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ハーブを長年いろいろな種類を育ててみましたが、いちばん育てやすいのはローズマリーです。匍匐性(ほふくせい)と言って、横に這う性質のローズマリーがとにかく強健で、ちょっとやそっとじゃ枯れないのです。香りも匍匐性は強いようです。そばを通る時にちょっと葉に触れますと、いい香りがします。手のひらで葉をこするとローズマリーの香りがただよいます。料理にも使いたい時は、魚や肉料理ににあうようです。ポテト料理、ホイル焼きにもにあうようです。ハーブを育ててみたいという人には、匍匐性のローズマリーがおすすめです。木立性と言ってまっすぐ低木のように伸びる種類のローズマリーもありますが、なぜか木としての形作りがうまくかないようです。個人的には匍匐性のローズマリーをおすすめします。市場に出回っているローズマリーも匍匐性が大多数なようです。私が地元の花市場で見かけるのも匍匐性です。ハーブは地中海式気候の原産が多いのですが、日本のような夏が高温多湿の気候では真夏の蒸し暑さに弱ってしまうようです。手入れがむずかしいのは、決して家庭園芸の人たちの手入れがまちがっているわけではないのです。人気のあるラベンダーも育つのは北海道や信州のように夏が涼しい地域なのですから。(適した地域に住んでいらっしゃるかたにはおすすめできますが)その点、ローズマリーはだいじょうぶ。うちの裏庭の吹きさらしにローズマリーの鉢が何鉢もあるのですが、真冬には寒風や雪にあたっています。真夏に直射日光に当たりっぱなしでもだいじょうぶです。家庭園芸では、真夏は明るい半日陰に、真冬も軒下くらいですと、好条件ということになるでしょう。10年以上育てていますが、虫が付いたという記憶がありません。ふつうに風通しのいい場所でしたら、害虫の心配はまずないでしょう。匍匐性のローズマリーに唯一ものたりない点があるとすれば、花の色の紫色がうすいことでしょうか。濃い紫色を希望する人はものたりないかもしれません。でも育てやすさの長所がはるかに大きいと私は考えます。★ローズマリーは強健なので、殖やすのもかんたんです。挿し木もできますが、もっとずっと簡単な方法があります。↑上図のように、匍匐性は枝がくねくね曲がっているので、S字を描いている枝を誘引して、枝の途中を地中に埋めてしまうのです。そうすると、地面に埋まった部分から新しい根が出てくるのです。親木からもつながっていて、栄養分をもらいながらですから枯れることはありません。埋めるときに浮き上がらないように、太い針金を二つ折りにした金具で地面に固定すると良いでしょう。1年もすると充分に根が育ちますから、親木から切り離して、新しい鉢に植えます。すでに根があるのですから直ぐに根から水分と養分を吸収して育ちます。挿し芽よりもずっとかんたんで失敗がなく、殖やしやすい方法です。真夏と真冬以外はいつでも可能ですが、新しい枝葉が伸びはじめる春が最適期です。ぜひ試みてください。★注匍匐性ローズマリーの枝はS字にカーブしていますから、ちょうどS字に曲がった部分が地中に埋まるように、気をつけて誘引すると、作業がしやすくなります。★注地中に固定するU字型の金具は手作りでいいのです。よく胡蝶蘭の花を支える時の針金の太いみたいのがあるでしょう。緑色か茶色の・・・針金としては太く、支柱とよぶには細すぎるような・・・・・あれを適当な長さに切って、二つ折りにしたものでいいのです。あるいは盆栽の針金かけに使用するアルミニウム製の、茶色い太い針金があるでしょう、あれでもいいのです。
2009.01.24
風知草は稲や薄(ススキ)の仲間で、とにかく強健で放っておいてもよく育ちます。春に若葉が出て、夏に緑の葉が涼しく、秋に花が咲き、冬には枯れ葉になります。枯葉も冬の風情をたのしむためには、そのまま残しておく人も多いようです。では風知草の枯葉を切り取るのはいつが適期なのでしょうか?「早春の新しい葉が伸びはじめる前」です。枯れ葉の状態以後でしたら冬のいつでもいいようです。春になって新緑が伸びてしまってからでは、枯葉の間から伸びて来た新芽を切らないように、枯れ葉だけを切るのは、神業です。できるものではありません。切ろうとすると新緑も切ってしまうことになります。新緑が伸びる前であれば、枯葉だけですから片手でまとめて、1回だけ、剪定ばさみでちょっきんと切ればいいのですから、楽勝というわけです。というわけでまだ風知草の枯れ葉を残している人は、新芽のでる前に、一作業しましょう。★なお、つけくわえておきますと、4月ごろ緑葉がのびたころに、もういちど剪定する人もいるようです。そのままですと夏には葉が長く伸びすぎるので、2,3芽を残した高さで剪定するのです。1本から新芽が2,3本出てきますから、葉の本数が倍増して、葉が短く、こんもりした形になるというわけです。植物を育てる場合には、2,3か月後の形を想像したり、1年後の形を想像したりして、いろいろな手入れができるようになれば楽しいとおもいます。
2009.01.23
ポトスの葉は緑色に、黄色(クリーム色)のもようが付いていて、観葉植物としての魅力になっています。ポトスを買っていったお客さんから、「模様が消えてしまうのね。」とがっかりしたような質問を受けることがあります。模様が消えて緑色の葉になってしまうのは日光不足が原因です。暗いところに置くと、緑の部分が多くなります。明るいところに置くと、黄色の部分が多くなります。日光不足の環境では、ポトス自身が緑の部分を大きくして補おうとするからなのでしょうか?ポトスは基本的に室内の半日陰(明るい日陰)に置くことが多いようです。夏に直射日光に当たったりすると、黄色の部分が増えるだけでなく、葉全体が色褪せたような感じになることもあるようです。自分がちょうどいいと思った模様になるところに置くことができれば(置く場所を選べる環境にあれば)いいでしょう。。
2009.01.22
冬の1月・2月は、春からの園芸シーズンの準備期間でもあります。菜園や庭土を耕すのに最適な時期です。土を耕起するだけでもいいのですが、昔からよく言われている冬の「天地返し」をして土を再生しておきましょう。天地返しとは、地表の土と地中の土を入れ替える作業を言います。略図の順番に・・・1、上半分の土Aを掘り出します。2、下半分の土Bを掘り出します。3、土Aを先に(下に)埋め返します。4、土Bを(上に)埋め返します。この「天地返し」によって、上半分の土Aと下半分の土Bが入れ替わることになります。(だから天地返しと名付けられたのですが)ずっと地中にあった土が地表に出ることによって、寒さや風に当たったり、霜柱が降りたり凍ったりします。それだけでも土が生き返るのだそうです。さらに寒さの効果で、病害虫を殺菌、消毒の効果もあるようです。雑草の根も取り除けるようです。掘り起こすだけでも土を耕すことになります。地中に押しつぶされていた土が耕されたことによって、空気を含んで、ふわふわに柔らかい、通気性のある土にかわります。さらに土を埋め返す時に、落葉や腐葉土を混ぜておきますと、自然の有機質が増えることによって、植物が育ちやすい栄養豊富な土になるのです。家庭菜園も冬は野菜が休んでいたり、庭も春からの植え付けを前にしています。そういう時期こそ、天地返しをして、植物の生育に重要な土を耕しておきましょう。
2009.01.22
↓ 前回のシンビジウムの植え替えと、もう一つ重要な作業が、春の新芽かきです。根元のこぶ状のものをバルブといいます。暖かくなるとバルブの横から新芽が何本か伸びて来ます。新芽を何本もそのままにしておくと、栄養が分散されてしまいますので、どの新芽も大きく育たないのです。充分な大きさに育たないので、どれにも花芽が付かなくなってしまうのです。植え替えの時に新芽をかき取って、バルブ1つにつき、いちばん勢いの良い新芽を1本だけ残しましょう。栄養分が集中しますから、秋までに充分な大きさに育って、花芽が付くことは確実です。花が咲かないで、葉ばかりがたくさん茂ってしまうという鉢は、この新芽かきをしないのが原因だと思います。たくさん出てきた新芽を全部伸ばすと、栄養が分散されてどれも一人前に育たないから、バルブも小さく、花芽が付かないということになるようです。勢いの良い株は4月以降も新芽が出てきますから、8月までは新しい新芽が出てきたら、かきとってしまいましょう。9月、10月は花芽が出てくる時期になります。花芽をかき取ってしまうとたいへんですので、9月、10月の新芽は少し大きくなるまで待ちます。花芽か葉芽かを確認してから、(花芽の場合はぷっくり丸くふくらみます。葉芽はぺったんこです)葉芽だった場合だけかきとることになるわけです。シンビジウムは以上のようなサイクルの1年間で成長するのです。注1、「バルブ1つにつき、新芽を1つ」というのは目安です。シンビジュームには大型種もあれば小型種もあって、バルブの大きさも違います。おなじ鉢の大きさでも、大型種はバルブが2,3個。小型種はバルブが4,5個ということもあるようです。注2、古いバルブは葉が枯れても、バルブ自体の中身が緑色でしたら取り除かないでのこしておきます。バルブの栄養分をもらって新芽が育つのですから大切にしましょう。バルブの中身まで茶色く枯れてスカスカになったら、取り除きましょう。
