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浜松らんちう飼育日記(2009.9.10.31)我が家に於ける冬眠入りについて(その2)このところ、暖かい日が続いています。今日も良い天気になりそうです。早朝の池の水温は15℃以上あり、らんちうには1~2度/日ペレットを与えています。昨日は二歳・親池の水換えを行いました。今日は当歳池の水換えを行います。当歳魚の動きを見ていると、日に2~3度程度餌を与えてもよさそうですが、まもなく冬眠入りさせますので、控えめにしています。冬眠入り直前に体調を崩すのを避けたいからです。さて、今日は標題について、先日の続きを書いてみます。3.冬眠入り (1) 冬眠入りの時期 一般的には、11月の下旬から12月下旬にかけての期間が 多いように思います。翌春の3月下旬から4月下旬頃にかけて 産卵させるのであれば、その時期の冬眠入りで充分だと思い ます。我が家では、ここ数年その時期より1ヶ月早い11月上旬 に冬眠入りさせています。その主な理由は、初期の産卵状況 や産卵結果(1回目の選別)が思わしくない時、4月下旬までに もう一度産卵させたいからです。それと、早めに採卵出来れば、 その後の飼育を余裕を持ってやれるのも大きな理由です。 しかし、この暖かい浜松地方であっても、2月から3月に産卵 させる場合、水温を20℃前後に維持するための設備や用具が 必要となりますので、一般的には3月下旬から4月下旬にかけて の産卵日程で、冬眠入りさせるのがベストだと思います。 (2) 冬眠入り以降の日程 我が家の冬眠入りから翌春の産卵期までの大雑把な日程は 下記の通りです。 1) 冬眠入り 11月1日~10日の間に行います。 2) 冬眠期間 11月上旬~翌年1月中旬(冬眠期間:2~2.5ヶ月) 3) 冬眠明け(冬起こし) 1月の15日頃 4) 産卵時期 2月下旬~3月上旬(一番仔) 3月上旬~3月中旬(二番仔) 2.冬眠入り時の飼育管理 (1) 我が家で言う冬眠入りとは、それまで続けてきた給飼を止める ことです。11月上旬はまだ暖かく、魚たちは餌を十分食べ、活動 も活発ですので、冬眠といった感じではないと思います。しかし、 餌をまったく与えなくなると魚の活動は徐々にゆったりとしたもの となります。更に、餌を与えませんので、水換えもしませんから、 魚の動きは非常に静かなものとなり、徐々に冬眠状態に入って いきます。尚、冬眠中は餌を一切与えません。 (2) 冬眠入り後は、餌を切り、水換えもほとんど行いませんが、青水 で飼育しますので、青水があまり濃くなった時には、注し水をしたり、 濃すぎる場合には水換えをします。天候にもよりますが、例年で あれば、11月中に1~2回の水換えを行います。 (3) 魚たちを冬眠入りさせた後は、餌を与えませんし、水換えも ほとんど行いませんので、作業として行うことはほとんどありません。 我が家の場合も、冬眠期間の間は、作業らしい作業がほとんど なくなります。しかし、魚の状態だけは毎日見るようにしています。 書くほどのことではありませんが、我が家で行っているこの期間の 日常管理事項を列記してみます。 1) 魚の状態チェック 2) 青水の濃度チェック 3) エアーレーションの稼動チェック 4) 水温チェック 5) 通気状況のチェック これらのチェック作業は早朝と午後1時頃の2度冬起こしの時まで 毎日続けて行います。 この続きは次回(その3)に書きます。
2009.10.31
浜松らんちう飼育日記(2009.9.10.29)我が家に於ける冬眠入りについて(その1)10月も後2日となり11月が近づいています。この時期の気温は早朝で14~16℃、日中晴れで20~22℃あたりです。この気温帯では、魚たちは充分に餌を食べ、成長を続けています。しかし、この成長期は朝の気温が10℃を割り出すといよいよ終わります。この浜松地方では、例年11月の下旬に10℃を下回ります。したがって、冬眠入りさせるのは11月下旬から12月にかけての期間が適期だと思います。我が家でも、らんちう飼育を始めた頃は12月上旬に冬眠入りさせていましたが、最近では約1ヶ月早い11月上旬に早まりました。