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このところ病みつきになっている(?)県別道路地図シリーズ。今日は栃木県の地図を買ってきました。栃木県、隣の県なのに、実のところよくわかりません(苦笑)別に興味がないわけではないのですが、私が思うに、栃木県には日光、那須をはじめとした大観光地が充実している反面、ドライブがてらにふらっと立ち寄れるスポットが少ないのが、影響しているんじゃないかと思います。また、栃木県の観光スポットは、東北地方の人に対してはあまり積極的にアピールしているとは言えませんしね。それともう一つ、これも「ふらっと立ち寄れる」と関連していますが、宇都宮を除いて主要都市が東北本線※1や国道4号線といった交通の大動脈からことごとく外れている点も挙げられそうです。県内では人口第二位の都市である小山は率直に言って観光的には魅力がない所だし、足利学校の足利、厄除大師とラーメンの佐野、蔵造りの街並みが見られる栃木※2はそれなりに食指を動かされるものの東北からだと「それだけのために」高速を飛ばして訪れるほどの所ではないし。「日本一影が薄い都道府県」と揶揄されている栃木県ですが、脱却のためには、身近なスポットへの行きやすさ、訪れやすさを改善していくというのも一つの手だと思います。我田引水な主張ですが、とりわけ隣県からの行きやすさを、ね。※1 なお、栃木県内(黒磯以南)の東北本線は、宇都宮線という愛称が付けられています。事実ここを境に普通列車の系統が分かれているので愛称をつけること自体については別に含むところはありませんが、栃木・福島両県の連携を欠く要因の一つになっていることは否定できないと思います。※2 ちなみに足利、佐野、栃木の3市は、いずれも全国京都会議に加盟しています。また、佐野と栃木には東北自動車道のICならあります。佐野ラーメン万里2食【60】個単位で御注文ください。ノベルティ・粗品・販促品 佐野ラーメン万里2食(1ロット 60 個/ 1個当たり 599 円) 挨拶向け・卸売・販促品
2009.02.15
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昨日のことになりますが、勤務先の営業の人から、「こないだ、鳥取だったかな… にある『イチハタ百貨店』の人と話したんだけど、そんな百貨店があるって知ってた?」と訊かれました。だもんで、「一畑(いちばた)百貨店は確か松江にある一畑電鉄の系列の百貨店じゃなかったでしたっけねぇ?」と答えたら、「君、ひょっとして鉄道オタク?」と言われてしまいました(笑) 山陰の方には申し訳ありませんが、東北地方で一畑百貨店や一畑電鉄のことを知っている方が珍しいから、ある意味仕方ありません。ところで、いわゆる電鉄系百貨店は、大手私鉄を中心に全国各地で見られますが、実は東北地方に限って言えば、秋田の西武(ここも電鉄系と呼んでいいのかどうか微妙ですが…)ぐらいしかありません。ちょっと前まで郡山にも西武がありましたが、電鉄系百貨店不毛の地域なのは間違いないところ。反面、西日本はすごいなと思います。阪急をはじめ阪神、京阪、近鉄の大手私鉄はもちろんのこと、先に挙げた一畑や山陽電鉄、伊予鉄道といった地方私鉄も百貨店経営に乗り込んでいる訳ですから。とりわけ一畑は松江、出雲の両市に店舗を出しており、さしづめ「地方電鉄系百貨店の雄」といったところでしょうか。ここ数年百貨店に対する風当たりは強いですが、是非とも耐え抜いて欲しいものです。ご家庭用にぴったりです!宍道湖のしじみ(Sサイズ)[1袋入]只今10袋お買い上げで、送料無料【常温・冷蔵】【島根県産】
2009.02.12
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U字工事って、最近よくTVに出てますね。栃木弁丸出し(とはいえ、TV向けにかなりデフォルメされているとは思いますが)の漫才はテンポも良いし、うちの妻もお気に入りです。ただ、漫才のネタの中で、ちょっと気になることがひとつ。時折同じ北関東の茨城県や群馬県をバカにしたり、北関東に分類されることがある埼玉県に対してあこがれの情を抱いたりすることがあるのですが、北隣の福島県については殆どノータッチなんですよね。二人の出身地は栃木県北端、福島県境に近い那須地方にもかかわらず、です。「福島県=北関東」と主張してはばからない福島県民が特に南部を中心にいたりするんですが、当の北関東からはどうやら同列に扱われていないのが現実のようですね。U字工事/U字工事のお土産(お試し版)(DVD) ◆20%OFF!
2009.02.11
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福島県内が舞台の一部となっている現在放映中の大河ドラマ「天地人」に引き続き、会津藩初代藩主である保科正之を大河ドラマの主人公にしようという動きが、活発になりつつあるようです。福島県内のニュースでも時折取り上げられていますが、どうも盛り上がりには欠ける模様。この運動を積極的に推進しているのは正之が会津地方に転封される以前に治めていた長野県伊那市(旧高遠町)であり、むしろ福島県は付き合いで参加している印象です。会津地方あたりもっと食いついても良さそうなものですが、2004年の「新撰組!」、今年の「天地人」とそれなりに大河ドラマには縁がある土地柄なので、藩祖のドラマには関心があっても、ほどよい「お腹いっぱい感」があるんでしょうかね。加えて、正之の生きた時代はいわゆる戦乱がほとんどなくドラマとして描きにくいという技術的な問題も、運動推進の足かせになっているようです。その反面、長野県はすごいですね。現在の長野市で行われた川中島の合戦自体は1988年の「武田信玄」、2007年の「風林火山」など信玄モノで取り上げられているし今年の「天地人」でも触れられているけれど、長野県自体が大河ドラマの主舞台になったことは確か皆無のはず(ただし、大河ドラマで現代劇が放映されていた1985~86年に、NHK新大型時代劇として「真田太平記」が放映された実績はあります)。だから保科正之のドラマ化に対する思い入れも深いんでしょうね。ただし長野県は、保科正之と並行して、富山県とタイアップして木曽義仲の大河ドラマ化も狙っているとのこと。こちらの方は戦乱シーンも描けるし、加えて1993~94年の「炎立つ」、2001年の「北条時宗」、2005年の「義経」と大体6年置きに平安・鎌倉時代モノが放映されていることを考えると、正之に比べて放送実現の可能性が高いように思います。でも、県内が主舞台なら主役は誰でもいいってことかい? 正之、義仲、どちらも県知事が旗振り役に県知事が絡んでいますが、大河ドラマの件といい、この件といい、良く言えば貪欲な方だこと(笑)新歴史浪漫 義経~源平争乱~ シークレット.宇治川の戦い/木曽義仲
2009.02.07
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今日は節分。節分といえば、個人的には「でん六豆」だったりします。東京に住んでいた幼少の頃も結構CMが流れていた記憶があるのですが、本社が山形市にあるだけに、全国的に知名度のある企業なのかどうかはちょっとわかりません。そのでん六豆の象徴的な存在が、毎年赤塚不二夫がデザインしていた鬼の面。赤塚さんは昨夏他界してしまいましたがフジオプロにより製作は続けられており、ひとまず安心。ちなみに今年のデザインは、大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続の兜(「愛」の字が書かれている)をモチーフにした「ラブ鬼」でした。山形県といえば地域によって歴史認識がバラバラな面があり、最上義光に対するリスペクトが強い山形市にから見れば米沢市を本拠とした上杉氏・直江氏は敵のはずですが、やはり同じ山形県、一緒に盛り上げていこうということなんでしょうね。来年以降の鬼の面にも期待です。赤塚不二夫の世界
2009.02.03
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北海道に拠点を持つ百貨店・丸井今井が、民事再生法の適用を申請しました。それにかこつけて… という訳ではないけれど、ちょいと気になって北海道の旧友に電話。会話内容については割愛しますが、あまり景気のいい話は聞けませんでしたね。札幌ではロビンソンの閉店に続く激震なだけに、地方経済の疲弊ぶりが伝わってきました。今現在も伊勢丹の支援を仰いでいる丸井今井ですが、今後はどうなるんでしょうか? ここ数年で小樽、苫小牧、釧路の店舗を閉店させ室蘭店も閉店の方向に動いていた折、店舗を存続する方針であった函館店や旭川店もあおりを食って閉店の憂き目に遭うんじゃないかと、ちょっと心配になります。北海道に限らず、地方では百貨店が減少傾向にあります。つい先日も仙台と浜松で大丸が出店を取りやめるなど、増加の見込みはまったくなし(そういえば、浜松って政令指定都市なのに、遠鉄百貨店しか百貨店がないんじゃなかったっけ?)。百貨店自体が現在のニーズにそぐわないのかもしれませんが、地域の顔でもあるだけに、閉店は寂しいですね。2008JリーグTEコンサドーレ札幌#CS53 ドーレくん&コンサドールズ
2009.01.29
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鰹節製造大手のヤマキとマルトモで、偽装が相次いで発覚しましたね。ヤマキが製法偽装でマルトモが産地偽装ですか。食品への眼が厳しくなっている中、よくそんなことやっていたな… ちょっと呆れます。でも、それ以上に驚いたのは、この両社、いずれも本社が愛媛県伊予市にあるということ。しかも本社工場が隣接しています(笑)愛媛県って私の住む東北地方とはあまり縁がないし私自身も足を運んだことがない地方ですけど、ヤマキやマルトモの他にも、「伯方の塩」の伯方塩業(今治市)、「晩餐館」シリーズの日本食研(今治市)、「ポンジュース」のえひめ飲料(松山市)など、商品そしてCMが妙に印象に残る食品企業が目立つのが非常に気になります。今回の事件は愛媛県の食品業界にとっては大きな打撃になったでしょうが、その個性の強さを生かして、捲土重来を果たしてほしいものです。株式会社えひめ飲料POMポンジュース1000ml【あす楽対応_関東】【あす楽対応_近畿】【あす楽対応_中国】【あす楽対応_九州】【あす楽対応_四国】【あす楽対応_東海】【あす楽対応_甲信越】【あす楽対応_北陸】
