CAPTAINの航海日記

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CAPTAIN @ Re[1]:福島大学の金谷川移転についてのIF(09/15) >elbe14さんへ いつもありがとうござい…
2017.01.04
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テーマ: たわごと(26787)
カテゴリ: 企画モノ
前の日記で紹介した進学校の実力、実は福島県のみならず、他の道県の学校でも数値化しています。具体的に言うと、東北6県およびこれに隣接する5道県。調子に乗って結構調べちゃいました(笑)

何でこんなに調べてしまったのかと言うと、かなり牽強付会ですけど、将来道州制が施行された場合、進学校の趨勢がどのようになってしまうのか、個人的に興味があったんですね。実質的に一つの道州と言っていい北海道の進学校では、かなりの札幌一極集中が見られます。石狩管内とそれ以外に分けるとその差は歴然。とりあえず2016年においてパーセンテージ4.00以上だった学校について示すと、

【石狩管内】
札幌南     22.81(道立)
北嶺      19.27(私立 中高一貫 男子校)
札幌北     16.33(道立)
札幌西     11.72(道立)
札幌東     8.79(道立)
札幌旭丘    5.63(市立)
札幌第一    4.64(私立)

【石狩管内以外】
旭川東     10.27(道立)
帯広柏葉    6.58(道立)
函館ラ・サール 6.51(私立 中高一貫 男子校)
小樽潮陵    4.84(道立)
室蘭栄     4.61(道立)
釧路湖陵    4.45(道立)
函館中部    4.35(道立)

学校数は同数ですが各校のパーセンテージにはかなりの差があることが分かるかと思います。
なお、石狩管内では、この他にも一昨年中等教育学校に衣替えし合格実績がまだ出ていない市立の札幌開成や立命館大への内部進学者が多い故に国立大の合格者がどうしても少なめになってしまう立命館慶祥といった進学校が存在するため、石狩管内以外との優秀層の厚みには上記の数字以上の差があると言わざるを得ません。
一方、石狩管内以外では、国立大所在都市のトップ校が辛うじて存在感を示す形。上記の他にも国立大にほど近い岩見沢東、北見北斗、登別明日中等が4.00に近いパーセンテージを叩きだしていますが、15万人を超える人口を擁しながら国立大が存在しない苫小牧市のトップ校・苫小牧東の合格実績はこれらの学校に遠く及ばず、空知管内北部のトップ校・滝川や旭川北、帯広三条といった主要都市の二番手校と同程度といったところ。苫小牧市の場合、札幌市内まで1時間程度で通学可能な点も、地元校の進学実績が伸び悩む要因なのかもしれません。

一方、東北6県の進学校。こちらもパーセンテージ4.00以上の学校について示すと、

【仙台都市圏内】
仙台二     19.41(県立)
仙台一     12.29(県立)
仙台二華    9.14(県立 中高一貫)
仙台青陵    8.08(市立 中等教育学校)
仙台三     6.93(県立)
宮城一     4.75(県立)

【仙台都市圏外】
山形東     14.32(県立)
盛岡一     12.90(県立)
秋田      12.82(県立)
福島      10.55(県立)
八戸      9.56(県立)
青森      8.88(県立)
安積      8.42(県立)
一関一     7.45(県立 中高一貫)
弘前      6.77(県立)
盛岡三     6.74(県立)
横手      6.54(県立)
鶴岡南     6.11(県立)
会津      4.98(県立)
米沢興譲館   4.91(県立)
磐城      4.90(県立)
秋田南     4.69(県立 2016年度より中高一貫)
花巻北     4.32(県立)
山形南     4.24(県立 実質男子校)

少なくとも、北海道における石狩管内とそれ以外の地域との格差よりは穏やかというか、各地域のトップ校がしっかりとポジションを保っている印象です。
でも、この枠組で道州制が施行されたら、恐らく起こり得るのは、かつての県境を超えた範囲での遠距離通学。特に現時点でも1時間に数本のペースで高速バスが運行されている山形都市圏から仙台都市圏への通学はかなり進むと思われます。また、各県にある国立総合大の再編統合も、進行する可能性があります。
結果、旧帝大の東北大を擁し恐らく州都になると推察される仙台市の学校とそれ以外の学校との格差は、広がる可能性が高いと考えられます。イメージとしては、仙台都市圏が上昇、その他の地域が下降。下手すると、山形東、盛岡一、秋田、福島レベルの学校の合格実績が仙台三あたりと同程度になってしまう恐れも、あるかもしれません。





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Last updated  2017.01.04 20:56:54
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