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国家試験受けたやら、何やら色々ありましたが、取り急ぎ簡易更新。ねんどろいど化マジかよ…… _,,,,, ―― |_| |_| > /川川ハ | l ̄ | | ノ メ ///川川lト、 |_| 匚. | \ シ (ゞ川从川/_,―' ̄ヽ | | ノ 食 __>ームヾ ̄( _-、 | |_| \ っ / | y- ノ_|
2012年02月23日
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今更ですが、あけました。 何だか毎年恒例と言っても良いほど年末年始はバタバタしてる気がします。ようやくちょっと落ち着いたかしらん。つい先日、本社に色々用事がありまして、出向先から一時的に戻ってきたついでに我が家に寄りましたら…… 年賀状発見……だと……?! もー今更(1/16日の話)年賀状を出す……というか年賀ハガキ自体が売ってすら無さそうなので、お返事はこちらで済ますのだわ!……てへぺろ☆(・ω
2012年01月17日
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冬の装いミカちゃん。近頃、歓送迎会やら色んなとこの忘年会で胃腸荒れまくりんぐなロペスですぅ。毎晩、帰ってくるのが午前様なので家の中が寒いのは解るのですが、部屋の中が外より寒いってのはどういう事なの……終に、四捨五入すると三十路の大台に乗ってきた……そろそろ徹夜がキツイ年齢になってきたぜ!フゥーハハァー!===そろそろ学生さんは就職活動ですね。それに絡めた四コマですが、ケイトは当初こんなキャラでした。 生真面目そうに見えるけど、話してみると案外気さくな茶目っ気おねーさん。番外編ではシリアスに次ぐシリアスの連続で、かなり堅物に見えますが写真とか取るときにダブルピースしちゃうような子です。「ねーさん! さっきの学生さん引いてましたよ! 何やってるんですか?!」「ごめんね……どうしても抑えられなかった……私の中にいる14歳が大暴れしちゃって……くっ!」「真剣な顔で何言い出すかと思ったらタダの中二病ですか?!もう25歳でしょう!?」「ねぇ、知ってた? 男の子ってみんな永遠の冒険者……即ち心の中はいつだって中学二年生なの……(ドヤァ……」「あぁもぅ!どこからツッコんだらいいのやら……」「どうしたの?紛争?とりあえずNATO呼ぼうか?」「ふふん。そんな事言って……貴女だって、こんなの持ってるじゃない。じゃ~ん!」「お!これは…………何?」「ロザリィちゃんの中学生日記~! どれどれ……」ふわふわふわ。わたしのこころはわたあめみたい。さわるととけてしまうあわいおもい。わたしのすがおをみてくれるおうじさま。いつになったらきてくれるの?だからわたしのこころはあめもよう。みんなぬれてとけてしまう。~ルズリハ=サンダース ぽえむ集より一部抜粋~「なに……コレ……?魔道書?」「凄い……100ページ超ある全てがこんな感じでびっしり埋まってるいるわ。……何か名伏し難いモノを呼び出しそうな――」「…………殺す」「え」「え」「二人を殺して私も死んでやる~!!」「ひいぃいいいいい~~!!」「怒った怒った~!やーいやーい!お前のかーちゃんマ~ダム!」「ムキ~!!」「いや、もう帰れよアンタら」続かない
2011年12月11日
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===「……以上。一字一句抜けなく現状を報告致します」「報告ご苦労様。……委細承知致しましたわ。後はこちらで対応しておくから、今しばらく休憩なさいな」「お言葉ですが隊長。……何と言いますか。違和感を覚えませんか? 要点を絞れていないと言いますか……らしくないと言いますか……」「あの姉妹が意味の無い会話をすると思いますの? ……恐らく彼女達は盗聴されているのだと考えるのが妥当ですわ。アーサ・グレイシャスが真っ先にケイトの目を潰した時点で、筆談も出来ない状況……。ならば、なんでもない御喋りに暗号を紛らわせるしかないでしょう?」「……では、ドンカスターで何かがあると?」「いえ、それはフェイクですわ。ホワイトラムとオレンジリキュールのカクテルは別名”アガサ・カクテル”。ドンカスターはアガサクリスティーのポアロに於いて、重要な意味を孕む地名……けれど、彼女は会話の中で、アガサ・カクテルを飲むことを拒否していますわ。その代わりに出てくる料理は……」「ビッグアップルパイ……ニューヨークですか?!」「ええ。恐らくはそこに核を導入するつもりなのだと思いますわ。……そして、ギムレットが意味するものは…………推理小説好きの彼女らしいメッセージね」「そんな……?!彼女は……死ぬつもりなんですか!?」「それは……本人から直接聞きなさいな。ケイト……もう、長くは無いのでしょう?」「……いつから気付いていました?」「ソフィーにバックの許可を出したときから……ですわ」「最初から……知っていたのですね。そうですね……私たちは、きっとあのとき一度死んだのでしょう。あの激戦の余波が直撃して、ね。それならソフィーが私たちの安否を確認しに戻ってきたのも頷けるし、そんなあの子の独断に隊長が許可をすんなりと出したのもしっくり来る。ソフィーの”ビフロンズ”は恐らく”死人を生き返らせる”類の能力を持つのでしょう?」「本人に直接聞いたワケではありませんので、断定は出来ませんが恐らくは……貴女はいつから?」「初めは……そう。物忘れが激しくなってきた辺りですね。それどころか、時折、過去と現在の記憶が混在しているときもありました。確信をしたのは料理をしているときです。軽い眩暈に襲われて指先を切ったのですが、思い切り深く刻み込んだ傷跡からは血がほとんど出ませんでした。当事者の私たちですら、気付いたのは最近だと言うのに……その怜悧な観察眼と状況把握力は流石と言うべきでしょうか……」「……貴女達に武器を使わない戦い方を教えたのは……誰だと思っていますの?」「ふふ……冗談ですよ。ただ流されるだけの人生だった私に戦い方を教えてくれた事……感謝していますよ」「……なんで!? 何で逃げないんですか?! 誰だって死ぬのは怖い!意地なんて捨てて逃げたって……俺達の仲間は誰も貴女を責めませんよ?!」「……ソフィーは立派な最期を遂げたわ。ロザリィだって……今も自身の戦いを必死に続けてるのよ? 一番上の姉である私が逃げたら、さ。かっこつかないじゃない?それに私の目はもう見えないけれど……アンドレアルを通して脳に送られてくる映像はまだ観れる。今だってパイロットの忠道君は、私を信じて戦い続けてくれているわ。……眼を奪われた鳥は翼をもがれる事と同じ。それはどんな猛禽類でも変わらない。例えこの命が消えようとも、最期までパイロットの眼となるのがオペレーターの使命だから」兵士「いたぞー!テロリスト……カットレイス=サンダース!国際法に基づき貴様を拿捕する!」「……さ、そろそろ時間ね。このカットレイス=サンダース、灰色の脳細胞によるラストジャムよ」カチッドドドド……ッ!兵士「くっ!爆弾か!崩れる!総員退避!」「……ば~か。そんな簡単にいかせないわよ。アンタ達なんかに私たちの体も魂も……髪の毛の一本だって渡してたまるもんですか」~~~~~~~~回想~「他の誰でも無い。君が欲しい」「……了解しました。お役に立てられるかは解りませんが……」「……過小評価し過ぎだな。君が何の気なしにやっている”それ”を一体何人の人間がこなせると思う?さも当たり前になり過ぎて気付いていないだけで、我々凡人が君の真似をしようと思ったらどれだけの年月と労力が必要になるか考えた事があるか?」――いつだって虚勢を張って、コンプレックスに押し潰されない様に必死でもがいていた自分。「私の後釜につけるのは貴女しかいませんの!……私には、貴女が必要ですわ!」――隊長は……今まで、誰かのオマケでしかなかった私を始めて認めてくれた人。「君がいなければ、あの局面は突破出来なかっただろう。君が我が隊に居てくれて本当に良かった」――ううん。彼女だけじゃない。私には自分を認めてくれるたくさんの仲間も出来た。「……その、俺、気の利いた事は言えませんけど……貴女には笑っていて欲しいんです」――不器用ながらも私を支えてくれる人も出来た。「私が戦う理由……ですの?……そうですわね。それは――」――その理想が輝いていたから憧れた。……だから私は共にあることを描いた。~~~~~~~~「……最後の最期まで……何でそんなに肩肘張って生きようとするんですか?!姉だからって何でこんなときまで強がらなきゃいけないんですか!?たまには俺達を……俺に寄りかかってくださいよ!支えたいんです!そんなに頼りないですか?!」「逆よ。頼れるからこそ頼むのよ。アナタじゃなきゃできない。……それにさ、貴方だって逃げてないじゃない?ね、理解してくれた? 大丈夫よ。無理なんかしちゃいない。私の趣味知っているでしょう? これから長い昼寝をするだけよ。私が昼寝を邪魔されるのが一番嫌いだって知ってるでしょう?」ブツッツーツーツー……「……最期に彼女は何て?」「伝えるまでもありません。……ただの利口ぶった阿呆のかっこつけですよ」~~~~~~~~兵士「隊長!出口が閉鎖されています!このままだと我々も……」隊長「出口が塞がれているならば全力で瓦礫を撤去せよ!貴様らも生き埋めになり――」ズズズズ……!ゴォォオゥウウ……!「うわあぁあああああ!!!!」「……もう、ここも長くないわね」――思い返せば。嗚呼、何だ。私の人生はこんなにも満たされていたじゃないか。「貴女は私よりも先に逝くつもりだったみたいだけど、残念ね。昼寝は私の専売特許よ。先に眠らせて貰うわ。……おやすみロザリィ」――かけがえのない仲間に、何よりも誇れる家族がいたのだ。これ以上、何を望むと言うのだろうか。「……コホン。それでは au revoir MM. et mademoiselle ……そして敬愛するmon ami ケイプニール。これにて世界の誇る、灰色の脳細胞のお披露目は幕引きですわ。それでは、ごきげんよう。merci beaucoup」――私は私自身の在り方に後悔や疑問なんて、これっぽっちも無い。――だからこそ、この胸にある誇りは消えないのだから。続く!
2011年12月03日
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===~研究所突入より少し前~「知ってた?貴女、学生時代はモッテモテだったのよ?」「え、それはねーさんじゃ……」「”将を射んと欲すれば先ず馬を射よ”……私は貴女に近づくための……いわば踏み台ってところね。だからお誘いが多かっただけの事よ。ホント……昔からいつもそうだった。考えてもみなさい。姉妹の中で一番美人でおっぱいも大きい貴女がモテないワケないでしょう?」「でも、私はこの容姿のせいでイジメられて……それで今でも人前に顔を晒せなくて……」「思春期の男の子なんて、そんなモンよ。好きな娘の気を惹きたくて、強引で無茶なアプローチをしちゃうだけ。……今だから言うけど、私は貴女の事……大嫌いだったわ」「え、うそ……そんな。どんな時でもねーさんは私の味方だったじゃないですか!」「ふふ……そんなに焦らないでよ。”だった”って言ったでしょう? 過去の話。今はソフィーも貴女も大切な妹よ。有事には、あれだけ弁が立つのに……ホントに自分の事には盲目なのね。今まで”交渉のルズリハ”に言い包められた輩がこの光景を見たら、悔やんでも悔やみきれないんじゃないかしら?……ねぇ、ロザリィ?覚えてる?私って昔はすっごい根暗だったじゃない?」「……うん。ねーさんは文学少女って言葉がぴったりの大人しい子だったよね。でも、急に今みたいな性格と姿になったから私も当時は驚いたよー」「……私ね。学生時代に好きな人がいたの。その人は、明るくて元気な子が好きって事ある毎に言っていたから、すっごく努力したわ。ビン底みたいな眼鏡はやめて、化粧も覚えて、他人と良く話すようにして……社交的になれたのは、あの人の御蔭だと……今でも思ってる」「へー……ねーさんにそんな人が居たなんて初耳だなー。誰だろう?私も知ってる人かなぁ?」「ええ、知っているわよ。あの人はロザリィ?貴女と交際したくて私に接触していただけだったんだから。……でも、貴女は断った。”私にはねーさんがいるから”ってね。……凄く惨めだった。あの人の為に努力していた自分がとても滑稽だった。幾ら私が頑張っても結局の所……あの人は最初からロザリィしか見てなかったんだから」「……私は、そんなつもりじゃ」「解っているわ。貴女に悪意が無い事くらい。いつも私を慕っていたしね。……だからこそ、この悔しさの行き場が無かった。明るくて控えめで……ただ笑っているだけで周りの皆を幸せにしてしまう存在。知らずに魅了する魔性。それが貴女よ。両親も親類もみんな貴女だけ可愛がった。私もソフィーも”ルズリハ・サンダース”のオマケに過ぎなかった。幼い頃からずっとね」「……そんな事、気付かなかった。ずっと腫れ物みたいに扱われていると思ってたもの……だから、いつも堂々としていて……私に道を示してくれたねーさんが憧れだった」「夢を壊して悪いけれど、貴女の姉は俗物で嫉妬深い……ろくでもない姉だったって事よ。幻滅したかしら?」「ううん。全然。寧ろ、尊敬したかな。ねーさんには敵わないなぁ……って。私が、そんな環境だったら長女としての責任とか使命だとか全部かなぐり捨てて逃げちゃうモン。うん……やっぱりねーさんは立派で私が誇りに思う最高の姉だよ」「買い被り過ぎね。……ただ、いつも必死だっただけよ。色々と思うところはあっても、やっぱり私は貴女達の姉だからね。常に妹たちをサポートできるよう頼られる存在じゃなきゃダメだから……アンタ達が優秀すぎて常に死に物狂いだったのよ?油断してると、すぐ追い付いてくるし」「うっそだー!ねーさんはいつも涼しい顔で全部こなしてたじゃない。御蔭でいつも劣等感ばっかりだったのは私の方だよ」「そう見せていただけよ。白鳥は優雅に泳ぎつつも、水を掻く姿は見せちゃ台無しだからね」「うふふ、私ダメダメだなぁ……誰の心でも読めるつもりだったけれど……一番身近な人のが読めてなかったなんてさ。姉さんには……やっぱり敵わないよ」「ふふん。お姉ちゃんはいつだって偉大なのよ」「こうして話していると、つい最近の事も遠い遠い昔の事みたいだね。どんな時だって効率重視のねーさんが、こんな場面で思い出話なんて非生産的な事するなんて、意外だったしね」「確かに論理はいつだって必要よ。……けどね、無駄な事もするし、割り切れないのが人間なの。効率化の行き着く先は……感情や意志すらも部品に組み込まれたディストピアでしかないもの」「じゃあ、このお仕事が終わったらさ、みんなで旅行でも行こうよ。ねーさんが前から行きたいって言ってたドンカスターになんか行ったりして……」「たまにはいいわね。そうね。冷凍庫でトロットロにしたウォッカでも飲みたいわ」「じゃあ、ねーさんの好きなアレ用意するよ。……ほら、何だっけ?物騒な名前の……何回も凍らせて作るヤツ」「タクティカル・ニュークリアペンギン!でかしたわロザリィ!いよいよ任務終了が待ち遠しくなってきたわね」「じゃあ、おつまみはみんなで食べられるすっごくおっきなアップルパイを焼くね。 最初の乾杯はホワイト・ラムのオレンジ割りでいい?」「Non!そのカクテルはナンセンスよ。そうね……ギムレットなんかどうかしら?」「……ん。ねーさん。もうそろそろ会議が始まりそうだから一旦通信を切るね」「じゃあ、”さいご”に……今夜は月が綺麗よ。ロザリィ」「ねぇ、ねーさん?……私ね。ねーさんが私のねーさんで本当に幸せだったよ!」~~~~~~兵士「もう、良いのか?……では、こちらへ」(今までありがとうねーさん。もう大丈夫。ねーさんから貰った強さと勇気があれば一人でも……どんな困難でも……超えていける。だからもう……こんな仮面になんか頼らなくても大丈夫)「ええ。案内をお願いできますか?」兵士「御意のままに」(ソフィーちゃんから貰ったこの僅かな時間……無駄にせず必ず使い切ってみせるから……)兵士「今なら、まだ間に合います。……逃げるつもりはないのですか? 相手は話の通じる相手ではありません。私の減給で済むならば――」「それ以上は言ってはなりません。……何でも力で解決しては言葉が何の為にあるのか解らなくしまいます。マザーグースに於いて、コマドリは”言葉”。即ち命に等しい大切なモノなんです。言葉は私を守る盾であると同時に、己が意志を貫く武器でもあるから」(だから、これが剣の一つも持てない私の……唯一できる戦い方)兵士「私の立場で言う台詞ではありませんが……どうか、ご武運を」キィ……「……さぁ、交渉のテーブルにつきましょう。共和国代表、連邦の有力者方……並びに列強国の皆々様方。これから先は私、ルズリハ・サンダースが英雄の代表です」(さぁ、私の戦いの始まりだ。……時間が許す限り。私にはもう、時間は無いから―) 続く
2011年11月27日
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よく食品なんかのパッケージに生産者や芸能人の写真がついてるヤツがありますが、外装捨てるときに罪悪感を覚えるので個人的にはやめて欲しいです。同様に、絵が書かれている物も、絵を書く人間としては捨てるのが心苦しくなるのでやめて欲しいです。そんなワケで我が家には”にゃっとう”のパッケージが貯まっていきます。===「み、未熟なものを御見せしてしまい、申し訳……」「ああん!もう!面倒くさいわね!ちょっとした軽口じゃない!真に受けないでよ!……ねぇ、フランチェスカ?もっと強くなりたい?」「……はい!家族の為にも、尊敬する友人達の為にも、私は立ち止まっては居られないんです!」「そう。じゃ、私についてきなさい。貴女をこの国で二番目に強い猛将にしてあげるわ」「……二番目、ですか?」「当然、1番は私よぉ?そうね……これからいちいちフランチェスカなんて長くてうざったい名前を呼ぶのも面倒だから、フランって呼ばせて貰うわ。よろしくね。フラン?」====~数時間前 帝国研究所~「ここが少将の言っていたナーサリーライム研究所……」「……さて、鬼が出るか蛇が出るか」「……中に人が居る気配はありませんけど、どうします?」「今は使われてねーみてーだが、それでも奴らの重要拠点のひとつだ。何かしらのブービーが仕掛けてある可能性は十二分にある。俺が先頭で解除する。後ろから着いて来い」~探索中………~「……予想に反して何処にもトラップの類は見当たらねぇな。加えて何の手がかりも見つからねぇ所をみると、こりゃあハズレか?」「んで、ここが最後の部屋かね? とりあえずマッピングはしといたから間違いないとは思うぜー」キィ……「……何か変な臭いがしない?」「うわ!イシュトーふざけんな!こんなとこで屁ぇこくなよ!」「いやいやいやいや!違いますよ!この臭気は部屋の中から……えっと、電気はこれかな?」カチッ「…………!! 見るな!イシュトー!」「……屠殺場ですかね? 大丈夫ですよ。俺も農家の端くれなんでこういうのは見慣れてますよ。でも、何の動物でしょうね? 鶏にしては大きいし、牛豚にしては小さ過ぎるし……」「この大きさと、この形は……まさか!」「その……まさかよ。そこに置いてあった書類に被験者の名簿があったわ。A号”ナタリア”、Б号”グリーナ”……」「シャル! その書類を渡せ!」バッ!「へぇえ……?これ?これこれこれ?全部が……?う、ウソだろ……?だってこんな……ぉおおおおぇええええ!!」びちゃびちゃびちゃ……「オェエエ!!くそっ!イシュトー!肩に掴まれ一旦外に出るぞ!」ヨロヨロ……「ちくしょう……! 奴ら……やりやがった!畜生!くそったれ!」ガンッ!「もっと冷静だと思っていたけれど……思ったよりも激情家なのね。確かに、ここにはヨーゼフ・メンゲレがいたのか?って程の有様だけど、貴方はこんな修羅場は幾つも越えてきた筈よ?」「荒れもするさ! おいシャル! あの……あそこの首が無い魚の開きみてーな身体に見覚えねぇか?!」「……へ? 違うわ。違うわよ。だってあの子は今も飛蝗の群れを操ってる筈じゃない? あのリボンだって工場で大量生産されたどこにでもあるものだし……」ガシッ!「現実を受け止めろ!シャル!あそこに転がってるミンチは……!」「俺たちが捜していたフランチェスカ=ヴァルファルニアだ!」===~現在 外~「……少しは落ち着いたか?」「ごめんなさい。……みっともない所、見せちゃったわね」「……気にすんな。きちんと自身の思いを吐露出来るってのは何も恥ずかしがるモンじゃねぇよ。誇ってもいいぐらいだ。それと、礼ならあそこのへらへらした男に言ってくれ。あいつが気付かなけりゃあ、俺も気付かずにスルーしちまうとこだった」「別に、俺はな~んもしちゃいねぇよ。フランちゃんはアンタの事をずっと誇りに思ってたよ。”最高の師”……だってな。仲直りこそ出来なかったかもしれねぇが、きちんと思いや真意は届いてたと思うぜ?」「そう……あの子はそんな事を言っていたの……。でもね、師弟だった覚えは無いわ。ただの旧い友人。それだけの関係よ」「どうして……!どうしてこんな酷い事を……!」「集団心理ってヤツだ。人は群れればそれだけ無責任になる。”みんながやってるから”ってな。下の者は命令という大義名分で罪を誤魔化し、上の者は自分が実行者で無い事をいい事に、どんな残酷な事も命令できる。何も聞かず、何も見ず、何も考えずに、な。特別な奴らがやらかした事じゃねぇ。歴史に残るどんな悪辣な国家であろうと組織だろうとフタを開けてみれば……寧ろ、善良で平凡な連中だった。歴史なんてのは……勝った側が創るモンだ」「フランちゃんとの再会がこんな形になっちまった以上、アンタの目的はなくなっちまったけど……これからどうするんだ?」「……ついていくわ。断っても無駄よぉ?残念だけれど聞き分けも諦めも悪いのよ。私は――」「ま、何かそうなる様な気はしてたぜ。旦那に懐いてるみたいだしな。短い間だが、一緒に行動していて解った。そいつは噂で言われてるほどの下衆じゃない。自分に素直になれなくて高圧的で高慢。壁を作っては、自分の理解者はいないと勝手に勘違いしてイジケて殻に閉じ篭る厭世家そのワリに、人一倍寂しがり屋。心底面倒くせぇかまってちゃんなだけだよ」「ちょ……!アンタに何がわか……」「解るさ。……俺も同じだからな」ザー……ザー……「…………」「どうしたい?何だか難しい顔しちゃって……」「こら!まだ話は終わってな……デュラス様?」「……なぁ、そういえば、いつからロザリィちゃんと連絡とっていない?」「……少なくとも、そこの淫乱ピンクと遭遇したあたりから俺は聞いてない。それがどうしたい?」「……さっきからアクセスしているんだが全然繋がらねぇんだよ……」続く!
