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写真は鳥取駅の天井にぶら下がっていた傘。鳥取では、夏にしゃんしゃん祭と言う祭が開催され、このような傘を振り回しながら練り歩く。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 30, 2009
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"I'll be back!" あの名セリフと共に、ターミネーターが6年ぶりに帰って来た。「ターミネーター4 」だ原題は「Terminator Salvation」。前3作は、未来から来た恐怖のターミネーターと戦う話だったが、今回の舞台は未来。2018年のスカイネットが人類をまさに滅ぼさんとしている時代だ。ジョン・コナーは、反乱軍の部隊長として、スカイネットの率いるロボットたちと戦っていた。 前3作では、たった1体のターミネーターでもあれだけ手ごわかったのに、今回はそこら中ターミネーターだらけである。巨大なのから、オートバイ型と種類も多い。あっという間に人類はやられてしまいそうなのだが、それでは話がすぐに終わってしまうからなのか、今回は一体一体の強さはそこそこになっている。 今回の主役のターミネーターは、これまでとは大きく違い、自分を人間と信じ、人間として生きた。自分の正体を知っても、あくまで人間として残酷な運命に立ち向かっていく姿は感動的である。 ところで、このシリーズ、やはりシュワちゃんがいないと寂しいなと思っていたら、最後の方でシュワちゃんもどきが出てきた。それもものすごくムキムキのシュワちゃんだ。ファンサービスだろうが、それにしても良く似ていると思っていたら、若き日のシュワちゃんの顔をCG合成しているようだ。 この作品3部作ということで、2011年には、「ターミネーター5」が公開予定だという。楽しみだ。○ターミネーター4 オリジナルサウンドトラック(監督)・ McG(出演)・クリスチャン・ベール(ジョン・コナー) ・サム・ワーシントン(マーカス・ライト) ・アントン・イェルチン(カイル・リース) ・ブライス・ダラス・ハワード(ケイト・コナー)・ムーン・ブラッドグッド(ブレア・ウィリアムズ) ほか○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 29, 2009
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残念なことに、これで最終回。金曜日の夜に放映された「必殺仕事人2009」だ。開始時間までに家に帰り着けるかどうか心配だったが、なんとか間に合った。前回、敵に捕まった経師屋。今回は、口を割らそうとして、ひどい拷問を受ける。口を割らない経師屋に、業を煮やした敵は、妹分の如月を捕まえ、彼女にも拷問を加える。 ○DVD「必殺仕事人2009」 この拷問シーンは、多くの女性ファンが、「キャー!! 松岡君可哀そう!!!」なんて、言いながら、上半身裸の姿をしっかり見ていたに違いない(笑)。そして、どんなひどい拷問を受けても、口を割らない経師屋の姿に感動しただろう。 ところで、どうして、新婿殿や仕立て屋でなくて、経師屋なんだろうという、つまらない疑問がふと浮かんだ。新婿殿では、事務所の序列が上過ぎておそれおおいし、仕立て屋ではちょっと華が無いというところだろうか。 多くの女性ファンから石を投げられそうな、拷問人巳ノ助を演じたのが火野正平。せっかくこの間、「後鳥羽伝説殺人事件 ―浅見光彦シリーズ第33弾―」で野上刑事役としていい味を出していたのに、今回のアブナイオヤジ役でかなりイメージダウンしたに違いない。なにしろ行っていた拷問が、生爪はがしとかかなり陰湿な感じだったから。やっぱり、拷問は、ビシバシと明るい拷問(あるのか?)でないといけない。 RPG風に纏めれば、・まつおかくんのこうかんどは10あがった!・ひのしょうへいのこうかんどは10さがった!というところだろう。 今回の仕事は、戦力が一人少ないのに、仕事の的が前回より増えていおり、それでも成功している。これだったら、前回で新旧婿殿ががんばっていれば、経師屋が捕まって拷問を受けることもなかったんじゃないだろうか。 また、鬼面をかぶった謎の仕事人の意外な正体も判明したが、こちらは、話をひっかきまわしていただけのような気がする。数は多かったが、ちょっと弱すぎたし、彼らの背景なんかもさっぱり分からなかった。(出演)・藤田まこと(中村主水) ・東山紀之(渡辺小五郎)・松岡昌宏(経師屋の涼次)・火野正平(拷問人巳ノ助) ほか○「必殺仕事人2009(第21回)「最終章~仕事人狩り!」」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 28, 2009
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小豆島に渡って、まず訪れたのは、「小豆島オリーブ園」である。オリーブは、モクセイ科の植物で地中海地方原産の常緑植物だ。オリーブ油の原料となる他、実もピクルスなどにして食べることができる。このオリーブの栽培に日本で初めて成功したのが、この小豆島で、現在では岡山県牛窓あたりでも栽培されている。そして、このオリーブ園にある「オリーブの丘」には、「オリーブの原木」が残っている。○オリーブの丘○ オリーブ油が他の植物油と異なるのは、種子からではなく、果実から油を絞るということである。そして、精製処理をしないオリーブ油は、バージンオリーブオイルと呼ばれ、果肉に含まれている栄養分がそのまま残っているということだ。 (続く)○「高松港をいざ出発 オリーブの風薫る小豆島1」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 27, 2009
