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♪ 七割の水に地球も人間も支えられもし苦しめられもし 図らずも地球と人体は、全体の七割を水が占めています。 偶然なのかあるいはその数字に意味があるのか良く分からない。 その水の占める割合が大きいだけに、ホンの少しの変化だけで全体のバランスを崩してしまう。 一個の生命体である地球の今後は、「水」が重要な課題になるそうです。 地球規模で水不足が懸念されると同時に、局地的な洪水と旱魃や砂漠化が起っていますね。 地下水の汲み上げ過ぎによる枯渇や塩害も顕著になっているようです。 何は無くてもいの一番に水。水が無くては生命体は存在できませんよね。 「湯水の如く」という言葉がある日本は山岳国です。 緑被率(山や森林で被われている割合)は67%で、森の国フィンランドの69%に続いて世界第2位なのだそうです。 身近に溢れているものは、その有り難さに気付かずにいます。 失って初めて気付くのでしょうか。 水にお金を払うなんて以前は想像も出来なかったですが、今では当たり前になって来ています。 山紫水明。水も滴る日本は世界一の国です。大切にしたいものですね。
2008.07.31
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♪ 五百年生きるイブキや荘厳の人しずまりし境内の夏 昨日、袈裟用の布を染めさせて頂いたお寺に出来上がった袈裟の写真を撮りに行ってきました。 そのお寺の境内には、樹齢五百年以上になるイブキの巨樹があります。 常滑市の天然記念物に指定されています。 百年以上になる木は神木といわれるそうですが、大樹というのは何か特別なものを感じますね。 この木の下にいると何だか荘厳された御仏に抱かれているようで、自然に畏敬の念が沸いて きます。そこだけ違う空気が流れている感じで、とても静かです。 小さな人間はその下で畏まっているばかりです。 巨樹に出会うとただただ圧倒されてしまいます。 人間には到底経験する事の出来ない永い時間を、同じ場所で黙々と生き続けてきた姿に感動を覚えるからでしょか。 私は昔から森が好きで、時間的金銭的余裕があったら全国の巨樹めぐりをしてみたいとずっと思って来ました。 いつか健康なうちに実現できたらと思っています。
2008.07.30
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♪ ねこ蚤の涌きてかなしき脛ならむかゆきに泣きし赤きてん点 何だかすごく痒い赤い点々が足の脛に四つ。 何時までも痒みが消えないところをみると、どうやら蚤に食われたらしい。 そういえば、チャミーが随分痒がっていて、蚤退治の薬を塗ってやらねばと思っていた矢先だ。 彼女がいつも寝る場所を見てみると、多量の抜け毛とともに蚤のフンが落ちている。どうやらそこで蚤が涌いたらしい。 そうです、ねこ蚤は人を襲うのです。 ネコはいつも同じ場所で寝るため、そこに蚤の卵が落ちて孵化することがあるんです。 仕事机の隅で涌いた蚤が、敷いてある絨毯の上に降りて獲物を狙っていたらしい。椅子に座って、仕事をしている間に食われたようだ。 その時は痛くも痒くもないので全く気付かなかった。ねこ蚤の痒さの特徴は、蚊などと違って一日経ってから猛烈に痒くなってくるんですね。 食われた箇所は3ミリほどのクッキリとした赤い点となり、蚊やダニとは明らかに違います。 強烈な痒さはその辺の柔な薬を塗っても治まらない。一週間は痒いと思う。それに比べれば、蚊のかゆさなんて一時間程で治まってしまうのでどうってことないね。 早々に蚤退治の薬を塗ってやりましたよ。 良く効く薬で、蚤はぺちゃんこになって死んでしまいます。
2008.07.29
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♪ 猛暑日やかくも愛しき雷雲の至福の音が近付いてくる 一転にわかにかき曇り、雷鳴響くは夏の醍醐味。 昨日の昼間、久し振りに黒雲が広がって、遠くに雷の音がしてきた。 あの容赦ない太陽を覆い隠し、シャワーが灼熱の大地を冷ましてくれる。 雷鳴さえ至福のシンフォニーだ。 しかし、なかなか近付いてこない。 遠くで鳴っているのを聞いているのは、愛しい恋人を待つ心境だ。待たされる時間が長ければ長いほど思いは募る。 しばらくして漸く大粒の雨が屋根を濡らしはじめ、雷鳴も伴って至福のショーが始まった。 しかしながら、今回の役者は少々小粒だったようで、大した盛り上がりも見せず幕は下りてしまった。 中途半端な雨は返って蒸し暑さが増すというもの。 大地だって薄皮一枚濡れただけでは、渇きを癒すところまではいかない。 それでも空を覆っている雲は暫らく留まってくれ、しばし灼熱地獄から開放された一日ではありました。