2011年11月25日
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出張で水戸に行くことになったので、折角だからとちょっくら足を伸ばして大甕神社に行ってきました。マイナーな天津甕星ですが、好きな神様なのでアイコン日記でエピソードを紹介します。※私、ロペスの独自解釈を多大に含んでますので、実際の伝承とは違う部分も見られますがご了承下さいまし===【キャスト】天津甕星(アマツミカボシ)星神(天の神)でありながら悪神(奉:なし)国譲りに於いて最後まで抵抗した神。詳しい事はあまり伝えられていない。建雷命(タケミカヅチ)雷神、軍神(奉:鹿島神宮)雷の象徴だけあってトールやインドラ、ウルスラグナの様な脳筋武闘派。経津主(フツヌシ)刀神、軍神(奉:香取神宮)刀の神だけあって喧嘩っ早い。キレたナイフ。天羽槌(アマノハヅチ)織神(奉:大甕神社)織物の神だけあって地味。影が薄い。建御名方(タケミナカタ)祟神、邪神(奉:諏訪大社)国譲りエピソードでの事実上のラスボス。ミシャグジ様の名でも有名。===【信濃国】「さて……まだ、抵抗を続けるおつもりですか?」「下郎風情が……! 待っていろ! いつか……必ず英気を養い、貴様らを祟り殺してくれるわ!」タッ!チャプンッ!「ありゃま、諏訪湖の中に逃げちまった。ま、あの深手じゃあ、もう再起は不可能。これで平定は完了ってとこかい?」※国譲り(平定)→ 日本征服みたいなもの「いえ……まだ常陸国(茨城県)に天津甕星と名乗る土着神が抵抗を続けている模様です」「ふ~ん……聞いた事ないね。どんなヤツなんだい?」 イメージ図タケミカヅチ「確かな事は解りません。ただ、本来主神となってもおかしくない神格である星の神でありながら、暴虐の限りを尽くしている神だと聞いてます」「ま、何にせよ、だ。少しは骨がありそうで楽しめそうだねん♪」~~~~~~~~【常陸国】「こんな田舎に何の御用でしょうか。早々にお引取り下さい」「今ならまだ赦しましょう。……我々に下りなさい。さもないとこの地に血が舞い乱れる事になりますよ?」「断る! 力で相手を捻じ伏せるのが貴方達の正義なら……ボクは決して武力なんかに屈したりしない!」「そうですか。……とても残念です。イカヅチよ! この不遜なる者に正義の鉄槌を下せ!」カッ……!ズドーン!プシュゥゥウウウウ……「実に無益な戦いでした」「大口を叩いたワリには軍神様の力はその程度なのですね」「バ……バカな!最大出力の雷……!あのタケミナカタですら一撃で再起不能にした威力を真正面から食らって……何故!」「キヒヒ……!そうこなくっちゃなぁ!くたばれぃ!」ブォン!キィィイイン!「……な!弾……」「星の神たるボクには”刀から迸る雷光”も”轟く稲妻”も、光に纏わる全ての攻撃は無価値です。理解したならば、この地は諦めて下さい。今回だけなら見逃します」「くっ……!光を伴う攻撃手段しか持たない私とフツでは分が悪い……か。悔しいですが、一旦退きますよ!」タッ!「くそったれ!」タッ!~~~~~~~~「それで、おめおめと逃げ帰って来たワケだ? 無様だねっ」「返す言葉も……ないですね」「ウルセェ! まともに戦もした事すらねぇ、お前に言われる筋合いはねぇ!」「ふ~ん……そういう事言っちゃうんだぁ。いいよ。じゃあ私がそのミカボシっての斃してくるよ。そしたら面目丸潰れだよねっ」「およしなさい。相性の差とはいえ、我々が二人がかりでも敵わなかった相手です。素の戦闘力であっても貴方の比ではない」「ふふ~ん♪ 勝算があるから言ってるんだよっ。まぁ、任せてみなって!」「けっ!どーせハッタリだ!アイツにお前なんかが勝てるもんか!」~~~~~~~~【常陸国】「やっぽー! ミカちゃんいるかなー?」「あれだけコテンパンにされたのに性懲りも無く来ましたか……。見たところ貴方は戦いとは程遠い出で立ち……怪我をする前に去りなさい」「う~ん……ハイそうですかってワケにもいかない事情がこちらにもあるんだよ。恨みは無いんだけど仕方が無いよねっ。取り敢えず、最初に謝っておくよっ!ごめんねっ!」しゅる……しゅるしゅるしゅる……「な、ななななな……!何ですか?!身体に纏わ…………うっぷ!」「私はアマノハヅチっ!織物の神だから布っ端なら自在に操る事が出来るんだぁ。ミカちゃんが幾らピカピカで光を無効化出来るとしてもぐーるぐるの簀巻きになっちゃ何も出来ないよねっ!」 ミカボシ「きゅぅううう……」「かわいいハヅチちゃんの大勝利っ!ぶいぶいっ!」「な、納得いかねぇ……」「押しても駄目なら引いてみろ……北風と太陽と言いますか……このやり方は盲点でしたね」====以上です。ここではソフトに書きましたが国譲りは、逆らう者は全部虐殺した日本神話にしてはえげつないエピソードです。タケミナカタすら斃した武闘派2柱でも倒せなかったアマツミカボシ。しかし、その幕切れはあっけないものでした。星神≒天の神ギリシャのゼウスの様に大抵、主神に当てられる豊穣の象徴が何故、悪神にされているか考えるとアマツミカボシは色々と興味が尽きません。アステカでも星神であるトラウィスカルパンテクゥトリが破壊神扱いです。オルフェウスとイザナギの様に、遠く離れた地に伝わる神話にも共通点が見つかる事は多いので、この2柱も何か共通点があったら面白いです。一説には、アマツミカボシ退治は星を信仰していた土着民を滅ぼした話とするものもありますが、そうなるとスペインカトリックに殲滅されたアステカの黒きテスカトリポカの様に、後々の世に”逆らった=悪神”となって伝わったのでしょう。退治された逸話以外に、生まれや、所業、その性格なんかのエピソードが謎に包まれているのも、そう考えるとしっくりきます。アマツミカボシが善神だったら、打ち滅ぼした側の正義の名の下にある大義名分が壊れてしまいますから。望まぬ殺戮で死刑囚になった我が家の三河ミカもこの着せられた汚名のエピソードをベースにキャラメイキングしてあります。次回は気が向いたら、アステカ神話でミクトランテクゥトリ編を予定しております。かしこ
2011年11月20日
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BGM====~現在・???~「ナーサリーライムプロジェクト……こんな笑えない冗談に”始まりの少女”の名前を付けるなんてどうしようもない程に愚劣なセンスね」「……イシュトーは?」「まだグロッキー気味。でも、吐くだけ吐いたから、もうしばらくしたら復帰出来ると思うぜ」フラッ……「……いえ、もう大丈夫です。迷惑かけるワケにもいきませんので」「……構わねぇよ。”アレ”は流石に俺もヨーヘイも……堪えた。まだまだガキんちょのお前が”アレ”を見て平気の平左だったら、俺がブン殴ってるところだ」「……雨。振ってきたわね」「……え? 曇気味ですが別に……うわっ!」むぎゅっ!「あーホントだー!こりゃ雨宿りしなきゃなぁ!ほら!行くぞ!イシュトー!早くしろ!馬鹿!」むんずっ「……わ、ちょっと! 引っ張らないで下さいよぉぉォォォ……」ずるずるずる……「認めない……絶対に認めないんだから…………!」「こんな……こんなワケの判らないぐっちゃぐちゃになった赤い塊があの子だっていうの?! 私は絶対に認めない!こんなの……!こんな再会なんて……あんまりじゃない!!」ぎゅっ「……風邪ひくぞ。傘くらいなら、貸してやる」「あのね、私ね。こいつの事……大大大!だ~いっきらい!だったのよぉ!……けど!けどっ!何で涙が止まらないかなぁ……。今なら、赦してあげても良いかなって思ってたのにっ……!結局!結局……!私が意地っ張りだったせいで!……つまらないプライドの所為で!最期まで仲直り……出来なかったじゃない……」===~数年前~少年1「おねぇちゃ~ん!」「あら? どうしたの? お姉ちゃんはまだお仕事だよ?」少年1(フラン弟1)「だから来たの!お姉ちゃんのお仕事中のかっくいーとこみたい!」フラン弟2「みたいみたい!」フラン妹「お姉ちゃんのお仕事は剣で悪い人をやっつけるんでしょ? あのね! 街のみんなも言ってたの! ”私たち、へーみんから きし になれるぜんれーなんてない”んだって! お姉ちゃんはとってもと~っても凄いんだって!」「う~ん……ごめんね。お姉ちゃんもね、見せてあげたいのはやまやまだけど、まだ騎士になったばかりだからきちんとお仕事しなくちゃいけないの。だから今は見せられないかな~」フラン弟1「だいじょぶ! お姉ちゃんがいつも遅くまで剣の稽古してるの知ってるもん! 頑張り屋のお姉ちゃんならすぐに偉くなれるよ!」クシクシ……「うん!お姉ちゃんガンバる! 早くアーサ様やミルファレーナ様の力にもなりたいし!」コツコツ……兵1「騒がしいと思ったら……何をしているフランチェスカ。交代の時間も守れんのか?」「も、申し訳ありません! 直ちに持ち場に……!」グリグリ……(足を踏み付ける)兵1「……もうよい。元よりお前如きに何の期待もしていない。あれは家族か?」「……っ!はい、そうですが……」兵2「お前に似て品性の欠片も無い……宮の景観が損なわれたらたまったもんじゃない。さっさと追い出せ。そもそもお前の様な平民風情がここにいる事自体がおかしいのだ。皇女様の寛大な登用に甘えるな、この売女が。どんな手段で皇女様取り入ったかは存ぜぬが恥ずかしくはないのか?……ああ、失礼。平民だからこその厚顔無恥であったな。判りきった事を聞いてしまってすまなかった」「…………っ!」フラン弟1「お姉ちゃんをイジメる悪いヤツめ! お前なんかお姉ちゃんがバビッとやってけてやるんだぞ!」???「……さっきから見苦しわね。邪魔よ。視界に入らないでくれるぅ? みすぼらしいったらありゃしない」兵1「おぉ! 貴殿もそう思われますか? 少々お待ち下され、今どけますので」「何か勘違いしてなぁい? ウザったいのはアンタよぉ? さ、解ったら早く私の視界から消えなさい」兵2「貴様……! その侮辱、国家の僕である我々への反抗。即ち、国家への反逆と受け取ったぞ! 私は女子供であろうと秩序の為なれば、容赦はしない!」「誰が? 誰への恣意行為ですって? そんだけ平民平民連呼する以上、アンタらも貴族の端くれでしょう? 私が誰だか解らないのぉ?雑兵風情が分を弁えなさい!アンタの僭称たる侮蔑は許されざる大罪よ!」兵2「貴様の事なぞ知るか! 待っていろ!今応援を……」兵1「おい……!おい!コイツは……いや、このお方はリーガッセン家の……。ラスティーア地方総領主殿! 来度の非礼お詫び申し上げます。……どうか、この場は何卒、お納め願いたい」「ん?別にぃ?どうもしないわよぉ? 思えば私も貴殿を侮辱したしね。お相子お相子」兵1「……それでは!」「……ならば、名誉を……家名を穢されたら、決闘をもって祓うのが、我々貴族のルールでしょう?さ、剣を取りなさい。掟に基づいて、いざ尋常に参りましょう。アンタらの言う”化物”の技……とくとご覧あれ」チャキッ!兵1「ひぃいいい!何卒!何卒!命だけはご勘弁を!……おい!相棒!お前も謝罪しろ!」「もう一人のお友達は見捨ててとっくに逃げ出したわよぉ?……無様で惨めね。誇りを持たぬモノに貴族を名乗る資格は無いわ。斬る価値も無い雑種風情が!目障りよ。迅速に視界から失せなさい!」兵1「はぃいいい!!」ダッ!「ホント、くっだらなぁい……よってたかって自分よりも弱い立場にいる者しか攻撃できないのね」「ひっく……申し訳ありませんミルファレーナ様……えぐ……私の所為でお貌に泥を塗ってしまいました……」フラン弟1「ひっく!お姉ちゃん泣かないでよ!僕も悲しくなっちゃうよ!うえ~ん!!」フラン弟2「びゃぁああああ!」フラン妹「うぇええええ~ん!」「……ったく。アンタらもいい加減泣き止みなさいよ。鬱陶しいわね」「私がまだまだ弱いから……もっともっと強くならないと。もっともっともっと……!」「……これ、あげるわ。だからとっとと泣き止みなさい」フラン弟1「……? カッコイイお姉ちゃん! これなぁに?」「……マカロンっていうお菓子よ。庶民の口には馴染まないかも知れないから、マズかったら捨ててもいいわよ」フラン弟2「ホカホカしておいし~い!」フラン妹「こんなの見た事ないよ!……もしかしてお姉ちゃんが作ったの? すっごーい!すごーい!」「……さて、どうかしらね。そんな事どうでもいいでしょう?」「……少し落ち着きました。来度の情状には無限の感謝を。礼が遅れた事、大変申し訳ありません。貴女は……」「私はシャルメロン。かたっくるしいのは苦手だし、シャルゥでいいわよ」「私は……」「フランチェスカでしょう?知っているわよん? 毎晩毎晩、宮の稽古場で無様で滑稽な見苦しい剣を見せてくれるからね」続く
2011年11月01日
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===「ゥウワォオオオオーン!!」兵「くそっ!速さに追いつか……ギニャァアアアア!」――歪んだ母の妄執に……少年がアイデンティティークラッシュを起こすのに、そう時間は掛からなかった。「こっちはたったの4人なのに、どうしてそんなに及び腰なのかしらん?」兵「F●ck up!チキンどもはすっこんでろ!」――名前を捨て、家を捨て、故郷を捨て、そして過去を捨て、少年は逃げ出した。「あら? 威勢が良いのね? その心意気に免じてご褒美あげちゃうわん♪」ヒュッべちゃぁ……兵「うわ! なんだコレは! くそったれ! 何投げやがった!」「お姉さんにはわからないにゃん♪」――全てを捨て、少年が辿り着いた先には自身が自身である様に生きて行ける理想郷であった。兵「Holy shit! ふざけやがって!」「さっきからデュラス様の遠吠えでワンワンが集まってきたわねぇ……。ねぇ、知ってるかしらん?よく計算する動物なんてのが持て囃されてたりするじゃない?でもね、ギャラリーを騙すのはエンターテイメントの基礎の基礎。あれって答えの数字にバターが縫ってあるだけなのよぉ?……さて、ここでクエスチョン。バター塗れの人間が、飢えた野生のワンワンの群れに囲まれたらどうなると思うかしらん?」――彼が、その日暮らしの傭兵家業で曲りなりにも名を馳せる事が出来たのは、彼の才能に拠るところだろう。グゥ……グルルルル……!ガブッグチャグチャぬぷっ……兵「イヒッ……ヒヒヒッ!ウヒヒヒ…………!」「答えは”食害される”よん。極寒の大地で育ったワンワンは貪欲で凶暴だから気を付けてね♪……って、もう聞こえてないか。」――終ぞ、学問に対しては凡人であったが、彼はこと感性は天才と呼ぶに相応しいものであった。「どうしたどうした! 正規軍の練度はこの程度か?! 農夫の一人も止められないなんて訓練が足らな過ぎるんじゃあないか?!」――そういった意味では、彼は名も知らぬ父には感謝していた。……若干、皮肉ではあるが。「イシュトー、シャル! 油断するな! 武器に糞尿が塗ったくってある! 少しでも掠ったらアウトだぞ!」(能力も、遺伝子に縛られている……か。とことん皮肉だね。どうも)「……!それではデュラス様が一番危険よぉ!もう既に何箇所か刺され……」「浅い怪我なら問題ありませんよ。ベースは狼ですが、デュラスさんは蝙蝠の肉も口にしていますから」「そういうこった。蝙蝠っつー生きモンは小せぇナリにもあらゆる免疫を持ち、キャリアーになる事はあっても自身が病原体に発症する事は無い。生半可な細菌兵器なぞ俺には効かねぇよ」「流石ですわ! デュラス様!」「おいおいおいおい! やっべぇぞ! 援軍で更に一個旅団が合流してきやがった!」「……あの装備は。大丈夫あの隊なら何とかなるわ。デュラス様、イシュトー君? あそこの旅団の指揮官までの道を拓いて貰えるぅ?」「……何を企んでいやがる?」「んふ♪ヤってのオ・タ・ノ・シ・ミ♪」~~~~~~~援軍 本陣~兵「少将閣下! 賊が単身乗り込んで参りました! 勢いが凄まじく止められません! 何でも閣下と話しがしたいと……」ずいっ「はい、どいたどいた。道案内ご苦労さまん。……やっぱりアナタ見覚えがあるわぁ。確かウラジオストクの兵士だったわよね?随分、出世したのねぇ……そっちの副官殿はキエフ出身だったかしらん?」指揮官(少将)「……こんな形で相見える事になるとは思っていませんでしたよ。元帥閣下」「もうアンタらの上司でも何でも無いわよぉ?そういえば、ベラルーシからウラジオストクまで東西にかけての南方地域の領主は代々リーガッセン家が務めていたわよねぇ……」副官「……何が言いたい」「だったら、あの領地にあるものはみ~んな私の所有物よ。どうしようとも自由って事よね?少将閣下殿? 確か、子供が生まれたばかりなんでしょう? 奥さんも子供もと~っても大切よねぇ?」副官「それでも元軍属か?! 見下げた下衆がぁ!」「私は今、少将閣下殿と”お話”しているの。外野は引っ込んでなさい」少将「……全隊に告ぐ! 我が隊は致命的な損傷を受け……これより撤退行動に移る!」「んふ♪ 素直な子は大好きよ」「人の弱味に付け込んで、脅しをかけるなんて最低ですね。……少しでもこいつを信用しかけた自分が情けないですよ。こんな卑劣なやり方……俺は認めない!」「あら? 今更気付いたのぉ? そうよぉ……お姉さんはとってもいんやらしいんだから♪」「イシュトー、大局を見て良く考えてみろ。絶対正義の名の下に……意見の違うものを切り捨てちまう自称”正義の味方”さんよっかはありゃあよっぽど人道的だぞ。互いに譲れないこの状況じゃあ一番妥当な落しどころだ」少将「あーあー……これは独り言だが……。……かねてより進行していた”ナーサリーライムプロジェクト”がこのモスクワ地区郊外で行われているらしい。私の様な武骨な軍属にはおよそ関わりのない計画だが……ここから北へ20kmほど行った所にそれらしき施設を発見した。きっと何か重要な秘密があるんだろうなぁ」「……感謝するわ。サルノヴィア少将」サルノヴァ少将「ゴホンゴホン……!独り言に返事をしないで頂きたいモノですな」副官「団長殿! 今、貴方が何をしているか解っているのですか?!」サルノヴァ「……解っているさ。最近、歳をとったのか独り言が多くてな。名門中の名門である拝命貴族の当主でありながら武官のトップを務めていた人間が、我々の様な一度もお目遠し叶わない一介の兵士の顔、名前はおろか出身地、家族構成をも把握していた事に君なら何を感じる?」副官「…………」サルノヴァ「クーピーの白だって必要とされているからそこにあるのだ。いずれ、君にも今日の邂逅に……交わした言葉にどんな意味があったか解る時がくる。それまでは私に従ってくれないか?」「多少やりくちが汚れていても、無駄な折衝は避ける。なるほど、な。……アンタの悪名が必要以上に轟く理由が良くわかったよ。損な……性分だな。けど、最高に良い女だ」「買い被り過ぎよぉ? 私は私であるがままに生きているだけ……そこにそれ以上の意図は無いわ」続く!
2011年10月23日
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イスナさん家のなのかさんがとってもかわゆかったので、ついやりたくなった。反省も後悔もしていない。寧ろやり遂げたかな、と充実した気持ちでいっぱいです。≪簡易紹介≫name:こじまなのかさん解説:最近、凄まじいほどの女子力を発揮した。(物理的な意味で特徴:かわゆい。つおい。でも年齢の話題だけは簡便な!勢いでノリで思いついた”もしもあのシーンになのかちゃんがいたら”始めます!医者なので、兵種はメディックな設定です。===~ケース1 三馬鹿と行動を共にしていたら~「なのかさん!下がってください! 俺達がいる限り、指一本触れさせない!」「はい! ありがとうございます! 怪我をしたらすぐ治すけど、無茶だけはしないでね!」「しっかし……あんな大勢で追いかけてくるなんて、どういうこっちゃ? アンタ……? 一体何をやらかしたんだ?」「色々と気に食わない事があったから、帝国内で大暴れして逃げてきました♪(てへぺろ流石にこの人数は骨だから、退かせる間だけでも協力してくれると嬉しいにゃん♪」「…………」なのかさん → 2”ピ~”歳「……? お姉さんの顔に何かついてるかにゃん?」シャルゥ → 24歳「いい歳して何でそんなに媚び媚びなんですか? にゃんとか言って恥ずかしくないんですか? なんなんですか。見た目がロリくさいから自分ならいけるとでも思ったんですか?それとも何? 私より若いからって当て付け?」じり……じり……「ゑ……ちょ……! ち、ちちち違うわぁ! 何か勘違いしてるわよぉ!」「…………ふっ!」ゴキゴキッ!「ちょっ……! 痛っ……! キャー!! ギブギブッ! タァ~ップ!タップタップ!!」バンバンッ!「さーはったはった! 一口10$からだぜ! ゴーリキー♀ VS カイリキー♀ !奇跡のカード! レートはカイリキー♀の方が低めだぜ! ファイ!」「じゃあ、大穴でカイリキー♀の方に100$です!」「お、お兄ちゃんギャンブラーだねぃ! 毎度!」「え? なんなんですか? 貴方達も死ぬんですか?」ギリギリギリ……「あン……ちょっ!いやん!……そこは…………ん! ダメダメ!ダメなのぉ! それ以上は……やん……あぁあああ…………」「こんな禍々しきオーラが満ち満ちている戦場は初めてだぜ……」====~ケース2 ルーシーと幼い頃に出会っていたら~「あぁ、君は覚えていないかも知れないが……久しぶり。大きくなったね。なのか」「大きくなった……とは、どのような意味でしょうか?」「君が素敵なレディーに育ってくれて嬉しいって事さ。わざわざ言うのも野暮だろう? ボクは何も出来なかったけれど……立派になったね。なのか」「ふむふむ! 子供の頃からと言うと、やっぱりロリババアでありましたか!本官ともあろうことが、こんなババ臭いロリ属性。な~んて強烈なキャラしてる人物を忘れていたとはっ!全力で猛省する限りでありますな!はっはっはっ!」「おい。おいお前」「でも気にする必要は無いであります!ロリババァはロリババァで、きちんと需要はあると思うでありますよ!はっはっはっ!」「うん。よし。こいつ殺そう」「お手伝いします」===~ケース3 ミルファの独白に居合わせたら~「……私も一人の人間。”女の子”だからね。自国の民よりも優先したい者が居る……それが理由じゃダメかしら?誰かから好かれたいからとか、誰かに褒められたいからとか……そんな理由で戦うんじゃないわ。戦わなければ守れない物がある。戦う事でしか、守れない大切な物が有る。例えその結果として、大切な物から嫌われても憎まれても、ね。ふふ……為政者としては心底碌でも無い暗愚だと……自分でも思うわ」「……女の子」「ん。ちょっとクサかったかしらね」name:ミルファレーナ・R・ガルハウトス(ミルファ)age:26 ← 注目幼馴染4人組のリーダー的存在。”最年長”で面倒見が良い。「うん!そうよね!女の子よね!」「え?……あ。うん」(何か、妙にご機嫌ねぇ…)====~ケース4 カリンと執務~「隊長。そろそろ夜も遅いですよ? 私は先に上がりますが……」「……ふぅ。あら? もうこんな時間ですの? 集中しているとあっという間ですわね。……ん。ホットミルクでも煎れますわ。迷惑でなければもう少し待って頂けるかしら?」「折角だから頂いちゃいます」「えぇっと、カップは確かここに……」クラッ……ガシッ「大丈夫か? 根を詰めるのも良いが、ほどほどにな」「うぅ……みっともないところを御見せしましたわ。もう自分で思っているよりも、若くないのかも知れませんわ」name:カリン=E=カルヴァイage:28 ← 重要よろっ……「何を言うか。君達”若人”がそんな事を言っては、私はどうなるんだ?」name:ダイアンスティ・A・プーシュキンage:38 ← Check!(ニコニコニコ……)「……? どうした? なのか君?」(キラキラキラ~)「え?なに?!ものっそい笑顔」====なんだろう。この……パンダチーズ的ななのかちゃんはとしまえんかわいいよ!