早まった大きな理由はいくつもありますが、稚魚の餌となるブラインシュリンプがいつでも入手できることと、年々気温が高くなっていることが主たるものです。それと、あまり遅くなってからの産卵では、その後の飼育期間が心配になりますので、早めに卵を採ってしまいたいという気持ちもあります。今日は、我が家に於ける冬眠前の準備、冬眠入り、冬眠中の管理、来季の繁殖(採卵)計画などについて、その概要を書いてみようと思います。1.種魚揃え (1) 一般的には、11月から2月にかけて、各地で交換会が開催 されますので、この期間に、不足する種魚を揃える方が多いと 思います。 (2) 我が家の場合は、冬眠入りの時期が早いので、既に種魚は 揃っています。2.冬眠前の準備 (1) 冬眠入りさせるまでに、下記の事柄を準備作業として行って います。 1) 冬眠させる魚の体力を充実させる。 2) 種魚間の鰓病に対する免疫を同じにしておく。 3) 青水で飼育する。 (2) 秋は魚が一番充実する時期ですので、特別変わったことを 行う必要はありませんが、我が家では栄養価の高いペレットを 与えています。ただ、これからの時期に餌を与える場合には 下記に注意したいものです。 1) 水温があまり低くなってからは、消化が悪くなりますので、 餌は与えないようにします。我が家では、最低水温が15℃ まではペレットを与え、15~12℃ではペレットを細かく潰し 水で練った団子を与えています。12℃を下回ると餌は与え ません。 2) 冬眠入り前に、魚が病気に罹った場合には、早期発見、 早期治療で対処し、治療期間を長引かせないことが大切です。 治療期間が長引くと魚が体力を極端に消耗します。 (3) らんちうが罹る鰓病は大変厄介なものです。特に、春先の 冬眠明け~産卵期に於けるらんちうの体力は弱っていますので、 その時期にらんちうが鰓病に罹るとなかなか治癒せず、産卵 どころではなくなってしまいます。我が家では、春先に種魚を 混ぜることがありますので、冬眠させる魚の免液体を同じに するよう秋の内に全ての魚を一緒にしています。こうしておけば、 春先に魚を混ぜてもほとんど発病しません。仮に発病しても 大病には至らないと思います。少なくとも、我が家の過去の経験 ではそのように言えます。この作業中に鰓病が発生しますので、 治療期間を出来るだけ短くすることが大切です。 (4) 我が家では、種魚たちを冬眠期間中通して青水で飼育します。 青水には、植物性プランクトンが繁殖しますので、魚が冬眠中も あまり痩せません。それと、青水には保温性があり、急激な気候 変動による水温変化を和らげてくれます。11月の中頃までは 青水は簡単に作れますが、早めに作っておくと後が楽です。 我が家では9月以降は常時青水で飼育しています。 (5) 冬眠前の準備作業として主に行っておくことは上記のとおり ですが、冬眠前に、予防のため一度薬浴させておくことも非常に 有効だと思います。我が家では、トロピカルゴールドとリフィッシュ で3日間薬浴させました。 この続きは次回(その2)に書きます。
2009.10.29
浜松らんちう飼育日記(2009.9.10.21)最終コナーいよいよ今年の品評会シーズンは、終盤まであと1週間に迫っています。今シーズンも各地の品評会で、多くの愛好家の皆さんが今年1年丹精して育てられた愛魚を観賞することが出来ました。我が家では、来月の文化の日に出品する予定の魚の最終調整を行っています。最終調整といっても、特別変わった事をやるのでは無く、体調を崩さないよう気をつけることと、洗面器慣れさせることぐらいです。幸い、魚たちの調子はよく、順調に仕上がっています。結果はともかく、品評会当日に元気な状態で出品させたいものです。これら出品予定の魚たち以外の魚も、現在のところ、元気に育っています。自家魚として、来季まで飼育する予定の当歳魚、二歳魚は11月上旬から順次冬眠入りさせます。11月の中旬頃まではまだ水温が高く、魚たちにとっては冬眠という感じではないと思いますが、餌をきることにより魚の活動は緩やかなものとなります。これらの魚以外に、交換会シーズンに出品予定の魚がいますが、水温が12℃以下になるまでは餌を適度に与えていこうと思っています。いずれにしても、今シーズンもいよいよ最終コナーに差し掛かってきました。
