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♪寒空のすぐ暮れゆきて夜半の端 鳥は長夜をいかに過ごせむ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼日が短くなってあっという間に陽が沈みます。長い長い夜を鳥たちはどうしているのでしょうか。30日の名古屋地方は、夕方16:41に日没となり、朝は6:41の夜明けです。この時期、一日の内14時間が夜なんですね。この寒くて長い夜を、ただジッと寝ているしかない鳥や昼行性の動物にとって、つらい季節に違いありません。新聞の発表ではこの不況のあおりを受けて、非正規雇用の従業員が3万人の規模で解雇されるという。再雇用の望みも薄く、一体この人々はどこへ行くのでしょうか。こういう時代になると資本主義社会は成す術もありません。不採算なものは無条件に「切り捨て御免」となり、その犠牲者を救済する責任も持ちません。ホームレスが増えることが懸念され、犯罪が増えることも危惧されています。体毛も持たず高度に進化した人間という生き物が、野生動物と同じ環境に置かれるという皮肉な社会。他人事ではありません。いつ何時自分がそういう状況にならないとも限りませんから・・・・全ての存在が幸せになるためには、窃取、搾取のない野生動物のような秩序を持つしかありません。万物の霊長としての人間が野生動物以下というのはどう考えても解せないことです。 弱肉を強食せしは野蛮なる自然淘汰のピラミッド。弱者は滅び強者蔓延る。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.30
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♪半時の二羽のオウムの鳴き合わせ不毛の園の逃首凍論 ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼28日初めての党首討論が開かれTV中継されました。予想通りの展開で、お互いが正当性を言い張るばかりで何の進展もありません。第2次補正を巡り双方とも同じような発言の繰り返しで、議論は深まりませんでした。30分はあっという間に過ぎて、前向きな話をする気配もなく単に矛先を避けたにすぎない麻生首相は、さぞホッとしていることでしょう。小沢党首も口べたの議論下手が、エンジンの掛からぬままに終わったという感じ。一応形だけは初めての党首討論を実現させて、これまたホッとしているのかも知れません。世論の声を無視して逃げている間に、どんどん解散のタイミングを逃している。世の中、自分の利益や地位を守ることだけが目的のような企業や政治家ばかりで、自己保身社会とでも言うのでしょうか。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.29
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♪一年に2度あるものはボーナスと小原の里の二季咲くさくら ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ボーナスには元々縁のない生活ですが、この時期に咲く桜もまた珍しいものですね。愛知県の三河地方の小原村には至る所に咲いていて、紅葉と色の饗宴と言ったところでしょうか。樹齢100年の名木をはじめ、村内に約六千とも八千本とも言われる四季桜が今まさに満開中です。 マメサクラとエドヒガンサクラを掛けたものといわれ、鎌倉の瑞泉寺(神奈川県)の「冬桜」、三重県白子の「不断桜」、三ケ日(静岡県)の「十月桜」と並んで冬に咲く桜として有名のようです。 12月間近となってさすがに紅葉は散ってしまったようですが、23日ごろが最高の見頃だったようです。私は人込みを避けて、と思っているうちに行くタイミングを逃してしまい、来年はぜひ行ってみたいと思っています。 この秋に精一杯咲いた桜は、やはり春は花の数が少ないそうです。 今年の暮れのボーナスはどうだったのでしょうか?来年の夏のボーナスは相当ダウンの覚悟でしょうね。貰えるだけでもありがたいと思ってください。そんなものには縁のない人達も多いんですからね・・・・・。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.28
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♪古に「あわれ」と言いし事の葉のいまや「やばい」と言ふことあわれ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼一つの言葉に色んな意味を持たせて使うのは、何も今に始まったことではないみたいですね。平安時代は「あわれなり」という言葉を色んな意味合いを持たせて使っていたようです。本来は、感動した時の状況をいう形容動詞用法として、また、そのような状況のときの感情、心のありさまを表す名詞用法として使われます。その用法が拡大して、かわいそうな、物悲しい、感慨深い、しみじみとした、気の毒な、侘しい、愛しい、やさしい、感心な、尊く有難いなど、さまざまな表現に盛んに使われるようになりました。一つの言葉に色んな意味を持たせたものを多義語というのだそうです。今、若者たちは「やばい」を多用しますね。美味い、上手い、楽しい、嬉しい、面白い、かっこ悪い、カッコいい、凄いなど、本来の意味を大きく越えた使い方をします。便利だからと言って何にでも使うというのは、非常に怠慢な感じがします。言葉を選ぶという作業を放棄して、安易に話を流そうとするのは、失語症一歩手前かなどと思ったりしてました。しかし、平安時代にも同じような言葉の使われ方があったというのは面白いですね。短歌をやっていなければ、知らずに過ぎていった事かも知れません。「てにおは」や「こそあど」も手紙を書く様なことがない限り、気にもせずに過ぎていってしまいがちです。言葉は生き物ですから、時代や文化、生活・社会状況によってどんどん変化していくものなんでしょう。古典の言葉なんか今ではさっぱり分からないわけですから、今使っている言葉だってあと100年もすればずいぶん変わっているんでしょうね。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.27
