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昨日の日記で、大分市と宮崎市の例を挙げて交通の不便な所にある都市は(たとえ周辺に人口集積が少なくても)人口が増える可能性があることを書きましたが、この手の都市は、実は東日本にも存在します。その中の一つでちょっと意外に思ったのが、北海道東部にある帯広市。例によって都市圏単位で2005年から2010年の国勢調査における人口推移をみると、帯広広域都市圏※1 265,509人⇒265,991人 482人(0.2%)増と、わずかに増加しているんです。同じ道東(十勝、釧路、根室、オホーツクの各管内)に位置する釧路市や北見市がいずれも壊滅的な状態にある(都市圏単位で北見市は3%、釧路市は5%ほどの減少)ことを考えると、なかなかの大健闘だと言えます。そこで、帯広市のロケーションをちょっと調べてみると、札幌市から200キロ以上離れており特急でも2時間半程度を擁するとはいえ昨秋に開通した道東自動車道が通じています。しかもこの道路は帯広市から釧路市や北見市方面に延伸する計画もあるとのこと(参考)。つまり帯広市は、道東のハブとしての地位にあると言えます。広い道東とはいえ100万人近い人口を擁するから、同じく人口100万人を少し超える程度の大分県や宮崎県と同様に、中心都市として人口を伸ばす余地があると考えていいのかもしれません。ここでまた意外に思ったのは帯広市が北見市の玄関になり得ること。そもそも北見市やその東の網走市へは鉄道(石北本線)も道路(国道39号線)も旭川市から行くのがメインルートだとばかり思っていたのです。が、更に歴史を紐解けば、北見市へ最初に通じた鉄道は、帯広の少し東にある池田駅から北見駅へと延びていた北海道ちほく高原鉄道(2006年廃止)だったんですよね。ちょっと納得しました。一方、私が北見市方面への玄関口だと認識(あるいは誤認)していた旭川市は、同じく都市圏単位で2005年から2010年にかけての国勢調査での推移を見ると、旭川広域都市圏※2 394,712人⇒386,048人 8,664人(2.2%)減となっています。これでも釧路市や函館市(都市圏単位で4%ほどの減少)よりはマシな状況なのですが、バックに大きな都市がないため道北(上川、留萌、宗谷の各管内と空知管内の北部)の人口が70万弱に留まっていることや札幌市まで特急で1時間20分程度で行けることが、ひょっとしたらネックになっているのかもしれません。帯広のように人口増加とまではいきませんが、微減で踏みとどまっている都市圏としては、他に松本があります。こちらも2005年から2010年にかけての国勢調査での推移を見ると、松本広域都市圏※3 431,289人⇒430,447人 842人(0.2%)減となっています。なお、松本市単体では、496人(0.2%)の微増を記録しています。松本市のロケーションを見ると、東京や名古屋方面に高速道路が通じていることは確かなのですが、鉄道でのアクセスがあまり良くなく、東京駅も名古屋駅も、片道2時間以上を擁します。同じ長野県内のライバル都市である長野市が新幹線の開通に伴い2時間以内(最速で1時間20分程度)で東京に行けるのとは大きな差なのですが、その長野市の広域都市圏はというと、長野広域都市圏※4 549,195人⇒538,526人 10,669人(1.9%)減と、松本とは対照的に大きく人口を減らしていたりします。その昔長野県は長野市を中心とした長野県と松本市を中心とした筑摩県とに分かれており、現在も対立構図があるのに加えて人口分布もまた旧各県とも100万人ほどを擁するという拮抗ぶりなのですが、中心都市の趨勢だけを見ると、新幹線の通じている旧長野県よりも交通が不便な分、旧筑摩県の方が優勢という結果になるようです。※1 帯広市、音更町、芽室町、中札内村、更別村、幕別町。面積2,546.08平方キロ※2 旭川市、鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、東川町。面積1,744.69平方キロ※3 松本市、塩尻市、安曇野市、麻績村、生坂村、山形村、朝日村、筑北村。面積1,869.14平方キロ※4 長野市、須坂市、千曲市、小布施町、高山村、信濃町、小川村、飯綱町。面積1,504.75平方キロ【豆の十勝から産地直送】【煮豆の王様とら豆】【トラ模様がかわいい豆】【送料は購入量で注文後訂正】とら豆計り売り 販売単位 50g
2012.05.12
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結局、今日も都市ネタです(苦笑)一昨日の日記で熊本市を例に出して都市への信頼感と人口動態には関連性があるのではないかとの話をしたのですが、改めて調べてみると、熊本市に近接する九州地方中南部の主要都市は、人口面ではいずれも健闘していたりするんですよね。例によって、2005年から2010年にかけての国勢調査における都市圏単位での人口動態を調べてみると、大分広域都市圏※1 717,110人⇒723,788人 6,678人(0.9%)増宮崎広域都市圏※2 478,765人⇒480,663人 1,898人(0.4%)増鹿児島広域都市圏※3 731,618人⇒731,477人 141人(0.0%)減となっています。ここで面白いなと思ったのは、国民一般にはこの中で一番規模が大きいと都市と思われている鹿児島よりも、大分や宮崎の方が人口が伸びているという現実です。どうしてだろうかといろいろ考えたのですが、おぼろげながら見えてきたのは、大分、宮崎の両市は都市としての歴史が浅く発展し始めたのが現在の県域が確定して以降のことであったこと、そして両県とも交通の便が他県に比べて比較的悪いこと、という二つの共通項でした。宮崎市は市制施行が大正時代に入ってからのことだし福岡市に出る最速の交通手段が航空機だったりするから、尚更その傾向が強いです。つまり、交通の便が悪いから広域的な中心都市に頼ることが難しく、人口の集積が少ないため地域間対立などのしがらみも薄い両市に対し県内各地から人口の集積が見られるようになった、ということでしょうか。県を代表する都市を自らの手で醸成しようという意識も、多少なりとも存在したかもしれません。同様の経緯は、ひょっとしたらかつての郡山市にも見られた現象かもしれません。が、郡山市は県庁所在地ではないし、東北自動車道や東北新幹線も通じているから交通の便だって悪くありません。従って、同時期の都市圏人口を見ると、郡山広域都市圏※4 552,813人⇒546,963人 5,850人(1.1%)減と、減少が進行しています。話を九州に戻すと、2010年から本年3月1日までの人口動態を見ると、微妙な変化が起こっています。以下、各都市圏について紹介すると、大分広域都市圏 723,788人⇒720,719人 3,069人(0.4%)減宮崎広域都市圏 480,663人⇒481,384人 721人(0.1%)増鹿児島広域都市圏 731,477人⇒732,396人 919人(0.1%)増大分の減少が著しくなっている一方で、鹿児島が若干ですが息を吹き返しつつあるようです。この間には九州新幹線(鹿児島ルート)が全線開業していますが、影響があったのでしょうか。ちょっと気になるところではあります。※1 大分市、別府市、臼杵市、津久見市、由布市、日出町。面積1,389.54平方キロ※2 宮崎市、西都市、国富町、綾町、新富町、西米良村。面積1,642.35平方キロ※3 鹿児島市、日置市、姶良市。面積1,031.44平方キロ※4 郡山市、須賀川市、田村市、本宮市、大玉村、鏡石町、天栄村、三春町、小野町。面積2,116.99平方キロ【ポイント5倍!4月14日AM9:59まで】【数量限定!入浴剤15円均一】エーサン 薬用入浴剤 ゆめ物語 別府の湯(大分) 25g【ES05251】【05P11May12】【2sp_120511_a】
2012.05.11
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前の日記で岡山市の人口の伸びは周辺諸都市とのアクセスの良さに関連しているのではないかという話を書いたのですが、この手の地方都市は、他にも見られます。代表的なのが、金沢市。岡山の場合と同様に広域都市圏単位※1で国勢調査における2005年から2010年の人口推移を見ると、金沢広域都市圏 715,166人⇒ 729,370人 14,204人(2.0%)増となっています。政令指定都市でもないのに5年間で2%増というのは、正直驚かされます。この傾向は現在も続いていて、2010年の国勢調査から本年3月1日現在の推計人口の推移もまた、金沢広域都市圏 729,370人⇒ 730,707人 1,337人(0.2%)増となっています。余談ですが、昨年秋には近郊の野々市町が合併を伴わず単独で市制施行していたりします。金沢市は太平洋ベルト地帯とのアクセスに難を残す一方で、100キロ圏内に展開する富山市、高岡市、小松市、福井市といった北陸地方の都市群の中間に位置しているという地域的特徴を有します。金沢市以外の都市圏の人口は横ばいないしは減少傾向にあるので、これらの地域から金沢市への人口流入は、少なからずあると考えます。また、金沢市の人口動態は、同じ本州日本海側に立地する新潟市と比べると、より鮮明になるかと思われます。新潟市の広域都市圏※2の人口は100万人を超えていますが、2005年から2010年にかけての人口動態をみると、新潟広域都市圏 1,082,159人⇒1,071,152人 11,007人(1.0%)減となっており、2010年から本年3月の人口動態もまた、新潟広域都市圏 1,071,152人⇒1,068,501人 2,651人(0.2%)減と、順調(?)に減り続けています。つまり、金沢市とは対照的な結果になっている訳で、やはりその背景には、周辺地域における都市群(=人口集積)の少なさを、挙げざるを得ないのです。また、金沢市より規模は小さいですが、盛岡市もまた、二つの新幹線が合する北東北の中心都市として、それなりの存在感を発揮しています。広域都市圏※3単位でみた場合、2005年から2010年までの人口動態こそ、盛岡広域都市圏 434,138人⇒ 430,731人 3,407人(0.8%)減となってしまった(とは言え新潟広域都市圏よりはマシ)ものの、ここから本年3月にかけては、盛岡広域都市圏 430,731人⇒ 432,042人 1,311人(0.3%)増と反攻に転じています。この背景には、東日本大震災で被災した三陸沿岸からの流入や復興需要などもあるのでしょうが、その三陸沿岸を含め北東北全域とのアクセスの良さを挙げるべきではないかと思います。そもそも2010年から本年3月にかけての岩手県全体の人口動態が、岩手県 1,330,147人⇒1,309,614人 20,533人(1.5%)減であることを考えると、盛岡市は大健闘と言っていいのではないでしょうか。※1 金沢市、かほく市、白山市、野々市市、川北町、津幡町、内灘町。面積1,446.84平方キロ※2 新潟市、新発田市、五泉市、阿賀野市、胎内市、聖籠町、田上町。面積2,138.45平方キロ※3 盛岡市、雫石町、滝沢村、紫波町、矢巾町。面積1,984.11平方キロ伝統ある金沢の紙貼業者特注商品ギフトBOX(小)
2012.05.07
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先日の日記で地方の政令指定都市とその周辺地域の国勢調査における2005年から2010年の人口推移についてみてきましたが、中国地方の結果が岡山市>広島市になっている点が引っかかってました。以下、数値を再掲すると、岡山広域都市圏※1 1,369,054人⇒1,384,591人 15,537人(1.1%)増広島広域都市圏※2 1,852,664人⇒1,861,732人 9,068人(0.5%)増となり、人数、率とも岡山市の方が上回っているのです。実はこの傾向、2010年以降も続いてまして、2010年の国勢調査と本年3月1日現在の推計人口の推移も、岡山広域都市圏 1,384,591人⇒1,386,342人 1,751人(0.1%)増広島広域都市圏 1,861,732人⇒1,861,960人 228人(0.0%)増となっているのです。考えられる背景としては、岡山市は四国や山陰とを結ぶ交通の結節点だということでしょうか。高松市までは快速「マリンライナー」が30分ヘッド、最速で50分程度で結んでいますし、米子市までも特急「やくも」が1時間ヘッド、2時間程度で結んでいます。余談ですが、岡山県と香川県はローカル放送のテレビ局を相互にシェアしており、地方にしては珍しく情報の共有度も高いです。そして、広島県東部の福山市や尾道市といった辺りも、距離的には広島市よりも岡山市の方が近いんですよね。岡山駅と福山駅との間には夕方の時間帯に快速「サンライナー」が走っているし、尾道駅の一つ先の糸崎駅まではJR西日本岡山支社の管轄で、この駅を跨いで走る普通列車は殆どありません。この地域が特段岡山県への帰属意識が強いという話は耳にしたことがありませんが、福山市や尾道市の東部は明治時代初期に岡山県西部(旧備中国)と一緒に「小田県」という県を構成していた時期があるし、逆に岡山県西端の笠岡市や井原市は、福山市への関わりが強い地域のようです。逆に広島市は、短時間で結ばれている中核市がないですね。瀬戸内海を挟んだ松山市と観光連携を図っています(参考)が、広域連携のロケーションでは、岡山市の後塵を拝していると言わざるを得ません。※1 岡山市、倉敷市、玉野市、総社市、赤磐市、吉備中央町。面積1,946.03平方キロ※2 広島市、呉市、東広島市、廿日市市、江田島市。面積2,558.45平方キロチョロQ トモテツ定期観光バス(福山市)
2012.05.06
