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2016/08/17
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カテゴリ: こ こ ろ




人生逃げてばかりだった。




隠居生活というか、なかば苦行僧のような生活をしていると、否が応でも自分自身に向き合わなければならなくなる。

病気になってからというもの、良くも悪くもありとあらゆる場面で常に自分と向き合ってきたつもりだったが、新たにそれらを見つめ直す機会が今与えられているらしい。




今思えば、私は、人生逃げてばかりだった。

その良い例が不登校。

高校に入学した時点から、妹タイプの知恵が働いて長けたクラスメイトたちの空気にまったく馴染めず、毎日登校するのが億劫で仕方なかった。

事実みな勉強ができて頭が賢かったが、その女子特有のものと思われた自分の本心を一切見せず他人を探り操り出し抜く感じは、なぜだか男子もそうだった。

要するにクラス全体が、学年全体が、学校全体が、私にはまったく合わなかった。

勉強にも身が入らず、もとより当時は目標とする進路などなかったので、早々棄権することと相成ったが、もしかしたら違う選択もあったのかもしれないと思う。

そういう雰囲気を物ともせずに一人で淡々と登校することだってできたはずだ。

クラスメイトたちには深く関わらないと一徹して、周りから少し距離を置かれた一風変わった子という存在を貫き通せばよかったのである。

でも、私にはそんな強さはなかった。

弱かった。

怖かった。

だから、私は自らの姿態を無かったことにした。




次にピアノ。

病気を都合に先生の元から退いた。

結局はここでも女性特有の陰湿さが限界に達したのであった。

実際、ピアノという楽器とはまったく関係のない次元の話であった。

私は、ただただピアノが弾きたかった。

純粋にもっと上達したかったし、いろんな作曲家のいろんな曲を弾いて深くとっくりピアノを突き詰めたかった。

でも、それだけじゃこの世界に身を置いておくことはできないことを身を以って知らされることとなった。

一足巻き込まれそうになった時点で一線を画しておけばこんなことにならなかったのかもしれない。

私はただピアノをもっと勉強したいだけだとその一言を言えばよかったのである。

だから、そっと、病気を理由に、先生を取り巻く異常で複雑で泥沼としか思えない真っ暗闇な世界から身を引いた。




要するに私は上手く社会を渡り歩くことができないのである。

一見仲間と思える他人に競争心を抱いてのし上がりたいとか、一番になりたいとか、気に入られたいとか、目立ちたいとか、稼ぎ儲けたいとか、そういったしたたかさは皆無。

以前、ピアノの先生に、私は大きな意味でのハングリー精神に欠けていると言われたことがあった。

ええ、なくて結構。

一体それらに何のメリットがあるというのだ。

自分の心に正直に本音で生きて何が悪い。

そうして、いつも厄介なことになったら、自分の存在を抹消したり身を引いたりして、真っ向から立ち向かうことを極力避け、その場から逃げることしか考えてこなかったのであった。

それはある意味私の自慢できる長所であったが、定めし致命的な短所でもあった。




そして、私の人生の最大の逃げは、母である。

これは長所でも何でもない。

ただの強情っぱり。

我が人生の半分以上という幾星霜もの間、しゃべらないという最大級の自己主張を以って意思表示をし続けてきた。

もうそろそろ賞味期限は切れかけか。

このままいつまでもいつまでも延々と逃げ続ける訳にも行くまい。

いつどうやってその日が訪れるのか、これだけは決して何があっても逃げてはならないのであった。










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最終更新日  2016/08/17 07:48:20 PM
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