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♪対談に木々ゆれまどい崖の上ポニョの作者は母を語りぬ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼崖の上のポニョが、生まれる前から完成までを追ったNHKの番組を観ました。宮崎駿監督67歳。4年の歳月をかけて、幕引きのための恥ずかしくない作品をつくるという思いを込めた力作。作画は手書きにこだわったそうです。5秒のシーンに一週間を費やし、12秒のシーンに1613枚の絵を使ったという。作画総数17万枚という気の遠くなるような作業の末に出来上がったもの。企画が出来て寝かせている間に、引出しにいろんなアイデアが溜っていくいく。ストーリーはできていても、実際の絵は制作しながら創っていく。エンディングはその段階では分からない。アイデアを考えるのは半径3mでいいのだと言う。歩き回っているうちに目に入ってきたものがアイデアとなってワンシーンとなる。そしてその都度少しずつリアリティーが増えていく。ストーリーをなぞっていくだけではダメで、本筋ではないが何か印象に残る「わさび。のようなシーンが必要だといいます。映画は空想から生まれるものではなく、すべては内なるものから生まれるものだとも。どうしたって作者の本質が表れてしまうものでしょう。ラストシーンのアイデアが固まらず、相当な時間を費やしてやっと生まれたのが、ポニョがトキ(養老院にいる老婆)の胸に飛び込んでいくラストシーン。実はこの「トキ」こそが宮崎駿氏の実際の母親を描いているのだという。かつてのアニメには必ず母親が投影されていることを、彼は認めています。子供のころ、気の強い母親に特別なことをしてもらった記憶はあまりないといいます。結核菌が脊髄に入るという病気で、晩年は寝たきりだったたそうです。しかし、母親への思いが強いのは、ご自身が体の弱い子供で、母親にずっと心配をかけ続けていたことにあるように思います。就学前の彼は、そういう意味で母子関係が濃密だったに違いありません。その後成人して後、病気で自由を奪われていた晩年の母を助けてやれなかった、という積年の思いが心に澱のように溜っているのでしょうか。母親を語る宮崎駿氏の姿は、5歳のポニョそのものなのかも知れません。 インタビュアー中で、窓外の木々が大きく風に揺らめいているのが、何故かとても印象的でした。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.26
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♪蒼々と水に静まるこの星の内に怒りのマグマ燃やせり ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼世界の哺乳類の4分の1の1141種が絶滅の危機にあり、その内の188種は絶滅寸前で、うち29種が手遅れだという。もしも人間が地球から居なくなったら、というのをTVでやってましたが人間が居なくなれば、地球上のあらゆる生物が喜ぶことでしょう。何せ人間は、地球にとって最も不自然な存在なのですからね。現在の人口67億人。このまま人間が増え続ければ、2050年には91億に達するという予測。あと40年で5割近く増えるという恐ろしい話です。人の住める空間はことごとく開発されて、自然はほとんど無くなってしまうのでしょうか。食料不足が深刻化し、ビルの屋上で芋を作るのは当たり前となり、都会でも農業をするような事が盛んになっていくのでしょうか。自然の中にある食べられる野草なんて、あっという間に根絶してしまうでしょう。こういう事が頭をよぎってか、先日、改良中の狭庭に植える野草を採りに行った時、野菊などの他に「ノビル」を採ってきて、庭の隅っこに植えました。そのうち庭の景観の中に、「食べられる植物を植える」というのが常識となって、皆がこんな事をやるようになるのでしょうか。ヤマウドなどは以前から根ごと掘り上げていく人が絶えず、とうとう無くなってしまったところがあります。この先、いったい人間は、地球は、どうなっていくのでしょうか。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.25
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♪怪物の異名を取りし親方の服に刺し子の補修跡あり ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼子供のころから破天荒だった大工の棟梁。朝のウォーキングの帰り道、久しぶりに作業場に足を伸ばして元気をもらってきた。常識のある人だが常識を超えたところで生きている豪傑で、噛みつき癖のある犬が顔を見れば尻尾を巻いて逃げるような益荒男だ。75を過ぎても怪物ぶりは健在で、二階家の棟上げを控え、尺角の通し柱を一人で操っている。 そんな親爺の姿を久しぶりに見るなり、最初に作業服に目がいった。何かがしてあるのです。よく見ると、びっしりと刺し子がしてあるのです。使い込んで傷んでも簡単に捨てるようなことはせず、使えるうちは手を入れてとことん使う。それで刺し子。それもきちんと針目を揃えるようなことはせず、傷んだ個所をランダムに執拗に刺してある。 合理主義の親方がやりそうなことで、すべからく必要と思ったことは見てくれや常識を超えて「親方流」でやる。応用の利く柔軟な頭で、工夫しては何でも自分でやる。図体に似合わず細かいところがあるんだ。こうと言ったら有無を言わせぬ頑固なころがある反面、馬鹿な事を言っては人を笑わせる話術も巧みな変人だ(笑)。無農薬・有機栽培のいもを、親方流でストーブで焼いた「焼き芋」を一つよばれ、元気をもらって帰って来た。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.24
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♪冬の空高くダリアの咲きいたり里に異人の住みいるごとく ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼この花を初めて見たときは小さな驚きをもって見入ってしまいました。木枯らしが吹く寒空に3m以上もあろうかという高さに、大ぶりのピンクの花が咲いていました。名前も分からずにいたところ、新聞にスナップ写真と共に珍しい花が咲いた旨の記事が載り、図らずも名前を知ることとなりました。「皇帝ダリア」というメキシコ原産の花だそうで、木立ダリアともいうダリアそっくりの花です。園芸好きの人たちにはよく知られているようですが、この地方ではまだまだ珍しい花です。今朝のウォーキングで佐布里(そうり)の里のある一角、数軒の家々の庭に高々と咲いているのが目につきました。今まで全く気がつかなかったのが不思議。なんせこの時期、凄く目立つ花なんですからね。今年初めて咲いたのかも知れない。珍しいので誰かが手に入れて、それぞれの家で分け合って植えたんでしょうか。その集落の一角に、中南米の人が住んでいるかと思えるような異国情緒を感じました。軸がスーっと伸びて竹のように節があり、節ごとに切って挿し木で簡単に増やせるらしい。白花のものもあるみたいですね。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.23
