニーニに宛てた古い手紙があった。これは事件解明の手がかりなのか?

名職人にして名探偵が“悪魔のヴァイオリニスト”をめぐる壮大な歴史の謎に挑む!

（「BOOK」データベースより）

「ヴァイオリン職人シリーズ」の2作目。
演奏があまりに上手いため「悪魔に魂を売り渡した代償として演奏技術を
手に入れた」と噂されたというパガニーニ。
彼には前々から興味があったので、よりいっそう物語に引き込まれました
音楽的な専門知識はないんですが、隠された歴史を丁寧に掘り起こして
いく主人公ジャンニのキャラクターにも惹きつけられます(〃▽〃)

読書中、映画「パガニーニ愛と狂気のヴァイオリニスト」を思い出し、
amazon　primeで鑑賞してみました。