2011年10月16日
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個人的な妖怪観として、トップに君臨するのが”空亡”その下に”玉藻前””山本五郎左衛門”更にワンランク下の幹部クラスに”塵塚怪王””酒呑童子””大嶽丸””崇徳院”な設定で世界観を構築しておりまする。他のメジャーどころで実力派な”八岐大蛇””天狐””だいだらぼっち””天逆毎”は何れも神格で見ています。===「シャルメロン!右舷に展開!そこから4時の方向へ15歩で跳ねろ!」「了解よん♪」「イシュトーは右翼をシャルメロンへと誘導!ヨーヘイは二人の周りの酸素濃度を上げて、身体能力を底上げだ!」 「了解!」 「あいあいっさー」「いいぞ……そのままだ!3、2、1!跳べ!」(一体どういうつもりなのかしら……?)タッ!ぴょいん!将校「右翼!着地点に槍衾用意!」兵「「「「はっ!」」」」カチッ「はいど~ん!」ズガァ!!将校「撤退!右舷!総員退避!!地雷原を確認!」「……い、いつの間に埋めてたのぉ?そんな時間も素振りも見えなかった筈だけどぉ……」「ありゃ多分、数年前に共和国軍と殺り合ったときに残ってたヤツだわ。この辺ボーダー近いし相当埋めてた筈だろうよ」「良く位置を知ってたわねぇ?もしかして彼、ものすごい記憶力とか待ってるタイプゥ?」「いえ、記憶なんかしなくてもデュラスさんには”見えて”いるんです。”共感覚”……という概念を御存知ですか?」「あの、音とか匂いとかが”色”で”見える”アレでしょぉ?」「旦那は鼻が利くからな。地雷の火薬の臭い……それに付与した”色”で大体の位置がわかっちまうんよ。その誤差なんと数mm!爆発物やブービートラップのプロフェッショナル……傭兵時代の通り名は”草原の狼”」「……ふぅん。案外やるのねぇ」「へへ。即席パーティーがこうも上手くハマるとは良い意味で裏切ってくれたぜ。前衛二人に後衛二人。最高のバランスだよし! このままシャルが前線で翻弄し、イシュトーが確実に仕留める。俺が場面場面で罠に誘い込み、全体を見ながら指示を出す。ヨーヘイは味方の基礎能力向上と敵の身体能力ダウンの補助に回ってくれ」じー……「どうした? 嬢ちゃん? 何か不服でもあるのか?」「ねぇ、もう一回言って?」「あぁ? わりぃわりぃ、上手く伝わってなかったか。このままシャルが前線で翻弄――」「そこ。もう一回」「前線で――」「違う。名前」「……シャル?」パァアアアア……!「うん!うんうん!もう一回もう一回!」「シャル」「もう一回!」「シャル……って、おい。一体なんだっつーんだ?」「えへへへへー」「……何かめっちゃ懐いてる様に見えません?」将校「国境から離れる左舷には地雷原は無いはずだ!左翼部隊!全軍突撃!」「だぁー! もう! 押してきちまったじゃねーか! 遊んでる場合じゃねぇっつーの!ヨーヘイ! 指揮を頼むぞ! 俺もオフェンスにシフトする!」「このアホに指揮出来るのぉ?」「おい! 待てコラァ! 俺様は奇策師の個性を奪ったら何も残らねぇ程の天才軍師様だぞ! こんちくしょー!」「……確かに信頼してるが、自分でそういうこと言うのはどうよ?」「……え? 色々残るわよぉ? ほら、人間の負債的なものとか」「わーお、マジかよー。泣くぞ? いい歳こいた男がわんわん泣くぞ? このやろー」 「コントはそこまでだ。……あんまりつっこみばっかやってるとあほの子みたいに見えちまうしな。こっから先はマジだぜ。こう見えても元・東欧最大の傭兵部隊のリーダーだった頃の矜持もある。俺を止めたきゃ、猫の足音、女の髭、岩の根、熊の腱、魚の息と、そんでもって鳥の唾液でも持ってくるんだな。かつての賢狼! 忠義を誓い! 主に徒名す全てをその鋭い牙で噛み砕いた!人間では辿り着けない領域をとくと見せてやるよ! 行くぜ! オセー!」クチャクチャ……ゴキュ「おぇええええ……まっず! きもちわるぃ……」「……! デュラス様の姿が……!」(……さま?)「”オセー”は食べた生き物に変身する能力。今のデュラスさんは人間の知能を持ちながら狼の運動能力を誇る……いわば”獣の王”です」「変身する度、生肉食わなきゃいけないとか、俺は御免だなー」――デュラス=ルーピの誕生は祝福されたものでは無かった。「ゥウワォオオオオーン!!」ザッ!――彼の母は優れた遺伝子を求める余り、金の力で子供を創る事を選んだ。「イシュトーとおっぱいメロンちゃんは旦那の軌跡を覚えてくれ! あの通りに走れば地雷は避けられる!」――試験管で産まれ、売られた子種で出来た少年。 「ちょっとどうなのそういうの?」――少年。デュラス=ルーピの父親は、名も顔も亡い……単なる白濁液だった。「だぁー!デカメロンだかパンデミックだか知りませんが、こんな所で揉めないで下さい! とにかく落ち着いて!」――優秀な遺伝子を売買する商業施設で産まれた少年は「シャル! イシュトー! 左右に展開しろ! 俺を中心にして50mには火薬源はねぇ!」――その金額に対し、決して母の期待に沿える出来では無かった。 「はぁい♪」 「了解!」――当然、母は自身の望んだ理想を叶え様と、何度も何度も少年に”優秀である事”を強要した。続く
2011年10月11日
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読み手のイメージが崩れるのであまり明確にはしませんが、キャラクター毎に声のイメージがあります。シャルメロンの声のイメージは舞園さやかちゃんです。===~情報部 管制塔~「……ねぇ、ルズリハ? 貴女、私に隠してある事があるでしょ?」「何の事ですか?」「アーサは……あの子はABCのストッキング売りになる気なのね?」「…………」「……沈黙は肯定と看做すわ。ならば私は……。どんな手段を用いても、あの子を絶対にドンカスターには向かわせない。――いつだってそう。今までも。そしてこれからも。納得出来ない事にはとことん反抗させて貰うわよ。ライミー如きに、我々の誇りは奪わせないから……!」「……でも、ねーさん? シェパードパイとかスコーンとか大好きじゃない?」「それはそれ。これはこれ、よ」「……でも、そうですね。この戦いがひと段落ついたら。全てお話しますよ」「……つまり、墓場まで持っていく。と」「あり? バレちゃいました?(てへぺろ」~~~~~赤の広場~「結論から言うと、ね。アンタ達がフランチェスカの居場所を知らない事くらい知っているわ。アンタ達は、私からの詰問に”知らない”の一点張りで突っぱねることも出来た。……けど、そうしなかった。だから、”信用してあげる”と。そういったの」「どんな理由にせよ、さっきまで殺り合っていた相手にいきなり”仲間になれ”なんて……アンタ頭が湧いてるんじゃないか?!」「そ、だめなの。じゃ、私が貴方達の仲間になってあげるわぁ。これなら良いかしらん?」「解せねぇな。このまま続けてら追っ手も来るだろうし、アンタもまだまだ余裕がある様に見える。ここで、俺達に味方した所でアンタに利なんて……」「損得勘定で動くほど無粋じゃないの。だってそうでしょ?自身の望むがままに活きる。それが一番幸せなのよぉ?」帝国兵「いたぞー!!お尋ね者の3名!及び裏切り者の閣下だ!」「……と、思ったよりも早かったわね。あの下衆野郎の息がかかった連中は全員処分したつもりだったのだけれど」「え? え? え? どういう事?」「あんな大勢で追いかけてくるなんて、どういうこっちゃ? アンタ……? 一体何をやらかしたんだ?」「色々と気に食わない事があったから、帝国内で大暴れして逃げてきました♪(てへぺろ流石にこの人数は骨だから、退かせる間だけでも協力してくれると嬉しいにゃん♪」「……だってさ。どうする? 旦那? この女を盾にして俺らだけでもトンズラこくか?」「……いや、撤退能力はこの女の方がダンチで上だ。それはさっきの追いかけっこで解ってるだろう? 下手すりゃ、あれ全部俺達で対応しなきゃいけない可能性もある。……それに、無事逃げ切れても、疲れきった俺達にこの女が何もしてこない保障もねぇ。だったら、ここで食い止めるのが道理だ。……ただ、少しでも不審な挙動を示したら、迷わず斬るぞ。……イシュトーが」「ゑ?! 責任ぶん投げ?!」 「ありがと。その分、出来るだけそちらに戦力が回らない様、全力で行くから。かつての英傑!体内から古今東西、ありとあらゆる武器を生成した!貴方が相対するのは、その伝説よぉ。要塞に飲み込まれなさぁい。行くわよ!サブノック!」ゾクッ!傭兵「なんだ……あれ。衣服から大量の武器が……!どっから出しやがった!」帝国兵「……ぐっ!怯むな!陣形用意!」「「「「はっ!」」」」「……なんか全身に武器刺さってません?俺の目がおかしくなったのかな?」「ばばば、ばっかだな~! あれだよあれ! ファッションだよ! 最近流行の帝国モデル!」(……なんだこりゃ。喉がチリチリ焼け付くようだ。息するのさえ苦しいときてらぁ……。俺に向けられたもんじゃねぇのに……それでもここから今直ぐにでも逃げ出したくなる程の殺気じゃねぇか……!)「それが、アンタの全力ってヤツかい? ……つーか、よ。俺達以外にアーティファクト持ってるヤツがいるのも初耳だぜ。俺達如きには、切り札のアーティファクトを使うまでも無かった……そういう事かい?」「そりゃ当然よぉ。殺す気なんてさらさら無かったもの。最初からそう言ってるじゃない。取り敢えず、陣形を整えたらワザと隙を作りなさい。そこを攻めてきた瞬間、全員で袋叩きにするわよ」(キルゾーン作戦か。なるほど、劣勢のこの状況ではかなり有効だ)「ああ、それと二人とも。最新武器なんかは使い終わったら邪魔になるから捨てとけよ。そんなモンよりも、敵の銃を奪って使え。弾薬の補給ができるからな」「それと、アンタんとこのオペレーターに言って共和国にいる帝国の捕虜は全員解放なさい。既に、補給源は断っているから兵糧攻めが出来るわ」「……お、おう」(うひょー! ちょーこえーよ! マジで容赦ねーよ、この女!)帝国兵「この戦力差に抵抗は意味を成さん!今、投降すれば死罪だけは免れる様、取り計ろう!」 (いつもそう。口ばっかりの、嘘ばっか)「答えはノーよ。アンタ達は気に入らないわ」帝国兵「そんな理由で我々と敵対するつもりか! それでも帝国軍の元帥か!」「……じゃあ、納得のいく説明をするわね。まず第一に、生憎と……私はマキャベリ信者じゃないの。大王も言っているでしょう?”君主とは国家第一の奴隷”でないと駄目なの。暴君なんてのは、論外。存在そのものが規約違反の存在よぉ。第二に、パンとサーカスも気に入らない。――だから、私はミルファにつくわ。アンタらと並んで歩く事は決して無いと思ってけっこうよ。……ま、故人に対してぐじぐじ反論するみみっちい男も気に入らないけどね」帝国兵「宜しい。では、元帥閣下。これより貴殿を秩序を乱す敵性と看做し、粛清の対象とする」「上等よ。子供が身体を売らなければ飢え死にをしてしまう秩序なんて、何の価値もない」「啖呵切るのは良いんですけど、この大群はちょっと無理臭くないですか?」「まぁ、幾らアーティファクトの保持者が一騎当千と言われていても、5千も相手取るのは正直しんどいな」「問題ないわぁ。私が2千殺すもの。一騎当千なら他の3人がそれぞれ千ずつ斃せば丁度」「……さいですか」続く!
2011年10月01日
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今回はBGM推奨で。この曲、実話を元に作られているのですが、ずっと戦死したパイロットの曲だと思っていたら、パイロットは無事生還している模様。どうやら、ナイトホークを擬人化した歌詞らしく、内容通り帰還出来なかったのはこちらだとか。BGM===――諸君らはマリーアントワネットを御存知だろうか?――私は彼女の様な人生を歩みたい。ゴォオオオオオ……!衛兵A「どうしたんだ……お前!魚みたいな顔に……!」衛兵B「顔の無い化物がこっちに……うわぁああああ!くるなくるなくるなぁああ!!!!」――”パンが無ければケーキを食べなさい”「これが……姫様の能力ですかの」――彼女はこの様な言を後世に残したことで知られている。「大丈夫よ。”理解”しなければ、影響は無いわ。けれど”理解”すると死ぬよりも酷い目にあう。過ぎたる英知は時に……毒となる。私も同じ……皮肉よね?”楽園の扉は常に銀の鍵によって開かれる”……これが私のデカラビアの能力よ。さっち あず びけいむ とぅ でぃてぃくてぃぶ ふぉー ざ くーりとるりとるふぇいむ あざとぅ こーりんぐ ふぉー……」 「Old ones」――しかし、当時のケーキとは小麦で焼いた白パンのこと。農民は小麦を領主のところに納めていたが、領主は飢饉の時にその小麦で民衆を賄わなければならなかった。 「ほら、怪異はすぐ傍に……。未知なる存在に出会ったらあなたはどうする?私の答えは物陰に隠れて銃のリロード。……風の吹く街では猫をかわいがなければならない。いまわしきふたご。おとうとはちちおやにうりふたつ。りょうけんはえいかくがあるかぎりおいつづける。ウルタールの様にこの世には決して触れてはいけないルールがある。だからこそ理想郷は理想郷足りえる。……Cat & dogs.気性の荒い獣は出会うことで嵐になる!そう……だから今日も!いつ如何なるときでも!私に風は吹く!」――だから、彼女は”領主の備蓄食料を食わせてもらえ”と至極当たり前のことを言っただけ。衛兵C「ひぃいいい!!な、ななな何だあの扉は中から!ぁあああ!!!!」衛兵D「あぁああああ!身体が裏返っ……」ぶしゅっ……!「ふむ……効果に差はあるが随分と強力でおぞましい能力じゃ。ちらほらと人間の象をやめた者もおるのぅ……。名目通りの外なる神の召還術かの?悪夢を見せる幻覚の類か?」――でも世間は彼女を許さなかった。「幻覚なんかじゃあないわよ。眼前の惨状は紛れも無い現実。範囲内の人間の集中力を極限まで高める。ただ、それだけの力。それが……私のデカラビア。スティグマやプラセボと同じ。人の思い込みの力は案外凄いのよ?夢の中で自身が死ぬ夢を見ると、脳が勘違いしてショック死する事もあるんだから。慌てふためいている連中は私のワードに連想した異形がさも事実であるかのように具現化して襲い掛かってきているのでしょうね。彼らは思い込みの力だけで自身を変化させ……死に至るのよ」――真相なぞどうでも良く。ただセンセーショナルなプロパガンダが欲しかっただけなのだ。「……しかし。そう都合良く皆が皆同じ連想をするものかの?」――或いは他人を手にかける己を正当化したかっただけかも知れない。「出来るわよ。帝国にいる人間には数十年に渡って演説、公共の電波、ありとあらゆる手を尽くして全員にサブリミナルを施しているわ。だから、この国に来て日の浅い異邦人である貴方は無事で居られるってワケ。誰にも話してないけど、ね?幼少の頃、私たち三馬鹿がルーシー様から貰ったアーティファクトは実は3つあるの。――フランのバアル、アーサのムルムル……そして私のデカラビア」――彼女が誰よりも国民を憂いていた事実なぞ露知らず……民衆は自身を正当化するために彼女の生涯を……在り方を”騙り”、”創り”……悪とした。「ほっほっ……幼少の頃から国民を洗脳しておったとは恐ろしい姫様じゃのぅ」――畜生と罵られても「時には覇道を行く事も為政者には必要なの。……そして、今も我を通す為に手を血に染めている。どう転んだとしても地獄逝きは確実ね」――売女と呼ばれ全ての汚名を被せられようとも。例え、阿鼻地獄へと向かう事となろうととも「ひょっひょっひょっ!……ならば!」ザクッ!衛兵「ギャァアアアア!!」「地獄までお供しましょうぞ」――例え、全てに裏切られても。例え、守りたい子供たちから恨まれる事になっても衛兵「ぐぐ……ぐぐうぇえ……」「苦しいか?そりゃ苦しかろう。ワシのナイフにはのぅ……と~~~~~っても辛い唐辛子が塗ってあるんじゃ。触っただけで皮膚が爛れる……サソリの名を冠する強烈なヤツがのぅ……。毒じゃないから死にはせんが、激痛のあまりうずくまる形になるんじゃて。……まるで、わしに首を差し出すかのようにのぅ……ほっほっほっ」ブシュッ!「元々ワシも天国に逝ける様な大層な人間じゃない。連れが出来て嬉しいくらいじゃて!」――私の拓いた道の向こうに、子供たちが笑って暮らせる未来があるのだったら。私は喜んで「うん。……共に、逝きましょう」――”悪”となろう。~~~~~~~~~――我々が使用するアーティファクト。そのほとんどがソロモンの製作者であるショー=ミカワの仲間の特異体質を模した能力であると聞いていた。我々が得た様々な不思議な能力……果たして、こんな事が出来る人間が本当にいたのか、甚だ疑問ではあるが、私は感謝している。「さぁ!死ぬまで噛み付いてやるわよ!」――無力なだけの少女だった私に、こうして戦えるだけの力を与えてくれた。デカラビアのモデルとなったのは亡者の姫。……幾つもの屍を、号令一つで築きあげてきた死神にはピッタリだ。「のぅ、姫様?フランちゃんは姫様の能力に巻き込まれるから逃がすのは解るんじゃが、どうしてワシにも逃げろと言ったんじゃ?」――戦うのは正直言って怖い。相手の悪意や敵意が自身に突き刺さるのを肌で感じるとここから逃げ出したくなる。「言っても良いけど……恥ずかしいわね」――だが、信念を貫き通して、見据えた一つの…………そう、たった一つの真実を。己を偽らずに済む。それだけでとても気分が良い。「はて?」――今なら解る。散って逝った仲間達もきっとこんな気持だったのだろう。「……私も女だからね。愛する人に、嬲り殺される惨めな姿は晒したくなかったのよ。軍の中には外国人もいる。輩には私の能力は集中力を増加させる分、パワーアップさせてしまうだけの諸刃でしかない。どう楽観的に見立ててもこの死線はきっと越えられない。……フランには嘘を吐く形になっちゃったから、謝りたかったなぁ。それだけが心残り」――だから、もう。怖くない。おぞましい現実が鎌首をもたげて自身に食いつこうとしているのは肌でビリビリと感じる。けれども、不思議と心は穏やかなのだ。~~~~~~~~~~「遺体の回収と照合が終わった。ミルファレーナ=シュレスタレッテ=ルン=ガルハウトスマギー・ザ・”サン=ジェルマン”……両名の死亡を確認した」「……そう。この人数をたった二人で……壮絶な最期だったのね。さようなら。東洋の龍のごとく強く尊く……そして気高い……ドラゴン・プリンセス」続く……
2011年09月25日
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文字数制限ェ……==~帝国宮廷内~ドンドン!「おっと……ようやく我が姫君の登場ですかな?」ドン!ドンドンドンドン!!「はいは~い、そんなにノックしなくても開けますよ~。サロンの扉は太鼓の達人ではありませんよ?姫様」ガチャ!「良かった……!まだ無事だったのね!いいから早くここから逃げて!」 「「!!!!」」「……図られたわ。ここはもうダメよ。私たちのアーティファクト……特にフランのバァルだけは父上に絶対に渡しては……」コツコツ……皇帝(ミルファの父)「逃げても無駄だ。もう国内では君たちをクーデターとして手配されている。……さあ、ミルファよ。それをよこすのだ」「……旦那様!」皇帝「マギーよ。聡明で冷静な君なら解るだろう? 今、このどう状況で振舞えば良いか」「…………」皇帝「なぁに、私の為に働いてくれれば、皆悪い様にはせん」「いけしゃあしゃあと……!自国を憂うのは国家としては当然!……けれど!それで不必要にワールシュタットの再現をするのは正義ではないわ!」皇帝「やはり君は私にとっての癌だったな。その頭角を現したときに粛清しておけば良かったとつくづく後悔しているよ。どこかの良家に嫁に出す事も考えたが、ソロモン討伐などと余計な事をした上に、あれだけ派手に暴れてくれていると貰い手も見つからなくてね……。もう無用の長物どころか眼の上のタンコブなんだよ。お前は。子供は”また産めばいい”……私の娘に次女なんて”いなかった”んだ。衛兵!!」帝国軍「「「「「ハッ!」」」」」「陛下……?どうしてこんな……?!クーデターなんて……私、何がなんだか……」「”やる””やらない”じゃなくて”出来る”存在がいることがいけないってことなの。そんな驚異がある限り、常に人の恐怖は在り続ける。我々がいる限り”平和”は存在出来ない……父上はそう判断されたのよ。でも、これは私の問題……だから早くアンタ達は逃げなさい!これは命令よ!!ここは……私が絶対に食い止めるから……!」「やっだぴょ~ん。そもそもワシ、どっちの臣下でもないもん。ただの流れの道化師だから命令なんか聞けんのぅ……。そもそももう歳だで。足腰弱っとるから逃げた所でフランちゃんの足手まといにしかならん。それならここで追手の数を減らしておいた方がマシじゃろう?……っつーワケで、と」シュッ!ボンッ!衛兵「な、ななな!ナイフで斬り付けられただけで首が……!首がぁあ!」「ひょっひょっひょっ!ワスプナイフと言ってなぁ……刺した瞬間に圧縮ガスを送り込んで凍結させる対サメ用に作られたナイフじゃ。苦しませずに一瞬であの世に送ってやれるぞい?ま、こういう事じゃて。老い先短い年寄りじゃ。死に様くらいは選ばせろい」「わ、私も……!」「駄目よ!フラン!アンタがここに残ったら誰がこの状況を仲間に伝えるの?……だから貴女は逃げなさい。カリン……そしてシャルゥを頼りなさい」「でも、師は私の事を……」「いいことフラン?好きの反対は嫌いじゃないわ。無関心よ。アナタはシャルゥに嫌われているけど、それはそれだけ意識されているって事なのよ。現に私やアーサちゃんなんて滅多に視界にすら入れてくれないわ。大丈夫、素直になれないだけで、きっとまた解り合える。性根が悪い子ではないもの。……貴女は気づいていなかったみたいだけど。あの子、お給金で何をしていたか知っている?誰もが恐れる人斬りシャルゥ。けど、あの忌み嫌われた地である寒村では慈愛の聖母扱いだったわ。貴女の妹弟たちが他の貴族のやっかみで誘拐されそうになったとき、それを未然に防いだ事もあったわ。……かなり念入りに黙秘を釘押しされたけどね」「のぅ、フランちゃん?良い暗殺者の定義って何だと思うかの?」「決して人に見られず風景に溶け込むこと。存在自体を匂わせないこと。……でしょうか?」「ふむ。当たりじゃ。では、人類の敵とは何ぞや?」「百獣の王……ライオンですか?」「ハズレじゃ。ライオンなぞ人数をそれなりに集めて銃でも撃てば良い。集団で槍を投げても退治出来るのぅ。それに、どんなに大暴れしても3桁の被害者も出ん。……それでは、人を大量に、それもえげつなく殺す方法は何だと思う?」「兵糧攻め……」「さよう。だからこそ穀物を食い荒らし……飢餓により万単位で人を殺す飛蝗は人々に古くから恐れられ、その王は”奈落の支配者アバドン”とまで呼ばれておる」「じゃあ私からも質問ね。軍にとってシャルゥの様に悪目立ちする幕僚は優秀だと思うかしら?」「……合理的ではありませんね」「その通り。でも、それが必要な事だとしたら?……それが、本来なら一番忌み嫌われるべき能力を持つ虫使いへの誹謗や中傷の目を自分に向けさせるためのスケープゴートだとしたら?」「……!」「……そう、あの子の本質は……今もあの頃と変わってはいないわ。ただ、ぶきっちょさんだから謝るきっかけが掴めないだけ。それは、あの子を一番慕っていたアナタが一番判っている筈でしょう?」「でも……!でも姫様!私の主は姫様だけです。主従の関係がそれでは逆転してしまいます!」「私のデカラビアは敵味方見境無く巻き込むタイプのアーティファクトなの。ここで全滅したらそれこそ犬死よ!」「わかり……ました……!必ず!師を……皆さんを引き連れて帰ってきます!」(カリンさんも天才を追って……気付いたら今の場所まで上り詰めていた。……そこまでは私と一緒。でも、私は現状に甘え、追い縋る事しか考えずに……肩を並べようとはしていなかった。それが私の弱さの理由であり、私とカリンさんの差……。舗装されてる道を歩いてたって誰かが行ったところまでしか辿り着けない。だから……そう。これからは私が私の道を決める。私にはみんなを守れるこの力がある!もう……何も恐れる必要は無い!……どんな荒野だって!どんな悪路だって!自分の力で切り拓いてみせます!)タッ!「……さて、と。心残りも済んだし、いっちょやりますか。ホント……為政者はいつ如何なるときでも国家を優先し損得勘定で物事を見なきゃいけないってのに……これじゃあ失格ね」 「そうかも知れんの。けど、そんな姫様だからこそわし等はついて行こうと思うんじゃて。それでは長らくお待たせしましたのぅ!皆々様方!かつての英傑!人並み外れた怪力を持つ!その殺人鬼は外なる神を名乗り、大地を割った!いくぞい!アガレス!!これから1と0を司さどる確率の魔術師……その世紀の大魔術をお見せしようぞ!最初で最期の大舞台じゃ!」 「旧き英傑!外なる世界から飛来した金属生命体!人の形を象り、亡者の歌姫を名乗った!その異形!少年と出会い、恋に落ち、世界を救った!相見えるは神々の尖兵。忌まわしき猟犬。逃げる術は角の無い世界。……果たして狂わずにいられるかしら?……行くわよ!デカラビア!」 続く!