2009.01.22
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昨日、今日と、静岡からいらしたお客様と一緒に仕事をしてました。その方は私がブログをやっていることをご存じで、「今日はこのことブログに書くんですか?」と何度か突っ込んできます。すいません。「あのこと」と「そのこと」は、ちょっとここでは書けません。ご容赦願います(苦笑)その代わりと言ってはなんですが、今日は、仕事中の雑談で出てきた東海道のネタで。よくよく考えてみると、私はここ5年近く、東北地方から一歩も外に出ていないんですね。その間早朝散歩とかやっていたから地元に対する地理的知識は増したと自負していますが、その反面、他地域に対する地理的知識はちょっと落ちたような気がします。それと東海道がどう結びつくのかというと、東海道の宿場町がなかなか思い出せずに間違いを繰り返すという失態を演じてしまったんです。「金谷の次の宿は菊川でしたっけ?」「いや、菊川には宿はないですよ。次の宿は日坂です。」「そう言えば、その辺に横須賀という宿場町はありませんでしたっけ?」「白須賀宿なら、静岡県の西端にありますよ。」万事こんな調子。「静岡県の西端といえば舞阪とか新居とか…」とお客様が繰り返す中で、そう言えば、鷲津って宿場町でしたっけ? と問いかけたものの結局口にしませんでした。後で調べてみると鷲津は宿場町じゃなかったですね。危うく恥の上塗りをするところでした。東海道本線の駅を中途半端に知っているせいもあって、東海道の宿場町に関する知識も、これに引きずられている部分が往々にしてあります。東京近郊に関して言えば蒲田、鶴見、茅ヶ崎、二宮は宿場町ではないし、静岡県以西に関して言えば清水、静岡、磐田、豊橋は宿場町名としては存在しません(宿場町名はそれぞれ江尻、府中、見附、吉田)。結構相違点があるので、あまり知ったかぶりはしない方がよろしいですね。【ご当地キティ】静岡由井 東海道五十三次ハローキティ根付ストラップ
2009.01.20
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前の日記に引き続き、新潟県の鉄道ネタです(笑)新潟市をはじめ、ここ数年で新しく政令指定都市に昇格した市が増えていますが、その中で軌道系の市内交通機関がないのは新潟市だけなんですよね。静岡や浜松は地元私鉄が市街地と郊外とを結んでいるし、堺や岡山には路面電車が走っているし。軌道系交通機関は政令指定都市の必須要件ではありませんが、都市の規模の大きさや市民へのサービス度を示す一つのバロメーターとはなり得ると思うんです。ところが新潟に関しては、新潟駅と繁華街の古町通との距離が結構離れているにも関わらず、両者を結ぶ公共交通機関は定時性に劣るバスのみ。冬季の積雪のことを考えると、かなり貧弱と言わざるを得ません。調べてみると、新潟交通の電車(1999年廃止)が現役だった1950年代に、新潟交通のターミナルだった県庁前駅から新潟駅までの路面電車を敷設する計画はあったようですね。もっとも、モータリゼーションが発達途上だった当時のこと。今さら路面電車でもないだろうとのことで計画は立ち消えになったそうですが。せめて中心街を縦貫する地下鉄があれば便利なんじゃないか? もう15年ほど前の話ですが、当時新潟大学に通っていた友人に、訊ねたことがあります。ところが友人の答えは非常にあっけないもの。「無理だよ。だって新潟は信濃川を流れた砂が堆積してできた所だもん。地質が砂岩質で脆弱だから地下鉄なんて作れないと思うよ」なるほど… 需要以前に地形的な問題があった訳ですね。あと、あの広い信濃川の真下を掘るのも、非常に大変そう。仮に新潟駅から古町通までの地下鉄を作るとなると萬代橋の南詰にある万代シティのバスターミナル付近への駅設置は不可欠でしょうが、かなりの大深度地下に設けざるを得ないでしょう。ならば、広島のアストラムラインや那覇のゆいレールのような新交通システム系の路線はどうかと思うのですが、札幌の地下鉄のように積雪対策として線路にシェルターを覆わなくてはならないだろうしそうなると国の重要文化財に指定されている萬代橋付近の景観に影響してしまいそうなので、これもあまりお勧めできない感じ。結局、温故知新じゃないけれど、50年前の案に戻って、路面電車しかなさそうです。ただ、仮に路面電車を走らせた場合、萬代橋の上を走らせるかどうかは、検討の余地がありそう。走らせれば観光スポットになり得る魅力がある反面、萬代橋の車線減少であぶれたクルマをスムーズに通行させるために、新潟駅付近から柳都大橋へのアクセス改良や八千代橋の拡幅などが必要になってくると思います。萬代橋を渡りましょう/越後人/静乃かおり,土屋友宏[CD]
2009.01.04
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リンク先のslash555さんのブログでは、slashさんの旦那さんのご実家の所在地である新潟県直江津という地名が時折出てきます。厳密に言うと新潟県上越市の旧直江津市地区なのですが、「上越」とは言わず「直江津」。上越市は38年も前の1971年に高田市(この市名があったために岩手県陸前高田市、奈良県大和高田市、大分県豊後高田市、(これは間接的にだが)広島県安芸高田市の市名ができた)と直江津市が合併してできたものですが、いまだに旧両市への帰属意識が強いのか、上越という地名はあまり使われていないのが現状のようです。ところが、5、6年後(!)に開業を控えた北陸新幹線では、上越市内にできる駅(現・信越本線脇野田駅)の仮称を「上越駅」にしているとの由。これに関連して上越市長が「現在の上越新幹線(上越市を経由しない)を『新潟新幹線』に改称しろ!」と主張したり、逆に上越市という市名に疑問を呈している市民が「旧郡名の『頸城』を使った市名に改称しろ! 新幹線の駅名も『頸城』を使え!」と訴えたりと、個人的にはかなり面白い事態になっているようですね。私自身の考えを言うと、そもそもの地名の起こりとしては上越市の「上越」(京都に近いことに因み名付けられた広域名称。厳密には「上越後」が起源)の方が上野(こうずけ)と越後を結ぶ鉄道路線名として名付けられた上越線・上越新幹線の「上越」よりも古いことを考えると、上越市内にできる北陸新幹線の駅名に上越の名を冠しても特段の問題はないと思います。ただ、紛らわしい名称をつけてしまったとはいえ上越線・上越新幹線が有した歴史にも配慮を示して「上越市」あるいは「上越妙高(南隣の妙高市にも配慮した駅名)」あたりに収めるのがベターでしょうか。なお、「頸城」を使った駅名は、旧西頸城郡に属する糸魚川にも新幹線駅ができる関係上、却下せざるを得ないでしょう(同じ理由で、上越市の「頸城」を使った市名改称案にも反対)。また、実のところ、上越新幹線の改称にも、消極的ながら賛成なんですよね。北陸新幹線の開業で支線的存在への転落が確実視されることだし、群馬・新潟限定の色彩が強い名称の上越新幹線から、山形県庄内地方や秋田県への延伸を視野に入れた「羽越新幹線」「日本海新幹線」あたりに改称してもいいんじゃないかと思うんです。群馬県の方は納得しかねる部分もあるでしょうが、ご容赦を…上越市「謙信・兼続」検定公式テキストブック
2009.01.04
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兵庫県知事が「関東大震災が発生したら関西にとってチャンス」という意味の発言をして、バッシングを受けてしまいましたね。言葉尻だけを捕えられて批判されてしまってますが、地震でも大火でもテロでも不慮の事態によって首都が壊滅状態になってしまった時の代替機能をどの地域が担うかというのは、国家全体にとっても大事なことだと思います。それを関西が担うのがふさわしいのかどうかはさておき、知事の東京一極集中の是正という発言の趣旨には、概ね賛成します。でもやっぱり「チャンス」というのは言いすぎですよね。兵庫県が阪神・淡路大震災の被災地であることや「関西人=反東京」というステレオタイプの図式も相まって必要以上に(特に東京側のマスコミから)批判を受けてしまったきらいがありますが、実は兵庫県知事には、昨年東京都知事が発した「阪神・淡路大震災では当時の首長の判断が遅れたために2,000人が余計に死んだ」(ただし、首長が首相、県知事のいずれかを指すのかは不明)という発言に対して反論したという前歴があったりします。ひょっとしたら、都知事発言ををずっと根に持っていたのでしょうか?兵庫県知事にせよ、東京都知事にせよ、言葉にやや配慮を欠いたきらいがありますが、こんな具合に「舌禍が次の舌禍を生む?」構造、これからも様々な場面で耳にする機会があるのかなぁ? いい加減にみんな大人になってよ! と思います。石原慎太郎の東京発日本改造計画
2008.11.13
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こちらの日記で紹介したリニア中央新幹線のルートですが、南アルプスをトンネルで貫く直線ルートが有力との各種報道に対し、諏訪地方を経由するルートを主張している長野県知事がえらく反発してますね。地図で確認する限りでは明らかに分が悪い長野県知事ですが、何が彼をそこまでいきり立たせるのか、ちょっと疑問に思います。それにも増して長野県知事の発言で腹が立つというか悲しくなるのは、直線ルートでリニアが建設されても飯田市付近は通過する(しかも駅が設置される可能性が高い)というのに、この点に対してはあまり言及していないこと。私が長野県知事だったら(と言うのもすごい喩ですが・苦笑)、むしろ飯田を拠点とし北は諏訪地方、西は岐阜県恵那地方までを範囲とする交通ネットワークの強化に力を入れるのになぁ… この範囲の人口規模は山梨県よりちょっと少ないぐらいだし、利用促進に力を入れればそれなりに報いはあるようにも思えます。JR東海に意見するならば、飯田を経由する飯田線の路盤強化や高速化、あるいは同線を走る快速みすずの特急化を訴えたほうが現実的なのに。いずれにせよ、活用すれば県の発展にはそれなりに寄与できると思うんです。でも、長野県知事は松本の人だから、我田引水に近い諏訪地方経由ルート以外頭の中に入っていないのかなぁ? それに、諏訪地方ルートを採用すると直線ルートを採用した場合に比べて飯田の人は上京するのに時間的に損をする結果になるじゃないですか。ついでに言うと、現在在来線を走っている特急「あずさ」「しなの」が存廃の危機に瀕するのは必至です。従ってリニアの停車駅近辺以外の地域では、却って交通が不便になる可能性すらあります。同じ長野県内の小諸がそうなってしまったように。そんな訳で、県知事の一連の発言は、率直に言ってKYとしか思えないですね。当地信州飯田市は、ぶなしめじ栽培の発祥の地です。そのため気候風土に合った品質高いものをお届けしています。和洋中どんな料理にも良く合うきのこです。信州産 しめじ