2009.10.28
浜松らんちう飼育日記(2009.10.15)魚の体調管理今朝の気温は6時で13℃とかなり低くかった。池の水温はコンクリートの池で19℃、塩ビの池で16℃であった。この水温になると、餌やりにはかなり気を使う。日中、晴れると水温が3℃は上がるので魚の動きは良くなるが、朝の早い時間は餌は欲しがるが、動きはもうひとつ鈍い。したがって、一回目の餌やりは、少し水温が上がる9時以降にしている。天気が良く水温が上がれば、午後の1時~2時頃にもう一度与えるが、魚の動きを見て、与えない時もある。雨降りや曇りの日には朝1度与えるのみである。特に、これから出品を予定している魚がいる池には餌は少なめに与え、体調を壊さないよう注意をしている。兎に角、健康第一で痩せなければ良いと思っている。画像: 二歳魚池 2009.10.15写 今日の水換え直後に撮影したものである。撮影時に 逆光になり、水面が波立っていたので、このような写真に なってしまった。PLフイルターを使かえば、もう少しましな 画像になった思うが、これでは魚の姿が分からない。 しかし、太りすぎず、又、痩せすぎでもなく、元気なことだけ はお分かり願えるのではなかろうか。兎に角、この時期 一番気を使うのは、魚の体調管理である。
2009.10.15
浜松らんちう飼育日記(2009.10.10)水温徐々に下がる今朝も花火が揚がっています。先週は我が地区の祭りがあり、今週は近くの地区でお祭りがあり賑やかです。昨年のこの時期は、9月のような暖かさが続きましたが、今年は昨年に比べて、低めです。今朝の気温は16℃で、これから14~15℃程度の日が続くようです。このような気候になっても、魚たちの食欲はまだまだ旺盛ですが、我が家では、回数を日に2回、与える量は控えめにしています。それと日照時間が短くなってきましたので、2回目の餌は遅くとも3時までに与えるようにしています。早く暗くなると、運動量が少なくなり、消化不良を起こしかねませんので、そのようにしています。餌を抑え気味にしても、我が家の魚たちは既に充分な大きさになり充実もしていますので、今のところ一安心です。それと水温が下がるにつれ、色揚がり状態も良好になっています。下記の画像は昨日の水換え時に撮影した当歳魚です。これらの魚は来季の種魚もしくは会用二歳魚として飼育を続けて行くものです。画像: 当歳魚、磐南桜2号(更紗系) 2009.10.9写 この時期になりますと、当歳魚が充分に大きく育っています。 水換え時に洗面器に入れて、待たせていますが、50cm2枚 に分けないと1池分が入りきりません。この洗面器に入って いる魚たちは磐南桜2号(更紗系)で、元々鱗並びや色彩が 綺麗な系統ですが、秋になりその特徴を良く表しています。
2009.10.10
浜松らんちう飼育日記(2009.10.9)シーズンの変わり目台風一過、今日は晴れた良い天候になりそうです。昨日は台風通過後の影響で、一日中強風で水換え作業が出来ませんでした。したがって、今日は一日中水換え作業に追われそうです。出品予定の品評会や交換会が全て終わるまでは、飼育池の数がまだ多いので、水換え時間はまだ短くなりません。さて、この10月は品評会シーズンの最盛期で各地が賑わっています。それが終わる11月上旬以降は、各地で交換会等が開催される等して、本格的な種魚探しや冬越し準備の時期に入って行きます。一般的に、種魚の冬眠時期は12月が多いと思いますが、我が家の場合は1ヶ月早い11月の上旬には冬越しの準備に入ります。これから、らんちうの繁殖を試みようと思っておられる経験の浅い方もおられると思いますので、参考になるかどうか分かりませんが、我が家における計画や作業について、今後数回に分けて書いてみるつもりでいます。
2009.10.09