2011年09月24日
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実家に幼少の頃からあった謎の機械がカセットビジョン2と判明した今日この頃。15年越しの真実なのぜ。===~過去・とある日の昼下がり~「私の3つの切り札……フランは品行方正。容姿端麗。洗練潔白。表に出る誠意の象徴。通常ルールでは最強の……そうね。例えるならばハートのエース。根源は善と秩序。アーサは中立・中庸。何でも卒なくこなす万能性。状況に応じての汎用性は抜群。どんな札にもまず負けないジョーカーと言えるわね」「では、マギー殿は?」「いえ、残る一人は彼では無いわ。彼は表に出る切り札というよりも隠密の側面の方が強いわ。いわばイニシアチブを取れるダイヤの3ね。前提となるゲーム自体の選択も兼ねるわ。……残る一人はシャルメロン・G・リーガッセン。人斬りシャルゥと言えば判るかしら?彼女は例えるならばスペードの3。時にジョーカーすらも下す、ワイルドカード。彼女は自身の理念のままに動き、それ以外には一切の興味が無い。運用すれば最期……どんな帰結を迎えるか、私にもわからないの」「随分とピーキーな人材を抱えていますのね……?」「単純な腕っ節だけなら他の追随を許さないのよ。彼女。だからこそ多少無茶苦茶でも結果は後から付いてくる。そんな感じね。それを可能とするのが、彼女の特異体質。……端的に言うとね。彼女の強さは骨にあるの。通常、人間の骨は200本前後なのだけれども……彼女のそれは細かく分かれていて300以上。そのまるでギミックの様な関節の多さで通常の人間には出来ないような動きが出来るのよ。本人曰く、多種多様な体位も性技もそれで完璧だとか。それについては未確認だけれど……。加えて、指と腕、おまけに脚の本数も常人よりも多いわ。腕と脚が多いと有利なのは言わずもがな、指も本数が多いとしっかりと握る事が出来るから握力が上がるわ。それに比例して女性の力では考えられないほどの怪力を発揮できる。当然、そんな特異な身体を持っていれば武器の持ち方も足の運び方も通常とは変わる。だからこそ、誰も彼女を真似できないし、ついてこれない」「……おかしいですわ。私の持っている情報網では……彼女は金と権力にものを言わせて地位についたボンボンだって」「それも強ち間違いじゃないわよ。確かに彼女は帝国の名門中の名門の家柄で、普段は仕事もほとんどしないでグータラしてるもの。……けど、今の地位についているのは実力。リーガッセン家は名門は名門でも代々文官を輩出してきた家柄。武官を目指した彼女には寧ろ自分の家からの妨害がきていたくらいなのよ?」「確かに有事には役に立ちそうな人材なのでしょうけれど……。滅多に仕事しないわ、やんごとなき身分で扱いに困るやら……よく、そんな子を軍なんかに置いておけるわね?」「まぁその分、実力は確かだし……問題児は他にも居るし……」「ああ、あの子ね……」「どうやら、そちらでも迷惑かけているみたいね?」「…………ソンナコトナイヨ?」「ただ、シャルゥを使い難いのはそれだけじゃないわ。その……何ていうか、彼女変わってるっていうか、独特の価値観を持っているから目的や腹の中がイマイチ解り難いのよ。名家の生まれのくせして、権力に固執してみたり……武力が突飛しているのに希望所属は私の側近だったり情報部だったりね。他には……えっと、ニンフォマニアの気があるというか……言動がいちいちエロいから話振られても困るのよ。しかの公の場でよ?!そりゃ……一応、閨の知識とかはあるけれど、そんなに詳しくないし……そう易々と性交渉できる立場じゃないし……」「あらあらあらあら♪まあまあまあまあ♪政界の化け物ともあろう賢姫様ともあらうお方がかわいらしいですわ♪」「ほ、ほっといてよ!フランもあの通り純真というかアホの子というか……性知識自体怪しいし……。多分、シャルゥの発言の9割方は理解できていないと思うわ。会話が成り立たないから会話があさっての方向に飛んで行くし、シャルゥはシャルゥでフランがカマトトぶってる様に見えてだんだんと気が立っていくわで……。同じ変態同士で波長があうのか比較的アーサとは仲良くしてるみたいだけど……けっこう神経使うのよ」「何と言いますか……そちらも大変ですのね。眼に浮かぶようで他人事でも胃がキリキリしてきましわ」「一度体験すれば苦労を分かち合った者同士、深い友情が芽生えると思うわよ?更にはオマケでダイエット効果!仕事しているだけで痩せられます!凄い!どう?折角だからやってみない?」「丁重にお断りさせて頂きますわ♪」「ですよねー」~~~~~現在・赤の広場~「……もはや、ここまでか」「あらん?もう終わりぃ?もう少し粘って楽しませくれると思ってたのにぃ……とんだ見込み違いだったわねぇ?」「……な~んて」「言うとでも思ったか、クソビッチ!受け取れ!イシュトー!」パシッ!「サンキュー!デュラえもん!くたばれぇええええ!!」ズドン!「……!!」ドン!ドン!ドン!ドン!「”パイファー・ツェリズカ”……装甲車と真正面から生身で渡り合えるアホみたいなリボルバーだ。こんなクソ威力で撃たれたらご自慢の剣で捌くのも不可能。それどころか、まともに食らったら原型を留めてないだろうぜ。ヨーヘイ。時間稼ぎ恩にきるぜ」「いやー、マジでやばかったわー。マジでギリギリだったわー」「あ~……」「びっくりしたぁ。対戦車の為に作られた拳銃……そんな馬鹿げた代物をまともに使おうとするお馬鹿さんは初めて見たわぁ……。土台がしっかりした下半身を持つアナタじゃなきゃ扱えない銃って事ね。やるじゃない♪もうちょっと反応遅かったらヤバかったわねぇ……♪」「……ふふ。ふふふふ」「あら?絶対敵わない絶望と逃れられない恐怖で狂っちゃったのかしらん?」「……違う、ね。アンタの底がようやく見えたから……つい嬉しくてね。今も余裕ぶっているみたいだけど、そろそろ限界が近いだろう?膝が笑ってるぜ?」「……挑発にしては安いわよ?」「……確かにアンタは早い。だけど、それは一時的なモンでアンタの本質は速攻型。加速力と瞬発力は優れているだけで、その持続力は無い。性差の限界ってヤツだね。だから余裕たっぷりに佇んで、常に相手の上位にいる様に錯覚させる必要があるんだ。相手に恐怖心や畏怖を与えて、とっとと自滅させる為にね!まだ銃弾は充分にある!スタミナが尽きた今なら……!俺の方が早い!」「……なるほど、ね。じゃあ、さ。最期に……命乞いじゃあないけど質問に応えてくれたら嬉しいな。……フランチェスカの行方は何処?」「…………」「……どうしても答えるつもりは無いワケね?」「……ああ」「ハラショー……良いわ。合格よ。特別に私の部下にしてあげても良くてよ?」3馬鹿「「「……ハァ?」」」続く!
2011年09月21日
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今回、拠点となるホテルがネット環境完備なので久々に更新。”自腹で泊まるから好きな所に泊まらせろ”と言っても、指定された安ホテルに泊まらなくてはいけないのが勤め人の辛いところ。ノーパソが物理的にも処理的にも重いので買い換えたい次第であります。win2000って何だよ……===(前々回の答え)【A型】リーウェル:周りに便乗した無難な選択肢を選びがち。はじめ:協調、規則、倫理を重視する。【B型】瞬:超マイペース。なんかいつも寝てる。【O型】三河兄:大雑把だが、負けず嫌い。ミカ:協調性があり思いやりもあるが、思い込んだら暴走する事も。社交的。【AB型】総一:色んな意味でロマンチスト。皆の答えはどうだったかな?===↓以下、予告編今年中に番外編。来年の春までに本編が終わらせられれば!的な進行プランで書いてます。ついやってみたくなった!映画とかの最初の予告見るの大好きなんです。===――仲間がいれば死ぬ事なんて怖くは無い。……そう思っていた。「カリンさんも天才を追って……気付いたら今の場所まで上り詰めていた。そこまでは私と一緒。でも、私は現状に甘え、追い縋る事しか考えずに……肩を並べようとはしていなかった。それが私の弱さの理由であり、私とカリンさんの差……。舗装されてる道を歩いてたって誰かが行ったところまでしか辿り着けない。だから……そう。これからは私が私の道を決める。私にはみんなを守れるこの力がある!もう……何も恐れる必要は無い!……どんな荒野だって!どんな悪路だって!自分の力で切り拓いてみせます!」「ねぇ、マギー?未知なる存在に出会ったらあなたはどうする?一番、正解に近いのは物陰に隠れて銃のリロード。大丈夫よ。”理解”しなければ、影響は無いわ。けれど”理解”すると死ぬよりも酷い目にあう。過ぎたる英知は時に……毒となる。私も同じ……皮肉よね?”楽園の扉は銀の鍵によって開かれる”……これが私のデカラビアの能力よ。さっち あず びけいむ とぅ でぃてぃくてぃぶ ふぉー ざ くーりとるりとるふぇいむ あざとぅ こーりんぐ ふぉー……」 「Old ones」「やっだぴょ~ん。わし臣下じゃないもん。命令される筋合いないもん。老い先短い年寄りじゃ。死に様くらいは選ばせろい。……それでは皆々様方!これから1と0を司さどる確率の魔術師の世紀の大魔術をお見せしようぞ!最初で最期の大舞台じゃ!」「ま……あんまりつっこみばっかやってるとアホの子みたいに見えちまうからな。たまにはマジにやってみるぜ。こう見えても元・東欧最大の傭兵部隊のリーダーだった頃の矜持もある。俺を止めたきゃ、猫の足音、女の髭、岩の根、熊の腱、魚の息と、そんでもって鳥の唾液でも持ってくるんだな」「ねぇ、アンタは、さ。ヒーローっていると思う?」「それでは……オールボワール ムッシュ エト マドモアゼル。そして敬愛するmon ami。これにて世界の誇る、灰色の脳細胞のお披露目は幕引きですわ。……それでは、ごきげんよう。メルシーボークー」「アナタ達なんかに私たちの体も魂も……髪の毛の一本だって渡してたまるもんですか!」「例え、その理想の形が歪でも、それを何とかする……いや、してしまうのがお前とカリンだったろう!それがお前の選んだ答えか!?アーサ・グレイシャス!」「あー……らしくねぇよなぁ……。ま、最期くらいはやっぱさ?すっきりきっぱりと気分良く別れんのは礼儀だぜ。つー事で、だ……あばよ。またどこかの街角で!」「”助けて”……ね……。ふざけるな!その言葉はなぁ……!フランも妹も言ったんだ!」「この強さがあれば何でも出来ると……!どんな願いでも!どんな夢でも叶うと……!私が愛した全てを守れるとそう思ってた!けど……!全然足りなかった!栄光に胡座をかき!強くなったつもりになっていただけだった!もっともっともっともっと!強くならなければならなかったのに!もう……それも遅かった…………私が慢心しなければ!私にもっともっともっともっと力があれば!私が……弱くなんかなければ……!みんな!みんなみんな!ダイアンスティも!バリーもピースも!チェツィンもソフィーも!みんなみんなみ~んな!死なずに済んだのに!全部!全部全部全部全部!私の弱さが招いたのよ!私が強くなかったからこうなったの……!」――それは、名を忘れた墓守が遠い遠い昔に見た一炊の夢。かんばと番外編(後編) 近日公開!(多分)
2011年09月14日
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申し訳ない!そして申し訳ない!前回の答えと、入浴シーンを書こうと思ってましたが時間が取れなかった!滋賀→横浜→千葉→神戸→山口→福岡→茨城→日光→仙台→東京→Deutschland→Italiana→東京→神戸→滋賀 ハイパー過密スケジュールタイムが今、幕を開ける……!やだ……なにこれ……バックパッカー……?大まかですが12月くらいまでは家に戻れそうにありませんのだわ!
2011年09月03日
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世間ではお盆休みの様で、我も休みを3日ほど頂きました。金土日で、金は有給扱いのファッキン待遇ですが、休めただけでも重畳重畳。その内、一日は転勤の異動でしたがーようやく滋賀への引越しが終わりました。姫路城見た後なので彦根城のしょぼさには驚きましたとも、ええ。琵琶湖の畔なのですが、今の時期だとユスリカ大発生しそうで戦々恐々としています。外に洗濯物は干せないなぁ……こりゃ。ユスリカ(蚊柱)も相当鬱陶しくて嫌いなのですが、個人的にこの世から絶滅させたい害虫ランキング1位 アブラゼミ(ただ煩いだけで、鬱陶しい。他のセミは鳴き声が面白いからOK)2位 クビキリギス(超音波みたいな泣き声で頭痛と吐き気も出てくる)3位 耳元の蚊(蚊の羽音の周波数は最高の目覚ましらしく、どんな時間帯でも目覚める。刺されるのは別に構わない)ゴキブリとかはティッシュでくるんでキャッチ&リリースするほど慈愛に溢れる我ですが、これらの虫は見かけ次第、ありとあらゆるどんな手段を用いてでも処分します。本当に煩いのが苦手なのです。蝉もそろそろ終わりでようやく静かになりますが、秋口になったらクビキリギスが出てきます。滋賀には生息してないと良いなぁ……===~前回の解答~ミルファ:O型シャルゥ:A型アーサ:B型フラン:AB型色々と奇人変人扱いされるAB型ですが、我もそうなのですが基本的に人の話を聞いていません。脈絡無しに自分の思ったことをそのまま行動しているので、周囲には変態に見えるのでしょう。基本スタンスとして、独りの時間を何よりも好みますが、皆でワイワイ騒ぐのも同じくらい好きです。そのスイッチが日どころか時間ごとに入れ替わるので、とっつきにくい印象を与えるのかなーと思います。熱中し易く飽きっぽいのも、趣味や話を合わせずらい原因なのかと。楽しいか楽しくないか……意外と単純な二元論で生きているので、気難しそうだとか何を考えてるか判らないとかは案外杞憂です。===~オマケ~前回、書いてて面白かったのでまた血液型ネタ~ある日の三河邸~name:リーウェル・K・スターage:17「ここで切りましょう。伝家の宝刀……リニアカードです」name:神風瞬age:18「ぬぐぐぐぐ……!そば屋の独占は卑怯だぞ!」name:三河祥age:18「おいコラー!キングビンボーなすりつけた後にハワイにぶっとびさせるとかどんだけ鬼畜なんだよ!てめぇ!」name:世良総一age:18「残念だけれど、これ戦争なのよね(ドヤッ」「だぁー!!これ終わったらドラポンだ!逃げるなよ!総一!」「よろしい。ならば嵐だ(キリッ」name:志貫一age:17「まぁまぁまぁ、落ち着いてくださいよ」name:三河ミカage:16「皆さん、今日は泊まっていかれるんですよね?夕餉は如何致しましょうか?」「今は……と。19時か……。まだ早いんじゃあねぇのか?」「じゃあ、ボク先に湯浴みしても良いですか?夕飯の支度はその後くらいなら丁度良いと思いますし」「お、悪いな。じゃ、それで頼むわ」「あがったら連絡下さい。俺も手伝いますよ」「そうですね。ワタシも手伝いますよ Frau ミカ」「いえいえ気になさらずとも……お客様なのですからごゆっくりして下さいませ」スタスタスタ……「先輩の妹の割りには、真っ直ぐで良い子ですよね。ミカちゃん」「腐ったDNAは、兄が一手に引き受けたからでしょう。御蔭で兄はほとんど産廃ですが」「容姿も、上の上だしな」「そうかい?別に普通だと思うけどなぁ……」「だぁー!!!!ふっざけんな!あんな上玉が普通なわっきゃねーだろーがー!お前がどんなに恵まれてるか自覚しろ!そして誤れ!俺に謝れ!あのナイスバディをもっとよく見てみろっつーの!ファック!」「そこまで言うなら今から風呂覗きに行ってやろーじゃねーか!俺の息子が反応するかどうか賭けて貰うぜ!」「ちょ……!ちょっとちょっと!何でそうなるんですか!?そんなの絶対おかしいですよ!」「妹の裸になぞ興味は無い!だが!覗くという行為自体に意味がある!」「え、やだ、負の方向にだけ男らしい……」 「馬鹿や!こいつホンマもんの馬鹿や!」「ふっ。良識派のつもりか総一。お前……いつからそんなに縮こまる様になった?」「まてまて、誤解するな瞬坊。誰もやらないとは言ってない。……俺も馬鹿の一人だからな。そんな馬鹿は大好きだ!据え膳食らわば皿まで!からの~おかわり!それが漢!世良総一の流儀だ!瞬、お前はどうする?」「……聞くだけ野暮だな。無論。全力。日真高校三馬鹿トリオ……久しぶりにその力を魅せてやろうではないか!」「いやいやいやいや!おかしいですって!何かスッキリした顔して良い話っぽくしてますけど、やろうとしてる事は最低ですよ!」「漢には退けぬ時がある、今がそのときだ……はじめ」「このぐらいの元気があるのは男の子ならば当然ですね。で、ハジメはどうするのです?」「ゑ?!リルも実行派なの?!」「面白いことは正義です。……が、別にクソレズかますわけではありませんので誤解のなきよう」「ホンマ、リルさんの自由さは青天井やでぇ……」「もうどうにでもな~れ」~続く?かも~前回同様、正解の発表は次回です。
2011年08月21日
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日本では血液型ABO式を採用していますが、ABO式にはRH因子の他にαβγの抗体因子が裏の血液型として内包してます。このαβγの型は何気に重要で、例えば同じA型同士でも片方がα因子、もう片方がβ因子だと反応して血液が凝固してしまうので使えません。遺伝子や医療系やってる人間以外ではどうでも良い知識ですが、意外とみんな知らなかった事に驚きももの木20世紀。===こんなん見つけました↓Pixivパワー検定投稿数、更新頻度、評価点数、閲覧数、同じジャンルでの投稿……etcの要素から自分のPixivのパワーを数値化してくれるシステム。やり方は簡単。アドレスをブクマしてPixiv管理画面でお気に入りを開いてアドレスをクリッコするだけ。暇がある人は是非。===以下日記↓ラッキーマンでは小指グリーンが一番好きです。ロペスです。敵から味方になった上に、後半は努力の結果上位陣に食い込むとか格好いいから仕方がない。先日、リアルで血液型の話で盛り上がりました。ぶっちゃけ根拠は無いので信じているワケではありませんが、けっこう面白かったので、話のネタ程度に我が家の幼馴染4人組にやらせてみました。一部我のリアル体験を含んでます。なので、我と同じ血液型のABだけやけにリアルかも。誰が何型か当ててみてね!~~~(簡易キャラ紹介)name:ミルファレーナ・R・ガルハウトス(ミルファ)age:264人組のリーダー的存在で最年長。面倒見が良い。通称ねーやん。name:シャルメロン・G・リーガッセン(シャルゥ)age:24 平素を装うが内面は頑固で激情家。計算高い。頼られると張り切り過ぎて空回りしがち。name:アーサ・グレイシャスage:22落ち着きが無い。変態。未来に生きてる宇宙人。name:フランチェスカ・R・D・N・ヴァルファルニア(フラン)age:20マイペースな最年少。基本的にはのんびり屋だが、興味を示したものには暴走しがち。~~~シーン1.得意・好きなスポーツは?「サッカー、バスケなんかの能動的なのが好きね。逆に野球みたいなダラダラとグダりがちなのは嫌いね」「パルクール(陸上競技総合)やテニスね。チームプレイ苦手だから個人競技が好きなのよぉ」「セパタクロー一択!……と言いたい所だが、ゴルフも好きだ。無論、接待以外のな。派手なスポーツを好むな」「互いに互いを高めあうことが出来る武道全般です!他にもフェンシングなどの対人競技が好きですね」~~~シーン2.お茶会「良い茶葉を頂いたからお茶会するわよ~。なんか希望はある?」「私の分はアールグレイかダージリンでいいわよん。折角だし私が淹れるぅ?」「お湯の温度は必ず95度で!茶葉をホップするようにして~……う~ん、抽出方法はどうしよう?やっぱりフラワリーオレンジペコ?待っててね!私のジャスミンティー!お茶請けはどうしよう?定番のマカロン?マドレーヌ?それとも王道ミルリトン?でもでも~……決められません!」「戸棚にあったコーヒーにしてくれ」~~~シーン3.お出かけ「これよ!これこれ!今超話題のゲロ戦機!見に行くわよ!」「それよりもこの”悪魔のどくどくクリーチャー”の方が面白そうじゃあないか?」(どーせ、見てる途中で寝ちゃうから、ぶっちゃけどれでも良いのよね~)「ぽ、ぽっぷこーん下さい!キャラメル味の!はい!この一番大きいヤツです!」~~~シーン4.お食事「お寿司は先ず淡白なものから舌を慣らすのよ!だから最初は白身系って相場は決まっているの!」「ガリガリガリガリガリガリクソーン!えんがわ、サーモン、大トロ頼む!いえーい!」「ん?なんか言った?どうしたのよシャルゥ?そんな怖い顔して」←醤油ドバドバ「あ、あの水槽に入っているお魚って持って帰って飼育できますか?!」~~~~シーン5.好きなお菓子「ハッキョーターンは正義よね!」「ん~マンダム。やはりサラダアッキは最強だな。タイヤの様な感触がタマランチ会長だ」「ま~たウルトラゼウスがダブったわ~……そろそろ止め時なのかもね~……」「チョコ要らないなら下さい!シールよりもウエハースが好きなんです!」~~~シーン6.みんなですぽうつ「それじゃ、恒例のテニスの親善大会を始めまーす、いえーい、パフパフ~」「一試合目は誰かしらん?トーナメント表はどこ?」「あ……」「知ってるか皆?ラケットのこのボレーで掴む部分にだな……ボールを入れて……それっ!」ブォン!「お!めっちゃ飛ぶわね!今日のホムーラン王はアーサちゃんに決定!」(あ……おそらきれい)「まともにハジメなさいよ!」「あ~……じゃ、私審判やる?」~~~シーン7.自分のポリシー「磨き上げられた技巧、年月を経て培われた技術!これこそが力よ!」「寸分なくキレている肢体。ナイスバルクなこの筋肉!これこそが美!」「幾層にも代を重ねてきた英知。あらゆる物事への探求。これこそが知!」(今日のおやつはなにかなー……)~~~正解の発表は次回!正解者がいましたら、折角なのでその方が指定されたキャラのエロでも書いてみようかと思います。
2011年08月16日
