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今日のテーマソング:エンヤ「ブック・オブ・デイズ」いや~ 今日の朝刊を見て、驚きました!中村文則氏「土の中の子供」で芥川賞受賞のニュース。実はそんな作家がいたことすら恥ずかしながら知らなかったんですが、氏のプロフィールを見ると、なんと私と同じ大学の同じ学部、同じ学科を卒業しているではないですか! そこの学部は歴史が浅くしかも地味な学部だからそんなビッグニュースをもたらすようなOB・OGなぞ輩出したことがなかったんですが、そんな人材がいたとは… 心の底から驚いちゃいました。そして改めて、中村氏にお祝いを申し上げたい次第です。今後の活躍を、期待してやみません。中村氏のプロフィールを更に詳しく見ると、1996年に大学入学、とあります。実はこの年、私は大学7年生(苦笑)で未だ在学中。ということは、学内のどこかで遭遇していた可能性があるかも(笑)そんな身近に未来の芥川賞作家がいたんだ! と思うと、(ホントにミーハーで嫌になっちゃいますが)嬉しいものですよね。それにしても中村氏、愛知県の出身ですか… 何故愛知から東北の大学に? と思う方もいらっしゃるでしょうが、実は意外にいたりするもので、約200人いた学部内の私の同級生の中にも、愛知出身者が少なくとも5人はいました。その全員と話したことがあるんですが、振り返ってみると、みんな個性的なキャラだったような気がします。愛知県って個性が伸びる土地柄なのかな? だから中村氏のような人材が育つのかな? ついついそんなことを、考えてしまいました。
2005.07.15
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今日のテーマソング:千昌夫「星影のワルツ」ここ数日報道されている鳥インフルエンザ関連のニュースを通じて、「茨城県坂東市」なる市があることを、初めて知りました。調べてみると、今年の3月に、岩井市と猿島郡猿島町が合併してできた市との由。確かにこの地は坂東武士を束ねた武将・平将門の本拠地だったしそれなりに相応しいネーミングではありますが、坂東=関東のイメージがどうしても残る中、関東の他地域から批判の声もあったんじゃなかろうか、と一瞬思います。ところが更に調べてみても、そのテの批判は殆どなし。利根川が坂東太郎と呼ばれたのも遠い昔の話になったみたいです。そう言えば、東北にも、来年2月に岩手県の水沢市・江刺市・前沢町・胆沢町・衣川村の5市町村が合併して「奥州市」なる市が誕生します。この地域もアテルイから奥州藤原氏に至るまで約400年間それこそ奥州をめぐる歴史絵巻が展開されていた訳ですが、さすがにこのネーミングには、ある程度の批判があるようです。私も、このネーミングには賛成はしかねます。やっぱり「奥州」の名前は東北地方太平洋側の共有名称じゃないですか。それにこの地域には、「胆江(たんこう)」という広域名称が既にありますし、「水沢江刺駅」という東北新幹線の駅もあります。奥州なんて決定を下す前に、どうして先にその名前を使うことを考えないんでしょうか? 合併する自治体の数が多ければ多いほど、新しい自治体の命名でもめるのは宿命と言っていいでしょうが、できれば周囲の地域から白い目で見られない名前にして欲しいものですね。
2005.07.11
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今日のテーマソング:「草津節」今朝まで秋保温泉にいたんですが、お湯に漬かりながら考えていたのは、実は別の温泉のことでした。先日、親を殺した15歳の少年が逃亡して滞在していたという草津温泉のこと。どうしてまた、そんなところに行ったのかなぁ… って思ってました。でも草津温泉って、メジャーな温泉場にしては妙にアットホームな印象はあるんですよね。それを強くさせているのが、当地を本拠地とする「J2版イーグルス」のザスパ草津の存在。このチームについては、観客席で絣姿の女性が「湯もみ」で応援していたのを、以前TVで観たことがありました。何と言うか、非常にインパクトが強かった(笑)Jリーグって、ホームタウン制を敷いている割には、各チームの応援に個性がないというか、率直に言って画一的でただ五月蝿いだけじゃないですか(ま、どのプロスポーツも似たり寄ったりだけど)。そこに地域性たっぷりの「湯もみ」を持ち込むとは、ある意味非常に斬新ですよね。ザスパのことが気になって調べてみると、他にも興味を引く事実がザクザク。他のJチームをクビになった選手が温泉の宿を間借りして生活し、しかも温泉でアルバイトをしながらサッカーを続けていることや、昨年J2進出を決めた時にシャンパン・ファイトでもビールかけでもなく、湯畑で「湯かけ」をやったこと、「湯もみ」以外にも浴衣姿での応援も検討されていることなど、吉田戦車(現在「フロマンガ」なる妙な4コママンガを連載中)が泣いて喜びそうなエピソードばかりなんです。「温泉で選手がバイト」の事実が示す通りチームの財政状態は良くないし、そもそも草津町内に試合のできる場所がない(現在は前橋市内のスタジアムを間借り)など問題山積のザスパですが、草津温泉の支援、応援ぶりは、ストレートに伝わってきますよね。殺人を犯した少年にも、その事実は知らないまでも、雰囲気は伝わっていたのかな~ と勝手に推察してしまいます。
2005.06.24
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今日のテーマソング:ピンクレディー「サウスポー」私の直属の上司は宮城県北部のとある町の出身なんですが、その町は来年の1月に古川市などと合併して大崎市という新しい市になることが決まっています。「大崎市なんかになりたくないよなぁ…」事あるごとに、上司は口にします。「いっそのこと、『吉里吉里人』みたいに独立を宣言したらいいんでしょうけどね。」と返す私。そしたら上司、「そんな本もあったよなぁ… 買ったけど、結局読まなかったよ。」「私は読みましたよ。」「あんな分厚い本、よく読んだなぁ。」そう、私は、学生時代に「吉里吉里人」を読破したんでしたっけ。分厚い文庫本が3冊でひとつの物語になっていて、読破するのに半月ばかりかかったと、記憶しています。それにしても、1981年に発表されたこの小説、その後のミニ独立国ブームのきっかけとなるなど社会にそれなりの影響を与えたのにも関わらず、そのあらすじを知っている人は、殆どいないと言っていいでしょう。私も忘れました(苦笑)そういえば、ドラマ化も映画化も、されていませんよね。おぼろげな記憶をもとにストーリーをたどっていくと、こんな感じでしたか。東北本線の長距離列車(夜行だったか?)が、宮城と岩手の県境で、足止めを食らいます。聞くと、足止めを食らった地域(ここが吉里吉里村。実は岩手県大槌町の吉里吉里とは無関係なのだ)は、今日、日本国から独立を宣言し吉里吉里国を名乗ることになったとの由。捉えられた乗客のひとりであるうだつの上がらない小説家(彼が本編の主人公)は、吉里吉里国の様子を、いろいろと目にします(この辺の記憶が定かじゃないんですが、鬱陶しいぐらいに「吉里吉里語」(要は、単なる方言)が使われていたのと、国力向上のためか産業振興や新しい(ある意味ロクデモナイ)研究に力を入れている様子が、細かく描かれていました)。そして、この国の元首の決定方法は、なんと、「タッチ制」。小説家は瀕死の重傷を負った大統領(これがバスの運転手だったりするから面白い)からタッチされてついに大統領に就任し…う~ん、自信がない。多分こんな感じだったと思うんですが…そうそう、思い出した。この小説。実はやたらと、男女を問わず「生殖器」が登場します。これもまた、ドラマ化や映画化を阻む障害になっちゃったんでしょうね。多分。
2005.06.20