2009.01.22
シンビジュームの来年の花に重要な作業は、花後の植え替えと、新芽かきです。暖かくなった4月ころが最適期になります。(温度を保てるならば3月に植え替えてもいいようです)特にこの冬に購入した鉢は生産農家のもとで根がいっぱいになるまでに育った鉢なので、一回り大きい鉢に植え替えたほうがいいとおもいます。(ただシンビジウムは鉢がちょっと苦しいくらいのほうが花芽が付きやすいので、大きすぎる鉢ではなく、一回り大きいくらい)用土は洋ランの土、あるいはシンビジウムの土と表示された専用の土が良いようです。シンビジュームには2種類の用土があって、1つは軽石が主体の土です。もう1つは茶色い木の皮(バークと言います)です。その2種類が適度に混合された用土もあるようです。今の鉢に使われている用土に近い土がいいのですが、どちらの土なのか、鉢をよく見て確かめるといいと思います。基本的には粒が大きくて、水はけ(排水)のよい土であれば、(通気性もいいわけですから)、どういう用土でもいいのですが・・・植え替えには、水はけのために鉢底に大粒のゴロ土を1列敷くものですが、上記の用土には大きい粒も含まれていますから、大粒のをちょいと選び出して底に敷けばりっぱなゴロ土になります。わざわざゴロ土を買わなくてもじゅうぶん役にたつものです。一回り大きい鉢に植え替えることによって、根が張って、株も勢いよく育ちます。
2009.01.22
四季バラ(薔薇)の剪定の時期は2月と8月です。正確には2月下旬と8月下旬が最適期といわれています(関東地方基準)2月下旬に剪定すれば、新芽が伸びてきて3か月後の5月の花期にちょうど満開になります。8月下旬に剪定すれば、2か月後の10月の花期にちょうど満開になるのです。四季バラとはいっても、初夏の5月と秋の10月に多数の花をつけて咲くようです。満開にあわせて、ちょうどその2~3か月前の時期の、2月と8月に剪定することがバラの育てかたの大きなポイントなのです。2月の剪定はちょっと強めの剪定がいいようです。2月の強剪定といいます。8月の剪定はちょっと弱めの剪定がいいようです。8月の弱剪定といいます。2月はバラの植え替えの適期でもありますから、この時期にちょっと世話をすれば、いっぱいのバラの花を楽しめるでしょう。
2009.01.21
バラ(薔薇)の植え替え・植え付けは、葉を落として休眠している冬の間が最適期といわれています。バラだけではなくて、落葉樹・落葉果樹もそうなのです。落葉している休眠期でしたら、植え替えで少々は根がいたんでも、葉が無いのですから、葉がしおれることはありえないのですね。葉がついている時に植え替えると、葉がしおれて株が痛んでしまうのです。11月と2月下旬が特に最適期と言われます。休眠中の11月から3月が落葉樹の植え替えの時期なのですが、1月・2月は厳寒期で、雪が降ったり、土が凍ったりするので、真冬はちょっと避けたい。冬の初めの11月か、冬の終わりの2月下旬でしたら、真冬の寒害をさけられるので、最適の時期とされているわけです。鉢植えのバラを何年も植え替えていないという時には、鉢を植え替えてみましょう。そのときに根の状態をたしかめることができます。根が順調に育っているか、それとも根が育っていなくて土がくずれてしまうとか、判断ができることでしょう。肥料は根付いてからの2~3週間後くらいから与えます。土を全部落としたばあいは大事をとって4週間後くらいからだんだんと与えるのがいいようです。休眠期の終わりの2月下旬に植え替えてすぐ、3月から暖かくなって新芽と根と葉が順調に成長を始めますから、最適です。また2月下旬は、バラにとっては春の剪定の時期ですから、剪定と植え替えを同時にできる重要な時期でもあります。家庭園芸では、まだ冬の寒い2月下旬が、早春の訪れになりますから、やがて来る春の花の満開の季節を呼ぶことでしょう。
2009.01.21
じんちょうげ、ちんちょうげと呼ばれる沈丁花は早春の香りの良い花として知られています。この沈丁花を植え替えると枯れてしまう、と昔からよく言われています。根が「ごぼう根」といわれる野菜のごぼうのような太い根が1本伸びているだけなのです、植え替えの時にスコップでこのごぼう根を切ってしまうと、新しい根が出て来ないのです。細かい根が無数にある植物でしたら少しくらい根を切っても問題ないのですが、1本だけのごぼう根では再生がむずかしいのです。根を切らないようにスコップを地中深くまで入れて掘り上げたとしても土がぽろぽろとこぼれ落ちてしまいます。細かい根が無数のある植物でしたら根が土をつかんでまとめますから、土は落ちにくいのですが、ごぼう根では掘り上げるときに土は落ちてしまいます。というわけで沈丁花を普通の花とおなじように植え替えると枯れる確率が高いのです。1、大きな木を植え替えると枯れるので、若木のうちに植え替える。2、植木鉢で育てて、できるだけ土を落とさないようにして、庭に植え替える。3、根を切らないように植え替える。4、もう一度植え替えなくてすむように庭植えは場所をよく考えて一回で決める。沈丁花の植え替えはごぼう根のためにむずかしいと知りましょう。
2009.01.20
強い寒さにあてたか、あるいは水やりを忘れたために、シクラメンの葉と花がぐったりとしおれてしまうことがあります。茎と葉がだらんとしなだれて、一晩で枯らしてしまったのではないかと焦ることがあります。でもだいじょうぶ。そういうときのシクラメンの再生方法は・・・1、少し暖かいぬるま湯を鉢土にたっぷりと与えます。2、新聞紙を大きく広げて鉢を一回りくるみます。3、新聞紙の上部を絞ります。(茶巾寿司のように)。つまり新聞紙のテントをつくるわけです。4、暖房のある暖かい部屋に24時間置きます。5、24時間以上たってから、新聞紙を開けば、あらふしぎ、元どおりに回復しているはずです。しおれたのと枯れたのはちがうのですから、しおれただけでしたら、以上の方法で必ず回復するはずです。はやまって枯れたのだとおもって捨ててしまわないようにしましょう。しおれた時に絶対にしてはいけないことは、日の当たる暖かいところがいいだろうと考えて、屋外の日なたに出して日光浴させることは、よくありません。冬の季節はいくら日なたでも温度はかなり低温でシクラメンには低すぎます。弱ったからといって肥料をたくさん与えるのも、むしろ病気の人にビフテキを食べさせるようなもので、かえって弱ってしまうのではないでしょうか。上記の方法のように、ぬるま湯だけで一日で回復しますから、試みてください。
2009.01.20
植木鉢の大きさは1号=1寸(約3センチ)ですので、号数に3を掛けると憶えてください。上部分の直径が、5号鉢は5寸、約15センチになります。受け皿もおなじに号数で表示します。鉢の底や受皿の底を視ると、5とか6とかほとんどの鉢に数字が印字されているはずです。それが号数表示の数字です。お客さんが鉢を買いに来る時に、植え替えで今の鉢の大きさがだいたいこれくらいで・・・というお客さんが多いようです。あるお客さんはうちのお店に並んでいる鉢花を見て目分量で、「この鉢くらいの大きさ」と言います。このばあい、大きさをまちがうことがままあるようです。あるお客さんは自分の鉢を計ったひもを持ってきて、「このひもの直径」と言います。あるいは何センチと数字で調べてくるお客さんもいます。(正確ですので、いちばんまちがいがないとも言えますが)基本的には号数がわかれば、3センチ単位で繰り上がっていくわけです。(4・5号、5・5号もありますが)もう一回り大きくてもいいのか。1号3センチ大きくてもいいのか、1号3センチ大きくては大きすぎるのか・・・だいたい判断できるわけです。メーカーによって少し大きさの誤差がありますが。そして鉢の厚さがあるので、内径が3センチなのか、外径が3センチなのかという問題もありますが・・・基本的に鉢の大きさはプラスチック鉢でも素焼き鉢(駄温鉢)でも化粧鉢(塗り鉢)でも、号数で表示されています。鉢の底の数字をみれば、号数がわかります。★プランターのような縦横の長さがちがうばあいには、長い面の長さ(長辺)で表示されるようです。一般的なプランターの長さは65センチですので、商品番号に65あるいは650の数字が表示されていると思います。ミニプランターの場合は、28とか40とか、長辺の数字になります。最近ではバーコードのシールが貼られていますので、そのシールの商品番号の数字をみれば、その意味を読みとれるようです。ちなみに商品番号が65Wとか、65BRとあれば、65センチで白色(White)、65センチで茶色(Brown)というような意味だとおもわれます。65Eはエコノミー(Economy)で普通あるいは廉価クラスかな?