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前の日記に引き続いての話になるのですが、周辺の自治体も含めた都市圏レベルで見た場合、札仙広福も微妙な要素を孕んでいるようです。いや、厳密に言えば福岡市は当分安泰と言えそうなのですが、残りの3都市には暗雲が漂っているのかな…と。まず札幌市について言うと、市単体における2005年から2010年にかけての人口動態は1,880,863人⇒1,913,545人と32,682人(1.7%)の増加なのですが、周辺の市町村が軒並み減少しているのが気になるところ。ベッドタウンとして発展してきた江別、北広島、石狩の各市はいずれも減少に転じているし、札幌市から多少離れた千歳、恵庭の両市は増加したものの、かつて札幌市の外港として栄えた小樽市の人口減少が、142,161人⇒131,928人(10,233人(7.2%)減)とシャレにならない状況です。今回調べた過程で初めて知ったのですが、小樽市は、なんと過疎地域の指定を受けているとのこと。結果、札幌都市圏※1の人口動態は2,458,003人⇒2,479,529人と21,526人(0.9%)の増加に留まっています。市単体での人口は札幌市を大きく下回っている福岡市が都市圏※2全体で2,323,070人⇒2,407,898人と84,828人(3.7%)増加し札幌都市圏に肉薄していることを考えると、2015年では逆転もあり得るのではないかと思います。広島市もまた、札幌市と同様の問題を抱えています。市単体だと1,154,391人⇒1,173,843人と19,452人(1.7%)の増加なのですが、周辺市町村で増加傾向を示しているのは東広島市と坂町のみ。しかも、札幌都市圏同様、港湾都市の呉市の人口が251,003人⇒239,973人と11,030人(4.4%)減少しているのだから、都市圏※3全体でも1,852,664人⇒1,861,732人と、増加数は9,068人(0.5%)まで落ち込むことになります。前の日記で紹介した岡山都市圏の方が、ひょっとしたら勢いがあるのかもしれません。仙台市は名取市、利府町、大和町と人口増加率の高いベッドタウンを擁しており、また、外港の塩竈市こそ人口減少しているものの小樽市や呉市に比べてそもそもの規模が小さいことから、都市圏※4の人口推移も1,463,279人⇒1,490,098人と26,819人(1.8%)と札幌、広島両都市圏を上回る伸びを示しています。が、この数値はあくまで2005年から2010年にかけてのものであり、東日本大震災の影響で今後どのように変化するのかは、先行き不透明なものがあります。※1 新篠津村を除く石狩管内及び小樽市、南幌町にて設定。面積3,786.41平方キロ※2 こちらのサイトの地域(9市8町)にて設定。面積1,169.93平方キロ※3 広島、呉、東広島、廿日市、江田島の各市及び広島市に接する安芸郡の4町にて設定。面積2,558.45平方キロ。※4 こちらのサイトの地域(5市8町1村)にて設定。面積1,648.51平方キロ【送料無料】 2050年からの警鐘 地方都市はどう生きていくか / 吉田威 【単行本】
2012.05.02
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暇潰しに、全国の自治体の2005年から2010年にかけての人口推移を見ていました。東名阪の三大都市圏、あるいは札仙広福の地方中枢都市は人口を順調に伸ばしていますが、それ以外の地域は大概減少の一途を辿っていますね。その傾向は、今世紀に入ってから昇格した政令指定都市においても、例外ではありません。以下、三大都市圏以外に所在する該当都市の人口推移を見ていくと、新潟市 813,847人⇒811,901人 1,946人(0.2%)減静岡市 723,323人⇒716,197人 7,126人(1.0%)減浜松市 804,032人⇒800,866人 3,166人(0.4%)減岡山市 696,172人⇒709,584人 13,412人(1.9%)増熊本市 727,978人⇒734,474人 6,496人(0.9%)増と、ものの見事に優劣がついた格好になっています。以前こちらの日記で県内に大都市をつくることが人口減少への歯止めとなるのではないかとの見解を書いたのですが、こうしてみるとちょっと微妙なものなのかもしれません。ただ、新潟、浜松の2市が減少した理由は、ハッキリしています。大合併を進めて強引に政令指定都市指定を進めた結果都市とは呼びがたい地域までもが市内となってしまったため、都心部やその周辺で人口が増加していたとしても、この地域の人口動態と相殺され市全体では結果的に減少となってしまうのです。新潟市の場合は南区(旧白根市など)や西蒲区(旧巻町など)、浜松市の場合は天竜区(旧天竜市など)が、人口動態上足を引っ張る存在となっているようです。静岡市の場合は、他都市で言えば中区や中央区に相当する葵区で人口の落ち込みが最も厳しく、何か構造的な問題があるとしか言いようがありません。また、旧清水市などで構成される清水区も、減少幅が大きいです。清水区に限らず港湾都市は総じて人口減少傾向にあるようです。一方、岡山市や熊本市もまた政令指定都市昇格にむけて市町村合併を繰り返してきた経緯を有しますが、周辺自治体の人口動態も加味すると、まだまだ余裕がありそうです。岡山市の場合、「岡山市+倉敷市+玉野市+総社市+赤磐市+早島町+吉備中央町」の広域都市圏単位で試算してみると、岡山広域都市圏 1,369,054人⇒1,384,591人 15,537人(1.1%)増であり、熊本市もまた、「熊本市+宇土市+宇城市+合志市+玉東町+大津町+菊陽町+西原村+御船町+嘉島町+益城町+甲佐町」の広域都市圏単位で試算すると、熊本広域都市圏 1,025,250人⇒1,040,816人 15,566人(1.5%)増と、両都市圏とも市単独よりも人口増加数が上積みされる結果となっています。岡山市は中国・四国地方東部、熊本市は九州地方南部の中心都市であり県の枠組を越えた影響力を有する一方、新潟、静岡、浜松の各市はこの手のバックヤードを有していません。ひょっとしたらこのロケーションの違いが都市そのものの消長に影響しているのではないかと、思ったりもします。【送料無料】 政令指定都市がめざすもの 地方自治ジャーナルブックレット / 高寄昇三 【単行本】
2012.05.02
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いつものように適当にネット検索していたら、岩手県は二戸市にある福岡高校の応援団が行っているという暑中行軍の記事を見つけました。梅雨時、あるいは炎天下の中、学ラン姿で二戸市から盛岡市近辺の試合会場まで一泊二日で歩き通すという強行軍! 私も80キロをただ歩くだけならできそうですが、この時期、この服装では無理です。ほぼ確実に、大汗かいてぶっ倒れます(苦笑)でも、団員たちは行軍の疲れも見せずにバンカラスタイルで応援するのだから、大したものだと思います。ところで、暑中行軍の写真で、妙な部分に気がつきませんでしたか?応援団員が持ち歩いている旗なのですが、福岡高校ならばヘボン式のローマ字表記で「Fukuoka」だから頭文字は「F」になるはずなのに、旗には「H」と書かれているんですよね。実はこれにも、れっきとした理由がありまして、郷土の偉人・田中舘愛橘が1885年に発案した日本式ローマ字で「Hukuoka」と表記するからなんですね(参考)。暑中行軍もそうですが、さすがは甲子園出場10回を誇る伝統校らしいこだわりだと思います。福島県も「Hukusima」と日本式ローマ字で表記したら、県全体に気合が入るかもしれませんね(笑)カルビー1989 プロ野球チップス No.273 欠端光則
2012.04.17
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今日の午後に、妻と子供達が、中合で開催されている北海道物産展に行ってきました。詳しくは妻のツイッターに書いてあります(相変わらず訛りまくってるなぁ・笑)が、大盛況だったようです。お土産に、石屋製菓の白いロールケーキを買ってきてもらいました。賞味期限が短いので、夕食後に家族全員でペロリ! 生地がしっとりしているうえに、ホワイトチョコレートが甘くて美味しかったです。また食べたいなぁ~それにしても、北海道って、美味しいお菓子が沢山ありますよね。妻も言ってましたが、泣く泣く買うのを諦めたお菓子もあるとのことで、このことがまた、北海道物産展がある度にデパートまで足を運びたくなる気持ちにさせるのでしょうね。石屋製菓白い恋人ドリンク【1本箱無し】
2012.04.14
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4月4日の水曜日に家族で日光まで遠出する予定なので、今日の仕事帰りに、この地域を紹介したガイドブック「まっぷる日光&那須'13」を買ってきました。観光ガイドやレストランの情報など、内容が充実してますね~ 日光、那須ともに外国人観光客が多い地域だからか、洋食やスイーツの店が豊富です。スイーツ好きの下の子が目を丸くして大喜びしてました(笑)しかし、私としてはどうにも納得できないというか、両地域ともにその地域らしさが薄いラインナップのような気もしなくもありません。同じ栃木県だと、どちらかと言えば宇都宮餃子や佐野ラーメンに「地の色」を感じてしまう性質のようでして…「地の色」って、一言で表現するのがちょっと難しいのですが、「その地域に住む人々の(食)文化」といったところでしょうか。宇都宮市は餃子の消費量が多い都市だし、佐野ラーメンはご当地ラーメンとして佐野市周辺に後押しされてのブランドだから、宇都宮餃子や佐野ラーメンは「地の色」が出ている料理だと思うんです。ところが、日光や那須だと、地元の方が洋食やスイーツを毎日のように食べているとは到底思えない(笑)日光には「地の色」を感じる食品として湯波(ゆば)がありますが、伝統的な和食のお膳はどうやら人気がない模様で、洋食系の創作料理に走る傾向があるようですね。そうなると、「地の色」はだいぶ薄まってしまいます。那須は高原野菜や牛乳、牛肉といった畜産品など食材自体は比較的豊富な地域と言えそうですが、出来上がる料理はやはり洋食系が多く、他地域との差別化が達成しきれていない感があります。で、日光では何を食べようかな? まだ結論が出てません…日光名物 湯波(ゆば)の老舗との歴史的合作!湯沢屋の豆乳水羊羹 「鉢石」【6個入り】
2012.03.31
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17日の日記で紹介した新しいテレビ、本日、自宅に届きました。品目はシャープのAQUOS。いわゆる「世界の亀山ブランド」ってやつですね(笑)早速、子供達がいろいろいじって遊んでおります。スマホの時もそうでしたが、新しい家電や機械類への順応性は、私達親よりも子供達の方が数段高いようです。ところで、「世界の亀山ブランド」って表現には、若干の違和感があります。別に妬みやっかみで言っている訳ではなく、私の世代だと「亀山市=ローソク」の方がしっくりくるイメージなんですよね。だから、亀山市といえばどちらかと言えば伊勢亀山藩の城下町、あるいは東海道の宿場町として古くから栄えていたけれども地場産業中心の小ぢんまりとした地方都市であり、東に隣接しHONDAの工場や鈴鹿サーキットを擁し我が国を代表するモータースポーツのメッカでもある鈴鹿市の陰に隠れた存在という感覚だったんです。市の中心に位置する亀山駅もまた関西、紀勢の両本線が接続する主要駅ですが、三重県の志摩半島以北がJRより近鉄の方が利便性の高い土地柄だし(近鉄は亀山市内を経由せず)、名古屋駅と紀伊半島とを結ぶJRの特急も亀山駅を経由せず伊勢鉄道を通っているだけに、余計に斜陽感を覚えていた次第(失礼!)。でも、こうやって大々的にアピールできるモノがあると、徐々に亀山市のイメージも変わってきそうな予感がありますね。亀山市ではリニア中央新幹線の誘致にも熱心だそうですが、もし誘致、そして市内への新駅設置が本決まりになったら、三重県内(いや、下手すると滋賀県甲賀地方も含むか?)の交通のハブとして、更なる発展が期待できるかもしれませんね。☆フレッツ光新規同時加入☆新品地デジ対応26インチ液晶TV シャープAQUOS LC-26E8-B☆送料無料☆【プロバイダYahoo!BB】【回線セット販売】
2012.03.25
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今日は休日。例によって何の気なしにネットサーフィンしていたら、「奈良県の南北格差」というちょっと興味深い問題に行き当たりました。驚いたことにこの問題、ウィキペディアの奈良県のページにも記載されているんですね。確かに指摘されている通り奈良県は北部が大阪や京都に程近い盆地で、南部が紀伊半島基部の山岳地帯。経済や人口の集積も「北高南低」なのは理解できるのですが、同じページの「都市圏」の項を見ると、「こういった県当局の南部軽視の姿勢は、平城遷都1300年祭においても同様で、県北端の奈良市だけが賑わいを独占し、労力や金銭面での負担だけは県下の各自治体、諸団体に求めるという図式となっているだけでなく、平成23年台風12号によって甚大な被害を受けた十津川村、野迫川村などはまさに県当局の不作為とも言える南部軽視が招いた人災という側面も否定できない。」と中立を旨としているはずのウィキペディアにしてはかなり激しい論調が展開されているので、緊急性のある課題なんだなと痛感します。同様の問題が起きつつあるのが滋賀県で、同じくウィキペディアの滋賀県のページにある湖北の項を見ると、「(県庁所在地のある大津市など)湖南地方などに比べて宅地開発や工場進出が遅れているが(いわゆる『南北格差』)」という一文が挿入されています。というか、考えてみると、関西や東海の府県庁所在地の大半はいずれもその区域の端に偏しており、しかも名古屋や大阪といった大都市に近接していますよね。従って、いわゆる「○○府民」の増加などで県庁所在地周辺が都市的に発展を見せる一方で、それ以外の地域が取り残され過疎化が急激に進行しているという二極分化が激しい印象があります。下手すると京都府や兵庫県など政令指定都市を擁する府県も例外ではありません。逆に関東では、群馬県を除けば県庁所在地が県のほぼ中央に位置しているせいか、その傾向があまり見られないように思います。福島県は県庁所在地が北に偏している割には各地域の発展バランスが取れているという実に不思議な存在ですが、周辺に東名阪ほどの大都市がなかったが故に、独自の発展過程を遂げたんですかねぇ…奈良県吉野産の透明感あふれる美しい葛粉です。吉野葛 150g 【02P26Jan12】