2008.07.28
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♪ 干潮の河口に遊ぶカイツブリ六羽のひいな蟹の如くに 早朝の美濃川の河口近くで、始めは何が動いているのか分らなかった。 橋の上から良く見ると、カイツブリの雛がちょこまかと餌を求めて動き回っているのだった。 浅い幾筋かの流れを行きつ戻りつ、茶色い小さな雛があっちへこっちへと動く姿は、まるで蟹が動き回っているようだった。 親鳥からかなり離れてしまうのもいたりして、上から見ていると心配になって声を掛けたくなる。 朝早いこともあって、人間を警戒する風もなく動き回る姿は何だか心和む風景でした。 久し振りに通る場所でのこの出会いは、三文いや三千円ぐらい得した気分です。 この日のウォーキングは、頑張って最も大外を回るコースを選定。丁度10キロあります。 5時過ぎに家を出て親方の作業場に寄ったら、飛んで日に入る夏の虫。 例の如く長話しとなった。 マドンナの専属コックが日本人で、かなりの人物らしいというような話を聞く。 それからパークロードへ回って、帰着したら、時計は既に大きく8時を回っていました。
2008.07.27
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♪ 赤道を連れ来しごとし太平洋高気圧いま日本は捕虜だ 何という暑さでしょう。 世界の中でもアフリカの赤道直下と中近東以外では、今の日本より暑いのはベトナムとタイの一部と香港・広州ぐらいです。 東南アジアの国々の中でも日本は赤道直下の国よりも暑いんですね。 沖縄の方が本土より涼しいんだから、沖縄に避暑に行く時代です。 北海道や信州などの元々涼しい地域は、暑さに対する抵抗力がない分大変でしょうね。 ★ 現在の世界の気温
2008.07.26
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♪ シの音でフ~ゥと一息その後の仕上げに叫ぶレの音のクゥ~ 灼熱地獄から帰って、先ず真っ先にシャワーを浴びたいですね。 蛇口をひねり、水の冷たさに思わず声が出る。 低く震えるように「シの音」で、フ~ゥと一息。 徐々に冷たさにも慣れ、停止した細胞が沸々と甦ってきて生き返ります。 しばらく冷たい水で冷やしたら、最後に熱い湯に切り替えます。 これがなんとも気持が良い。 全身の細胞がエクスタシーに酔いしれます。 あまりの気持ち良さに、今度は高い「レの音」でクゥ~と・・・・。
2008.07.25
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♪ Tシャツの模様は水芭蕉の花 茶人ゆかりの人の頼めり 六十路を越えた元気な婦人に水芭蕉の模様のTシャツを染めてほしいと頼まれた。 先日、紫陽花の模様をローケツと絞りを併用して染めてあげたばかり。 茶人を祖父にもつこの方は、何処となく上質なものを漂わせています。 歩くのが趣味で、毎週のように歩く旅行に行っていて、今年は尾瀬にも行ってきたそうです。 これは海島綿やトルファン綿にも引けを取らない高級素材のTシャツに染めてあります。 80/2(はちまるそうし)という極細の糸で織り上げたTシャツは、軽くてとても着心地がいい。 一度着ると、もう他のTシャツは着られなくなるほどです。 絹にも見まがう光沢があり、染め色の発色も大変良くて中間色の微妙な色相がとても美しく仕上がります。 薄い素材は細い糸で織られているわけで、上質の綿糸でなければ織る事が出来ません。ですから当然薄い綿素材は、薄ければ薄いほど高級なものになります。 本当に軽くて気持がいいと、この素材の虜になった彼女はいう。 もう普通のTシャツは着られないと、次の作品が出来上がるのを楽しみにしています。
2008.07.24
