In My Life

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2018年01月29日
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テーマ: 思い出話(28)
カテゴリ: カテゴリ未分類


昨年の春、行方市の俳句サークルで活動している知人から勧められ、4月から半年間ほど僕も俳句にチャレンジしてみた。7月には茨城県現代俳句協会主催の“俳句大会(場所:水戸三の丸ホテル)”にも参加した。誘われるまま、アレヨアレヨという間のチャレンジであり、身近な暮らしの中で感銘を受けたものを題材にして5つの作品を作ってみた。

1.燦燦と光芒の峯山ざくら
2.くろつぐみ闇照らしたる相聞歌
3.熊ん蜂の尻のまんまる平和かな
4.ゴーヤチャンプル三日続きの妻の顔
5.戸袋に雨戸打ちつけ朝霞



1句目は桜川市高峯に自生するヤマザクラを鑑賞しながら詠んだ句。リハビリの帰り、MTBで磯部稲村神社へよく通ったものだ。記念すべき第1作のこの句、自分の心のうちを盛り込んでみたかったのだが、結果は単なる状況説明みたいなものになってしまった。



2句目は4月に来日して東京ドームコンサートを行ったポール・マッカートニーを真近で見た直後に詠んだ句。黒鶫(くろつぐみ)とは“ブラックバード”のことでビートルズの代表的なギター弾き語りの曲名でもある。ポールとジョン・レノン、2人の天才は互いに刺激し合いながら驚異的なチームワークで素晴らしい歌をたくさん創り出した。歌詞を紐解けば、それは二人による相聞歌であったことがよくわかる。ビートルズファンとしてはよく馴染んだ言葉であるが、“くろつぐみ”、“闇夜”、“相聞歌”などの言葉の新鮮味が受けたらしく、この句は5の句とともにタウン誌に掲載してもらった。素敵な色紙まで作成して頂いた。



3句目は真夏の家庭菜園にやってくる熊ん蜂のブ~ンという強烈な羽音から浮かんだ句。終戦記念日が近づいていたことからB29爆撃機の大空襲を連想しもしたが、それを俳句に盛り込むには力量不足で...(^。^)



4句目は猛暑の中、大収穫をもたらしてくれたゴーヤのことを詠んだ句。“島娘”という品種は本当にすごい!正確に数えてないが、6月末頃から10月初め頃の間に100本近く収穫したと思う。当然チャンプル以外のレシピ...研究するよね(^。^)



5句目は隣家の旦那さんの早朝ルーチン...毎朝4時半に雨戸を開けるのは構わないのだが、あり得ない位思いっきり戸袋に打ちつけるんだよね。ゴロゴロビッターン!ガ~ラガラガラビッターン!...やかましいったらありゃしない。近所の人みんな目が覚めてしまうじゃないか(>_<)  元々雨戸を開け閉めする音は風情溢れる日本的な音...のはず。このギャップを俳句にしてみたかったのだが、結果、意外に落ち着いた句になってしまった(^o^) あれぇ、オイラの怒りはどこ行っちまった~(笑)

夏井いつき先生の見事な添削指導が楽しめるTV番組"プレバト"で俳句の醍醐味に気づいた人は多いと思う。僕もその一人。実際始めてみると、“産みの苦しみ”の中で、感性を育むための非常に良い刺激をいろいろ得られることもわかった。花鳥風月...身近な自然に特によく親しむようになる。そして美しい日本語を再認識し、自分も使いこなせるようになりたいと思ったならもう俳句の虜だね。





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最終更新日  2018年01月29日 20時28分58秒
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