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♪この頃は助手席が吾の指定席ナビゲーターは口喧しき ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼左目も網膜剥離をし白内障となり人工レンズになってから、どうも左側が見にくくなった。それで最近はもっぱら運転をカミサンに任せて、自分は助手席に座ることが常となりました。運転が好きな彼女は喜んで(多分)長距離でも何処へでも運転して行ってくれます。それで、助手席にいる立場としては何かと色々言いたくなるものなんですね。やれ車線を変えろとか、反応が遅いとか、男から見ると女性の運転は一々気になることが多くてついつい口が出てしまう。 因みに、秒を争う「ラリー」の助手席でコースの状況を事細かに運転手に伝えて、コースをアタック する手助けをする役目をナビゲーターと言います。 ま、普通のおばさんよりは運動神経もいいし運転好きなせいか、反応は早い方だとは思います。そうでなかったらとても助手席でのんびりはしていられません。それでもやっぱり手持ち無沙汰から口が出てしまうんですね。最近はあんまり言わないようにしていますから、以前のように私が乗ると緊張するとは言わなくなりました。何でもやってくれるカミサンに感謝しないとね。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.22
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♪マリファナの如何にあるらん害毒の知らざるままに蔓延ってゆき ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼早稲田の学生が大麻所持で逮捕される報道が連続しています。軽い気持ちで誘いに乗っているうちに自分で栽培するようになっていくようです。反社会的なものに興味を持つというのは、若者の通過儀礼のようなところがあって多くの学生の心にはそんなものへの好奇心が潜んでいるものです。ズボンをずり下げて履くのもそうだし、髪を染めるのもそういう現れでしょうが、皆がやっているからというだけでそれをしているのはただの脳天気。本来のものは、社会に対して不条理や不満を、理念として抱く事からくる反抗的な気分というものでしょう。 「ファッションは、初めにやるやつは英雄で最後まで従わないやつは豪傑、真ん中にいるやつはみんな馬鹿」と、劇作家の山崎正和氏は書いたとか。全く、この「真ん中」に漫然と生きてる学生が、大麻栽培などというバカなことをして人生を棒に振るのですね。ただここで問題なのは、誰もマスコミも大麻の害を報じない事です。そういう状況の中で「大麻は覚せい剤と違って害が少ない」というような情報が巷に溢れることになる。大きな害があるならキャンペーンでもやるか、学生にチラシを配るとかで周知徹底すればいいのにそれをしない。多分、害は少ないのだろうと思う。が、タミフルやアルコールやタバコと同じように最悪の場合は、深刻な問題を孕んでいるということでしょう。常習することでより強い効果を求めるようになり、覚せい剤に移行する恐れがあるというのは、アルコール中毒とはちょっと違うのかも知れません。これほど飲酒運転事故が多発しているのに取り締まりが手ぬるいことと比べると、大麻に限らず麻薬というものの蔓延が社会に与えるダメージが、如何に大きいかということなのでしょう。参考まで覚せい剤情報サイトがありますので、ご覧になって皆さんでこの問題を考えてみましょう。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.21
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♪寒空に白鷺一羽飛び立てり行方定めぬままの姿勢で ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼この冬一番の冷え込みとなり、北西の風が吹き黒曇流れる空にゆっくりと白鷺が舞い上がった。行く当を決めかねているかのように大きく旋回ながら、また向きを変えてゆっくりと上昇しながら消えていった。あらゆる業種が業績の下方修正し、人員整理が始まっています。使うだけ使って、都合が悪くなるとポイと切り捨てられる非定期雇用・期間労働者たち。 最も助けが必要な人々を「使い捨てカイロ」のように捨て去る、企業という名の不条理団体。この寒空にホームレスが増えることが懸念されるという、この現実。人は「生かされている存在」とはいえ、人道とか人権とかが一番後ろに置かれているという社会は野蛮ですね。テクノロジーばかりが進歩しても、人間の本質は全く変わっていません。進歩しても良さそうなものなのに、全く進歩がないというのはどういうことなのでしょうね。成長の限界?でしょうか。あの穢れを知らない真っ白なシラサギは、どこへ行ったのでしょうか。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.20
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♪底冷えのブルーノートにジャズを聴く無料の夜に人の溢れて ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼GIP-FMのジャズ特集の昨日、ライブハウスのブルーノートが”JAZZ DAY” ZIP-FM SWINGIN CAFE at NAGOYA Blue Note と題して無料開放されました。一度も行ったことがなかったので、下見を兼ねてカミサンと知人を誘って行ってきました。開場の5:30前に行くとすでに地下二階まで行列が出来ていてビックリ。係りの人に聞くとこの日のキャパは200ぐらいで、並んでる人の席は十分あると聞いて人安心。じきに開場され、そこそこいい席に着くことができました。この日はテーブルはなく椅子席のみで、ドリンク以外の食事はできません。開演時間にはすでに満員で立ち見がちらほらでしたが、ワンステージが終わった時にはものすごい人が入り口付近に溢れていて、無料入場の凄さを思い知りました。内容的には全く不満で、間にかかるBGMの選曲も気に入らないし、出演者はまだまだの新人だったりで、無料とはいえ本場ビレッジバンガードの足元にも及ばないジャズの層の薄さを痛感しました。日本ではマイナーなジャンルの音楽とはいえ、ブルーノートの知名度は高いと見えてこの盛況ぶり。スタッフも普段はめったにこんなにお客が溢れることはないと言っていました。無料開放だと人が来るんだ!みたいなことをステージのMitchが皮肉っぽく言ってました。MitchのオールディJAZZは懐かしい雰囲気で中高年向きで良かったですが、二番目の女性ボーカルのバックのリズム感が悪くてちょっとイラつきました。日本人のJAZZは、本質である「後ノリ」が悪い人が多く、いまいちスウィング感がない人が多いのが問題だね。ま、この日は無料の下見だったので良しとします。有名実力者ともなると日本人でも8000円ほど、本場の本物だと10000円以上するライブチャージに、食事・飲み物代も入れるとかなりの金額になるので、貧乏人にはなかなか行けません。いつか本場のミュージシャンの本当のJAZZを聴きながら、優雅に食事をしてみたいものです。はい。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.19