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魔法僧侶ひじり☆マギカは肉体言語が得意技。この惨劇には、ベテランスカウトマンのインキュなんとかさんも流石に苦笑い。 とある魔王は言いました。 ”魔法少女は年齢じゃない!生き様なの!”……と。 それにしてもこの少女(笑)ノリノリである。 ===ルイズコピペで表したいくらいQBちゃんがかわゆくて仕方が無い今日このごろ。如何お過ごしですか?ロペスです。一番くじ引きたいけれど、度胸がありません。先ず、素面で買いに行くのが第一関門、次にQB以外の魔法少女ふぃぎゃーなんかが当たってしまった日には、もうそのコンビニに行けなくなる位の小心者ですとも、ええ。宣伝文句には”誰得”だの”イジメがいがある”だの書かれていますが、我得です。愛でまくります。魔法少女とかはどうでもいい!QBグッズだけが欲しい!どっかで、ぬいぐるみだけでも通販してくれないかなぁ……こういう、ゆるキャラ的なものはいつもなら妹にお金渡して買ってきて貰うのですが、キャラデザがいかにも萌え系アニメに見えるのでそれも出来ない……ぐぬぅこのネタの塊みたいな動画、嘘みたいだろ?これ、公式の宣伝なんだぜ……↓QBくじCM群馬県庁ェ……===来月から、滋賀県に転勤になりました。そして、今頃届いた被災者証明書……ほとんど使う機会が無いっていうこれ、上手く使えば関越自動車道を経由で行って長崎までなら高速代無料になるっぽいです。まぁ、ガソリン代とか所要時間考えると素直に首都高とか名神乗った方が断然良いとは思いますけれど……「とりあえず、ひこにゃんと戦ってくるよ!真のマスコットキャラはどちらか、身をもって覚えてもらう!」滋賀の名所や名物、御存知の方がいらっしゃったら教えて下さると嬉しいです。===自キャラを作る時に、名付けが中々決まらない事が多々あります。個人的には名前に意味を待たせるか、テンポ良く覚えやすい名前にするかの二択なのですが、マジェント・マジェントオルドレイク・セルボルトガイラルディア・ガラン・ガルディオスジェイナス・カスケードハンニバル・バルカサニー・ザ・マジシャン……etc後者の様なセンスが良い名前を思いつく人って、つくづく天才だと思います。センス繋がりで、皆さんは好きな名言・格言はあるでしょうか?その手のものは色々魅力的なものが多いのですが、我としては個人的に挙げるとしたらこの3つです。”「帝王」はこのディアボロだッ!! 依然変わりなくッ!” ――ディアボロJOJO第5部のラスボスの台詞。強靭さに待ち溢れ、どんな事があっても運命は自分に収斂するという確固たる自信を持った物言いが好きです。――諸君、私がロシアだ。 ――女帝エカテリーナ旧帝政ロシアの女帝エカテリーナの言葉。似たような台詞だと、太陽王の”朕は国家なり”もありますが、あれは史実とは違い後世の創作なのでこちらを選びました。諸君はさらなる戦いを望むか。容赦のない総力戦を望むか。もし必要とあらば、今日想像できる以上の全面的かつ徹底的なる戦いを諸君は望むか。――よろしい、ならば嵐だ。我々は勝利の日まで、あるいは滅亡の日まで、この忠誠を捧げるつもりである。諸君にその覚悟はあるか。 ――ヨーゼフ・ゲッベルス某吸血鬼漫画で演説でのオマージュに使われた一文。ドイツとロシア、ローマ帝国がこうも中二心をくすぐるのは、フィクションの世界の悪の帝国そのものだからなんですかねー個人的に欧州の人間はみんな十字軍やらイスカンダルの中二病を患っていると思います。ちょっと歪むとマッキャベリ信者とか。マリア・テレジアとか甲斐姫も創作向けですよなー引越し終わるまで、また更新停止です。
2011年07月24日
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更新停止します。
2011年06月20日
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ここ最近、夜中12時に寝て明方2時の睡眠2時間状態がずっと続いています。 そんでもって夕方15時~18時くらいまで猛烈な眠気が襲ってくる。 いつも、”今日は早く帰って寝よう”と思っても、そのピークが過ぎたら眠れないのだわ! 何か最近急に動悸が激しくなるわ異常に腹が減るわで、このまま不養生なのはマズイよなぁ……。健康診断では特に問題無かったのだけれど……。最近は12時前には帰れてるし、休みも月1くらいあるし、出張も大幅に減ったので、以前に比べたら寧ろ仕事は楽になってるのになぁ……。 8月に異動になるので、引継ぎでのストレスかもわからんね。 新部署になったら、神奈川とか千葉とかに頻繁に出張する羽目になりそうな予感。 それでも近場だから、以前みたいな中国とかインドネシアとかインドに比べたらかなり厚遇。 デンマークとスウェーデンとドイッチェはいつでもウエルカムだけどね! ~~~ 今回、震災不景気とか理由つけられて賞与減らされると思ってましたが、特需の御蔭で予想より多かった! 3桁貰ったのに浮かれて3DSつい買っちまったのぜ。ついでに妹にも誕生日プレゼントとして3DSとソフト(バイオハザード)を買ってあげちゃったのぜ。 ソフトは3DS対応じゃありませんが、ついドラクエモンスターズの最新のヤツを買ってしまいました。 初代モンスターズは色々と思い出深いソフトですが、今はどんな進化を遂げているか今から楽しみです。 3DSソフトで今のところ食指をそそるのはゼルダですかねぇ……。 と、言ってもアクション苦手なので時のオカリナは”嵐の歌”取った後くらいに挫折した記憶があります。 嵐の歌の曲が好き過ぎて、用も無いのにオカリナ吹いて嵐で画面が見難くなったり、風車小屋のおじさんを小一時間ほど眺めていたりしたのも良い思い出です。嵐の歌当時は小学生だったから無理でしたが、今ならクリア出来るのだろうか……。
2011年06月19日
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ありもしない奇跡的な可能性ですが、長期休暇が取れたらオレゴンボーテックス行きたいです。奇跡は起こらないから奇跡なのよ……!===「……ふむ。色々と事情がありそうだのぅ……深くは詮索せんが、の。なぁに、そんな今にも泣き出しそうな顔せんでも大丈夫じゃよ。今はどうあれ過去に心が通じ合っておったんじゃろう?蟠りもいつかは解ける物じゃて……ほっほっほっ!ちょっと説教臭かったかのぅ?」「お、お見苦しい所を……お見せ……私……思い出してしまって……ひっく…………えぐ……申し訳ありません」「ふむ……少し気になるんじゃが、どうしてフランちゃんは数ある武器の中で剣を選んだんじゃ?確か、あやつが得意としているのは……」「……真似……出来なかったのです。師が一番苦手な剣でしか……凡人の私には模倣出来なかったのです。キエフ地方の遥か北……そこが師の出身地です。――こう言えば解りますか?」「はて?あの辺に何かあったかの?」「”チェルノブイリ行政特区”……その区域はそう呼ばれています。過去の不幸な事故によって独自の進化を遂げた亜人の住まう地区……。師は、そこを代々治める地方領主リーガッセン家の家柄で、常人とはかけ離れた身体構造を持っています。通常より何倍も多い関節を持ち……戦いに直結する腕の本数すらも長さも大小様々で、少なくとも私の知る限りでは6本以上……。更には、代々リーガッセン家では大脳小脳に次ぐ、独立したもう一つのシンクタンクを持つとも言われています」「……それがあやつの強さの秘密か」「師の強さは、生まれ持った身体能力もありますが、無論、日々の訓練の賜物でもあります。スポーツにおいて、力の強さよりも腰の使い方が重要なように、こと対面の白兵戦に於いても最も重要なのは単純な剛力よりも、柔軟性と判断力……。師はそれを常人を遥かに越える水準で兼ね備えているのです」====~旧ラスティーヤ市街地~タッタッタッタ……!「うふふふ♪逃げてばかりじゃつまらないわぁ♪もっともっと抵抗しなさいよん♪」「くっそ!雑技団かよ!出鱈目な動きしやがって!」「はっ……はっ……!どんどん距離が詰められて来てます!このままじゃジリ貧ですよ!」「一般人を巻き込むワケにはいかねぇ!とりあえずこっちの人気の無い路地に逃げるぞ!然るべき場所で迎え撃つ!……撃ちたい。……撃てたら良いな~……」「旦那!そりゃ悪手だぜ!行くなら右の広場だ!あいつを撒く気なら何も障害物がねーとこで、自力の走力だけで引き剥がすしかねーぜ!俺が昔聞いた”人斬りシャルゥ”の噂が正しければ、奴さんの得意技は……」===~時は遡って、ソロモン戦前夜~「ぱるくーるぅ?」「あれ?あまり有名じゃないから知らなかった?」「いえ、モノ自体は知っていますわ。フランス発祥のあれですわよね?……ただ、戦闘技術というよりはマイナースポーツの認識が強かったから……」「ま、確かに普通に考えたらそんな感想よね。 でも、地形やその場にあるものを何でも利用する”パルクール”を市街戦で使えたら、それこそ縦横無尽にイニシアチヴを取れると思わない?」「それは確かに魅力的ですけれど……かなり技術力が要りますわよ?それこそ実践に入る前に自滅してしまうのがオチですわ。不確定なファクターをどれだけ事前に無くして置けるかが戦術の基礎の基礎ですのに、それでは本末転倒ですの」「それが……確定要素になる人材がいるとしたら……?」「……敵でも味方でも恐ろしい存在……と、言うのが第一印象だな」===~ラスティーヤ特区 広場~タッタッタッ……!ガシッ!「うふふん♪つっかま~えた♪」「お前の思い通りにさせるかぁ!らぁ!」ブンッ!「もう……早漏さんなんだから♪そんなせかせかしな~いの♪」ヒョイ「単純な体力自体も負けてたとか、こりゃ参ったねどうも。……これだけはやりたくなっかたんだが、仕方ねーか」ボリボリ「くそっ!力も早さも俺の方が上なのに!何故勝てない!何でここまで差が出来るんだ?!」「確かに、単純なパワーとスピードはその通りよん?貴方は決して弱くは無いわ。誇っても良いわよん?……けど、ね。技術面がダンチなの。車の運転の仕方を知っているのと、実際に運転するのは違うわよぉ?私は……”身体の使い方”に関しては誰よりも上にいるの♪」理解したら跪きなさい。命だけは助けてあげるかも?気分次第だけどねん♪」「男が地面に膝をつくのは……!仲間に手向けを送るときだけだ!」「良く言ったイシュトー!例え、刺し違えてでも……!こいつを他の皆の所に向かわせちゃならねぇ!」ブォン!「あら……♪意外とカッコイイとこあるじゃない♪精々頑張ってみてねん♪」パンパンッ「はいは~い。ヒートアップしてるとこわりーけど、ちょっちスト~ップ。さてさて……そこのエロテロリストさんに選択肢を与えてみたいと思いま~す!」「あら?何かしら?」「皆さん、とっくに御存知の通り、俺の持ってる”ベリアル”は原子組成を操る力を持っています。さてここでクエスチョン!水素原子同士をぶつけまくったら、どうなるでしょうか?この問題、早押しです!」「……水になる?」「はいブー!お手付きなので一回休みです!」「核融合でしょ?」「はい!おっぱいメロンちゃん大正解!いえ~い!重水素~!理解できたらとっとと引き下がりなさい!さもないとぶっ放すで御座いますわよ?」「やれば?自分も巻き込まれるだけよ?」「アンタみてーなアブネー奴を野放しにするくらいなら、相討ちでも構わねぇよ」「良いからやってみなさいよ。脅しにすらなってない事……自分でも解ってるでしょ?3人の中で、唯一広場方面に誘導した貴方なら私の素性は知っている筈……ならば私がその手のモノに耐性があること位、容易に想像がつきそうなものだけれど?」「あら?良いの?やるよ?やっちゃうよ?強がっちゃって良いの?俺は優しくないからマジでやっちゃうよ?」(放射線の申し子……リーガッセン家の噂はマジみてーだな、こりゃ。ヤケッパチの賭けだったが、やっぱり耐性持ちかよー……やっべーなぁ……これ)続く!
2011年05月30日
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アイコンでの展開なので解りづらいですが、シャルメロンの戦い方はバキで言うと環境利用闘法のあいつに近いです。※内容に一部、今回の震災を連想させる表現がありますが、話自体の書き溜めは今年頭くらいですので、狙って書いたワケではありません。キャラクターのアイデンティティに関わる部分なので、どうしても消すわけにはいかなかったのです。どうか寛大な心でお願いします。BGM===「……いつになく感情的だったな」「感情論で来る相手に理屈は通じないものよ。より大きな感情で対応で行かなければ言葉は届かないものなの。……と、言いたいところだけど建前ね。あの子には、さ。私がレイシストに見えていたのかなー……ってね。そんな事思っちゃったから、さ。今まで私が頑張ってきたのは何だったのかなーって、少し寂しくなっちゃってさ」「そう思うならどうしてあそこで意固地になったんだ?その場の感情で大局が見えなくなるなんて、やっぱりミルファらしく無い」「貴方もシャルゥも何か勘違いしているようだけど、あの配属先は決して閑職なんかじゃないわよ。わが国では、海・空よりも実質権力を持ち、その陸上部の一課の長……幕僚の地位。これが意味するのは……」「軍閥の最高権力者なのか……!」「ええ、総大将よ。元帥と呼んでも差し支えないわ。私の指揮系統からも外れ、独立した発言力を持てる地位なの。……今現在、私が切れる三枚のカード。性善説を信じ、甘さの残るフラン。良くも悪くも馬鹿正直なアナタ。――そして、清濁飲み干す事の出来るシャルゥ。幼少の頃に、世俗の汚れと穢れを全身汲まなく浴び続け、尚且つ、内々にどんな化け物を飼っているか判らない老獪に対して一歩も怯まずに腹芸が出来る。理念に外れるものは容赦なく、文字通り斬り捨てる事が出来る……それが彼女よ。この役目は、アナタやフランでは無理。精神が先に壊れてしまうもの。言わば、必要悪ね。――でも、シャルゥにはそれが出来る。……と、言うよりも、彼女以外にこんな仕事をこなせる人材はいないわ」「そうか、だから敢えてシャルゥを監視下から外す配属にしたのだな」「ええ、軍閥は未だに私も全てを把握していないブラックボックスが多過ぎるの。だから、私の息のかかった人間を送り込んでおく必要があった。動向も探れるし、牽制にもなる。更には、優秀な人材を抱え込み過ぎる事による別の派閥からの嫉妬を逸らす事もでき、尚且つ人材献上のポーズも示せるしね。意図を鑑みると、私の期待以上に動ける人材は彼女しかいなかったのよ。その結果……見事に拒絶されちゃったけどね」「……しかし、解せんな。リーガッセン家は私のグレイシャス家と同じ帝国に仕える拝命14貴族だろう?現時点では財力も権限もそこそこあるはずなのに……何故、彼女はあそこまで執着を示したのだ?」「……それは、私も不思議だったのよ。もっと大きな金とコネが必要だったのかしら?それが真実だとしても、それで一体何をするつもりだったのか……。……ま、それは今は何でも良いわ。私はすっかり嫌われちゃったから、さ。お願いする形になって悪いんだけど、さ。アーサちゃんは支えてあげてね?フランもあの子も強い子だけれど、同時にとてつもない脆さを秘めているから。「さっき、シャルゥに言った事か?」「うん。ただでさえ強い彼女は……守りたいものが出来たとき、それは無類の強さを誇ると思う。――けれど、それを失ってしまったとき、今まで無いほどの弱さを見せてしまうの。今までそれを経験していないから崩れるときは一瞬よ。それが……あの子の唯一の弱点にして――脆さなのよ。目標は確かに人を勇猛果敢にするけれど、同時に肝心な所で弱点を作ってしまうものなの。……あの子は確かに強い。それは私も認めているわ。けれど、それ以上に危うさも持っているのよ」====~現在~「……ああ、悔しいが、その通りだぜ。俺に今までプロポーズしてくれたのは一人だけでね。それも小便臭ぇちみっこときたもんさ。笑えるだろ?」「……ふぅん。どこの物好きさんかしら?」「でもよ、俺みたいなロクデナシにとってはそれでも充分過ぎるんだよ!……今だ!ヨーヘイ!イシュトー!」「あいあいっさー!呼ばれて飛びててジャージャー麺~カモン!ベリアル!」ベリアル「汝、望む未来や如何に?」「20分程、あの女の周囲の酸素濃度を3%ほど引き下げてくれ。代償は俺のお気に入りプレミアムドカジャンでどうだ!」ベリアル「……了。万物、其れ即ち無価値也」「ハッ……!ハッ…………!ハァハァ……」(どうしてなの?!急に息苦し……)「だぁあらぁあああしゃああ!!!!」ギィン!「うくっ……!」(確か報告書に……斉藤陽平の”ベリアル”……掲げた代償の大きさに応じて原子組成を組み替える能力……!)「くっ!やはり一筋縄で行かないか!でも、ベリアルの効力が活きている内に攻めまくれば!」キンキィンカン!「中々のチームワークね。……でも!」タッ!「あれ?何処に消え……」「イシュトー!上だ!」「へ?くそぉおお!!」ブンッ!「遅い……と、言うより身体がまだまだ硬いのねん♪お姉さんがマッサージしてあげようかしらん?」モミモミ……「後ろか!!」ブォン!「はい、そこ」キィイン!ブンブンブンブン……ザクッ!(どうなってんだ……あの女……!自分の身体を瞬時に折りたたみ自転車みてーにしてイシュトーの猛攻を逃れやがった!元々、小柄とは言えバスケットボールくらいの大きさに縮み込めるなんて、人間の動きじゃねぇ!くそっ!またイシュトーの死角に逃げやがった……あんな動き中国雑技団でも無理だ……どうなってやがる……!)「気付いたら仲間の武器が吹っ飛ばされていたでござるの巻。おいおいおい!目ですら追えねーとか冗談キツイぜ!」(最悪ベリアルの力で、中性子ぶっ放すのも覚悟しなきゃいけねーかもな……これじゃ)「チェックメイト~♪う~ん……下半身の土台はしっかり出来てるんだけどぉ……腰の動きがイマイチねぇ。ちゃ~んと日頃から鍛えてるかしらん?童貞くん?」「うぐっ……畜生!」「ま、総合で60点ってとこかしらん?筋は良いけど赤点ぎりぎりね。そこのヤポンスキーは戦闘よりもガチンコする味方への補助役みたいだし、単体じゃ打つ手も無いんじゃない?……で、ここまで圧倒的な差を見せられてまだ抵抗する気ぃ?もう勝ち目なんて残ってないわよぉ?さっさと意地張って無いで、フランチェスカの居場所を教えなさいよ。……さもないと」「元帝国軍一課長シャルメロン・ガッツォー・リーガッセンが全力で捻じ伏せてあげちゃうわよん?」ビリッ……!(空気があからさまに変わったな……)「退け!イシュトー!まともに戦っても駄目だ!こいつは……俺達3人よりも遥かに格上の相手だ!」続く
2011年05月06日
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かねてからの盟友であるカルミンこと栗井茶先生の描く漫画、+チック姉さんが絶大な人気に応えて脅威のハイペースでアニメ化&単行本2冊同時発売ですってよ!これは買いよね奥さん!詳しくはこちら。3話まで立ち読み出来ます既に読んでいる人は勿論、↑のHPで初めて読んだ方も今直ぐ予約に走るのだわ!勿論、我はamazonさんに既に手配済みなのだわ!隙は無いのだわ!だわわわ!ポチッamazon「被災地にはお届けできかねる場合があります」なん……だと……茨城ェ……被災地は犠牲となったのだ……届くまで気長に待ちます……===模型部3人娘の中では一番好きなマキマキ。天然キャラなのに周りが馬鹿ばっかりでツッコミに回らざるをえない、そんな苦労人気質のマキマキが愛しいです。でも、一番好きなのは生徒会メンバー。特に会長のキャラがエロくないオギみたいで好きです。あれ……?エロくないオギって何も残らないんj(ryこの会長は表情一つ変えずに「ははは。ファック」とか絶対言う。でも、冥夜とか謙信ちゃんとか女武士キャラが好き&姫カットぱっつんが好きだとか前に言っていた気がするので、栗井茶がお気に入りのキャラは恐らくオカッパ。個人的にはシリアス路線の栗井茶漫画も大好物なので、期待致しております。絶妙な台詞回しや無駄に中身がイケメン過ぎる三枚目が癖になる事請け合いです。ギャグもシリアスも面白いとか万能過ぎるぜ。余談ですが、高分子化学を学んだ方は御存知でしょうが、高分子ポリマーにはアタクチック、イソタクチック……そしてシンジオタクチック構造という高分子配列構造があります。そして、プラ姉の格話のタイトルは「○○チック」と付きます。シンジという新キャラを出せば、今度のプラ姉のタイトルに決定だな……取り敢えず、ヘビーアリスソフトユーザーなので”大帝国”プレイし過ぎて原稿落とさないように気をつけてくだせぇ。===どうでもいいですが、マキマキと聞くと、タイムマスターの配下にいるアイツを思い出します。そんなワケでこんなパロ絵になりました。こいつに時の砂を使われる初見殺しを受けたのは我だけでは無いハズ……!世間では評判悪いですが、ドラクエ7は好きなドラクエベスト3に入ります。ショートショートが詰め合わせで、テーマもそれぞれ我好み。個人的には、ドラクエシリーズで家捜しは徹底的にして当然なので、石版で摘む事もありませんでした。唯一の欠点はあのムービーくらいなモンですばい。===PS.何かものっそい面白そうなので女神転生シリーズ始めてみようかと企んでいます。何から始めるのがベストでしょうか?ストレンジャーニーとかの最新作から始めても時系列とか話の繋がりは平気なのかな?ライドウだのペルソナだのデビルチルドレンだのスピンオフ作品みたいな関連作品が多過ぎて何処から手を付けていいか解らん状態で困ってます。誰か詳しい人がいたら教えて下さると助かります。
2011年05月03日