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写真は松江サティ。中に映画館もあるので、夜ターミネーター4を観て来た。それについての記事は後日。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 26, 2009
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松江市内を流れる天神川。川に沿って散歩道のように歩道が整備されている。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 25, 2009
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今日は駅は駅でも、道の駅布野。高速バスで山陰へ行く時の休憩場所だ。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 24, 2009
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益田駅から左側に向かってしばらく歩くと道路の向こう側に、オレンジ色の大きな建物があるのに気がつく。これが島根県芸術文化センター(愛称:グラントワ)といって、益田の誇る美術館と芸術劇場の複合施設である。この辺りの通りは電線が地中化されており、すっきりとした眺めだ。またほど遠くないところに、雪舟庭で有名な医光寺や万福寺もあり、益田観光の中心地でもある。 先般、益田に行ったときに、このグラントワの中にある「島根県立石見美術館」で「中尾彰展」をやっていた。ここは、夕方6時30分まで開いているので、仕事が終わってからでもちょっと立ち寄ることができるのがうれしい。なお、この展覧会は6月15日までなので、もう終わっている。 「中尾彰(あきら)」というと、一瞬、テレビでよく見るちょっとこわもてのタレントを想像してしまったが、あちらは「彬」でまったくの別人である。津和野出身の洋画家であり、童話の挿絵も書いている。 この中尾彰展は企画展だが、他にも「高津川水質日本一記念 描かれた清流」、「年中行事をたのしむ」、「モダン×ファッション」などのコレクション展というのを併催しており、色々楽しむことができた。「高津川水質日本一記念 描かれた清流」に一点だけ、横山大観の絵が展示してあったが、そう大きな作品ではないのに、その迫力に思わず見入ってしまった。 7月18日から8月31日までは、「近代日本洋画の巨匠 黒田清輝展」を開催している。切手の図柄でも有名な代表作「湖畔」も展示されるようなので、興味のある人はぜひ行ってみて欲しい。○グラントワと中尾彰展 ○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 23, 2009
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鉄鼠 ― 頼豪の霊鼠と化と、世に知る所也 頼豪は、園城寺(三井寺)の高僧であった。白河天皇と、祈祷により皇子が誕生すれば褒美は想いのままであるという約束をし、これを成し遂げた。しかし、園城寺の戒壇院建立を願ったところ、比叡山延暦寺の妨害で、約束は果たされず、恨んだ頼豪は巨大な鼠となり、鼠の大群を率いて、延暦寺の経文を食い荒らしたという。修行を積んだはずの高僧が、怨念で妖怪となってしまう。なんともあさましいことである。 「鉄鼠の檻」(京極夏彦:講談社)は、「京極堂」シリーズの第4弾であり、箱根にある禅寺・明慧寺を舞台におこる凄惨な事件を扱ったミステリーである。○「鉄鼠の檻」(京極夏彦:講談社) 明慧寺は謎の禅寺である。どこの末寺帳にも載っておらず、いつ誰が建てたのかもはっきりしない。寺の僧たちも、元々禅宗の各派が調査のために派遣したもので、法統もばらばらである。いまは、彼らを派遣した寺とのつながりも途絶え、周囲から孤絶した状況の中で、禅僧たちがそれぞれの思惑を持って暮らしている。ところが、京極堂の妹中禅寺敦子らが、科学雑誌「稀譚月報」の取材をしようとした矢先、明慧寺の僧である小坂了稔が不思議な死にかたで発見される。そしてこれが、不気味な連続僧侶殺人事件の始まりだった。更に、明慧寺あたりで目撃されたという、歳をとらないという謎の少女「鈴」。いったい寺とどんな関係があるのか。 最後は、やっぱり京極堂の出番。「この世には ― 不思議なものなど何ひとつないのだよ。関口君」 京極堂の憑き物落としにより、意外な犯人とこの寺の秘密が明らかにされる。結局は、この寺は、鉄鼠の妄念に取りつかれたも同然の檻のような場所だったのだ。頼豪は天台宗の僧だが、この作品では禅宗がモチーフとなっているのはご愛敬。 しかし「不思議なものは何ひとつない」と京極堂が言っている割には、結構不思議なことがでてくる。探偵・榎木津の持っている能力なんて、不思議の最たるものだろうと思うのだが。 この作品の特徴は、禅寺を舞台にしているということで、禅に関する蘊蓄がたっぷりと含まれていることである。この本を読むだけで禅に関しての知識はかなり付きそうだ。小説で禅の勉強と思うかもしれないが、禅は元々不立文字である。だとすれば、他の禅籍と本書とで、文字で示されたものということにどのような差があるだろうか。後は只管打座あるのみだろう。○面白かったらポチっと1票! ○「狂骨の夢」の記事はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら*** 本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。 ***