2009.01.19
つるばらの花芽は上方に向かう枝の先に咲く性質があります。枝(茎)が上に伸びたままにしておくと、その先端にしか花が咲かないのです。(↑ 図1)枝を横にすると、どの節からも上方に向かって花芽が伸びますから、花が数多く咲くことになります(↑ 図2)。こちらがおすすめというわけです。つるバラは、バラの中ではやや早めに、ちょうど今ごろ、1月の下旬から2月に、薔薇の剪定と枝作りの最適期になります。新芽が伸びる直前で枝葉がしげっていないので、作業のじゃまにならないので、形作りがしやすい時期です。つるバラは長く伸びた枝を横に寝かせる誘引をします。金網やフェンスがあるのでしたら、枝を横に固定すればいいのです。昨年中に根元からシューっと伸びたシュート枝からも花芽は出てきますので、おなじように誘引します。鉢植えやあるいはスペースが限られている庭で、横に伸ばすスペースがないときは、斜めに螺旋形に伸ばしてゆく方法があります。アーチ作り、行灯作り(朝顔の支柱のかたち)、タワー作り、パーゴラ作りなのの形にすると、枝は斜めにらせん形に伸びていきますから、横に誘引するのとほぼ同じことになって、花芽がいっぱいにつくはずです。自然のままに育つようにと何もしなくてもいいのですが、つるバラは枝を横にすると花芽が多くなることを知って、今の時期に枝を横に誘引する作業をちょっと試みるといいと思います。
2009.01.18
シンビジュームや水仙の葉が伸びすぎて、形が暴れてしまったからといって、葉をまとめて結んでしまう人が多いようです。でも葉をまとめてしまうと、重なった内側の葉には日が当たらなくなります。奥の葉というか、内側の葉には日が当たらないのですね。外側の葉だけにしか日が当たらないことになります。内側の葉に日があたらないと、かえってモヤシのようにひょろ長い葉になりますから、逆効果なのです。悪循環という意味です。葉は太陽の光を受けて、植物の栄養に必要な葉緑素を作ります。水仙は花が終わったあとから夏に葉が枯れるまでの期間に、葉がせっせと栄養を作って、球根として貯蓄されて、来年の花が咲きます。その大切な時期に、花が終わって観賞価値がないからと思って、葉をまとめて結んでしまったりすると、内側の葉は日光不足で、来年の花のための栄養分が作れなくて、球根が太らないのです。(葉がじゃまだからと、花後に刈り取ってしまうよりは、まだいいのですが)シンビジウムでも花の時期が終わると、葉がうっとおしくなって、まとめて結んでしまう人が多いようです。かえって日陰になった葉はもやしのように間延びして、軟弱な葉になって、だらりと垂れやすくなるのではないでしょうか。むしろ葉がひろがっても、太陽の光を広い面積でいっぱいに受けたほうが、ひきしまって、強健な直立した葉になります。たしかにシンビジウムや水仙の葉は場所をとってしまいますからコンパクトにしたくなりますが、はやまってまとめて結んでしまってはいけません。何もしないほうが一番いいようです。対応としては、水仙は花後から葉が枯れるまでの3か月くらいなので、がまんする。シンビジウムは朝顔の支柱のようなもので、葉を広げながらも支える方法を考えればいいのではないでしょうか。
2009.01.18
バラの苗や大苗はほとんどが接ぎ木苗が多いようです。野ばらを台木にして、園芸種を接ぎ木してあります。根の部分は野生種の野ばらですから株の勢いが強く、花の部分は美しい園芸種になっています。ばらの花が変わってしまったんですが、先祖帰りですか?と聞かれることがあります。園芸種の部分が枯れてしまって、台木の部分から野ばらが伸びてきたのだとおもいます。園芸種が咲いているのに、野ばらの新芽も伸びてきて、2種類のばらが咲くこともあります。野ばらの勢いが強くて、園芸種が栄養分を取られてしまうこともあるようです。基本的には園芸種を育てるのですから、台木の野ばらの部分から伸びてきた新芽は切り取ることになります。スタンダード仕立てと言って、ベンジャミンのように、1本高い茎が伸びて、その先にバラの花が満開に咲く仕立てかたがあります。スタンダード仕立てでは、高い茎の部分も野ばらだそうです。野ばらを高く伸ばしたその先に園芸種のばらを接ぎ木してあるようです。ですから茎の途中から新芽が伸びてきたときに、スタンダード仕立ての茎の途中にも花が欲しいとおもって、その新芽を伸ばしたとしても、野ばらが咲いてしまいます。というわけで、台木の部分から伸びてきた新芽は切取ることになります。スタンダード仕立てでは、茎の途中から伸びてきた新芽も切取ることになります。園芸種と野ばらでは葉の形もちがいますから、判断できます。接ぎ木のバラでは野ばらが勝って、薔薇の花が変わってしまった、先祖帰りするのね、ということにならないようにしましょう。
2009.01.18
シンビジュームの来年の花に重要な作業は、花後の植え替えと、新芽かきです。暖かくなった4月か5月ころが最適期になります。特にこの冬に購入した鉢は生産農家のもとで根がいっぱいになるまでに育った鉢なので、一回り大きい鉢に植え替えたほうがいいとおもいます。用土は洋ランの土、あるいはシンビジウムの土と表示された専用の土が良いようです。シンビジュームには2種類の用土があって、1つは軽石が主体の土です。もう1つは茶色い木の皮(バークと言います)です。その2種類が適度に混合された用土もあるようです。今の鉢に使われている用土に近い土がいいのですが、どちらの土なのか、鉢をよく見て確かめるといいと思います。基本的には粒が大きくて、水はけ(排水)のよい土であれば、(通気性もいいわけですから)、どういう用土でもいいのですが・・・植え替えには、水はけのために鉢底に大粒のゴロ土を1列敷くものですが、上記の用土には大きい粒も含まれていますから、大粒のをちょいと選び出して底に敷けばりっぱなゴロ土になります。わざわざゴロ土を買わなくてもじゅうぶん役にたつものです。一回り大きい鉢に植え替えることによって、根が張って、株も勢いよく育ちます。新芽かき根元のこぶ状のものをバルブといいます。暖かくなるとバルブの横から新芽が何本か伸びて来ます。新芽を何本もそのままにしておくと、栄養が分散されてしまいますので、どの新芽も大きく育たないのです。充分な大きさに育たないので、どれにも花芽が付かなくなってしまうのです。植え替えの時に新芽をかき取って、バルブ1つにつき、いちばん勢いの良い新芽を1本だけ残しましょう。栄養分が集中しますから、秋までに充分な大きさに育って、花芽が付くことは確実です。花が咲かないで、葉ばかりがたくさん茂ってしまうという鉢は、この新芽かきをしないのが原因だと思います。たくさん出てきた新芽を全部伸ばすと、栄養が分散されてどれも一人前に育たないから、バルブも小さく、花芽が付かないということになるようです。勢いの良い株は4月以降も新芽が出てきますから、8月までは新しい新芽が出てきたら、かきとってしまいましょう。9月、10月は花芽が出てくる時期になります。花芽をかき取ってしまうとたいへんですので、9月、10月の新芽は少し大きくなるまで待ちます。花芽か葉芽かを確認してから、(花芽の場合はぷっくり丸くふくらみます。葉芽はぺったんこです)葉芽だった場合だけかきとることになるわけです。シンビジウムは以上のようなサイクルの1年間で成長するのです。注1、「バルブ1つにつき、新芽を1つ」というのは目安です。シンビジュームには大型種もあれば小型種もあって、バルブの大きさも違います。おなじ鉢の大きさでも、大型種はバルブが2,3個。小型種はバルブが4,5個ということもあるようです。注2、古いバルブは葉が枯れても、バルブ自体の中身が緑色でしたら取り除かないでのこしておきます。バルブの栄養分をもらって新芽が育つのですから大切にしましょう。バルブの中身まで茶色く枯れてスカスカになったら、取り除きましょう。
2009.01.18
シャコバサボテンは少しぐらい水やりを忘れても枯れないくらいに強健ですので、花の手入れが苦手なかたの家でもよく見かけます。花後には枯れた花がらを摘み取りましょう。鉢についているラベルや、園芸の本には、「花後に茎葉も2,3節を摘み取りましょう」と書いてあるのをよく見かけますが、ちょっと待ってください。もし挿し芽をしてミニの1鉢を作りたいと思うのでしたら(かんたんです)、今、茎葉を摘み取るのではなく、暖かくなる4月か5月まで待ったほうがいいと思います。暖かい時期になれば挿し芽ができますから、その時に摘み取った茎葉を挿すことができます。★茎葉摘み(4月か5月)何年も育てた大鉢によくあるのですが、茎葉が長く伸びて垂れ下がって、鉢のふちあたりで花が咲いているのを見かけます。そういう形もおもしろいのですが、頂上面に花が咲いていないことになります。これは葉摘みをしていないのが原因です。春から初秋までの成長期にシャコバサボテンは3節くらいの新しい茎葉を伸ばします。葉摘みをしていないと先へ先へと伸びていきますから、長くなってしまって、茎葉が垂れ下がって、その先に花が咲いてしまうのです。ではどうすればいいかというと、4月か5月に(ちょうどゴールデンウィークの連休ころ)、茎葉を3節くらい摘み取って短くしてしまえばいいのです。初秋までに新しく3節くらい伸びますから、ちょうどいいのです。摘み取ったところから2本の新芽が伸びてくることもありますから、茎葉がふえて花の数もふえるというわけです。★挿し芽茎葉摘みで摘み取った茎葉を、4月5月ころの時期でしたら挿し芽ができますので、挑戦してみましょう。3節くらいの長さに摘み取った茎葉を用意します。鉢花の大きさにもよりますが、5本くらい取れるでしょうか。それを小さめの鉢に5ヶ所くらいに挿し芽をします。1鉢に1本ではなくて、1鉢にまとめて挿してしまいます。寄せ植えとおなじで、いっぺんでボリュームのある鉢ができるのですから。初秋までの成長期に3節くらいの新芽が伸びてきて、その先端に秋に花芽がついて、12月には花が咲くでしょう。
2009.01.17
