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カレーを食べられるようになってから、少しずつ行動範囲が広がっていき、今ではスイーツ巡りに変わってランチ巡りをすることがとても楽しい。カレー、ラーメン、オムライス、チャーハン、パスタ、丼、この間は外食では初めての皿うどんを食べた。こんな日が来るなんて、まるで夢のようである。憎き汗のせいで制限され、知らず知らずの内に私はいろいろなことを諦めていたのだなと、今更ながら気付かされている。とは言え、更年期が始まる41歳までそれが普通だった。私はそうやって生きてきた。だから熱くないサンドイッチや菓子パンを食べることが多かった。特に文句もなかった。それはそれで十分おいしかった。更年期のことを忌み嫌っている日々だが、汗だけに関しては、歓喜する日々である。皆が平凡にできていることを私もできるようになった。こんな幸せなことはないと思う。
2026/05/14
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私、自分で言うのも何だが、喫茶店巡りをしていた時から鼻が利くと思っていた。くんくんと直感で好みの店を見つけ出す。そしてこの度、久しぶりに新たに行きつけにしたいと思う店に出会ってしまった。ふと通り過ぎてしまいそうな地下へ続く薄暗い階段。恐る恐る下りてみる、先に秘密基地でもあるのか?実はここでオムライス屋さんがひっそりと営業しているのであった。メニューは「インディアンオムライス」たった一つ。客が来店するや否や、上品な女将が「注文お通しておきますね」と言う。オムライスの上にかかっているのはデミグラスソースなのに、中身はチキンライスではなくドライカレー。その上にはたっぷりとタルタルソース、横には赤い福神漬けが添えてあってちょっと珍しい。一見ちゃんぽんに思うが、とんでもない、めちゃくちゃおいしい。老若男女、更には外国人観光客もいて、客足が絶えない。皆ペロリと平らげて笑顔で帰ってく。約50年続く老舗らしいが、おそらく家族経営で、白髪の親父と女将、そして息子で切り盛りしていると思われる。どうやってこのオムライスを考え付いたのだろう。唯一無二の味。ここは通いたいなと思った。大満足のボリュームです。
2026/05/13
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さて、私はというと、体力が有り余っている旦那と双子の家にお邪魔し、まるでテーマパークへ行ったかのようであった。旦那は休日は朝からランニングをするほど元気である。もちろん中学生の男子が家でじっとしているなんてできるはずもなく、男衆で近くの公園まで運動しに行く。3人で息を切らせて帰宅した後もギャーギャーと走り回って動物園のような有り様。さすが育ち盛りの男子なので食べる量もどんどん増えていき、最近では買い物が追っ付かないのでネットスーパーに切り替えることにしたと妹は嘆いていた。お姑さんのことがあったので妹家族は大丈夫だろうかと案じていたが、もんもんはお姑さんが倒れた後に小学校を卒業し、更には中学校へ入学した訳で、月日は2ヶ月も流れているのである。皆前へ進んでいた。もんもんは学業に励み、お姑さんを通して立派な人生経験を積んだ。妹夫婦は双子の為にせっせと仕事に勤しみ、困難な時を乗り越えようとしていた。それぞれがそれぞれの役割を果たして4人で力を合わせ一生懸命に生きている。その場に留まってなどいない。それは羨むほどに逞しい姿であった。私は束の間の非日常を味わった後、すぐに沈み込んだ我が暮らしへ舞い戻る。部屋のひとところにじっと座って塞ぐ、この世の煩いを避け引っ込んだ孤独をこよなく愛する隠居生活へと。
2026/05/12
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さて、もんもん邸は元気いっぱいである。晴れて中学生となり、目に見えて急に大きくなった。もんたはママより背丈が伸び、最近ではもんたのお下がりの服を妹が着ているそう。二人とも声変わりが始まって声は低くなり、こんなに子どもの成長って早いのだと驚かされた。もんたはバレーボール部に入った。もんじはテニス部に入った。それぞれのクラスの担任の先生も期待できそう。仲の良い友達もいる。中学生としての自覚も芽生えている。と、この度念願の一人部屋をそれぞれ作ってもらえることになり、大喜びしていた。家を建てた時に、2階の広い部屋をいずれ真ん中で仕切って部屋を二つに分けようと考えて設計していたので、話はすんなりと進み、早くも来週から工事が始まるのだとか。結局壁を立ててエアコンもそれぞれの部屋に付ける。完全なる個室の一人部屋が出来上がるようである。学習机はもう買ったし、ベッドを部屋の隅と隅に置き、一人で寝る練習もしている。目覚まし時計もそれぞれ設定し、ママに頼らず起きなきゃいけない時間に自分で起きる。なんて成長だろうか。中学生になりスマホを持ったことが少し心配とは言え、急にしっかりして、こうやっていつしか親を追い越してゆくのだなぁと感慨深くなってしまった。希望の星がそこに二つ。しっかと大人の階段を上っているもんもんであった。
2026/05/11