June 22, 2009
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先週は、浅見光彦シリーズを観ていたので、間が空いたが、金曜日の夜は、いつものように「必殺仕事人」だ。今回のサブテーマは、「最終章~仕事人狩り!」。そういえば、放映が6月までだったので、次回がいよいよ最終回だ。時々、他の番組に目移りしてしまったが、終わるとなると寂しいものである。 ○DVD「必殺仕事人2007」(前回作) 今回の犠牲者は、小五郎のかつての剣の師匠・雨宮騏一郎。江戸城の老中と大老の派閥争いに巻き込まれ、トカゲのしっぽ切りよろしく詰め腹を切らされたのだ。 一方、江戸では、鬼面を被った別の仕事人の一団が出没していた。雨宮はその一団に、老中暗殺を依頼していた。それを知った老中一派は、仕事人狩りを始める。一方雨宮の妻きよから依頼を受けた小五郎たちは老中の屋敷に侵入する。ところが、そこに鬼面の一団も乱入してくる。 それにしても、雨宮、仕事人を雇ったことを、敵に教えるかな。自分が捕まったからといって、悔し紛れにそんなこと言ったら、相手は警戒して仕事が失敗する可能性が高くなるじゃないか。 今回は、小五郎も、かっての師匠の敵だからか、いつになくホットだ。でも今回はちょっと無謀だろう。敵のうちの何人かは仕留めたものの、結局仕事は失敗、経師屋は敵に捕まってしまう。でも、経師屋って確か伊賀忍者のはずだ。忍者は、こんな時は自害するんじゅないのだろうか。最終回では、経師屋が、敵の拷問でビシバシ責められるようなので、これによる女性ファンの視聴率アップを狙ったのか。他の仕事人達、経師屋が敵と戦っているとき、いつのまにかみんなちゃっかりと逃げていた。仕立て屋はともかく、新旧婿殿コンビなら、このくらいの敵は倒せそうだと思うのだが。 いよいよ来週は最終回。しかし所用により帰りが遅くなる見込み。果たして放映に間に合うか。(出演)・藤田まこと(中村主水) ・東山紀之(渡辺小五郎)・松岡昌宏(経師屋の涼次)・勝野洋(雨宮騏一郎) ほか○「必殺仕事人2009(第19回)「玉の輿」」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら *** 追伸 ***・「本の宇宙」に、イタリアの超ベストセラー「素数たちの孤独」についての記事を掲載しています。併せてお読みください。 → こちら
June 21, 2009
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もしも、自分に超能力があったらどんな行動をとるのだろうか。まさか世界征服まで考える人はほとんどいないだろうが、超能力を利用して金持ちにでもなろうとするのが普通の感覚ではないだろうか。その力を、自分のためだけではなく、広く世の中に役立てたいと思うような、高潔な精神の人も案外多いのではないかと思う。しかし、人は自分の理解できないものを排斥するものである。超能力を持つということは、この世界では必ずしも幸せなことではないのだ。明治の末ごろに、「千里眼事件」というものがあったことは有名である。透視能力を持つという女性に対し、当時の帝国大学の学者が色々と実験を行ったが、結局は明快な結論が得られないまま、その女性の自殺という悲劇で幕を閉じた。「龍は眠る」(宮部みゆき:新潮社)も、そのような超能力を持って生まれた青年の悲劇を描いていた作品である。○「龍は眠る」(宮部みゆき:新潮社) 雑誌記者の高坂昭吾は、嵐の夜、自転車をパンクさせて立ち往生していた稲村慎司という少年を拾う。彼は超能力者であると言い、その夜に発生した不幸な死亡事故の真相を語った。ところが、そんな高坂のもとを慎司の従兄だという織田直也という青年が訪ねてきて、慎司の超能力はすべてトリックだと言うのである。 実は、直也も超能力者だった。彼も慎司と同じような能力を持ち、その力は慎司以上だった。彼らの能力は、相手の記憶を読むというもの。人の心が読めれば便利だと思うだろうが、それは違う。人は、同時にいくつものことを考えているものだ。能力を十分にコントロールできないと、そんな他人の思考が、のべつ幕なしに頭の中に流れ込んでくるのだ。これだけでもかなり辛いだろうに、その中には知りたくもない自分への評価なども混じっているのである。 それでも慎司の方は、まだ幸福であった。同じような能力を持った叔母がいたため、両親も彼の能力に理解があり、慎司も叔母を通じて、ある程度能力をコントロールする方法を身につけることができたのだから。しかし、直也の方は、家庭にも恵まれず、能力をコントロールを指導してくれる人もおらず、仕事も転々としながら世の中から隠れるように暮らしてきた。だから超能力に対する考えは慎司とは全く違う。慎司が超能力を世の中のため役立てるべきという考えを持っているのに対して、直也は超能力を持っていることを人に知られてはならないと思っている。でも、そんな生活にも関わらず、直也の心はあまりにも優しい。その優しすぎる心が悲劇につながっていくのである。そして、その悲劇は、高坂のもとに不可解な手紙が届くようになったことから幕を開く。 宮部みゆきによる超能力者の悲劇を描いた作品としては、念力放火能力(パイロキネシス)を持った青木淳子の「クロスファイア」が有名である。彼女も体内に潜む火龍のすさまじい力に翻弄され、悲劇的な最後を遂げる。この物語でも同じように、体内に潜む龍が目覚めてしまったため、その龍の力にもてあそばれた青年の哀しさが良く描かれている。その青年の心根が優しいだけに哀しさは一層深い。○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら*** 本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。 ***