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♪ 解像度の大き写真のアマガエル送られ緑の洪水となる 暑中お見舞い申し上げます。 友人が京都の自宅で撮影した、アマガエルの写真をメールで送ってくれました。 デジカメで撮ったままのフルサイズの写真は、画面を大きく溢れて緑色の洪水となりました。 PCに取り込んで縮小して、やっと全体像を見る事ができた。 自宅のベランダに棲み付いたという、タテ6cmヨコ4cmの大きなカエルらしい。 半眼で暑さなんか何処吹く風という風情がいいね。 この写真を見ているだけで、何だか涼しい気分になってくる。 吾が地方は、毎日毎日35℃以上の猛暑日が続きます。 存外、湿度が低いので家の中にいるとそれほどでもないが、外はやけどをするかと思うほどの熱さです。 「暑い」というより「熱い」です。 旅先で買った田舎の主婦が漬けた、もの凄くすっぱくて塩辛い梅干。 暑くなる前はとても食べられるしろものではなかったが、この暑さの中ではそれほどに感じない。 丸々一個を飴玉のように食べている毎日です。 皆さん、無理をしないでご自愛くださいね。
2008.07.23
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♪池の面(も)をおおいいつくせしすいれんの 葉のゆらゆらとエビガニのぼりく 3キロほど南に昔は別荘地として栄えた、坂の多い鄙びた集落がある。 ある坂を登った突き当たりに、大型の睡蓮にびっしりと覆い尽くされた小さな池があります。 水面から飛び出すように繁った葉が、そこここでもぞもぞと揺れている。 何かと思って見ていると、エビガニが上って来て水面に体をだした。 エビガニはアメリカザリガニの別名で、私の生れた茨城県ではそう呼んでいました。 かなりの数がいそうで、「エビガニ釣りをする時は保護者同伴でするように」との看板まである。 背の高い金網で囲われていて、どうやってエビガニ釣りをするのだろうか。 落ちたりする事故があると、すぐに管理責任を問われる昨今は何処もかしこも柵だらけになっちまった。 昔はみんな自己責任で、自分たちで注意するため滅多な事では事故にはならなかったよ。 あっても誰も管理責任なんて口にはしなかった。
2008.07.22
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♪ 内容の分る表紙で文学の身近になれり白き蓮花 本の表紙は、内容を直接表さないというのが今までの常識だった。 その固定概念を破って純文学の表紙を、コミック風の内容の連想できるものにしたところ、随分若者に読まれるようになってきたという。 当世風というのか、小難しくて回りくどいものを敬遠する現代の若者らしい。 世の中どんどん単純になり、底上げどころか底下げ続きの下り坂。 純文学といえば、蟹工船がベストセラーになったり太宰治の人間失格が随分読まれたりしているようです。 似非繁栄の陰で苦悩する若者の姿が浮かんできます。 人を人として扱わない今の企業の状況は末期的で、断末魔にのた打ち回っているような印象があります。そんな企業の未来を想像できないし、その可能性も低いでしょう。 目先の事で手一杯で、とても未来まで手が回らないのでしょうが、それに巻き込まれて消耗されていく若者が気の毒でなりません。 この状況が、芯の強い形而上的精神と思想をもてる人間を養うという、いい方向へ働くことを願っています。 「何をしているか」ではなく「何を考えているか」が重要なんだということを、文学から読み取ってほしいと願うばかりです。
2008.07.21
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♪とばしり駆け抜けていくコメットの音符弾けるインプロバイズ 高速でチリを撒き散らせてゆく彗星の如く、ピアノの音をホール一杯に響かせて疾走する「上原ひろみ」のジャズ。 ただただ凄いとしか言いようのない早や弾きは、男もかなわぬ超絶技巧。 今や世界屈指の実力派。 若さを武器に果敢に挑戦するアスリートにも似て、どこまでもフィジカルな即興演奏は、夏の暑さも吹っ飛ばしてくれます。 バークレー音楽院を主席で卒業した実力は、海外での活動が多いことからも覗えます。 天才と言っていいでしょう。いや日本が誇る世界に通用する天才です。 彼女はどんな音楽もジャンルを越えて好きだといいます。 本当に音楽がわかるということはそういうことだと、私も思います。 彼女はこう言います。 「私はバッハもオスカー・ピーターソンもフランツ・リストもアーマッド・ジャマルも大好きです。それから、スライ&ファミリー・ストーンやドリーム・シアターやキング・クリムゾンもとても好きです。 そのほか、カール・ルイスやマイケル・ジョーダンのようなスポーツプレーヤーからも多いに影響を受けています。私は大きな大きなエネルギーを持ったあらゆる人々から影響を受けているんです。彼らは私の心に直接に働きかけてくれます。」 彼女は本物です。十年後、どんな演奏を聴かせてくれるのか、円熟の境地に入った演奏が非常に楽しみです。