2012.02.08
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ここ数日の寒波で、大雪、強風などが相次いでいます。ニュースで見る日本海側の映像は、どこも雪、雪、雪… 「色の白いは七難隠す」とは言いますが、「白い大難」と化してますね。除雪作業中の事故で亡くなった方も相当数にのぼるとか。ご冥福をお祈りする次第です。特に痛々しく感じるのは、震災や原発事故で避難した方が身を寄せる仮設住宅にも、容赦なく雪が降り積もっていること。難を逃れてやって来たところで天災。昨年7月の新潟・福島豪雨もありましたし、自然の猛威は被災者を容赦なく痛めつけるなと思います。明日は立春。寒さも次第に緩んでくるようです。気温の上昇とともに何かいいことがあればいいなと思うのですが、震災から間もなく1年なのか… 否応なく、あの日の感覚に引き戻されてしまいそうで、憂鬱になります。【送料無料】 豪雨・豪雪の気象学 応用気象学シリーズ / 吉崎正憲 【全集・双書】
2012.02.03
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今日の昼間に、子供達が玄関先でかまくら作りに励んでました(facebookでの画像)。でも、途中から諦めたみたいです。とてもじゃないが本場・秋田県横手のかまくら(参考)のようにはならないと悟ったようでして…そんな感じで親子でかまくら談議に花を咲かせていたら、横手に足を運びたくなりました。子供達も「あんなにおおきなかまくらが作れるということは、横手ではそんなにたくさん雪が降るってことなの?」と疑問や関心を寄せていましたし。私達夫婦は、秋田県南部に住む私の友人の招きで、横手のかまくらを見たことがあります。もう15年くらい前の話かな? 一言で表現すると、幻想的でしたね。札幌の雪まつりなどで展示される雪像とは異なり、手作り感覚が残っているのが良いです。今では観光客に見せるための祭と化している側面がありますが、かつての地域住民、特に子供達のための伝統行事という性格が色濃く残っている点も、好ましく感じます。さすがに今年は行けそうにありませんが、子供達にもリアルなかまくら体験をさせてあげたいものです。横手やきそばもね!≪賞味期限:2012.2.18≫ワケあり!!激安!!★アイランド食品 箱入横手元祖神谷焼きそば屋 4食 ★超お買得!!そ15
2012.01.29
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昨日の散歩帰りに郡山から福島まで高速バスに乗ったのですが、その途上、福島松川PAで休憩を終えて本線に合流してくる新潟発仙台行の高速バスに遭遇しました。この路線が磐越道⇒東北道と経由するのは知ってましたが、松川で休憩することは知りませんでした。車内をチラッと見ると、ビジネスマン風の男性を中心に乗客が15人程度乗っていたでしょうか。かたや私の乗るバスはというと私を含めて二人しか乗客がいなかったから、ちょっと淋しい思いをしました。新潟と仙台との間には、一日8往復高速バスが走っています。一方、新潟と福島県の各都市とを結ぶバスはというと、会津若松便が一日4往復、郡山便が一日2往復に留まっており、福島便、いわき便は皆無。各都市との便の本数を合算しても、仙台便の本数を下回っています。隣接する県なのに相互交流があまりないというのも、もったいない気がします。ちなみに、北陸方面と仙台とを結ぶ高速バスは、この他にも金沢便と高岡・富山便があります。いずれも夜行です。運行時間が8~9時間(高岡・富山便の方が富山県内の各都市にチョコチョコ停車するため時間がかかります)もするから夜行になるのも致し方ないのですが、なんとこれらの便はいずれも磐越自動車道を経由せず、新潟から日本海東北自動車道⇒国道113号⇒国道13号⇒山形自動車道というルートを利用しています。しかもその途中で、山形県庁前にちゃっかり停車している(苦笑) 山形も利口ですよね。仙台というハブを上手く活用して北陸との交流ルートを築いている訳ですから。新潟と仙台とを結ぶ便もまた磐越自動車道全通前はこれに近いルートで運行されていましたから、山形側がその気になれば、ルートそのものを持って行かれかねないと思います。福島県の方の話を聞いていると(下手すると新潟県を含む)北陸地方にはあまり関心があるようには思えない…と言うか、「福島県は首都圏に近い」という一つ覚えかつ勘違い(あくまで「東北地方にしては」あるいは「東北地方の中では」という前置きがつくことを忘れている)の発言があまりにも多くて若干辟易している面もあるのですが、県境を超えた相互交流を活発化させるためにも「非関東」とのチャネルはできる限り確保しておいた方がいいと、私は思います。【エントリーで1/13(金)10:00~1/29(日)9:59までポイント10倍以上】【中古】afb 文庫 前田利家と妻まつ-加賀百万石を築いた二人三脚-【10P13Jan12】【画】
2012.01.26
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今日の昼食は、神戸のラーメンでした。考えてみたら港町・神戸には中華街があって中華料理との接点もそれなりにあるはずなのに、ご当地ラーメンが盛んだという印象があまりないですね。関西全体が「ラーメンよりもうどん」という文化圏なのかなとも思いますが、考えてみたら和歌山ラーメンなんてのもある訳で、神戸を地盤としたラーメンないしはこれに近い中華系の麺料理が知られていないというのも変だなと思い直したりもします。我が家で食べたのは、細いストレート麺でスープは醤油が薄め、具はチャーシューの割合が多めのものでした。食べた後にネットで調べてみると、神戸のラーメンには多くの店でそういった特徴が見られるようですね。太麺や縮れ麺に慣れた東日本人の感覚だと九州のとんこつラーメンに近いと言えなくもないです。西日本の食文化に触れる機会はあまりないだけに、面白い収穫でした。時間とお金に余裕があったら現地にも足を運んでみたいものです。豚ガラと醤油の旨味が織りなす独特な神戸中華街の味わい。異国情緒あふれる味を是非ご賞味ください。Z-07 全日本ラーメン味くらべ乾麺単品 神戸ラーメン 20食セット販売【メーカー直送】【代引/同梱不可】
2012.01.22
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昨年1年間で千葉県の人口が減少に転じる見込みとのニュースには、正直驚きました。こちらのサイトで確認できるように、一昨年までは毎年3~4万人のペースで順調に人口を積み上げていたのに、急に減少に転じたのです。しかも、対前年比で見ると、10月1日では4,469人の減少に留まっているのに対し、12月1日では8,927人減と減少幅が拡大しています。ちょっと異常としか言いようがありません。市町村別の動向を見ると、松戸市、柏市、市川市、浦安市と、これまで県の人口増加基調を支えてきた西部での急減が目立ちます。東日本大震災で被った埋立地の液状化現象や、福島第一原発での放射性物質による局地的な汚染が、人口減となってダイレクトに反映された格好のようです。この傾向が一時的なものなのか、それとも長期のスパンで続くのか、ちょっと分からないのですが、たとえ今後人口が減少し続けるにせよ、将来に希望が持てる県土づくりに励んで欲しいなと、県民の皆様にエールを送りたいと思います。邦楽 【中古】EPレコード《森田健作》 友達よ泣くんじゃない 【あす楽_土曜営業】【あす楽_日曜営業】【29Dec11P】(auktn)
2012.01.09
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全国的に人口減少が続く昨今、特に地方圏において定住人口を増やすのは、至難の業と言わざるを得ません。その傾向は特例市や中核市、あるいは一部の政令指定都市においても見られますが、その一方で、ごく一部ではありますが、定住人口を増やし続けている地方都市も見られます。福島県の近隣だと、山形県東根市がその好例でしょうか。駐屯地の所在する神町と温泉の湧く東根の二つの市街地を有すると言えば聞こえはいいですが、要するに「へそ」のない都市であり、それ以外に知られているものと言えば佐藤錦(さくらんぼ)ぐらいしかなかっただけに、その事実を知った時はちょっと意外に感じました。早速市長のインタビュー記事を斜め読みしましたが、市独自の子育て支援策や、山形新幹線さくらんぼ東根駅の開業(1999年)を契機として駅周辺に山形県村山地方北部のコアとなり得る新しい市街地が形成されたこと、工業団地が複数造成され雇用の場が確保されていることなどが、要因のようですね。先年児童数の増加に伴い小学校が新設され、その校名の決定過程でスッタモンダがあったのは記憶に新しいところです。あと、インタビューでは紹介されていませんが、東根市は山形県内における交通の要衝でもあります。国道13号線や東北中央自動車道、山形新幹線といった南北軸が整備されている一方で、東西軸もまた、東へは仙台市へと直結する国道48号線、西へは寒河江市方面とを結ぶ国道287号線が通じ、アクセスは悪くありません。また、神町の西側には山形空港もあります。更に言えば、村山地方北部には天童市、村山市、尾花沢市とそこそこ人口を有する都市がありながらいずれも地域の中核となり得るほどの規模を有していなかったことも、東根市に有利に働いた感があります。このように考えていくと、福島県内にも戦略次第で大きく化ける可能性のある都市があるかもしれないと、ついつい妄想してしまいます。白河市(西郷村含む)なんか、結構面白いと思いますが…【送料無料】ワンコイン500円山形東根産こしひかり 無洗米4合(600g)魚沼産コシヒカリにも負けない食味冷めても美味くお弁当やおにぎりにも最適【ワンコイン米】山形県東根市産コシヒカリ(平成23年度産)【精米(無洗米)4合】【smtb-TD】【tohoku】
2012.01.04
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正月二日、三日の楽しみと言えば、何と言っても箱根駅伝ですね。ハッキリ言って関東ローカルの大会だと思うし、東洋大・柏原や駒澤大・撹上(かくあげ)といった福島県出身の選手の活躍を観ても「地方からの上京を礼讃」しているような感じがして、複雑な感情が残ります。でも、やっぱり観てしまうんですよね~ どうしてだろう? と思います。いろいろ考えてみたのですが、まず一つ考えられるのが、父が1960年代の箱根駅伝6連覇当時に中央大の学生だったこと(そのおかげで、OBでもないのに中央大のファンです・笑)、あと一つは、駅伝のルートが東京城南地区から横浜市にかかっていることでしょうか。私は目黒区原町の生まれで、その後大田区久が原⇒国分寺市(東恋ヶ窪と日吉町の2ヶ所)⇒横浜市港北区日吉⇒仙台市と転居してきたので、多少強引ですが駅伝のルートが「準地元」と言えなくもありません。テレビ画面を通じて「ふるさと」を想う、と言ったら大げさでしょうか(苦笑)「ふるさと」は必ずしも自然豊かな田舎とは限らない… そんな価値相対化というか自己正当化(苦笑)を確認できる機会が、箱根駅伝ということになるのかもしれません。今(午前9時半)、レースは「花の2区」ですね。選手諸君の健闘を期待しています。【ポイント10倍】送料無料!!【DVD】天国のダイスケへ~箱根駅伝が結んだ絆~福山雅治 [VPBX-11758]【29Dec11P】
2012.01.02
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昨日の日記に関連してちょっと調べてみようと思ったのが、「終電で都市の中心駅を出発した場合、最遠でどこまで行けるのか?」ということでした。例えば、昨日の日記で取り上げた宇都宮駅の場合、このようになります。宇都宮線下り……宇都宮駅22:45発⇒黒磯駅23:39着烏山線……………(宇都宮駅22:45発⇒宝積寺駅22:57着)宝積寺駅22:59発⇒烏山駅23:33着日光線……………宇都宮駅22:45発⇒日光駅23:26着宇都宮線上り……宇都宮駅22:42発⇒大宮駅23:57着両毛線……………(宇都宮駅22:42発⇒小山駅23:08着)小山駅23:12発⇒桐生駅0:04着東武日光線下り…(宇都宮駅22:42発⇒小山駅23:08着・小山駅23:12発⇒栃木駅23:23着)栃木駅23:39発⇒新栃木駅23:42着水戸線……………(宇都宮駅22:42発⇒小山駅23:08着)小山駅23:11発⇒下館駅23:29着関東鉄道常総線…(宇都宮駅22:42発⇒小山駅23:08着・小山駅23:11発⇒下館駅23:29着)下館駅23:34発⇒下妻駅23:54着東武日光線下り…(宇都宮駅22:42発⇒栗橋駅23:28着)栗橋駅23:39発⇒新栃木駅0:13着東武伊勢崎線下り(宇都宮駅22:42発⇒久喜駅23:36着)久喜駅23:41発⇒館林駅0:10着京浜東北線………(宇都宮駅22:42発⇒大宮駅23:57着)大宮駅0:14発⇒赤羽駅0:37着川越線……………(宇都宮駅22:42発⇒大宮駅23:57着)大宮駅0:18発⇒川越駅0:36着高崎線……………(宇都宮駅22:42発⇒大宮駅23:57着)大宮駅0:14発⇒高崎駅1:37着東武野田線………(宇都宮駅22:42発⇒大宮駅23:57着)大宮駅0:10発⇒春日部駅0:31着東武伊勢崎線下り(宇都宮駅22:42発⇒大宮駅23:57着・大宮駅0:10発⇒春日部駅0:31着)春日部駅0:33発⇒南栗橋駅0:44着埼玉新都市交通…(宇都宮駅22:42発⇒大宮駅23:57着)大宮駅0:05発⇒丸山駅0:20着終電が早すぎる関係で、行動可能な範囲も広くなっています。まさか大宮駅で高崎線に乗り換えて高崎駅まで行けるとは思いませんでした(笑)これが仙台駅だと、以下のように変わります。東北本線下り……仙台駅23:56発⇒松島駅0:21着利府線……………仙台駅22:23発⇒利府駅22:39着東北本線上り……仙台駅23:56発⇒白石駅0:44着仙台空港鉄道……仙台駅22:52発⇒仙台空港駅23:19着常磐線……………仙台駅22:41発⇒亘理駅23:12着※仙山線……………仙台駅23:58発⇒愛子駅0:22着仙石線下り………仙台駅23:59発⇒東塩釜駅0:30着仙石線上り………仙台駅23:39発⇒あおば通駅23:41着市営地下鉄北行…仙台駅23:59発⇒泉中央駅0:15着市営地下鉄南行…仙台駅23:59発⇒富沢駅0:11着※東日本大震災前は、仙台駅23:32発⇒山下駅0:11着ものの見事に、仙台市近郊で固められていますね。山形駅や福島駅はもちろんのこと、同じ宮城県内の小牛田駅や石巻駅(東日本大震災前でも22:53発が最終)すら度外視された格好です。彩色兼美シリーズ-ペーパーコースター <デザイン紙コースター>B. 終電なんて 角型白 No.932 100枚入