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桃屋のきざみにんにくのうまさは異常。これがあるだけで72時間働けるぜ、ロペスです。今だ予断の許さない関東各地の放射線量ですが、群馬県だけ他の各県よりも低い数値をキープしていて羨ましい状況です。流石は群馬さんマジパネェっす。シャーマン達の祈祷により不思議な力に守られているだけはあります。群馬さんは今日も大勝利。オカルトと科学のガチンコ勝負……軍配はオカルトに上がった模様。まだまだ世の中には科学では解明出来ない謎だらけです。群馬県がどんな所か知らない方への参考資料↓群馬県ってどんな所?群馬県の画像群馬の人々群馬の日常群馬の観光事情群馬の高校にありがちなことGANTZ群馬チームにありがちなこと最弱の男が15回クリアレベルで、ガンツが真面目になって採点が「さん」付けになる群馬県人マジリスペクト。グーグル先生の検索候補に「群馬 未開の地」が出てくるのは伊達ではありません。===基本的に北関東って影が薄くて、関西の方からすれば名産や土地柄以前に場所や県の位置関係すら知らない人は意外と多いです。折角、群馬さんを話題にしたのも良い機会なので、我の故郷の栃木県の紹介でもしたいと思います。ここを見た方が少しでも栃木に興味を持って下さったら嬉しいです。 こちらの画像が、ストイックでリアリストな栃木県警の皆様。隣の戦闘民族が支配する独立国家に近い自治領群馬県が仕切りに県境侵犯をするので、それに対抗するために重武装をせざるを得なくなったという歴史があります。 県境付近の様子。群馬からの奇襲に備えるために、常に警察や自警団、民間団体が常に配備されています。栃木県南部では成人式になると全員にこのフルプレートが支給されます。群馬に支配されない様に、永世中立国であるスイスの様に一定の訓練の後、成人式を向かえその証として鎧が渡されるのです。私も南部の人間なので、勿論持っています。しかし、これもまた悲しい歴史と伝統です。本来ならば栃木県民も争いなぞ好んではいないのですが、現実はそれを許してくれません。そして、北部では神道や巫術が盛んに研究されています。北部では特殊な訓練や鎧の支給はありませんが、成人の儀として招雷術をマスターする事が絶対条件となっております。栃木県の落雷量が日本一多いのは、成人を目指す若人が必死に特訓している証でもあります。群馬に多い雷は戦争が行われている最中なのです。かくいう私も至近距離で雷が爆裂して鼓膜が破れた事があります。(実話落雷でテレビの画面から黒い煙がボンッと噴出した体験談もごまんとあります(私の身近では7件ほどありました更には、高名な術者になってくると九尾の力を借りたり、大百足を召還したりも出来ます。そんな幻想種を呼び出したとしても対群馬戦では充分とは言えないのが、かの民族の恐ろしいくも敬うべき所だと思います。しかしながら、巫術は特殊な才能を必要とするので、適正が無いとどうしようもありません。”あぶれた人達は成人として認められないのか?”と、言うとそうではありません。そういった場合は弓取りを始めます。北部ではグンマー人の他に熊が出てくる脅威もあるのです。(実話故に、弓術も必須の技能になるのです。そして、成人の儀として船一隻分離れたセンスの日の丸を撃ち抜きます。それが出来たときに、晴れて成人となります。前衛に南部の重装兵。後衛に北部の術師と弓兵。そして、それらを統率するのが、中央部にある司令塔。宇都宮。南部にある栃木市ではなく、宇都宮市が県庁所在地なのは、単純に中央にあり県全体の見渡せるようにしたからなのです。ここまでして、今の今までグンマーに滅ぼされずに栃木は生き残ってきました。グンマー相手にはこれくらいしないと占領されてしまうのです。リアル大帝国なのです。そんな栃木県民の武装っぷりを怖いと言う声をチラホラ耳にします。ですが、県民性としては非常に内向的で、大人しい人が多いです。専守防衛が基本理念にあるので攻め込まれたりしない限り良き隣人である。それが栃木人だと言う事を理解してくださると嬉しいです。栃木県出身の有名人や芸能人、総理大臣が他県に比べるとぶっちぎりで少ない事も、これの裏付けとなります。目立つことを嫌い、徹底して表舞台に出ない主義なのです。 ですが、上の画像の様にその暗躍主義の弊害として、本来群馬に対抗するための武器が横流しされるという問題があるのもまた事実。一部の心無い人も居ますが、県警は総力を挙げて二度とこの様なことが無い様、善処しています。===(以下日記)ここ最近、震災で機能しなくなった部署や事業所の仕事がモロに降ってきて時間外労働月120オーバー余裕です。加えて放射線は撒き散らされるわ(茨城は関東圏の放射量で福島除いたらぶっちぎり)、余震が襲いまくってくるわ、被災地なので通販届けてくれなくてリアルに物資不足だわで(仕事量的に通販無いと買いに行けないのです)、けっこう精神的にパツパツです。政府とか東電も何だか実写版シンプソンズ観てるみたいだし、もうなんだかここがスプリングフィールドクオリティ発揮してるんじゃないかと誤認してしまいそうです。ストレスで一周して笑えてきます。てか、笑わなきゃやってらんねーってのが本音です。番外編ですが、シャルメロンの出生やら何やらがモロに奇形やら被爆やらの話が関わってくるので、しばらくは自粛するかもです。
2011年04月30日
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くっつけっとは隠れた名作。隠れ過ぎて、知名度が低過ぎて知っている人を探すのも困難です。BGM==~数年前~キィン!ヒュンヒュン……ザクッ!「ま、参りました……」「一本!それまで!」「ふふん。私の勝ちね。いつになく意気揚々としていたからとびっきりの隠し玉の一つや二つ出てくると思ってたのにぃ……そんなヘッポコじゃあ切り札にもならないわよぉ?」「うぅ……面目ありません……。こんな調子では明日の任命試験で採用されるかどうか……」「大丈夫大丈夫!私から見たらまだまだひよっこだけどぉ……それでもその辺の有象無象に比べれば充分やっていける実力よぉ?」「随分と余裕そうで羨ましいよ。まぁ、この中……いや、国中でもシャルゥに敵う人間なぞいないからな。希望の部署に配属されるのはほぼ確定だろうし、緊張なんてするワケないか」「何言ってるの。貴女も相当強いじゃない。そうだ!良い機会だからぁ……一度、どちらが強いか力比べしてみなぁい?」「ふむ。面白そうだ。……と、言いたい所だが。断念しておくよ。私とシャルゥじゃあ兵種が違い過ぎてイマイチ白黒付けられんしな」「うふふ……そういう事にしてあげるわん♪でも、いつかは全力で戦り合ってみたいわねぇ……」~~~~~翌日~「近衛騎士隊副隊長にフランチェスカ・L・D・N・ヴァルファルニア!同隊長にアーサ・グレイシャス!……以上で任命の儀は終了致します」「…………してなの」「…………」「…………」「どうしてなの!どうして私じゃないの!」「シャルメロン・ガッツォー・リーガッセン。貴女が担当する事になる陸上一課もとても重要な役職よ」「嫌よ!国家予算に携われないそんな味噌っカスみたいな地位なんて何の価値も無い!私は皇室直属の近衛隊に行きたいのよ!その身分なら予算委員会の使い道に口を挟めるから……!この国のお金じゃあないと買えないモノがあるのよ!」「発令を覆すつもりは無いわ……決定事項よ」「私が……私がこの二人よりも劣るっていうの?!」「…………」「…………」「何とか言いなさいよぉ!」「あ、あの……姫様。……私、辞退させて頂きます。それでシャルメロン様の望みが得られるのならば……私は一向に構いませんので」「……何よ……それ……!私を馬鹿にしてるの?!」「そ、そんなつもりは……!」「……ホント、アンタは昔から良い子ちゃんぶってて気に入らないわね!そうやって尻尾ばっかり振っている分際で、内心では私の事を見下してるんでしょう?!」「そ、そんな……私は……」「シャルメロン!!……言葉が過ぎるぞ。それ以上は私も許さん」「……ふん。何よ?許さなかったらどうだって言うの?アンタらは昔から仲良しだからねぇ……お遊び感覚で今回の事も決めたんでしょう?そうよね?偉大な偉大な賢姫様?ここは緩い大学サークルじゃないのよ?国家なの。その自覚はあるの?」「ええ、自覚しているわ。国家の存続を賭けて、考えに考え抜いた人選よ。貴女に国家の運営を左右させる”情報”と”資金”二つの武器は与えられないわ。唯でさえ他を圧倒する貴女の武力にそれらを加えたらパワーバランスが大きく歪んでしまうのよ。そして、貴女にはそれらを扱う技量が無い!責任を背負う強さが無い!独りよがりの強さには部下は慕ってこないわ!」「関係無い!関係無いわ!部下なんて要らない!敵なんて私一人で全部斃せばいいじゃない!それで充分よ!現にこの国じゃあ、貴女の言う反吐が出る綺麗事を持っていない私が一番強いじゃない!」「それは私も重々把握しているわ。確かに単純な実力では貴女がこの国では一番だけれど……だからと言ってそれが……」「じゃあ、何で一番実力のある私が、こいつらより下なのよ!!この際下でも良いわ!何で私を……第二希望にした情報部にしてくれなかったの!はっきり言いなさいよ!私の事が嫌いだからでしょう?!ええ、そうよね!3人はいつでも仲良しだものね!私だって!私だって……!”あんな事件”が無ければ……!何で!何でそうやって当て付けみたいにイジワルするのよ!仲間外れにするの?!ねぇ、どうして?!答えなさいよ!それとも何?私が”亜人種”だから?!みんなとは違う”化物”だから?!同等に権利を与えるのは無理って事?!だからでしょ!だから、そうやって……」「黙りなさい!」パァン!「…………っ!」「……口を慎みなさい。”チェルノブイリ行政特区”の事は、この話には何の関係も無いわ。これは国是なの。それに納得できないのならば即刻この部屋から出て行きなさい!」「……めない」「…………忘れて。言い過ぎたわ」「……絶対に私は、こんなの認めないから。アンタらなんかより私の方が優れているって事、はっきり証明してやるから……じゃあね」コツコツコツ……「ま、待ってください!」パァンッ……!「汚らわしい手で触らないで。虫唾が走るわ」「わだしに……わだしにでぎることは何でもじますから……!どうか考え直して下ざい……!」「…………そう。じゃあ……」「Msヴァルファルニア。金輪際、二度と私室には近寄らないでね。勿論私に話しかけるのも却下よ。約束ね。……破ったら、斬るわ。それじゃあね」カツカツカツ……バタン!「私……嫌われ……えっぐえぐ……ひっく。フランって呼んでくれなく……ひっく」「……可愛さ余って憎さ百倍。誰よりも情が深かった分、より憎悪が増した、か……。何とも皮肉だな。親を失った大家族の長女であるフランが唯一甘えられる存在がシャルゥだったから……こちらのショックも人一倍大きいだろうな……」「……無理も無いわ。師としてだけでなく、実の姉の様に慕っていたから……」続く
2011年03月24日
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東北勢が切迫し過ぎて、地味に被災地なのに、ほとんど無視されている状態の千葉と茨城。御蔭で計画停電は一度も施行されていないのが唯一の救いです。原発が何とも言えない状況なんでこちらも厳しい状況には変わりませんが、疎開場所が無い福島県民が居たら我が家に来なさい。2LDKの一人暮らしなので、一家族分くらいなら受け入れ可能だぜ。何処までもクレバーに抱きしめてやるよ。暗いニュースが多いからこその平常更新で行きたいと思います。どんなシーンでも流せて、元気が出る万能BGM===「追われる身にとっては、事を荒立てたくはないでしょう?こちらの条件を呑んでくれれば退いても構わないわよぉ?私は目的が果たせるならば貴方と戦う理由がないもの。どう?示談した方がお互いにとって益じゃない?」「……内容によるな」「私からの要求は至ってシンプルよぉ。フランチェスカの居場所を教えて貰えるかしら?」「……それを知ってどうするつもりだ?」「そんなの私の勝手でしょう?」「じゃあ、答えないのも俺の勝手だな」「とかなんとか言っちゃってぇ~、もう。それで、私をはぐらかしたつもりぃ?安い挑発には乗らないわよぉ?」「知らんな。知っていても教えるつもりも無い」「何でぇ?だってあの子は、貴方にとっては最近知り合ったばっかりの……他人でしょう?自分の命のほうが大切じゃない?」「へへ……根っからの嘘吐きで、散々っぱらあくどい事もやってきた俺だけどな。ずっと守ってきた5つの信条があるんだ」「あら?何かしら?」「……一つ」カチッ「…………!」===ドゥーン!!!!グラグラ……「どうやらおっぱじめた様だな。行くぞイシュトー!」「はい!」===「”発破はいつでもスマートに”」モクモク……「ケホッ!ケホッ……!」(爆発の直撃は免れたけれど、煙と粉塵で視界がほとんど遮られてるわねぇ……)「二つ……」(背後からっ……!)キィン!「”正面からは殺り合わない”」(この女……あの一瞬で武器を取り出したのか……?一体どこから?反射神経も並みじゃねぇ……どうやら楽に勝てる相手じゃ無さそうだ)キィンキィン!ザクッ!「たかがサバイバルナイフで私の武器を弾くなんて中々やるわねぇ……」「……三つ。”相手の力をとことん利用せよ”。実力者であればあるほど俺とやり合うのは苦戦するぜ?」「そう。それは光栄ねぇ」スタスタ……「おい、良いのか?こっちに来たらまたドカンだぜ?」(……まただ。あんなでかい得物……一体どこから出しやがった?あんな小柄な体型じゃあ、隠せるもんも隠せねぇし……とりあえず謎が解けるまではこちらから仕掛けには行かない方が良さそうだな)ピタッ「…………っ!」チッチッチッ……ドゥォオオオオン…………!!「残念!嘘でした~。アンタが足を止めるであろうその位置に仕掛けたんだぜ~」「そちらこそ残念賞ねぇ……私は無事よぉ」「じゃあダメ押しにもう一発!パイナップルのプレゼントだ!ホイっと!」ヒュッ……カンカンカン……(くっ……!退避……っ!)シ~ン……(あれ……?爆発しない……?)「ダミーだよん!そのパインちゃんと戯れてな!じゃ、あばよ!」タタッ!「コケにしてるのねぇ……逃がさな……へっ……?!」カッ!ズゥウウウウウン……!「ダミーってのも嘘だぜ。ば~か」「うふふ……面白い……!面白いわぁ……こんな戦い方する相手初めてよぉ……♪」「……げっ……まだ生きてんのかよ……」(……随分としぶといねぇ)「私みたいな亜人種は普通の人間よりも丈夫に出来ているのよぉ?」「おい!これ以上近付くな!また爆弾の餌食になりてぇのか?!」(ん?あじんしゅ?何のこっちゃ?)「それも……”嘘”でしょう?貴方の動揺がそれを物語ってるわぁ……」カチッチュドォオオン!!!!「……信条四つ目。”嘘は嘘で覆い隠せ”。その嘘も……うっそで~す」???「それで……満足したかしらん?」「…………!」「ばぁ!びっくりした?うふふ……このままキスしちゃおうかしらん?」「何の冗談だ……!C4クラスの爆弾の直撃したんだぞ!」「大した事じゃないわよぉ?炸裂したエネルギーを利用して……こう、こんな感じに棒高跳びみたいにして貴方の方に飛んできただけよん?……さて、この後はどんな手を打つのかしらん?ナイフも弾き飛ばされちゃったしぃ……この至近距離じゃ爆弾は自分も巻き込むわよん?」「…………」(この状態じゃ下手に動いたら即座に殺られちまうな……”オセー”の発動条件を満たすのは、ちと厳しいか……)「諦めちゃったのぉ?そんなヤケッぱちにならなくても良いわよぉ?当初の通り、私はフランチェスカの居場所が知れればそれで良いの。見逃しても構わないわぁ。どう……?そろそろ教える気になったぁ?」「……信条五つ目。”友は裏切らない”だ」「ああん……♪感動的ねぇ。ぞくぞくしちゃう……♪とってもドラマチックぅ……」「けど、無意味ね。くっだらな~い。ばっかみた~い。友とか仲間とか……そんなアテにならないモノを頼るくらいなら、白馬の王子様に期待したほうがよっぽど素敵だと思わない?……ホント、唯のかっこつけね。女の子が好むロマンチックさの欠片も無いわ。貴方、モテナイでしょう?」続く
2011年03月19日
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被災地寄りの茨城県からニュース速報ロペスです。 被災地の方々からすれば屁みたいな被害状況かも知れませんが、ここ茨城でもそこそこエラいことになっちょります。 被災地や首都への物資供給の為に、この土日フル返上して急ピッチで復旧&製造がありました。幹部やら我々みたいな管理職の補佐みたいな下っ端ペーペーも含めて緊急ミーティング。 グループの機械部品製造とかの直接インフラに関係するもの以外の操業を停止して、関連会社や子会社の食品や医薬品製造業へと、止めた分の余剰人員を臨時で応援に行かせる方針が固まりそうです。 そんなこんなで、本日の出社。 フタを空けて見れば電話の嵐。内容は全て医薬品や食料品を直ぐに納品できるかどうか。 今まで全く契約したこと無い商社や、聞いたことも無いような企業まで様々な所からの問い合わせが殺到しました。 そう言った電話は、我々、研究開発じゃなくて営業にして欲しいのですが、あちらの気持ちも判るという複雑な心境でっする。 特に、パン事業部門への需要がオーバーロード。電気も火も使わず、手軽に食べられて栄養価も高いので当然っちゃあ当然ですが…… ホンマ、パンさんの人気っぷりは天井知らずやでぇ…… 唯一の欠点は腹持ちが悪いのと痛むのが早いくらい。これから気温も上がっていくので恐らく防黴剤がメインになりそうです。 それに伴って主原料のビネガー系統の需要も大いに増えそうなので、醸造酢を作っている会社(キュー○ー)なんかは株価が上がるかも知れんです。 あまりにも電話対応で仕事にならんので、時間交代で電話番をする事になりました。しばらくこの状況も続く感じがします。 工場内の損壊状況把握も兼ねて、現場入りしてみたら、こちらでは肝心要の原料の発注がまともに出来ていない模様。 取り敢えず、倉庫にある分の原料使い果たしたら、これもどうなるやも判らぬ状況……加えて停電による作業時間の変則が余儀なくされるので、従業員の疲労による事故の多発も懸念されます。 なんだかんだで準被災地みたいなもんなので市町村によってはインフラもまだ復帰していないし、工場のおっちゃん達のストレスもマッハだろうに…… 被災地以外でも殺伐と言いますか……混乱はかなりのものです。 本日の最後での、大体の方針では……場合によっては、事務職や研究職も現場の応援人員に入り、従業員全員を交代性や時差出勤を使い、土日返上してでのほぼ24hのフル増産体制みたいです。 正直、しんどいですが、これで少しでも復興が早まれば報われます。 タイムテーブルで仕事時間が決められちゃったんで今までの様なハイパー残業は無くなって、案外いつもより早く帰れるのと、弊社では残業代はフルで出るのが唯一の救いです。 日付け変わる前に帰れたの久々だよ!やったねロペちゃん! ここからが正念場……生活に関わる産業に就いている方々は特需で激務が予想されますが、気張っていきまっしょい。
2011年03月14日
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歯磨き粉とコンデンスミルクを間違えて、ミルクの方で歯を磨いてしまいました。自覚はありませんが、疲れているのかも知れません。BGM===(……いや、さ。こういうのでホイホイついていくと、何か色々と蓑念鬼な親父さんが出てきて濃厚フラグが立ったりするのが関の山だぜ?それでも良いのかな~、と)(大穴であのお姉さんの脇とか下が伊賀忍者な可能性もあるじゃないですか!ほら、北欧は剃らないって言うし……俺としては寧ろアリです!)「到着よぉ。ささ、狭いところですが、ごゆるりと~」「…………ふぅん。こりゃまた、随分と立派なお屋敷だねぇ、どうも」「えへへぇ~自慢の我が家なのでぇす♪」ひそひそ……(なぁ、二人とも。あの嬢ちゃんとしっぽりしたいから上手いこと席外してくんねぇか?)ひそひそ……(そ、そんな!彼女は仮にも命の恩人ですよ!無理矢理とかサイテーですよ!)(あいよ。んじゃ、邪魔しねーようにこの馬鹿連れて先に風呂でも入ってくるわ。行くぞイシュトー!)がしっ(そ、そんな~一人だけズルイですよぉ~!)ズルズル……「さぁてと……」がしっ「あ、あの……何を……?」「へへ……何をって……。ナニだよナニ。ナニをするんだよ」「やんやんやん♪出会って直ぐに……だなんて積極的過ぎるよぉ♪」「……抵抗しないのか?」「だって、拒む理由が無いもの」「……随分と強気だな。予想外の反応だ。何なら、劣情をぶちまけて陵辱の限りを尽くしても良いんだぜ?」「貴方に……それが出来るのぉ……?私もねぇ……貴方と同じ嘘吐きだからぁ……言葉の真贋くらい直ぐに解っちゃうのよぉ?」「お望みとあらば、犯ってやるよ。欲望を排泄するだけの道具にしてやる。……相手を騙すならもっと上手くやるんだな。ハニートラップにしては、穴が多過ぎるし、こういう状況下で女を警戒するのは基礎の基礎だぜ」「だってだってぇ……騙すつもりなんてないものぉ……♪私みたいな嘘吐きはねぇ……何の意味も無い嘘を、日常的に吐くものなのよぉ?」===~脱衣所~「納得いかないですよ!いつも何だかんだでゴネまくる癖に、何で今日に限って妙に聞き分けが良いんですか?!もう!」「お前……あの噎せ返りそうな血生臭さに気付いて無かったのか……?」「血ィ?また経血がどうのこうのとかの下ネタですか?流石の俺もちょっとひきますよ?大体、彼女は(主に俺の)命の恩人なのに、いつにも増してあまりにも失礼な態度ばっかりじゃないですか?!」「……なっさけねぇ話だが、ああしてジョークばっかこいてねぇと足の震えが止まらなかったからだよ。あの女……恐らくシリアルキラーか何かだぜ。血と脂の臭いが服にぎっしり染み込んでやがる。……はっきりとは言えねぇが、数時間以内に相当数の人間をかっさばいてる」「そんな……まさか……!あんな優しそうな人がそんな残虐な事するワケないじゃないですか?!」「おいおい、人を外見だけで判断するなよ。外見だけで判断したらハイパーイケメンの俺は俳優しかやっちゃいけねぇ事になるだろ?裏付けになる不自然な点はそれ以外にも幾つかあるぜ。――まず、この屋敷。サウナ付きのこんな立派な家をあんくらいの年代の……それも女が買える様なモンじゃねぇ。てっとり早く身体を売るとしても、この辺は娼館もねぇド田舎だ。素直にモスクワ地区辺りの賑わっているとこまで出て行ったほうが稼ぎも良い。……じゃあ、何であの女はこんな辺境くんだりに居たんだ?――多分、この先のサウナに答えがあると思うぜ」「な、なんか……酸っぱい臭いしませんか……それに相俟って生臭さも……」「恐らくは、この屋敷の本来の持ち主だろうよ。開けない方が良いぜ。きっともうサウナの暑さでかなり腐敗が進んじまってる筈だ」「うげぇ……想像しただけで気分が……。でも、それだと仮にあの人が犯人だとしてもおかしくないですか?何で死体を隠してある……いや、隠してすらいない上に俺達をサウナに案内したのでしょうか?自分が殺ったと宣伝する様なモンじゃないですか。整合性がとれません。それに冷凍庫やクソ寒い外に埋めるとかじゃなくて、サウナに放置じゃあどんどん臭気が激しくなって自身を追い詰めているだけですよ。誰かが彼女を嵌めようとしている様な気がしますよ。俺は」「理由……か。そんなモンねぇよ。だから自販機でジュース買うみたいな気軽さで人を殺せるんだよ。あいつらは」「え?え?それって、どういう……」「理解できなくて当たり前さ。どっちかってーと悪人寄りの俺もお前も何だかんだで常識の枠内で物事を考えているからな。奴さんは、正真正銘……マジモンのサイコパスだ。その行動理由なんて理解できやしねぇし、する必要もねぇ。理解出来るとしたら同じサイコパスだけだ」「彼女は……追手なのでしょうか?それとも、運悪く俺達が遭遇してしまっただけでしょうか?」「後者だろうな。心当たりもある。ここに来る前にケチな野盗やってた頃な。仲間内での不文律があったんよ。”旧ウクライナ領から旧ラスティーヤ領では仕事はするな”ってなその辺りを統治していたのが、情けも躊躇も無く人を切る帝国軍のキラーマシーン。通称”人斬りシャルゥ”……通り名と逸話から、てっきり男だと思っていたんだが、まさか女だったとはなぁ……」「なんで、黙ってたんですか?!そんなヤバいヤツかも知れないって?!それが本当だとしたら、デュラスさんが現在進行形で大ピンチじゃないですか?!」「……いや、恐らく旦那も気付いている筈だ。どっちにしろあいつがホントに”人斬りシャルゥ”だとしたら追けられてたってこったから逃げずに撒く必要がある。或いは……」「或いは?」「ピースのアニキの仇をとるつもりなんかもしれんね。……真偽は解らんがね。ま、旦那にも何か考えがあるんだろうさ。今は、信じてアクションを起こすのを待つしかねぇよ。とりあえず、旦那には白兵戦に優れる”オセー”があるし、俺の”ベリアル”もすぐに動かせる様にはしてあるさ。お前も直ぐに動けるようにしておけよ」「了解!」(ただ一つ気になるのが、あの女に殺気が全然ねぇ事だ。代わりにねっとりとした……虎視眈々と自分の好物を物色するような視線だな、あれは。その真意が解らん以上、身の振り方を考ええておく必要があるかもな。事態は思ったよりも複雑なんかも知れんねぇ、どうも)===「ねぇ、私と取引しない?」「あン?」続く