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今日のテーマソング:竹内まりや「ドリーム・オブ・ユー」今日、業者への支払リストに、「一畑○○…」という会社を見つけました。請求書の住所を見ると、島根県になっています。どうも、当地を走る一畑電鉄の関連会社のようです。そのことはなんとなくわかったけれど、この会社の訓み方が「いちはた」なのか「いちばた」なのか失念してしまったので、HPにて確認。「いちばた」ということがようやくわかりました。松江(温泉)や宍道湖、出雲大社など知名度の高いスポットを沿線に抱えているのに全国的にはあまり知られていない一畑薬師の名前を社名にしているこの会社。伝統を大事にしているのか意地になっているのか、とにかくそれなりのプライドを持った私鉄なんだなと推測されます。ところがこの会社についてもう少し詳しく調べていくと、面白いというか悪く言うと節操のない面を発見。なんとここ、文字の長い駅名の宝庫でもあるんですよ。松江のターミナル・松江しんじ湖温泉(これも長い駅名だ)の隣が、ルイス・C・ティファニー庭園美術館前という、日本でもっとも長い名前を持つ駅。終点の電鉄出雲市の隣の駅も出雲科学館パークタウンとこれまた長い名前の駅です。全線を通して26駅あるんですが、そのうちカナで10文字以上の駅が5つ(残りは松江フォーゲルパークと浜山公園北口)もあります。私は「節操がない」と表現しましたが、長い名前の駅名は沿線スポットを紹介したものばかりで、見方を変えれば乗客誘致の努力の結果ともいえるでしょう。また、一畑電鉄には、なんと、特急が走っています。地方私鉄の特急というと長野電鉄や富山地方鉄道の例がありますが、前二者が観光特急なのに対して、こちらは通勤特急。電鉄出雲市と松江しんじ湖温泉との間を朝1本、夕方2本走っています。それにしても、どうも一筋縄ではいかないローカル私鉄のようです。乗る機会はないかも知れませんが、これからもがんばって欲しいものです。
2005.06.17
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今日のテーマソング:森山直太朗「生きとし生ける物へ」昨日の日記で東日本の中規模都市を旅行者の目から勝手に評価したんですが、西日本も含めて私が行ったことのある街で文句無しにNO1だと思うのは、やっぱり長崎なんですね。昨日も言った「玄関口である駅と繁華街との間がある程度離れていて、しかもその中間に面白いスポットがあるところ」の条件に、この街はぴったりマッチ。長崎駅から約1キロ南に出島や新地中華街、繁華街の観光通りがあり、更にそこから1キロ南には、大浦天主堂やグラバー園があります。足に自信のある方は、新地中華街から大浦天主堂までの道のり、オランダ坂を通るのもいいでしょう。ただし、これらのスポットをすべて徒歩で回るとなると、間違いなく疲れます。そこで役に立つのが、路面電車。東日本の都市ではほぼ絶滅した路面電車が長崎ではまだ健在で、これらのスポット、更には長崎駅の北方3キロほどのところにある平和公園や浦上天主堂を結んでくれています。一般に地方都市のバスは料金体系や乗り方(前乗りか後乗りか)が分かり辛く旅先では敬遠することが多いんですが、長崎の路面電車はどこからどこまで乗っても料金は100円。しかも長崎駅では1日500円で乗り放題のフリー切符を発売しているので、初めての方にも安心です。見所が多い長崎ですが、チャンポンや卓袱、トルコライスと、この街ならではの食べ物が多いのも、また見逃せません。そうそう、カステラも、ぜひ食べたいですよね。ちなみに、私たち夫婦は4年前に長崎を訪れたんですが、1日の滞在で結局これだけしか回ることができず、後ろ髪を引かれる思いで立ち去った思い出があります。行くにはお金も時間も掛かり過ぎるけど、子供がもう少し大きくなったら是非、再訪したいなと思うのであります。
2005.06.06
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今日のテーマソング:ミニモニ。「ロックンロール県庁所在地」ここ数日の南東北は、とても天気がいいです。思わずどこかに出掛けたくなっちゃうし、20代の頃はよく出掛けてました。特に好きなのが、知らない街を歩くこと。東日本の県庁所在地クラスの街は半分以上制覇しています。あくまで「ストレンジャー」としての立場で言うと、歩いてみて面白いなと思う街は、玄関口である駅と繁華街との間がある程度離れていて、しかもその中間に面白いスポットがあるところ。私が歩いた事のある街だと盛岡と新潟が双璧ですね。盛岡は駅と繁華街(肴町)との間に開運橋、大通商店街、映画館通り、盛岡城址、中ノ橋通とみていて飽きない風景が続くし、新潟も駅と繁華街(古町通)との間に万代シティという(休憩)拠点があり、観光的にはもちろん体力的にも(笑)タウンウォッチングのしがいがある街です。あと、これらの街は同規模の他の街と比べて人通りが多く、活気を感じさせて嬉しくなります。長野も面白いですよね。善光寺を模した旧駅舎こそ長野新幹線の開業を機に残念ながら取り壊されてしまいましたが、その長野駅から善光寺までの道のりも、妙に庶民的な権堂の商店街・飲み屋街が中間にあり、宿坊が建ち並ぶ善光寺近辺との対比が楽しいです。地方都市では超珍しい地下鉄(長野電鉄の地下区間)の存在も、個人的にはオススメ。弘前もいいかなぁ? この街の売り物は、土手町のこみせ(アーケード)。1キロ以上にわたって続いているんですが、両側の商店が妙に古めかしく(「街並み保存」みたいな人工的な古さではないのがGOOD)、タイムスリップしたような気分になります。でもそのど真ん中に斬新なデザインの中三デパートがデンと建ってたりするから、長野と同様、対比の面白さもあります。同じ青森県では、県都・青森の街も、いい雰囲気だと思います。私が訪れた時(90年代後半)には青森駅周辺に露店が広がっており、各地の風景が画一化される中地方色(独自色)が豊かで異彩を放っていました。今その露店はどうなっているのかわからないんですが…逆に申し訳ないけれどダメだなぁ… と思った街は、秋田と宇都宮。秋田は繁華街の広小路がさびれ放題だし、宇都宮はJRの駅近くを流れる田川が致命的に汚いのがマイナスです。いずれもいわゆる観光都市ではなく「人に見られる」観点での街づくりに特に励んではいなかったんでしょうが、もう少し何とかならないものかと思います。
2005.06.05
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今日のテーマソング:ザ・バーズ「振り向くな君は美しい」昨日のバーレーン戦、日本代表、勝ちましたね!決勝点を入れたのは、小笠原満男。岩手の大船渡高校出身ということで、岩手出身の後輩が喜んでおりました。それにしても、サッカーの日本代表って、東北・北海道出身の選手が異常に少ないような気がします。岩手出身者では小笠原が初めての代表入りだったそうだし、小野が骨折していなければ出場すら危ぶまれていた状態。レベルが低いと言われればそれまでですが、サッカーが浸透する上での障壁のひとつになっていることは確かです。福島出身の日本代表って、いたかなぁ? 少なくとも私の記憶には、ありません。宮城出身も、加藤久ぐらいでしょうか? 日本代表では主将もつとめ、Jリーグ発足時には早大助教授兼Jリーガーという異色の選手でしたが、彼ぐらいしか思い出せないってのも、ちょっと淋しいですね。
2005.06.04
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今日のテーマソング:たこ八郎「たこでーす。」※ひょんなことから知ったんですが、茨城県ひたちなか市の名産は、蒸し蛸なんだそうですね(あと干し芋もあるけど)。県内有数の漁港・那珂湊を抱えているだけあって、水産加工業も盛んな街のようです。蛸に関しては好物でもないし特段の興味はないんですが、面白いのはその製造社名。大手の会社に「あ印水産」「カ印水産」「ヨ印水産」と、「カナ1文字+印」の社名が多いんですよ。ちなみに蒸し蛸メインの企業でないところにも「ヤ印」(子持ちししゃもの製造業者)ってのがあったりします。同業の会社に似たような社名が多くなる傾向があることは1年以上前にもこちらの日記で紹介しましたが、ひたちなかのケースって、何なんでしょう? 仙台の牛たん屋みたいに発祥の会社があって、そこから分家独立、あるいはあやかって命名されたのが広まったんでしょうか? いずれにせよ、魔法瓶の「象印」や剃刀の「貝印」に比べて「カナ1文字+印」という命名は特異な感じがするので、その由来については非常に興味がありますね。※大方の人が予想される通り、たこ八郎が歌っているというより叫んでいるだけの曲です(笑)でも作曲者が、なんと久石譲なのだ!