サンスベリア(サンセべりア、虎の尾)は最近は室内の観葉植物として普及しているようです。特別な作業が必要な植物ではないので、育てるのも楽なのでしょう。厚い葉の中に水分を含んでいるので、ちょっと水やりを忘れたくらいでは枯れることもありません。そのサンスベリアの失敗で一番多いのが、冬の時期に、葉はしっかりしているのに根元からポロっと折れてしまった、という現象です。これが一番多い。サンスベリアの失敗はこれだけだと言ってもいいくらいです。その原因は冬の低温です。サンスベリアは寒さに弱く、鉢土の水分が冷えて、株の根元から痛んでしまうのです。対策のポイントはただ1点。冬の水やりを休止すること。12月、1月、2月、3月の冬期は水を一滴も与えずにからからに乾かします。(関東地方基準)地方によっては、冬には株を鉢から抜いて、新聞紙で包んで、押入れに入れておく、という習慣が昔からあるようです。そこまでしなくても、最近の住宅事情は昔より暖房の面ではよくなっていますから、水やりを控えさえすればいいようです。冬の明けがたの最低気温のときに10度以上、理想的には12~13度あれば、冬でも少しは水を与えてもだいじょうぶのようですが、でも基本的には、冬の時期は水を完全に切って、低温から株を守るのが一番いいと思います。サンスベリアは厚い葉の中に水分を保存しています。乾燥には強い植物ですので、成長期である春から秋までの間も、水やりは充分に与えますが、やや乾かしぎみでちょうどいいといえるでしょう。
2009.01.17
前回、前々回に引き続いて、シクラメンを選ぶポイントとして、花とつぼみばかり見て買うお客さんが多いけれど・・・・・お客さんはつい花を見てしまって、つぼみはたくさんあるかな?と葉の間を見ているようです。「つぼみのたくさんあるのがいい」「つぼみのたくさんあるのがいい」と言って買っていきます。花屋さんとしては、もっと葉に目が行けばいいのにな、と思うのですが、ちゃんと説明はするのですが、やはり花が魅力なのでしょう。★花とつぼみが多数あるけれども、葉の数が少ない鉢を買って帰ったとしましょう。いま見えるつぼみは咲いても、花が咲くには大量の栄養分を消費しますから、葉の数が少ない鉢では、葉が枯れて急速に弱ってしまうでしょう。新しいつぼみが出てきて長く咲き続けるのは難しいと思います。つぼみが多いのでしたら、つりあいがとれるだけの葉の枚数が多い株でなければいけないのですね。★お客さんは花とつぼみばかりを見ますが、花は栄養分を消費するだけなのです。いくら花を見ても優良品かどうかはわかりません。かえって、花とつぼみの数だけ見て買っているから、葉の弱い鉢を買ってしまう→長持ちしない、のが多いのではないでしょうか。葉が栄養分を作るのですから、(葉緑素とか光合成とか小学校で習ったはずです)、その鉢がしっかりしたものかどうかは、花ではなく、葉を見るのです。長期間にわたって咲き続けるには大量の栄養分を消費するのですから、それだけの葉(株)のエネルギーが必要なのです。↓ シクラメンを選ぶ3つの重要ポイントは、↓ 前回に詳しく書いてあります。
2008.11.27
前回は、シクラメンの選び方の一番重要な「葉の枚数」について書きました。花屋さんとしてはその次くらいにチェックする点を考えてみます。1、葉の枚数が多く、葉が詰まっていること。2、葉が硬く、引き締まっていること。3、花茎が短めに、がっしりしていること。この3点がしっかりしているシクラメンでしたら、まず問題ないはずです。そう、花よりも葉を見るのですね。葉に栄養分・体力があるのですから、葉がしっかりしている株が、じょうぶなシクラメンといえます。★2、葉が硬く、引き締まっていること葉の上にそっと手のひらを乗せて、硬い葉でしたら、良い鉢です。もし軟らかく、ふんにゃりした葉でしたら、軟弱に育てられた鉢です。水が切れて萎れて、一時的に軟らかい場合もありますが、とりあえず、葉が硬いかどうかが優良品のチェックポイントです。(葉の上にそっと手を乗せるだけで、硬いかどうかは簡単にわかります。商品ですから手をぎゅうっと押し付けないようにしましょう。)★3、花茎が短めに、がっしりしていること。花茎がじょうぶな鉢を選びましょう。花茎が長すぎたり、細すぎたりすると、花を支えきれずにぐんにゃり曲がって、花姿が乱れてしまいます。花茎が長すぎるのは、暖かすぎる所か日照不足のところで軟弱に栽培されたのかもしれません。★★以上の3点が優良のシクラメンを選ぶチェックポイントです。逆の言いかたをすると、次の3点のようなシクラメンは買うとマズイことになります。買うとまずいことになるシクラメン1、葉の枚数が少なく、極端に大きい葉がある。暴れている。2、葉が軟弱で、ぐんにゃりしている。3、花茎が間延び(まのび)して、細長い。こう書くと、3つのチェックポイントも、なるほどと同意してもらえると思います。花屋さんの選び方と言っても、かんたんなことなのです。花屋さんの前を通ったときに、試みにシクラメンを見ると、良い鉢かどうか直ぐにわかると思います。
2008.11.27
市場の競りでシクラメンの優良な鉢を選ぶときに、花屋さんは花を見ません。最初にチェックするのは葉なのです。優良鉢は、葉の大きさが大中小そろっている、葉の枚数がたくさんある鉢を選びます。「シクラメンは葉1枚に付き花1つ」と言われています。正解かどうかは確信をもてませんが、葉が多いほど花数が多いのは確かですので、考えかたとしては、たいへんわかりやすい言葉です。とにかく第一に見るのは、葉の枚数が多くって、ぎっしり詰まっている鉢を選びます。★わかりやすい例として、悪いほうの、安物の、長持ちしないシクラメンの例を書いてみましょうか。↑画像の左のように、葉の枚数が少なくて、極端に大きい葉と小さい葉のある、葉のバランスが暴れている鉢。こういう鉢はおすすめできません。このシクラメンの1か月後を想像してください。極端に大きい葉が枯れてしまうと、小さい葉だけが残りますが、その葉だけではかなり貧弱な姿になるのが想像できるでしょうか。1月もすると大きい葉が無くなって、急速に貧弱な姿になって、花が咲かない、というのがこれなのです。逆に大中小の葉がそろっているシクラメンは、1か月後に大きい葉が枯れたとしても、そのときには次の中くらいの葉が大きく育っています。大中小の葉がいつまでも揃って、花芽も今までと同じように順々に咲いていきます。★株のボリュームとしては同じ大きさのシクラメンであっても、葉が大中小そろって、葉がぎっしり多いシクラメンが優良品です。反対に極端に大きい葉と小さい葉でバランスのとれていない、暴れているシクラメンとでは、購入したときのボリュームは同じでも、1か月後のすがたはぜんぜん大ちがいです。特価品として投売りしているシクラメンをよくみると、このような葉の枚数が少なく、葉が暴れている品物が多いようです。そういうわけで、シクラメンをチェックするときには、葉を見ることが大切なのです。★次回もシクラメンの選ぶときの、3つの重要ポイントをお話します。*******************************************************
2008.11.27
岩ヒバ(岩マツとも言われます)は葉を鑑賞する植物で、秋の深まりとともに紅葉・黄葉して、葉が色合いを変えていきます。原生地では崖の岩肌にこびりついて、ほとんど水分がなくても雨水でしのいでいるくらいに、強健な植物です。★この岩ヒバ。家庭園芸では育て方のポイントとして、冬季は断水して、冬眠させる栽培法が知られています。冬になると乾燥した葉のまま、縮れて丸まったままで、いくら水やりしても葉が開かなくなります。それが休眠の合図ですから、以降は春まで、いっさい水はあたえなくてもだいじょうぶです、断水しても枯れることはありません。冬に葉が枯れたように丸まるのは自然現象ですので、ほんとうに枯れてしまったとおもって、処分しないでください。「私はいつも冬に岩ヒバを枯らしてしまう」と言う人がいますが、枯れたわけではありません。昔の家庭園芸では縁の下や物置においたまま春まで休眠させていたそうです。(寒さは問題ないので戸外のまま、雨にあたらなければいいのです)。現代ではどこで冬眠するのか。いろいろありそうですが、適切な場所に春まで置いておきましょう。★休眠から醒めるのは、桜の花の咲くころ。桜の花の開花前線が目安になります。桜の花が咲いたら、岩ヒバを縁の下や物置から出して、バケツに水を入れたなかに鉢ごとドボンと沈めます。そのまま1日2日沈めておくと、葉がゆっくりと展開して、新緑のすがたを見せるようです。桜の花の時期から、初冬の寒さで葉が休眠する時期までが岩ヒバの成長期であり、鑑賞期になります。成長期には葉も伸張して、根元から子株(新芽)も出て来て、大きく育ちます。葉も春の新緑から、夏の濃緑、そして秋の黄葉・紅葉へと、四季折り折りの色彩を楽しめるでしょう。
2008.11.26
お客さんから「ブルーベリーは冬の寒さは大丈夫ですか?霜除けはしなくてもいいですか?」というような質問があると、返答に困ります。↓ 前にも書いたようにブルーベリーは2つの系列に分かれています。温暖型と冷涼型というくらいに性質がちがうので、とうぜん栽培もまったくちがう面が多いのです。もし育て方を花屋さんで質問するならば、自分のブルーベリーがどちらの系列なのかを知っていないと、まちがった育てかたになってしまうことがあります。ハイブッシュ系列は東北日本向きの冷涼型。気候的にはリンゴの栽培に近いでしょう。りんご型と呼ぶこともあるようです。冬の寒さは心配ありませんが、夏の高温多湿に注意したほうがいいでしょう。ラビットアイ系列は南西日本向きの温暖型。気候的にはミカンの栽培に近いでしょう。ミカン型と呼ぶとわかりやすいかも。夏の暑さは大好きですが冬の低温や、霜や雪には注意したほうがいいでしょう。★ブルーベリーの夏の手入れ・冬の手入れは、系列のどちらかによって、育て方がまったく反対なのです。ハイブッシュ系列とラビットアイ系列では、別の果物と考えたほうがいいくらいです。お客さんから育てかたを聞かれても、どちらの系列かわからないと花屋としては答えられないのです。ブルーベリー栽培には、受粉のために2本が必要と知っていても、ハイブッシュ系列の1本と、ラビットアイ系列の1本では、受粉しないので、その点でも注意が必要です。★花屋としては生産農家が、写真ラベルに「系列、品種」の2項目の表示をしてあるブルーベリーを仕入れることになります。少なくとも品種名がわかれば、系列名は調べることができます。表示が「ブルーベリー」だけで、系列と品種名のわからない品物は花屋としては売れないのです。もしそういう品物でしたら購入はさけたほうがいいでしょう。育てかたをどうすればいいかも異なるのですから。★すでにブルーベリーを購入済みで、「え? 系列とか品種って言われてもわからないよ」というかたは、写真ラベルが付いているか確認してください。値札のような細長い紙ラベルに記入してあることもあります。あるいは鉢の根元に札を挿してあることもあります。記入・表示されていても、インクが薄くなって読み取りにくくなっている時は、読めなくなる前に記入し直しましょう。★↓ 前回と前々回にブルーベリーの2系列について詳しく書いています。**************