June 20, 2009
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少し日にちが開いたが、今日は、浜田市東公園の続きだ。 浜田市は人口6万人台の地方都市だが、これだけの施設があるのには少し驚いた。まずは、島根県立体育館。県庁所在地の松江市ではなく大分離れた浜田市にある。おそらく、出雲地区と石見地区のバランスを考えた大人の事情によるものと推察する。昭和52年3月に建設された鉄筋コンクリート3階建の体育館である。収容人員は2000人だそうだ。○島根県立体育館 次は、浜田市陸上競技場。第3種公認400m 8コースを備えているそうだ。第3種と言うのがよく分からないので、調べてみた。日本陸上競技連盟というところが、陸上競技場の設備内容により認定を行っているようで、第1種から第5種までの区分があるらしい。総面積は、21,800平方m。サッカー場も兼ねた競技場である。○浜田市陸上競技場 そして、こちらは浜田市野球場だ。総面積 16,000平方mでナイター照明も備わっている。収容人員は4000人とのことである。○浜田市野球場 はじめて来た場所をぶらぶらと散歩すると、案外と珍しいものに出会うものである。 (完)○「浜田市東公園1 浜田駅周辺をぶらぶら7」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 19, 2009
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先日読んだ「千里眼シリーズ」の「千里眼の教室」が、突っ込みどころが多いながらも、意外に面白かったので、同じシリーズの「千里眼ミッドタウンタワーの迷宮」(松岡圭祐:角川書店)も読んでみた。作品的には、こちらの方が前の作品となる。○「千里眼 ミッドタウンタワーの迷宮」(松岡圭祐:角川書店) 今回は、主人公の岬美由紀が散々な目に遭っている。某国大使館で開かれる、たちの悪いイカサマ賭博に友人の由愛香がひっかかり、美由紀は彼女を助けるために大使館に乗り込む。ところが、由愛香に裏切られて、卑劣な手段で最大の武器である動体視力を封じられてしまう。由愛香は、美由紀に対して複雑な感情を抱いていたのだ。それでも美由紀は、由愛香を助けようと賭博勝負に挑むが、結局は一文無しの素寒貧になり、殴るけるの袋叩きにされたうえで、半死半生で放り出されてしまうのである。おまけに最後の賭けで、重要な国家秘密を敵に渡してしまったのだ。それにしても、美女を殴る蹴るとは、なんともSっ気が強すぎないか。 国家の重要な秘密を敵に漏らし、警察や自分の古巣の自衛隊には助けを求められない。おまけに一文無しの素寒貧。この絶体絶命のピンチからどのように逆転するかが、この作品の一番の見どころである。次の作品が出ているのだから、なんとか切り抜けたのは想像がつくだろうが、ここを言うとネタばれになるのであしからず。 美由紀が爆弾を宇宙に放り出すために、デモンストレーションフライトのために来ていたロシアのミグ25を奪って成層圏に飛び出したり、敵のパイロットが東京のど真ん中で武装ヘリで攻撃をしてきたり、荒唐無稽と言ってもいいくらい派手な内容だが、そこが結構面白い。 でも、作中の、税金に関する部分には疑問がある。作品中に出てくるある男の1800万円の一時所得に対して、国税局員が、半分くらい税金にもらうと言っていたが、一時所得だと50万円の控除があって、残りの半分が課税所得になるから、結局(1800-50)×1/2=875万円が他の所得と合計されて課税されるため、1800万円の半分が税金で持って行かれることはないはずだと思う。それでも、地方税まで入れれば、結構な額を税金に取られることは間違いないのだが。○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 18, 2009
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東京は霞ヶ関当たりの風景。中央官庁街として有名だ。 遠くに尖ったものが見えるが多分東京タワー。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 17, 2009
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写真は、七条大橋から撮った、京都市内を流れる「鴨川」。河川法上の名前は、上流から下流まで「鴨川」であるが、慣例として、高野川との合流点より上流は「賀(加)茂川」と呼ばれているようだ。夏になると水遊びをしている人も見られる。まさに京都の母なる川である。○鴨川 こちらは、鴨川の近くを流れる「高瀬川」。江戸時代初期(1611年)に角倉了以・素庵父子により建設された運河である。約300年もの間伏見まで物資を運ぶのに利用された。森鴎外の小説「高瀬舟」でも有名である。○高瀬川 (続く)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 ○「京都駅 京都そぞろ歩き1」の記事はこちら 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 16, 2009
