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ゴスロリ衣装に身を包んだ怪物界の王女でクールビューティの「姫」が、姫の血の戦士のヒロ、人狼とのハーフのリザ、吸血鬼の令裡といった愉快な?仲間達と、姫の兄弟たちが放つ刺客と戦っていくという「怪物王女」(光永康則:講談社)の9巻。○「怪物王女9」(光永康則:講談社) 今回収められているのは、次の5話。・特急王女・超特急王女・決戦王女・湯煙王女・回帰王女 前3つの作品がこの作品のメインストリートともいえる内容、後の2つが、ちょっと脇道のエピソードといった構成になっている。前半の見どころ?は最終兵器に改造されたジャイアントロボじゃなかった姫の兄のエミールお付きの人造人間フランダースG。姫のもう一人の兄ギリアムはフランダースGを脅威とみなし、これを破壊しようとして、阻止しようとする姫たちとの戦いになる。このフランダース、以前巨大怪獣と戦った際に、ほとんど役に立たなかったが、今回もものすごい改造をされながら、やっぱり役に立っていない。 また、最後の「回帰王女」では、なんと13歳ころのキュートな姫ちゃんが出てくる。フランケン博士の実験で魂だけ4年前の世界に行ったヒロは、かわいい姫ちゃんに見とれてしまうが、そこでは姫を狙う不穏な動きが。果たして魂だけのヒロは、姫を守れるのか。○面白かったらポチっと1票! ○「怪物王女8」の記事はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 31, 2009
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「20世紀少年」の最終章が公開されるということで、日本テレビ系の金曜ロードショーで28日に放映されていた「20世紀少年 ~もう一つの第2章 ~」。 映画の「第2章」に未公開シーンを加えて編集しなおしたものだ。大筋は映画版と同じであるが、未公開シーンの挿入に加え、既に映画の記憶もかなりあいまいになっているので、新たな気分で楽しむことができた。 しかし、あの「ともだち」、何度見ても胡散臭い。この映画の伝えたいことは、人間が自ら考えることをやめると、あんな怖い世界になってしまうという警告だろうか。それとも一般民衆なんてすぐに独裁者に騙されてしまうという揶揄なのだろうか、ちょっと考えてしまう。案外そんなメッセージなんて無いのかもしれないが。 実は、原作の方は、絵柄が好みではないので全然読んでない。しかし、映画の方は、続きが気になってしょうがない。「ともだち」の正体と「新預言書」の続き、いったいどうなるんだろう。(原作)・浦沢直樹:「20世紀少年」(監督)・堤幸彦 (出演)・唐沢寿明(ケンヂ[遠藤健児])・常盤貴子(ユキジ[瀬戸口雪路」)・平愛梨(遠藤カンナ) ほか○原作「20世紀少年 1~22巻セット」 (浦沢直樹:小学館) とDVD「20世紀少年 第一章、第二章」 ○「20世紀少年」の公式HPはこちら○「20世紀少年 第1章」の過去記事はこちら○「20世紀少年 もうひとつの第1章」の過去記事はこちら○「20世紀少年 ~第2章 最後の希望~」の過去記事はこちら○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 30, 2009
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「図書館戦争シリーズ」の第2弾に当たる「図書館内乱」(有川浩:角川書店)。「メディア良化法」という法律を背景に図書の検閲押収を行う「メディア良化委員会」と戦う「図書隊」の活躍を描いた近未来SFハチャメチャ・ラブコメ物語である。 ○「図書館内乱」(有川浩:角川書店) 主人公は笠原郁という元気一杯な特殊部隊に所属する一等図書士の女の子。この作品では、「メディア良化委員会」と武力をもって戦うために、図書館も武装しているので、こんな階級がある。ちなみに図書士の上が図書正、その上が図書監となっているようだ。 今回も、郁の上官である小牧が人権侵害容疑で「メディア良化委員会」に拉致されたり、郁が特定の図書隠匿の容疑をかけられたりと色々な事件が起きる。特に小牧拉致事件での越権行為で日和見の図書館長代理が更迭され、新しい館長が赴任してきたことで、物語は新たな展開を迎えそうだ。 元々、この世界では図書館は行政派と原則派の派閥が争っていたが、この館長、更迭された前館長代理のように、あたふたしながら日和るのとは異なり、「組織にとって最も重要なのはバランス感覚です。」と言いながら自信を持って日和り、問題になりそうな雑誌を閲覧禁止にしてしまうのだから始末が悪い。でも、これって、この作品世界で図書館が武装してまで戦っている検閲行為と同じことだと思うのだが。実は彼の後ろには、意外な人物が糸を引いているようで、この後どう展開していくのかがとても興味深い。 ちょっとツッコミを入れたいのは、郁と同室の親友でクールビューティの柴崎の台詞。柴崎は図書隊で実験構想中の情報部候補生だ。「仕事のために恋愛ごっこみたいなこと平気でできるのよ。・・・(中略)・・・寝る必要あったら寝られると思うし。」 お前はマタハリか?図書隊の情報部って、いったいどんな裏活動するんだ? 今回一番痛かったのは主人公の郁。何しろ、高校時代からのあこがれの王子様の顔を忘れた挙句に、王子様の背中にドロップキックを食らわし、腕ひしぎをかけられて悶絶してしまったという、あまりにも痛ましい事実(笑)を知ってしまったのだ。逆に一番いい思いをしたのは、小牧かな。拉致事件をきっかけに、小さい時から彼に思いを寄せていた美少女女子高生毬絵との仲が進展したのだから。○「図書館戦争 」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 29, 2009
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写真は、山陽本線のJR柳井駅。 白壁の町並みや、金魚提灯で有名な柳井市の表玄関。 ○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 28, 2009