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♪秋草を庭に植えばや採りにけり人なき里のかりやすのはな┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ 改良中の庭は、自然な感じを出したいのでなるべく洋ものは避け和ものや自然にあるものを中心にと考えています。ヒメシャラの奥の角に秋草の代表としてカリヤスを植えることにし、里山に行って採取してきました。どこにあるかは大よそ見当が付いていましたので簡単にゲットできました。 ススキ(薄)は大きくなりすぎるので、カリヤスぐらいが適当で、穂もススキよりシンプルなので我が家の狭庭には丁度いいでしょう。「ススキ」と「カリヤス」の違いがなんか曖昧だったりするので調べてみました。 ススキは萱・茅(かや)ともいい、屋根葺きに使われるほど丈夫なもので2mほどにもなる。白川村では茅葺き屋根の合掌造りが世界遺産に指定されています。他にも秣、肥料、その他、炭俵や草履、縄、すだれ、箒、乾柿やめざしの吊し串など昔は多様な使われ方をしたようです。地下茎はないので、株を形成して生育するためそう簡単に増えて困ることはないようですね。ススキ(薄) ススキが原で有名な曽爾高原(そにこうげん)は、奈良県宇陀郡曽爾村大字太郎路にある高原。 砥峰高原(兵庫県相生市)も有名なところだそうですね。 西行の山家集より ♪秋の野の をばなが袖に まねかせて いかなる人を まつむしのこゑ 一方、カリヤスはススキに似ていますが、穂が3~5本と少なくまばらで茎が直立するのが特徴。本州中部地方の山地や草原に生える多年草です。刈り安い草というところからカリヤス(刈安)の名がついとそうです。1mほどまでしかならず芒(のぎ)がないのが特徴。 注 芒(のぎ)稲・麦などイネ科植物の実の外殻にある針のような毛カリヤス(刈安) 古くから全草を黄色染料として用いることで有名です。とくに有用植物の宝庫といわれる伊吹山のものは近江刈安ともいわれ珍重されたそうです。 八丈島の黄八丈染に用いられているのもカリヤスと言いますが、これはコブナグサ(小鮒草)で別種なんですね。ややこしい。コブナグサ(小鮒草) と、ここまで書いて、植えたのが本当にカリヤスだったのか不安になってきました。何せ、茎・穂はとうに刈られていてわずかに枯れかけた葉が残っているだけでした。そんなものがあったという記憶だけで掘って来たようなものですからねぇ。 ♪秋草を庭に植えたる里山のいずれが薄また刈安か ま、いいか。その時はその時で、大きくなりそうだったらまた掘り起こしてやりましょう。
2008.11.18
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♪あめ上がり紅きぬれ色さくら葉の冴えて麗しこの一日かな ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼春雨のような雨が上がった昨日の午後、紅葉の桜葉のなんと美しかったことか。透明水彩のようにしっとりと水を含んで色を増し、曇天の無風の空にくっきりと冴え返っていました。市役所前のけやきの葉もそれぞれの木が色を違えて、これまた美しい濡れ色を空いっぱいに広げていました。こんな美しい紅葉を見たことがありません。通常の、空気が乾燥していて紅葉もカサカサと味気のない風景とは異次元ほどの違いでした。空は透明な発色液を一様に振りまいて、景色を一変させる粋なマジシャン。こんな雨ならいつでも大歓迎ですね。家の近くは市の主だった施設があるエリアなので、桜や欅、ハナノキや銀杏などの木々があちこちに植栽されています。遠出をして人ごみに紛れるまでもなく、こんな家の近くで美しい景色を眺められて、ほんと幸せなことです。この木々の美しさもこの日一日だけのものでしょうか。晴れて風が出れば葉は乾燥して、元のカサカサ状態に戻ってしまいます。そして暖冬の陽気から一転して一気に冷え込んで、枯っ風とともに散ってしまうのでしょう。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.17
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♪正真の笑顔かわゆき怪物の時空を超えて今蘇り┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼笑顔のかわいらしい本物の怪物が15日の全日本選手権で、完全に蘇ったようですね。クルム・伊達選手は、歳を超え時間を超え若手を蹴散らして、とうとうトップに返り咲きました。 日に日にパワーを付けスピードも乗って、天性の勘を完全取り戻した伊達は、往年の伊達に戻ったようです。この超人の姿は、若手の眼にどう映ったのでしょうか。前日のTVで、松岡修三が「若手がだらしないのか、伊達が凄いのかどっちだ?」の問いに「伊達が凄いんです」と、その超人振りを絶賛していました。「彼女は、全日本を超えて完全に世界へ照準を替えた」とも言っていました。伊達はその言葉通りに優勝し、グランドスラムへの出場を公言しました。こんな凄いことができるんですね、人間って。ただただ感心・感動するばかりです。38歳が16年のブランクを完全に埋めて現役復帰したんですからね。そんなこと無理だと思ったら絶対に出来ないことでも、強いモチベーションがあれば出来るということを彼女は証明してくれました。三浦雄一郎にしても、完全に引退してからの復活ですから、並大抵のことではないと思います。その困難に立ち向かって、絶対やるんだという意識を維持しながら猛特訓に耐えられる凄さ。ただ、こういう人は常人と違う脳内ホルモンが出ているか、βエンドルフィン(脳内モルヒネ)が大量に分泌しているのかどちらかかも知れないね。強いストレスを感じると、脳からノルアドレナリンという毒性をもった物質が分泌されます。が、どんな嫌な事があっても事態を前向きに肯定的に捉えていると、脳内には体に良いホルモン・βエンドルフィンが出てきます。この脳内モルヒネがランナーズハイなどを引き起こすことは広く知られていますよね。彼女は、そのホルモンを最大限に上手く利用するような、何か特別な練習をしてきたのでしょうか。多分そうでなのでしょう。彼女は脳内ホルモンを自在に操る「βエンドルフィンの魔術師」なんでしょう、きっと。「なせば成る、成らぬは人の成さぬなりけり」分かっちゃいるけど・・・・・ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.16