2008.11.07
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先日、JR東海が、リニア中央新幹線のルート案を公表しましたね。案は、南アルプスをトンネルで貫く直線ルート、長野県が強く希望している同県内のの諏訪地方や伊那谷を経由するもの、同じく長野県の諏訪地方から木曽谷を経由する現在の中央本線に近いルートの三つ。ですが、JR東海の本音としては、後二者は長野県に対する配慮であり、東京と名古屋とを最短距離で結びリニアの加速性能が最大限に発揮できる直線ルートでの建設を希望しているようですね。今後のJR東海と長野県との協議には要注目ですが、むしろ個人的に気になるのは、現在東京と名古屋以西とを結んでいる東海道新幹線の存在。2020年以降に大規模な改修工事が予想されることがリニア建設を急がせる要因になっているだけに、今後の行く末が気になるところです。特に、仕事柄静岡県の方と接する機会が多いだけに、どのルートで建設されようがリニアからは完全に見放される静岡県は心配。新幹線の廃止自体はさすがにないでしょうが、静岡市清水区や島田市南部(静岡空港付近)、磐田市などに停車駅を増やして地域密着型の新幹線にシフトさせていくなど、存続のための方向性が模索されるような気はします。ここまで来た!超電導リニアモーターカー
2008.10.25
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今日、顧客名簿を入力していた時のこと。「どれどれ、今度は福岡県のお客さんだ。郵便番号が824-0031…」何の気なしに入力していたら、住所の表記がちょっと変。「福岡県行橋市西宮市」???どうして福岡県に西宮市があるのか、2、3秒考え込んでしまいました。これが「にしみやいち」と読む町名だと気がついて、ちょっと安心した次第。元々行橋市は「行事」「大橋」「宮市」の3村が合併してできた自治体だったんですね。その宮市の西部にあるから西宮市という訳で。ちなみに、行橋の由来は、行事と大橋の頭文字を合わせたもの。小規模な町村ではしばしば見られますが、行橋ほどの都市で合成地名というのは非常に珍しいです。ところで、行橋市にはもう一つ、妙な名前のものが。「福岡県立京都高校」ってのがあるんですよね。まぁ「京都」はこの地域の郡名で、読み方も「きょうと」ではなく「みやこ」なんですが、これもまた、字面だけ見ると、一瞬驚いちゃう名前ですね。行橋市
2008.10.20
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中山国土交通相が、一連の問題発言で、閣僚を辞任しましたね。発言の内容は、ちょっとお粗末。せめて日教組の組織状況と学力テストの点数との関連性をデータで示してから発言して欲しかった。実は両者の間には、特段の関連性はないそうなんです。学力テストで全国ナンバーワンだった秋田県における日教組の組織率は、全国平均を上回っていますしね。そういう「サヨク嫌い」の考えが、せめて北朝鮮に向かってくれればな… と思います。大臣の奥さんは北朝鮮拉致問題の解決に尽力してきた方ですし。総理大臣の辞任で政治的空白が生じている今だからこそ「拉致問題解決のために妻ともども頑張ります!」とでも言えばよかったのに。まぁ、日教組と同様自分の管轄外の事項ですけどね。あと、大臣は宮崎県の選出な訳だから、県内の道路インフラの立ち遅れを叫んでいる県知事と組んで「宮崎県の道路をどげんかせんと…」と主張してもよかった。我田引水と言われようが小泉政権以来地方軽視のきらいがあった国政が方向転換するきっかけになれば声を挙げるのは決してマイナスに作用しないと思うのですが。とにもかくにも、思想はともかくとして、今回の中山大臣の一連の発言は、KYとしか言いようがありませんでした。次回の総選挙で彼をどのように扱うのかは、宮崎県民の皆さんにお任せしますけどね。酸味一体!宮崎産ゆずすっぱいチップス(須木村柚子ピール・皮使用)自然豊かな宮崎県須木村で採れたゆずを使用した爽やかで心落ち着く味わいです♪お湯に溶かせばほんのり甘酸っぱい柚子茶の出来上がり♪これはブームの予感!?
2008.09.29
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三越伊勢丹ホールディングスが、思いきった店舗のリストラを発表しましたね。池袋に鹿児島、また郊外型店舗として開業して間もない武蔵村山に名取の4店の三越を閉店させるとか。名取の三越(イオンモール)はいつか行こうと思いながらもなかなか足を運べずにいたのですが、このままいくと三越に訪れることなく終わりそうな気がします。それはともかく、このリストラでよく生き残ったなと思うのが、新潟の三越。だって、新潟市って、伊勢丹(厳密には関連会社の新潟伊勢丹)もあるじゃないですか。地方都市で三越と伊勢丹の双方があるのは非常に珍しいし、新潟には他に金沢に本拠を置く大和もあるし。ついでに言えば新潟三越の店舗の外観はちょっと古ぼけたイメージもある(三越が鹿児島から撤退する理由が「建物の老朽化」だった)ので、ちょっと驚きました。加えて思うのが、三越や大和がある古町界隈のこと。駅からもバスターミナルからも離れており公共交通機関の恩恵に浴していないにも関わらず、大型店や地下街が集中しているんですよね。地方都市ではたいへん珍しいパターンだと思います。もう10年近く訪れていないけど、今もまだ賑わいを見せているのかなぁ?新潟市・小池ろうそく店越後花ろうそく・四季の花12本セット導入セット
2008.09.26
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福田首相の退陣を受けての自民党総裁選、候補者が4人名乗り出ましたね。前々からポスト福田の大本命と言われていた麻生太郎に、小池百合子、石原伸晃、そして与謝野馨ですか。それなりに面白い顔ぶれです。候補者の面々を見ていると、麻生以外の3氏は選挙区が東京なのが興味深いですね。東京選出の国会議員が総裁になるケースって私の知る限りではないので、ある意味楽しみ。どちらかと言えば農村部に手厚い政策をしていた印象がある自民党ですが、彼らのうちいずれかが選ばれれば、むしろ都市部に手厚い政策を展開するのではないかとの予感もあります。さぁ、今後の選挙戦の展開やいかに?ご当地お土産ねつけ(浅草 常盤堂雷おこし本舗・イエロー)【エンタメセール0901】【敬老の日特集2008】【エンタメ0905_2】
2008.09.04
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増田総務大臣が、岡山市に対し総務省として政令指定都市への移行を進めることを表明しましたね。10月下旬の閣議(って、その時の首相は誰だ?)で移行が正式決定され、来年の4月に政令市・岡山が発足する運びになります。全国で18番目、中国地方では広島市に次いで2番目の政令市となります。ここ数年、静岡、浜松、新潟、堺と人口70万人クラスの都市の政令市移行が相次いでおり、岡山もまた70万人をちょっと超える人口しか有していない訳ですが、岡山の持つポテンシャルは上記4都市に比べると高いものがあります。岡山が四国や山陰との交通の結節点であることや隣の倉敷市を合わせれば100万人以上の人口を擁していることを考えると、政令市への昇格は中四国を束ねる地方中枢都市としての決意表明と受け取れなくもなく、今後は中国地方の行政的中心地である広島市との都市間競争が激しくなるものと思われます。将来道州制が施行されて仮に「中四国州」ができたとしたら、岡山が広島を逆転する可能性もありますね(少なくとも広島は地方中枢都市から北九州のような工業都市への変貌を迫られるでしょう)。広島出身(昔は佐賀がどうたらとか言ってなかった)の洋七が岡山出身の洋八を馬鹿にしまくっていたB&Bの漫才も「そういえば、そんな時代もあったね」と振り返られたりとか(笑)ただ、政令市・岡山市について、残念なことがひとつ。区名が、「北区」「中区」「東区」「南区」といまいち無味乾燥なこと。まったくの部外者である私なぞは、北区…後楽区・烏城区、中区…操山区・城東区、東区…西大寺区・吉井川区、南区…岡南(光南)区、東児島区なんて名前が出てきてしまうのですが、地元の人はシンプル・イズ・ベストを選んだということなんでしょう。ところで、東北地方にも、仙台市に対抗しうる政令指定都市ってできないものなんでしょうかね。仙台に対抗しうるライバル都市が出てきてほしいところですが、盛岡も郡山も周辺の市町村と合併しまくっても人口50万人がやっとだし…備前焼・桃太郎窯木の葉箸置き
2008.09.03