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かって鳥取城があった久松山の入り口に、フレンチルネッサンス様式の白い洋館が建っている。これは、「仁風閣」という建物で、1907年(明治40)に旧鳥取藩主池田家の別邸として建てられたものだ。ちなみに、池田家と言えば、岡山藩もそうだが、鳥取藩は家康の姫の血筋を継いでいることから、岡山藩より5千石ほど多い石高を与えられていた。 この仁風閣は鳥取県で初めて電灯・電話が使われた場所として知られている。今回訪れた時は時間が遅くてもう閉まっていたが、建物は、国の重要文化財となっており、山陰に残る唯一の明治期の洋風建築である。明治期の洋風建築に興味がある人ならぜひ見学しておきたいところだ。 (続く)○「わらべ館(鳥取市ちょっとお散歩5)」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 27, 2009
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北森鴻による「闇色のソプラノ」(文藝春秋)。作品の主な舞台は、架空の街である東京都遠誉野市。どこか遠野を連想させる名前を持つこの街は、唐突に歴史上に現れたという設定だ。遠誉野市の大学生・桂城真夜子は、たまたま、夭折した山口県の童謡詩人樹来たか子の作品に触れ、卒論のテーマにしようとたか子について調べ始める。 たか子は25年前に自殺したとされていたが、その一子である静弥は、偶然にも遠誉野市で美術教師をしていた。彼は、どこか不思議な感じがする青年であった。そして事件が起きる。 たか子の詩に魅せられた末期癌患者の弓沢が、病室を抜け出して殺害される。そして、静弥の親友だった東京の会社員高梨が轢き逃げにあって死亡する。事件の陰には、25年前の山口で起こった、樹来たか子の悲劇があった。○「闇色のソプラノ」(北森鴻:文藝春秋) 山口県出身である北森氏の作品には、よく山口県に関連したものがモチーフとして登場する。この作品に登場する童謡詩人樹来たか子のモデルとなったのは金子みすずである。ただし、大正末期から昭和初期に長門市で活躍したみずずに対して、樹来たか子は戦後に山口市で活躍したというように時代と場所についての設定は変えられている。 この作品では、色々な謎が提示されている。遠誉野市で起こった現在の事件の謎。二十五年前に山口市で起こったたか子の事件の謎。「しゃぼろん しゃぼろん」というたか子の詩に現れる不思議な音に関する謎。そして静弥自身に関する謎。 すべての事件が終わったかに思えた後も、更にその奥があった。多くの謎がクロスオーバーしながら、うまく収束してさせていく過程は、いかにも北森マジックという感じだろう。彼の得意な民俗学的テイストもたっぷりと感じられ、面白いミステリーに仕上がっている。○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 26, 2009
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豊国神社を観終わると、地図を見ながら六波羅蜜寺まで歩く。地図を見ながらどこかへ行くのは得意な方なのだが、途中でちょっと行き先が怪しくなったので、たまたま近くを歩いていた人に声をかけてみた。偶然にもその人も六波羅蜜寺へ行く途中だったので、今歩いている道で間違いないことが確認できた。 ところで、どういうわけか、若いころはよく女性グループからカメラのシャッターを押してくださいと声をかけられることが多かった。また、男女を問わず道を良く聞かれた。時には外国人にまで道を聞かれたのだから、当時はよっぽど声をかけやすい雰囲気をただよわせていたのだろう。しかし、最近は不思議なことに、ほとんどそんなことには無縁である。漂わせているオーラが声をかけにくいものに変わったのか。不思議である。 さて、この六波羅蜜寺だが、951年(天暦5)に空也上人により開かれ真言宗智山派の寺院で、西国観音霊場の大17番札所になっている。かっては広大な寺域を誇り、平安末には境域に多くの平氏の屋敷が立ち並んでいたそうだが、兵火により、いまは小さな寺になっている。 この寺の見どころは、空也上人像だ。念仏を唱える口から、「南無阿弥陀仏」を表す六体の阿弥陀が出ているという、教科書などでもお馴染みの仏像である。この他にも重文級の仏像を多く有し、仏像好きには外せない寺であろう。○六波羅蜜寺 (続く)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 ○「豊国神社 秀吉の夢のなごり 京都そぞろ歩き8」の記事はこちら 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 25, 2009
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うちの子の部屋から拾ってきた「サマーウォーズ1」(細田守/杉基イクラ:角川書店)。今、映画が公開され、話題になっているが、こちらでは、ちょっと郊外の映画館まで行かないと上映されていないようだ。漫画家の名前が妙に気に入る。もちろん「イクラ」が本名な訳がないが、つい名前が「イクラ」なら、姉妹に「タラコ」だとか「メンタイコ」だとかいるのかなと思ってしまった。調べてみると、「イクラ」氏は女性漫画家で、くおん摩緒というペンネームでボーイズラブ作品も手掛けているらしい。なお、この「サマーウォーズ」は、「ヤングエース」という雑誌に連載中とのことだ。「サマーウォーズ1」(細田守/杉基イクラ:角川書店) 主人公の小磯健二は高校の物理部に所属している数学の得意な少年である。この世界では、OZというネット上の仮想空間が実生活まで広く浸透しているようだ。小磯はあこがれの夏木先輩(女子)に誘われ、バイトとして夏木の田舎まで一緒に旅行する。ところが、何者かがOZに侵入し、健二がいつの間にか犯人として指名手配に。健二の暑い夏が始まる。 夏木の里では、曾祖母が各方面にものすごい影響力を持っていたり、親戚にOZ史上最強と言われるアバターのプレーヤーがいたり、OZを混乱させたAIの開発者がいたりといった風に、一族でなんでもありといったような、かなり強引な設定だが、この後の展開がちょっと気になる。○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 24, 2009