2008.07.20
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♪ 日常を少し変えれば福徳の来たりて縁のめぐり巡りぬ 夕方に、いつもと違うコースをウォーキング。 そういえば近くにKさんの家があったなぁと、終盤近くに思い出した。 ハッキリした場所は知らなかったが、とある家を覗いてみると、運良くKさんが庭の手入れをしているところだった。 側を通ったからと声をかけ、久し振りに会えた喜びを語り合った。Kさんは以前、絞り染めを習いに何年か我が家に通っていた方です。 Kさんの家には色んな木が植えてあり、花や野菜も栽培しています。 その中に夏みかんの木が三本あって、以前に何度か頂いた事があります。 私が好きなことを思い出してくれ、まだ残っていたものを五つほどもいでくれた。 ここの夏みかんはジューシーで甘味があり、夏みかん独特の酸味が絶品のものです。 今時、夏みかんを丸ごと一個一人で食べる人はそうはいないらしいが、私の大好物です。 袋に入れて持ち帰ると、隣家のSさんが庭にいたのでお裾分け。確か娘さんが、私と同様に丸ごと一個たべるほどの大好物だったはず。 前の畑で野菜を栽培していて、収穫したばかりのものをお返しに頂いた。 また、このSさんは夏みかんの皮で作る砂糖菓子作りの名人でもあります。それで、Kさんの夏みかんは無農薬ということで大いに喜んでくれました。 以前にもKさんに頂いた夏みかんを差しあげて、砂糖菓子となって戻ってくるということが何度もありました。今年も多分・・・・・ 日常のちょっとした心の余裕から、幸せの種が生れ連鎖が始まります。 よくあるけど意識しないと通り過ぎてしまう、何とはなしのお話でした。
2008.07.19
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♪ 七分が九分となり駅までを歩く速度の遅まりし夏 年のせいか知らぬ間に歩くスピ-ドが遅くなっているらしい。 いつものように家を出て、危うく電車に乗り遅れるところだった。 定刻よりも電車が早く来る事があるのかと、時計を見ると定刻どおりだった。 遅れているのは自分の方だと知って、ちょっと落胆。 こうやって年をとって行くんだなあ。老化の訪れをこんな形で知るなんて。徐々にそうなっているのだろうけど、この暑さで動作もより緩慢になっているらしい。 昔、お祖父さんが言っていたのを思い出す。 まだ遠くにいると思っていた車があっという間に近付いてきて、轢かれそうになったと。 自分の中の時計が、周りよりもゆっくり進んでいるという事実を知った瞬間でしょうか。 一般的に老人はそれになかなか気付かず、事故に巻き込まれる羽目になるのでしょう。 気をつけないとなぁ。嗚呼。
2008.07.18
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♪ 心より五つ先ゆく還暦の齢となれり梅干ひとつ 皆さんもそうでしょう。精神年齢は実年齢より五歳は若いと思います。 体が先を行っているのか、心が遅れているのか分かりませんが・・・・・ 気は若いつもりでいても体がついて来ない実感を持つのは、60の坂を越える辺りのようです。 かんかん照りの夏の暑さが平気だった若い頃が嘘のように、この頃やけに暑さが堪えます。 最近の異常な暑さのせいもあるでしょうが、ちょっと情けない思いをしています。 70を越えても農業や漁業に現役で頑張っておられる人達を見ていると頭が下がります。 生きるためとは言え、凄い情熱だと関心してしまいます。 自然を相手の生活の醍醐味は、生きる事そのものと一体となっていることにあるのでしょうね。 この暑さを避けるのではなく、こちらから挑んで行くぐらいの気持でいかないと、と思います。 梅干食べて、しっかりお茶も飲んで「熱帯の夏を楽しむように」頑張って乗り越えましょう。
2008.07.17