2005.06.02
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今日のテーマソング:きのこオールスターズ「きのこの唄」今日の昼休みに何の気なしにとある経済誌を眺めていたら、新潟市に本社を置く一正蒲鉾が今まいたけの製造に力を入れているという記事を見つけました。今年の1月13日の日記にも書いたんですが、新潟県の企業といえば、同業のライバル関係が熾烈なのが特徴。一正はカニ風味かまぼこの製造で堀川(聖籠町)とライバル関係にあることで知られていますが、その一方で魚肉摺り身入りのスナック菓子「カリッこ」シリーズを発売し、亀田製菓(新潟市亀田)、ブルボン(柏崎市)とこちらも大手が揃う菓子業界にもささやかな殴り込みをかけております。で、今度はまいたけですか~、こちらも雪国まいたけ(南魚沼市)が頑張ってるし(なんたって社名にまいたけが入ってるし・笑)、隣の長野県長野市には「♪エリンギ まいたけ ぶなしめじ」のHoktoがあるから、ここでも近場でまいたけ戦争勃発ですね。それにしても、信越地方って、もともとまいたけの名産地だったんでしょうか? よくわかりませんが。しかしな~、一正もチャレンジャー精神が旺盛な会社ですよね。これからも活発に動いて、新潟県の産業を賑わせて欲しいと思います。
2005.06.01
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今日のテーマソング:早見優「夏色のナンシー」静岡へ出張に行っていた上司から、お土産に「夜のお菓子うなぎパイ」なんてのを頂戴しました。いつも思うけど、「夜のお菓子」って面白いネーミングですよね。インパクト抜群です。また「うなぎ」といえば名産地=静岡県というのも、全国的に知られていますね。静岡県は他にもお茶、みかん、わさび、あと「白鶴まる」のCMでやってた桜えびですか、とにもかくにも、食材が豊富なイメージがあります。他の都道府県で、これほどまでに食材が豊富なイメージが強いところって、意外にありませんよね。まず思いつくのは北海道でしょうがここは供給量こそ豊富なもののブランド力が弱いし、宮城なんかも地元では「食材王国」なんて言ってますが全国的に知られているのはササニシキとフカヒレぐらいでしょうか? やっぱり、静岡県には敵いません。東京・名古屋・大阪の3大都市からの交通の便の良さ、そして温暖な気候に豊かな山、川、海が、食材王国・静岡のイメージを育んでいったのかな… 実は一度も行ったことがないんですが、機会があったら訪れてみたいですね。
2005.05.22
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今日のテーマソング:「線路は続くよどこまでも」このところ、仕事帰りにこちらのサイトを覗くのが、習慣になっています。遠距離通勤ともなると運行状況は天候にも事故にも左右されやすいから、どうしても気になっちゃうんです。で、昨日の話になるんですが、いつものようにこのサイトにアクセスすると、岩手県を走っている岩泉線の情報が掲載されていました。この内容が、また何とも言えないんだな。原文のまま紹介すると、「岩泉線は、岩手大川~押角間でかもしかと衝撃した影響で、一部列車に遅れと運休が出ています。」てな具合。これを読んだ方の多くは、「かもしかと衝撃」のフレーズに、目が行ったと思います。確かに珍しい事故なんですが、東北では比較的人里に近い山でもかもしかが出現するので、決してありえない事故ではないんです。むしろ私が気になったのは、「一部列車に遅れと運休が出ています。」のくだり。だって、この区間の岩泉線って、1日3往復(朝1往復、夕方2往復)しか走っていない超過疎路線なんですよ。だから、「一部列車」どころか、この日のダイヤ自体がメチャメチャになっているはずなんです。それを「一部列車」で済ますとは… この手の文言って多分マニュアル化された表現になっていると思うんですが、もう少し、実態に即した表現にして欲しいものですよね。
2005.05.21
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今日のテーマソング:DUAL DREAM「Winter Kiss」昨日の富山出張の日記を書いていて思ったんですが、地方都市間を結ぶ鉄道ルートって、本当に廃れましたよね。仙台の場合だと、新潟へのルートなんて、どうしようもないぐらいにズタズタになっちゃってます。昔は「あさひ」(上越新幹線開業後は「べにばな」)という仙山線、米坂線を経由する直通の急行が走っていたんですが、時代が下るにつれて乗客が減少したからか仙台始発がいつの間にやら山形始発に短縮され、さらに山形新幹線開業に伴う奥羽本線の改軌に伴い米沢始発に短縮。今も一応快速の名前で走っていますが、実態は各駅停車と大差ない状況です。そんな鉄道の代わりにのしてきたのが、高速バス。仙台~新潟間もJRバスや新潟交通などが共同して路線を設けて走らせていますが、最初はひどいものでした。というのも、仙台と新潟とを結ぶ高速道路が未整備だったので、ルートの大半がなんと国道113号線! 当然スピードが上がるはずもなく、運行時間は片道6時間。休憩タイムも山形市の南部にある観光物産会館と山形と新潟との県境に近いJR小国駅前の2回設けられるほどでした。その後磐越自動車道が開通してルートもそちら経由に移り、所要時間も片道4時間ほどに短縮されたんですが、それでもまだ遠いかなぁ… 仙台~新潟間の距離は東北新幹線だと仙台~那須塩原間の距離(約200キロ)にほぼ匹敵するんですが、ちょっと時間が掛かり過ぎてますよね。まぁ、両都市間の交流ってそんなに盛んではないからそれでいいのかもしれませんが、逆に言えば交通インフラが整備されていないせいで疎遠になってしまう点もある訳で、新潟市が政令指定都市への昇格を視野に入れている現在、同じ政令指定都市の仲間としてはも少し活発な交流を促してもらいたいなとは思いますね。
2005.05.21
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今日のテーマソング:今井美樹「野性の風」もう1年以上前になるんですが、こんな日記を書きました。郡山と福島の駅ビルの名前が仙台と同じ「エスパル」となったことに対してブツクサ書いたネタなんですが、この決定って、郡山、福島双方の駅ビルの管理会社が仙台駅の駅ビルの管理会社(仙台ターミナルビル株式会社)に吸収合併された結果、なってしまったものなんですね。実はこの仙台ターミナルビルって会社、昨秋には山形の駅ビルの管理会社も吸収合併していて、更なる拡大の一途を、たどっております。そして、山形の駅ビル・メトロプラザも、来月にはエスパルの名前が冠せられるとのこと。吸収合併の時点でいずれはそうなるだろうな… とは思っていましたが、いざその時になってみると、やっぱり、郡山や福島の時に感じた違和感を覚えますね。前にも書いたように、「エスパル」の名の由来は、S=仙台の頭文字、PAL=フランス語で「友達」の意味ですから、仙台以外の都市にはなじまないし、そんな名前をつけられたら地元の人だって「仙台に経済侵略された」って気持ちを多少は感じるんじゃないでしょうか。まぁ、地下鉄のない山形に「メトロ」プラザってのもおかしいといえばおかしいんですが、この名前に愛着を感じていた市民だっていたはずで、それを同じ会社だからって安易に変えるのもどうかと思うんです。会社が同じだからって名前も統一を図るんではなく、もっと街の個性を考えて欲しいですよね。今の状況はちょっとやり過ぎの感が否めません。
2005.05.20
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今日のテーマソング:野際陽子「非情のライセンス」今日、勤務先の同僚が富山へ出張に行くということで、出張費用の仮払の申請に来ました。仙台から東北新幹線で大宮まで出てから上越新幹線で越後湯沢へ、更に「はくたか」に乗って富山までという行程。新幹線利用とはいえ、ずいぶんと遠回りなルートを選んだものです。とは言うものの、仙台から富山へ行くには、それがもっとも使いやすいルート。金沢(小松)までならば飛行機も長距離バスも通っていますがいずれも1日1往復しかなく、使い勝手は良くありません。富山って、東京からも、ちょっと行き辛いですよね。飛行機は1日8往復ありますが同程度の都市と比べて特段多いという訳ではなく※、鉄道は越後湯沢で乗り換えが必要。しかもこれでもまだ改善されていて、上越新幹線や北越急行が開通する以前は、東海道新幹線で米原まで出て北陸本線に乗り換えるのが、最速達のルートでした。東京からでもそんなあんばいだから、ましてや仙台では… 地方からの交通事情の悪さに、首をうなだれてしまうばかりです。※東京からだと、函館、秋田、山口宇部、徳島への各便が、1日8往復です。