2008.11.25
ブルーベリーの栽培に必要な品種のリストです。同じ系列の中から、異なる品種の2本が必要と言われています。ブルーベリーを購入するときには、写真ラベルか値札に、「系列名、品種名」の2項目がきちんと表示されているか確認しましょう。系列名(ラビットアイ系列かハイブッシュ系列か)と品種名は、ブルーベリー栽培には重要な2項目です。ラベルを捨てたり、ラベルの文字が消えて読み取れなくならないように、注意しましょう。★ ラビットアイ系(温暖地方向き)ウッダートホームベルティフブルーメインデートデライトブライトウェルクライマックスT172フェスティバルバルドウィンパウダーブルーT100ノビリス★ハイブッシュ系(冷涼地方向き)ブリジッタミスティウェイマウスハーバートブルークロップバークレイルーベルブルーゴールドダローネスブルーレイ★↓ 前回の書き込みに、ブルーベリーの系列と品種について詳しく書いてあります。
2008.11.24
ブルーベリーの実を付けるには2種類が必要と言われています。1本でも実は付きますが、大量に収穫したいときには他家受粉のために2品種が必要です。ちょっとややこしい話になりますが、ブルーベリーの種類は大きく2系列に分かれています。2本を選ぶときには「同じ系列の中からの2品種」を選ばなくてはいけないのです。この2系列は栽培のためにはまったく別の果物と考えたほうが良くて、ちがう系列からの花粉では実が付かないようです。★2系列は、ハイブッシュ系列とラビットアイ系列です。ブルーベリーには必ずラベルにハイブッシュ系列かラビットアイ系列かが表示されていますから確認してください。「ラビットアイ系列、品種名ホームベル」というように。もしも系列と品種名が、写真ラベルか値札に表示されていない品物でしたら、購入するにはちょっと問題があるかもしれません。★この2系列の違いを説明します。ハイブッシュ系列は冷涼型、北日本の気候に向いています。寒さに強い反面、真夏の暑さが苦手。ラビットアイ系列は温暖型、南日本の気候に向いています。暑さに強い反面、真冬の寒さが苦手。両方が重なる東日本・関東地方あたりは、両方の系列とも育てやすいといえるかもしれません。わかりやすい目安として、ハイブッシュ系列は冷涼地方なのでりんご栽培に近い。ラビットアイ系列は温暖地方なのでみかん栽培に近いと考えると、自分の地域ではリンゴかミカンかどちらが育てやすい気候なのかで、選びやすいでしょう。★東北日本で、温暖型のラビットアイ系列を大量に売っているとは考えられず、南西日本で、冷涼型のハイブッシュ系列を大量に売っているとも考えられないのですが、ブルーベリーを選ぶときには、「系列、品種」の2項目を確認してから購入する必要があります。★註ブルーベリーの系列は正確には5系列以上あるそうですが、2系列で大部分ですし、一般的に市販されているのはこの2系列ですので、ここでは2系列として説明しています。★次回に品種名のリストをアップします。
2008.11.24
購入したブルーベリーのラベルには必ず「鹿沼土やピートモスの酸性の用土で」と表示してあるはずです。一般的に、西洋種の草花や野菜はアルカリ性を好む傾向がありますが、ブルーベリーは逆に酸性の土を好みます。酸性の土としては鹿沼土とピートモスが普及して知られています。私は鹿沼土とピートモスを混合しています。市販のブルーベリー専用の用土もこの2種類が主体だと思います。ブルーベリーは特に酸性を好むので、園芸の基本用土である赤玉土(弱酸性)よりもさらに酸性度が強い鹿沼土とピートモスがすすめられているようです。ブルーベリーはこのどちらか、あるいは両者を適当な割合で混合した土で植えることになります。地植えのばあいは、この2種のどちらかあるいは両方を、庭土に混合して鋤き込むといいでしょう。すでに植えてしまっている場合は、この用土を地表に撒いて、鋤き込むといいと思います。★ピートモスは酸性が強いので、園芸用土としては酸性度を弱めた「調整済み」の処理の表示をつけて販売されていることも多いようです。今回のブルーベリーの場合は酸性を好むのですから、かえって調整されていない「無調整」のままのピートモスがあれば、そのほうが最適である、という考え方もあるようです。
2008.11.16
サンスベリアは気温が12~13度以下になるころから水やりを中止して、冬のあいだは休眠させるのが最良です。冬の活動を休んでいるときに水を与えすぎると、低温で水分が冷えて根を痛めてしまうのです。サンセベリアは強健で手入れがかんたんなので、ほとんど枯れることはありません。枯らしてしまう人は、冬にも水やりを続けて、根をくさらせてしまうパターンが大多数のようです。上部はしっかりしているのに、 冬に根元がいたんでパタンパタンと倒れてしまうのは、冬の水やりが原因です。★11月から3月まで、春に暖かくなるまで、一滴も水を与えなくてもだいじょうぶです。サボテンと同じように、厚い葉の内部に水分を持っているので、自分の水分だけで冬を越せるのです。水分を与えないのですから、とうぜん肥料も必要ありません。朝の最低温度が12~13度を保てる暖かい環境でしたら、少しくらいは水やりもできますが、基本的にはサンスベリアは冬は断水でいいとおもいます。★昔の暖房が充分でなかった時代は、冬は、鉢から抜いて新聞紙で包んで押入れに入れておく→春に鉢に植える方法もありました。もし冬に根元が痛んでパタンと倒れてしまったら、痛んだ部分を切除いて、切り口を乾かします→新聞紙に包んで→春まで保管→5月のゴールデンウィークころに挿し木(挿し木はかんたんに活着します)★サンセベリアの成長期は4月から10月の温暖な時期です。成長期には乾いたら水やりをして、肥料も適度にあたえます。新しい葉が伸張して、株元から新芽も出てくる季節です。植え替えも成長期の前半ころに行えば最適になります。一年の中で成長期と休眠期があることを知れば、手入れもそれにあわせて行えるでしょう。★冬季のサンセベリアは何の手入れもしないでいいのですから、楽といえば楽な植物です。
2008.11.16
お客さんから「葉ボタンは花屋さんにあまり置いていないですね」という質問を最近よく受けます。お正月を迎えて12月近くなると葉ボタンを植える人も多いのですが、花屋にあまり置いていないので、あれこれ選ぶこともできないようです。葉ボタンをあまり見かけない。ほかの花屋さんの店先をあまり知らないのですが、どこの花屋さんにも数が少ないのならば、ひとつ推理できることがあります。低価格の割りにボリュームが大きいので、スペース(場所)をとられてしまうので花屋が敬遠しているのはないでしょうか。直径20-30センチの大きさで、売値は200-300円。20株を置くだけでも半坪のスペースが必要です。たぶん葉ボタンの利益よりもスペース代のほうが高くなります。すぐに売れなければ、黒いビニールポットに水やりの世話を続けなければなりません。売値からの利益を考えた時に、手入れのほうが高くつくこともあるようです。葉ボタンを置いたとしても利益はないだろうと想います。葉ボタンを置いている花屋さんは、お客さんの需要に対するサービスとして置いているのでしょう。商店街の花屋さんでスペースが限られている店舗のばあい、売れるものなら何でも置くのではなく、花を選んでいるだろうと考えられます。200円の葉ボタン1株を置くよりも、2000円のシクラメン1鉢を置くほうがずっといいと考えるでしょう。そういうわけで葉ボタンを置く花屋さんは少ない、という理由が考えられそうです。
2008.11.15
ポインセチアの鉢が入荷しました。12月のクリスマスという感じがして、まだ10月ですから、花屋さんは季節を先取りしすぎています。★ポインセチアの鉢を選ぶときには、紅い葉の真ん中のところをよく見ましょう。紅い葉は花ではなくて、真ん中に小さいぽつぽつがあるのが、あれが花なのです。↑拡大画像の中央のが花です。まだ緑色しているのがつぼみの状態です。紅い糸状のが開いているのが花が咲いている状態です。ここの中央の花をよく見て、つぼみの段階のものが多い鉢が(これから咲くのですから)、育ちざかりの若々しい新鮮な鉢と言えます。★店頭のポインセチアを見たお客さんから質問を受けました。「去年から育てているポインセチアの葉がまだ緑色をしています。紅葉するには段ボール箱をかぶせるといいと聞きましたが・・・」ポインセチアの葉は、秋になって一日の日照時間が短くなってくると、(夜が長くなってくると)葉が紅葉します。一日の日が長い夏から、日が短い「つるべ落とし」の秋へ。季節感を一日の日の長さで感じる性質の、こういう植物を「短日性植物」といいます。ですからまだ夕方のうちから、早めに段ボール箱をかぶせると、もう夜が来たと錯覚して、葉を紅葉させる状態になりますから、早くに葉を紅葉させることができるというわけです。人為的に夜の時間を長くして、短日性の環境にすればいい。毎日続けて、夕方のうちから段ボール箱をかぶせる作業を続けなければいけないのですから、たいへんと言えばたいへんな日課作業です。★現実にはこれと、まったく正反対の状況におちいっています。ポインセチアを観葉植物のようにず~~っと室内で育てていた人は、夜遅くまで蛍光灯が点いていますから、秋になっても日が短くなったと感知しないのです。あるいは戸外であっても、おとなりが深夜営業のお店だったり、街灯があったりすると、昼間のように明るいのですから、日が短くなったと感知しないのですね。短日性植物にとっては、季節感が失われる現代社会なのでしょう。
2008.10.23
シャコバサボテンの花芽の元は9月ごろに出来ます。この時期に水やりを控えて鉢土を乾かし気味にすることが、花芽がたくさん付ける秘訣です。サボテンですから乾燥には強いので、ふだんよりも水やりを控えてみましょう。(極端に弱っている株はもちろん別ですが)シャコバサボテンは春から夏の成長期に新しい葉茎を伸ばして、成長期の終わった9月ころに花を咲かせる準備に入ります。その9月に水と肥料を与え続けると、いつまでも成長を続けるので、花芽を付ける状態にならないのです。成長期を強制的に終わらせるために、水やりを控えると、葉茎の伸びが止まって、花芽を付ける準備に入るのです。一般的には8月中旬のお盆ころから、9月下旬のお彼岸ころまでの期間に、水やりを少なめにして、乾かし気味にすると言われているようです。★シャコバサボテンは12月ころに咲きますから、霜が降りるころまでは戸外の日当たりのよい場所に置くといいと言われています。環境の変化に弱い面があって、屋内の日光不足の場所に移すと、花芽が落ちてしまうことがあるようです。花芽の大きさが米粒くらいになれば、葉茎にしっかりと付着するので、落ちにくくなるようです。(ちょうど関東地方では霜の降りるころ)このころに室内に取り込むといいようです。もちろんベランダや軒下の陽だまりでしたら、戸外においたままで咲かせたほうがいいでしょうけれど。花芽が米粒よりもまだまだ小さい時期には、場所を移動しないほうがいいでしょう。★シャコバサボテンはこの時期に水を控えめにすると花芽がたくさんできます。まにあいますのでためしてみてください。