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♪ 三面の大黒天を善男の祀り崇めむ水蓮の花 三面太黒天は中央に大黒天、左に毘沙門天、右に弁才天の合体神です。 大黒天は食生活を守り、毘沙門天は勇気と力を与え、弁財天は美と才能を与えるとされています。いずれも福徳を与える神として尊重されています。 比叡山延暦寺に祀られているものが特に有名で、最澄が祀ったものが最初と伝えられています。 秘仏となっているため見ることは出来ないのですが、レプリカがあり手に入れる事が可能です。秀吉が信仰し大出世したことから「三面出世大黒天」と称され、大変人気があります。 この仏像を自宅に祀り、毎日お経を上げてお参りしている30歳台の男性から先日、梵字の「三面大黒天タペストリー」の注文を受けました。 祀っている空間が少し淋しい感じがするということで、私のHPに梵字のタペストリーが有るこを知って、早々に連絡してこられました。 彼は三面大黒天の仏像をを祀るようになってから、いい事が多くなったとおっしゃっています。 制作に一週間ほどいただき、先日、無事お納めさせていただきました。 こんな風に飾られています。なかなか素適でしょ。 祭壇のお厨子の中に延暦寺レプリカの三面大黒天が祀られています。 我が家の庭の水鉢で、ミニ睡蓮が初めて花を咲かせました。 三日ほどで萎んでしまいましたが、丁度、三面大黒の梵字タペストリーを染めていた時なので、何だか深い縁を感じました。
2008.07.16
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♪ 一斉にせみ鳴きだせり8時前今日にも出るらむ梅雨明け宣言 さあ梅雨明けですよと、せみが一斉に鳴き出しました。 今年は、蝉の方が気象庁の発表を待ちかねて、それより先に行動開始したようです。 暑さを倍化させる蝉時雨。 アブラゼミよりもクマゼミが多いこの地方は、とに角”うるさい”の一言に尽きる。 温暖化の影響で、クマゼミの生息地がどんどん北上しているそうですね。 近い将来、クマゼミが取って代わってニーニ-ゼミやヒグラシの声が聞けなくなるかもしれないです。 クマゼミを知らない地方の方は、覚悟しておいた方がいいですよ~。 ちなみに、昨年(2007年)はアメリカの、17年周期「素数ゼミ」と呼ばれる周期的に大発生するセミの、シカゴなど米国中部での発生年にあたり、70億匹ものセミで大変なことになったようです。 今後17年間は、静かでちょっと物足りない夏を過すことになるんですね。
2008.07.15
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♪ 人の世のまだらもようのゆめもよう グレーの横にピンクの坐(い)たり 禍福は糾える縄の如し。 幸せの中の突然の不幸が人を苦しめ絶望の底に突き落とす。 また、悪いことは何時までも続かず、思いがけなく美しい薔薇が咲くこともある。 禍福門なし。 悪事を行えば災いが、善事を行えば福が得られるというように、自らが招くものとも言う。 理不尽なニュースばかりが目に入ってきます。 新聞とは悪事を伝える媒体かと思えるほど、悪いニューばかりが載っている気がします。 それらを赤のインクで刷ったら、紙面は真っ赤に染まるかのようです。 突然に幸せになったとか、どん底から抜け出した話とか、善談・美談をもっともっと紙面に載せてほしいと思います。 悪事は赤字でごく小さく、善事は大きく目立つようにして、どんどん取り上げていったら世の中もっと良くなる気がします。 人は知らず知らずに感化されるものです。 いいことばかりを目にすれば、人はそのようになって行くものです。 人の不幸を見たって幸せにはなれません。幸せな人を見て幸せになるのです。
2008.07.14
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♪ 万緑の光を放つ雑木林 一割波長の合えば良しとす 人類65億のすべてが唯一無二の個性を持っています。 一人一人は性格、価値観、感性、習慣、癖、嗜好、どれを取っても驚くほど違いますね。 同じ感性や価値観だと思っていた人が、意外な一面を見せて驚くことがあります。 料理にしても、勧められて食べてみても納得できたためしがないし、映画だって音楽だって微妙な感じでずれている事が多い。 自分と本当に気の合う人を見つけるのは、なかなか大変なことです。 私は最近、いろんな出会いの中で感じていることがあります。 自分と共通点・共感でき波長が合うのは、その人の全人格の「一割」あれば御の字だと思うようになりました。 一致し共感できるのは性格、価値観、感性、習慣、癖、嗜好など全ての中のせいぜい一割ぐらいのものだと思います。 それ以上は望むべきではないと思っています。 あなたはどう思われるでしょうか?