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昨日は日曜日でしたが会社で棚卸があったので終日出勤(しかも宿泊…)、今日も会計監査を受けていました。監査自体は厳しいですが、休憩時間になると和気あいあいとしたムード。「そう言えば、こちらの方では今日避難訓練をするんですか?」と会計士の先生が訊いてきます。「しませんね。仙台で地震といえば30年前に起こった宮城県沖地震ですから、避難訓練はその地震があった6月12日前後に行うことが多いです。」と回答すると、「避難訓練は全国的に9月1日にやるものだと思ってましたが、そうでもないんですね。」と頷いておりました。「となると、神戸では1995年に阪神大震災のあった1月17日に避難訓練をするんですかね?」とひとりごつ先生。その問いには即答できなかったのですが、帰宅後にネットで調べてみると、神戸市では1月17日を市民防災の日と定めており、避難訓練もその前後の日に行うことが多いようですね。同じく1964年の新潟地震で大きな被害を受けた経験のある新潟市でも、地震のあった6月16日前後に避難訓練が行われているようです。9月1日になると判で押したように始業式や避難訓練のニュースを取り上げるメディアがありますが、それが定番なのは関東など一部の地域にすぎないことを、肝に銘じておく必要がありそうですね。防災グッズ 火災、避難訓練有害な煙をガード【けむりガード】非常時にかぶるだけ
2008.09.01
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どこかのニュースでやってましたが、「日本一影が薄い都道府県」は栃木県なんですって?私の住んでいる福島県のお隣なのでそんな印象は全然持っていなかったのですが、言われてみれば「日光」「那須」「宇都宮」といった県内の地名に対して、「栃木」の知名度はイマイチ(も日光市になっちまいましたね・苦笑)低いような気がします。独断と偏見で言っちゃうんですが、栃木県って、自分の住む地域の「呼称」を大事にしていない面があると思うんです。栃木県の旧国名は「下野」ですが、両隣の茨城県の「常陸」群馬県の「上野」に比べると、露出度は極めて低いですよね。まぁ、群馬県の場合は「うえの」とかぶるので上州とか上毛という言い方を好む傾向があるのですが、栃木県のでは「下州」「下毛」とは全く呼ばないし、呼びたくもないでしょう(アンダーヘアーじゃねぇ…)。一部の駅名に使われている「野州」も、人口に膾炙しているとは言い難いし。群馬県と栃木県はもともと「毛野国」という一つの国を分割したから「上野」「下野」の国名になった訳ですが、そもそもこの種の国名って「越前」とか「豊後」のように前後の漢字を使うのが普通。関東の「上野」「下野」「上総」「下総」だけが例外だったのが、栃木県に不運をもたらしたような気がします。また、「栃木県」という現在の地名も、もともと県庁所在地があった栃木市から採ったもの。栃木県民からしても「栃木」といえば栃木市のことが連想されてなかなか県名を口に出しづらい面もあるのかもしれません。県庁が栃木から宇都宮に移ったのは確か1885年前後だったかと思うのですが、その際県名も「宇都宮県」※に改称してしまえば、まだ違和感は少なくなかったかも。となると、栃木県全体を指すにふさわしい名称が、今後必要になってきますかねぇ… いっそのこと、四国中央市を真似て「北関東中央県」とするのはどうでしょうか? 間違いなく各所から批判の声は出るでしょうが、インパクトは絶大ですよ(笑)※宇都宮の所属する郡名を県名にすればいいじゃないかとふと思ったのですが、郡名は「河内郡」でした。大阪の河内国と紛らわしくなって名乗れませんね。これじゃ。どこまでも不幸な栃木県です…【送料無料】【苺】イチゴ とちおとめ栃木15号プレミアムHIDEYO IKEDA
2008.08.31
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昨年の秋は奥州街道を歩いていた街道てくてく旅ですが、今年は四国八十八か所巡礼の旅ということで、四国全土を歩いて回っています。春秋の二部構成で、今週から秋編がスタート。昨年から旅人をつとめる四元奈生美がどんな活躍を見せるのか、非常に楽しみです。昨年秋に奥州街道を歩いた時も沿道で待っていた下の子にハイタッチをしてくれるなどサービス精神旺盛な四元さんのことだから、(この企画が持ち上がった時点で北京五輪は諦めざるを得なかったのではという疑問は別としても)きっといい映像が撮れるんじゃないかと期待しております。ところで、今年の四国八十八か所が終わったら、来年はどこに行くんでしょうね。去年も「羽州街道編が見たい」なんて書きましたが、やっぱりやって欲しいですよね。脇街道にしては割合しっかりした街道だし、山形県金山、秋田県六郷など全国に知られていないけれど歴史が詰まった町もあるし。放送すれば山形、秋田の各県もそれなりに盛り上がると思います。(CD)NHK「街道てくてく旅~四国八十八か所を行く」サウンドトラック/(オリジナル・サウンドトラック)
2008.08.29
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東北地方は旧国名で言えば「陸奥」(磐城、岩代、陸前、陸中、陸奥≒福島県、宮城県、岩手県、青森県)と「出羽」(羽前、羽後≒山形県、秋田県)で形成されていますが、歴史を振り返ってみると、常に陸奥側が主導権を握っていたように思われます。出羽は陸奥の属国のような扱い。そのことは、例えば出羽に属する秋田県仙北市の角館が「みちのくの小京都」と称されることからもわかりますよね。当の出羽からも、出羽への帰属意識はあまり見えないような気がします。昔は甲子園の代表校や鉄道管理局の管轄あたりで山形・秋田両県をひとくくりにしていたしそれなりの一体感はあったのでしょうが、今ではバラバラですよね。鉄道にしろ高速道路にしろ太平洋側から日本海側へ支線のように整備がなされた結果だからか、山形県は宮城県、秋田県は岩手県との連携が強まりつつあります。この傾向は、例え東北中央自動車道が全通したとしても変わりがないように思います。この辺、同じ日本海側に展開する山陰や北陸とは一線を画しているような気がします。実態はどうなのかはよくわかりませんが、少なくとも両地域は、出羽よりは連携が強いでしょうね。出羽桜 吟醸アルミ缶入り 180ml 3本箱入り 新発売
2008.08.29
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次回の早朝散歩では、7月20日に渡りそびれた安達太良大橋と、本宮市の上ノ橋を渡る予定にしています。その南に架かる平成大橋も渡れれば安達地方の阿武隈川の橋を制覇できるのですが、ちょっと難しいかな?散歩の経由地は、本宮市と大玉村。特に大玉村を訪れるのは一昨年の9月24日以来約2年ぶりのご無沙汰なので楽しみです。取り立てて特徴のない大玉村ですが、その中で目を引くのが国道4号線沿いにあるスーパーセンター・PLANT5の建物。これほど広い面積を誇る店舗は、安達地方には他に見られません。だもんで、このスーパーセンターはどんな企業が運営しているのか? ちょっと気になるところ。早速ネットで調べてみると、運営している企業は福井県に本社があるんですね。意外な所からの進出です。しかも、この会社の店舗展開がこれまた特徴的で、福井から石川、富山、新潟と東進して福島進出を果たした模様。同様に西の方も、京都府福知山、鳥取、岡山県鏡野と進出しています。そんな訳で結構幅広い範囲に店舗網が広がっているのですが、人口稠密な太平洋ベルト地帯を避けている(?)点では富山に本社があるホテルα‐1を彷彿とさせるものがあります。ちなみに、大玉村のPLANT5の「5」は売り場面積の広さを示すもので、「5」は概ね5,000坪の広さなんだとか。それにしても広いよなぁ…本宮市・安達郡大玉村(200705)
2008.08.06
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福島ではJALの沖縄便、大阪便の廃止の話題が大々的に取り上げられていますが、近県でも「え? この便がなくなるの?」というのがあったりして、驚かされることがあります。その代表例が、旭伸航空が運航している新潟~佐渡便。今年の9月いっぱいで廃止になるとのこと。離島の空港といえば、石垣島や宮古島をはじめターミナルとしてそれなりに活況を呈しているイメージがあるのですが、佐渡島ではそうはいかなかったようです。しかも佐渡空港では新潟便が唯一の定期路線なので、近い将来の廃港もあり得そうな雲行き。佐渡島って人口も観光資源もそれなりにあるのになぁ… 今年の10月以降は内地の人間が観光などで赴く際には佐渡汽船のフェリーに乗らねばならない訳だ。メイン路線である新潟~両津間の所要時間は、カーフェリーで片道2時間20分、ジェットフォイルで片道1時間とのこと。飛行機は新潟空港と佐渡空港とを片道25分で結んでいるから大幅な時間のロスだし、しかも船酔いもしちゃいそうだし。乗る機会が今後訪れるかどうかわかりませんが、佐渡島への空路は復活してもらいたいなと思います。原油高が一段落したらの話になるかとは思いますが…NHKサウンドスケープシリーズ朱鷺色の海~新潟・佐渡島~(CD)
2008.07.31
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高校野球の地方予選、福島県でも決勝が行われ、甲子園への切符を手にしたのは、結局聖光学院でした。相手の郡山商は9回表に3点差を追いつく粘りを見せましたが、反撃もそこまで。あと一歩、及びませんでした。心情的には、私立より公立、常連校より初出場がかかった高校の方を応援したくなる性質なので、本当に惜しかったなぁ…その観点から見ると、今日行われた地方予選決勝で面白かったな、と思ったのは、新潟県の新潟県央工-佐渡の試合。ここ数年は新潟明訓と日本文理が交互に出場している感のあった新潟県ですが、今年は打って変わってどっちが勝っても初出場というフレッシュな対戦。試合の方も、延長10回の大熱戦で、新潟県央工が優勝を決めました。それにしても、「県央工」って聞いたことがない校名だなぁ。長岡辺りにあるのかなぁ… と思って調べてみると、2004年に三条工と燕工が統合してできた学校なんですね。三条で野球といえば三条実業(三条工のルーツとなる学校で、1960年代に三条商と三条工に分離)出身のジャイアント馬場なんてのもいたからそれなりに野球どころなのかなと思っていたのですが、意外なことに三条市からの甲子園出場は春夏通じて初めてなんだそうで。新潟県の甲子園出場校といえば、糸魚川商工や新発田農が何度か出場しているし、夏は十日町や六日町、春は柏崎が21世紀枠での出場経験があって地域的なバラエティーには富んでいるイメージがあるだけに、ちょっと意外でした。意外と言えば、相手の佐渡も、離島勢では初となる夏の甲子園を逃したのは、個人的には残念に思います。今年は記念大会なんだから、夏にも21世紀枠や希望枠みたいなのがあればよかったのになぁ… とか、あらぬ想像をめぐらしてしまったりして。ジャイアント馬場 王道伝説
