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2022.06.11
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カテゴリ: 雑感

数年前、日本のトップトランぺッター日野皓正が中学生をビンタした事件があった。YOUTUBEでマツコのコメントがあったので視聴してみると、なかなか正論だったので取り上げてみた。ただ手放しでほめているわけではないが、教育委員会のジャズに対する立ち位置を痛烈に批判している。少し背景を紹介すると、世田谷区の教育委員会が日野皓正を講師として、ジャズ演奏の研修会を開催した時のアクシデントである。講師の日野の支持を無視してドラムソロを勝手に始めてしかもやめようとしない中学生をビンタしたという他愛のない話で、しかも中学生の父親が謝りに来たというオチもつく。

マツコはまず、「ジャズのような自由な音楽」を教育委員会のようなものが取り上げるべきではないということを言っているが、そんなにジャズは自由でもない。よく言われるのは確かだが、ホントに自由な音楽ってあるのか知らん。これはクラシックに対比して言っているのだと思う。しかしある意味で正鵠を得ているのだ。中学生がドラムソロを講師の指示に従わずやめなかったという話も、中学生はジャズが自由だと思ったからこそやめなかったのだろう。しかしそんな世界にもチームプレイと言うのはある。これを無視した行為に日野はカチンときたのだろう。マツコは、日野はジャズ界で苦労してのし上がってきた人物で、彼を講師とするのなら、教育委員会の方も彼をコントロールできる人間を入れるべきだったという意見にはわたしは大賛成、日野はあくまでジャズトランぺッターであり、父親からタップダンスをスパルタで仕込まれた経歴の男、それとも教育委員会はこの男に中学生がなにかも感じ取ってくれるなら重畳とばかりこの企画をしたのかもしれないが、彼には講師としての資質も心構えもないと思う。もしここに司会者のような形で教育委員会の人間がステージかたわらにいたら、日野はここまではせず、教育委員会の人間にそれなりの抗議をしたのではないだろうか。マツコは教育委員会の丸投げ体質をも批判したのだと思われる。

わたしはこの中学生のドラマーとしての資質に興味がある。中学生の分際で日野皓正の指示を無視して逆鱗に触れてビンタを食らったという彼には一生残る傷となり、おそらく癒えることはない。その痛みは彼を奮起させ、努力させるかもしれない。彼が超一流のドラマーになれば。日野のやったことは正しかったということになる。






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最終更新日  2022.06.11 04:55:01
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