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「見えざる手」という言葉を聞いたことのある人は多いだろう。アダムスミス以来、経済学者たちは「経済は市場にまかせていれば、神の見えざる手によってうまく調整される」と主張してきた。すなわち、物の価格と供給(=重要)は、需要曲線と供給曲線の交点で定まるという高校の教科書にも出てくるあれである。 しかし、実際には市場が失敗する場合もある。さすがに今では、このような素朴な考え方を万能視する者はそうはいないであろう。「非対称情報の経済学」(藪下史郎:光文社)は、なぜ市場が失敗するのかを「情報の非対称性」という観点から説明しようとしたノーベル経済賞学者のスティグリッツの理論を彼に師事した著者が平易に解説したものである。 実は、市場メカニズムがうまくいくためには次の3つの条件があるという。1.ある市場で取引される財・サービスは同質である。2.市場で取引される財・サービスはの情報が完全であること。3.所有権が確立されていること。 しかし、私に言わせれば、この根底には更にもう一つの大きな仮定が潜んでいるのではと思う。それは、需要曲線だとか供給曲線といったようなものを「描くことが可能」であるという仮定である。試しに、経済学に詳しい人に、例えばパンの需要曲線を正確に描いてくれと言ってみるといい。いやな顔をされること請負である。つまりは、こういう風に考えたら、物事がうまく説明ができる(ように見える)というモデルで、定性的な説明をしているだけに過ぎないのである。だから、市場原理を重視する新古典派という経済の派閥は、そのモデルを作るために、あり得ないような前提を入れているということになる。 スティグリッツは、この前提のうち「情報が完全」であるということにメスを入れた。これはすごくまっとうなことだ。市場で取引されている商品についての情報のどの程度を消費者が知っているというのか。 それでは、非対称情報下の市場はどのような動きをするのだろう。本書では、有名なアカロフの「レモン市場」に関する研究について紹介している。ただし、ここで言われているレモンとは「欠陥車」のことだ。中古車市場の場合、車に関する十分な情報は売り手やディーラーしか持っておらず、買い手側は価格をシグナルとして判断するしかない。価格が上がれば、新車に変えるために車を手放す人が増えるが、価格が下がれば、そんな人は売るのを控え、欠陥車が増えてくる。伝統的な需要曲線は、価格が下がれば需要は増えるが、中古車市場の場合は、情報の非対称性のため、どの車が欠陥車か買い手は判断できず、価格が下がれば逆に需要が減ってくるのである。このような場合は、需要曲線は、放物線を横にしたようなカーブになり、供給曲線との均衡点が2つになったり、まったく均衡点がなくなったりする。 更には、非対称情報化の市場では、逆選択やモラルハザードという問題がある。逆選択とは、例えば、保険料を上げ過ぎると、リスクの小さい優良な加入者が保険市場から撤退し、リスクの大きな加入者だけが残ると言ったような現象であり、モラルハザードとは、保険に入っているがゆえに、かえって危険な行動をとってしまうようなことを言う。 なぜか市場に関する信仰は根深く、経済の専門家でないものでも、「市場原理」という言葉をよく使う。しかし、非対称情報化の市場では、市場は必ずしも効率的には働かないということを、経済学の専門家でなくとも分かりやすく解説した本書の存在意義は大きいであろう。○面白かったらポチっと1票! ○本記事は、姉妹ブログ3館の共通記事です。風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 23, 2009
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いとうのいぢ氏による表紙イラストが眼をひく「灼眼のシャナ16」。人間の存在の力を喰らい、世界のバランスを乱す「紅世の徒」(ぐぜのともがら)と、それを阻止しようとするシャナ達フレイムヘイズとの戦いを描いた人気シリーズの一冊だ。このイラストではシャナは剛剣・贄殿遮那を手に凛としてたたずむ。しかし、その瞳は深い苦悩を表している。○「灼眼のシャナ16」(高橋弥七郎:メディアワークス) 前巻では、シャナたちの前から坂井悠二が突如消えてしまう。存在の力を失い、初めからこの世界にいなかったことなってしまったのだ。元々悠二は、「紅世の徒」に存在の力を喰われた残りかすのトーチと呼ばれるものだった。このままではやがて残りの存在の力も消失し、この世に存在していたという痕跡も残さずに消えうせる運命だったのだ。だが、どこからか彼の体に転移してきた宝具・零時迷子の力により、毎日存在の力を回復することができ、今では並の「徒」など一掃できるくらいの実力をつけていたのである。 悠二を愛するシャナも吉田一美も彼が生きていることを信じていた。しかし、その期待は最悪の形で裏切られる。再びシャナたちの前に現れた悠二はもはや以前の彼ではなかったのだ。フレイムヘイズに敵する「伴」の集団「仮装舞踏会」の盟主、創造神「祭礼の蛇」として変貌した悠二がシャナたちの前に立ちふさがる。はるか昔、この世界に渡り、同朋に求められるままに多くの異物をふりまき続けた「祭礼の蛇」は古代のフレイムヘイズたちによって、「久遠の陥穽」に追放されていたはずなのに。 今回の物語は、アステカ神話に出てくるケツァルコアトル(羽毛ある蛇)神話を連想させる。はるか昔、アステカの人々に文明を授け平和をもたらしたという。この神も敵によって追放されたが、アステカを立ち去る際に復活を自ら予言していたという。ひょっとすると「祭礼の蛇」はケツァルコアトルをモデルにしているのかもしれないと思った。 ところで、この作品では、創造神が悪玉を演じ、シャナとの契約者である天罰神すなわち破壊神アラストールが善玉を演じている。創造と破壊の神が相対するような作品では、通常は逆の役どころを務めているのだが、この違いが、今後どのように作品に影響していくのだろうか。 元々悠二に有していた「零時迷子」は永遠の恋人フィレスとヨーハンのものであり、ヨーハンが蘇るためには悠二は消えなければならない。そんなややこしさの上に、今度は敵の親玉との合体である。この巻で物語は大きな転機を迎えた。しかし、作者は、このややこしさを今後どのように料理してハッピーエンドに持っていくのだろう。それともハッピーエンドなど想定していないのか。今後の展開がとても楽しみである。○面白かったらポチっと1票! ○「灼眼のシャナ15」の記事はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 22, 2009
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鳥取駅の前にある鳥取大丸のところから智頭街道を北にしばらく進んでいくと、左手に「わらべ館」が見える。わらべとは、「童」のことである。名前から想像できるように、中は色々なおもちゃがたくさん展示してあり、触れるおもちゃも多く、子供連れで楽しむことができる施設だ。私も鳥取に住んでいたころ、子供を連れて良いく行ったものである。開館は平成7年7月7日といういかにも縁起のよさそうな日に、’89鳥取・世界おもちゃ博覧会の成功の顕彰を目的として開館したとのことである。○わらべ館 (続く)○「鳥取駅の駅弁 お好みかに寿司(鳥取市ちょっとお散歩5」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 21, 2009