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♪陽だまりにナズナの花の咲きにけり小夏日よりの立冬の里 ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼今朝のウォーキングで、ナズナが咲いているのに出会いちょっと驚きました。一瞬目を疑い、近づいて確認したら間違いありませんでした。人為的な「旬」の減少を嘆いていたところなのに、自然界よお前もかっていう感じですね。ここのところ小春どころか「小夏日より」の暖かい日があって、鈍い人間でさえ戸惑っているのですから、センシティブな草木が勘違いするのも不思議じゃないのかも知れません。しかし、この暖かさも明日までで、来週からは一気に気温が急降下して名古屋地方では12月中旬ごろの寒さになるという。物凄い寒暖の差で、体が付いていけず体調を崩す人が出てくるのが心配ですね。きのう息子がバンコック旅行から、風邪をひいて帰ってきました。暑いところへ行ったはずなのにホテルが寒かったらしく、体の調整機能がうまく働かなかったようです。熱があるまま出社しましたが、明後日からの寒波で余計ひどくなるんではと心配しています。 注 二十四節気は、その初日を節入りと言い、次の節入りの直前の日までの期間(約15日)を指していて、一日だけを指すものではありません。つまり、「立冬」は11月7日から次の「小雪」(22日)までの期間を指しています。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.15
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♪四十代と思われている さに有らぬ笑みを返さむさもありなんと ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼精神年齢が若いからかアホエンを飲んでるお陰か、かなり若く見らることがあります。四十半ばの男に自分が幾つに見えるか聞いたところ、四十代の後半だろうと言われた。本心かどうか分からないが、嬉しいような悲しいような気がした。どこがどう若く見えるのか余り突っ込んで聞く気にはならず、若く見えるんだから良しとして、ニッと笑ってその通りという顔を返した。こういわれると内心まんざらでもなく本当にその気になって、そんな風を装ってしまう自分がいます。自分は貫禄がないのかとか、風格がないのかとか思わずに素直に受け取って、その言葉を自分の中に取り込んでしまう方がずっと良いんじゃないか、と思う。青春と老いは自分の心が決めることだから・・・・・・。サムエル ウルマン 「青春」 岡田義夫訳青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。年は七十であろうと、十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。曰く驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。 人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。 人は自信と共に若く 失望と共に老ゆる。 希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける限り人の若さは失われない。これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞うる他はなくなる。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.14
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♪考察のすべての基にデジタルのありて世界を見渡している ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼生まれながらにして周りにコンピューターがあり、小さい時から慣れ親しんでいる新人類を「デジタルネイティブ」と言うのだそうです。彼等は、10代になる前からすでに自由にキーボードを操り、世間中の情報を見聞きし、取り込んでいます。先日NHKで、15歳でネット上でカードゲームを発注・製作、販売し、立ち上げてから数か月で1千万円以上を売り上げたというアメリカのサマー少年を紹介していました。彼等は、従来の常識や組織、国を飛び越え、居ながらにして瞬時に人々と繋がって新しい価値を生み出そうとしています。電気の普及率のまだまだ低いウガンダのネットカフェから、各国のNGOに参加する青年も現れています。また、新しいビジネスを研究開発している組織に、ITの優良企業を退職した若者たちが参加して、自由な環境でスキルを発揮しようとする動きも活発になっているようです。彼等の特徴は、「現実とネット社会を区別せず」「情報は無料と考え」「年齢・地位・役職などの属性に囚われない」のだという。また最大の特徴は、金銭的には貪欲ではなく(アメリカのサマー少年はいざ知らず)巨万の富を稼ぐという発想は持っていないのだそうです。裕福な環境に育ったことがそうさせるのでしょうが、この事の意味は大きいと思います。彼等の目指すものは、豊かな社会であり人々が公平に幸せになることだからです。ネット空間の分だけ大人たちより世界が広がっているデジタルネイティブ。これらの子供たちが社会に出てくる2018年ごろまでに、企業は根本から変わっていないと、生き残れないだろうとの予測も。真っ当な思想をもった新人類が、新しい価値観の従来とは全く違う社会を作っていくだろうことは、疑いの余地はないように思いますね。中国がチベットに対して行っている虐待などの数々の情報は、既に世界中が知っているであろうネット社会です。一部の権力がづっと通用していく時代ではありません。アセンション。有る意味をもった全ての重要な情報がネット上で全世界につながり、熟成され発酵してある日突然に光を放つ・・・・ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.13