2008.07.23
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私の勤務先では1月と7月に従業員に通勤費の申請書を提出させているのですが、これをチェックしていた上司から私に質問が飛びます。「この人、JR一本での通勤なのにどうして定期代が高いの?」申請書は、岩手県八幡平市から盛岡の支店まで通っている従業員のもの。JR花輪線の駅から盛岡駅までの経路と片道運賃、定期代が書かれていたのですが、確かに金額が高い。福島県から仙台まで通っている私に匹敵する高さです。一応、私から補足説明。「この申請書、一見するとJRだけで通っているように見えるのですが、実は盛岡以北の東北本線は現在第三セクターの鉄道(IGRいわて銀河鉄道)になってしまっているんですよ。だから、第三セクター分の定期代とJR花輪線分の定期代の両方が発生してしまうんですよね。」上司が納得したかどうかは、ちょいと自信がありません(苦笑)一応、八幡平市の中心駅である大更駅からの片道運賃で説明すると、大更駅からJR花輪線とIGRいわて銀河鉄道との分岐駅である好摩駅の間と、好摩駅から盛岡駅までの運賃が別途発生する次第で、この場合、JR200円+IGRいわて銀河鉄道630円=830円の運賃がかかる次第。仮に好摩~盛岡間がJRのままだったらこの区間の運賃は570円で納まっているはずだから、かなりの値上がりぶりです。ここで思ったのですが、篠ノ井線が分岐する篠ノ井~長野間がJR信越本線として存続しているしなの鉄道のように、盛岡~好摩間もJRのままで存続できなかったのでしょうか? 現状では花輪線沿線住民は新幹線の恩恵にも預かれないわ盛岡まで行こうとすれば普通列車の運賃は大幅に上昇するわでまったくいいことがありませんしね。まぁ、うがった見方をすれば、この措置はほぼ並行して走っている東北自動車道に客足を奪われて苦戦している花輪線を廃止に追い込むための作戦なのかもしれませんけどね。ノンミュージック『花輪線 赤坂田 - 竜ヶ森 8620+8620(後補機)通過』
2008.07.22
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岩手・宮城内陸地震から一夜明けましたが、今日のニュースも地震関連が大半を占めていますね。震源地近くの地盤が崩落した映像を見ると、本当に地震のエネルギーのすさまじさを感じます。ここで心配になったのが、復旧活動。土砂崩れなどで道路が寸断されヘリコプターに向かって救助を求める人々の姿が映し出されましたが、地震があってもなくても、この辺りの道路は九十九折の隘路ばかりで特に山登りのサミットとなる県境付近では冬季通行止めになるケースが多いんです。ある意味地形の険しさを端的に物語っているのが、岩手、宮城、秋田の3県の境に位置する栗駒山の名前。実はこの名前は宮城県でのみ呼ばれているもので、岩手県では須川岳、秋田県では大日岳とそれぞれ名前が違うんです。つまりそれだけ、各県との間は地形が険しく、かつ人々の交流が少なかった訳で。それでもこの界隈はその栗駒山を目指す登山客や温泉、スキー場などがある観光スポット。災害を乗り越えての早期復旧を願わずにはいられません。栗駒山 大吟醸 1.8L
2008.06.15
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地理好きには知られている話ですが、福島県の北西部、喜多方市(旧山都町)において飯豊山の尾根に沿って福島県の区域が山形・新潟両県の間に割ってはいるように伸びているところがあります。このへその緒のような福島県の区域、成立の元をたどると福島県庁の郡山移転問題にたどり着きます。1885年3月の県議会でいったんは可決された福島県庁の郡山移転は結局内務省の肝いりによって破棄され、それと同時に、翌1886年5月に当時福島県だった東蒲原郡が県庁から遠いという理由で新潟県に編入されることになったのが遠因。これをきっかけに県を分かつことになった耶麻郡一ノ木村(山都町を経て現喜多方市)と東蒲原郡実川村(鹿瀬町を経て現阿賀町)が飯豊山の頂上にある飯豊山神社の領有を巡って争いになり、結局1907年に一ノ木側の主張が認められて現在の県境が確定した次第なんです。ところで、もしこの時点で郡山への県庁移転が実施されていたとしたら、東蒲原郡は福島県に今も残っていたのかなぁ? と思うことがあります。何と言っても、かつて会津藩領だった地域ですからね。でも、地理的に新潟市に近いし、その新潟市近辺と同じ「蒲原」を名乗っている地域。仙台志向が強くなっている相馬市近辺と同様に、行政的には福島県であっても帰属意識は新潟県というオチになっている可能性が強そうです。で、その溝を埋めるのが、歴史教育だったりする訳で。東蒲原郡の北に接する新発田市を本拠とする新発田藩は新政府軍に与していただけに、彼我の違いを明確にするためにも東蒲原郡の子供たちには「新発田=裏切り者」という洗脳が必要以上に行われている可能性がありそうですね。昭文社 山と高原地図 10 飯豊山
2008.05.22
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そういえば、去年の5月13日は、秋田県の湯沢で行われた友人の結婚式に出席していたんですよね。その後友人は子供も産まれ、マイホームも建て、順風満帆な新婚生活を送っている模様です。1年前を振り返ってみると、やっぱり乗って良かったと思うのが、奥羽本線。寂寥感に満ちている板谷峠、赤湯付近の山の斜面を覆い尽くすブドウ畑、温泉が沸く上山、天童、東根、楯岡(村山)の街、大石田付近でちらりと見える最上川、人口以上に規模が大きく感じる新庄の街、鉱山町の雰囲気がかすかに残る院内… いずれも印象に残る風景でした。また乗りたいとは思うものの、その日はいつになることやら。どうせだったら、湯沢以北の奥羽本線にも乗ってみたいな。私は奥羽本線の全線に乗車したことがあるのですが、かれこれ10年近くはご無沙汰。沿線がどのように変わったのか、あるいは変わらないのか、見てみたいものです。線路からちらちらと見える八郎潟干拓地の眺め、清々しい印象の白神山地、弘前付近で並走する弘南鉄道の勇姿、新幹線の工事が進む新青森付近、などなど。でも、乗るとなるとどうしても引っかかってしまうのが、普通列車の車両。総じて新しいのはいいのですが、福島~山形間を除いて座席がロングシートなんですよね。これじゃぁ車窓を楽しめません。以前は客車列車の宝庫だったのになぁ… 残念。列車通り Classics 奥羽本線 福島~山形(DVD) ◆20%OFF!
2008.05.13
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3日前の小旅行の思い出が頭から離れない私。途中で通過した七ヶ宿町がどうにも気になってしょうがないのです。人口2,000人を切っているこの町は、ひょっとして「日本一人口が少ない町」なんじゃないかと思ったんですね。ところが調べてみると、七ヶ宿は日本一ではないことがわかります。以下、ウィキペディアから拾った数値でランキングを作成すると、1位 山梨県早川町 1,367人(2008.4.1)2位 沖縄県与那国町 1,686人(2008.4.1)3位 京都府笠置町 1,754人(2008.4.1)4位 宮城県七ヶ宿町 1,790人(2008.3.1)5位 徳島県上勝町 1,827人(2008.4.1)6位 北海道幌加内町 1,838人(2007.12.31)7位 北海道中川町 1,963人(2007.12.31)8位 福島県三島町 2,078人(2008.4.1)9位 北海道中頓別町 2,172人(2007.12.31)10位 北海道北竜町 2,347人(2007.12.31)の通り。北海道の町が多いのはなんとなく理解できますが、他の町もいわゆる中山間地域や離島が殆どで、ランキングを見ていると切なくなってしまいます。三島町も合併が頓挫した経緯があるし、これらの町は自治体としてやっていけるのか不安にもなりますね。日本最西端、与那国島の泡盛!泡盛:舞富名セット(クバ巻43度三合・はなはな30度)
2008.05.06
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昨日の山形小旅行の帰途は国道13号線を経由したのですが、米沢市内でちょうど上杉まつりが開催されていて、祭りのクライマックスとなる川中島の合戦が行われていたようですね。それにしても、川中島の合戦とは驚きます。中学校で歴史を学んだ人なら誰でも知ってる事実ですが、あの合戦があった場所は現在の長野市な訳で。どうして米沢でやるのか理解に苦しみます。米沢が上杉氏の城下町だから? そんなの理由になりません。だって、上杉氏が米沢に居城を構えたのは、川中島合戦を指揮した上杉謙信が没してから20年以上も後の話ですしね。ところが、上杉まつりのサイトを見ると、米沢藩の藩祖はあくまで謙信ということになっているようで、再び頭をひねってしまう私。更に不思議に思うのは、高畠町を除く置賜地方一帯が江戸時代を通じて上杉氏の領土であったにも関わらず、上杉氏に関する話題は名君と謳われた上杉鷹山についてでさえも米沢市以外の地域からはあまり出て来ないこと。長井市は最上川の舟運を通じて上方文化が流入するとともに商人の町として独自の発展を遂げたことが強調されがちだし、高畠町に至っては上杉氏よりもむしろ伊達氏とのつながりの方が強調されている観があります。この辺は、県内どこへ行っても伊達伊達とウザったいぐらいの宮城県とは認識が異なりますね。史実を捻じ曲げてまで上杉上杉と強調する米沢市に対して周囲の自治体が引いてしまっている側面があるのかもしれません。そう言えば、置賜地方の市町村合併も、全然進んでいないような…その時歴史が動いた 激突 武田信玄と上杉謙信 川中島の戦い、決戦の時(DVD) ◆20%OFF!