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携帯にあった写真を、自分のPCに転送しようとして、間違えて、このブログへ投稿してしまった。ということで、おまけの投稿。 写真は、京都は東山にある、八坂の五重塔。行ったのは、何年も前。正式名称は法観寺という。聖徳太子による創建と言い伝えられている。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 15, 2009
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先般萩に行く機会があったので、いつものように周辺を散歩してきた。夕暮れまでのほんのわずかな時間なので、それほど多くのところには行けなかったうえに観光施設はみんな閉館していたが、それでも萩の街の良さは伝わると思うので、順に紹介していこう。 萩市は、毛利氏の城下町として知られる。山口県の日本海側に位置し、人口は約54000人。きれいで落ち着いた街だが、明治維新では、薩摩とともに、多くの英傑たちを輩出してきた。東京が今の繁栄を謳歌しているのも、結局は明治維新での薩長のおかげであると思うのは余談。 さて、萩市には、萩駅という駅もあるのだが、中心は東萩駅の方である。駅の風情は萩駅の方があるが、宿泊施設などは東萩駅側にあるので、注意したい。駅近くにはレンタサイクルもあり、観光客にはうれしい。○JR東萩駅 こちらは、お馴染み「夜の駅」シリーズということで、「夜の東萩駅」。○夜の東萩駅 泊ったのはこちら。「萩ロイヤルインテリジェントホテル」。朝食付きだが、和食だけなので、朝は和食の苦手な私にはあまりメリットはなかった。しかし、きれいなホテルであり、リラクゼーション施設なども設置されており、部屋もきれいで価格もリーズナブルなホテルであった。東萩駅のすぐ近くで交通も便利だ。新幹線新山口駅から特急バスで70分強と思ったより近い。○萩ロイヤルインテリジェントホテル (続く)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 15, 2009
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金曜の夜は、いつもの必殺仕事人はお休みして、フジテレビ系列の金曜プレステージで、「浅見光彦シリーズ第34弾 美濃路殺人事件」を観ていた。今は兄の陽一郎役を演じている榎木孝明から光彦役を引き継いだ中村俊介による20作目の浅見光彦シリーズとなる。 いつもの通り、「旅と歴史」の編集長の依頼で、美濃紙の伝統工芸の取材のため、岐阜県に行くことになった光彦。編集者と待ち合わせをしていた新宿駅の近くで、いきなり見知らぬ若い女から横面を張り飛ばされる。美濃の旅館でテレビを観ているときに、犬山市での殺人事件がニュースで放映される。被害者は、光彦が朝のニュースで見た顔だった。世田谷区の宝石商、月岡和夫が行方不明になった事件の関係者のようだ。そして、光彦は、事件現場で、新宿で光彦の横面を張り飛ばした女と再開する。女は月岡の娘であり、月岡の事件は狂言強盗との疑いを持たれていたのだ。事件に興味を持った光彦は、真相を探り始める。事件の陰には、戦時中の学童疎開での因縁があった。 今回のモチーフとなっているのは「美濃紙」を初めとする「和紙」。コウゾやミツマタを原料にした、紙料水を簀桁(すけた)で何度も漉いてつくる。日本の誇る伝統工芸だ。国の重要無形文化財である美濃紙の職人・澤村正さんが特別出演されていたが、台詞がいかにもドラマ素人らしくて、なんだかとても微笑ましかった。 明治村も出てきたが、昔一度だけ行ったことがあり、とても懐かしい思いがした。また、関の孫六で有名な刃物の街である関市、郡上踊りで有名な郡上八幡など、旅情を誘い、愛知・岐阜への旅がしたくなってくる。 ところで、鈴木警部の役、どこかで見たことがあると思ったら、レッツゴー3匹のじゅんであった。久しぶりに見たような気がするが、こちらも懐かしかった。(原作)・内田康夫:「美濃路殺人事件」(出演)・中村俊介(浅見光彦)・馬渕英俚可(月岡三喜子)・逢坂じゅん(鈴木警部)・榎木孝明(浅見陽一郎)・野際陽子(浅見雪江) ほか○過去記事・原作の「美濃路殺人事件」の記事はこちら ○他の人の読書ブログがたくさんあります。 ○美濃紙製の文具 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 14, 2009
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前にも言った通り、最近旅行記がどんどん溜まっていくので、いくつもの記事を並行連載することにした。ということで、新しく「オリーブの風薫る小豆島」シリーズの新連載である。同じシリーズには、過去記事にリンクを貼っているので、興味があれば辿って行って欲しい。 GW中のことであるが、バス旅行で小豆島に行ってきた。昔、一度用事があって上陸したことはあるが、観光で行ったのは初めてである。 小豆島は、香川県に属し、瀬戸内海で淡路島に次いで2番目に大きな島だ。小豆島町と土庄町からなっており、人口は合計で約32000人。瀬戸内海の温暖な気候を活かしたオリーブの栽培で有名だが、小豆島ソーメンや醤油の生産でも知られている。また、四国八十八か所をなぞらえた札所が島内に点在する、島四国の一つとしても知られ、多くのお遍路さんが訪れるそうだ。 小豆島に渡るには、香川県側の高松港から行く方法と岡山県側の新岡山港から行く方法があるが、行きは、高松港からの航路であった。高松港は、かっては岡山県側の宇野港とを結ぶ宇高連絡船が通っていた。瀬戸大橋ができたため宇高連絡船は廃止になったが、今でも両港を結ぶフェリーは運航されている。また、JR高松駅にも隣接しており、よく整備された立派な港である。 さて、小豆島に渡る前に、まずは腹ごしらえということで、高松港に隣接した「全日空ホテルクレメント高松」でランチバイキングである。○全日空ホテルクレメント高松のレストラン ランチバイキングでは、カロリーを気にしながらも、結局は腹いっぱい食べてしまった。さていよいよ小豆島へということで、観光バスごとフェリーへ乗船だ。写真は高松港の風景。○高松港 (続く)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 ○小豆島の特産品(素麺、醤油、オリーブ油) 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 13, 2009