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先日妹家へ行ってきました。例年ならゴールデンウィークは帰省するが、今年ばかりはお姑さんがこういうことになり都合が付かない、だから渡したい物がたくさんあるから私が家まで取りに来い、更には、家に来る前に二人でお茶しない?と随分勝手なことを言います。有無を言わさず日にちも指定されており、毎度のことながら姉は妹の言いなりという訳です。ははぁ、詰まるところ、よほどお姑さんのことで腹に溜まっていることがあるのだな、旦那や双子の前では口にできない積もる話があるのだなと、妹の心情を一人合点します。姉の私なら内部の実情を知っていながらも少し離れた所から傍観しているだけなので当事者ではない、そして外部に情報が漏れる恐れも一切ない、捌け口にするにはもってこい、ということらしいです。さて、お姑さん。未だ博多の病院に入院しておられ、間もなく2ヶ月が経とうとしてます。妹は洪水の如くしゃべり続けましたが、どうやら厄介なのは、思いもしなかったお舅さんのことのようでした…。旅行好きな夫婦は、心躍らせ九州を巡るツアーへ出かけたところ、お姑さんが突然博多で倒れ、くも膜下出血だと告げられました。緊急手術を受けます。なんとか一命は取り止めたものの、意識は戻らないまま今に至ります。で、例のお舅さん。なんと、この2ヶ月間ずっと博多に滞在しておられ、旅行鞄を持って出かけたっきり一度もこちら関西の自宅へは帰って来ていないそうなのです。病院の近くのマンスリーマンションを借り、食事はコンビニ弁当、面会時間になれば毎日いの一番に病室に顔を出します。食事なんて取れるはずもなく点滴なのだから、ただお姑さんの枕元に腰を下ろして眺めるだけなのに、付きっきりで頑として自宅には帰らないと言い張るそうです。かと言ってこちら関西の家は不用心だし放ったらかしにしておく訳にもいかず、妹夫婦が換気をし、掃除をし、冷蔵庫の中身を持ち帰ったり処分するなどしてひとまず空にし、ゴミ屋敷のような家から保険関係の書類やら必要なものを探し出し、極め付けは車検の日も予め決まっていたから妹が車を運転して車検にも出したとか。お舅さんは家のことなぞ頭の片隅にもなく、とにかくお姑さんの側に付き添うことしか考えられません。“妻は絶対回復する”その幻想だけが今のお舅さんのすべてになっていると妹はため息を付きました。3月末に旦那ともんじが博多の病院へ行った際も(もんたが熱を出したので妹は行かず)、原則小学生は立ち入ることのできないICUに、後数日で中学生になるのだからもんじを入れてくれとお舅さんは相当ごねたそう。そのクレーマーのような態度にもんじが不信感を抱きます。ばぁばが倒れたという事実に加え、冷静さを失ったじぃじの姿に戸惑い、帰宅してから体調を崩してしまいました。4月になってから家族4人で見舞った時も、誰の目にも意識は戻っていないことは明らかなのに、お舅さんはびっくりするほどの大声で◯◯子!◯◯子!とお姑さんの名前を呼び続け、僅かに体が動いただけで「ほら意識が戻った!」と歓喜したと言います。初めて見るそんなじぃじ、そして病院中に響き渡るじぃじの大きな叫び声。双子はひどく驚きショックを受けたのか、じぃじとの間に距離を置くようになってしまいました。双子は中学生になり、グッと大人に近付き、世の中が見えるようになってきました。妹は、我が家に降りかかったこの一連の出来事は、何もかもがまったくの想定外だったと言います。100歳まで生きそうなほど溌剌としていたお姑さんの不意の病臥、在らぬ方向へ突っ走って空回りし、現実を受け入れられないお舅さん、まだまだ成長途上で手を掛けてあげなければならない双子、そのどれをも心配すると同時に、今後どうなるのか、むしろ見通しが立たないこれから先の方が試練だと、嫁の立場である妹は行く末を憂う、ザッとそういう感じでしょうか。これが妹の会話の要約です。私は、一見幸せいっぱいな妹家に綻びが生じ始めたその“始まり”を垣間見たような気がしました。
2026/05/10
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例えば、何か大きな病気に罹るとする。おそらく大抵の人は、少しでも良い治療をと病院をあちこち駆けずり回って必死になる。絶対に完治させてみせる、復帰する、そうやって病気と闘うことを選択する。私は、「それが私という人間が神様から与えられた体なのだろう、だからありのままを受け入れよう」と考える。
2026/05/09
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ところで、みなさん、ショーツの洗濯はどうされていますか?私は毎日お風呂で手洗いしています。初潮を迎えた中学生の頃、母に「女の子になったんだから、これからは自分で洗いなさい」と言われた。それまでは洗濯機にポンと放り込んでいたのだが、これを機に毎日手洗いするようになった。妹もそう。これが尚家の母からの教えであった。
2026/05/08
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最近、何を食べても以前ほどおいしいと思わなくなっている。あれだけ至福だったご飯と納豆と味噌汁の朝食でさえも。この味覚の衰えも更年期の症状の一つらしいが、なんだかなぁ…。老いるって階段を一段一段トンと下りていくことだと私は解釈しているが、三段飛びで飛び下りてってるような気がするさ。