2011年03月13日
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何で、おおやじだけ改変されて親父になっちゃのかしらん。ロペスですぅ。現在は茨城住みなので、震源地的にワリとダイレクトアタックかまされていましたが、ようやく電気が復旧しました。でも、水道はまだなのでこれから節水した方が良い感じなのよー。普段、水道水飲まずにミネラルウォーター買っていて良かったぜ。でも、おうんち流せないから気軽に出来ないにょぉおおお!電気が死んでいて、ほとんど何も出来ることが無いので、折角だからと滅多に体験出来ないこの状況を少しでも把握しようと、その辺ブラブラしていました。信号が止まっているのに事故が起きていないのを見ると、何だかんだで助け合い譲り合いの精神が生きている漢字がして非常に気分が良いです。コンビニが真っ暗だったり、車以外の光源が何も無いので、非常に星が良く見えました。仕事途中で切り上げて来たんで、明日は朝一で続きがある絶望感。折角の貴重な休みが……!せめて、風呂は入ってから寝たいなぁ……
2011年03月11日
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ギガプリンのCMほど耳に残る動画って存在すんの?===~少し前~「皆さ~ん。お茶の準備が出来ましたのでお越し下さいませ」「お。今日はフランちゃんが準備してくれたのかぇ?これは楽しみじゃのぅ。……ぬ?姫様はまだ来ておらんのか?」「ええ、いつもは真っ先に席に着くはずですのに……きっと何か急務でも入ったのでしょう。それはそれと……本日は、アールグレイとオレンジペコをご用意致しております。お菓子はもうすぐマカロンとミルリトンが焼き上がりますので、一服しながらお待ち下さいませ」「ほっほっほっ!フランちゃんのお菓子はそんじょそこらのパティシエを遥かに凌駕したおいしさじゃからのぅ!待ち遠しくて敵わんわい!」「……いえ。私の腕なぞ、まだまだあの方の足元にも及びません。私如きの腕で満足して頂けるのであれば、あの方の手作りのお菓子をお食べになさったらきっと別世界が見えますよ」「む?フランちゃんがそこまで絶賛する様な職人がいるのかぇ?」「……はい。ミルクティーとロイヤルミルクティーくらい絶望的な差があります。私の剣の師がそうでした。あの方は剣だけでなく料理の腕も一人前で良く学ばせて頂いたものです。まだまだ足元に縋る事も出来ていません……少しでも師に近づく事が私の目標だったのですが……今となってはもう……それは叶いません」「なぬ?!この国で一番の剣の使い手であるフランちゃん以上の実力者がおるとは……俄かに信じ難いのぅ……ふむ。フランちゃん以上の実力者と言うと相当な高齢と見受けられる。不躾ですまんが、その師は鬼籍に入られてしまったのかのぅ?」「否定ばかりで申し訳ありませんが、それも違います。師は若く、私とさほど歳も離れておりませんし、存命です。……マギーさんは、帝国陸軍一課長がどなたがご存知でしょうか?」「一課長と言うと……あやつか。悪名高い……」「……”人斬りシャルゥ”。今では、師はそう呼ばれ……恐れ、忌み嫌われています。……私が師事していた頃は、気高く強く……そして誰よりも優しい方でした」「…………情け無用の虐殺狂である現在のあやつからは……想像も出来んわい」「……師がああなってしまったのは私の所為なんです。私は……!私は師に憧れていただけで……あの方を少しも理解していなかったから……!」===「で?どうすんだい?凍死覚悟でテントでも張るかい?」「ま、しゃーねわ。お尋ね者が堂々と宿を借りるワケにもいかんしなー」「じゃ、目立たねー場所でも探しますかい。……と、言い忘れてた。イシュトー、このテント3人用でお前の入れるスペースが無いんだ。悪いな」「いやいやいやいや!3人用なら丁度じゃないですか?!何言ってるんですか!?」「いや、だってよー。俺とデュラスの旦那……それにそこのねーちゃんだろー……」「……はい?」「ほらー、これで3人じゃんかよ。だからお前のスペースは無いの。素直に諦めろって」「あ、あの~……」「ちょっと待った!何で今、偶然通りかかった人を勝手に数に入れてるんですか?!おかしいでしょう!ものっそい困惑してますよあのお姉さん!」「いや、ほらさ。お前のポジって基本”のび太”枠じゃん?だからやっぱり難癖つけてハブしとくのが義務かなーってさ。あ、因みに俺が出来杉ポジで旦那はドラちゃんポジね。あの通りすがりの人はしずちゃん決定!」「それこそおかしいですよ!どう見てもアンタはスネちゃまポジでしょう!デュラスさんはジャイアンポジですよ!」「ん~まっ!今の見ました奥さん?!キレる十代よ!助けて~デュラえも~ん!」「ダアホ!誰がドラポジにジャイアンポジだ!誰が!遊んでる場合かっつーのっ!今はそんな場合じゃね~だろがっ!」「うふふふ……皆さんとても面白い方なんですね♪」ヒソヒソ……(っておい~!!一般市民の方に見つかっちまったじゃね~かよ!)ひそひそ……(ど、どどどどどど~しましょ~!!!!)ヒソヒソ……(と、とととととりあえず俺達が手配されてること知らないみたいだし、下手に不自然な行動取ると逆効果だと思うぜ!)(Okey-dokey!何とか誤魔化してみるわ!)「あ、あ~……この様な素敵な~夜には~貴女の様な素敵な方には~良く~似合う~(棒」(これはひどい)(こりゃもうだめかもわからんね)「うふふ……こちらこそ素敵な夜にドーブルイ ヴェーチェル。素敵な旅人さん方。ラスティーヤの夜は冷えるでしょう?何かお困りの様ですが……?」「あ~実は~、宿が見つからなくて~ほとほと困り果てていたのです~(棒」(演技の基本は、隠したい情報を残して後は全部本音で話せとは言うが……幾ら本音でもこれは……)(ないわ~)「まぁ!そんな事ならお安い御用よぉ!私の家でホカホカしていきません?」「え?何なの?ねーちゃんボノボか何かなの?俺にはどうやっても人間にしか……」「失礼にも程がありますよ!北欧でホカホカと言ったらサウナですよ!サ・ウ・ナ!」「いえいえ、そんな……見ず知らずの方にそこまでして頂くワケには……」「いいのよぉ。困った時はお互い様だから!丁度、夜食のボルシチも作り過ぎてしまったから、来て下さるとこちらも助かるわぁ!」「嗚呼、絶体絶命のピンチにもこんな巡り会わせが。……天使だ。いや、女神様は地上におったのですね……」「……それでは大変心苦しいのですが、お言葉に甘えて……」ひそ……(……旦那。マジでついて行くんかい?)「ああ……」(……ま、旦那にどんな考えがあろうと俺は付いて行くだけさね)ひそ……(どうしたんですか?何かマズイ事でも……?)続く
2011年03月06日
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livedoor.jp/deal_with0603/archives/51767509.html↑PCによって女声と男声が出るようです。因みに我のPCは女声でした。きっと、ブロンドのお姉さんです。超推奨BGM===~???~「うふふ♪見つけたわぁ見つけたわぁ……♪まさか、こんな形で探し当てるだなんて、人生万塞翁が馬ってヤツねぇ……。ようやく悲願叶えり……感慨深いわぁ……」???「失礼します」「あら?女性の部屋に入るのにノックも無いのかしら?」???「返答が無いので入らせて頂きました。それはいつもの事なので」「……ふぅ~ん。ま、良いわ。ちょっと集中してたのよ。”気に入らない”事もあったしねぇ……」???「それは……例のSS小隊員の資料ですか。ご機嫌斜めですな。ですが、吉報もあったではないですか。あの女も捕まったことですし――」「それが”気に入らない”のよ」???「けれど、あの女を嫌っていたはずでは?」「ええ、嫌いよぉ。嫌いも嫌い。ボリショイ付けたい位には嫌いよぉ」???「平民の出の癖して、名家の出身である” ”よりも上の地位にいるのはおかしいのです。あの体で一体それだけの男をたらしこんだのか――」「……黙りなさいな。それ以上あの子を侮辱すると許さないわ。……確かに”気に入らない”けど、あの子の実力は本物よぉ。私が認めた人間を貶めるのはぁ……私に対する侮辱と看做すけど、それでもまだ言うつもりぃ?」???「い、いえ……!」「はぁあ……それにしてもここ最近の帝国はどうしたのぉ?ぜんっぜんスマートなやり方じゃないわぁ……いちいち癇に障るやり口ばっかりなのよぉ……”気に入らない”し、ストレスたまるわぁ……ふぅ」あ、そういえばぁ……確か、アナタけっこう良い家柄だったわよね?ちょっとえっちな話になるけどぉ……私のストレス解消に付き合ってくれなぁい?」???「えぇええ!そ、それは勿論!」カチャカチャ……「うふふ……焦っちゃダ~メ♪ねぇ……ちょっと小耳に挟んだのだけれどぉ……アナタ昔、平民の少女……それも初潮前の幼い子だけ狙ってを毎夜毎夜【ピー】していた前科があるわよねぇ?」???「な、ななな何のことでしょう?!」「逮捕はされたんだけれどぉ……権力とお金で司法を抱き込んだのよねぇ?まだ、私が小さい頃の話だけどぉ……父様がご立腹だったからよ~く覚えていますわぁ♪……うん。それも”気に入らない”」ズバシュッ!!???「ギニャァアアア!!!!」「あら?一撃ぃ?張り合いも根性も無いのねぇ……ま、そんなヘタレだから弱い者しか襲えなかったんでしょうけどぉ。ん~これ謀反になるのかしらん?……ま、別にいっか。帝国も”気に入らない”し、探し物も見つかったしぃ……♪何よりあの子がいないならこんな地位にいてもどうしようもないわぁ。アンタを斃すのは私なんだから。首を洗ってまってなさぁい……フランチェスカ♪」====ごしごし陸軍士官「……落ち着きましたか?大隊長殿」「うん。もう平気。みっともないとこ見せちゃったね。私が凹んでちゃ皆もがんばれないもんね。……それに、ここで逃げたら姉様達に胸を張って会いに逝けないもん」士官「……立派ですね。私の娘と同じ位とは思えません」「そんなことないよ。私は根っからのだめ人間だし……今だってさ、ほら」ガタガタガタガタ……「こんなにだらしなく……震えが止まらないんだよ?」士官「……それも、貴女の魅力ですよ。恐怖とは危機感の表れです。勇気と無謀は違います。……お言葉ですが、大隊長殿?貴女は少し自身を、過小評価し過ぎではないでしょうか?」「え?……そうかなぁ」士官「そうです。ここに居る皆は大隊長殿を信じているから……慕っているからこそ残っているのです。必ずこの戦局を突破できると……!そう信じて!――貴女は自身を貶めることで、貴女を敬する我々を侮辱するおつもりなのでしょうか?」「そっか……そうだよね!うん!皆の為にも……!よし!行くよ!全軍!眼前の敵を……殲滅せよ!「「「「「「オォオオオオオオーーー!!!!」」」」」」士官「ふふ……良い顔です!我々も大隊長に続け!」――いつも漠然とした考えがあった。私が何なのか。こんな私に何が出来るのか。「右翼隊AB班!そのまま物量で押し切れ!殲滅後、回り込み左翼隊と合流せよ!」――でも……今はなんとなくわかる気がする。この人生は豊かだった。楽しかったと誇りを持って伝えよう。敵兵「うぉおおおお!この魔女めぇえ!!」ガキィン!士官「大隊長殿!」「そう簡単に私を討ち取れるとは思わないでね。こう見えてもそこそこ腕は立つんだから」――それだけは間違いない。私にとって譲れない真実だから。ザシュゥ!敵兵「ぬあーっ!!」「冥土の土産ってヤツに教えてあげるね。……この世の全ては数字で出来ているんだ」――そして……その生涯に……後悔は…………”無い”っ!敵兵「えぇい!怯むな!突撃ィ!!」「カオス理論とか確立総論、帰納法、演鐸法とか色々あるんだけどね。……それら、座標上に浮かび上がるファクターを瞬時に演算して導き出してあげると、大体がその理論値の漸近線を辿るんだ」士官「陣形F!大隊長殿を補佐せよ!」――計算を持って場を支配する。これが私……セフィリハイト・サンダース…… ”ソフィーの世界”だから!~~~~~~~「姉様……本当にゴメンナサイ…………私みたいな出来損ないの妹を持って……私がもっと……もっともっと優秀だったら姉様達に迷惑かけなくて済んだのに!」「何言ってるのソフィーちゃん。こういうのはほら……お互い様でしょ?喧嘩両成敗!……は、ちょっと違うか……えへへ」「でも!でもでも……!これ以上、姉様達に迷惑かけるわけには……!」くしゃくしゃ「な~に生意気な事言ってるの。調子に乗るのも大概になさいな。貴女はいつから完璧超人になったの?誰にも迷惑かけずに活きているヤツなんて存在しないわよ」ぎゅっ「……あっ」「だから、困ったときはいつでも頼りなさい。代わりに私達もソフィーを頼るわよ?どちらかがどちらかに一方的に依存する関係なんて疲れるだけじゃない。……支え合うって、そういう事でしょう?」「そうそう!どんな困難でも3人ならバビッと乗り越えられるよ!今までだってそうだったじゃない!えいえいおー!」~~~~~~「ほらほら?どうしたの?多勢に無勢……私達なんて楽勝だったんじゃないの?」敵兵「何故……!何故こんな絶望的な状況で貴様はそんなに穏やかなんだ!何でそう諦めずに立ち向かって来られるんだ!!」「ここで退いたら、姉様たちに合わせる顔が無いからね」~~~~~~~~~~~――西暦2xxx年現在では失われた帝国史に於ける最大規模の野戦……全ての死線が収斂したとき、その場に立っていたのは”共和国陸軍将校セフィリハイト=サンダース”……ただ一人であった……\カタカタッ/――全身の穴という穴から血を流しながらも、阿鼻叫喚の地獄絵図を見渡すように威風堂々と仁王立ちする姿は……\カタカタッ/ 「ねぇ?姉さま。今まで有難う……ん。それじゃあね。バイバイ」――20そこらの少女には見えず……さながら、数多の戦場を潜り抜けた歴戦の老将のようであったという……\カタカタッ/続く
2011年02月20日
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はいはい。ヴァン・アレン帯。ヴァン・アレン帯。ヴァレンタインでロシアっ娘だけにチェルノブイリ産、放射線入りチョコレートです。……嗚呼、チェレンコフ光が見える。”床屋の店長がラスボス”このワードで何の作品か判った貴方は強制的に我の心友。ロペスですぅお。改めてバレンタイン絵用意出来なかったので、番外編で出てくるキャラがそれっぽっこいデザインだったので、そのアイコンにちょっと書き足しただけの手抜き仕様となっています。簡易更新&怠惰で申し訳ありません。 「ズドラーストヴイチェ!旧ラスティーヤ領出身のシャルメロンよぉ。改めて番外編に登場したときはよろしくねぇ~♪」===最近、何だかブラウザが悪いのか回線がおかしいのか、記事かいて下書き保存とかしておくとどっか変な画面に飛ばされる事が多々あります。登録した画像が反映されていなかったりも多いです。アイコンでお話やるには致命的なんだぜ。何が原因なのでっしゃろ……
2011年02月14日
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純文学とは一般的に不良の読み物とされて来ました。……今では価値感が逆転している気がしますが。既存の概念に疑問を投げかけるのは、真理を探求する行為であると同時に、有り方自体を否定しかねない危険な物であるとされた様です。三島由紀夫の影響が大きかったのもあるのだとは思いますが……三姉妹繋がりBGM===「はいはい。静かに静かに。……うん。気付いたよね。私と一緒にここに残るグループが生き残れる可能性は正直1割以下だと思う。それでも良いって人は……私に命を預けてくれるかな?勿論、逃げたい人や降伏したい人はそれでも良いよ。みんなも攻めないであげてね。誰だって死んじゃうのは怖いもん。――でもね、これだけは覚悟して。私に付いて来てくれる人はきっと……死ぬよりも辛い目に逢う。勿論、私も全力全開で行くから説明しておくね。私に託された”ビフロンズ”の能力は……」~~~~~~「ん。どうやらソフィーには”ビフロンズ”。イシュトーには”アモン”が適合するみたいだね。ある意味二人とも大当たりだな」「大当たり……ですか?」「ああ。アモンは私の父上曰く”最強の能力”らしい。そして、”ビフロンズ”は唯一”自我を持つアーティファクト”だそうだ」「イシュトー君のはともかく……それって凄いの?」「いや、自我云々はオマケだよ。無論、能力も最高峰だ。……但し、大きい代償を支払わなければならない。予め言っておこうか――――君のビフロンズとアモンだけは絶対に使うな」(確か……大姉様の代償は”睡眠”。眠気が襲って来るのに眠れないのは常人でもかなり辛いものがあるけど、三度の飯より居眠りが大好きな大姉様にとってこの代償に対する苦痛は相当なもの。小姉様は本来持っていた実力に少し上乗せ補正されただけみたいな能力だったから代償も小さい。けれど、極度の人見知りで仮面が無いとマトモに人前にさえ出れない小姉様にとって、”異性と【ピー】して【ピーピー】する(検閲されました)”代償は、やっぱり拷問以外の何物でもない。……私はどうだろう?特に固執するモノも無いし、苦手な事も無いと思うけれど……)「先ず、アモンの代償は……” ”だ。能力は発動させれば自ずと解ると父上は言っていた。そして、ビフロンズだが……こちらの能力は”死体の肢体を繰る”のだ。数も無制限で生み出せる。君と意識レベルで共有しているからそれこそ自身の手足が如く自由自在だぞ」「う~ん……思考が分散しちゃいそうで難しそう」「確かに常人では無理だ。だが、君なら出来るだろう?大きな問題はそんな事じゃあない」「死者に対する冒涜かも」「それもそうだが、それだけじゃない。――代償だ。……使っている間は”死ねない”んだよ。”死なない”では無く”死ねない”んだ。意識を共有した遺体の腕が落とされようが、脳を蜂の巣にされようが、その痛みはそのままに、ね。……けれど意識を失うことも出来ない。自身が……周囲が段々と人間としての形を失っていく中で、意識も痛みも止まらない。そこに見るのは真の阿鼻地獄さ。相手を殲滅するまで……偽りの生の中で、もがき続けるんだ」「殲滅するまで?じゃあ、相手を斃したら?」「そこでようやく死ねる。……だが、例えネクロマンサー本人も死体達が無傷でも死ぬ事になる。ビフロンズは所有者の生命を食って動く。一度発動させたが最期……行き着く先は”死”あるのみだ」~~~~~~「これが、私の能力……絶大な力を発揮する代わりに、全てを食らい尽くす私の禁じ手……」 「そんなの……そんなのダメであります!ここは本官が食い止め……ソフィー殿が脱出するべきであります!!本官は……本官はもう目の前で仲間が逝ってしまうのを見届けるのは嫌であります!!」「私じゃ無理。この場面では、突破力がある貴方が最適任なの。貴方の武力と……貴方が受け継いだ”ナベリウス”なら出来るのよ。と、言うよりもその組み合わせ以外では不可能」 「けど……けれど……!」「じゃあ、他により生存率が上がる方法があるの?より少ない犠牲者ですむ方法があるの?あるならそれに従うよ?」 「けれど……!しかし……!!」「いい加減にして!甘えた事言わないで!助けを乞えばスーパーヒーローが駆け付けて来てくれるとでも言うの?!そんな都合の良い事ある筈ないじゃない!これは私と貴方だけの問題じゃないの!ここで生き残ってカリン隊長や小姉様に情報を持ち帰れば、他の戦場で闘っている皆の生存率もグンと上がるの!それだけじゃない!ここにいる兵士たちにだって守りたい家族がいるのよ?!”でも”とか”しかし”とか……曖昧な提案なんか聞きたくない!上官の命令に従いなさい!渡辺忠道!!突破口を拓くのよ!」 「うっ……ぐ……!必ず!必ず助けを連れて戻ってくる!!地獄の番犬”ナベリウス”!!俺に従い……道を拓けぇええええ!!!!」グォオオオオオオン!!!!「ふぅ……ようやく行ったか……。これじゃあどっちが年上なんだか解らないよ。……ごめんねルーシーちゃん。約束破るよ。でも、これが正しい使い方だと思うから……!行くよ!ビフロンズ!」ビフロンズ「ォーン!ウォーンオーン!」「泣かないで。ビフロンズ。……貴方の所為じゃないよ。私が望んで、私が貴方に協力して貰ってるだけなんだから。君が悲しむ必要なんてないんだよ。うん。大丈夫。後は姉様達が絶対何とかしてくれるから。大丈夫だよ。ホント……本当に大丈夫だから」ビフロンズ「オーン!オンオンウォーン!」「やめて……やめてよ……大丈夫。私は大丈夫だから泣かないで……泣かないでよぅ………」ビフロンズ「クォオオーン!オーンオンオンオン!」「やめてったら……私まで……泣きたくなっちゃうじゃない…………そうだよ、本当は大丈夫なんかじゃないよ……死ぬのが平気なはずないじゃない……!死にたい訳無いじゃない……死ぬのが怖くないなんて……そんな事あるワケないじゃない……死にたくない……死にたくなんてないよぅ……!まだまだやりたい事もいっぱいあった!姉様達にも甘えたかった!もっとみんなと仲良くなりたかったよ!でも、もう叶わないんだよ……怖いよぅ……助けてよぅ…………姉様…………みんな……」続く