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♪どんよりと初冬の空の暮れゆきてはや並木路に電飾点れり ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼住宅地に向かうだらだら坂の銀杏並木に、もうイルミネーションが点っていた。散歩の帰りはすでに日は落ちて、うすら寒い風の吹く坂を下っていると何だか侘しくなってきた。チカチカと電飾の光が揺れて、あと二か月足らずになった一年を追い立てているかのようです。あと20日ほど待っても良さそうなものなのに、待ちきれないのはせっかちな日本人の性癖なのでしょうか。ニューヨークの有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式は、11月の後半に行われるようです。そのころなら心待ちにしている市民にとっても良いタイミングなんだろうと思いますね。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.12
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♪見えざらん特異生物万物の霊長助く不思議不可思議┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼呼吸の際、酸素の代りに泥の中の鉄イオンを取り入れて、別の鉄イオンにして体外に出すという不思議な微生物がいるらしい。海や川にすむシワネラ・オネイデンシスとシワネラ・アルジェという微生物。この性質を利用して、レアメタルのイオンを取り込み、体内で金属粒子に戻させることに大西康裕・大阪府立大教授らが成功したという。200ppmの金イオンが溶けた水溶液の実験で、30分でほぼ全量の金を回収できたという。同じ濃度の水1トンなら、200gの金を回収できる計算だそうです。同じように、金の他にプラチナやパラジウム、ロジウムの回収にも成功したという。金の粒子(黒い粒々)を取り込んだ微生物還元細菌の断面。金の粒子が細胞の膜の間に取り込まれている工場排水に含まれる希少金属(レアメタル)を回収するのに、従来の方法に比べて時間とコストを大幅に減らすことができる。パソコンや携帯電話のに不可欠のレアメタルは、世界中で普及する中で価格が高騰していますね。これはすごい発見と言えるんではないでしょうか。微生物という目には見えない生き物に、大きな図体をした人間という不完全な生き物が助けられて生きている。万物の霊長なんて偉そうに言っている人間が知っている事なんて、大したことないんだという思いが募ります。日本人の得意とするこのような研究が、今後の日本を支えていくものであろうことは間違いのないことでしょう。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.11
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♪7戦にもつれて敗るセの覇者や粛々として億稼ぐとや ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼最終戦までもつれ、獅子の細かい継投にかわされ、巨人は敗れました。アンチ巨人の私は嬉しいのですが、不満の残るシリーズでした。両軍とも絶対的スターが不在で、淡々として7試合が過ぎたという感じがします。これといった見せ場もなく盛り上がりに欠けた感じがするのは、みんな優等生的で型破りの選手がいないせいでしょうか。巨人は新人の台頭が著しいと言っても、根本は何億を稼ぐ大砲を並べたチームです。金で雇われた用心棒みたいな存在の選手達は、ホームランを打つという使命に執心するもので、どうしても淡白にみえてしまう。チームに根を張っていないせいでしょうか。もっと野武士のような荒々しさで相手を威圧するような選手がいても良さそうなものですが、上品に小さくまとまってしまっているので面白味がありませんね。フロントの姿勢なのか、小笠原はひげを落としてしまった。子供たちを含めて、ファンのみんなが上品で没個性を望んでいるわけではないと思うのに・・・。今のプロ野球は政界と同じで、全体が小粒で個性的な人物がいないところがイマイチ盛り上がりに欠ける所以でしょうか。アマと同じに見えてしまうほど大人しい選手たちは、オリンピックで見せたように周りに飲まれてしまう弱さを抱えています。チームワークばかりを求められた結果の没個性なのでしょうか。何億も稼いでいて「さすが」と思わせる何かが足りないのは、選手を使う側にも責任があるように思われますね。次のWBCは・・・・原監督で大丈夫? ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.10
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♪小室なる虚城のはての雲白く「globe」悲しもKEIKO離れず ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼4日の突然の小室哲哉の逮捕には驚きましたが、成功者の一つのパターンとして有りうべきことと、変に腑に落ちた人も多かったでしょうね。アーチストが金を掴むと、以前のような創造的活動はできなくなってしまいます。アートというものは既成概念の枠を超える所にあるものです。その枠を超えることができた人が真のアーチストです。小室哲哉はその才能を持っていたわけですが、余りにも巨万の富を手に入れてしまったために、関心が別の方に移ってしまったのでしょう。シコシコと作曲する感覚などは雲散霧消し、別の人格に変わってしまったようです。当然ながらアーチストに事業などは出来る筈がありません。それは創作活動とは対極にあるものだからです。本人は「アーティストはわがままでいいんです。それがアーティストだと思う」と言っているように、我儘で事業を展開していったのが間違いのもとでしょう。100億という大金を経験して、金は簡単に手に入るものと錯覚してしまい、湯水の如く金を使い、使う事がアーチスト的だと思いこみ、ついには借金するまでになったというだけのことでしょうか。前妻との離婚の7億円の慰謝料の滞納が原因で、アーティストの生命線とも言える著作権が差し押さえられて万事が窮したようですね。幸いにも妻となったKEIKOさんが小室哲哉からの離婚希望を、共に苦境を乗り越えたいとハンを押さなかったことが救いでしたね。それは、彼は人間的には悪い人ではなかったということの証しなのでしょう。ただ残念なのは、日本の金持ちにはボランティアという感覚が希薄な人が多く(勿論立派な方も存在しますが)、社会に還元するという発想がないことですね。彼がもう少しそんなところに敏感だったらと思うと・・・・・ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.09