2011.12.20
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こちらの日記などで紹介した公共交通機関の利便性に関しての考察、実はちょっとずつ進めていまして、いずれは福島県内全域及びその周辺地域について、当ブログ上で紹介しようかと考えております。発表は年明けになるでしょうか。1月11日に執筆開始から10周年を迎えるので、記念企画として書くのも面白いかもですね。それはともかく、今日の日記はその過程で発見した、意外な事実について書こうかと思います。私が定時で仕事を終えた時は仙台駅発19時05分の上り電車に乗って帰宅することになるのですが、この電車は延々3時間以上かけて黒磯駅まで走っています。黒磯駅の到着時刻は22時31分なので当然その後は宇都宮方面への電車に接続しているものかとばかり思っていたのですが、調べてみると同駅発の上り最終電車は21時53分発なんですよね。宇都宮駅~黒磯駅間はそれなりに沿線人口もあるのにずいぶん早い終電だなと思います。更に驚いたことに、宇都宮駅を発つ黒磯駅方面の電車もまた、22時45分発が終電と、かなり早めです。ちなみにこの電車は22時57分着の宝積寺駅で22時59分発の烏山線の終電に接続しますので、同線の終電も実質的に兼ねています。宇都宮駅の終電の早さは、宇都宮線の下りに留まりません。更に調べてみると、上りでも22時42分発の大宮行電車が最終だし、日光線も22時45分発が終電です。つまり、宇都宮駅を発車する在来線の電車は各方面とも22時台で店じまいとなってしまうということになります。なお、新幹線では下りが23時39分発、上りが22時54分発が最終であり、宇都宮駅から西に2キロ近く離れた東武宇都宮駅の終電は23時04分発となります。ちなみに、福島駅と郡山駅の終電についても調べてみると、以下の通りとなります。【福島駅】東北本線下り……23時29分発東北本線上り……23時30分発奥羽本線…………22時29分発阿武隈急行………23時10分発福島交通…………22時50分発東北新幹線下り…23時22分発東北新幹線上り…22時43分発山形新幹線………22時23分発【郡山駅】東北本線下り……23時14分発東北本線上り……23時15分発磐越西線…………22時43分発磐越東線…………22時47分発水郡線……………21時26分発東北新幹線下り…23時08分発東北新幹線上り…22時25分発感の良い方ならお分かりになるかと思いますが、福島駅や郡山駅における東北本線の終電は、東北新幹線下りの終電の到着時刻とリンクしているんですね。ところが、宇都宮駅にはそれがありません。また、福島市や郡山市との比較で考えると、より規模の大きい宇都宮市の代表駅の終電がそんなに早い訳がないとの先入観があるため、余計に「そんなに早いの!?」というインパクトに繋がっているのかもしれません。念のため補足しておくと、宇都宮駅を終着とする電車は23時台以降も頻繁に運転されており、終電はなんと1時25分着! この電車は23時38分に上野駅を発つので首都圏と宇都宮市との「近さ」を象徴する存在と言えなくもありませんが、よくよく考えてみると、宇都宮市以南の宇都宮線沿線に住む栃木県民の方は宇都宮市内で飲むよりも都内で飲んだ方が「長い夜」を堪能できるということになります。やっぱり、宇都宮駅を発つ23時台の電車が、少なくとも宇都宮線の上り下りに各1~2本は欲しいところですね。【宇都宮餃子風味】【栃木限定】宇都宮名物と言えば餃子♪宇都宮餃子ポテトチップス
2011.12.19
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今日の仕事帰りも、見事に寝過ごしてしまいました。目が覚めた時には福島県立美術館の脇を通過中(苦笑)結局、福島駅で下車。ここまで寝過ごしたのはかなり久しぶりのことです。折り返しの電車を待つ間、跨線橋で観光パンフレットを立ち読み。現在「信州デスティネーションキャンペーン」が催されている長野県と「うめっすな!秋田たびごろ キャンペーン」が催されている秋田県のパンフレットが目立ちます。秋田県は国体が開催された4年前に友人の結婚式で訪れた(参考)けど、長野県は冬季五輪が開催された1998年に訪れて以来ご無沙汰だなぁ… などと過去を振り返りながら、バーチャル旅行を楽しんでいました。秋田県関係で、気になったパンフレットが一冊。鷹巣駅と角館駅とを結ぶ秋田内陸縦貫鉄道について紹介した「秋田内陸線の旅」というパンフレットなのですが、そう言えばそんな鉄道あったなぁ… 過去3度の来訪経験がある角館で車両を見たことはあったけれど、まだ廃止されずに走ってたのかと、懐かしい気持ちになりました。ただ、10年後、20年後にこの鉄道がどのような運命を辿っているか? 沿線はマタギが住む山間の過疎地なだけに、決して楽観視はできないと思います。まだ元気で運行されているうちに乗ってみたいなぁ。でもそんな暇ないよなぁ…【送料無料選択可!】マタギのむら 民俗の宝庫・阿仁を歩く (単行本・ムック) / 野添憲治/著
2011.11.01
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昨日の日記で福島県及び人口規模の近いいくつかの県における人口動態を紹介しましたが、各県の主要都市についても同様に見ていくと、また面白い傾向が見られることがわかります。まず、福島県内の主要3都市について、昨年及び今年の3月1日~9月1日における人口動態を紹介すると、◎福島市 2010年 293,929人 ⇒ 293,575人( 354人減) 2011年 291,992人 ⇒ 288,406人(3,586人減。うち震災死者数3人)◎郡山市 2010年 338,693人 ⇒ 338,653人( 40人減) 2011年 338,882人 ⇒ 333,279人(5,603人減。うち震災死者数1人)◎いわき市 2010年 344,570人 ⇒ 343,036人(1,534人減) 2011年 341,463人 ⇒ 334,657人(6,806人減。うち震災死者数310人)いずれも、目を覆いたくなる惨状です。なお、昨年、今年共にいわき市の減少幅が最も大きくなっていますが、今年の6月以降に限って言えば、むしろ福島市や郡山市の方が減少幅が大きくなっています。この状況を目の当たりにすると、同じ被災地の岩手県や宮城県も… と推察してしまいます。確かに県全体の数値としては、◎岩手県 2010年 1,337,659人 ⇒ 1,331,223人( 6,436人減) 2011年 1,326,643人 ⇒ 1,313,162人(13,481人減。うち震災死者数4,656人)◎宮城県 2010年 2,339,614人 ⇒ 2,337,512人( 2,102人減) 2011年 2,346,853人 ⇒ 2,326,905人(19,948人減。うち震災死者数9,456人)と惨憺たる状況なのですが、県庁所在地である盛岡市と仙台市に限って言えば、◎盛岡市 2010年 298,236人 ⇒ 298,230人( 6人減) 2011年 298,349人 ⇒ 299,402人(1,053人増。震災死者数0人)◎仙台市 2010年 1,034,646人 ⇒ 1,037,093人(2,447人増) 2011年 1,046,737人 ⇒ 1,048,792人(2,055人増。震災死者数704人)盛岡市はむしろ震災前より人口が増えているし、仙台市は増加ベースこそ鈍りましたが震災死者数の多さを考えるとその局面で普通人口が増えるか?という安定ぶり。恐らく津波被災地からの流入があったものと推察されますが、主要都市の人口増減においては、福島県とは対照的な結果となっています。ところで、福島県からの避難者が数多く身を寄せている山形県や新潟県の人口動態にも、興味深い傾向が。◎山形県 2010年 1,177,193人 ⇒ 1,171,454人(5,739人減) 2011年 1,165,596人 ⇒ 1,161,350人(4,246人減。うち震災死者数2人)◎新潟県 2010年 2,379,339人 ⇒ 2,372,090人(7,249人減) 2011人 2,370,066人 ⇒ 2,363,614人(6,452人減)いずれも減少幅が狭まってますね。昨日の北関東3県とは対照的で、避難地、移住地として頼られているのが理解できます。でもって、山形市や新潟市においても、◎山形市 2010年 254,685人 ⇒ 254,203人( 482人減) 2011年 253,923人 ⇒ 254,272人( 349人増。震災死者数1人)◎新潟市 2010年 812,105人 ⇒ 811,935人( 170人減) 2011年 811,991人 ⇒ 812,600人( 609人増)なんといずれも減少から増加へと転じています。あまりにもわかりやすい変化ですね。【送料無料】我が国の人口動態(平成23年)
2011.10.23
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福島県の放射線リスク管理アドバイザーを務める山下、高村、神谷の3氏は、今、長崎大学で開催されているこちらのシンポジウムに出席されているようです。ご多忙ですね。こんなことを紹介すると「福島県のことはほったらかしかい?」といきり立つ県民の方もいらっしゃるかと思うのですが、根源的な問題を言いきってしまうと、彼らが招聘された背景には、福島県内の大学や研究機関において放射線健康リスクについて明確に語れる専門家が皆無だったことを挙げなければいけないでしょう。その現実を棚に上げて山下氏らを批判するのは、私には正しい行為とは思えません。また、特に山下氏の発言について未だに批判される県民もいらっしゃいますが、科学的なエビデンスを用いて批判するするならともかく、聞かれるのは揚げ足とりの感情論ばかりでいずれも傾聴に値しません。むしろ批判の矛先を向けるべきは、知識の蓄積を怠ってきた福島県庁及び県内の大学や研究機関ではないかと考えます。その意味では福島県立医科大学が被曝医療の拠点化を計画しているのは嬉しいですね。ただ、ガン病棟を330床も増やすとか、新薬の開発というのはどうなんだろう? 被曝の影響でガン患者が激増すると考えているのならば、ある意味怖いのですが…脱線しました(苦笑)とにもかくにも、山下氏らのおかげで(?)少なくとも福島県民にとって、長崎県や長崎市に対する意識というか関心というか、好印象か悪印象かは別として少なくとも注目度はアップしたと思うのです。特に原爆投下を経験した長崎市のイメージはどんなものなのか、福島県民に訊いて回ったら面白い回答が多数得られそうですね。私は10年前に、妻と長崎市を訪れたことがあります。人口40万人台の地方都市ではありますが、観光都市の側面を有するとともに平地に乏しくバイパス整備もままならないというロケーションも相俟ってか、同規模の都市に比べると街を歩く人の数は格段に多い印象を抱きました。宇都宮市は比較対象ですらなく、新潟市もひょっとしたら負けているかもしれません。長崎市の賑わい創出の原動力には、市街地を縦横無尽に走っている路面電車の存在も挙げられるでしょう。一口に長崎市内の観光スポットと言っても平和公園・浦上天主堂とグラバー園・大浦天主堂とは5キロほど離れているのですが、両者は(乗り換えこそ必要になるものの)路面電車で直結していますし、出島、新地中華街、観光通り、思案橋、眼鏡橋、県庁、市役所、長崎駅、長崎大学といった主要スポットもまた同様であり、路面電車に沿って各スポットが有機的に結びついているんですね。この辺は、福島県の各都市においても、大いに学ぶべき点があるのではないでしょうか。何も路面電車を敷けとか観光スポットを無理矢理にでも増やせと言っているのではなく、人が集まるスポットの配置やモータリゼーションとの兼ね合いをどのように考えるのか。長崎市は良き参考を提示しているように思うのです。長崎の焼酎 ながさき満々、飲んで頂いた方の心に幸せが満ち溢れますように! 長崎市の酒を全国へお届けします 蔵の竣工記念酒 長崎初釜は、今年2月発売し、すぐに完売ながさき満々(まんまん) 900ml (25°)長崎の芋焼酎 、ながさき初釜を熟成させ程よいコク! 雲仙普賢岳災害から復興した蔵、坂本龍馬にも飲ませたかった霧氷酒造【ギフト,お祝い,還暦】【1023max02】
2011.10.20
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沖縄付近に停滞していた台風15号が、昨日から一気に北上を始め、日本列島に牙を剥いていますね。名古屋市では一時100万人以上の住民に避難勧告が発令されたとか。「セシウムさん」の東海テレビ、川俣町の花火を拒否した日進市、そして春日井市の中部大学に籍を置く武田邦彦氏の存在など、福島県民から見て「てめぇら何様なんだ!」と怒声を浴びせたくなるような輩が続出している愛知県ですが、こんな連中はほんの一部であり心ある方々が数多く住んでいるものとものと信じ、今回の台風被害に関して、心よりお見舞い申し上げる次第です。しかし、報道に接して感じたのは、私自身が名古屋市の地理にまったく無知であること。栄(町)、大須観音、久屋大通、名古屋城といったスポットは出てくるもののこれらが市内のどこにあるのか、位置関係が全く思い浮かばないのです。ナゴヤドームも大曽根駅付近にあるなんて、今調べるまで全然知りませんでした。従って、今回増水、氾濫した庄内川や天白川の存在自体も知らないし、その庄内川の流域に位置する市北東部の守山区やこれに隣接する春日井市高蔵寺の被害の様子をテレビで見、だったら下流にあるはず(守山や高蔵寺は中央本線沿線だから海からは離れているのだろうと推察)の名古屋市街などもっと大変なことになってはしないだろうかと思った次第。なまじ地理の時間に濃尾平野の「輪中」なんて習っているものだから、嫌な方向に想像が増幅しちゃうんですよね。どうにもこうにも、トンチンカンな話です。自己弁護する訳ではないのですが、札幌市や福岡市に関してはここまで地理音痴ではなく、市内の主要駅、繁華街、主要なレジャースポットの位置関係を概ね把握できるのです。が、これらより規模が大きい名古屋市について何も知らないというのは不勉強が過ぎるな。こりゃ(苦笑)だもんで、これを機会に、名古屋市や愛知県について、いろいろと知識を得たいと考えております。逆に愛知県の方々も福島県に対して知識を深め、相互理解が進むと嬉しいですね。 【中古】DVD つボイノリオ/還暦記念クラシックコンサート
