Brog Of Ropesu

Brog Of Ropesu

2008年09月18日
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カテゴリ: KDB


小学生のとき腹痛で早退する際の理由で、保健室の帳簿に「腸ベリーバッド」と書いたのは我です。せんせーごめんなさい









===











「よいしょ・・と。これだけ丈夫な布なら石でも入れておけば十分立派な武器にはなるわね。

しばらくは止血とか雑用に使えなくなるけど、闇討ちするし、反撃なんて食らわずにやってのければ問題無し、と・・・・」












「何故デス・・・・皆仲良しでは無かったのデスか?!・・・・どうして、どうして争ったりなんかしているのデスか!?

ワカリマセン・・・・ハルには所詮人間の思考など理解する事など叶わないと言うことなのデスか・・・・?」












「あれはHALね・・・・けっこう良い武器支給されてるじゃない。なんかブツブツ言っててこちらにも気付いて無いっぽいからチャンスね。よ~し・・・・」









「後方10メートル以内に生体反応確認・・・・データ照合中・・・・・・優衣デスか?!

嬉しいデス!ようやくクラスメートに出会えました!優衣ならばきっとこれが嘘だって教え・・・・」










「ちっ・・!デジタルは厄介ね・・・・まさか気付かれるなんて・・・・もう!こうなったらヤケクソよ!えーい!!」








ボカッ!










「何で・・・・どうして・・・・・・」













「はぁ・・はぁ・・!

どうして・・って?簡単に他人を信用するからそうなるのよ。騙される方が悪いのよ」












「そんな・・・・そん・・・・あはははははははは!!!」












ピーピー!自律試行プログラムエラー発生。制限装置オーバーロード。ジェノサイドモードへと移行します。

繰り返す・・・・・・・










「あら・・?な~んかヤバイ感じ~?・・・・・・っこういうときは~・・・・ダッシュ!」













「・・・・・・・兵器全開放。動作物全て攻撃対象。バッテリー残98%・・・・前方200メートル先、生体反応”2”確認。殲滅・・・・開始」







ゴーッ!







・・・
・・・・
・・・・・ガサッ







「ふぅー危ない危ない。

・・・・何だか凄い勢いでどっか飛んでっちゃったわね。別に壊すつもりは無かったから加減したんだけど、殴りどころ間違えちゃったのかしらね?

ま、何にしても、HALの持ってた銃は手に入ったし、私ってば普段の行いが良すぎるから飛んだラッキービューティーガールよねー

有難く頂きましょ」







===







名前:暴走HAL

技能:殲滅

支給武器:必要無し


マスター: RYU


力:EX+ スピード:EX+ 賢さ:― 持久力:EX+




(解説)

リミッターを抜き取られていた為に、些細な事で暴走してしまったHALの姿。
戦闘モードが全展開され、思考は限りなくゼロに近いキラーマシンと化している。
そのとき一番近くにあった”動く生体反応”を攻撃対象とし、その殺戮はバッテリーが切れるまで止まらない




===






===





~海岸沿いの廃倉庫前~









「ようやく辿り着いたね。・・ただ、中に何があるかは危険だ。私が一番最初に潜入しよう。二人は私からの合図があったら入ってきてくれ」









「しばらく待ってても合図が無かったら・・?」












「そのときはダッシュで直ちにこの場から離れろ。

なぁに、今のところ人の気配は皆無だ。基本的に心配は杞憂だ」











「なんや、えろう殺伐としてきたなぁ~・・・・」






===



~廃倉庫内~








「思ったよりも暗さも無い・・・・寝食する分には申し分無いな・・・・」





きゅっ


ずるっ!



ドンッ!






「きゃん!」













「いったぁ~・・!私としたことが、足を滑らせて尻もちつくとは情けない・・・・」












「それにしても異常に滑る床だな・・・・一体何が・・・・・・・・これは?!」








===









「あれ・・?待ってろって言ってたのに何処行くの?」










「何、おもろないボケかましとるんや!

ウチは、別にククリを信用したワケや無い・・せやから今の隙に逃げるんや!」









「でも、私たちを殺すなら武器が無いって解ったあの時からやってるよ?・・・・第一戦闘に関しては期待出来ない私たちと行動するメリットも、私たちを謀る理由も見当たらないし・・」









「うぅ・・・・せやけど!せやけど・・ウチは!」






ざっ






「遅くなったな。二人とも・・一応な・・中は安全だ。だけど、少しな・・見て貰いたいものがある。

・・・・ついてきてくれるか?」










「ん」








「ええい!解ったわ!こうなったら毒を食らわば皿までや!最期までつきおうたるわ!」





===




~倉庫内~










「足元が滑るから気を付けてくれ・・・・二人に見て貰いたいのはこれだ。

・・・・無理は承知で頼んでいる・・どうか取り乱さないで欲しい」











「こ、これは・・・・!?」









「ひっ・・・・!血や!死体や!!」










「そう、姫神の遺体だ。どうやら銃殺されたらしい。それもまだ血が乾いていない所からすると、息を引き取ったのはつい先程の事だろう」








「・・・・本当に死んでるの?どうして銃殺って解ったの?」









「・・血が乾いて無いから、まだ息があると思って鼓動と呼吸を確認したからな。案の定手遅れだったが・・・・。
銃創はちょうど胸を穿つ形で撃たれていたので、真っ先に目に入ったんだ」








「なら、まだ近くに犯人が潜伏している可能性もあるんじゃないの?」










「そう思ったんだがな。とりあえず近くにそれらしい人の気配はしないし、とりあえず、姫神の手元を見てみれば解る」










「・・・・・・ダイイングメッセージ」











「ああそうだ。犯人が近くにいるのならこんなものを残しておく筈が無い。さっさと消してしまうはずだ」








「・・・・何が”近くにはいない”や・・!

そんな血文字がバレたらマズイんは法治国家での出来事だけやで!今のココは無法地帯のそれとおんなじ・・・・撃ったのが自分だとバレてもパクられるワケや無いんやで!

ウチだったらな、そんなモン消す暇がおうたら、隠れて獲物がくるんを物陰で待っとるわ!


今、この場にいるのが三人で、ウチら二人はずっと共に行動してはった・・・・そして、今死んだばかりの仏はん・・・・あんたが撃ったとしか考えられんわ!しらじらしい!」










「私は・・私はそんなことしない・・!無抵抗の子供を撃つなんてそんな事出来るワケが無いじゃないか・・・・それに・・銃など持っていないぞ!オマケに返り血すら無い!」










「はん!どうだか!ウチらはプロやない!それに対してあんたは相当荒事に馴れとるやないか!銃一つくらい、いくらでも誤魔化せるわ!

それに忘れたとは言わせへんで!ついさっき無抵抗のウチらに銃を向けるマネしおったやないかい!返り血なんかは十分に距離とってればどうにでもなる・・例え、標的が遠くても、きっちり急所に当てるんは訓練してたアンタなら余裕やろ?!」











続く!





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最終更新日  2008年09月21日 16時20分43秒
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