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今NHKの大河ドラマで、「天地人」が人気であるが、主人公の直江兼継に劣らず大きな存在感を持っているのが、笹野高史 演じる豊臣秀吉であろう。この時代の最高権力者なのだから、当然と言えば当然なのであるが、この秀吉を祀っているのが、方広寺の隣にある豊国神社である。 豊臣家が滅亡すると徳川幕府によって秀吉の神号は廃され、社領も没収されて、社殿は荒れるままに放置された。しかし、明治になってから、天皇家の功臣ということで、時の政府により再興され、現在の姿となっている。○豊国神社 (続く)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 ○「方広寺 淀君の無念ー国家安康の鐘 京都そぞろ歩き7」の記事はこちら 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 20, 2009
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これは面白い。「図書館戦争」(有川浩:角川書店)である。どんな作品かと一言で言えば「ラブコメ」だ。以前コミック版の「図書館戦争 SPITFIRE! 01」を当ブログで紹介したが、その原作に当たる。 ○「図書館戦争」(有川浩:角川書店) 舞台となるのは、日本の近未来を予想させる架空世界。「メディア良化法」という法律により、「公序良俗を見出し人権を侵害する表現を取り締まる」という美名のもとに、検閲押収が行われている。これを行っているのが、「メディア良化委員会」という国の組織。武装までしているのである。どこかレイ・ブラッドベリの華氏451度を連想させるような、とんでもない世界だ。これに唯一立ち向かえる組織が、なんと図書館なのである。こちらも「図書隊」という武装組織を抱えているが、もっぱら本を守るために専守防衛に徹している。図書館は地方自治体に所属している。 主人公は、笠原郁という元気な一等図書士の女の子。高校生のころ、書店本を買おうとしたときにメディア良化委員会の検閲が入り、本を取り上げられそうになった。その時に図書隊員が助けてくれたため、その「王子様」にあこがれて、図書隊に入ったのだ。郁の教官が、堂上という二等図書正。郁に言わせれば、「厳しくて怖くて性格もちょっと悪くて、尊敬できるところも少しはあり、分かりづらいがたまに優しい」人物だそうだ。もっともこれは、最後のころの評価であり、最初のころは何かにつけ反目していたのだが。 ラブコメが、非日常的な世界におけるドタバタ恋愛ものだとすれば、まさにこの作品、ラブコメの王道のような作品だ。郁と堂上の掛け合いが、とにかく吹き出しそうになるくらい面白い。しかし、そんなドタバタの中にも、「表現の自由」だとか「国と地方の関係」などについて考えさせられるようなところもある。○「図書館戦争 SPITFIRE! 01」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 19, 2009
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妙法院を出ると、次は豊臣秀吉の夢の跡とも言える方広寺へ向かった。この寺は、豊臣秀吉により建立された天台宗の寺である。東大寺の大仏よりも大きな大仏が造営されたとも伝えられているが、豊臣家の将来を暗示するかのように、地震や火災により幾度も破壊されて、現在のようなこじんまりとした寺となった。○方広寺 この寺には、有名な「国家安康」の鐘が残っている。銘文が家康を呪うものと言いがかりをつけられ、豊臣家滅亡の原因となったともいわれる鐘である。淀君の無念さが鐘に残っているように感じられる。○国家安康の鐘 (続く)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 ○「妙法院 京都そぞろ歩き6」の記事はこちら 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 18, 2009
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15日の土曜日は、終戦記念日ということもあって、フジテレビ系の土曜プレミアムで、「硫黄島からの手紙」を放映していた。第二次世界大戦における硫黄島での激戦を日米双方の視点から描いた硫黄島プロジェクトの一つで、日本側の視点からあの戦いを描いたものである。アメリカ側の視点から描いた「父親たちの星条旗」と対になる作品だ。○DVD「硫黄島からの手紙」&オリジナルサウンドトラック 東京の南1080kmに位置する硫黄島は、第二次世界大戦下における日米双方の軍事上の要地であったために、両軍の間で壮絶な攻防戦が繰り広げられた。この時死亡した日本兵士は約2万人、生還した者はわずか千人あまりだという。また、米軍側も約7千人という死者を出しており、史上希に見る壮絶な戦いであった。この作品は、硫黄島で、強大な兵力を備えたアメリカ軍との戦いに臨んだ栗林忠道中将以下日本兵たちの思いを描いたものである。 当時は、マリアナ沖で連合艦隊は壊滅させられた日本は、制海権、制空権を失い、硫黄島の兵たちは孤立無援の状況であった。そんな状況でも、彼らは国のためにと、まるでイナゴの大群のように海を埋め尽くすアメリカ軍に対し、勝ち目のない戦いに向かう。 この作品の教えてくれることは、精神主義に毒され人に死ぬことを強いる指導者の愚かさであろう。負け方を考えるのも指導者の責任である。いかに被害を少なくして負けるかということを考えずに、ただ人に死ねとしか言えない者は指導者の資格はない。 西中佐が負傷したアメリカ兵を救助したり、アメリカ兵が日本側の投降者を咥えたばこで射殺するといったシーンンも描かれ、触れ込み通り、日本側の視点に立った作品となっているといえよう。(監督)・クリント・イーストウッド(出演)・渡辺謙(栗林忠道陸軍中将) ・二宮和也(西郷昇陸軍一等兵) ・伊原剛志(西竹一陸軍中佐) ほか ○応援クリックお願いします。 ○関連過去記事・「父親たちの星条旗」風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 17, 2009