2008.08.28
梅の花は年末お正月ごろから早春に咲きますが、花が咲くかどうかは、夏つまりこの8月に確かめることができます。花芽はもう出来ているのです。↑写真画像をよく見ると、葉の付け根に茶色い小さい芽が出てきています。来年の葉芽と花芽です。この芽の数は1か所に1~3個あります。この1か所の芽の数が、1つの場合は、葉芽です。2つの場合は、葉芽と花芽です。3つの場合は、葉芽と花芽2つです。8月にはもう、花芽の数を知ることができるのです。梅の鉢植えがあったら、確かめてみるといいと思います。枝がしっかり成長していない場合は、芽は1つだけ、葉芽だけで花芽が付いていないこともあると思います。枝がしっかり成長している場合は、葉芽と花芽が並んで付いているのですね。★8月に花芽が付いているのですから、これから花が咲くまでのあいだに枝を切ってしまったら、花芽を切り落としてしまうことになります。よくありがちなミスは・・・ミスその1。害虫(アブラムシやアメリカシロヒトリ)が付いたので、殺虫剤をかけるのがめんどうなので、害虫の付いた枝を切ってしまう。殺虫剤で消毒して、枝は切り落とさないほうがいいと思います。ミスその2夏に枝が茂りすぎてうっとうしいので、きれいさっぱり剪定してしまう。枝は春から夏に伸びて、うっとうしいと思うころには成長は止まっています。これ以上は伸びないのですから、剪定をひかえたほうがいいと思います。それでも夏以後に剪定する時は、花芽を落とすことを了解のうえで、花芽をどのくらい残したいのか調整する気もちで剪定するといいかもしれません。★梅の花芽は夏の8月にはもう見えています。確認してみましょう。
2008.08.26
小型のサンスベリア(サンセベリア・虎の尾)を市場から仕入れました。鉢の横面がちょっとふくらんでいるので、抜いてみましたら、やっぱり、新芽が何本か育っていました。これはいい品物でした(↑ 画像参照)全部の鉢をひと回り大きい鉢に植え替えて、新芽が育つスペースをじゅうぶんに確保しました。この新芽が地表に出てきますから、成長期の夏が終わるころには株や葉の数も増えて、ボリュームも2倍くらいになって、りっぱな鉢に育つでしょう。画像を見ると根もじゅうぶんに育っています。生産農家は何ヶ月ものあいだ、手間をかけて育ててから出荷したのですから、良心的です。ふつうは、サンスベリアは根が数本出てきただけで商品になります。3株か5株をまとめて、寄せ集めて鉢に植えれば、一鉢が出きあがります。お客さんの手に渡ってから根が増えるのでもだいじょうぶなくらい強健なのです。★花屋さんでサンスベリアの鉢を見ても、地上部を見ただけでは同じように見えますから、根がじゅうぶんに張っている鉢なのか、根が数本しかない鉢なのか、判断することはちょっと難しいかもしれません。★花屋さんでサンスベリアの鉢を見たときに、地上部にちょこんと小さい芽が出ていれば、根が順調に育って新芽が出てきた証拠ですから、根がじゅうぶんに張っている鉢でしょう。夏に株数が増えて、葉数の多い、ひと回り大きな鉢植えに育つでしょう。
2008.08.06
贈答品向けの3本立ちの胡蝶蘭は、表面の水ゴケをちょっと持ち上げてみると、ビニールポットのまま植えてあることが多いようです。(↑ 画像参照)。ポットが見えるでしょうか?3鉢のポットを三角形の形に、大鉢に入れて、3本立ちの胡蝶蘭に仕立てています。生産農家はふつうビニールポットの1本植えで胡蝶蘭を育てますから、出荷の時に3本立ちの鉢植えにするようです。ポットから抜いて、水ゴケで植えればいいとも思いますが、ポットのままで、表面に水ゴケを乗せて、お化粧しているようです。胡蝶蘭は通気性を好みますから、鉢の下半分には発泡スチロールを入れて、その上にポットを置くことが多いようです。あるいは植木鉢は下が狭くなっていますから、ポットがとちゅうで引っかかって、下半分は中空になっている品物もあります。★このポット植えのばあい、全面に水やりをしても、ポットのない部分は水がそのまま流れ落ちてしまいますから、むだになってしまいます。正しい水やりは、3つのポットのそれぞれの根元に、ピンポイントで水やりをするのが効果的でしょう。★適期でしたら、ポットを抜いて植え替えをするのもいいと思います。私のばあいは鉢に下半分に、鉢のかけらか、大粒の軽石を入れて、水はけと通気性を良くします。ポットを抜いて、水ゴケでくるんで、元のとおりに3本植えにします。3株を植えた透き間にも水ゴケを入れて、表面にも水ゴケを敷いて出来あがりです。一般的な花の植え替えのように、ひと回り大きい鉢に植え替える必要はありません。3ポットの透き間に新しく水ゴケを入れた分、新しく根が張るスペースが増えたのですから、大きい鉢に植えたのと同じことになります。★これから冬になる時期でしたら、植え替えの適期ではないので、そのままとにかく冬越しをします。冬は休眠期なので、春になってから植え替えても同じですから。★とりあえず、自分のところにある胡蝶蘭はポット植えのままなのか、水ゴケを持ち上げてちょっと確認するといいでしょう。
2008.08.04
植え替えを頼まれた鉢にときどき見られることですが、片側半分だけの葉がよく育っている鉢があります。あるいは茎がまっすぐにではなく、カーブを描いて片側に倒れている鉢もあります。これは一年じゅう同じ方向からだけ日光が当たっていたために、片側だけの葉が育ってしまった、あるいは茎が太陽の方向に曲がって行ってしまったことが原因として考えられます。たぶん鉢を置きっぱなしのまま、一度も向きを変えなかったのでしょう。1月に1回でもいいのですから、気がついたときに鉢を回して、株の反対側も日が当たるようにすればいいと思います。とくに観葉植物は対称的な形に仕立てられていますから、形がくずれてはこまるのではないでしょうか?一つの鉢の中で一年じゅう日が当たらない部分ができないように、ときどきは鉢を回して、向きを変えて、どの葉にも平均して日があたるようにしましょう。これもひとつの花の育てかたなのです。
2008.06.25
南洋のトロピカルな花が出回りはじめましたが、ダニアはハイビスカスと並んで、育てやすくて低価格ですので、お手ごろのようです。黄色い花が初夏から初秋まで咲き続けます。花の時期が終わったあとは、緑色と白色の模様の葉が観葉植物として鑑賞できます。このダニアの黄色い花、↑上の画像のように、小さいつぼみがだんだんと松ぼっくりのように、階段のように上にひろがっていきます。これが花が咲く一段階めです。それから、このひし形の花のいちばん下から、小さい花が外に向かって飛び出してきます。↑ 画像のひし形の花のいちばん下からぴょこんと黄色い花びらが出てきたのが見えるでしょうか? これが本来の花びらなのだそうです。この花びらが下から上に順番に咲いていくのが、花が咲くという意味だそうです。それから最終段階では、黄色い花が緑色に変わったころが花の咲き終わりになります。さらに茶色に変色するまで花をつけておかないで、緑色になった時点で切取るといいようです。花がらを切取ることで、あまった栄養分は次の花を咲かせるために使われるのですから。最初の黄色い松ぼっくりのようなのが伸びて、そこから小さい花が下から上へと順番に咲くまでに1か月から2か月はかかるようですから、長く楽しめるのではないでしょうか。ダニアは横枝も何本か伸びてきますから、その先にも花が咲いて、(↑画像にも、次の花が左右に小さく見えています)、初秋までは花をずっと楽しめるようです。さすがに寒くなると花は咲きませんが、冬は観葉植物として楽しむことになります。屋外での越冬は難しいので、室内で明けがたの最低温度10度を保てればよいそうです。パイナップルとも遠い親戚くらいにはあたるらしいので、そう言われると、パイナップルを連想させる花のすがたをしています。
2008.06.15
ポーチュラカのポット苗が出まわり始めました。真夏の花なので、5月連休過ぎあたりから、状態の良い苗が花屋さんに並びはじめました。今ごろから11月の霜が降りるまで半年近く咲き続けます。葉が厚く多肉植物の性質を持っているので、すこしくらい水やりを忘れても枯れはしません。花の色も1ケースに6種類とか7種類あってにぎやかです。育てやすい花なので、手ごろな花を探している人は挑戦してみるといいと思います。このポーチュラカ、伸びた茎を挿し芽をすると、かんたんに活着するのでそれを楽しみに育てる人もいるようです。花が咲き終わった茎は長くのびているので、その茎を切って挿し芽をするのです。(切り残した茎の元からも新しい芽が伸びていますから、心配はいりません。)挿し穂は先端の細い部分を切り取ってだいたい7~10センチくらい。その下半分の葉を指先で取ります。(↑画像の左下のようになります)植木鉢の用土に、割り箸などで穴をあけて、挿し穂の下半分を埋めます。ほぼ100パーセント、かんたんに活着するでしょう。↑画像の右は5号鉢に20本くらい挿してしまいました。1か月後には咲くので、開花鉢が1鉢増えることになります。5、6,7,8月くらいまでは咲き終わって長く伸びた茎を摘み取って挿し芽をすると、株がどんどん増えるでしょう。このポーチュラカ、唯一の欠点は、夕方に日が暮れると花を閉じてしまうこと。ですから朝に出かけて夕方に帰ってくる人は、咲いているのを見られないのですポーチュラカは真夏の高温が大好きで、ほとんどの花が夏バテしている時に、咲き続けているので、人気があるようです。
2008.05.18