2008.07.13
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♪ すぐ切れる輩はまさにインパチェンス ちょいと触らなば弾け飛ばまし ”インパチェンス”名前の由来はラテン語で「impatient(我慢できない)」。 触れると種子が勢いよくはじけ飛ぶことからついたもので、和名はアフリカホウセンカ。 最近、一部の大人にはインパチェンスの様に、我慢できず・耐えられずに直ぐ切れてしまうものがいるようです。 堪忍袋というものを持ち合わせていないようですね。 学校で、病院で、電車内で、タクシーで・・・、いたるところに蔓延って弾けまくっている。 こういう輩は耐候性がなく刺激にも大変もろい。 栄養も偏っているのでバランスの良い肥料を与え、よく日光に当てやりましょう。 混植も避けた方がよさそうですね。
2008.07.12
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♪ 会うたびに幼き日々の里山を語る翁や初せみの声 ある人に会うと、必ず幼いころの美しかった故郷の思い出話が始まる。 綺麗な水の小川で魚と一緒に遊んだ話や、ホタルがいくらでも飛んでいた夏の夜のこと、などなど。体の中の細胞一つ一つに、刻み込まれるように記憶されている。 あたりまえの何処にでもあると思っていた風景。 そこは今、埋め立てられて住宅が立ち並び、昔の面影のかけらもないという。故郷喪失という現の中に、昔の夢の様な世界がフラッシュバックしてくるのでしょうか。語り始めると止まらなくなる。 折りしも昨日、知多地方では初せみの声を聞きました。梅雨あけ間近にちょっとせっかちな奴がフライングだ。 梅雨明け宣言を聞いているかのように一斉に鳴きだす日も近いようです。
2008.07.11
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♪ 新しい血が必要と数匹のメダカを放つ梅雨の晴れ間に 今では貴重な存在になりつつある「黒メダカ」。 我が家ではかなり前から、屋外の甕で飼いつづけています。しかし、毎年たくさんの稚魚が生れるのに、最後まで生き残るものが殆どなくなってきました。 近親交配を続けていることが原因だろうと思います。 先日、たまたま訪れた知人が大きな水槽にたくさんの黒メダカを飼っているのを知り、数匹を譲り受けてきました。二週間ほど経った今では、たくさんの稚魚が生まれて元気に泳ぎ回っています。多分殆どが無事に育って成魚になってくれると思います。 メダカというと「姫メダカ」しか知らず、黒いメダカを見た事がない人も多いようです。 京都辺りでは「黒メダカ」を一匹68円で売っているそうです。ちなみに「姫メダカ」は18円。しかし、そういうものは多分同じ場所で生育し続けている養殖メダカなので、直ぐに死んでしまうのでしょう。 自然を無視していれば自然はどんどん遠いものになっていってしまいます。小さな生物こそ大切にしていかなければいけないと思います。
2008.07.10
