たとえば、心理学には暗黒的心理の三要素、dark triad of personality、という概念がある。いろいろな反社会的な、攻撃的なパーソナリティから抽出されたもので、ナルシシズム、マキアベリ的発想(machiavellianism)、そして精神病質的心理(psychopathy)の三つの軸から成る。マキアベリ的発想は他者を欺き戦略的に利用するような心理、精神病質的心理は無感情の冷淡さと皮肉さに特徴がある。共感力の無さは三つのパーソナリティのどれにもある程度含まれている。共感力の欠如とこの三つのパーソナリティが重なった時、社会的に最も危険な他者のモノ化を起こす可能性がある。
この人はノーベル経済学賞をもらった人ですか。もとは心理学者で、行動経済学みたいな分野でもらったんですね。調べてみたら、Tverskyと一緒に書いた1979年ごろの論文を読んだことがあります。効用の期待値で決定する経済的決定について、それだけじゃだめだよ、みたいな批判を展開していたような。それで、Thinking, fast and slowみたいなポピュラー心理学本を書いたんですね。面白うそうです。それにしても暑いですね。
(2020.08.14 07:53:22)