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以前紹介した、中学から女子デビューした14歳の男子・田代みずほを中心に繰り広げられるハチャメチャラブコメの「みずほアンビバレンツ」」(こいずみまり:双葉社)の第2巻。 今回みずほは、同級生のありすちゃんとちょっといい感じに。男の子に戻ろうかと思い始めたらとんだ邪魔が。実はみずほが女の子の格好をするようになった裏には意外な秘密が!一方ありすには悪い虫が接近。みすほとアリスの仲はどうなるのか。 どんどんとハチャメチャぶりが進んで、面白くなってくる。○面白かったらポチっと1票! ○「みずほアンビバレンツ1」の記事はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら***** 追伸 *****いつの間にかアクセス数が40万を突破していた。楽天ブログはスパムも多いし、このアクセス数はおそらくPVで、ユニークIPの方はどの位あるのかよく分からないし、約3年半で40万アクセスのペースが速いのか遅いのかも分からないが、一応の区切りとして100万アクセスを目指して頑張りたいと思う。みなさん、引き続きよろしくね。
August 16, 2009
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ちょっとレビューが遅くなったが、8日の土曜日の夜は、フジテレビ系の土曜プレミアムで「クライマーズ・ハイ」を観ていた。横山秀夫の同名小説を原作とした、堤真一主演による2008年公開の東映映画である。 1985年8月12日、群馬県御巣鷹山はまさに地獄絵図のような状況を呈していた。日本航空123便が圧力隔壁の破損により多くの524名もの乗員・乗客を乗せたまま墜落したのだ。生存者は僅か4名、実に520名の方が亡くなられた。この事故を題材にし、群馬県の架空の新聞社である北関東新聞の記者たちの暑い夏を描いた作品がこの「クライマーズ・ハイ」である。○DVD「クライマーズ・ハイ」 北関東新聞社の遊軍記者・悠木和雅は日航機事故の全権デスクに任命される。前代未聞の大事件に、悠木を初めとする記者たちは、地方新聞としての意地をかけて、無線機も持たない不利な環境の中で、大手新聞に負けじと必死の取材を行う。しかし、戦いは大手新聞社とばかりではない。「大久保・連赤」の体験に囚われた上層部や、売ることしか考えない販売局など、身内からも色々と足を引っ張られているような環境の中、悠木は自らの記者としての信念を貫き通そうとする。 ところで、この北関東新聞社の社長だが、超ワンマンとして描かれている。社員を自分の所有物と勘違いしているし、社長室は無駄に広い。気に行った社員には、子犬をやって、社員は子犬をもらって喜んでいる。ダメな会社の典型のようなもので、実際にこんな会社があったら、すぐにつぶれてしまうのではないかと思う。こんな社長にペコペコしている悠木たちがちょっとかわいそうになった。 「クライマーズ・ハイ」とは、登山者の興奮状態が極限に達して、恐怖感が麻痺してしまうことのようだが、この題名とストーリーの関係はちょっと分かりづらかった。(原作)・横山秀夫:「クライマーズ・ハイ」(監督)・原田眞人(出演)・堤真一(悠木和雅)・堺雅人(佐山達哉)・尾野真千子(玉置千鶴子) ほか ○応援クリックお願いします。 「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫:文藝春秋) 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 15, 2009
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韓国の女子高生の等身大の日常を描いた「おり姫の日記帳」(チョンアリ/花井道男:現文メディア)、これは面白かった。作者のチョンアリは、小学生のころから童話を書き始め、多くの賞を総なめにしてきたということだ。本作も、韓国で最高の賞金額を誇る「世界青少年文学賞」を受賞している。○「おり姫の日記帳」(チョンアリ/花井道男:現文メディア) 主人公のチンニョはおちこぼれの女子高生だ。チンニョとは「おり姫」という意味だそうだが、実態はそんな優雅なものではない。日本で言えば「スケ番」といったところである。もっともヨーヨーを武器にしたりはしていないし、やっていることもまだまだかわいいものだが。いつもいっしょにいるのが、ミンジョンとヨンジュの二人。ミンジョンはクラスでも成績が良く3人の中の参謀役といったところだ。ただし切れたら怖い。ヨンジュは実行部隊で、成績はチンニョより更に悪い。小学校にころはチンニョにいじめられていたが、今は仲良くスケ番グループを構成している。この作品は、そんなチンニョの日常を、ユーモラスでちょっぴりシニカルな語り口で日記風に綴ったものである。 出てくるエピソードが何とも愉快だ。極め付けをひとつ紹介しよう。チンニョたちが小学生のころ、「ウンコズボン」、「足がついた練炭」といったようなあだ名をつけていじめていた元同級生のチョン・キョンジャが、国民的美少女アイドルのチョン・ソナとして彼女たちの前に現れる。チョン・キョンジャの出演する番組に招かれた、チンニョとヨンジュだが、そこで、散々過去の行いを面白おかしく暴かれたあげく、チンニョはニワトリの鳴き声のモノマネまで披露させられてしまう。放映後、「チョン・ソラ、同窓生、ニワトリの鳴き声」と言う検索語でインターネット検索順位の上位にあがったというくだりには、思わず噴き出してしまった。 しかし、これでチンニョはなかなか義侠心に厚い面もある。バイト先のピザ屋で同僚にセクハラをして開き直っているマネージャーに、ボールペンでカンチョー攻撃を仕掛けて、店を首になったりしている。 その他の出てくる人々もとてもユニークで面白い。ミンジョンの父親は、彼女が問題を起こした時、叱りつける代りに二時間以上も娘の前で「父の青春」というポンチャック(韓国演歌)を歌い続けた。チンニョの父は、リストラされることになって、家族旅行に行った先でなぜかバンジージャンプに挑む。チンニョの兄もだいぶ変わっている。大学で瞑想サークルに入ったり、「オナラ島を探しに行く」といった置手紙を残して、どこかに消えたりといった具合だ。 とにかくハチャメチャなエピソードで溢れているのだが、そんなハチャメチャさの中にもちょっとしたほろ苦さや少女たちのたくましさなどが感じられ、読み進むにつれてどんどんチンニョの世界に引き込まれていく。ちょっと異色だが、感じるところの多い青春文学といったところであろうか。 なお、この本は、現文メディアさんより献本いただいたものです。とても面白い本を献本いただき、ありがとうございました。○面白かったらポチっと1票! ※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 14, 2009