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♪ 誘蛾灯はオアシスとなりはからずも消え去りゆかむ地球のために 深夜営業のコンビには、当初、深夜族を引き寄せて非行の温床になるというような事が言われたりしました。 しかし現在の都会では、暗がりを照らし、ストーカーから逃れる避難場所であり、都会の一人暮らしの若者の孤独を癒すなど、様々な役割を果たしている存在となっている。 都会という砂漠に点在するオアシスとしてのコンビニ。それが今無くなりそうな状況となってきた。エコのためだという。まったく馬鹿げた発想だと思う。 たいした効果は無いと言うのに・・・。 もっともっと有効な方法は幾らでもあるものを、簡単に出来そうなものを生け贄にしようとする、相変わらずのお役所的な発想だ。 昔、オイルショックの時には街のネオンが一斉に消えて、それなりの意義があったように思う。実際の効果よりも、意識の喚起のための啓蒙には役立っただろうと思う。 G8では昨日、”「2050年までのCO2排出量を半減」を全ての国で共有する”という内容で合意したとのこと。具体的なことは案の定設定できなかったものの、米・中・印も含めた形で決着したのは、さすがに米・中・印にも共通の危機感を持っているという確認の形となった。 一刻の猶予も無いのです。そのことを認識させるドラスチックな政策が急務となっています。
2008.07.09
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♪ 夕暮れにヤンマの飛びてなつかしき昭和の揺れるみぎへひだりへ 珍しく大きな蜻蛉が夕暮れの庭を、すーぃ、すーぃ、と往復していた。 薄暗くてオニかギンかどちらだったかはよく分らなかった。 何だか嬉しくて、皆でその姿を目で追った。懐かしい昭和の風景が頭の中で揺れている。自分の育った子供の頃の田舎は、ウンザリするほど自然が一杯だった。 そして見事なほどに自然しかなかった。 その自然の息吹きが染み付いた体に、幼少期の原風景ともいえるものに出くわすと、側頭葉が騒ぎ出す。
2008.07.08
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♪ 鳴かぬ田のありてかわずに好みあり団地の見える里のにぎわい パークロードに沿って水路があり、その両側に田圃が広がっています。 ツチガエルが賑やかに合唱している田圃があると思うと、まったく鳴いていない田圃がある。また、不思議なのは水路の西側では蛙が鳴いているのに、東側にはその声が聞こえない。 農薬の濃淡とか種類とかが違って、餌となる昆虫がいなかったりするのだろうか。 いずれにしても蛙が鳴かない田圃は一種不気味な感じがします。ツボカビ病で日本の蛙が全滅する恐れがあるという話が、昨年大きく報道されました。 その後一年経って蛙が鳴いているのをみると、日本ではそんなに被害が広がらずに済んだのでしょうか。 ツボカビ病からカエルと日本を守ろう セミもカエルも一斉に鳴けばそりゃぁうるさいですが、全く声を聞かなくなったら淋しいものでしょうね。
2008.07.07
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♪ おもむろに朝もやの中のぼってくお盆のようなお日様ひとつ 今朝は、見慣れない薄ぼんやりした朝日が、輝きを失っったまま静かに昇っていました。 うす曇りで靄が掛かかり、ときどき雲が横切る様子などは春の宵の満月のようでした。 昨日の突然の猛暑のこともあって、今日は朝からギラギラした太陽が照りつけるのだろうと覚悟していたので、少し拍子抜けしたぐらいです。 それにしても昨日の猛暑には参りましたね。 徐々に体を慣らす間もなく、いきなり西日本では34~35℃となりました。これはさすがに応えます。 この気温は東南アジアのバンコックやマニラ辺りの気温に近いですね。 西日本は赤道直下のマレーシアやインドネシアよりも暑いということのようです。 こんな日本に誰がした?
