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2013/08/25
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カテゴリ: 母と妹





“第20話 私、呟く。”




昨夜、母がどこかへ消えたほんの一分ほどだけもんじとご対面、

今日、並んで寝ているもんたとご対面したわ。

もんたは、見たことのない人がまた登場したわ、という顔をしたわ。

ずっと、泣いているわ。

一人が泣き、一人が泣き、二人が泣き、一人が泣き、二人が泣き、結局ずっとなのよ。

夜中は大雨と雷が轟いていたけれど、双子大合唱と入り乱れて何とも表現し難い音だったわ。

カラス、ミンミン蝉、のらねこのケンカ、双子大合唱、どれも似たようなものね。

『職種 世話係』『実働24h(休けいなし)』日給は一体いくらなのかしら。

3時間置きに授乳してその間におむつ交換、こりゃあ大変だわ。

一人に一人が付きっきりにならないとこれは無理よ。

退院して環境が変わったし、大勢の見たことのない大人がいるから余計に泣いているみたいよ。

妹の背中がますますたくましくなってきたわね。

私はね、母が「尚の小さい時はああだった、妹の小さい時はこうだった」と話をされるのが

一番嫌なの。

6畳の和室に4人息苦しい様子で寝ているわ。

共倒れにならなければいいけれどね。

子育てに携わっていない私でさえ、もう既に寝不足なんだから。

お風呂と着替えもひと騒動よ。

以前から2匹だったけど、ついには6匹も飼うようになっているわね、

あ、妹の目の下のクマのことよ。

2300gぐらいだから、まだお腹の中にいる大きさなのよ。

手や足は骸骨みたいに細いわ。

新米ママ奮闘記が書けるわね(代筆)。

「エンプティ!」と叫べば軽にガソリンを入れに行かせていただき、鶴の一声ね。

さっき旦那さんから電話があったみたいだけれど、

少し話して「もう切るわ」と言って妹の方から切っていたわ。

こんなものが出てくるなんて、人間の体はどうなっているのかしら。

大雨は止んだのだからもう怖くないのよ、もんたともんじ。

ついに軽の名義変更をしたわ。

みんなみんなみーんなないものねだりなのよ。

私はまた食欲がなくなりそうだわ。

妹はもぐもぐ食べているわ。

ほら、今もずっと泣いているわ。

あまりに泣くものだから、終いにはなんだか笑えてくるわね。

クーラーが24h稼働になったわ。

今日はお昼寝をさせてもらったわ。

先日おねえさんのカフェに行ったばかりなのに、もう行かないといけないようね。

ちょっとそれは早すぎるから、

他のお気に入りのカフェへ行っておいしいものを食べてくることにしましょう。

そうしましょう。

二人を保育所に預けて働きに出た方が妹にはいいのかもしれないわね。

妹の服装がTシャツにスパッツになっていて、部活動みたいね。

切開は横って聞いていたけれど、お腹を見せてもらったら

おへその真下からざーっと縦に切開してあったわ、はて…?まぁいいわ。

テレビは見ないけれど、私だって一週間に2番組だけは録画して見ているのよ、

それも見られないわ。

10kgになった時、二人抱っこして20kgは無理って言っているけど、

そりゃあそうでしょうね。

確かにもんじの方が泣き声が大きいし、よく動くようよ。

泣き声というものは、心をざわつかせるわね。

ついつい「もん…」と言いそうになるわね。

弾いていないことをいいことに、ピアノが荷物置きになったわ。

甘ったるい声を出してあやす母を見ていると、

私もこうやって育てられたのね、とヘドが出そうになるわ。

どさくさに紛れて母との関係が良くなるかもしれないと淡い期待を胸に抱いた私が

バカだったわね。

もう、修復は一生できないようよ。

もうブラジャーもいらない、胸なんて出しっぱなしでいいわと言っているわ。

この家に過去最高5人もの人間が住んでいるわ。

言うまでもなく妹は人生の絶頂期、母はおそらく人生最後の絶頂期でしょうね。

間違いなく、私はそうではないわ。

もんたはへあああへぇへぇ、もんじはほげぇほげぇぐるるる、ほげぇと泣くわね。

珍しく今は静かね。

もんたはB型もんじはAB型だそうよ、個性的な兄弟ね。

既に手のかからない良い子ちゃんのもんたは、

『おりこうさんな子』として育てられるのでしょうね。

いつか爆発しなければいいけれどね。

明らかにもんたが妹、もんじが私ね。

双子大合唱をBGMには小説は進まないわ。

泣いていない時も泣いている声が聞こえるわ、これは幻聴よ。

私だったら産後うつになって虐待に発展しかねないわ。

特別な感情が沸き出すのかと思っていたけれど、

私にとってはお散歩途中に野花を見つけたりのらねこに遭遇した時と何ら変わらなかったわ。

もう、私には、心がないのかも、しれないわね。

妹には申し訳ないけれど、私も体調は崩せないのよ。

私は私の生活を今まで通りに送らせてもらうわね。

でも、何が違うかって、この双子と私とは血が繋がっているということなのよ。

触れたら、産毛がふさふさして肌はふわふわしていたわ。

一年ぐらい前に買っためがねがまだ慣れないと言っているけれど、

それは合っていないんじゃないかしら。

私、おばになったみたいね。

ほら、今度は二人とも泣いているわ。

耳線が必要かしら。

人はまだまだ自分は若い、まだまだ先は長い、年なんてとらない、と思っているけれど、

すぐそこにこの世とあの世の境目はあるのよ。




あら、少し呟きすぎたようね。

喉がカラカラに乾いたから、今日はこの辺で水分補給にするわ。











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最終更新日  2013/08/25 07:49:12 PM
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