2005.05.20
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今日のテーマソング:伊奈かっぺい「白いたより」今日は、13日の金曜日。年に1回あるかないかの、イヤな日です。でも、変な話ですが、私が中学生の頃は、そんな13日の金曜日が、楽しくもありました。今や知る人ぞ知る存在になってしまった津軽の吟遊詩人・伊奈かっぺいが必ずこの日にライブを行っていたからなんです。津軽弁丸出しの彼のトークは、まさに爆笑モノ(言ってること自体は普通なのだが、彼が喋ると笑えるってものばかりです)。ずっと前にこの日記でも書いたことがあるんですが、1986年に「花王名人劇場」で取り上げられて名前が売れるようになる以前から友人の紹介で彼のテープをダビングしてもらって密かに聞いておりました。彼のトークは元々暗い感じのものが多かったんですが、80年代の半ばは遅い結婚をしたからか、明るいものも多くなり、ひいてはそれが、津軽ローカルから全国区へと昇華するきっかけとなっていったような気がします。もっとも、彼は「東京進出」にはてんで関心がなかったようで、青森に住まいを構えたままで活動してましたけど。そういえば、この頃産まれた彼の最初のお子さんって、「不思議」と書いてハテナと訓むんでしたっけ? そろそろ成人式を迎える頃だけど、お父さんの血を受け継いでいるのかどうか、ちょっと気になるところです。話があっちゃこっちゃに飛んでしまいましたが、13日の金曜日ライブは、確か90年代の半ばまでは、続いていたはずです。その後は会場(青森市・だびよん劇場)の経営者が亡くなってしまい開催ができない状態が続いていましたが、2000年10月に1回こっきりの復活公演があり、今に至っています。1度でいいから生で聞きたかったなぁ… 今更ながら後悔している、私なのでありました。
2005.05.13
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今日のテーマソング:米米CLUB「いつのまにか」イーグルスの1軍はダントツで最下位ですが、実は2軍は、ライオンズ、マリーンズと首位争いを展開しているんです。今日はライオンズに敗れてしまいましたが、これからもしばらくは、いい試合を展開してくれるでしょう。何故、そんなに断定的に書いちゃうのか? イーグルスの2軍の層が厚い(=それだけ1軍半が多い・苦笑)せいもあるんですが、私見としては、2軍の本拠地が山形にあるという点も、見逃せないんじゃないかと思っています。実は、今の山形は、密かなスポーツ王国。プロスポーツで言えばJ2のモンテディオが現在2位につけているし、完全なプロじゃないけどVリーグの女子でも天童市に本拠地を置くパイオニアレッドウイングスはファイナルの常連で今月開催された黒鷲杯でも優勝という実績を挙げています。また、アマチュアスポーツでも、今年1月に開催された全国都道府県女子駅伝で山形県チームが3位に入賞し、4月のセンバツでは羽黒高校が県勢初のベスト4進出と、乗りに乗ってる山形県なのであります。私の世代だと、山形県のスポーツというと、どうしても、東海大山形がPL学園に7-29の大敗を喫した1985年の夏の甲子園を思い出してしまうし、高校ラグビーでも確か80年代の半ばまでは全国で唯一単独の県代表での出場ができなかった(福島県代表と花園出場権をかけて争うのだが、十中八九福島県代表が勝利していた)ということも相俟って、申し訳ないけど「スポーツ最弱県」のイメージ強かったんですが、今の山形県は、見事なまでに汚名返上を果しています。ところで、今回の日記を書くにあたってレッドウイングスのHPを覗いてみたんですが、選手に結構有名どころがいるんですね。栗原恵※がいることは知ってたんですが、他にも佐々木みき、多治見麻子、吉原知子と、新旧の日本代表がズラリ。これじゃ、強い訳だよ(笑)しかも昨年までは斎藤真由美も現役で頑張っていて、引退した今も山形に住み、地元の小中学生などを相手にバレーの指導を行っているとか。選手はともかく、引退した人が山形を気に入って定住するってのは、嬉しいことですよね。ダニエル・カール、藤ジニーと外国人の心を引き寄せる「何か」があることでは定評があった(?)山形県ですが、スポーツ選手も同じものを感じて斎藤のように定着、定住していくのならばスポーツ王国・山形の名は更に確固たるものになっていくでしょうし、隣県の人間としては、そうなることを、願ってやみません。※広島出身の栗原恵が山形のレッドウイングスにいて、山形出身では数少ないプロ野球選手の栗原健太がカープにいるんですよね。山形県と広島県で栗原さんをトレードしたみたいで、ちょっと笑えます。
2005.05.12
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今日のテーマソング:びんからトリオ「女のみち」昨日の日記で鼻歌のことを書いたら、「女のみち」のメロディーが、頭から離れなくなってしまいました。こういうことって、私には、よくあります。で、そこからの連想でふと思い出してしまったのが、2002年暮れから2003年初頭の三面記事を賑わせた「ぴんから町長」こと滋賀県豊郷町の大野和三郎町長。文化財的価値のある校舎を取り壊そうとした悪役とはいえ宮史郎に髪型が似ているだけで「ぴんから町長」とは本人にも宮史郎にも迷惑な話ですが、確かにインパクト抜群のネーミングではありましたね。で、この問題、町長がリコールされるも出直し選挙で再選され、校舎もは新築こそされたものの旧校舎も保存が決定したところで話題がフェイドアウトしてしまいましたが、今現在はどうなっているんでしょうか? 伝え聞くところによると、豊郷町は近接する彦根市との合併を希望したものの協議が決裂し、単独町制を余儀なくされているとの由。校舎を新築した上に旧校舎も保存ということで他の自治体に比べて余計な負債(という言い方は相応しくないかもしれないけど、B/S上はそうでしょう)を抱えている現状で自治体運営が危ぶまれているとの話も、あります。ぴんから町長も、長い髪を掻きむしっているかもしれません。その辺のところって、どこかのマスコミでフォローしてくれないのかなぁ? まぁニュースバリューなんて殆どないんでしょうけど、何年か前のニュースの「その後」って、妙に気になるんですよね。
2005.05.10
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今日のテーマソング:上田正樹「悲しい色やね」昨日起こった福知山線の列車事故、今日に入っても列車内の捜索が行われて、今この日記を書いている段階(26日午後11時)で、死者が75人となっています。犠牲になった方々には、心より、ご冥福をお祈りする次第です。ところで、この事故の原因については、スピードオーバーや置き石など諸説が飛び交ってますが、この路線をめぐる歴史を考えると、起るべくして起こった部分が結構大きいんじゃないかと思うんですよ。まず挙げられるのが、事故が発生した半径300メートルの急カーブ。このあたり、縮尺の荒い地図だと福知山線って東西方向を走っている東海道本線から直角に分岐するように記載されているんですよね。もちろんそんな訳はなくて実際には件の急カーブを描きながら徐々に進路を変えていくんですが、そもそもこういう配線を強いられた原因は、福知山線のもともとの始発駅が現在の尼崎駅ではなくて阪神の尼崎駅近くにあった尼崎港駅(1984年廃止)だったからなんです。尼崎港からまっすぐ北へ向かい、尼崎駅の西側で東海道本線を乗り越して(東海道本線を乗り越す地点にも、「尼崎」を称する駅がありました)塚口へと至るのが、福知山線の本来のルート。それが尼崎から塚口へと至る短絡線ができたことにより、ルートが変更された経緯があるんです。そんな事情で抱え込んでしまった急カーブを高速で通過しようとしたことによって今回の事故が起ってしまったとの分析がなされていますが、高速で走らなければならなかった背景として、JR西日本では運転手が引き起こした遅延に対する罰則が厳しかったという話があります。その原因をさらにたどっていくと、同一区間を競合する路線が多いという関西特有の事情に突き当たります。報道では「福知山線」という呼称が使われていますが、このあたりの福知山線は「JR宝塚線」という愛称があります。ついでに言うと、京都~大阪間の東海道本線は「JR京都線」、大阪~神戸間は「JR神戸線」の愛称。これって、並行する阪急の路線を大いに意識したネーミングだと断定していいでしょう。事実、福知山線の電化・複線化が進んだ1980年代の後半以降、JRは阪急のシェアをかなり奪い取ったと聞きます。その根幹にあるのは、やはりスピードアップ。現在JRでは北新地~宝塚間を快速列車で30分程度で結んでいますが、阪急も梅田~宝塚間を急行で35分程度で結んでいますから、ドッコイドッコイの勝負。1分でもロスは許されない状況にあります。事故を起こした列車は直前の停車駅をオーバーランして1分半の遅れを出してしまったとのことですが、このことによって運転手が大いに焦ったであろうことは、想像に難くありません。関西の鉄道はサービス面では他の地方の鉄道の追随を許さない、と聞きます。しかしやっぱり、安全が第一ですよね。今回の事故をいい機会として、あくまで今あるインフラのなかでベストの運転体勢を整えていく方向で、文字通り軌道回復していって欲しいなと思います。