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久しぶりに腹を抱えて笑った。これは面白い。「へんないきもの」(早川いくを:バジリコ)という本である。○「へんないきもの」(早川いくを/寺西晃:バジリコ) その名の通り、「面白い」といったよりは「へんな」言った方がふさわしい生き物たちを紹介したものである。最後の方で「ツチノコ」に触れているのはご愛敬で、基本的には実在のいきものを紹介している。 この「へんな」いきものたちを紹介したイラストがなかなかシュールで、「へんな」度合いを増す効果をだしているだけでなく、紹介文の方もとてもユーモラスな書きぶりである。イラストを見ながら紹介文を読むと、抱腹絶倒間違いなしと言えよう。それにしても、こんなへんないきものたちがいるとは、本当に地球上の生命は多様性に富んでいるものだ。大笑いしながらも、生命の多様性のすばらしさに気づかせてくれる本でもある。○面白かったらポチっと1票! *** 本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。 ***風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 12, 2009
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写真は益田市で泊まったホテルに隣接したスペースで上からぶら下がっていたオロチ。 これも神楽関係か? 色が塗られていないのがちょっと寂しい。○泊ったホテル:益田グリーンホテルモーリス○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 11, 2009
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益田市を流れる益田川の風景。川のある風景は気持ちがなごむ。○泊ったホテル:益田グリーンホテルモーリス○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 10, 2009
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写真は山陽本線のJR厚東駅。無人の小さな駅だ。○泊ったホテル:スーパーホテルCity宇部 ○他の人の読書ブログがたくさんあります。
June 9, 2009
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テレビ朝日系の土曜ワイド劇場土曜で、6日の夜放映されていた、「内田康夫サスペンス・福原警部」 。原作は、「死線上のアリア」(内田康夫)という短編集に収録されている「優しい殺人者」である。○「死線上のアリア」(内田康夫:角川書店) 内田康夫のミステリーと言えば、イケメンのお坊ちゃま探偵である浅見光彦が活躍するシリーズが有名である。しかし、作品の数は少ないものの、浅見光彦以外にも名探偵は出てくるのだ。デビュー作「死者の木霊」にも出てくる信濃のコロンボ・竹村警部やどこか光彦と重なるようなところもある警視庁の岡部警部などは比較的有名だが、この「死線上のアリア」にもかなりマイナーながら、名探偵が登場する。 この短編集に収録されているのは、 「優しい殺人者」 「死あわせなカップル」 「交換殺人」 「飼う女」 「願望の連鎖」 「死線上のアリア」 「碓氷峠殺人事件」の7作品だが、このうち最初の2つと最後の作品に出てくるのが、警視庁きっての「キレ者警部」として知られているという設定の「フグハラ警部」である。本名は「福原」なのであるが、皆が「河豚腹」を連想するくらいの超肥満体で、食い意地が張っている。おまけに、捜査会議では、すぐに睡魔に襲われる困った人という設定である。この福原警部を、同じく超肥満体石塚英彦がよく演じている。まさに適役といったところか。 事件は、八王子でスナックを経営している川井真理子が死体で発見されるところから始まる。死体はソファーにまるで眠っているように横たえられており、被害者に対する優しさが感じられるようでもあった。しかし、被害者は、スナック経営の裏で、闇金融を行っており、彼女を恨んでいる者も多かった。 この事件の捜査主任として本庁から派遣されてきたのが、福原警部であるが、ずっと何か食っているか居眠りしているといった、やる気が有るのか無いのか分からない態度に最初は反発していた八王子署のメンバーであったが次第に福原警部の真価に気づいていく。 主演の石塚のまさにはまり役的な演技もさることながら、脇を固める渡辺いっけいや藤谷美紀もよく石塚を盛りたてて、面白いドラマになっていた。特に、南田奥多摩署長を演じる宅麻伸のフォローぶりがナイスと言えるだろう。シリーズ化してほしいものだが、原作が少ないから難しいかな。(原作)・内田康夫:「優しい殺人者」(短編集「死線上のアリア」収録)(監督)・伊藤寿浩(出演)・石塚英彦(福原警部)・渡辺いっけい(小野捜査係長)・藤谷美紀(椿和美刑事)・山口いづみ(川井真理子)・宅麻伸(南田奥多摩署長) ほか○関連過去記事・「死線上のアリア」はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 8, 2009