浜松らんちう飼育日記(2009.10.8)台風18号通過 やっと、台風18号の暴風圏が去ったようです。まだ、強風は吹いていますが、先ほどから、晴天となり、台風一過の天候となりそうです。昨日の午後に、家の周りの飛びそうなものを片付けたあと、池の蓋の上に、角材を置き、その上にブロックを置いておきました。先ほど、家の周りや池を見て回りましたが、幸い何の被害もありませんでした。夜半から7~8時間、風が吹き荒れましたので、停電を心配しましたが、それも無く安心しました。同じ市内でも何箇所か、停電がありましたが、この地区に影響が無かったのは幸いです。今日はまだ風が強いので、水換えは出来ません。したがって、今日1日餌は与えず、明日の水換え後から、与えようと思います。今回の大きな台風が近くの愛知県の知多半島に上陸したにも拘らず、我が地区には大きな被害が無かったようなので一安心です。これから、北陸、東北、北海道と縦断するそうなので、皆さんくれぐれもご注意ください。
2009.10.08
浜松らんちう飼育日記(2009.10.5)水温測定昨日の好天から一転して、今日は曇り空になり、日中は雨になりそうです。この地方では、10月の中旬までは気温が安定し、らんちうを充実させるには好期です。今朝、久しぶりに飼育場(自宅の庭)の気温と水温を測定してみました。時間は朝の7時で、天候は曇り空、気温は18℃でした。水温はコンクリート製の池が21℃、塩ビ製の箱舟が19.5℃でした。過去の記録を見ると、10月下旬になると、朝の気温が15℃を下回りはじめますので、与える餌の種類や量に注意を要するようになると思いますが、それまでは充分に与えることが出来そうです。水温が低いときで15℃以上あれば、ペレットを主体に与えていても、なんら問題は無いと思っています。先日も書きましたが、来春の種魚たちは11月の頭から餌を切り、冬眠準備に入りますので、それまでの間、充分に餌を与え、充実させたいと考えています。環境、日当り、設備の違い等により気温や水温が違うと思いますので、時々測定してみると参考になると思います。我が家では、冬眠に入る前の10月下旬から、産卵期の終わる3月下旬までは、毎日早朝と午後の2時頃に、飼育場の気温と水温を測定し、記録しています。この記録は翌年の繁殖計画を立てたり、飼育管理に役立っています。
2009.10.05
浜松らんちう飼育日記(2009.10.4)錦友会品評会 今日は久しぶりに朝から晴れていて気持ちのよい1日になりそうです。昨日は、「金魚伝承」を発行しているPISCES社の取材を受けました。当日は雨上がりで風が強いため、金魚の撮影は難しいだろうと思っていましたが、流石はプロです、難なく次々と撮影をこなしていたのには感心しました。約20尾ほど撮影してもらいましたが、良い写真になればと思っています。さて、今日は錦友会の品評大会が浜松で開催されます。なかなか常お会いできない多くの方々に会えるのが楽しみです。又、沢山の美しいらんちうを観賞できることを楽しみにしています。
2009.10.04
浜松らんちう飼育日記(2009.10.2)秋雨前線今週は秋雨前線が発達し、曇りや晴れの日が多くなっている。今日も朝から降っていて、明日の午前中まで降り続くらしい。昨日は曇っていたものの、雨はそれほど降らなかったので、水換えは難なく行えたが、今日は雨合羽を着て作業を行うことになりそうだ。雨が降っていても、らんちう達は食欲旺盛で、良く食べる。しかし、このような雨では日中の気温はあまり高くならないので、餌のやり過ぎには注意しなければならない。気温が低いと、魚の運動量が低くなり、消化不良となりかねないので留意している。ところで、我が家の場合、来春の種魚たちを冬眠させるのは11月の初めを予定しているので、餌を与えるのは、丁度あと1カ月ほどとなった。これからの1ヶ月間は越冬する魚たちの体力を充分に充実させることと、病気にさせないことに注視し飼育して行きたいと思っている。一方、これから出品を予定している魚たちの飼育で、一番注意するのは、魚達が体調を壊さないようにすることである。そのためには、餌のやり過ぎは避け、水換えをしっかりやることだと思っている。それと何よりも魚の観察を欠かさないことが大切なことだと思っている。
2009.10.02
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