2011.09.21
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天童の旅日記、ようやく脱稿しました。よろしかったらご覧くださいませ(笑)この日記、予想外に長い内容になったので、割愛しているシーンも少なからずあります。今日はその中で、特に印象に残った出来事を、この場を借りて紹介したいと思います。鈍行電車を乗り継いで天童駅に行く途中、山形駅で電車を乗り換えたんですよね。その際、プラットホームから跨線橋へと上るエスカレーターを利用したのですが、右にも左にも人が立ったままひしめき合っていて、他都市で見られるような「急ぐ人のために片側を開ける」習慣が見られなかったんですよ。ちょっとした、カルチャーショックを覚えました。でもこの習慣って、ここ十数年で定着したものだと思います。しかも、東京⇒仙台⇒福島と大都市から地方都市に向かって伝播している模様。仙台で定着したのは仙石線が地下化した2000年前後だったと記憶していますし、福島で定着したのはここ2、3年の話。そして山形では未だ定着に至っていないということなのだろうと思います。都鄙の差を目の当たりにした感がありましたが、その一方で、そもそもこの習慣を「マナー」と呼んで良いのか疑問に思ったりもします。だって、エスカレーターって、階段を歩かずに済むように設けられた設備じゃないですか(笑)だからエスカレーターを歩くこと自体マナー違反だろうし、そんな人のために片側を開けておくこともまた、輸送効率上もよろしくないのではと思うのです。エスカレーターを歩く人との接触が原因で、将棋倒しの事故になる危険性も高まりますしね。実際問題、日本エレベーター協会では、エスカレーターでの歩行禁止をマナーとして呼びかけているそうです。片側を開ける習慣がトレンドでなくなる日も、案外近づいているのかもしれませんね。手アカが付着するエスカレーターベルトの専用保護剤!【特殊洗剤】エスカレータポリッシュ 4L×4
2011.08.14
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昨日の日記で仙台-新潟間のアクセス経路について触れた際、「まぁもっとも、国道113号線にとって代わる高速道路が建設されることはないでしょうけど…」と書いたのですが、改めて調べてみると、国道113号線のバイパスとして「新潟山形南部連絡道路」という地域高規格道路の計画はあったんですね。しかも、村上市内と南陽市内では既に一部供用されているとか(参考)。更に言えば、この道路は、こちらのサイトを見る限りでは、仙台・山形-新潟間の最短連絡道路としての機能も期待されています。全通の暁にはそれなりの交通量が期待できる路線だと思います。が、新潟山形南部道路の怖い所は、実は福島市から新潟市へのメインルートにもなり得るという点だったりします。MapFanにて経路探索をかけてみたところ、わずか10キロ程度ですが、現状においても磐越自動車道経由より国道113号線経由の方が短いのです。従って、この道路が全線開通すれば、福島県北部と新潟県とを行き来する車両のある程度の部分が、磐越自動車道経由からシフトするだろうと予測されます。その頃には、福島市と山形県とを結ぶ東北中央自動車道も開通していることでしょうしね。福島県と新潟県との交流に際して、福島県全体の利益を第一に考えるならば、県内の走行距離が長い磐越自動車道を利用してくれた方が当然有難い訳です。が、そのことを強調し過ぎてしまうと、県北部の利益を損ねる恐れがあります。杞憂かもしれませんが、そういうダブルスタンダードというかジレンマというかを、福島県は抱え込んでしまうことになる次第でして…加えて言えば、福島県にとって、山形県には新潟県と同様に多くの避難者を受け入れてもらっている恩もある訳で、磐越ライン一辺倒で推しきれないという事情もあります。山形県をあくまでライバルと見なすか、はたまたパートナーとして連携の道を模索するか… 新潟県との交流に際して避けては通れない課題になるのではないかと思います。鉄道グラフィティー 米坂線
2011.08.04
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昨日から降り続いている豪雨により、新潟県や福島県西部で大規模な被害が出ています。避難勧告を受けた人数は10万人を超え、土砂崩れによる集落の孤立なども発生しています。あの一帯は、福島第一原発付近から避難してきた住民が多数身を寄せている地域でもあります。放射線から逃れたのに水害に遭ってしまう… 恐らく避難を余儀なくされた方もいらっしゃるでしょう。掛ける言葉が見つかりません。今回の豪雨は、7年前の2004年に発生した「平成16年7月新潟・福島豪雨」に匹敵する雨量を記録する恐れがあるとのこと。新潟県では1998年にも豪雨の被害を受けているし、地震だって2004年に新潟県中越地震、2007年に新潟県中越沖地震、そして今年3月12日にも長野県境付近で大規模な地震が発生している~余談ですが、この地震の存在が「東日本大震災」の名称を決定づけました~から、天災に見舞われる確率が比較的高い県と言えるかもしれません。でも、新潟県は度重なる災害の都度立ち直り復興してきたという歴史も刻んでいる訳で、今回の豪雨後もまた、復興に向けて前向きに頑張ってくれるはず。そんな新潟県の方々の姿から福島県から避難されている方々もインスピレーションを得てくれればいいなと、思う次第です。サトウのごはん 新潟県産こしひかり かる~く一膳 / サトウのごはん★税込1980円以上で送料無料★【keyword0323_instantfood】サトウのごはん 新潟県産こしひかり かる~く一膳(130g)【keyword0323_instantfood】【サトウのごはん】
2011.07.29
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今日、上の子が屋内でソフトボールの練習をしていた時に、グラウンドで練習している別のチームを、妻が見かけたそうです。どこのチームだろうと思って確認すると、福島市内のとある小学校のチームだったとのこと。地元のチームが放射線を心配し屋内で練習している傍で、ここよりも放射線量の高い地域のチームが屋外で練習を行う… 不思議なものです。どの程度の放射線量までなら浴びても安全だという指針が実質的に存在していないからこそ起こり得る現象なのだと思います。すなわち、自分の住んでいる地域は原発事故の影響で多量の放射性物質が降り注いでいるから危険だ、でも今のところ普通に生活はできているから放射線量がより低い地域へ移動すればとりあえず安全なのだろう、という感覚が、福島県に限らず東日本の多くの地域で起こっているのだと思います。だから、浜通りや中通りの人たちが会津や首都圏へと避難する一方で会津の豆腐屋や首都圏のミュージシャンが更に遠方へと避難するという妙ちきりんな事態が起こり得るのでしょう。あくまで「自分たちの地域の放射線量が目安」なのです。そこよりも低ければ安全だし高ければ危険。他地域の方と会話する時は、その地域の放射線量を頭に入れておかないと、話がトンチンカンな方向に向かいかねないということになるかもですね。例えば、私達福島県民は「会津の放射線量は低い」という話を日常的にしますけど、これは福島県内に限った話であり、他県から見れば会津の放射線量だって十分高いのです。だから、修学旅行の拒否という事態も起こり得る。これは風評被害ではなく、れっきとした原発被害と言っていいと思います。その会津の放射線量ですが、代表都市である会津若松市の小中学校の校庭に関して言えば、市北部の河東町で線量が高い傾向を示すなど地域によってバラつきはありますが、4月上旬の調査では、概ね毎時0.4~0.6マイクロシーベルトの枠内に収まっているようです(参考)。ここで話は飛ぶのですが、実は、お隣の栃木県において、この会津若松市のデータを上回る放射線量を示す学校が続出していたりします。栃木県内で5月中旬に計測したこちらのデータを見ると、県北部、福島県と境を接する那須町や那須塩原市、あるいはこれに隣接する大田原市で、会津若松市を上回るどころか、場所によっては毎時1マイクロシーベルトを超えている学校が続出しているんですね。また、更にその周縁に位置する矢板市、塩谷町、日光市といった地域でも、会津若松市並みの放射線量を記録している学校が複数見られます。でも、県庁所在地の宇都宮市をはじめ県の中部や南部では、毎時0.1マイクロシーベルト前後と通常値よりちょっと高い値にとどまっているので、ここから那須や日光の放射線量を見た場合、「相当高い地域」と判断せざるを得なくなるでしょう。しかも会津若松市よりも高いとなると、観光客も忌避するという流れになりかねません。学校の表土処理に関しては栃木県知事が文科省に処理費用の国庫補助を申し出る段階に進んでいるようですが、農業や観光に関しても、今後県内外からの圧力が徐々に強まってくるような気がします。福島県の場合、県が原発建設を推進し、プルサーマル発電も許可したということを考えると、原発事故は自業自得という側面もなくはない(だから県には政府や東京電力に文句ばかり言って被害者面するのではなく、事故の収束や被害に遭っている県民のために死力を尽くして欲しい!)のですが、栃木県にとっては完全なとばっちり。福島県民の私に言われたくもないでしょうが、本当に、気の毒というか可哀想というか申し訳ないというか… 言葉がありません。栃木県鹿沼の黒土は有機物を多く含み保水性・保肥性に優れている黒土 3L
2011.06.11
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昨日の日記に関連して、山形県のことをいろいろと調べておりました。ただ、ネット検索の常で、どうでもいい事柄に引っかかって脱線することもしばしば。結局、何を調べたいのか訳が分からなくなる始末だから我ながら情けないものがあります。でもって、気がついてみたら開いていたページが、県北東部に位置する人口約1万人の最上町に関連するサイト。この町、調べれば調べるほど、面白いですね。初めて知ったのが、宮城県との関わりが深い町であるということ。町域が県内各地から孤立隔絶しかつて小国郷と呼ばれた小盆地である他、宮城県との県境をなす分水嶺の国道47号線中山峠(堺田越)の標高はわずか350メートル。これは国道48号線の関山峠、国道286号線の笹谷峠、国道113号線の二井宿峠といった、山形・宮城両県を結ぶ峠の中では最も標高が低いものです。そんな地理的条件からか、最上町は2008年に行われた仙台・宮城デスティネーションキャンペーンにも参加しているし、県境を超えた先の大崎市鳴子温泉と同様赤倉、瀬見の温泉を擁するいで湯の里でもあるロケーションから鳴子、最上両地域での観光連携もなされているそうです。そんな最上町は、輩出している人材も、ある意味個性的。冒険家の大場満郎、スキーヤーの海和俊宏、お笑い芸人のケーシー高峰にビートキヨシときたもんだ。アスリートとお笑い芸人に特化しているのが興味深いですね。突出した才能を輩出しやすい環境にあるのかもしれません。22年度産予約開始!最上町産【最上早生】そば粉
2011.03.04
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表記の件で、山形県出身で仙台市内の予備校に通う19歳の少年が逮捕されましたね。事件的には、幼稚極まりないとしか言いようがありません。ただ、隣県在住の人間として気になったのは、「京大を受験することができるほど優秀な人材を、地元はなぜ留めておこうとしないのか」ということ。地元山形県の大学を受験するのだったら、そんなカンニングをせずとも悠々合格できたのではないでしょうか。要は「優秀なのだから、京大や早大(逮捕された少年はこの大学には合格していたそうですね)を受験するのが当たり前」という風潮が彼の周囲に存在したのが、最大の問題なのではないかと思うのです。もちろん、特定の大学への志望に横槍を入れる権限は、何人たりともありません。が、優秀な人材であるからこそ「君が必要なんだ」との地元大学や地域社会からのメッセージが必要なのではないでしょうか。地元の将来に対する一種の投資として…受験生は基本的に世間知らずな人種ではありますが、大学に入った後の大まかな人生設計ぐらいは、頭の中に描いた経験があるはずです。そして、その判断材料があまり多くないために、知名度や偏差値の高い大学に人材が集中する傾向はあるかと思うのです。特に大都市圏に属していない地域やそこに所在する大学は、もう少し、優秀な人材の確保に力を入れてもいいのではないでしょうか。東大を頂点とする大学のヒエラルキーを少しずつでも打破していかない限り、地域の浮揚もまたあり得ないのではないか、そんな危機感が、私の中にはあります。 【中古】その他DVD カンニング竹山 / 放送禁止2【10P01Mar11】【画】
2011.03.03