2008.07.06
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♪ フェレットの歩き疲れてワニのように 伏して動かず縫いぐるみかな 団地でフェレットを飼っている人がいる。 散歩に連れ出すとよく歩き回るらしい。 しかし、見かけるときはいつも歩き疲れて帰ってくる時ばかり。 団地のコンクリートの床に腹をベタッとつけて動こうとしない。冷たくて気持が良いのだと言う。 手品師のマギー審司が操るように、ちょこまかと動き回るフェレットをまだ見た事がない。 ドテっとして動かないフェレットは縫いぐるみそのもので、生きている動物にはとても見えない。 飼い主が片手でひょいと持ち上げてぶら下げみても、まったく動く素振りさえ見せない。 ”マギーのように動かしてみて”と飼い主に言ってみても、縫いぐるじゃないので、そう思うようにはいかないみたいだ。
2008.07.05
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♪ 沈黙の言葉を語れ若者よ己が魂(こころ)と向かい合うべし 自己と向かい合おうとしない若者が増えているという。 そういう輩は何でも人のせいにし、弱くてずるく無知で孤独な自分を認めようとしない。 情けないほど無力な自分と向き合って、どん底から這い上がるためにもがき苦しむことに、生きている意味があるというもの。 そういう体験を積み重ねていってはじめて、心に襞を作って豊な人間性を築いていけるのだと 思います。 嫌な自分と向き合い魂と対話して、人間とはどういうものなのか、自分は一体何ものなのかを 問い続けることが人生。 逃げ場ばかりを求めないでジッとそこに留まって、自問自答してほしいものです。
2008.07.04
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♪ 1年の上死点なり半夏生 静かに暮れゆ7月2日 1年の折り返し点となるこの時期は、何だかとても静かです。 花の時期が終わり植物は寡黙に葉を繁らせて、結実の時へと移っています。 ネコの恋もすっかり冷めて、平和な時を静かにまどろんでいます。 ざわついていた生きとし生けるものたちは皆、内向きの充足に満ち満ちているんですね。 上死点のような折り返し点を過ぎて間もなく、にわかに騒がしい季節がやってきます。 シトシトとおとなしく降っている梅雨も、末期には大雨となることも多く、騒然として後半の幕が上がります。 クマゼミが競うように鳴き出し、ジリジリと狂ったように太陽が照り付けます。 嵐の前の静けさとも言えるこの静かな時間をあと少し、いとおしんで過ごしたいものですね。 半夏生(はんげしょう) 雑節の一つで、半夏(烏柄杓・からすびしゃく)という薬草が生えるころ。片白草(カタシログサ)ともいう。 七十二候の一つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて 11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。 毎年7月2日頃にあたる。 農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業(田植え)を終え、この日から5日間は休みとする地方もある。この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだ り、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりした。 また地方によってはハンゲという妖怪が徘徊するとされ、この時期に農作業を行う事に対する戒めともなっている。 ウィキペディア(Wikipedia)より
2008.07.03
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♪やまばとの鳴くつゆぞらを見上ぐれば値上げのアラシ灼熱の夏 今年も半年が過ぎて後半戦に入り、憂いばかりが募ります。 あの梅雨空が覆っている空の向こうには、灼熱の太陽が控えています。 長期予報では今年も猛暑の予想を伝えています。連日の炎熱地獄のような日々が待ってい ます。 あらゆる物が値上げされ、景気後退から買い控えも進んで、益々景気が悪くなりそうな気配です。 こんな時に、消費税を上げるなんて馬鹿なことを平気で言い出す大馬鹿者がいる。 まったくの不感症の無神経の無知の脳天気だ。 一体この国はどこへ行くのだろうか。 船頭多くして船山に登るのも困るが、誰も責任をとらない自衛艦のようなこの国の中枢にはまとも な船頭が一人も乗っていない。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.07.02
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♪ はじかれて自死せし人の三万余 舗道に散りしやまももの実よ 自殺者が三万人を越え、10年続いているというこの国。 周りには多くの人が共に暮らしているにも関わらず、孤独の中に埋没してしまっているかのようだ。 謙虚な故か、人のせいにせずに自己を責める内向的な性格が災いしている。 自然崇拝、自然信仰の絶対神を持たない民族。「もののあわれ」を美学にもち、無常観と滅び行くものへの共感。そしてデリケートな感性と。 日本民族の多くの優れた特徴が、価値観の偏った現代社会との間でバランスが崩れ、行き詰まってしまっている。
2008.07.01
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