園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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テーマ: ●桜・好き(913)
カテゴリ: 樹木・花木・果樹
 私が交配したサクラ、「中国冬桜?×ソメイヨシノ」が開花した。実は、交配したのが1996年(平成8年)の4月のことで、20年近く育てていて今までブログに登場しなかったのだが、2001年(平成13年)春以来、実に15年ぶりに開花してくれたので、ようやくブログに登場することになった。
中国冬桜?×ソメイヨシノ 20160401-1中国冬桜?×ソメイヨシノ 20160401-2
 ご覧の通り、ウメにそっくりな白い花を咲かせるが、こう見えても純粋なサクラなのだ。しかもこの花、かすかに甘い香りがある。もちろん、これは私しか持っていないオリジナル品種というわけだ。
 このサクラを作出した経緯について説明したい。まず、1995年(平成7年)の秋に、とある園芸業者にて「中国冬桜」と称するサクラの鉢植えを購入した。このサクラ、冬に咲くのかと思いきや、名前に反してソメイヨシノとまったく同じ時期に開花した。その花は、まったく混じりけのない純白色で、一重の小輪。顎筒(がくとう)にもまったく赤い色素がなく、ミドリザクラ(緑桜)またはリョクガクザクラ(緑顎桜)のように鮮やかな緑色をしていた。顎筒の形は、エドヒガン(江戸彼岸)のような「壺型」をしていた。そして、甘い香りもあった。このような特徴を持つサクラはどの文献にも持っていなかったので、交配親に使ったら面白いと思い、ソメイヨシノを交配しておいた。
 交配は成功して4個の種子が実り、すぐに蒔いたところその年の夏の終わりには早くも4個とも発芽した。2001年(平成13年)にそのうちの2本が開花したが、カメラを持っていなかったので画像は残っていない。その後、転居を何度も繰り返すうちに枯れたり処分したりして、残ったものはこの1本のみとなった。そして長らく開花していなかったのだが、このたび15年ぶりに開花し、その姿を画像に収めることができ、これまでの長年の苦労が報われたと思う。
中国冬桜?×ソメイヨシノ 20160402
 ただ、サクラの鉢植えというものは、簡単なようで意外と難しい。もともとサクラは大木性であるため、枝が先へ先へと伸びる性質があり、盆栽のウメのように小ぢんまりとはまとまってくれない。そして、ある程度長く枝が伸びたかと思うと、突然枯れ込んでしまう。これの繰り返しで、今まで15年間も咲かなかったのだ。上の画像では盆栽風に見えるが、故意にこういう樹形に育てたのではなく、成行きに任せて育てた結果、図らずも盆栽風の樹形になってしまった次第である。
 余談だが、ソメイヨシノなどのサクラの盆栽を見ないのは、もともと鉢植えに向いていないからである。しかし、春先にアサヒヤマ(旭山)という極矮性のサクラの小品盆栽が出回るが、あれは接ぎ木してから2年ぐらいで開花株まで育て上げられたもので、おそらく購入した後に枯らしてしまう方が多いのではなかろうか。あの品種を鉢植えで長年育てている例をあまり聞かない。
 というわけで、私が作出したこのサクラ、大きな木に育て上げて豪快に咲かせたいところだが、鉢植えでは育てにくいし、アパート暮らしの身としては、また今後転勤があった時に移植が困難なので、庭に植えるわけにもいかない。どこかの植物園にでも寄贈することも考えたが、やはり自分で交配したサクラだけに愛おしくて手放したくない。いっそのこと、土地でも購入してしまおうと思うこともある。実際、私に手の届きそうな値段の土地があるので、本当に購入してしまうかもしれない(笑)。が、それでも転勤になった時のことを思うと頭が痛い。とりあえず、今年は大き目の鉢に植え替えてさらに大きく育てて、可能ならば挿し木して分身を作っておきたい。
中国冬桜? 2005
 なお、この交配の母親に使った中国冬桜(?)は、残念ながら10年ほど前に枯れてしまった。上の画像は11年前に撮影した在りし日の姿である。このサクラは小型のようだったが、それでも長年鉢植えで育てるのは難しかった。また、どの文献にもこのサクラのことが載っておらず、それを売っていた業者に尋ねても今後の入荷はないとのこと。ということで、未だにこのサクラの素性は不明である。ただ、画像は何枚か撮ってあるので、サクラを研究している植物園にでも近々問い合わせたいと思う。





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最終更新日  2016.04.03 21:38:50
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