白い水ばしょうのようなスパシフィラムの花が咲きはじめると、初夏が来たという季節感があります。(略称スパシィ、別名スパティフィラム)白い花と緑の葉は初夏のさわやかさで、鉢映りは単純に考えても白のプラスチック鉢が似あって、清涼感があるようです。このスパシィもブーゲンビレアと同じように、花に見える白い部分は花ではなく、そのなかのツクシみたいなのが花なのだそうです。白い包は咲き進むにつれて緑色になります。花から花粉のような粉が落ちてきます。白い包が緑色から茶色になって枯れるまで待つのではなく、濃い緑色になったら、茎の元のあたりで(葉は残して)切取ってください。この作業が大事です。早く次の花に栄養が回りますから、たくさん花が咲きつづけます。スパシィは夏の直射日光を嫌いますから、半日陰がいいようです。明るい日陰、園芸ではレースのカーテン越しという表現をします。あまりにも日陰に置くと葉の緑色は濃くなります。日向に置くと葉は黄色っぽくなるようです。あまりにも濃い緑色の葉よりも、やや黄緑色くらいの葉のほうが花付きはよくなるといわれています。用土の水分は乾燥よりも、やや湿り気を好むようです。冬の寒さは苦手ですので、冬は戸外で越冬はできませんので室内に取りこむことになります。
2008.05.14
花の市場にはもうブーゲンビレアの鉢植えが出はじめました。ハイビスカスとともに南洋の夏の花のイメージがあります。このブーゲンビリア、紙細工のような花が咲いて、花屋さんの店先で満開に見えますが、じつは赤紫色の花に見える部分は花ではありません。その中に白く小さく咲いているのが花なのです。↑上の写真の白い花。言われてみるとちゃんと花の形をしていますです。この花がまだ蕾(つぼみ)のときは、まっすぐの棒のようになっています。↑写真の右上や右下あたり。咲き終わったときは、花はしおれて、ねじれています。花が咲き終わったころに赤紫色の包も落ちやすくなるようです。花の部分をよーく確かめると、そのブーゲンビレアが咲き初めなのか、もう咲き終わりなのかがわかるというわけです。花屋さんで花の部分をよく確かめて、まだ棒状の蕾が多いのでしたら、まだまだ長持ちします。咲き終わって花がねじれてしおれているのが多いようですと、ちょいと考えたほうがいいかもしれません。購入にあたっては赤紫色の包の華やかさに気を取られないで、花をよく見るといいとおもいます。
2008.05.13
枝が繁り過ぎたときに剪定したくなりますが、この剪定には二つの方法があります。二つの違いを知って、剪定が逆効果にならないように注意しましょう。「切り戻し剪定」と「透かし剪定」です。切り戻し剪定(図の左)は、枝のとちゅうで切る剪定です。ふつうの剪定はばさばさばさと刈り込むので、この切り戻し剪定になります。剪定した下に残っている芽から、図の矢印のように新芽の葉が伸びてきます。木をひと回り小さくしたい時、枝を増やしたい時は、この切り戻し剪定になります。透かし剪定(図の右)は、枝のつけね(分かれめ)から切る剪定です。枝が混みすぎた時に、あいだを抜いてしまう(透かしてしまう)剪定になります。枝が少なくなるので、風通しがよくなります。剪定をする時はこの二つの剪定のどちらを選ぶのかを考えて剪定するといいとおもいます。長所は欠点にもなります。枝葉が繁り過ぎて、うっとおしいからとばさばさばさと刈り込みますと、それは切り戻し剪定をしているのです。伸びすぎた枝の長さは短くなりますが、その下の新芽が伸びてくると、こんどは枝の数が増えるのですから、よけいに混みあうようになります。枝葉が繁りすぎた時には透かし剪定をして、枝を抜くほうが枝葉は少なくなって、風がよく通るようになります。枝を増やしたいとき、枝の先の花芽を増やしたい時には、切り戻し剪定を選びます。盆栽で形を小さく、枝を多くしたいときには切り戻し剪定でコンパクトに形作りができます。すでに枝の先に花芽が付いている時期に剪定したい時に、切り戻し剪定では花芽をすべて切り落としてしまうことになります。透かし剪定では(枝が少なくなるので)花の数は少なくなりますが、残した枝の先には花芽が残っていますから、花は見られることになります。以上のように剪定といっても二つの方法があることを知っておくと、いざ剪定をする時に、「このばあいはどちらの剪定になるのかな?」と、なんとなく適切な剪定ができるものです。
2008.05.04
シャコバサボテンは強健で丈夫なので、ちょっとやそっとで枯れることもなく、花の手入れが苦手な人でも、1鉢を持っている人も多いと思います。厚い葉に水分を持っているので水切れにも強く、冬の寒さも軒下やベランダでしたら戸外で越冬してしまうものです。4月も下旬になると暖かくなってシャコバサボテンも生育期が始まります。生育期の直前の今が植え替えの適期になります。この時期に株の状態を確かめましょう。根づまりをしている、あるいは根が傷んでいて、以下の2点のような状態の時には対策が必要です。1、葉が赤紫色で、ふにゃふにゃに柔らかく、しわがよっている。2、茎葉のとちゅうから、空中に白い根が生えている良好の葉は、緑色で、厚みがあり、光沢があり、しっかりしています。逆に、赤紫色で、しわが見える葉は根が傷んでいる症状です。(新しい葉が伸びてきたばかりの小さい葉も赤紫色ですが、新芽の赤紫色は問題ありません)茎葉のとちゅうから空中に根が生えているのは、地中の根が痛んだときに充分な水分が取れなくて、茎葉から根を伸ばして空気中の水分を吸収しようとしているのです。この2つの状態がみられる時には、根詰まりか根ぐされと考えられます。4月下旬から5月が植え替えの最適期ですので、植え替えましょう。根詰まりで根が張りすぎているときには、同じか一回り大きい鉢に植え替えます。根ぐされで根が傷んでいるときには、同じか一回り小さい鉢に植え替えます。★根をいためた原因として考えられるのは・・・・・水を与えすぎが多いようです。夏の高温多湿、水をやりすぎて、根が蒸れてしまった。冬の低温、水分がやりすぎて、根を冷やしてしまった。シャコバサボテンは水を与えなくて枯れることは先ずありませんので、どちらかというと乾かし気味に水やりをするといいとおもいます。
2008.04.27
園芸好きの人と話していて、薔薇や菊の切花を「人からもらって飾っていたのが咲き終わったので、きれいなので挿し木をしたい」と言われると、つい、うわー、無鉄砲なことをするなーと思ってしまいます。花が咲いた枝は栄養分を使ってしまっているので、弱っていますから、挿し穂には適さないのです。挿し木は花芽が付いていない枝から挿し穂を取ること、これが挿し木の基本です。でも、そういう原則を振り回すことがはたして家庭園芸としては、いいかどうかと問われると、問題がありそうです。まちがいのない正しい栽培法かもしれないが、最良の条件でなければ花は育てられないのかというと、そういうわけではありません。園芸書には各種の栽培方法が紹介されています。園芸店には多種類の資材用品が並んでいます。最良の用品でなければ花は育てられないのか。というとそうでもなさそうです。大雑把でもアバウトでもなんとかなるものなのです。もらった花がきれいだった。切花として咲き終わるまで楽しませてもらった。その後も挿し木をして鉢花で育てたい。挿し木は付くかどうか解かりませんが、挿し木がうまくいって、鉢花として順調に育てられた時に、それは出来上がった既成の花を購入するよりも、愛着のある花になるにちがいありません。園芸はそういう家庭園芸でもよさそうなのです。
2008.04.26
お客さんからベンジャミンに実のようなものが付いているけれど、実なのでしょうか?と聞かれました。現物を持ってきてくれたので、確かめましたが実でした。(写真の左側の真ん中あたりに2個、右上の角にも2個。ほかにもたくさん)ベンジャミンの実とは、めずらしい。花は咲いていない(見ていない)はずなのに、実なのでしょうか?と不思議がられましたが、ベンジャミンはこの実の内部に花が付いているのだそうです。花と実がいっしょ。この実を割ってみると、花が無数についているようです。ちょうどイチジクの果実の内部と同じようになっていて、あれが花なのだそうです。(イチジクは無花果と書きます)ふつうは花や実がつかない植物にめずらしく花や実がついた時には、それは枯れる前の現象という考え方もあります。根が回りすぎて、根詰まりして弱った時に花が咲くのです。竹のように数十年に1度の花が咲くと枯れると言われています。花や実が付くのも喜んでもいられないのです。このベンジャミンはまだ若木で、7号の懸崖鉢(縦長の深鉢)ですので、老化現象で花が咲いたのでもないらしい。実が付いた理由がわかりませんでしたが、めずらしいものを見せてもらいました。ちょうど暖かくなって植え替えの時期でもあったので、一回り大きい8号鉢に植え替えました。
2008.04.23
紅白咲き分けの花桃の花が咲きました。じっさいは桃色と白です。一つの花が紅白が半分になったり、絞りや霜降り模様になったりします。1本の枝でもいろいろな紅白もようの花が咲いて、ほんとうにきれいです。ふんわりした砂糖菓子にも見えますし、和菓子みたいで、レースやフリル飾りのようにも見えます。「源平しだれ桃」というそうです。源平は紅白のこと。源氏の旗が白色で、平家の旗が紅色なので、紅白と源平は同じ意味なのだそうです。しだれは枝垂れですから、枝が垂れ下がる性質です。桃なので枝垂れ桜ならぬ枝垂れ桃というわけです。「紅白の花の枝が垂れ下がる桃」で、源平しだれ桃。そのままの命名なのですね。ところで花木盆栽では紅白咲き分けのばあい、紅い花ばかりの枝から伸びた新芽には、紅の花しか咲かないと言われているようです。咲き分けの花の枝から伸びた新芽にはちゃんといろいろな咲き分けの花が咲くそうです。ですから花後の剪定では、紅色だけの花の枝は切り落としてしまって、咲き分けの花の枝を残します。そうすれば伸びた新芽からはいろいろな咲き分け模様の花が出現する、と昔から言われているようです。というわけで桃の花のばあいでもその説があてはまるのかどうか、実験調査してはいないのですが、毎年、この源平しだれ桃の花後の剪定は、そのように枝を選んで剪定しています。追加:植物ではよく見かける現象ですが、紅色の花の枝は、枝の色も紅色をしています。白色の花の枝は緑色をしています。枝の色を見ればその枝の花の色がわかります。
2008.04.09
姫りんごの花が咲き終わったので、花がらを取りのぞいていたのですが、その時に、ちょっと異和感がありました。毎年の作業とちがうような気もち、これでいいのかなと気もちの片隅で思ったのですが、姫りんごがきれいさっぱりになってから、あっ、いけない、失敗に気がついたのでした。姫りんごは果実を成らせるのですから、花がらを取りのぞいてはいけないのでした。花が咲いてから、受粉して、種ができて、果実が成るのですから、花がらを取ってしまっては、今年は果実が成らないことになるのでした。花が咲き終わった後には、疲れないように花がらを取りのぞく、来年のサイクルに早く入るように、そのことばかり意識していて、果実が成ることには注意が行っていなかったのでした。梅の場合でも、花後に2・3芽を残して剪定するのは花梅であって、果実を収穫する実梅の栽培では、花後の剪定はしません。剪定してしまっては実梅が成らないのですから。おなじように、種の採取を予定している植物でも花がらを取りのぞかないのですから、「花後に花がらを取りのぞく」と一律的におぼえているとかえって失敗してしまうことになります。