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まだ日暮れまでにはもう少し時間があったので、もう少しあたりを歩くことにした。松陰神社から少し歩くと、やはり明治維新の立役者の一人である伊藤博文の旧宅と別邸が並んでいるところがある。○伊藤博文旧宅 伊藤博文は、元々は山口県でも周防の国の方に当たる熊毛郡大和町(現在は光市に合併)の生まれ(1841年[天保12])で、そちらの方にも伊藤公記念公園があるが、1854年(安政元年)に父が家族を連れて、萩藩の中間である水井武兵衛(伊藤直右衛門)の養子となったことから、この家に住むことになった。博文が28歳で兵庫県知事となるまでは、この家を本拠としていたそうだ。当時の典型的な下級武士の暮らしをしのばせる粗末な家であるが、この家から明治維新の原動力の一つが育ったのである。 この粗末な建物の隣に、比較的立派な建物があるが、こちらは伊藤博文別邸である。元々は東京の品川区にあったものをこちらへ移設したとのことだ。○伊藤博文別邸○萩ロイヤルインテリジェントホテル○「松陰神社3 松陰神社本殿 維新の故郷萩4」の記事はこちら (続く)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 13, 2009
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「鉄子の旅」(菊池直恵/横見浩彦:小学館)シリーズ全6巻の最終巻。最終巻だけあって、内容はなかなか豪華だ。 収録されているのは以下の8旅。・第41旅:『鉄子』in 韓国!前編・第42話:『鉄子』in 韓国!後編・第43話:天竜浜名湖(てんりゅうはまなこ)鉄道超グルメ旅!?・第44話:究極路線・大井川鐵(てつ)道・第45話:井川(いかわ)線・宇宙規模の旅・第46話:北海道秘境駅デートコース・第47話:江ノ電オススメデートコース~で・最終話:上信電鉄オススメ駅巡り~最後はあなたもご一緒に~ 41、42旅では、遂に「鉄子」が韓国進出を果たす。なぜか編集長も同行。実は「スイッチバック・ラブ」の編集長が来年廃止予定のスイッチバック駅を観たかったからのようだ。しかし、横見サンはちょっと元気がない。韓国語が分からないので、時刻表も読めず、食べ物も合わないからのようだ。その代わりに編集長の元気のいいこと。横見マジックに勝るとも劣らない編集長マジックを見せる。 さらに、44、45旅ではAFP通信の同行取材で、記事が世界配信。遂に「世界の鉄子?」に!また、47旅では、このシリーズでおなじみのきなこちゃんが、横見サンをただのお友達としか思っていないことが明らかになり、長年の読者の疑惑?に決着がつく。 これまであまり鉄に興味がなかった人でも、きっと体の中が鉄分で一杯になりそうな面白さだ。これで終わりとは残念であるが、実はこの後日談のような作品が1巻ある。それはまたの機会に紹介しよう。○面白かったらポチっと1票! ○「鉄子の旅5」の記事はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 12, 2009
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先般東京へ行った際に、新幹線の中から名古屋駅を写した写真。ちょっと変わった塔のような建物が見えるが、何だろう?○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 11, 2009
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上は、先般行った東京駅丸の内口から見た夜景。東京はビルが多すぎる。 こちらは、東京の江東区にある、とあるビルの窓から見た風景。見ているだけでくたびれそうだ。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 10, 2009
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続編が劇場公開されるためか、日本テレビ系列の金曜ロードショーで「ナイトミュージアム」が放映されていた。2006年のアメリカ映画だ。○DVD ナイトミュージアム 職探しに奔走するラリーが見つけた職は、自然史博物館の夜警員。ところが、その博物館は、夜になると展示物が動き出して、てんやわんやの大騒動。実は、博物館の所蔵しているエジプト王・アクメンラーの石板の魔力で、日が沈んでいる間だけ展示物たちが命を得ることができるのである。ところが、ラリーが息子を博物館に呼んだ日に、前の夜警員たちが、石板を盗んでしまう。最初は、展示物たちに戸惑っていたラリーだが、石板を取り戻すために、展示物たちを指揮して大活躍する。 夜になると、展示物が動き出すというホラー話はよくあるが、この映画には、そんなホラーらしさはまったくない。T-REX の骨格標本は案外かわいいし、こまっしゃくれたいたずら猿もでてくるし、モアイの模型もなかなかいい味を出している。セオドア・ルーズベルト(もちろん展示物の人形だが)はネイティブアメリカンの女の子に恋心を寄せていてちょっと微笑ましいし、石板の持ち主のアクメンラーも、この手の話で設定されがちな邪悪な存在などではなく、イケメンの気さくな王様だ。 何をやっても失敗ばかりだったというラリーも、息子の前で、展示物たちに対して、意外なリーダーシップを見せ、父親の威厳を取り戻したようだ。結局は、ラリーの父親としての復権物語のようだったが、なかなか面白く観ることができた。(監督)・ショーン・レヴィ (出演)・ベン・スティラー(ラリー・デイリー)・ディック・ヴァン・ダイク(セシル・フレデリックス) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 9, 2009
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こちらは、新大阪駅で買った駅弁の「うめ~たこめし」、850円也。ただ、この駅弁は大阪限定というわけではなく、JR東海の主な新幹線駅で売られているようだ。普段あまりタコは食べないのだが、夏季限定品らしいので、ちょっと買ってみた。実はこの名前はダジャレになっていて、うめ~というのはたこめしがうまいということと、梅とをかけているのだ。だから内容は、ほのかな酸味が夏にぴったりの梅ご飯としっかり味付けのされたたこめしの2つがメインといったぜいたくなものになっている。 二つの主役に挟まれて、真中に脇役のおかずも卵焼きやさつま揚げ、小茄子の煮物など美味なものが揃っている。地域限定ではないのが残念だったが、味の方は十分に満足。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 8, 2009