2008.05.04
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一昨日、一昨昨日に引き続き、今日も宮脇俊三ネタ。一昨日は宮脇とニアミスした話を書きましたが、今日は「宮脇が立ち寄ったスポット」についての話です。宮脇は全国の鉄道路線に乗っているから私たちも電車に乗れば必然的に「宮脇の見た風景」を追体験できるはずと思いきや、実のところそうとは言えない面が多いです。貨物の縮小化や駅舎の改築、あるいは路線の廃止などで構造が変わってしまった駅が結構あるし、駅前風景に至っては大型店や駅前旅館、食堂などの閉店、廃業が相次いでいるせいで、30年前と今とではまるっきり別物というケースが少なくありません。その中で、比較的追体験ができたのが、青森県の深浦。今から9年前の秋、リゾ-トしらかみに乗った時に立ち寄りました(当時のリゾ-トしらかみは同駅に1時間近くの間停車してたのだ)が、その際、宮脇が「最長片道切符の旅」で立ち寄った喫茶店で食事したんです。店内の雰囲気は、なんとテーブルがTVゲームの台! 宮脇が立ち寄った1978年当時も同様だったのかどうかはわかりませんが、70年代後半っぽいイメージはなんとなく沸いてくるシチュエーションでした。この他にも、「出していいとも!」とタモリの似顔絵が書かれているパチンコ屋があったりと、深浦の町はなんとなくレトロな雰囲気。かつての北前船の寄港地(駅から少し離れたところにある歴史民族資料館には北前船の3分の1の模型が展示されておりなかなか壮観)として知られる深浦ですが、昭和を感じさせる町並みに、インパクトを感じました。聞くところによると、深浦では屋外に自動販売機を設置するのを条例で禁じているそうですね。面白い試みです。青森の素朴な味 手作り ハタハタいずし 300g 青森県深浦産
2008.05.02
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今年のゴールデンウイーク、家族でどこへ出かけようか妻と協議中です。現在第一候補に挙がっているのが、山形県高畠町。自宅からだと小坂峠を越えて国道113号線に出れば意外に近い所です。高畠の面白いところは、観光施設が結構充実していること。まず思い出すのが高畠ワイナリーですが、この他にも高畠町出身の童話作家・浜田広介の記念館やJR高畠駅の駅舎内にある温泉施設・太陽館、日本三文殊の一つといわれる亀岡文殊堂など、ふらっと立ち寄れそうな施設がこれでもか! と展開しているのが面白いところです。高畠町には何度か足を踏み入れたことがあるのですが、実はこれらのスポットのどれひとつとして立ち寄ったことがありません。だもんで、子供たち以上に来訪が楽しみだったりします。【 ポイント10倍 】【高畠ワイナリー】カベルネソーヴィニヨン 高畠町産100% [2003]
2008.04.28
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この4月から、山梨県でデスティネーションキャンペーンが行われます。駅でパンフレットをもらってきたのですが、イメージキャラクターのモモずきんがいい味出してますね。というか、県を挙げて桃をPRしてくれるなんて、同じく桃の産地である福島県北部の住民としては羨ましい限りです。福島県だと県が桃のPRを重点的にしてしまうと、快く思わない他地域住民が必ず出ちゃいますから。そう言えば、3年前の夏から秋にかけて行われたあいづデスティネーションキャンペーンでも、「県を挙げて」というムードではなかったですね。会津地方だけが盛り上がっていた印象が強いです。桃の他にもぶどう、りんご、さくらんぼと果物の生産が盛んな山梨県。この辺本当に福島県(中通り北部)と似ているんですが、もう一つ似ていることがありますね。それは、地理区分が関東地方ではないのに住民の関東志向が強いということ。もっとも山梨県は首都圏整備法施行令によって首都圏の地域と定義され衆議院の比例ブロックも南関東に属しているから関東地方への帰属意識が強いのもわかるのですが、福島県の方は正直よくわかりません。昨年新聞で郡山市在住の72歳の爺さんの投書を見て唖然としたことがあったのですが、分別あるはずの爺さんでさえこの調子なんだから、福島県中南部の人の関東志向はどこまで強いんだろう? ちょっと不気味です。ちなみに私個人は、「福島県=(北)関東」という主張には、違和感があります。だって、関東地方の北辺なんて立場は正直嫌ですもの。もちっと胸を張って、(南)東北人です! って言いたいですね。でもまぁ、東北の南縁のいわきや白河の人からしたら「東北のはずれ」というのは気恥ずかしいものがあるだろうし、だったら関東と名乗りたくなるのも理解できなくはないんですけどね。
2008.03.11
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現在東北地方でもっとも人口が多い県は宮城県ですが、明治時代に県の区域が確定してから1970年代までは福島県がナンバーワンでした。で、宮城県は2位と思いきや、実は明治時代から大正時代にかけては3位だったりします。当時は仙台の都市規模もそんなに大きくなかったものと推察されますが、では2位はどこだったか?その答えは、なんと山形県! 宮城県の人口の半分しかない山形県の現状を考えると、ちょっと信じられません。ちなみに、1888年および1920年の各県の人口を示すと、以下の通り。<1888年>福島県91.4万人 山形県74.3万人 宮城県73.5万人 秋田県68.4万人 岩手県65.5万人 青森県52.8万人<1920年>福島県136.3万人 山形県96.9万人 宮城県96.2万人 秋田県89.9万人 岩手県84.6万人 青森県75.6万人各県とも偏りなく人口が増えているのがわかります。ところが終戦直後の1945年になると、順位に変動が現れだします。<1945年>福島県195.7万人 宮城県146.2万人 山形県132.6万人 岩手県122.8万人 秋田県121.2万人 青森県108.3万人福島、宮城、岩手と太平洋沿岸の県の増加が目立ちますね。市町村別の詳細が不明なので何とも言えませんが、鉱工業の発展や軍部の進出などが背景にありそうです。また、秋田、山形の両県は太平洋側の県に比べると人口が伸びていませんが、実は今現在よりも人口が多いという悲しい現実があったりします。そして終戦から25年経った1970年。人口動態は更に変化を見せることになります。<1970年>福島県194.6万人 宮城県181.9万人 青森県142.8万人 岩手県137.1万人 秋田県124.1万人 山形県122.6万人仙台の都市化が進むとともに宮城県の人口が増加していったのは理解できますが、驚いたのは青森県の急増。特定港湾に指定された青森市や新産業都市の指定を受けた八戸市を中心に人口の集中が進んだようです。また、三沢、十和田、むつといった都市も、この時期に人口を伸ばした印象があります。逆に人口が減少したのは福島、山形の両県。特に山形県は約10万人も減らしてしまい東北地方で最も人口が少ない県に転落してしまいました(ただし、1980年代に秋田県を抜き5位に浮上)。戦後の山形県に何があったというのでしょうか? この減り方はちょっと異常です。この日記の執筆にあたっては、こちらのサイトを参考にいたしました。
2008.03.04
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昨日羽越新幹線なんて妄想的なネタを書いたのは、鶴岡市在住の作家・佐藤賢一氏が書いたこちらのエッセイに触発されてのものです。鶴岡といえば人口10万人を超えている割には目立たないというかぶっちゃけた話「華」がなく山形県内にある同規模の都市ならば同じ庄内にある港町の酒田、あるいは上杉家の城下町である米沢の方が良かれ悪しかれ話題性の上では一歩も二歩も先を行っているイメージがあるのですが、このエッセイを読むと、文章自体に「鶴岡至上主義」的な独特のクセはあるものの鶴岡の土地柄や鶴岡人気質はよく伝わってきます。庄内に足を踏み入れた機会が殆どない私は鶴岡も酒田も似たもの同士だとばかり思っていたから、ある意味目からウロコのエッセイです。鶴岡が何故目立たないか? あくまで隣県に住む個人としての印象ですが、鶴岡を起終点とするの公共交通機関が殆どないというのが、ある意味致命的なんじゃないかと思います。鉄道で言えば、羽越本線の特急いなほには酒田行はあっても鶴岡行はないし、かつて陸羽西線経由で走っていた急行(快速)月山も終点は鶴岡ではなく酒田。近年「ショーナイガールズ」の乗車が目立つ仙台~庄内間の高速バスにしたって大半は酒田が終点(一部は秋田県由利本荘市まで運行)であり鶴岡は途中の停留所に過ぎません。要するに、隣県に対してさえ「鶴岡」をアピールする機会が殆どない訳です。鶴岡に本社がある荘内銀行や庄内交通にしても、酒田を含む庄内地方全体のアピールはしても鶴岡だけをアピールすることは目にする機会がないですね。あと、「釣りバカ日誌」にも鶴岡を舞台にしたシリーズがあったけれど「庄内市」とぼやかした表現になってましたし。鶴岡の人は奥ゆかしいのかな? でもそんな街だからこそ、逆に訪れてみたくもなったりするんですよね(笑)
2008.02.21
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昨日から、暇つぶしの妄想にふけっています。お題は「羽越新幹線」。新潟と秋田、青森とを結ぶ計画路線としてはあるようですが、その実現性はまったくの白紙といえます。沿線人口もそう多くはなく、どうして新幹線? という気持ちもあるのですが、案外建設の必然性はあったりするんじゃないかと思います。以下、理由を列挙すると、(1)現在長野~金沢間で建設中の北陸新幹線が開業すると、現在越後湯沢から特急はくたかで北陸方面へ訪れている客層が北陸新幹線にシフトすることが見込まれるため、現在の上越新幹線は北陸新幹線の支線に転落する可能性が高い。この事態を打破するために、上越新幹線を延伸させ羽越本線沿いに秋田市へと達する新幹線を建設する必然性が生じる。(2)羽越本線沿線の新潟県下越地方や山形県庄内地方は高速交通体系から取り残されており、新幹線を建設すればそれなりの需要を見込むことができる。また、秋田市においても、停車駅を絞った列車が運行されるならば現行の秋田新幹線経由より1時間ほど早く東京に到達することが可能であり、航空機利用が多い同区間のシェアのシフトもある程度期待できる。(3)山形、秋田の両新幹線のようなミニ新幹線の建設は、以下のふたつの理由から却って難しい状況にある。ひとつは羽越本線は北日本と関西方面とを結ぶ貨物列車、夜行列車のメインルート(日本海縦貫線)であるため軌間を狭軌から標準軌に変更してしまうとその特長が失われてしまうことであり、もうひとつは新潟~村上間が直流電化のため新幹線と同じ交流電化への変更を余儀なくされることである。といったところでしょうか。仮に羽越新幹線ができたとなると、停車駅は、新潟、新発田、村上、あつみ温泉、鶴岡、酒田、象潟、羽後本荘、秋田かなぁ? もっとも、羽越本線の線形や既存市街地の位置関係を考えると、あつみ温泉、鶴岡、象潟は在来線と接続しない新幹線単独駅になるか新幹線と在来線の交差地点に新駅が設けられる可能性があります。新潟~秋田間の羽越本線の距離(273.3キロ)を準用すれば、平均駅間距離は34キロほど。悪くない間隔です。ただ、車窓について言えば、羽越本線のように長い区間海岸線に沿って走るのは難しいでしょうね。あつみ温泉駅付近に線路を持ってくれば若干海を眺められそうですが、それ以外の区間はいわゆるトンネル新幹線になってしまいそうです。