2026/05/07
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「世には考え方の空気というものがある」「もしも『この世で一番美しい自然の“美”をあげろ』と言われたら、答えは“白い雲”です。形が変わっていく雲って、本当に見飽きません> 戸田奈津子」「感性のあるなしは、生まれた瞬間に決められちゃっているのかしら?」「旅の時代はすでに終り、大安息に先立つ一時の休息」「これまでもう何年間もずっと快適だったので、それに慣れてしまって、自分ではわからなくなっているんでしょう」「そうです。そこが快適さの困る点です。不快になった場合だけすぐにそれとわかるのですから」「どうしようもあるかもしれませんよ。そう考えるのも一興です」「滅びゆく美しさ」
2026/05/06
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半身浴をし始めて9年と9ヶ月と半月。魔のゴールデンウィーク。特に出かける用事もないのだから、家に引きこもっている方が無難。図書館でお目当ての本を手にし、借りて帰る時が一番幸せ感じる。今、夏目漱石がおもしろい。すごーくおもしろい。小説を読んでいないと、その日が引き締まらないし〆ることもできない。アトピーがかゆい。更年期が始まってからますます乾燥が進んで、皮膚が干からびているなって思う。アトピーの保湿って難しいのだよ。
2026/05/05
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と、最近の若い人たちはみんな言う。ふーん。なんで?したらいいじゃない。失敗して経験を積むんじゃない。それを生かして生きていくんじゃない。失敗なくして成長はない。と、昭和生まれの私なんぞは思うんだが、この考えは時代遅れ甚だしいのですね。随分前だが、レジでクーポンを使いたいと伝えたが、割引されていなかったのでそれを店員に指摘した。するとすぐに対応してくれ、手際も感じも良かった。何ら問題なし。私はむしろしっかりと誠実で良い印象を受けた。それなのに、その若いアルバイトらしき女性は、あからさまに曇った顔をし、今にも泣き出しそう。オロオロ、もうこちらが悪いことをしたかのようでなんだか申し訳なく思ってしまい、それ以来その店には行っていない。否、行けない。なんだか歪んだ思考の世の中が定着したものである。…という考えも今は昔。
2026/05/04
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めっきり映画を観なくなった。何のことはない、理由は唯一つ。異様に疲れるのである。数年前まで映画にのめり込み、漁るように観てきた。とりわけ海外のモノクロ映画やミュージカル映画にはときめいた。私の単調な日々に光り輝く彩りを与えてくれた。が、老いというものは恐ろしいものである。更年期に差し掛かり、兎にも角にも日常生活のすべてが色を失い面倒になった。何もしたくない。息をすることさえも難儀。私は飛び抜けて耳が敏感なのだし、神経に障って映画なんぞ観られるはずもなし。百歩譲って、自宅でならまだ観られるかもしれない。立ったり座ったりぐーんと伸びをしたり、ごろんと休憩したりお茶を飲んだり、こまめに動きながら少しずつ。そして回復したのち、ようやく続きを観る。が、そこまでして観たいか?と自分に問うと、ノーという答えがすぐに出た。もし3時間の映画ならば、ちょっと一息入れてなどではなく、日を跨いで3日かけてちょうどいい。要するに、更年期にともなって映画と私との間に溝ができて乖離し、自然興味が失せたのである。映画館なんてもってのほかだ。じっと座っていられない、集中力も持たない、最後まで観続けられる自信もない。きっと疲れて居眠りしてしまうだろう。
2026/05/03
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さて、毎年冬にはたくさん食べて蓄えて夏に備えていた私だったが、甘いものの摂取が減り、食事もさほど食べられなくなり、大人になってから一番痩せ細った冬を過ごした。正直大丈夫なのだろうかと不安だったが、今のところ特に問題はないらしい。体重が軽い方が足に負担がかからずサッサと歩けるので、むしろ良かったのかもしれないと、老いとのバランスを巡らせ悦に入る。年齢と共に、生活も、それに適した体重も変わってく。
2026/05/02
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にちにち読書に耽る。最近は永井荷風ばかり読んでいる。私はこれまでずっと海外文学を読み漁っていたのだが、趣味の美術館巡りもいつの間にか日本の古美術へ行き着いたように、文学においても時が来たら詰まるところ日本文学が終着点になるだろうと、薄々勘付いてはいた。歳のせいだろうか。ついにその時が来たらしい。特に「腕くらべ」は、浮世絵を思わせるような描写でなかなか風情がありおもしろかった。最後の一行を読み終えた後、ついブラボー!と手を打ち鳴らしてしまった。
2026/05/01
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