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魔女伝説の伝わる六軒島で繰り広げられる惨劇を描いた「うみねこのなく頃に」だが、既に当ブログでも紹介しているEpisode 1に続いて、 2の方も発売されていた。原作はもちろん竜騎士07、そして今回の作画は鈴木二郎である。 Episode 1では、謎の存在であった魔女ベアトリーチェが、今回はいきなり登場する。そしてこの巻での中心人物は右代宮家の使用人の紗音だ。美人ながら、いかにも悪そうな魔女と言った感じで紗音の前に登場したベアトリーチェだが、後半では、ちんすこうを茶菓に紗音と仲良くお茶してたりして、ちょっとかわいらしい。 ベアトリーチェにもう一度会いたいと嘆く右代宮家の当主金蔵に、寂しそうに「愛がなければ視えない・・・」とつぶやく姿は、とても極悪の魔女には見えない。 しかし、Episode 1で、私たちは、やがてこの島で惨劇が起きることを知っている。果たして、これから起きる惨劇にベアトリーチェはどのように関係してくるのか。そもそも、この作品は、「ひぐらし」シリーズのように、少しずつ形を変えながら繰り返されるような物語なのか、それとも同じ事件を様々な人物の視点から視るものなのか。とても気になる。○「うみねこのなく頃にEpisode 2:Turn of the golden witch(1)」(竜騎士07/鈴木二郎:スクエアエニックス)○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 7, 2009
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写真は、先日所用で東京へ行った際に、東京駅で買った駅弁の「深川めし」。値段は850円だった。この深川めしというのは、元々はアサリのむき身のみそ汁をご飯にぶっかけた、ぶっかけご飯のことを言っていたらしいが、最近はアサリの炊き込みご飯のことを言うことが多いようだ。さすがに駅弁でぶっかけご飯というわけにはいかないだろうから、この駅弁はもちろん炊き込みご飯タイプのものである。 中身の方だが、もちろんメインはアサリの炊き込みご飯。これだけでも、しっかり味がついていて美味しいが、上に乗っている穴子のかば焼きが一層味を盛りたてる。また、少々不細工な魚の甘露煮が二匹ほどご飯の上に乗っているが、これはあまり見かけないハゼの甘露煮である。これもなかなか珍味だ。これに、筍や蓮根などの煮物に、小茄子漬やべったら漬けなどの漬物が付いて、飯の味とよくマッチしている。○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 6, 2009
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フジテレビ系列の土曜プレミアムで放映されていた「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」。原作よりずっとイケメンの鬼太郎とキュートな猫娘が登場する実写版映画の第2弾である。2008年の松竹映画だ。○DVD ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 今回は、人間の恋人と結ばれながら、人間たちからいわれのない迫害を受けて千年もの長きに渡り封じ込められてきた妖怪「濡れ女」の哀しい話と、濡れ女を利用して、妖怪ガシャドクロを蘇らせ、人間たちを滅ぼそうとする悪玉妖怪の親分ぬらりひょんとの戦いのお話だ。 このぬらりひょん、いやに貫禄がああると思って良く見たら緒形拳だった。この映画の公開時期を考えるとこれが遺作になるのかなと思って調べてみるとやはりそうであった。まことにおしい役者を亡くしたものである。 さて、オープニングは、鬼太郎の誕生と、鬼太郎のおやじがなぜ目玉だけになったかというシーンで始まった。このシーンは、ゲゲゲの鬼太郎がまだ「墓場の鬼太郎」といって少年マガジンに連載されているときに読んだ覚えがあり、ちょっと懐かしかった。しかし、鬼太郎のテーマソングの一説に、確か「お化けは死なない」というのがあったように思うが、「鬼太郎の親、死んどるやないかい!!」とちょっと突っ込みたくなる。そういえば、鬼太郎は解かされたり、肉塊になっても再生できるのに、目玉おやじはなぜいつまでも目玉のままなんだろう。 面白かったのは、蛇を出すことしか能がない蛇骨婆と砂をかけることしか能のない砂かけ婆のオババ対決。まれにみる低レベルな戦いだった。この蛇骨婆、哀れなことに、ねずみ男の屁で頓死してしまう。どんな妖怪も一発で悶絶させるねずみ男の息と屁。もしかすると一番強いのはこのねずみ男なのかもしれない。でも事件の元凶はいつもこいつなのだから、鬼太郎もまずねずみ男を倒してしまえば、ほとんどの事件に巻き込まれないで済むのにと思うのだが、結構あくどいことをしても、いつの間にか皆に忘れてもらっているというのは本当に不思議なキャラである。もしかすると、これがねずみ男の最大の能力なのかもしれない。(原作)・水木しげる:「ゲゲゲの鬼太郎」(監督)・監督:本木克英 (出演)・ウエンツ瑛士(鬼太郎)・田中麗奈(猫娘)・大泉洋(ねずみ男) ・砂かけ婆(室井滋) ・間寛平(子泣き爺)・北乃きい(比良本楓)・緒方拳(ぬらりひょん)・佐野史郎 (蛇骨婆)・寺島しのぶ (濡れ女(なみ))・京極夏彦(鬼道衆頭目) ほか○応援クリックお願いします。 ○「ゲゲゲの鬼太郎」の記事はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 5, 2009