2005.04.26
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今日のテーマソング:わらべ「もしも明日が…。」4月は新入社員の季節。私の勤務先でも、フレッシュマンが数名入社しました。で、そろそろ初任給の支給ということで、今日、銀行口座の確認をしていると、埼玉県からやってきたある新入社員の振込先が「みずほ銀行 わらび支店」になっていた。「『蕨』って確かに書き辛いからなぁ…」ひとりごちながらソフトに口座の登録をしようとすると、なんと、蕨市にあるみずほ銀行の支店の正式表記が「蕨」ではなく「わらび」であることが判明。へぇ~…更にネットで調べてみると、「わらび支店」を有する銀行はみずほだけではなく、三井住友銀行と東和銀行も「わらび支店」。ついでにいうとUFJ銀行、埼玉りそな銀行、武蔵野銀行は「蕨支店」で、狭い蕨市の中に「わらび」と「蕨」が入り交じっている状態なんですね※。「だからどうした」と言われればそれまでなんですが、敢えて「わらび」のひらがな表記を採用した理由は何でだろう? ちょっと気になります。まぁ、先にも言ったように「蕨」って字が難しいからという単純な理由のような気がするんですが、都銀の支店には「シラカバ」とか「カトレア」なんてのがたまに見られる(これって法人向けの支店なのかなぁ?)から、「わらび」なんて表記だと、これらと同類だと誤解されそうですね(笑)※東和銀行わらび支店のみ、川口市の所在です。
2005.04.19
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今日のテーマソング:田原俊彦「哀愁でいと」今日は、久々に市町村合併ネタ。合併って、何がいちばんしっくりこないかって言うと、地名を言っただけではどのあたりにあるのかさっぱりわからないことなんですよね。特にお手上げなのが、山梨県。一昨年から今年にかけて南アルプス市、甲斐市、笛吹市、北杜市、上野原市と新しい市が五つもできたんですが、相当に地理勘のある方でないと、どこにあるのかちょっとわからないと思います。上野原は元からあった地名だから辛うじてわかりますが、あとはもう全然ダメ。で、これで終わりなのかというとまだ続きがあって、今年から来年にかけて甲州市※1、中央市ができるとのこと。山梨県の県庁所在地は甲府市だけど、既存の山梨市に加えて合併で成立した甲斐市、甲州市、中央市と揃っちゃったら、名前だけでは県の中心がどこにあるのかわかりづらいですね。それにしても、どうしてこれほどまでに地名が変わっちゃうんでしょうか? あくまで推察ですが、二つほど、背景があります。山梨県って元々小さい町村が多かった※2から合併も数多くの町村をまとめて、ってパターンが主流なんです。南アルプス市、笛吹市は6町村、北杜市は7町村の合併。既存の町村の名前を採用するのが難しいシチュエーションですよね。あと、新市の名称に旧郡の名称を継承するパターンが全国的な傾向としてあるんですが、山梨県の場合、これもしづらいようです。というのも、山梨県の郡名って山梨、巨摩、八代、都留の四つだけ※3。しかも「山梨」と「都留」は既に市名に使われている※4し、「八代」は熊本県八代市と混同必至です。となると、やはり新しい名前の使用に傾くのは致し方ないでしょうね。…事情はなんとなくわかりますけど、慣れるまで、時間がかかりそうだなぁ(苦笑)※1 塩山市が周辺町村と合併して成立するものでまったくの新市ではありませんが、一応載せました。※2 平成の大合併以前は、全国で唯一、郡部の人口が市部の人口を上回っていたはずです。※3 厳密に言うと「東山梨郡」「北巨摩郡」「中巨摩郡」「南巨摩郡」「東八代郡」「西八代郡」「北都留郡」「南都留郡」となるんですが、東西南北中の呼び名は、ここでは省略します。※4 中心街の地名をみると、山梨市は「日下部」、都留市は「谷村」であり、いずれの市も、戦後の合併で新しく付けられた自治体名です。
2005.04.12
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今日のテーマソング:井上陽水「リバーサイドホテル」3月31日の日記で線路を持たない「鉄道」会社のことを書きましたが、他にも、線路は持っているけれども鉄道業が副業にしか思えない「鉄道」会社ってありますよね。その代表格が、和歌山県に路線を所有している紀州鉄道。運営している路線自体は御坊市内を走っているわずか2.7キロというミニミニ私鉄なんですが、リゾートホテルや別荘事業を大々的に展開していて、どう考えてもそちらが本業の会社なんです。その辺、会社の沿革を覗いても地方の鉄道会社が突然に不動産業に進出して成功を収めたような感じなんですが、実は何と、こういう事情だったんですよ。紀州鉄道の大元をたどると、なんと我が福島県の磐梯急行電鉄にいきあたっちゃうなんて、ちょっとびっくりです!ちなみにこの磐梯急行電鉄、更に元をたどると日本硫黄という硫黄採掘をメインとしていた会社でありまして福島県は猪苗代町にある磐越西線の川桁駅から鉱山のある沼尻駅まで非電化の軽便鉄道(笑)を走らせていたんですよ。それが硫黄採掘の不振からか急に観光事業に目覚めて1967年に日本硫黄の社名自体を磐梯急行電鉄と改称したんですが※、翌年に会社が倒産して鉄道も廃止という悲惨な末路となってしまったんです。それが旧経営陣が新しい会社を立ち上げて御坊の私鉄を買収(しかもその過程で自分の会社を解散させて私鉄会社を改称し、存続会社にしている!)。そして大成功を収めるんだから、世の中なんだかわかりませんよね。それにしても、紀州鉄道の起源が猪苗代にあるんだったら、ちっとは恩返ししてくれないかなぁ? 具体的には、猪苗代から裏磐梯までの鉄道路線を敷いてくれるとか(笑)※確か、常磐炭坑が常磐興産と社名変更していわき湯本温泉に常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)を開設したのも同じ時期だったと思います。お互い触発されての観光への傾斜だったんでしょうか?
2005.04.02
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今日のテーマソング:柏原芳恵「春なのに」3月27日の日記でのと鉄道の廃止の件に触れたら、茨城県の日立電鉄も、本日の営業をもって廃止されるとの書き込みを頂戴しました。日立電鉄… 常磐線に乗った時に、その脇を走る列車を見たことがあります。あの時乗っときゃ良かったなぁ(涙)非常に残念ですが、奇妙なことに、鉄道が廃止されても「日立電鉄」という社名は、変更される予定がないみたいです。名が体を表していなくて尚更鉄道廃止に文句が出そうなところですが、実はこのように鉄道が廃止されて線路を所有しないのに「鉄道」云々を名乗っている会社は、日立電鉄に限らず全国に結構散らばってるんですよ。例によって(笑)箇条書きで記すと、旭川電気軌道(北海道)、夕張鉄道(北海道)、九十九里鉄道(千葉県)、蒲原鉄道(新潟県)、加越能鉄道(富山県)※、東濃鉄道(岐阜県)、有田鉄道(和歌山県)、下津井電鉄(岡山県)、井笠鉄道(岡山県)、鞆鉄道(広島県)といったところ。あと、多少原形が崩れていますが、じょうてつ(元・定山渓鉄道。北海道)、サンデン交通(元・山陽電気軌道。山口県)も、仲間に入れて差し支えないでしょう。この中には蒲原鉄道(1999年廃止)や有田鉄道(2002年廃止)のようにごく最近まで鉄道事業をやっていた所もありますが、九十九里鉄道(1961年廃止)や鞆鉄道(1954年廃止)のように鉄道の現役時代を知らない人の方が圧倒的に多いんじゃないか? と思われる所もあったりするから、面白いです。一般的な傾向としては鉄道事業からの撤退後は「○○交通」「××バス」と社名変更する会社が多いんですが、鉄路亡き後も鉄道の名を残している企業の方が、会社の歴史を大事にしているように思えて個人的には好感が持てますね。※加越能鉄道は、所有していた軌道路線が2002年に第三セクターの万葉線株式会社に営業譲渡されたため、バス専業会社となったもの。従って、他の会社とは、事情が若干異なります。