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今日も休日でした。暇つぶしに覗いていたのが、こちらの掲示板。茨城県庁をつくば市に移転させようという趣旨だそうです。茨城県庁は1999年に水戸市郊外へと移転新築しているので与太話としか言いようがないのですが、意外に賛成、反対各方面からの食い付きが良いようで、3年超の期間にわたって断続的に書き込みが見られます。移転賛成論者の意見をまとめると、「つくば市は東京へのアクセスが良い」「過疎化の波をかぶりつつある茨城県内において将来的な発展が見込める数少ない地域。そのうち水戸市の人口も追い抜く」「水戸市は県の北部に偏している」といったところでしょうか。逆に水戸擁護派は、茨城県の歴史的側面(移転論者の多くが茨城県と地縁のないつくば市近辺在住の学生だと踏んでいるようです)や水戸の対県内アクセスの優位性、国策で発展したつくば市の特殊性(茨城県とは切り離して考えるべき)などを挙げて反論しています。県外から意見するのはどうかと思うけど、福島県民の立場で言えば水戸に残ってくれた方が有難いです。水戸市はつくば市に比べて「対隣県」のアクセスにも優れていますから。少なくとも福島県から見ると、常磐線、水郡線と水戸市に至る鉄道路線が二つもある訳で… 同様に、栃木県とのアクセスだって悪くないし、埼玉県や千葉県とは距離こそつくば市に譲りますが、鉄道や高速道路といったインフラは現時点ではそれほど劣勢とも言えない状況ではないでしょうか(圏央道が全通したら手も足も出なくなるかもしれませんが)。ただ、人口重心的に水戸市が茨城県域の北に偏していることや、県内において突出した人口規模を有しておらず県全体を束ねきれていないのもまた事実です。従って、鹿行(ろっこう)地域では千葉県と、県西地方では栃木県と、そして県南地方では首都圏との結びつきが強いのも事実。つくば市への移転推進派も対東京のアクセスの良さを移転理由として挙げていたことを考えると、(現県庁舎が老朽化した際の)県庁の行く末は、今後の茨城県が「首都圏志向」でいくのか、それとも「近隣県への全方位外交」でいくのか、その指針次第で趨勢が決まるのではないかと思います。エムズワン ひとくちやきいも 茨城県産べにあずま使用 (50g)
2011.02.15
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昨日の日記で銀行関係のことを調べていてふと思ったのですが、福島県⇔群馬県間では金融機関の進出が全くないことに気がつきました。天気予報の報道での刷り込み効果があるせいか我々福島県民は群馬県を隣県だと認識している訳ですが、よくよく考えてみると、両県が接しているのは檜枝岐村と片品村との間に跨る尾瀬に限られる訳で、鉄道はもちろんのことクルマでの通り抜けも不可能なんですよね。クルマで訪れるとなると、栃木県を経由しなければならないから、実質的には「隣の隣の県」ということになるかと思います。実際、群馬県域との距離も、県の中央に位置する郡山南ICを起点として計測した場合、東北自動車道一本で行ける館林ICまでが151.7キロ。来月全通予定の北関東自動車道で群馬県最東端となる太田桐生ICまでが169.8キロになります。これは、東北自動車道を北上した場合、郡山ICから古川ICまでの距離(158.7キロ)にほぼ匹敵します。余談ですが、郡山市から他の隣接県の県庁所在地への高速道路における距離を確認すると、一番近いのが宇都宮市(郡山南IC~宇都宮IC間 104.7キロ)であり、次いで仙台市(郡山IC~仙台宮城IC間 116.0キロ)、山形市(郡山IC~山形蔵王IC間 133.7キロ)、水戸市(郡山東IC~水戸IC 152.9キロ。ただし、国道118号線を経由すれば10キロほど近くなります)となります。群馬県の県境地帯は、これらの都市よりも遠い訳です。ちなみに、県庁所在地の前橋市までとなると、北関東自動車道の前橋南インターチェンジまで197.3キロとなり、郡山インターチェンジから岩手県の一関インターチェンジまでの距離(203.9キロ)までと同じぐらい。やはり、群馬県は遠いと言わざるを得ません。こちらから見て遠いということは、あちらから見ても遠いということを意味します。ついでに言えば、群馬県を含む関東地方全域は東京のテレビ放送が流れているので、逆に福島県の天気予報が流れない⇒親近感が薄いという傾向も、多少なりともあるかと思います。この辺は、もうちょっとボーダーレスであって欲しいと思うのですが…※群馬県産こんにゃく100%使用 1袋でレタス約2個分の食物センイがとれます!※KK雪国アグリ 蒟蒻ゼリー ピーチ味
2011.02.14
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近い将来導入が検討されている道州制の導入に際して、福島県では「東北州」か「北関東州」かで揺れ動いている感があります。私自身は「東北州」派なのですが、とりあえず私見は置いといて、検討資料として「当該地域が他地域からどのような評価を受けているか」を、当該地域以外の地域から出店している都市銀行、地方銀行、第二地方銀行の状況によって、見ていきたいと思います。なお、ベースは「出店店舗数」としました。本来ならば「出店店舗の預金量の総和」で比較できれば良かったのですが、手許に資料がないので諦めました(涙) また、店舗数の内訳は店舗コードを有する支店及び有人出張所の総数であり、法人営業部やローンセンター、ATMコーナー(無人出張所)を含んでおりません。とりあえずは、下記の表をご覧ください。資料1として、道県別の各行の出店状況を表にしてまとめました。なお、対象地域は、福島県及び「東北州=青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県」「北関東州=茨城県、栃木県、群馬県、新潟県」とした場合の該当各県です。参考までに北海道のデータも載せております。まず、都市銀行の出店状況について、見ていきたいと思います。店舗数ベースで見ると、明らかに北関東州の方が、東北州を上回っています。しかも東北州の各県は、宮城県を除いてみずほ銀行以外の都市銀行が全く出店していません。ところが、各道県内における出店地域を詳細にわたってみていくと、別の傾向が見てとれます。参考として、都市別における各行の進出状況を掲げましたが、札幌、仙台の両市にすべての都市銀行が進出しているのに対し、北関東にはそのような都市がないのです。2行以上進出している都市は8つもありそれなりに厚みはあるものの、地域を代表するプライメートシティが存在しないのが、北関東州の特徴と言えます。逆に東北州は、仙台への一極集中が顕著であり、仙台に関しては北関東州の各都市を凌駕する力を見せていますが、それ以外の都市が総じて貧弱ということになります。都市銀行が全国規模で営業していることを考えると、総合的なポテンシャルは北関東州>東北州、中心都市の規模は東北州>北関東州という、偏見のない評価が導き出せるかと思います。次に、地方銀行、第二地方銀行の出店状況について、見ていきたいと思います。対象道県への出店状況を各行のホームページにあたって逐一調べてみた結果を表にしましたが、ここでも、宮城県がやや突出した結果となっています。中心都市・仙台市を有するロケーションが、東北州の各県を地盤とする地方銀行、第二地方銀行の出店を促す結果となっています。ただし、この中には、荘内銀行のようにショッピングセンターに併設し個人顧客に特化したインストアブランチが多くを占める例もあるので、預金量ベースだと宮城県が突出するかどうかはわかりません。一方の北関東州はと言うと、意外に少ない感があります。茨城県⇔栃木県、栃木県⇔群馬県といった隣接県間の出店は比較的多いのですが、茨城県⇔群馬県といった非隣接県間の出店がなかなか見られません。また、新潟県は山形県、富山県、長野県からの出店が多く、茨城、栃木、群馬の各県に地盤を置く地方銀行、第二地方銀行は一切出店していません。これらの銀行は総じて利根川以南の埼玉県や千葉県への積極出店を図っているのですが、その反対に利根川以南を地盤とする地方銀行、第二地方銀行が出店するケースは、あまり多くありません。千葉興業銀行や東京都民銀行のように、北関東州に全く出店していない銀行もあります。群馬県に出店している横浜銀行、茨城県に出店している東日本銀行が、数少ない例外でしょうか。ちなみに、群馬県の横浜銀行は明治時代において生糸の生産地である群馬県⇔積出港の横浜港という産業的な交流があった名残であり、茨城県の東日本銀行は同行の発祥地が茨城県だったという背景があります。このように、隣接県でなくとも何らかの形で交流があった地域に地方銀行、第二地方銀行が集中的に出店しているケースは、北海道の北陸銀行、福島県の秋田銀行など、いくつか見られます。最近では、自行の地盤としている地域と関係があるなしに関わらず「大都市であること」によって出店が促されているケースが散見され、スルガ銀行や東京スター銀行の札幌、仙台への進出といった事例が見られます。実は、「大都市であること」は、みずほコーポレート銀行のような大企業を専門に取り扱っている銀行や、新生銀行、あおぞら銀行といったかつての長期信用銀行、あるいは信託業務を取り扱う信託銀行と、専門性を有する(あるいは有した)銀行の出店をも促す傾向があります。資料2としてこれらの銀行の出店状況を挙げましたが、ここでも札幌、仙台といった大都市を擁する道県の優位性が見てとれます。信託銀行のうちいくつかは福島県内にもあったと記憶していたのですが、いつの間にやら整理統合されていたのですね。知りませんでした(苦笑)都市規模が大きければ、そういうリスクも回避できるかもしれません。なお、出店店舗数としては、都市銀行同様地方銀行、第二地方銀行、信託銀行も北関東州>東北州であり、北関東州が中心都市をきちんと養成することができるのであれば、専門性云々のリスクは回避できます。州内の人口バランスを考えると候補は宇都宮、前橋(+高崎)の2市となるでしょう(水戸、新潟はちょっと厳しいか)が、養成のために州全体のコンセンサスを得ることができるかどうかが、今後の課題となるでしょう。逆に東北州は、仙台以外の金融拠点の養成が急務と考えます。都市別に見ると港湾所在地であり至近に空港も有する八戸、秋田の両市に比較的金融機関が集中している(参考)ので、港湾、空港を通じた多方面への貿易、国内交流を発展させることによって東北州全体を底上げする方策が必要かと考えます。最後に、福島県の各都市について、各種銀行、金融機関の出店状況をまとめてみました。常陽、七十七と、北関東、東北各州それぞれを代表する金融機関の比率が高いのが目につきます。常陽銀行は地盤である茨城県に隣接するいわき市に多いものの全県的に店舗網を広げている格好、一方の七十七銀行はそのいわき市を含む浜通りへの集中出店が目立ちます。また、秋田銀行が郡山市に集中的に出店しており東北州の第二勢力となっていますが、北関東州からは常陽銀行に続く勢力がなかなか出てきません。もう少し交流があっても良さそうな栃木県からは、足利銀行が1店舗進出しているに過ぎません。商工中金、農林中金といった機関は、いずれも福島市にあります。郡山市に県庁が移転したならば、これらもまた郡山へと行動を共にするのでしょうか。特に農林中金はJA福島県本部のビル(国道13号線と県道飯坂保原線との交差点に面して建つ大きなビルです)の3階に入居しているのですが、県庁移転となれば本部ごと移転という話になるかもしれませんね。県庁移転の波及効果は、結構侮れないと思います。
2011.02.13
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今日のニュースで知ったのですが、長野電鉄屋代線の廃止が決定したそうですね。かつて国鉄から直通の急行列車が運行された実績を有する路線なだけに、残念に思います。ローカル私鉄(第三セクター含む)といえば、福島県内にも、福島交通飯坂線、阿武隈急行線、会津鉄道線、野岩鉄道線の4路線がありますね。これらの路線も、将来どうなってしまうのか不安な面はあります。個々の会社でも振興策、打開策は考えているだろうし、陰ながら応援したいなと思う次第です。本来ならば「こうしたらいいんじゃないかな?」という提案ができればいいのですが、ちょっと今日は考えがまとまりません。ご勘弁を…1/150 鉄道コレクション 長野電鉄 2000系 A編成 リバイバル3両 トミーテック(予約:11年2月発売予定)【楽ギフ_包装選択】【YDKG-u】
2011.02.03
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先日、山形へ出掛けたという会社の同僚が話していたのですが、山形市内には「食事するところがない」そうなんですね。そりゃ山形にだって食堂の一軒や二軒はあるのでしょうが、多分、「よそ者がふらっと遊びに来てもスンナリ入れる店がない」ということを言いたかったのでしょう。ちなみに、その同僚の話だと、すき家が市内に一軒しかなくて、しかも昼食の時間帯ではないのにベラボーに混んでいたとかいないとか。言われてみると、山形市って確かに、他県資本の小売業者があまり進出していない場所ではありますよね。その元凶と言えるのが、かつて「山形の天皇」と言われた服部敬雄。こちらのスレッドなどを読むと、いかに彼が山形で無茶苦茶やらかしたかがわかります。内容に誇張がある程度混じっていたと想定しても。こんな山形市だから逃げ出したくなる市民だって大勢いる訳で、そのマンパワーが仙台への高速バスの尋常ではない本数に現れていると思います。小売業者だって、そんな山形県の体質を知ってか知らずか敬遠しているのではないでしょうか? 服部という絶対的権力者の存在を許したせいで、山形市、ひいては山形県は、長期的な衰退の原因を作ったとも言えます。ただ、これは、対岸の火事であったと言い切れるでしょうかと、私などは思うのです。このブログでも何度か批判してきた「福島県商業まちづくりの推進に関する条例」なんてのは第二、第三の服部を生み出す土壌になっていないだろうかと大いに危惧する次第。ここしばらくこのブログのメインテーマとして取り上げている郡山への県庁移転問題もまた、県庁移転によって郡山の経済人「だけ」が潤うという事態になったらそれはそれで大問題だと思うのです。「そんな仕儀には絶対ならない!」と力強く主張できてはじめて、県庁移転を求める動きは大きく前進するのではないかと思うのですが…山形では ↓ のアニメも満足に放送されることがなかったとか。ホンマカイナ… 【中古】少年コミック 1)忍者ハットリくん / 藤子不二雄A【画】
2011.02.02