2008.02.20
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ポスターの掲載拒否騒動を発端に逆に全国の話題になってしまった蘇民祭のサイトを、家族してネットで見てました。覗いたのはこちらとこちら(同じサイトの二つのページ)なんですが、ものすごい迫力ですね。数年前の画像と思われますが全裸の男がこれでもかと出てくるわ出てくるわ。TVではまったく写っていなかったモノまでハッキリ見えてます(笑)事情を知らない子供たちは興奮してましたね。個人的な感想としては、セクハラという印象は受けなかったのですが、なんと言うか、日本の出来事ではじゃない感じがしました。まるでアジアのどこかの国の裸族のお祭りみたいな雰囲気で。まぁ「祭り=非日常の場」と定義するならば、その要件は十二分に果たしていると思いますが。考えてみると、男たちがふんどし一丁で活躍するお祭りは結構あるけれども、全裸となると蘇民祭以外は思い浮かばないんですよね。だからこそ一種独特の雰囲気がある訳で、その意味でもずっと続いて欲しいお祭りだと思います。来年には騒ぎが沈静化しているといいですね。
2008.02.16
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帰りの電車は仙台駅を出発する時点では座席が埋まっていますが、白石を過ぎると一つの車両に数人しか乗っていないという非常に閑散とした状況になります。当然ボックス席も悠々占領ができる訳ですが、今日はちょっと勝手が違いました。向かいに座っている男性が、県境を過ぎてもなかなか降りません。その男性、とあるパンフレットをずいぶん長い時間読んでいました。気になってチラ見すると、東京マラソンのパンフレット。そういえば、今度の日曜日が開催日でしたね。はるばる東北から参加する予定なんでしょうか?私自身は歩き専門で走ることとは無縁ですが、制限時間1時間40分の10キロコースなら参加してもいいかな?と思っています。速足で歩けばクリアできない数字ではないでしょう。まぁもっとも、一所懸命走っているランナーから見れば、チンタラ歩いている姿は半ば顰蹙モノかもしれませんが(苦笑)日曜日の天気はどうなんでしょう? 一応晴天にはなりそうですが、今年は青梅マラソンが積雪で中止になっているから、よりベターなコンディションだと嬉しいですよね。参加者の皆様のご健闘を、期待しております。
2008.02.12
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ここ数日、地図と時刻表を片手に山形県内の羽州街道をどこまで歩けるかバーチャル散歩を楽しんでいます。いろいろ検討してみたけれど、新庄か、その少し北の金山町までが限界みたい。山形と秋田との県境は泊りがけでないと越えられない状況です。山形への行き返りに利用する公共交通機関で、意外に重要な役割を果たしそうなのが、高速(都市間)バス。特に仙台への路線は山形~仙台間をはじめ米沢~仙台間、上山~仙台間、寒河江~天童~仙台間、新庄~尾花沢~村山~東根~仙台間、由利本荘~酒田~鶴岡~寒河江~仙台間、そして極めつけは山形~仙台空港間と複数の系統があり、山形県の県庁所在地は仙台なのか? と勘違いしてしまいそうなぐらいの充実ぶりです。岩手県でも似たような現象が起こっていて、山形県より本数は少ないものの、盛岡~仙台間をはじめ、花巻~北上~仙台間、釜石~遠野~仙台間、江刺~水沢~仙台間、大船渡~陸前高田~気仙沼~一関~仙台間、一関~仙台間の路線が走っています。こんな具合に、山形、岩手両県とも小都市と仙台とを結ぶバス路線が妙に多いんですが、福島県はさすがに、そこまで仙台一極集中じゃないなぁ。福島、郡山、いわき、会津若松と仙台とを結ぶ高速バスはありますけど、それ以外の都市となると郡山便の一部が須賀川まで延長しているぐらいですからね。宮城県への帰属意識が強い相双地区(相馬藩と伊達藩の長年の対峙を思えばちょっと不思議です)と仙台とを結ぶバスができればそれなりの需要はありそうですが、開通の機運はまだなさそうです。
2008.01.29
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昨日投開票が行われた大阪府知事選挙で、弁護士でタレントの橋下徹氏が初当選を果たしました。驚いたのは、次点の候補とダブルスコアの票差だったこと。府民に期待されているんですね~正直言って行政手腕は未知数だけど、田中康夫だって東国原英夫だってそれなりに職務はこなしていたから、信念(それが府民のためになるものかどうかはともかく)さえ備わっていれば何とかなるんじゃないかな、という気はします。ただ、府連レベルとはいえ、自民・公明の与党勢力がバックにいるのは、ちょっと気になるところ。これまでのタレント知事は石原慎太郎を除いて与党勢力と対峙する立場から選ばれることが多かったから、本人の資質次第では政党の傀儡と化してしまわないかという懸念もなくはありません。あるいは特段の政策を持ち合わせていなかったため世界都市博中止決定以降は議会に言われるがままだった青島幸男みたいになってしまったりとかね。ただ、現段階で言えることは、言動がイマイチ読み切れない知事になったからこそ、大阪府の職員は今まで以上に気を引き締めて職務にあたる必要があるのかな? ということ。知事のリーダーシップに(いい意味でも悪い意味でも)期待せずに自らの力を結集して財政難を乗り切っていく気概が、求められていくんじゃないかという気がします。
2008.01.28
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昨日、庄内交通の高速バスの運転手が運転中に意識不明になったというニュースが報じられました。乗客の機転で怪我人もなく結果的にはホッとした次第ですが、運転手は当日39度の熱があり、風邪薬を飲んでの運転だったとのこと。この「風邪薬を飲んでの運転」が運転手に対するプロ意識の欠如のように語られるケースが多いようですが、見方を変えれば「高熱をおし風邪薬を飲んでまで勤務しなければならない状況」にまで庄内交通が運転手を追い込んだと言うこともできますよね。この辺に関して誰も検証してくれないのがちょっと残念になります。庄内交通に限らず、今、地方の公共交通機関を運営している企業は、どこもリストラの真っ最中。不採算のバス路線を廃止し、サイドビジネスも極力減らしての低空飛行が続きます。そんな中で運転手の勤務体制にもかなり歪が出ていたんじゃないかなぁ? と推察するのですが。先日電車の中で車掌が粗相をしてしまった件があったときにも思ったのですが、運転手や車掌って、ひょっとして乗務ダイヤにがんじがらめに縛られているんじゃないかと感じます。人命を預かる仕事だから決められた時間以上の勤務が許されない反面、決められた時間内に関しては何があっても勤務しなければならない、といったようにね。
2008.01.15
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今日、大阪にお住まいという「メンジュさん」というお客様と、電話で話しました。「メンジュ」。会話だけでは、漢字がなかなか想像できません。そこで訊いてみると、「毛受」とかくとのこと。「受」=「ジュ」はわかるけど「毛」は「メン」とは訓まないなぁ。漢字の奥の深さを知った次第。気になって調べてみると、「毛受」は「メンジュ」の他にも「メンジョウ」なんて訓み方もあるそうですね。しかも愛知県一宮市には「毛受」という地名もあり、同名の城跡まであるとのこと。だからその近辺では普通に読める固有名詞なんでしょうけど、馴れないとやっぱりわからないですね。まぁ、「桑折町」在住の私がそんなこと言えた義理ではないかな? 仙台辺りでも「くわおり」なんて読んでいる人がいますしね。難読固有名詞克服の鍵は、やはり馴れしかないって訳ですか。
2007.12.30
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地理好きとしては、今日の報じられたこちらのニュースは、非常に気になりました。単独での市制施行を検討している愛知県三好町に対して徳島県三好市が「新市名に三好の名前を使わないで」ときたもんだ。これって、ちょっとおかしくないかい? 三好町の元になった三好という地名は昔からあった地名だし、こちらも郡名起源で歴史は旧いけれども自治体としては昨年できたばかりのひよっ子である三好市が旧自治省の見解をたてに先輩風を吹かすのは間違っていると思います。1995年に茨城県鹿嶋市ができたときにも佐賀県鹿島市が反対したため「茨城県鹿島市」とは名乗れなかった経緯がありましたけど(あと最近だと岩手県宮古市と沖縄県宮古島市の例もありましたね)、ちょっとばかり先に市制施行したからって、同名を名乗るなというのは、傲慢に過ぎるような気がします。同名市、大いにOKだと個人的には思います。もっと仲良くして欲しいものです。第一、当の徳島県三好市にしたって、その名前を選択するとき訓みが同じである広島県三次市のことは考慮したんですかねぇ? 同名でも字が違えばOKというのも、納得がいきませんよね。
2007.12.07