2005.03.31
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今日のテーマソング:「いちねんせいになったら」大分の中津江村と並んで知名度の高い村だった山梨の上九一色村も、どうやら合併の運びとなりそうです。この村の面白いところは、北部が甲府市などと、南部が富士河口湖町と、分割されて合併する予定のこと。全国でも初のケースだそうです。それはともかく、この上九一色村、曰くありげな名前の割には使われている漢字が嫌に簡単なことが、かねてより気になってました。この村の漢字、全部小学1年生で習う漢字なんじゃないかなぁ、と。調べてみると、残念ながら「色」だけが2年生で習う漢字だったんですが、このように、簡単な漢字ばかりが使われている自治体名って、結構ありそうな気がします。さしあたっては、小学1年生で習う漢字のみが使われている自治体名を東北6県で探してみたんですが、現時点でこれだけ見つかりました。<青森県>「青森」市、北津軽郡「金木」町、上北郡「百石」町、上北郡「下田」町、三戸郡「名川」町。◎数字や方角が多用されていて簡単な漢字が多いイメージがある青森県。県庁所在地の青森自体が1年生で習う漢字でした(笑)惜しいのは、先月までだったら、西津軽郡の「森田」村と「車力」村も、このメンバーに入っていたこと。この2村は、現在はつがる市の一部になっています。また金木町も、今月28日に五所川原市と合併予定です。<岩手県>岩手郡「玉山」村、下閉伊郡「山田」町。◎意外にも、1年生で習う漢字のみとなると、たった2つだけ。玉山村は盛岡市との合併が決まりましたが、山田町は単独町制の継続を表明しています。<宮城県>「白石」市、柴田郡「村田」町、栗原郡「花山」村、登米郡「中田」町、牡鹿郡「女川」町。◎結構多かったんですが、残念ながら村田町、花山村、中田町は近々合併予定。ただし女川町は、原発立地自治体の強みか周辺自治体が石巻市との合併を決める中で、単独町制を継続させる予定です。<秋田県>南秋田郡「天王」町、山本郡「山本」町、山本郡「八森」町、平鹿郡「大森」町。◎現時点で4町ありますが、今月22日に天王町が周辺町村と合併して潟上市になるのを皮切りに、すべての町が合併して最終的には皆無となる見込みです。<山形県>「上山」市、「村山」市、東村山郡「中山」町、北村山郡「大石田」町、最上郡「金山」町、東田川郡「三川」町、東田川郡「立川」町。7市町と、東北地方では最多。しかも大石田町は、東北では唯一の3文字です。山形県は合併協議がなかなか進まず、これらの自治体の大半も当分の間は存続する見込みです。<福島県>「田村」市、安達郡「大玉」村、大沼郡「金山」町、石川郡「石川」町、石川郡「玉川」村。今月1日に発足した田村市が新たに加わりましたが、市町村数(85)を考えると、やや少な目の数となっています。いや~、結構あったなぁ。全国単位でみたら、100以上はあると思います。本稿の執筆にあたっては、こちらのページを、参考に致しました。
2005.03.19
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今日のテーマソング:NOKKO「人魚」東北地方には、「ノッケ」の字が入る駅がやたらと多いイメージを、個人的には持っています。仙台駅のホームで待っていると「原ノ町行」や「一ノ関行」の電車にしばしば出くわすので、尚更そのイメージは強まります。しかも、原ノ町駅は原町市、一ノ関駅は一関市と、地名には「ノ」がつかないから、ややこしい。北海道の旭川駅が最近まで「あさひがわ」と訓まれていたようにこの種の相違はままあるんですが、一ノ関なんか東北新幹線の開業で改称のチャンスがあった※1にも関わらず、未だに一ノ関のまんまだから、妙な話です。このように、地名に「ノッケ」がつかないのに駅名に「ノッケ」がついている駅は、他にもいくつかあります。下に例示すると、四ツ倉駅(常磐線・福島県いわき市四倉町)陸前原ノ町駅(仙石線・宮城県仙台市宮城野区原町)山ノ目駅(東北本線・岩手県一関市山目町)鷹ノ巣駅(奥羽本線・秋田県北秋田郡鷹巣町)※2てな具合。やっぱり東北は「ノッケ」が好きなのかな~ と思うと、山形県は左沢(あてらざわ)線の羽前山辺(やまべ)駅みたいに逆に地名の方が「やまのべ」だったりするところがあったりするから、ややこしさが倍加します。※1東北新幹線の開業と前後して、東那須野→那須塩原、磐城西郷→新白河、陸前古川→古川と駅名改称が行われています。また、山形新幹線の開業時にも、山形県東置賜郡高畠町の糠ノ目(地名は糠野目)駅が高畠駅、山形県上山市の上ノ山駅がかみのやま温泉駅と改称されています。※2JRは鷹ノ巣駅なんですが、この駅には第三セクターの秋田内陸縦貫鉄道が接続していて、そちらの駅名は「鷹巣」。ちょいとややこしいです(笑)
2005.03.18
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今日のテーマソング:西城秀樹「ギャランドゥ」私の住んでいる福島県は福島中央テレビで放映されている夕方の情報番組に、「ゴジてれシャトル」というのがあります。内容は… まぁ他愛のないローカルネタなんですけど(苦笑)、始まったのが94年の4月なんで、もう10年以上も続く長寿番組です。地元では、「ゴジてれ」の略称で、親しまれています。ところが今年に入って、「ごじてれ」を名乗る番組がもうひとつあることを発見。広島の中国放送で放映されている「ごじテレ。」がそれ。元々は元NHKアナの中村克洋が司会で「中村克洋のごじテレ。」だったんですが、今年に入って司会が変わり、ただの「ごじテレ。」に名前が変わったとのこと。福島と広島じゃぁ距離が離れ過ぎているしましてやローカル番組だから、同名の番組が二つ存在することでの損益はないとは思うんですが、「ゴジてれ」の存在を知ってか知らずか、とにかく真似されたのはちょっとムッときます。ついでに言うと、「ごじテレ。」の後ろにひっついている「。」はなんだ? まぁこれは坊主憎けりゃの類ですけど(笑)、いずれにしろ、あまりいい気はしません。でも、中国放送かぁ… この局は確かカープのホームゲームを全試合実況しているって聞いたことがあるんですが、時間帯的に見て、「ごじテレ。」→カープ戦って流れになる時も、結構あるのかなぁ? それはそれで、観てみたい気がするんですけどね。でも番組の名前は、何とかして欲しい(笑)
2005.03.13
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今日のテーマソング:竹内まりや「駅」今月のダイヤ改正で、仙台駅の在来線ホームの数が、ひとつ増えました。これにより、仙台駅のホームの数は、新幹線4、JR在来線10、地下鉄2の計16。首都圏ならばさほどの数ではないでしょうが、東北地方ではNO1です。ホームの数って、あまり気にしたことがなかったんですが、仙台駅以外の駅のホームの数って、どうなってるんだろう? 気になりだすと調べずにはいられない悲しい性の持ち主。結局、東北地方の駅について、こんな感じでランキングをつくってしまいました。第1位 仙台駅(宮城) 16(新幹線4、JR在来線10、地下鉄2) 第2位 盛岡駅(岩手) 14(新幹線4、JR在来線8、IGRいわて銀河鉄道2)第3位 福島駅(福島) 12(新幹線4、JR在来線6、阿武隈急行1、福島交通1)第4位 秋田駅(秋田) 10(新幹線2、JR在来線8)第5位 八戸駅(青森) 9(新幹線4、JR在来線・青い森鉄道5)第5位 郡山駅(福島) 9(新幹線3、JR在来線6)第7位 山形駅(山形) 7(新幹線2、JR在来線5)第8位 青森駅(青森) 6(JR在来線6)第8位 北上駅(岩手) 6(新幹線2、JR在来線4)第8位 北山形駅(山形) 6(JR在来線6)第8位 いわき駅(福島) 6(JR在来線6)第12位 大鰐温泉(大鰐)駅(青森) 5(JR在来線3、弘南鉄道2)第12位 弘前駅(青森) 5(JR在来線3、弘南鉄道2)第12位 三沢駅(青森) 5(JR在来線3、十和田観光電鉄2)第12位 野辺地駅(青森) 5(JR在来線5)第12位 一ノ関駅(岩手) 5(新幹線2、JR在来線3)第12位 いわて沼宮内駅(岩手) 5(新幹線2、IGRいわて銀河鉄道3)第12位 二戸駅(岩手) 5(新幹線2、IGRいわて銀河鉄道3)第12位 釜石駅(岩手) 5(JR在来線4、三陸鉄道1)第12位 石巻駅(宮城) 5(JR在来線5)第12位 岩沼駅(宮城) 5(JR在来線5)第12位 大曲駅(秋田) 5(新幹線2、JR在来線3)第12位 米沢駅(山形) 5(JR在来線(一部新幹線共用)5)第12位 新庄駅(山形) 5(JR在来線(一部新幹線共用)5)第12位 新白河駅(福島) 5(新幹線2、JR在来線3)第12位 会津若松駅(福島) 5(JR在来線5)探してみると、5つ以上ホームのある駅って、26駅もあるんですね。だからどうしたって訳でもないんですが(苦笑)