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♪猫とてもいびきをかかむ立冬の夜にサナギのギン眠りたり ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ついこの間までは夜になると出かけていたギンちゃんだが、最近は家で夜を明かすことが多くなってきました。どこかで鼾が聞こえると思ったら、ギンがすぐ側で寝ていて鼻を鳴らしているんです。如何にもオッサンって感じで、太い図体をまるでスズメ蛾の蛹のように横たえて・・・・・。 オッサンの年齢ともなれば誘惑する諸々のものも無くなって、最近は落ち着いた生活をするようになってきました。家ネコとなって二年目の冬。先月までは先住の猫に遠慮してかほとんど家で過ごすことは有りませんでした。外の生活が長かった猫なので、ちょっとぐらいの寒さは平気です。多分真冬でも炬燵の中には入らないだろうと思います。一度だけ私の膝の上に乗って来たことがあり、その重さに足がしびれてきて閉口しました。体重が5.5キロあるので、まるで江戸時代の拷問のような気分です。今年はどんな冬になるのか、猫と一緒に考えている雨の朝。今日は寒くなるという。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.08
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♪あさぼらけ羽音うるさき立冬の蚊を哀れとは呼ばざらぬなり┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼立冬に入ったというのにまだ蚊が未明に襲って来る。北国では雪の予報が出て、暦の通り冬がやってきたと言うのに・・・・夏の終わりに弱弱しく飛ぶ蚊を、太宰治は小説の中で哀れ蚊と呼び、やっと夏を生き延びて血を吸う力もないのだから、無益な殺生はするな、と書いた。当時は、気候や蚊もそんな感じだったのでしょうか。最近では未だに網戸が外せず、油断していると蚊が侵入してきて困ります。温暖化の影響はこんなことでも実感しますね。暦の中では二十四節季の通りに進もうとしているのを、悪魔が阻止しているようなそんな感じのする今の地球です。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.07
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♪渾身の脱皮を遂げむフロンティアの手負いのオロチ蘇るべし┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼昨日、遂に歴史的瞬間を迎えたアメリカ大統領選挙。新しい歴史の幕明けを喜び、世界中が沸きあがった感があります。アメリカが元気でないと世界が元気なくしょぼくれてしまうのは、フロンティア精神の前向きな姿勢と、アメリカンドリームに刺激を受けるからなのでしょうか。当初の予想通りの結果となり、如何にブッシュ政権に嫌気がさしていたかが分かるというものです。問題山積で前途多難とはいえ、期待と希望が満ち満ちて否がおうにも活気が出てきて、新しい何かが生まれる予感がします。日本はこの前向きのフロンティア精神を真似て、優秀な頭脳を発揮し世界に進出していってほしいと思います。アメリカに後れをとることなく・・・・アセンションと言う今までとは全く違う社会がやってくる気がします。人の心が変われば世界は変わるのですから、このオバマ人気にあやかって皆が可能性を信じて生きて行くべきでしょうね。未来は開かれていると・・・・ ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.06
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♪吾とても叶わぬことをセイコちゃんにされて吾等は取り残されゆ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼電子部品メーカーの村田製作所の自転車をこぐロボット「ムラタセイサク君」の“いとこ”が、今度は一輪車に乗って登場したんですね。テレビにも出てご存知の方も多いかもしれませんが、私はつい最近知りました。幼稚園児の設定で身長50センチ、体重5キロで、秒速5センチで進むことができるそうです。左右に倒れそうになると、胸の円盤を回してバランスを取る。ペダルを器用に操り、停止した状態も保てるんだそうですよ。村田製作所は「ムラタセイサク君」を使って子どもたちに理科や科学の面白さを伝えていく「出前授業」を精力的に取組んでいます。その中で、「ムラタセイサク君」を見たたくさんの子ども達から「今度は一輪車に乗って欲しい!」という声を多数もらったのだそうです。その子ども達の夢を叶えるため、今回新たに一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」を開発したんだって。ジャイロセンサー2個で姿勢の傾きを検知。前後方向は車輪を、左右方向は腹部に組み込んだ慣性円盤 (フライホイール) を回転させバランスを保ちながら走行するんだとか。ちなみにセイコちゃんのプロフィールは □ 属性 セイサク君の父方の年下のいとこ □ 身長実寸 50cm □ 体重実寸 5kg □ 生年月日 9月23日 □ 年齢 幼稚園の年長さん □ 星座 乙女座 □ 出身地 滋賀県 □ 好きなこと 公園で一輪車の練習 □ 夢 セイサク君と世界一周 □ チャームポイント 活発だけど照れ屋さん今どきのロボットは、子供だと一輪車に乗れたりしちゃうんだ(笑)。どんどん進化していきますね~人型ロボット。おじんはもう追い越されっぱなしだねぇ。 セイコちゃんの動画ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.05
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♪姫沙羅を主役に立てるストーリー脇を固めむ宮城野の萩┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼連休を利用し、なるがままの殺風景で愛想のなかった狭庭を、思い切って改造しました。大改造して何とか庭らしいものを作ろうと、すべてを一から作り直すことに。元々あった丸っこい大石はそのまま利用し、あまり金をかけずに雰囲気だけはそこそこ出る感じ、を目指しました。大方の造作はできて、決めてあった植栽を順次整えていく段階まできました。シンボルツリーに「姫沙羅(ヒメシャラ)」を植え、どうしても植えたかった宮城野萩を一番いい場所に設定しました。庭に元々あった木を所定の場所に移し、大体の構成が出来たところで日没となりました。あとは下草や雰囲気作りのための、季節ごとに咲く花木を購入して少しづつ整えていく予定です。何を植えるのかという悩ましいが楽しい作業が残っています。それぞれが成長し、5年後ぐらい経ったころがどうなっているかを想定して・・・。いろいろなものを植えてみて試行錯誤を繰り返し、その変化を楽しんでいきたいと思っています。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.04