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金曜日の夜は、いつものように「必殺仕事人」を観ていたのだが、最近はどうもブログにアップするのが遅れ気味だ。さて、今回のサブテーマは「玉の輿」。江戸一番の呉服屋備前屋宗右衛門の前妻が殺され、その後添えとして、店で働いていた女中のお鈴が迎えられた。○DVD「必殺仕事人2007」(前回作) ところが、このお鈴、とんでもない悪人であった。確か「きれいな花には棘がある」と言ったような歌があった気がするが、棘どころではない。怪しい香りで獲物をひきつける、猛毒を持った食人植物(本当にあるかどうかは知らないが)と言ってもいいくらいである。実は前妻を襲わせたのはお鈴であり、今度は宗右衛門を襲わせて、とうとう呉服屋を乗っ取ってしまう。そして、更には、生き別れになっていた姉のおみつまでその手にかけてしまうのだ。姉は労咳でもう先は長くなく、ただ一度妹に会いたいと願っていただけなのに、昔のある秘密を守るために殺してしまう。まさに鬼女の所業である。実は、妹が度が外れた野心家で、とっても悪い奴だという設定は、今読んでいる「剣のなかの竜」という小説でも同じであり(ストーリー自体はもちろん全然違うのだが)、偶然の一致にちょっと驚いた。こちらの方のレビューはまた後日アップしたい。 ところで、今回の頼み人の如月、経師屋や死んだ姉の玉櫛と同じ伊賀忍者のはずだが、スリしか特技が無いのはどういうわけだろう。○「剣の中の竜」(マイケル・ムアコック/井辻朱美:早川書房 ) (出演)・藤田まこと(中村主水) ・東山紀之(渡辺小五郎)・松岡昌宏(経師屋の涼次) ほか○「必殺仕事人2009(第18回)「的は婿殿」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 7, 2009
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「狂骨は井中(せいちゅう)の白骨なり・・・」 恐ろしい髑髏の顔をしたこの世の住人ではない者を描いた不気味なイラストの表紙。「狂骨の夢」(京極夏彦:講談社)は、「魍魎の匣」に続く京極夏彦の京極堂シリーズ第3段である。このシリーズは全作とも一度は読んだのだが、「魍魎の匣」以外は、レビューをブログにアップしていないこともあり、最近また再読を始めた。このシリーズ、分厚くてストーリーが複雑なので、一度読んだだけでは、十分に面白さを堪能するのは難しいだろう。今回読み返してみると、改めて、ストーリーがよく練られていることを実感し、一回目よりずっと面白く読むことができた。○「狂骨の夢」(京極夏彦:講談社) 登場人物は、夫を4度殺したという女・朱美。フロイトを学びながら不気味な夢に怯える元精神科医の降旗。神を信じきれない牧師の白丘。古代の神・武御名方の復活を願う神人たち。真言密教立川流を信奉する南朝の末裔。そして、朱美が殺したという夫。更には、海に漂う金色の髑髏や山中での集団自決などの不気味な事件。そして、これらの様々な物語を結び付けるのは、古代の猛き神の髑髏。怖いのは古き神の怨念か、それとも人間の妄念か。様々な思惑を持った者たち物語が、しだいに、古き神の髑髏という一点に収束し、京極堂の憑き物おとしが始まる。 このシリーズ、いかにも怪異な怪談話という感じで始まるが、最後には見事に合理的な説明がついている。今回はいったいどんな種明かしがあるのだろうかと、読み進むにつれてどんどん期待が高まっていく。そこで、京極堂がさっそうと登場して、憑き物落としという形で種明かしをするのだ。このやたら蘊蓄の入った京極堂の台詞が何とも面白い。 ところで、探偵・榎木津の台詞。今回改めて読むと、バカボンのパパのようだと思ったのは余談。○面白かったらポチっと1票! ○「魍魎の匣」の記事はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら*** 本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。 ***
June 6, 2009
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だいぶ前に京都に行ったのだが、このままではアップできないまま時機を逃してしまいかねない。ということで、他の旅行シリーズもまだ終わってないが、「京都そぞろ歩き」シリーズの連載開始である。実は昨年も、旅行記をアップできないままになってしまったものがいくつかあったので、これからは、いくつかのシリーズをできるだけ並行連載することにしたい。 さて、京都といえば、まずはやっぱり表玄関のJR京都駅である。古都京都の表玄関にしては、驚くほどモダンな駅だ。設計は原広司。国際指名コンペにより設計の決定が行われ、設計者として、安藤忠雄や黒川紀章も指名されていたとのことである。この駅の斬新さについては、現在でも賛否両論あるようだが、私は、もうすっかり京都の風景になじんでいると思う。 近鉄京都駅も同じ建物内にあり、近県の観光地へ行くにも便利が良い。 ○JR京都駅 そして、お馴染みの京都タワー。京都駅の烏丸中央口前に聳える京都のシンボルの一つである。東京などへの往復の際に、京都駅でこのタワーを見ると、思わず下車したい想いに駆られてしまう。こちらも、建設当初から賛否両論あったようだが、学生時代を京都で過ごした私には、とても懐かしい景色の一つだ。設計は山田守。下の建物はホテルになっており、上の展望台からは京都市内が見渡せる。○京都タワー (続く)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 5, 2009