2005.03.09
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今日のテーマソング:城卓矢「骨まで愛して」北海道室蘭市の人口が、今月にも10万人を切りそうだ、とのことです。室蘭市は、北海道胆振支庁の所在地※1だし「室蘭ナンバー」の車両が走っているほどの北海道ではそこそこの中核都市となる港町なんですが、町の基盤である石狩炭田を背景とした製鉄業が不振続きのせいか、1969年に18万3千人いた人口が長期にわたり減少傾向。昨年12月末の人口は100,297人まで落ち込み、転出者が相次ぐ今年3月末には10万人割れ、そしてその後も、回復することはないだろうと見込まれています。室蘭市の低迷の背景には「鉄冷え」の他にも、丘陵地が多いため隣の登別市や伊達市に自宅を新築する地形的な問題や胆振・日高両地域の中心都市として苫小牧市が力を持つようになった※2こともあるんでしょうが、それにしても、気の毒なほどの人口の減少ぶりです。話は突然変わりますが、大学時代の友人に室蘭出身・在住の男がおりまして、8年前に彼に街を案内してもらったことがあります。街のど真ん中に新日鉄の製鉄所がどっかり鎮座し、他にも石油タンクなんかが海沿いに連なっていて工業都市の印象が非常に強かったんですが、街自体は寂れた印象が強かったですね。そもそも室蘭の街はJR室蘭駅周辺の市役所、支庁のある旧市街とJR東室蘭駅付近の比較的新しい繁華街(中島地区)とに二分されるので一般的な傾向としても表面的な人口より規模の小さな街という見方をされがちなんですが、それにしても、街に元気がなさすぎました。くたびれた建造物が軒を並べる旧市街、中島の街に隣接した空き家だらけの集合住宅、雑草が生い茂った更地が目立つ分譲住宅地…それでも訪れてみて面白いな~と思ったのは、意外に海岸線に恵まれたところだったこと。市の南端に位置する地球岬や港に跨って旧市街と中島地区とを結ぶ白鳥大橋は比較的知られていますが、他にも鳴き砂で知られるイタンキ浜や断崖絶壁のトッカリショ浜など、見所には事欠きません。ただ残念なのは、北海道という土地柄もあってマリンリゾートには不向きと言わざるを得ず、しかもこれらのスポットのすぐ近くまで住宅が迫っていて観光地としての整備もままならず、更にアクセスする道路(道道919号線)が致命的に狭いという欠点があること。もう少し整備すれば、観光客も訪れるんじゃないかなぁ…海を望むといえば、白鳥大橋の近くにある祝津公園は、結構面白いかも。高台にあって白鳥大橋を上から望むことができるし、それよりなにより、室蘭の街全体が眺められるのがGOOD。市街地の南西に位置しているから、きっと夜景も素晴らしいんじゃないかと想像しています。あと、調べてみたら、室蘭出身の著名人って、結構多いんですね。少し前まではゲージツ家のクマさんが一番知名度が高かったけど、今一番知られているのは安倍なつみですしね。もちろん妹の安倍麻美も室蘭出身だし、メロン記念日の大谷雅恵も室蘭出身。それと、飯田圭織も生まれは室蘭と、以外にもアイドル系の宝庫なんです。サッカー選手も、何故か多数輩出。しかも、野田知(マリノスなど)、賀谷英司(ジェフなど)、城彰二(マリノスなど)、財前宣之(ベガルタなど)と、サッカーオンチの私でも知ってる名前がズラズラ! ただ残念なのは、一番知名度の高い城が鹿児島実業高校出身(なんで!?)だったりして、いまいちインパクトが弱いこと。この傾向、他のジャンルでも見られるんですよね。室蘭は元大関・北天佑の出身地でもあるんですが、実は初代貴ノ花の二子山親方も、室蘭市にて幼少時代を過ごしているんです。22歳年上の兄・初代若乃花が青森県弘前市出身だったので彼も弘前出身を名乗っていたのが、ちょっぴり残念です。市の関係者は人口10万割れをひどく気にしている旨伝わってますが、室蘭にはこんな具合に誇れるものが他にも結構あると思うし、前向きになって今後も明るい話題を提供して貰えたらな… と思っています。※1 「北海道の支庁」って、内地の人だと地理好きにしかわからないかも(苦笑)面積の広い北海道では内地の都道府県に相当する広さごとに14の支庁が置かれているんです。ちなみに、支庁とその所在地の内訳は、以下の通り。石狩支庁(札幌市)、渡島支庁(函館市)、檜山支庁(江差町)、後志支庁(倶知安町)、空知支庁(岩見沢市)、上川支庁(旭川市)、留萌支庁(留萌市)、宗谷支庁(稚内市)、網走支庁(網走市)、胆振支庁(室蘭市)、日高支庁(浦河町)、十勝支庁(帯広市)、釧路支庁(釧路市)、根室支庁(根室市)※2 室蘭市の人口は20年ほど前までは苫小牧市を上回っていましたが、現在は室蘭10万人に対し苫小牧が17万人(札幌、旭川、函館、釧路に次ぐ道内第5の都市)と、かなり差をつけられています。
2005.03.05
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今日のテーマソング:河口恭吾「桜」今日の我が家での世間話の中で、妻の友人の子供が今月1歳の誕生日を迎えるという話になりました。そのお友達、栃木県は塩谷郡氏家町の在住。「そういえば、氏家もどっかと合併するみたいだな」と私。一応そのことは、ここにもいらしてくださるmacさんのご指摘で、知ってはいました。でも詳細は知らなかったので、「どこと合併するんだろう?」と、早速ネットで検索。すると…「栃木県『さくら市』」!?マジで驚いちゃいました。氏家町と隣接する塩谷郡喜連川町とが合併して来月の28日にはこの名前の市が発足するとのこと。にしても、思い切ってつけちゃったよなぁ~ 氏家も喜連川も桜の名所なんでしょうが(でも、財団法人日本さくらの会が選定した日本のさくらの名所100選には入っていません・苦笑)、その思い切りの良さにビックリです。更に調べてみると、10年以上前から「『さくら市』の誕生を!」と地元で叫んでいた宮城県柴田郡3町(大河原、村田、柴田)合併も、栃木県にさくら市ができてしまったあおりを食らって新市名を「柴田市」にせざるを得なくなったとか。似たような思いをした桜の名所は、他にも沢山あったんじゃないでしょうか? あと、訓みが同じ千葉県佐倉市からもツッコミは来なかったのかなぁ? 既存の地名とは無関係にまったく新しくつけた名前なだけに、文句つけられても致し方のない立場だと思うんですけどね。そんなこんなで「さくら市」をネットで検索する限りあまりいい評価は伝わってこないんですが、名付けてしまったからには、そんな声を見返して欲しいものですよね。市の側でも桜の植樹に努める旨話があったようですが、一過性のパフォーマンスに終わらせずに、何十年と続けてもらいたいです。そして、50年後、100年後に日本一の桜の名所になっていれば、面白いよなぁ…そういう夢が持てるだけ、ある意味羨ましいです。今後のさくら市の順調な歩みを、密かに期待しています。
2005.02.20