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休日だったので、ネットサーフィンしてました(苦笑)いろんなサイトを回っていたのですが、気になって集中的に観ていたのが、宮崎市の歴史関連のサイトでした。この宮崎市、現在でこそ人口40万人近くを誇る中核市ですが、明治維新までは薩摩、佐土原、飫肥(おび)の各藩の領地が入り組む辺境の地だったそうなんですね。それが注目を浴びるのが、明治時代初期の話。1871年に施行された廃藩置県当初こそ美々津県(美々津=現・日向市)と都城県の県境地帯でしたが、その翌々年に両県が合併すると、両県の中間に位置する宮崎市内に県庁が置かれることになったんです。1876年に宮崎県は鹿児島県と合併して消滅しますが、翌年に勃発した西南戦争での敗戦、そしてその戦後処理において現在の宮崎県内の復興が後回しにされたのを契機に分県運動が盛り上がり、結果1883年に宮崎県が再置されることになります。そして、県庁所在地に復帰した宮崎市は順調に発展。1924年には市制施行(なお、同時に都城市も市制施行しています)、1998年には中核市に指定され、現在に至っています。なお、再置当時の宮崎県内の主要都市には、城下町を起源とする延岡や都城がありましたが、延岡は工場の誘致を積極的に進めた結果旭化成の企業城下町として発展を遂げ、都城は薩摩藩領内にあった地の利から鹿児島県大隅地方北部にも影響を及ぼす拠点都市となっています。県庁が来なかった結果決して寂れた訳ではなく、それぞれのポジションで頑張った結果、今の姿になったと言っていいでしょう。ここまでの話、我が地元の福島県にとって、良き参考になりますね。繰り返しますが、宮崎市は県域のほぼ中心で、市制施行したのは1924年のことですよ(笑)宮崎市・清武町山城屋 宮崎県産品 千切大根 40g
2011.01.04
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昨日で東北新幹線が新青森まで開通した訳ですが、福島県内の反応はというと、さほど盛り上がってはなさそうですね。もっとも、新青森発着のはやてが全便福島県内を停車しないで通過しているから、そうなってしまうのも致し方ない部分はあります。逆に、今後新幹線が新函館、札幌と延伸するにつれて、福島県の存在感が相対的に低下してしまうのではないか、東北本線が通っているけれど京浜東北線の電車しか停まらない川口市のように、それなりの規模は有していても目立たない存在になってしまうんじゃないか、との懸念を覚える次第です。でも、ものは考えようで、この際福島県と同様にはやての停車駅がない栃木県とタッグを組んで観光キャンペーンを行うという逆転の発想があったら面白いなとも思うんですよね。日光、那須、会津を結ぶラインで広域的な展開が図れたらな…と。ところが、栃木県って、滅多なことでは東北地方で観光PRを行わないんですよね。だから、栃木県内の観光スポットって、実のところ私もよく知らなかったりします。お隣の県なのに、なんだか冷たい感じもします。まぁもっとも、県内を縦貫する東北本線に宇都宮線という愛称をつけたりするような土地柄だから、東北なんて端っから眼中にないのかもしれませんが(笑)以前福島、茨城、栃木の三県で「FIT構想」なんてのがありましたが、本当にお題目だけだったのかな…とも感じます。ただ、そういった行為の積み重ねが栃木県を「日本で一番影が薄い県」たらしめているのだとも思うし、もっと広域的な観光連携に積極的になってもいいはず。キャッチフレーズは、「はやぶさもはやても停まらず航空便も殆どない“秘境”福島・栃木」と、自虐っ気たっぷりのヤツでいかがでしょう(笑)訳あり!処分!特級(栃木県産)かんぴょう(干瓢)50g
2010.12.05
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今日、東北新幹線が新青森まで全線開通しましたね。盛岡まで暫定開業してから28年半かかっての全通。青森県の人たちにとっては喜びも一入でしょう。ところが、そんなめでたい日の初っ端から、強風で運休が相次いだそうで。まさに波乱の船出となってしまったとのこと。ちょっと縁起が悪いですねぇ。ここからは全然話が変わるんですが、今、漫画「釣りバカ日誌」で、新幹線青森開業を記念してのシリーズをやってますね。こういったサポートは東北人としては嬉しい限りなのですが、どうにも気になるのは北見けんいちが描く青森県人や東北人のキャラクター。あの描き方は東北人蔑視とまでは言えないかもしれませんが東北地方のイメージを損なうものだと思います。デフォルメにも程があります。もう少しまともに描いて欲しいものですね。おためしパック / ストレート果汁あおもり ねぶた / 密閉絞り ねぶた / 旬の林檎 / 弘前城築城400年祭 / 東北新幹線[東京-新青森]全線開業 JAアオレン りんごジュース 195g 缶 5本パック
2010.12.04
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5ヶ月ほど前に松山市長さんという方が当ブログに訪問されていた話を書いたのですが、この方、その後も月に1~2回のペースで、当ブログを訪問されていたんです。本当に、ありがたいことです。この場を借りて、感謝申し上げます。ところが、先日この方が訪問された際、HNが「松山市庁」さんになっていたんです。あれ? いつの間に名前が変わったんだろう? と思って調べてみると、松山市長を務めていた中村時広氏が愛媛県知事選に出馬するため辞職して、今現在は市長不在の状態なんですってね。なるほど~ だから「市長」ではなく「市庁」だった訳だ。ちなみに、この方が運営されていた楽天ブログの方はというと、管理人の名前を「よしあきくん」に変更した上で、現在も継続中。ブログを見ながら松山に行った気になるというのも、オツなものですね~合併後の旧北条・中島も含め新松山市のメインの観光地や歴史あるものを普段着言葉で表記し、イラストもかわいく仕上がってます。松山のマップ付【オリジナル】松山カルタ
2010.11.12
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今日の仕事帰りは、久々に寝過してしまいました(涙)折り返しの電車まで間があるので、福島駅まで行き構内をウロウロ。観光パンフレットなど読み漁っておりました。再来月に新青森まで東北新幹線が延伸することもあって、青森県がずいぶん気合を入れていますね。PRの成果が実ることを、期待してやみません。また、新潟県や宮城県では、秋らしく「食」に重点を置いたパンフレットを発行していました。これらのパンフレットの中で、個人的に気に入っているのは、JR東日本仙台支社が発行している「Hut函館」。函館という「街」に特化したパンフレットというのがいいですね。よくネタが続くものだと感心しています。さすがは地域ブランド力調査で全国No.1に輝いた街だと思いますが、この函館の存在は、青森県にとっては、ひょっとしたら目の上のタンコブかもしれませんね。「函館に行くために新青森まで新幹線を利用する」という観光客が増えるかもしれませんから… JR東日本にとってはそれでも全然OKなのかもしれませんが、ただの「廊下」に堕さないためにも、青森県の観光にとっては、今は正念場と言える時期なのかもしれません。【20%OFF!】プラレール 東北新幹線 東京-新青森全線開業記念 E2系はやて高架レールセット(おもちゃ) (2010年12月上旬発売)
2010.10.17
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今朝の新聞に載っていたのですが、今年の福島県産米における一等米の比率は、66.3%にとどまっているそうですね。昨年が92.6%だったので実に26.3ポイントの大幅減であり、60%台という数字は過去10年間にはなかった低さということです。どうやら猛暑の影響でそうなったようですが、農家には大打撃の数字です。ところが、福島県よりひどかった地域がまだあって、お隣の新潟県などは、一等米比率がなんと19%!! 主力品目のコシヒカリに限って言えば17%と、異様としか言いようがない落ち込みようです。ちなみに、昨年の一等米比率は91%とのこと。ただ、新潟県産コシヒカリに関して言えば、数年に一回は一等米比率が50%前後まで落ち込む年はあったようなんですね。にも拘らず、新潟県で品種改良を積極的に行ったという声は、あまり聞こえてきません。いつでもどこでも一つ覚えに、「(特に魚沼産の)コシヒカリ」のブランド力におんぶにだっこの状況で…今後毎年のように猛暑が続くのであれば、下手すると新潟県は、「日本のコメどころ」の地位を放逐されるかもしれませんね。今の状況は、野球に例えて言えば「これまでバッターを難なく抑えていたストレート(コシヒカリ)が、打者に打ち返され始めている」といったところでしょうか。コシヒカリに対する幻想はそろそろ終わりにして、新しい変化球(品種)を獲得すべき時期にきていると思います。魚沼産コシヒカリ(白米) 500グラム(500g)【送料無料】特A米魚沼の中の魚沼産こしひかりお一人様 1点限り(ご注文商品と一括にお届け)【smtb-kd】【ポイント10倍】魚沼産コシヒカリ(白米) 新米 500グラム (500g)特A米 【送料無料】※合計1万円以上(税別)お買い上げの方対象商品です。【10P12oct10】
2010.10.13
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今朝も、大雨でした。遠距離通勤をしていると、電車が動いているかどうかが、やっぱり気になりますね。幸い今日は大丈夫でしたが…ただ、災害が発生し万が一不通になったとしても、利用している幹線の東北本線だと、復旧にはさほど時間がかかりません。他地域に比べると、恵まれた環境にあると思います。これがローカル線だと、廃止につながる可能性があるからちょっと怖いものがあります。記憶に新しい例だと宮崎県を走る高千穂鉄道が2005年に発生した災害で廃止に追い込まれているし、三重県を走る名松線の末端区間も、昨年秋に発生した災害以降バス代行運転が行われており、JR東海からは廃止の打診がなされています。東北地方においても、岩手県の山間部を走る岩泉線が、7月に発生した災害以降長期運休状態。元々が1日3~4往復しか運行されていない超ローカル線ということもあり、このまま廃止になってしまう可能性は十分にあります。地元では復旧にむけて様々な取り組みが行われているようですが、果たしてこの活動は実を結ぶのでしょうか? 事態の推移を、注目していきたいと思います。岩泉町龍泉洞公式観光ガイドブック
2010.09.28
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今日、リンク先のブログで富山県のネタが書かれてました。富山県… 私の住む福島県から見て「隣の隣の県」になりますが、縁を感じる機会は少なく、近くて遠い県のイメージがありますね。私自身も、訪れた経験はありません。ところで、富山県でふと思い出してしまったのが、1981年にヒットした伊藤敏博の「サヨナラ模様」。当時の伊藤は富山県内の列車に乗務していた国鉄の車掌さん。「ザ・ベストテン」でも車内からの中継で歌う姿がしばしば放映されていた記憶が残っています。でもこの曲、「♪ねえねえねえねえ」と連呼するサビの部分を別とすれば、どんな曲だったかうろ覚えなんですよね。そこでYouTubeで聴いてみたところ、そばを通りがかった妻から「なにこの曲、わからない」とのコメント。ヒットした当時小学4年生だった私がおぼろげながら覚えているというのに、2歳年下の妻がわからないとは… ちょっとしたジェネレーションギャップを感じた次第です。伊藤敏博 / サヨナラ模様 【CD】
2010.09.03
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22日付で書いた別館の日記で、「郡山は秋田銀行に限らず周辺各県の地銀、第二地銀にとっても魅力的な市場であるようで、秋田銀行をはじめ、北日本、七十七、山形、荘内、常陽、足利と実に7行が進出している。この数字は、仙台市(14行。なお、大東銀行を除く東北地方の地銀、第二地銀のすべてが進出している)に次いで、東北地方では2番目に多い。」という文章を書きました。実はこれ、各銀行のサイトを虱潰しに調べて書いたもの。たかだか数行の記述に、1時間以上も費やしてしまいました(苦笑)もちろん、「郡山=東北ナンバー2」と書いたからには東北地方の他都市についても調べてあるのですが、改めてランク付け(進出行数が多い順に並べ、行数が同じ場合は支店数が多い方を上位としました)すると意外な都市が上位を占める結果となり、ちょっと驚いています。以下、紹介してみましょう。【1位】仙台市(14行38支店)【コメント】別館にも書いた通り、東北地方では断トツの数字で、大東銀行(ちなみにこの銀行も、2003年まで仙台支店が存在しました)を除く東北地方の地銀、第二地銀のすべてが進出しています。東北地方以外でも、北海道、常陽の両行が進出。進出行数もさることながら、驚かされるのは支店数の多さ。きらやか銀行の7支店をはじめ、荘内銀行が6支店、秋田、山形の両行が5支店、岩手銀行が4支店と、すさまじい進出ぶりです。特に荘内銀行は、仙台都市圏の大型SC内におけるインストアブランチ設置に力を入れているので、今後も増えそうな勢いです。なお、支店が集中する地域は、中心部の他、若林区卸町周辺や、太白区長町、泉区泉中央の副都心近辺が目立ち、各区ごとの内訳は、青葉区(14行16支店)、泉区(5行8支店)、若林区(5行5支店)、太白区(4行6支店)、宮城野区(3行3支店)となります。【2位】郡山市(7行9支店)【コメント】各県の県庁所在地を抑え、堂々の2位。内容を見ると、常陽、足利の両行のように、北関東からの進出が目立ちます。秋田銀行の支店が3つあるので支店数合計は9つ。実は2008年まできらやか銀行が支店を構えていたので、それ以前は二桁に乗せていました。う~ん、残念。なお、郡山市は、進出行数では第2位ですが、後述するように支店数は第2位ではありません。あしからず。【3位】秋田市&福島市(6行6支店)【コメント】3位は、秋田、福島の両市が、仲良く6行6支店。