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♪こんなにも素敵な個性輝かせて生きてるんです団栗だって ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼「ドングリの背比べ」なんてあまり差がない例えに言いますが、よく見ればドングリだって個性があるんですよ~。知多市内の県立翔洋高校の近くに自然を模したごく小さな築山があり、いろんな落葉樹が植えられています。毎年この季節になると色んなドングリが、足の踏み場もないほど落ちています。昨日、ついでがあったので10年振りに立ち寄って、ドングリを拾ってきました。10年ほど前のこの季節に個展を開いた折、その会場に沢山のドングリを飾った事があります。それ以来のドングリ拾いです。有るわ有るわで、わずか10分程でこんなに採れました。4種類あり、小さいのから順に、アカガシ、コナラ、ウバメガシ、クヌギでしょうか。小さな子供さんがいる人に上げたいと思って沢山採ってきました。ドングリって見ているだけで何だか楽しくなってきますよね。ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.03
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♪まだほんの四百余年前なりし草に果てなき武蔵国江戸 ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼家康が江戸入りしたのが天正8年、1590年8月1日。そのころの武蔵の国一帯は草深き原野で、百戸余りの草ぶきの粗末な家があったに過ぎないそうです。天正18年、秀吉軍によって、後北条氏の八王子、小田原城が落城。秀吉はその前後に家康に関東移封を伝えたのでした。家康が江戸に入って先ずしたことが、家臣の新領地への配置でした。武蔵野の地方史ではいずれも、 1万石以上は利根川以北、江戸近くは直轄地とし 1夜泊まりの範囲に直属の家臣を置くことを原則として 北条氏の村々に、新しい領主や地頭が家族と共にやってきた 陣屋が間に合わず、最初は、神社やお寺、時には地元の実力者の家に住み込んで馬に乗って 江戸まで勤務したと伝えます。江戸はまだ多くの家臣が住めるところではなく、領主は地頭として村に住んでいました。八王子に18人の代官(関東十八代官)を集中配置し、そこから各地の支配体制を組みました。そして、後北条氏関連の一揆と秀吉をけん制するために、甲斐に秀吉が養子の羽柴秀勝を置いたのを契機に、八王子に、千人同心を配備します。千人同心は、天正10年(1582)家康が甲斐の武田を支配下に置いたとき、恩顧を約して採用された武田の家臣を中心に構成されたものでした。重要な家臣配置は、天正18年9月中には終わり、旧領地の中心であった駿河を含め、各地にいた家臣すべてが関東に移って、秀吉がその早手回しに舌を巻いたとされます。慶長8年(1603)、家康は征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開きます。翌、慶長9年には、日本橋を起点とする5街道の整備がなされました。元和2年(1616)4月家康は75歳でなくなります。翌、元和3年(1617)3月、家康の棺が久能山から日光へ遷座されることになり、3月20日、大磯を通り、中原の御殿(神奈川県平塚市)に着きます。翌、3月21日、府中御殿に着き、2日にわたり法要を行い、3月23日、日光へ向けて出発します。その時の様子。 『廿三日、山の端(は)しらぬ むさし野に わけいらせ給ふ。草より出るは月のみかは、 あかねさす日もおなじ萱生より、かげのどかに、霞にもるる春のながめ、えもいはず、 友におくれかへる雁のつばさ、もののあはれなりければ、僧正おもほえず霞の袖をぬらしけり。 行もかへるも雁の泪に、堀かねの井は右に見てとほる』 (東照宮後鎮座記 府中市史上p673) この武蔵国江戸に家康が入ってから、たったの418年しか経っていません。この関東平野という何の障害もない大平原に、家康が国を作ったことが今日の発展の基になっているんですね。それ以前の長い歴史に比べると、この間の劇的変化にはただただ驚くばかりです。緩やかだった変化のカーブはこの辺りから上向きに転じ、それ以後は急上昇して、今やカーブは天を突く勢いです。このまま行くと・・・・・・ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.02
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♪まだ暑き秋の書店のレジ奥に梵字飾りてはや霜月となり ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼夢屋書店朝倉店のフリースペースに「梵字」を飾らせて頂いて、早や一か月か過ぎ、昨日搬出してきました。どれだけの方が見てくれたのか実数は分かりませんが、置いてあったDMが大方なくなっていたので、そこそこの人が覗いていってくれたようです。店長にはお礼に、「三面大黒天」のハンカチを進呈して来ました。いろんな場所で見ていただく機会を作って、「梵字」というものの存在を知っていただくのが目的です。人は売れるモノを作れと言いますが、私は貧乏症なのか「売れるモノより作りたいモノを作る」という、まったく商売には不適格な人間です。「世の中の平和と人々の幸せ」を願って、今後も「梵字」を様々な形で制作し、梵字の魅力と心を伝えていきたいと思っています。まだ夏日が続いていた夜に、ウォーキングがてら虫の音すだく中をときどき覗きに行っていたのが懐かしくさえ思う、この頃の冷え込みです。あっという間に過ぎて行ったひと月も、二十四節季でいえば、寒露から霜降を経て立冬に当たる時期ですから寒くなって当然ですね。だらだらと長引く残暑に、寒い季節なんか来そうにないと惑わされました。どんなに世の中が変わっても、季節は間違いなくやってきます。年を取って冬が嫌いになりましたが、それは精神の衰えでもあります。寒さに挑んでいくような気持ちでいかないといけないですね。 ランキング参加中。クリックをお願いします。
2008.11.01
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