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今日のテーマソング:西川峰子「あなたにあげる」先日、社長室の暖房が故障しているということで、事務所の若手社員が、ストーブを買ってきました。何の変哲もない、ダイニチのブルーヒーター。「へぇ~、こんなの買ったんだ」と、なんの気なしに取説を眺めていると、面白い事実を発見。ダイニチって、新潟県白根市に本社があったんですね。全然知りませんでした。リサ・ステッグマイヤーがCMに出ているから、東京か大阪のどっちかに本社があるものとばかり思ってました。そう言えば、暖房機器メーカーでは、コロナも、白根とはさほど離れていない三条市に本社があります。こちらもまた、最近ではウルトラマンを起用したCMを流しているんで(昔の田中邦衛が出てたCMも懐かしいけど)、地方色はかなり薄くなっています。調べてみると、新潟県内に本社を置いている有名企業って、結構あるんですよ。しかも面白いのは、特定の業界で鎬を削っているライバル同士というケースが多いこと。まずは米どころ・新潟らしくお餅業界で見ると、「♪サトウ~の切り餅」と西川峰子が歌ってたCMが懐かしいサトウ食品工業(新潟市)の名前が、真っ先に浮かびますね。ところが最近になって「正解は? 越後製菓!」と高橋英樹が連呼するCMで、越後製菓(長岡市)も知名度を上げつつあります。とりわけ昨年暮から今年初めにかけては、鏡餅のCMが煩いぐらいに流れてましたよね。その越後製菓、社名が示すように元々の主力は、煎餅、あられなどの米菓製造。その方面でのトップメーカーは、言うまでもなく亀田製菓(亀田町)。「♪亀田のあられ、おせんべい」のCMで有名ですが、個人的に亀田のCMで一番印象に残っているのは、酒井法子を起用した「のりピーパック」かな(笑)お菓子というカテゴリーで見れば、ブルボン(柏崎市)もまた、ライバルと言えるでしょう。基盤は洋菓子の会社ですが、米菓製造が盛んなお国柄に影響されてか、和洋折衷っぽい製品が多いのも、この会社の特徴です。あと、新潟県は、カニ風味かまぼこの製造でも、トップメーカー2社を有しています。一正蒲鉾(新潟市)と堀川(聖籠町)が、それ。知名度では昔斉藤清六がCMに出ていた一正の「オホーツク」が一歩先をいっているような気がしますが、対する堀川も「アラスカ」なる製品を前面に出し、まさにベーリング海峡を隔てて対峙するロシアとアメリカのような様相を呈しています。…にしても、新潟に本社がある有名企業って、本当に多いですよね。我々他県民は(芸能人の出演が多い)CMを通じて存在を知ることになるので地域色が薄いイメージを持ってしまいがちなんですが、これらの会社のサイトのトップページを見ると例外なく新潟県中越地震の被災者へのお見舞いが掲載されていて「ああ、やっぱり新潟県に根を下ろした会社なんだなぁ」との思いが強まります。
2005.01.13
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今日のテーマソング:串田アキラ「キン肉マンGo!Fight」ジャイアンツの歴代監督って、見ていると、やっぱり「勝たないとダメ」っていうプレッシャーに晒されているんですよね。過去の例を見ても、長嶋の1回目や王ですら、このプレッシャーとは無縁ではなかったと思うんです。その意味では、去年3位に終わった堀内監督は、今年はまさに正念場のはずなんですが、マスコミを通じて見る限り、あまり意気込みは伝わってきません。セ・リーグ各球団の戦力を考えると今年もAクラスには食い込むと思うんですが、結果的にドラゴンズの後塵を拝しそうな、嫌な予感がします。となると(シーズン前で本当に気が早いとは思うんですが)来年から別の監督で… ということになるんですが、その第一候補は、やはり、江川卓しかいないでしょう。年齢的にも次期監督に適任なんですが、私が特に強く推したい理由は、彼が就任した場合、冒頭で述べた「優勝しなければダメ」というムードというか縛りがだいぶ緩むんじゃないかと思うからです。思えば、江川ぐらいアンチファンを有する野球人もいません。冷静に考えると福留孝介や新垣渚だってドラフトでは江川並のことをしでかしているはずなんですが、なぜか嫌われるのは江川と桑田真澄ばかり。これって、ある意味特異な才能のような気がします。前置きが長くなりましたが、そんな事情で、「江川負けろ!」と思っているファンも、高齢者や関西・九州在住者を中心に、下手するとジャイアンツファンの間にも根強く残ってます。負ければ進退問題につながりかねないことは他の監督と同じなんでしょうが、負けて喜ぶファンの存在は、少なくともスポーツマスコミに影響を及ぼすかと思います。あともうひとつ、江川は現役時代からマスコミの使い方が上手で面白い語録を残していることも、プラスに働くんではないかと思います。野球でダメなら口で球界を盛り上げられる存在ってのは、やはり貴重です。なんだか後ろ向きな推薦理由ですが、昔のようにV9を成しえる時代じゃないわけだし、勝つこと以外の面白みを与えられる人材が、今のジャイアンツには必要だと考えます。
2005.01.03
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今日のテーマソング:西城秀樹「一万光年の愛」今年は、愛知万博が開催されるんですね。東北地方に住んでいるからかはたまた30代になって「ときめき」を失いつつあるからか、そんなことあるのすら忘れかけていました。というか、全国ニュースで見る限り、愛知万博の扱いって、1985年に開催されたつくばの科学博よりも低いような気がします。科学博はパビリオンの魅力よりも、2001年の正月に開封されたタイムカプセル郵便(でいいのか?)が一般の人の参加意識や認知度を高めてくれたような気がするんですが、愛知万博はその手の仕掛けはないですからね。開催後の展開はそれなりに楽しみなんですが、現状ではどうも、地元だけで盛り上がってるイベントの域を出ないですね。東海地方の方には申し訳ないんですが…で、メインの話は科学博が行われたつくばなんですが、かねてより工事が進められていたつくばエクスプレス(秋葉原~つくば)が、いよいよ今秋開業の運びとなりました。これまでつくばの中心部には軌道系の交通機関がなくて不便を強いられていた部分があったから、つくばの方にとっては待望の開業と言えるでしょう。つくばエクスプレスの運営会社は、沿線自治体が中心となって出資した第三セクター。しかも開業前の仮称は「常磐新線」で元々はJR常磐線のバイパス的役割を期待されていた路線。ということは、私が自分勝手に展開しているJR・第三セクター鉄道を利用した一筆書き旅行のうち、来秋以降の関東地方のルートにも影響が及んじゃうという訳だ(笑)具体的に変わるのはこのページの初日の部分で、ルートは下記の通りとなります。<変更前>安積永盛~(水郡線)~水戸~(常磐線)~新松戸~(武蔵野線)~南浦和~(京浜東北線)~赤羽~(埼京線)~池袋~(山手線)~秋葉原~(総武本線)~錦糸町~(総武本線)~千葉。<変更後>安積永盛~(水郡線)~水戸~(常磐線)~北千住~(つくばエクスプレス)~南流山~(武蔵野線)~南浦和~(京浜東北線)~赤羽~(埼京線)~池袋~(山手線)~日暮里~(常磐線)~南千住~(つくばエクスプレス)~秋葉原~(総武本線)~錦糸町~(総武本線)~千葉。今執筆している一筆書き旅行記は今日ようやく脱稿したんですが、ルートが変わるならば書き替えなきゃないかなぁ? 面倒臭いのでやめときますが(笑)新線の開業などでルートが変わるのもまた、一筆書きの面白さではあります。
2005.01.02
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今日のテーマソング:篠原涼子「愛しさと切なさと心強さと 」2005年となりました。本年もよろしくお願い申し上げますm(_ _)m元旦の朝は、必ずニューイヤー駅伝を観ることにしています。そもそも私は箱根駅伝のファンで、ニューイヤー駅伝の参加選手には箱根OBが多いから、思わず画面に目がいってしまうんです。そのニューイヤー駅伝、開催地の群馬県で最も注目を集めていた選手は、日清食品の諏訪利成選手。アテネ五輪のマラソン代表だし、何と言ってもド地元の佐波郡東村出身…???いや、伊勢崎市出身でした。こともあろうか本日、2005年1月1日をもって、佐波郡東村は周辺の町村と共に伊勢崎市と合併してしまったんです。大学時代たまたまこの村出身の友人がいたので気になってた場所なんですが、ついに合併してしまったか~ 村とはいえ人口2万弱、しかもかの国貞忠治の出身地、というか、忠治の本姓は長岡でそもそも国定は東村内の地名じゃん!(JR両毛線には国定駅もある)だから厳密には「国定出身の忠治」というそれなりのアクセントを有していたんですが、村の歴史には昨日でピリオドが打たれた訳です。それでも旧東村からやってきた諏訪選手の応援団は揃って忠治の格好(股旅スタイルね)をしていて、それが逆に痛々しく感じました。三度笠に「あずま」なんて書いてあるし…そう言えば、群馬県には佐波郡を含めて「東村」が三つもあります。あとの二つは、勢多郡東村と吾妻郡東村。この両村も既に周辺町村との合併協議が進んでいて、消滅は時間の問題です。地元の意向なんで合併はやむを得ないですが、単純なネーミングで忘れられそうな存在なだけに、「群馬県東村」という村があったことだけは、心に銘記しておきたいなと思った次第です。
2005.01.01
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