両都市とも日本銀行の支店所在地であり、古くから商工業が発展していたことが、同規模の他都市より行数が多い背景にあるのだろうと推察します。ただ、秋田市に関して言えば、ここ10年程の間に青森、山形の両行が撤退しており、実績がやや下降気味です。【5位】八戸市(4行12支店)【コメント】5位は八戸市。進出しているのは岩手、東北、北日本の岩手県地盤の3行に秋田銀行なんですが、支店数がすごい!郡山市を抑えて東北地方ナンバー2です。岩手銀行など、八戸営業部(!)をはじめ6支店も出店しています。あと、北日本銀行が3行で、東北銀行が2行。南部領だった八戸は同じ青森県内の青森市や弘前市より盛岡市との関係が深いと言われますが、この数字は、その裏付けになるかもです。【6位】盛岡市&石巻市(4行4支店)【コメント】盛岡市はやや少な目に見えますが、青森、みちのく、秋田、七十七と隣県の銀行は殆ど進出しているので、まぁ及第点と言えるでしょうか。むしろ驚きなのが石巻市で、八戸と同じく岩手、東北、北日本の岩手県地盤の3行が揃って進出。八戸も石巻も三陸漁場の拠点となる港町ですから、岩手県の銀行があった方が何かと便利なことが多いのでしょう。なお、石巻に進出しているもう一つの銀行は、蛇田のジャスコ内にある荘内銀行。【8位】いわき市(3行7支店)【コメント】8位に入ったのはいわき市。進出行数は少ないですが、支店数の多さが目につきます。と言っても、これ、いわき市が広域多核都市だからこそできた芸当。支店数の過半数にあたる4支店は常陽銀行なんですが、平、小名浜、湯本、植田と点在しています。各地域ごとに出店状況を細分すると、平が3行3支店、小名浜が2行2支店、湯本と植田が1行1支店ずつとなります。なお、今年7月までは、四倉にも七十七銀行の支店がありました。【9位】青森市(3行4支店)【コメント】進出しているのは、岩手、北日本、秋田の3行。なお、北日本銀行は2支店あります。若干腑に落ちないのは、北海道の銀行がひとつも進出していないこと。逆に青森県地盤の青森、みちのくの両行は、北海道、特に函館市近辺に積極的に進出しているのに… 【10位】気仙沼市(3行3支店)10位にも意外な都市が登場。三陸の漁港、気仙沼市です。進出しているのは例によって、岩手、東北、北日本の岩手県地盤の3行。こうしてみると、漁業って、地銀や第二地銀の他県進出を促進している大きな要因なのかもしれません。もっとも、気仙沼市の場合は地理的特性から「宮手県」と揶揄されることがあるだけに、当然といえば当然の結果と言えるかもしれませんが(苦笑)ちなみに、2行進出している都市を列挙すると、下記の通り。大崎市、大館市(以上2行3支店)塩竈市、名取市、多賀城市、能代市、由利本荘市、鹿角市、会津若松市、南相馬市(以上2行2支店)あれれ? 山形県内の都市が全く出てこないですね。県全体を見渡しても、山形市に七十七銀行、酒田市に北都銀行が1支店ずつあるのみです。なお、以前山形市には秋田、北都、仙台、東邦の各行がありましたが、いずれも撤退しています。山形県内の地銀、第二地銀はいずれも積極的な他県進出を図っていますが、それは銀行が逃げていくような山形県に見切りをつけたからなのかな? と思ってみたりもします。地銀大再編
2010.08.25
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今日の高校野球、第2試合で我が地元、聖光学院が履正社に5-2で勝利し、次の第3試合では新潟明訓が1-0で優勝経験もある西日本短大附に勝利しましたね。聖光は六分四分で勝てるんじゃないかと思ってましたが、新潟明訓が勝ったのは予想外でした。でも、考えてみると、新潟県勢って、去年も日本文理が準優勝しているんですよね。敗れはしたものの決勝戦の9回2アウトからの驚異的な追い上げは、記憶に残っている方も多いかと思います。その日本文理を破って甲子園に出場してきた新潟明訓がベスト8に勝ち上がってきた所に、新潟県のレベルアップぶりを感じます。近県の状況を見ても、宮城県は仙台育英と東北、青森県は青森山田と光星学院が交互に出場し、甲子園でも好成績を残しています。新潟県もまた、日本文理と新潟明訓の二強時代に入ったということで…ところが福島県を振り返ってみると、聖光学院が一人気を吐いているのが現状と言えます。後を追う学校がいないというか、仮に甲子園に出場できたとしても、初戦突破すらできるかどうかは怪しいですよね。どの学校でも構わないのですが、福島県でもう一つ、全国で勝てるチーム作りをしてくれる学校があればいいのにな… そういう環境に到達しつつある新潟県を、正直、羨ましく思います。『無洗米 新潟県産こしひかり』5kg用袋(さざ波グリーン柄)ラミネート製 1枚
2010.08.16
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今日の夜、妻から問い合わせを受けました。「明日知人が山形市内に行くんだけど、県内で家族連れが楽しめるスポットって、どこがあるかなぁ?」当初は県庁付近にある大規模プール・ジャバで楽しむつもりだったのだそうですが、明日の午後の天気が雨なので、ジャバ以外にもどこかで…という話になったようです。ところが、山形市内の観光スポットと言われても、私には上手く答えられそうにありません。市内中心部だと文翔館や霞城セントラル、ちょっと郊外に足を伸ばせば山寺や上山城がありますけど、いずれも子供向きの施設かどうかは疑問符がつきます。いっそのこと、一昨年我々一家が訪れた高畠町(参考)に絞った方が、高畠ワイナリーや浜田広介記念館などコンパクトに施設が集中していて、楽しめるかもしれませんね。プールはないけれど、高畠駅構内の太陽館で入浴ならできますし(笑)まるごと山形オリジナル[火入れタイプ]アルコール度数15.7%【山形市:男山酒造】【羽陽男山】中採り純米720ml
2010.08.13
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今日は休日。散歩にも行きません。その代わり、家族で外出します。その様子は、別館に書く予定です。朝、ちょっと時間が空いたので、久しぶりに「ゲゲゲの女房」を観ました。ちょっと前まで貧乏生活のどん底にあった主人公夫妻が、いつの間にやら生活が好転していたのが印象的ですね。子供も二人目が産まれているし、境港から両親を呼び寄せているし、漫画家って、ヒットを出すとこれほどまでに変わるものなのかと驚かされます。また、画面を観ていてちょっと気になったのが、舞台となっている調布の「すずらん商店街」。実は調布にはこの名前の商店街はないそうなんですが、googleで「すずらん商店街」と検索してみると、全国には実に多くの「すずらん商店街」があるのがわかります。東京だけでも神田、赤羽、阿佐ヶ谷、荻窪、経堂、銀座、立川、成増に「すずらん通り」という商店街が存在し、しかもこれらの商店街は「すずらん連合会」(あるいは「東京すずらん通りサミット」)なる連合組織を作っているとのことです。聞くところによると、すずらんの名がつく商店街は東京と北海道に多いそうですが、我が福島県も、会津若松にすずらん通りという歓楽街があるし、福島市のパセオ470は以前スズラン通りと呼ばれていました。郡山市でも現在の駅前アーケードがすずらん通りと呼ばれていた時期があったようです。そう言えば、お隣の山形県にも、メインストリートの七日町の西側を並行している大手門通りが「すずらん商店街」の別称を有していますね。商店街とすずらんとの相性の良さ。これはいつ頃から形作られたものなんでしょうか? 大変気になりますねぇ~可愛いチャームでアクセサリー作り。ビーズパーツと組み合わせてグレードアップ。すずらんみたいな鳥かご [cha-p-238]【アクセサリーチャーム・ピューターチャーム・ビーズパーツ】
2010.08.11
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今年の12月に、東北新幹線が新青森まで開通します。「開通したら新幹線と特急を乗り継いで函館まで行きたいね」なんて家族で話をしてますけど、その新幹線開通後のアクセス特急の運行体制が、現時点で不明確なのが、ちょっと気になっています。現在八戸まで開通している東北新幹線とのアクセス特急として運行されているのは、「スーパー白鳥・白鳥」(八戸・青森~函館)および「つがる」(八戸~青森・弘前)の2系統。いずれの列車も経由している八戸~青森間については新幹線開通と同時に第三セクターの青い森鉄道に移管されるので特急も廃止されることになりますが、果たして青森~函館間および青森~弘前間がどのように変わるのか。新幹線の停車駅が青森駅ではなくその4キロほど西に位置し奥羽本線と接続する新青森駅なだけに、要注目なんです。調べてみると、JR北海道が伝えるところでは、新青森開業後の「スーパー白鳥・白鳥」の運行区間は、新青森~青森~函館間を計画しているとのこと。その一方で、新青森~弘前間については地元の東奥日報が新幹線開業後に「つがる」が廃止される可能性が高いことを報じるなど、明暗が分かれている格好です。が、仮にそうなったとしても、交換設備が辛うじて設けられている新青森駅に車両を留置できる余裕はどうもない模様。となると、新青森の先にあり2面3線のホームを有する津軽新城駅あたりで折り返すことになるのかなぁ?いや、どうせだったら、列車自体の運行は弘前~新青森~青森~函館間ということにして、弘前~新青森間は快速、新青森~青森~函館間は特急にするという手があるかも。それだったら、新青森駅での折り返し問題に頭を悩まされずに済むし、それより何より「新幹線からロングシートの通勤電車に乗り継いで弘前まで旅行」なんて無粋な事態も回避されますしね。Hi-vision 列車通り はやて 東北新幹線 八戸~東京(DVD) ◆20%OFF!
2010.07.13
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最近子供達が気に入って飲んでいる清涼飲料にはモンテディオ山形のユニフォームをかたどったデザインに「つや姫」というロゴが書かれています。横文字が氾濫しがちなこの種の飲み物の名前にしてはずいぶんと純日本的なネーミングだな~と思っていたのですが、調べてみると「つや姫」って、お米の名前だったんですね。ちなみに、清涼飲料の正式名称はカロリーゼロ スポーツ飲料12と言うんだそうな(笑)つや姫は、今秋に本格デビューを果たす山形県生まれのお米。山形県では「お米はここまでおいしくなれる」と銘打ったサイトの作成や、先述の清涼飲料やモンテディオのユニフォームを利用しての宣伝戦略に、余念がないようです。山形県には既に「はえぬき」というブランド米が存在します(これのロゴも以前モンテディオのユニフォームに書かれてましたね)が、ずいぶんな力の入れっぷりですね。と言うか、洋ナシの「ラ・フランス」やサクランボの「佐藤錦」、あるいは牛肉に?油味の芋煮など、山形県は産出する農産品、食料品のブランド化を進めるのが得意な土地柄のような気がします。ただ、PRされる産品は、いずれも村山地方のもの。鶴岡市で多く産出されるだだちゃ豆、あるいは米沢牛といった産品は県全体のというよりはそれぞれの地域でのみの産品というイメージがあるし、芋煮の形態も、庄内地方では宮城県や福島県と同じく豚肉に味噌味が定番だと聞きます。山形県が村山地方ばかり贔屓しているのか、それとも庄内地方や置賜地方では山形県からの独立意識が強いのか、どちらかはわかりませんが、中小の藩が分立していた地域を一つの県にまとめ上げる難しさを、同様の歴史的経緯を有する福島県民としては、興味深く感じてしまう次第です。【大人気・売切御免】【送料無料】【食べてみたいお米No.1】つや姫の山形からおいしいお米!アレルギー体質の方は是非!味わい深いささにしき!山形産のおこめ!お米専門店がオススメ!【21年産 山形県庄内産ササニシキ 10kg】【smtb-TD】【tohoku】」【10P25jun10】【P25jun10 新規店】
2010.06.30
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次回の散歩では、田村地方の南東端にある小野町を訪れる予定です。小野町といえば、小野小町の生誕地であるとの伝説が残っている所。地元では「平安時代初期にこの地に荘園を開いた小野篁と荘園内にいた愛子(めずらこ・珍敷御前)との間に生まれた子供が小野小町」という伝が残っています。確かに小野篁は父親の小野岑守が陸奥国司に就任したのに従って奥州に下ったとされており、小町が小野町近辺で生まれた可能性も否定できない部分はあります。が、南北朝時代近辺に編纂されたと伝えられる系図集「尊卑文脈」によると、小町は篁の息子で出羽郡司を務めていた小野良真の娘であったことが書かれているとのこと。この「出羽郡司」という記述が、現在最もポピュラーな説となって伝わっている「小野小町秋田県生誕説」へと繋がってきます。もっとも、各種記録にあたってみると、篁が西暦802年の生まれ、小町は西暦825年頃と推定されているから、祖父-孫の関係とするには無理があります。結局のところ、小野町、秋田の両小町伝説ともに、確定的な情報でないのが真相のようです。ところが、秋田の方は、「あきたこまち」という銘柄の米を産出したり、ミニ新幹線の列車愛称を「こまち」としたりと、小野小町ゆかりの地であることをしきりにアピールしているイメージがあります。秋田県は「秋田美人」と称される美人の産地としても知られているので、小町との関連性にお墨付きが与えられてしまっている部分があるのかもしれません。確かに、佐々木希なんか見てると、説得力ありそうだしなぁ(笑)ちなみに、秋田県側の小野小町生誕地とされるのは、湯沢市(旧雄勝町)小野。県の南東端にある小さな集落に過ぎません。それが秋田美人とリンクしたとはいえ県全体をイメージづけるムーヴメントとなってしまった背景には、由利、鹿角の両地方を除く県域の殆どが秋田藩一藩の管轄であったことが挙げられるかもしれません。悔しいですが、小藩分立の歴史を有する福島県にはできない芸当ですね。★ご当地限定まりもっこり★秋田限定★小野小町もっこりボールペン
2010.06.28
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