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「あなたに5億円あげます。」なんて話がいきなり舞い込んできたら、人はいったいどうするんだろう。実際には、こんな話はまず来ないだろうが、小説の中では可能だ。宮部みゆきの「今夜は眠れない」は、突然5億円もの大金が舞い込んだ一家の悲喜劇を描いた、ちょっと変わったミステリーである。○「今夜は眠れない」(宮部みゆき:角川書店) 主人公は中学1年生のサッカー部員の少年。両親は結婚15年目を迎え、一家は、ごく普通の家庭であった。ところが、ある日唐突に、母親に5億円の大金を遺贈するという話が舞い込んでくる。遺贈したのは「放浪の相場師」と呼ばれた人物。何でも、母親が若いころ命を助けたことがあるらしい。この遺贈をきっかけに、一家は喧噪の日々を送るはめになり、ついには母親の過去を疑って父親は家出をしてしまう。「相場師」が母親に大金を送った真の理由を探して、少年とその親友で将棋部のエース島崎は調査を始める。 この作品の特徴は、ミステリーでありながら、「殺人事件」が出てこないこと。「ミステリー」=「殺人事件」という方程式に囚われている頭にとっては、とても斬新に感じる。少年向けということだろうか、中学1年生の二人の少年の活躍が、ユーモラスな文体でつづられている。しかし、事件の裏で描かれた複雑な筋書きは、大人のファンも十分満足させてくれることだろう。 この作品から感じ取れることは、「家族の再生物語」、「ホームズ&ワトソンの少年版物語」、「少年の成長物語」。たぶん他にもたくさんのメッセージが盛り込まれているだろうなんて考えていると本当に「今夜は眠れない」となってしまいそうだ。○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 4, 2009
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浜田駅から約12分ほど東へ向かって歩くと、「東公園」というかなり大きな公園がある。写真は、公園の案内図だが、これを見て分かる通り、野球場や陸上競技場、体育館など、色々な運動施設が敷地内に並んでいる。ここだけでも、結構大きなスポーツ大会が開催できそうである。○東公園案内図 この公園には、なぜかSLが安置されている。機種はC57。貴婦人の愛称で知られている機種である。実際に触れるのがうれしい。スポーツ好きだけでなく、鉄道ファンにも楽しめる公園だ。○東公園のC57 (続く)○「浜田川 浜田駅周辺をぶらぶら6 」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 3, 2009
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いよいよ最後の目的地である「国前寺」である。開基は1340年(暦応3)。日蓮の弟子日像が広島を訪れた際に暁忍坊という天台僧が彼に師事したらしい。その暁忍坊が開いた寺であり、最初は暁忍寺と呼ばれていたが、1656年(明暦2)に浅野家の菩提寺となった際に国前寺と改名された。山号は自昌山。日蓮宗の本山である。 この寺の仁王門も原爆により天井が大破するなどの大きな被害を受けたが、1955年(昭和30)に解体復旧工事が行われて昔の姿を取り戻した。よく見ると、左右の仁王さんがなかなかユーモラスな表情をしている。 ○国前仁王門 この国前寺では、ご住職から少し稲生物怪録についてのお話を聞いた後、掛け軸になった絵巻を特別に見せていただいた。何巻もあるのだが、原爆で建物が大破し、雨にやられたため、どうにか開いて見られるのは一つだけだという。この寺には、稲生武太夫の供養塔があるほか、武太夫が奉納したというばけもの槌が、毎年1月7日の13時より開帳されるとのことである。 (広島異界探検 完)○国前寺○「広島異界探検5ー愛友市場(広島市を歩く51)」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 2, 2009
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浜田市の中心部には、「浜田川」という川が流れている。浜田市を通って日本海に注ぐ二級河川である。街中を川が流れているというのはいいものである。水のある風景は心を和ませる。この川は、コンクリートの護岸ながら、適度に泥が堆積し、そこに緑が現れて、なかなかいい感じだ。川沿いの道は、絶好の散歩コースである。○浜田川 この浜田川に面白い名前の橋が架かっていた。「大学おおはし」である。実は、この橋を渡って約2キロ程度行くと、島根県立大学があるらしい。浜田市は人口わずか6万人程度の地方都市であるが、公立の大学が設置されている。大学があれば、若者が一時的にせよ、浜田市に住むことになり、街に活気が生まれる。キャンバスの雰囲気は嫌いではないので、時間さえあれば、どんな大学か覗いてみたいところだ。○大学おおはし (続く)○「ジェンナー像のある公園 浜田駅周辺をぶらぶら5 」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 1, 2009
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