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活字中毒気味なので、本をくれるというとつい応募してしまう。先日も、「『楽天物語』ブログ紹介キャンペーン」というのに応募してもらったのがこの「新しい成功のかたち楽天物語」(上阪徹:講談社)だ。○「新しい成功のかたち楽天物語」(上阪徹:講談社) 「楽天物語」と言っても、別に楽天という会社の物語ではない。楽天市場でインターネットショッピングモールを運営して成功している9人の店長の物語である。収められているのは、次の9編。1. 癒し空間を創出する22歳、元ヤン(アロマランプ ラ・ベルジェ)2. バブル時のモデル、波乱万丈を辿る(レディスファッション ホンコンマダム)3. こだわりの職人にやってきた2度目の青春(鶏肉・放し飼い・有精卵 水郷のとりやさん)4. 地場産業復興に賭ける意地とプライド(ジュエリー工房 ベーネ・ベーネ)5. ネットで20億を売る男が目指す革命(ペット用品 快適ねこ生活)6. アラフォー・シングルマザーの決断(キッチン・日用品雑貨 自由が丘WING)7. 創業90年、老舗三代目の一大勝負(生地・布雑貨 Fabric Plus)8. 弟の遺志を継いだ姉の格闘(オフィス家具 田中スチール家具)9. ドロップアウトから登りつめた栄光(お兄系アパレルショップ SILVER BULLET) このように売っているものも様々であるが、読んでいくといくつかの共通するキーポイントが浮かんでくる。列挙してみると、1.自社製品に対するこだわり 例えばホンコンマダムでは、原産国ネパールから直輸入したパシュミナに他の洋服のコーディネートを提案するなど買い物を楽しんでもらうようにしているという。また、水郷のとりやさんでは、肉の繊維を壊さない完全手ばらしにこだわっているという。アイディアなりこだわりなどで、他社製品と差をつけるところがないと、結局はコスト競争に巻き込まれてしまうだけであろう。2.クレームに対する誠心誠意の対応 ネットショップをやっていると失敗もある。そんな場合は、誠心誠意お詫びをすることが大切だ。ネット時代で、失敗に対しては、たちまちのうちに多くの非難の書き込みなどが集まる。最近「ウェブはバカと暇人のもの」という本が出たが、実はそんな書き込みの多くは、その店で買ったことも無い者が行っているらしい。誠心誠意の対応を行っていれば、実際の顧客がかばってくれるという。もちろんこれは、製品の品質が良くてその店のファンがいるということが大前提だが。 ○ウェブはバカと暇人のもの (中川淳一郎:光文社 )3.仕事に対する熱意がある これは当たり前と言えば当たり前であるが、熱意なくしては商売は成功しない。特に、新しい商売のやり方を始めた場合、身内でさえも理解してくれるとは限らない。そんな中で、時には寝食も忘れて彼らは仕事に打ち込んでいくのはなかなか難しいことだろう。 この本は、ネットショッピングをやっているがもう一つうまくいっていない方やこれからネットショッピングをやってみようという方には大いに啓発されるところがあるだろう。しかし、ここに書かれていることをそのまま真似してもうまくいくという保証はない。なぜなら、成功の要件は、いかに自らの強みを活かしていくかというところにあり、それは個々の店によってそれぞれ違いがあるだろうから。○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 4, 2009
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日テレ系の金曜ロードショーで、「魔女の宅急便」をやっていた。今年は、「魔女の宅急便」誕生20周年だそうで、そんな昔の作品なのかと調べてみると、確かに1989年に制作である。今回初めて知ったが、この映画には原作があって、それが角野栄子による同名の物語・「魔女の宅急便」だということだ。○DVDと原作 この作品世界では、魔女は13歳になると家を出て、よその町で1年の修行をするという決まりになっているようだ。修行と言っても、別にお師匠様について魔法の修行をする訳でもなく、とにかく一人で何かして暮せということである。義務教育(この世界でもあるのか?)も終えてないような子に、一人で働いて暮せというのは考えてみれば、結構無茶な掟だ。 さて、この作品の主人公は、キキというかわいらしい女の子。やはり13歳になって、修行に出ることになった。しかし、この作品を見る限り、魔女と言っても、箒に乗って空を飛ぶことしかできないようである。はたから見ると不安がいっぱいだが、本人も両親もあっけらかんとしたもの。キキは、黒猫のジジと箒に乗って旅に出、コリコという港町に降り立つ。そこで、宅急便屋を開業し、時には失敗もしながらも、色々な人たちとの交流を通して、成長していくのがこの映画の大まかな内容である。 まだ小さいながら、一生懸命がんばるキキの姿が何とも感動的だ。黒猫のジジも何ともキュートで、キキのいい相棒役を務めている。この町でキキはトンボという人力飛行機に夢中なボーイフレンドを得、ジジに至っては何と家族まで作ってしまった。でもこの修行って、1年の限定だったはずだが、そのあとどうするんだろう(特にジジ)。原作の方には、書いてあるのかな。 ところで、魔女って、ブラシに乗っても空を飛べるんだね。ということは、ハリーポッターもブラシで飛べるのかなと、ちょっとつまらないことを考えてしまった。(原作)・角野栄子:「魔女の宅急便」(監督)・宮崎駿(声の出演)・高山みなみ(キキ)・佐久間レイ(ジジ)・山口勝平(トンボ) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 3, 2009
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「天使の散歩道」でちょっと遊んだ後は帰るだけだ。実は、この日は、渋滞のため、行程が遅れ気味だったが、最後はなんとか滑り込みで、観光バスは予定していたフェリーに乗り込むことができた。小豆島に渡ったのは、四国・香川県の高松港からだったが、帰りは、岡山県の新岡山港経由だ。 フェリーのデッキから眺める、瀬戸内海の夕日は何とも美しい。○瀬戸の夕日 そうこうしているうちに、新岡山港へ到着。岡山市に属しているが、市街地からはかなり離れているので、高松港に比べると、少し寂しい景色だ。さて、後はひたすら広島を目指すだけである。○新岡山港○小豆島国際ホテル (オリーブの風薫る小豆島 完)○「天使の散歩道 オリーブの風薫る小豆島4」の記事はこちら○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 2, 2009
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写真は、東京駅地下街の一画にある東京ラーメンストリート。八重洲側の地下街に何軒ものラーメン屋が集まっている。ちょっと前に通り掛かった時にはオーブンしたばかりでかなりの行列だった。ラーメンは好きだが、並んでまで食べるだけのこだわりは無いのでが、当然横目で眺めただけ。このときは列がかなり少なくなっていたようだが、少し落ち着いたのかな?○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 1, 2009
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