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今日の小旅行の途中で、山形県の観光パンフレットをゲットしてきました。読んでいて面白いなと思ったのは、山形県内のみならず隣の宮城県の観光名所も掲載していること。県が主体となって発行した観光パンフは普通県内のみの観光案内に終始しがちなんですが、山形と宮城の名産品の食べ比べや両県内を経由する観光ルート(松島~山寺、鳴子~新庄、白石~南陽)を紹介するなど、かなり宮城県に配慮した内容になっています。山形県に観光に訪れる際は飛行機、高速道路に関しては宮城県を経由するケースが多いですから、ある意味現実的なチョイスだと思います。確かに、観光客にとっては県境などどうでもいいものですしね。でも、宮城県も含めてこの種の「県境を越えた観光案内」って、驚くほど少ないんですよね。来年宮城県内で行われる「仙台・宮城ディスティネーションキャンペーン」あたりでも、隣県の観光資源との連携はごくごく少数。県境を越えたルートのプランをもっと示すなど、広域観光にもっと力を入れていいのではないかと思うのですが…
2007.11.24
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最近駅や電車の中で岐阜県の広告が目立つと思ってたら、ディスティネーションキャンペーンをやってたんですね。人口減少社会の今、景気が良いと言われる中京地区の岐阜県でも、交流人口の拡大に躍起になっているみたいです。ところで、そんな岐阜県のポスターを見ていて、ちょっとした違和感が。ちょいと風情ある集落の写真だったのですが、撮影地が「中津川市 馬籠宿」だったんですよ。普通馬籠を使うかよ! と思ってしまいました。確かに、現在の馬籠宿は岐阜県中津川市内にあります。しかし、つい最近まで長野県木曽郡山口村の一部だった訳だし、現在でも観光的には北隣の妻籠宿(長野県木曽郡南木曽町)とペアで扱われることが多いですよね。それにどう足掻いても消せない史実は、馬籠宿が「信濃国」だったということ。ディスティネーションキャンペーンのガイドブックを読むと「飛騨・美濃じまん」なんてフレーズが出てくるのに、ポスターの撮影地が信濃というのはちょっと洒落になりません。もっと岐阜をアピールしたいんだったら、飛騨・美濃を前面に出したほうが良いのでは? 歴史的な街並みや村落だったら高山や白川郷が全国的にも知られているし、もう少し知名度が低いものだと飛騨古川、郡上八幡、美濃なんてのもあります。馬籠の景観に対してうだつが上がらないということはないと思うんですけどね。
2007.11.21
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こちらの日記でも書きましたが、近日中に子供たちと一緒に山形新幹線に乗りに出かけたいと考えております。そんな訳で、山形方面についていろいろネットで調べていたのですが、その過程で、こんなサイトを発見。すさまじい人物だなぁ~ この服部敬雄って人。経済事件を起こさなかったため(おいおい)福島の小針暦二ほどの知名度はありませんが、エピソードの数々を見るとまさに天皇ですよね。下手すると向こう数百年にわたって山形県内に伝説を残し続ける御仁じゃないでしょうか。一番笑ってしまったのは、ユニコーンのシングル(アルバムのタイトルにも)「服部」が彼をモチーフにしているということ。歌詞がこちらに載ってたので紹介しますが、彼のイメージってまさにこんな感じだったんでしょうね。そうそう、こちらの日記で最上義光の悪役イメージぶりを書きましたが、あれも服部にイメージをだぶらせたというならば、なんとなく納得はできますね。
2007.11.11
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特に独身時代に東日本(と言っても、東北地方+北関東+信越のみですが・苦笑)の地方都市をいくつか訪れているせいか、この辺の評価に関してはちょっとうるさかったりします。この地域の都市のうち、やはり仙台、新潟の両政令指定都市は別格ですね。個人的な価値基準は人口などの数値の優劣ではなくあくまで街を歩いた印象で決めているのですが、仙台はJR駅前~勾当台公園駅近辺までの繁華街の完成度が非常に高いと思うし、新潟はJR駅近辺、万代シティ近辺、古町通近辺の「核」がしっかりしてますよね。もう少し規模の小さい都市のうち私が訪れた所(概ね人口20万人以上)を無理やりランク付けすると、以下の通りかな?1位 盛岡市2位 長野市3位 宇都宮市4位 青森市5位 山形市6位 秋田市7位 郡山市8位 水戸市9位 弘前市10位 福島市11位 高崎市12位 いわき市※八戸市、日立市、前橋市、長岡市、松本市には訪れたことがありません。ごめんなさい。1位は盛岡市です。新潟より小ぶりですがJR駅近辺、大通商店街、盛岡バスセンター付近と核を三つ擁している上にそれぞれの核の連携度は新潟より高いのが嬉しいです。2位は長野市。やはりこの街もJR駅前、権堂、善光寺近辺と三つの核があります。ただし、善光寺付近は観光バスで訪れる人が多いせいか、盛岡や新潟ほどには核同士の連携は取れていない感じがします。3位は宇都宮市。人口では盛岡、長野を大幅に上回りますが、「ただ人が住んでいるだけの街」という印象が強いです。JR駅付近と東武駅付近の両核の間が素寒貧としている(この辺はLRT計画次第で変わるかもしれませんが)点と街中を流れる田川が致命的に汚い点が、この街の都市計画度の低さを示しています。4位は青森市かな。ここは上位3都市と違って核と呼べるのがJR駅前から真東に延びている新町通りぐらいしかありませんが、その通りの延長が長いので歩き甲斐はあります。JR駅付近に広がる露店群も魅力。5位は山形市。人口で上回る秋田、郡山を押しのけての大抜擢ですが、JR駅前、七日町と二つの核を持ち旧山形県庁(文翔館)という歴史的価値をも有する街のシンボルを有している点で、都市としての魅力は両市を上回ります。惜しむらくはビブレ、松坂屋、ダイエーと、ここ数年で大型店の撤退が相次いでいること。6位は秋田市。核はJR駅前だけの豪華(本当に豪華なんですよ。ここだけは)一点主義。その駅前から西に延びる広小路が繁華街とされていますが、協働社、木内(厳密に言うと木内は規模の大幅縮小)と地元百貨店の閉鎖が響いたせいか現在では商店街の体すらなしていません。7位の郡山市も、秋田と同様核はJR駅周辺のみ。JR駅~ザ・モール郡山店~開成山公園・市役所付近と東西に延びるさくら通り沿いに商店街が広がっていれば評価も変わっていたでしょうけど。8位は水戸市。JR駅前から京成百貨店・水戸芸術館方面へと延びる商店街が唯一の核という点では青森と似ていますが、青森に比べると人通りが少ないです。9位は弘前市。上位都市と比べるとJR駅付近がやや寂しいですが、繁華街の土手町はなかなかの賑わいです。弘前大学をはじめ文教施設が集中しているのが街の賑わいにも繋がっているのかもしれません。10位はやっと福島市。県庁がなかったら果たしてどうなってたろうかと心配になるぐらい寂しい街並みです。弘前の様子を見てからの結果論ですが、福島大学、福島県立医科大学の両校を中心部から追い出したのは失敗だったように思います。その福島よりも都市らしさを感じないのが11位の高崎市。駅の規模が大きいだけに街のショボさが余計に目立つ格好になっています。賑わいから言うと、会津若松あたりとドッコイドッコイかな?12位のいわき市は、5市が合併してできた市だけあって、繁華街らしい繁華街が存在しません。平あたりでも人口10万人レベル、といったところでしょうね。
2007.11.10
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今日、職場の後輩から「『京葉』って何て読むんですか?」との質問を受けました。中学校の社会科にも工業地域の名前で出てきたしJRの路線名にもなっている名前なので読めないのはちょっとイタイなと思うのですが、そのあたりの記憶をなくした人だと「きょうば」とか読んでしまうんでしょうね。京葉のように、複数の地域の文字を組み合わせた地域名称の中には、読みづらかったり、あるいは耳で聞いただけではわかりづらいものが結構ありますよね。個人的に印象深かったのが、岩手県の「胆江(たんこう。胆沢郡+江刺郡)地方」。大学のゼミの先輩に同地方内の出身者がいて授業でその地域の何かについて発表したことがあるのですが、「タンコウ地方」とか口にするたびに「炭鉱」の文字が頭を駆け巡ってしまい、あれ? 岩手に炭鉱なんてあったっけ? 松尾は硫黄だし、田老は銅だったよな… とずっと頭の中に引っかかっていた記憶があります。ちなみに、胆江地方は現在その大半が奥州市になってしまったから、将来的には胆江から奥州への変化が進むのかなぁ? 「岩手県奥州地方」。それはそれでややこしさ満点の地域名称だと思いますが(笑)あと、漢字を見ても読み方がなかなかわからなかったのは、茨城県の「鹿行(ろっこう。鹿島郡+行方郡)地方」でしょうか。元になった郡の読み方は「かしま」「なめがた(これまた難読ですね)」だから、「ろっこう」という読み方はなかなか思い浮かびませんね。というか、鹿を「ろく」と読むなんて、知らない人の方が多数派のような気がします。
2007.11.09
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一昨日の日記に関連した話になりますが、西日本では、いったん合併した府県から県が分立するケースが結構あったんですね。石川県からは富山県と福井県(嶺北。嶺南はなんと滋賀県だった)が分立しているし、奈良県は大阪府から、鳥取県は島根県から、香川県は愛媛県から、徳島県は高知県から、佐賀県は長崎県から、それぞれ分立した歴史を有しています。東日本は総じて府県のパーツが大きいですが、分立していたらどうなってただろうなぁ… と思うことがあります。青森県みたいに「弘前県」「八戸県」に分立したほうがむしろスッキリするケースもありますし、新潟県や長野県あたりも、かつての「柏崎県」や「筑摩県」※が復活してもおかしくなさそうな気がします。福島県はどうだろう? 旧国の「磐城」「岩代」に分かれるのかな? その場合、県庁所在地は平と若松になるかな? と以前書いたような気がしないでもないですが、分立していたらインフラの整備状況も今とはまったく違うものになっていたはず。少なくとも中通り優勢の現状にはなっていなかったと思います。※かつての筑摩県は、松本を中心とした長野県南西部に加え、岐阜県の飛騨地方も管轄していました。
2007.11.08
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