2008.04.08
冬の寒さも一段落して、植え替えの季節になりました。成長期に入る直前が植え替えの最適期と考えるのが、ほとんどの植物について正解のようです。植え替えてすぐに成長期に入ることが、成長する全期間が有効になるのですから。成長期の途中に植え替えると、葉が一時的にしおれたり、植え痛みのために、成長が止まったり、マイナスになりますから、せっかくの成長期にじゅうぶん成長することができないのです。私はだいたい花の植え替えは2月、3月、4月の3段階に分けて考えています。2月は落葉樹、落葉する宿根草を植え替えます。落葉樹は早めにまだ新芽が出てくる前に植え替えます。バラ、てっせん、日本さくら草など・・・3月は一般的なほとんどの花を植え替えます。お彼岸過ぎは気候も春めいて、植え替えで大忙しの季節になります。4月は寒さに弱い花や観葉植物を植え替えます。暖地性の植物や、防寒が必要だった植物は、春の成長期に入るのも1か月遅れますから、4月になってから植え替えます。5月の連休の時が(時間的な余裕もありますから)植え替えの適期と言えるでしょう。この時期に花が咲いている最中の植物では、花後に植え替えるものもあります。君子蘭、シンビジウム、さつきなど・・・・観音竹とシュロ竹は梅雨に入る前が最適期です。植え替えてから梅雨に入ると成長のために良いと昔から言われているようです。植え替えは花の種類によってさまざまですが、おおまかには春のお彼岸を目安にしています。寒さに強いものはお彼岸以前でも可。寒さに弱いものはお彼岸よりもっと暖かくなってからというように。
2008.04.02
昭和の家の庭先や、道路沿いの生垣の根元に、水仙の大株を見かけることがあります。植えたままで倍倍ゲームで増えた球根が、数年かかって大株になったのでしょう。球根植物のチューリップやヒヤシンスや水仙やクロッカスのなかで、年代物の大株を見るのは水仙です。水仙がいちばん病気や気候に強く、確実に大株に増殖していくようです。チューリップの大株は見たことがありません。水仙に次いで強健で増殖する球根は、コルチカムもお薦めです。チューリップはモザイク病やウィルスの病気にかかることが多く、特に太平洋側の関東以西ではチューリップは1年草と考えたほうがいいとさえ言われています。毎年買い換える1年の消耗品と書いてある園芸書もありました。チューリップは病気にかかると花にまだらの斑点の模様が出てきます。黄色い花なのに翌年に紅いもようが現れたりします。葉がねじれたりちぢんだりして、栄養を充分に作れなくなって結果的に弱体化するようです。昔オランダでチューリップが投機の対象になったチューリップ狂時代があって、珍しい球根に桁外れの高額で取引されたのが、新種だったのではなく、病気で花びらにまだらもようが現れたチューリップを新種と思ったのだそうです。秋に売り出される球根の価格はチューリップは安価で、水仙は高価ですが、年月で増えていくことを考えると、それなりの価格設定ではあるようです。私は多くの人が水仙を植えて、その球根が自然に増殖していけば、世の中が花でいっぱいになると考える者です。
2008.03.28
庭の花桃の花が咲きはじめました。道行く人から「桜ですか」と聞かれますが、「桃なんですよ」「遅咲きなんですね」。毎年くり返される会話です。桃の節句は3月3日ですから、まもなく4月のこの時期に桃が咲くのは遅咲きといえるのでしょう。(今年はやや早いくらいで例年の開花は4月上旬です。関東地方基準)でも桃の節句は旧暦のころからの行事で、旧暦はほぼ1か月遅れですから、ちょうど今ごろが旧暦の3月初めで、この時期に桃の花が咲くのは自然ということになりそうです。(今年は4月8日が、旧暦の3月3日にあたります)このように花期と暦がずれることは園芸ではよくあります。お正月の花である福寿草(別名・元旦草)は正月には咲かなくて、2月に咲きます。旧暦のお正月は今の2月ですから、正解なのでしょう。福寿草が咲き、早春の花が冬の中に春の到来を告げるのですから、これでこそ新春、新しい年、季節と暦がぴったりのお正月ではないでしょうか。5月の節句の花菖蒲は6月に咲きますし、サツキが咲くのも五月(さつき)ではなく6月に咲きます。9月の重陽の節句の菊が咲くのは10月です。花を栽培する私たちにとっては旧暦のほうがずっとわかりやすいとも言えそうです。
2008.03.27
葉と根が栄養分を作ります。花が咲いて種子がふくらむことに栄養分は費やされます。花株が弱っている時にはどうするかと言うと、花やつぼみを摘み取ってしまえば、花が咲くことに費やされるはずの栄養分が余りますから、葉や株の勢いは回復して生き生きと育つはずです。開花期が長い花でしたら、一時的には花は一休みするけれど、そのうち咲きはじめます。四季咲きの花でも、ちょっと休んだ後に次の開花に向かうでしょうから、今回の一時的なブランクは問題ではないでしょう。それよりも弱った株を立て直して、栄養分を蓄積して、次の開花の時にはいっぱいの花を咲かせてほしいと考えればいいのですから。開花期が長期のもの、四季咲きのものはこういう考え方ができますが、問題は開花期間が短いもの。花株が弱って負担だからといって、花やつぼみを取ってしまったら、次は来年まで花を見られないことになります。このばあいはもうケースバイケースで、やっぱり花も見たいのですから、株の弱りぐあいと様子を見ながらになるのでしょう。私が考えることといったら・・・・・↓ どちらかになります。1、花を全部とってしまったらさみしいので、花数を半分に減らして、開花の負担を少なくする。2、花を最後まで枯れるまで付けておかないで、あるていど咲いた段階で早めに摘み取って、負担を少なくする。花数を減らすにしろ、花期を短くするにしろ、どちらにしろ全部の花を花がらが枯れるまでめいっぱい咲かせて栄養分を使い果たすようなことをしないのが正解になりそうです。今回も花の数と、葉や株とのバランスが重要という話になりました。花しか見えない人が多いのですが、園芸は花ではないほうが大切なのでしょう。
2008.03.22
園芸は最初は鉢花を買って来るだけですが、やがて花苗から育てることを知り、そのうちに種子を採取して種まきから始める人もいるようです。種から育てて花が咲くときになって「花の色が変わった」「花がちがう」状態になることがあります。種ができるのは受粉して、いわば結婚するわけですから、両親の2つの性質を受け継ぐことになります。花がきれいだから種を採取しても、片親は別の花でしたら、雑種になるのですね。昔、学校でメンデルの法則を習いましたが、えんどう豆の遺伝の法則で3分の1やら優性やら劣性やらあれですね。そういうわけですから種を採取しても、かならずしも同じ花が咲くのではないのでしょう。果物や野菜を食した後に種をまいたらかならずしも同じ性質にはならないのかもしれません。ちがうと言っても、ほんのわずかの差異でしょうから気にすることもないとも言えますが。トウモロコシの栽培では「別種のトウモロコシを近くに蒔かないように」と言われていますが、一坪菜園のばあいはお隣りの人が別種のトウモロコシを栽培することもあるでしょうから、しかたのないことかもしれません。朝顔では種も採取しやすく、変化朝顔と呼ばれる変わり咲きも生まれやすいようです。双葉が開いた葉の段階から、葉がちぢれていたり、葉に切れ込みがあったり、その葉を見れば、どういう花が咲くのか花の変わり咲きを推理できる人もいるのだそうです。考えようによっては美しい新種が生まれる可能性もあるのですから、数少ない確率を追求するのも園芸だと思います。
2008.03.21
おさらいです。第一回。バラ剪定は2月下旬と8月下旬、にっぱちと覚えるつるばら2月に枝を横に誘引すると花が多く咲く日本桜草花後に新芽の保護として増し土をするサンスベリア12月から3月までの冬は水を一滴も与えないシャコバサボテン8月中旬から9月中旬に水を控えると花芽ができるあじさい夏以降に剪定しては来年の花が咲かないシンビジウム4月5月の新芽は1バルブ新芽1本を残してかき取る水仙花後の葉を大切にしてお礼肥えもあたえる君子蘭秋の涼しさにあたって花芽ができるゆり球根の上に根が出るので縦長の鉢の真ん中に深植えゼラニウム油粕(チッソ肥料)を与えすぎると花が咲かない
2008.03.12
肥料を与える時期ではなく、逆の考えかたとして、肥料を与えてはいけない時を考えてみます。1、植え替えた時、植え替えたときには根が痛みますので、2~3週間が過ぎてから与えると言われています。植え替えの土に混ぜるのでは?と言われそうですが、肥料は根に触れないのが原則です。土に肥料を混ぜたときには、その上に肥料分の無い土を敷いてから、植え替えの株を置きます。根が伸びたときに肥料分のある土に根が届くのが正解です。(根が肥料に触れてもいいマグアンプなどでしたら、植え替え時に混ぜてもいいのですが)2、花が咲く時花が咲いているときには肥料は必要ありません。花が終わった後にお礼肥えとして与えることがあります。3、花後に実ができてまだ小さい時果樹類で花後にまだ実が小さすぎて枝に活着していないときに肥料を与えると、ぽろぽろと落ちやすくなります。活着することを実止まりといいます。幼果が米粒以上になって実止まりするまでは、肥料は与えません。4、夏と冬の休眠している時真夏は高温多湿のために、真冬は低温や凍結のために、多くの植物は成長を休んでいます。夏や冬が好きで生育を続けている植物には肥料を与えますが、休眠している植物は吸収する力が無いので与えません。5、弱っている時弱っている植物には肥料を与えたくなりますが、病人にごちそうを食べさせるようなものなのです。ほんの少し弱って勢いが無いくらいでしたら肥料を与えますが、消耗しているばあいは控えます。弱っている時には水やりだけで様子をみるほうが植物の場合は正解だとおもいます。(活力剤・栄養剤のアンプルは肥料というよりはビタミン剤ですので、効用書きに、株が弱っている時と表示があるのはいいかもしれません)肥料を与えない時、としてとりあえず思いあたるのは以上の5点です。
2008.03.03
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