2011年02月13日
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『ソフィーの世界』を読んで、哲学に目覚める人は多いと思いますが、読む時期を選ぶ危険な書である事は確かです。影響されて哲学を専攻しようもんもんなら人生が一気にベリーハード。自分を捜していたら、自分と職と未来を見失ったでござる、という事態となってしまう可能性をゆめゆめ忘れなき様……何事にも慎重さは必要なのだわ。BGM===「ねぇ、ロザリィ?……どこから気づいてた?」「うんとね。ソフィーちゃんが私たちの詰所に帰還してきたときかな。だって、普通だったら戻ってくる必要が無いもの。分隊指揮官を任されたソフィーちゃんと、後方でのオペーレーターであった私たちはずっと連絡を取り合ってたんだよ?あっちに集合するんだったら無線で呼び出せばすぐじゃない」「……面倒臭がり屋のあの子が戻ってくるのは確かに変ね」「それにさ、幾ら目標の沈黙を確認したとはいえ、まだ戦勝を締めてもいないのに、理由も無しに持ち場を離れるのはご法度だよ。ましてや指揮官クラスなら尚更……絶対にカリン隊長が許可する筈が無い。つまり……」「つまり?」~~~~~~~~――私達、三姉妹が軍職に就いたのは、本当にただ何となくの消去法で……特に理由があったワケじゃあ無かった。「ねぇ、姉様?何か、楽して稼げるお仕事って無いかなぁ……」「……う、う~ん……そんな都合の良いものなんてあるかなぁ……私はちょっと思いつかないよ。うぅぅうう……また面接で落ちたよぅ……」「アンタはまずその赤面症と対人恐怖症を治す方が先ね。面付けないとマトモに会話も出来ない人間がなんで接客業に応募してるのよ。ソフィー?……性産業は?手っ取り早く稼げるわよ?」「泥臭いのは、や!少し潔癖症の気もあるし……知らないおじさんに触られるのはやだなー。もっと、華やかで稼げる仕事ないかなぁ……」「会話するのは怖いけど、人と触れ合うのは好きなの!!そう言う、ねーさんだって勤めても直ぐに辞めちゃうじゃない!」「私は優秀過ぎるから、飽きちゃうだけよ。愚鈍な凡人は私の灰色の脳細胞について来れないみたいね。スタートラインにも立てないアンタと一緒にしないで」「う~ん……働かなくても死なない様な……こう、食事しなくても平気な体にバビッと進化とかすれば楽なんだけどなぁ……」――いや、見栄を張るのは止めよう。私達、三姉妹には真っ当な職に就ける様な社会性は無かった。「じゃあ、軍隊なんかは?一応、公務員だし食いっぱぐれは無いと思うわよ?」「……え~、でも訓練とかあるんでしょ?何か凄く面倒臭そう……走り込みとか絶対にしたく無いし……」「楽隊なんかはそうでもないわよ。その分、軍のエリート中のエリートしかなれないみたいだけどね。……どうする?一応、公募貰って来たけど駄目元で受けてみる?」「じゃあ、やるだけやってみようかな」「え?ソフィーちゃん受けるの?!じゃあ、私も受ける!」「無論、私も受けるつもりよ。その為に持ってきたんだもの。ま、私達は人間性はさておき能力だけはあるから、1年も練習すれば行けるでしょうね。そうと決まれば適当に楽器でも買ってきましょ」――宣言通り、1年集中して特訓した成果を発揮し、見事”合格”と言う結果を勝ち取った。「やったぁ!やったやった!やっちゃった!私のヴァイオリンね!教官にすっごく褒められたんだぁ!」「私のフルートの腕をきちんと評価出来る優秀な教官で僥倖だったわ。ま、誰だろうと感服させる自信はあったけど。ソフィーはどこに配属されたのかしら?」「ん。落ちちゃった。楽器よりも指揮者の方が向いてるらしんだけど、指揮者はもう居るから、要らないみたい」――そう、私を除いて。「あ、でも気にしないでね。姉様を応援しながら、また来年も受けてみるから」「うん!待ってるからね!」――そして、一年後、再び私は楽隊の公募に志願した。「姉様……また、落ちちゃった」――結果は、去年と同じ不合格。「そのワリには、あまり落ち込んでいる様には見えないけど」「うん。楽隊は駄目だったんだけど、総合演習で教官が言うには”指揮能力には目を見張るものがある”んだって。それで……楽隊には入れることは出来ないけど指揮官としての訓練を受けてみないかって」「凄いじゃない!勿論、受けるんでしょ?」「……でも、合宿みたいな生活になるから姉様達には早くて数年……下手すれば数十年単位で会えなくなるって……」「それがどうしたの?じゃあ、私が楽隊辞めて指揮官養成部に異動希望出せば良い事じゃない。何も悩む必要は無いわよ」「でもでも……!姉様達は活躍も認められてそろそろリーダーになれるってこないだ……」「たった2年で?ぎ取れる様な称号に価値なんて無いわ。それよりも貴女の方が私達にとってはよっぽど大切なんだから。……ただし、私が行くからには指揮官なんて器じゃなく、参謀を目指すけれどね」「大姉様……!小姉様……!」~~~~~~――そして、今まで駄目人間と言われても差し支えない様な怠惰な日々を送っていた私達三姉妹は……気付いたときには皆から一目置かれる存在になっていた。――曰く。あらゆる局面に於いてカットレイス=サンダースを論破できる人間なぞ存在しない。ルズリハ=サンダースの前で隠し事を貫ける者は存在しない。そして……自己、自我を持つ生物に於いてセフィリハイト=サンダースが統率できない集団は存在しない。との事。……我が事ながら、ちょっと過大評価し過ぎじゃないかなぁーとは思う。「う~ん……考え得る限りでは一番最悪な状況かも」陸上隊員「サンダース大隊長殿!360°全方位!物の見事に包囲されています!」「あ、今の韻踏み良い感じだね。リズム感あるよ。参った参った……飛蝗は囮で本来の目的は私達を潰す事だったなんてね。敵はやっぱり帝国かな?共和国軍の人間も何人か混じってるし、連合軍?情報が無いから上手く判断出来ないなぁ……」「何か突破する策はないでありますか?ソフィー殿」「音程悪いなぁ、あるのかないのか解らないよ、それじゃ。ん。ある事はあるよ。……と、言うよりも現状ではそれが唯一の手段。ものっ凄く泥臭い方法なんだけどね。じゃ、はーい!みんな!私に注目!」ざわ…… ざわ……「みんな、絶体絶命とも言うべき状況で浮き足だっているのは解るよ。でも、ちょっと間だけ我慢して私の話……ううん。命令を聞きなさい。これから我々は撤退戦に移る。農作物は残念だけど、今は何としても全滅だけは避けなくちゃ行けないからね。ナベちゃんと共に包囲網を突破するグループと、私と一緒に脱出口を切り開くグループに別れてね」ざわ…… ざわ……「な、何を……!?それってもしや……?!」続く
2011年02月12日
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ゲームで出てくる物で一度で良いから食べたい物を挙げろと言われれば誰がなんと言っても”ハイパーほしにく”です。BGM===「そんな……!私の診断が間違っていたのか?!」「ああ……やっぱりそうだったのね」「一人で納得せずに簡潔に答えろ!一体全体……”お前の身体で何が起こっている”んだ!お前の染色体はもうズタボロだ!数十単位のシーベルトを浴びなきゃこうはならんぞ!」「私も全部解っているワケじゃあない。……けど、貴女のその反応で薄々感じていた疑惑は確信に変わったわ。ねぇ、ワンダ。私の妹……ソフィーの”ビフロンズ”がどんな能力かご存知?」「……いや、知らん」「そう。私も知らない」「ふざけてる場合か!」「Non!私は大真面目よ。着目すべき所はそこではないの。甘えん坊の……誰かに依存気味のあの子が……誰にも--それこそ肉親である私やロザリィにすら自身の能力を明かしていない……”そこ”こそがこの話の注目すべきポイントなのよ」「そんな……!まさか!」「ええ、多分予想した通りでしょう。もう私の身体は……”どんな小さな傷だろうと治る事は無い”わ。ロザリィも……あの子あれで勘だけは誰よりも鋭いから気づいているでしょうけど、一応義眼を入れといて貰えるかしら。それと、私の視神経……駄目なら脳に直接”アンドレアル”の受信デバイスを接続してくれると嬉しいわ。……余計な心配はさせたくないの」「……ひっく……えぐ……すまない。何の力になれなくて……」「Non!そう思い詰める必要は無いわ。……私はね、寧ろ幸運だと思っているの。でも、時間が……時間が圧倒的に足りないのよ。折角手に入れたエスポワール……最大限まで使わせて貰うつもりよ」===「……では、カリンに伝えてくれないか?”アーサ・グレイシャスは離反した。出会ったらならば躊躇無く殺せ。私も遠慮はせん”とな。温和な君にこんな事を頼むのは少々気が引けるが。堪忍してくれ」「了解!アーサ元分隊長からの最後の命令!引き受けました!」~~~~~~~~「どうでしたの?意識を飛ばしたまま長い時間戻ってこなかったから心配したのよ?」「…………獅子身中の虫です。下手人の名はアーサ・アーネス……いえ、アーサ・グレイシャス……。彼女が今回の騒動の発端であり……我々が斃さなければならない”敵”の名前です……」「なん……ですって……!そんな……そんな筈は……!」「残念ですが……事実です。本人から直接はっきりと告げられました。それに……深層心理の上でも……」「やめて!それ以上は……聞きたくない!」「ですが!決断は迫られています!私にも時間がありません!現実から……!現実から目を背けては……!求めが無ければ何も得られません!彼女を取るか……我々SS小隊を取るか……早急なご決断を!」~~~~「目的を果たしたら?……う~ん、そうね~。お母さんになってゆっくり暮らすのも悪くないかな~なんて……」「ほう。相手は居るのか?」「それは……そのぅ……気になっている人なら……」「……な、ななななな!薄々感づいていたが、やはり私をそういう目で見ていたのだな!このオマセさんめ!」「いや、違……」「私は……私は!私は一向に構わんッッ!寧ろ百合百合な関係は大歓迎だ!さぁ!私の胸に飛び込んで来い!抱き締めちゃうぞ!」「いや、ホント……本気でそういうのは良いから……」「性別なぞ愛の前では瑣末な事ではないか!嗚呼!素晴らしきかな!人類愛!」「まったく……相変わらず人の話を聞かない子ねぇ……ま、でも嫁の貰い手がいなかったらそれでも良いかな~、なんて……」「はい!デレ頂きました!バッチリ録音させて貰ったぞ!ガッハッ……ゴフッ!ゴフ!……ゲフン。最高の言質取らせて貰ったぞ!もう離さないからな!」「え……ちょ……まっ!冗談!冗談だからね!今の!」~~~~「そう……そういう事なのね。アーサ……貴女はその道を選んだのね。我々は、国の権力者にとっては、常に自身の身を脅かす害悪に過ぎない。そして、民衆にとっては自身の想像を遥かに超えた過ぎたる畏怖そのもの。役目を終えた英雄の末路は……いつの世も、どんな所でも決まりきっている。平時に於いては誰にとっても”トラブルを持ち込む邪魔者”でしかない。”誅殺されるか””陰謀に巻き込まれるか””迎合するか””逃げて、全てを失い世捨て人となるか”行き着く先は、この4つ。解りきっていたのに……何で、何で私はこんな当然の事に気付かなかったのかしら。決めたわ……例え”親友だった”人間だろうと……私の仲間を手に掛けた人物を赦す訳には……いきませんわ」--”でびる”とは、堕ちた”天使”が発祥となる側面がある。「たい……ちょう……」--それとは異なる発祥を持つ”だえもん”は、聖書に於いて唯一神の原則故に、”やはゑ”から神の座を追われた、他宗教の”英霊”である。「うふふふ……!何人たろうと、同胞を傷付ける者には容赦しませんわ。ロザリィちゃん?今直ぐに裏切り者の名を……SS小隊全員に伝えて下さいな。……全面戦争の……火蓋は切って落とされました。これがわたくしが選んだ答えですわ!」--そう、言わば”悪魔”とは”堕ちた英雄達の成れの果て”なのだ。「……はい。了解しました」(これで……これで良かったんですよね……アーサさん…)~~~~「ねぇ、アーサちゃん?」「あのね……私ね?本当に……本当に貴女に出会えて良かったって……そう思うの。貴女には感謝しても仕切れない……!」「おいおい。何も泣く事はないだろう。私は……私が思うがままにしたいことをしただけだよ」「私ね……貴女と出会えて初めてこの世界を好きになれる気がしたの。貴女がいなかったら、こんな感情は……ううん。感情自体も芽生えなかったと思うの」「だから……だからね?こんな頼りない私だけど……好きになった世界があるから……それを愛おしいと……守りたいと思うから……一緒に、私と共にこれからを歩んでくれますか?」「ああ!勿論だとも!」~~~~「はははは!実に愉快だ!祖国に”英雄”と謳われた我々が継承した”72柱の悪魔”をベースに作られたアーティファクト……全くもって皮肉が利いているわね。……それとも、あの子はこの未来を予見してこれを我々に授けたのかしらね?うふふふ……♪今となっては詮無き事ね。首を洗って待っていなさい……!アーサ・グレイシャス!」--少女の愛した世界と、描いた理想郷が音を立てて崩れた瞬間であった-ー続く!
2011年02月09日
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お話を書いていて一番楽しいのは、張り巡らした伏線をうまく回収できたときです。==「くまなく探してみたのですが、チェツィン殿の”フルカス”が何処にも見当たりません」「ピースの”ベリト”も無い。人智を越えた異能を発現出来るアーティファクト……敵が奪わない道理は無い……か」「でもでもっ!ピースさんの”ベリト”でも勝てなかった相手なんてかなり強大な組織の犯行ではないでしょうか?」「いえ、恐らく孤児たちを人質として取られていたんでしょう。虫唾が走る手口ね。本当に」「だが、ロザリィの談も一理ある。これだけ派手をやらかして、外れにあるとは言え自治の厳しい帝国領だ。帝国軍が出て来ない理由が無い」「じゃあ、やっぱりこれも帝国の仕業なんですか?!」「十中八九そうだろう。……そうなると、尚更……フランとミルファの安否が気になるな」バタンッ「お待たせしました。ワンダさんを連れてきました」「ラスターから大まかな事情は聞いたぞ!怪我人はどこだ!」一同「………………」「……間に合わなかった……のか……?」「そんなっ!……くそっ!自分がもっと!もっともっと早ければっ!」ガンッ!「ラスター……気に病む必要は無い。どの道発見した時点で既に手遅れだったのだ。無駄足を踏ませて済まない」「……冷たいようだが、終わってしまった結果を嘆いても仕方無い。それよりも今は前へと進む事こそが重要だ。……ラスター。あれをカリンに見せてくれないか?」「……自身の不甲斐無さに打ち拉がれてしまいますね。本当に……無力だ。でも、確かに今は嘆いている時ではありません!隊長!これを孤児院から少し離れた場所で発見しました。アーサさんが愛用していた狙撃銃です!」パシッ「確かに……これはアーサの銃だな。何故こんな辺境に彼女の銃が……?」「恐らくは彼女も何らかの形でこの騒動に巻き込まれていると邪推します!」「ねーさん!」「Oui.もうやってるわ。……と、アーサ殿の姿を確認。どうやら無事の様です。プロジェクター用意出来ますか?映像送ります」「御意。5秒以内に本部から持ってきます」タッ!~~~~~「~~!~~~?~~~!」「何やら談笑してる様ですね?あの相手方の恰幅の良いおじさん……隊長は知ってますか?」「……いや。ケイト、音声は拾えるか?」「Oui.今、音声デバイスを向かわせています。あともう少しでとうちゃ……」~~~~~~~~「~~~~?~~!~~………て……ザザ……るな!」ズドン!~~~~~~ザーザーザー…………「映像が途切れた!?」「何があったの?!ねーさん?!」 「……やられた。”アンドレアル”が感知されて、彼女の”魔砲 ダンタリオン”に撃ち抜かれた……。ロザリィ……座標はxxxx/xxxxよ。今の彼女は得体が知れない……気をつけなさいね」「うそっ!ねーさん!ねーさん!!!!」「大丈夫だ!見た目ほど酷い怪我じゃない!角膜を上手く逸れる様に傷が付いているから半日もあれば視力も回復する!ただ、このままではマズイ!緊急手術を行う!ラスター!手近な滅菌施設へ!」「御意!飛ばしますよ!」ダッ!「ロザリィ……姉が心配だと思うが今は……」「はい!大丈夫です!超一流の医療技術を持っているワンダちゃんが大丈夫って言ってるんですから!信じて待ってます!今は……アーサさんの動向を探るのが先決です。そうじゃないと、ねーさんの怪我も無駄になっちゃうから……!座標はxxxx/xxxx!アーサさんの思考に潜入します!」~~~~~~~ザザッ……ザッ…………(アーサさん……何でねーさんを……ううん!きっと間違いです!アーサさんの近くに敵がいてそれで……)「…………て……るんだろ?」(ん。上手く繋がったかな?どれどれ……)「……るんだろ!ルズリハ!聞いているんだろう?カットレイスの”アンドレアル”があったって事は、お前の”バルバトス”も私へアクセスしてきている筈だ!まぁいい……聞いている前提で話させて貰うぞ。孤児院を襲撃したのは私だ!それに伴って君たち共和国……いや、SS小隊に宣戦布告をするとしよう!かかってくるがいい!」「嘘です!何で……何でそんな!!アーサさんがあんな……!あんな事出来る筈……いや、許す筈ありません!!!!誰よりも仁と義を重んじる方じゃないですか!?」「……やはり来ていたかルズリハ。買い被り過ぎだ……私は自身を正義と名乗った事なぞ一度も無い。……ただ自身が自身である為に理想を追い求めているだけに過ぎん。前大戦ではそれがたまたま結果的に善行になっただけさ」「でも……!それでも手段は選ぶ人の筈です!何で……!何であんな事を答えて下さい!」「……カットレイスに言われなかったか?”なんでなんで”と聞くのでは無く自身で考えろ。君は甘え過ぎだ。……私の真意なぞ、君の能力で私の深層心理まで潜り込めばすぐ判るだろう?」「もう見ています!それで……その上で聞いているんです!貴女の選んだその道は…………!」「……ああ。解っている。覚悟の上だ。さっきも言っただろう?自身を貫いてそれで倒れるならば本望さ。……これからはもう……道が交わる事も……並んで歩む事も無い。……それでも、選んだ答えに悔いは無い」「……ごめんなさい。私……私は……!」「おいおい。何故、謝る必要があるんだ?私は……君の姉を傷付けた敵の一人に過ぎないんだぞ?」「それでも……それでも謝りたいんです!伝えたいんです!アーサ分隊長!私は!貴女の事を尊敬していました!もう二度と肩を並べる事が無くても!闘うべき相手になったとしても!これだけは偽れない本当の気持ちです!自分にだけは……絶対に嘘は吐きたくないから…………!」「……ふふ。私は君の様なまっすぐな部下を持つ事が出来て幸運だったよ。……本当にとことん不器用だな。君は」「えへへ、お互い様です!」続く
2011年01月16日
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双子や三つ子って、まとめて一つのキャラみたいな扱いになるので個々の個性や人気が出すのが難しい気がします。また、コンビ芸人みたいにどちらかだけキャラが立って、片方は影も薄くなったりするので個人的にはロリショタに並んで動かし難いキャラ属性です。===――諸君らは、吸血鬼の存在を知っているだろうか?強者の象徴として、食物連鎖の頂点に君臨するという世にも恐ろしい化物であるが彼等にも幾つかの弱点がある。曰く、日光や炎、銀に弱い。曰く、招かれないと家に入れない。曰く、流水を渡れない。曰く、心臓に杭を打ち込まれると蘇れない。曰く、細かいものを出されると数を数えてしまう。ざっと挙げてみただけでも、これだけの弱味が恐怖と畏怖の対象である彼等にも存在するのだ。一見すると、一つ一つは大した事無い事象かも知れない。けれど、それで十分過ぎるのだ。こと、戦闘行動に於いてそうした一瞬の隙は、お互いの勝敗を分つ決定打となる。人間はいつだって、そうして知恵を凝らし化物を屠って来た。自身の情報を知られると言う事はそれだけ致命的な事なのだ。――”彼を知り、己を知れば、百戦危うからず”……とは、良く言ったものだ。相手が吸血鬼の様な規格外の化物ではなく、同じ人間ならば尚更だ。……いや、少々言い方に御幣があるか。幾ら、超越した力を持つ輩が相手でも話は変わらない。どんな相手であろうと情報を得、対処方法さえ解れば恐るるに足りず。それが例え、歴戦の英雄だろうと我々が討てぬ道理など無いのだから。~少し時は遡って 孤児院~「……無理はしないで吐いた方が良い。これは……慣れている者でも堪える」「……それではお言葉に甘えて」タッタッタッ……「オェェエエ……ゲロゲロゲロ……ぅうう……」「うぇっ……ぷっ……はぁはぁ……こんなの!こんなのって……!」name:ラスター・ケイプニール選定アーティファクト:”量体光子 バシィン”「……あちらの部屋ではまだ年端もいかない少女が”生きたまま”全身の皮を剥かれていました。その向こうでは、自身の腸で縄跳びを強要されて絶命したと思われる少年が……ここは再現された地獄です。……以前、とあるマフィアの臓器売買拠点に突入した事があるのですが、それでもここまで惨い光景ではありませんでした。……済みません。自分も少し吐いて来ます」タッタッタッ……(内容物は四散し臓器ビジネスが目的と言うワケでは無い。拷問も尋問というよりも……苦しむ様を楽しんで皆を解体した様だ。差し詰め”見せしめ”と言った所か……)ギリッ……!「隊長……先ほどバルコニーでチェツィン殿と思わしき遺体を発見しました」「そう。駄目だったのね……」「……口にするのも憚れる損壊具合でした。悔しいですが、あまりにも細かく散らばっていて彼を埋葬する事すら不可能かと」「この怒りは……!もどかしさは!一体、何処にぶつけたら良いんだ!畜生!」「た、隊長ぉ!あちらでピースさんを発見しました!まだ息があります!」~~~~「ピース!ラスターがメディックを迎えに行った!状況をほうこ……うっ……!」「……ん?ああ……この声はカリンちゃんか?ラスターにはわりぃが無駄足になっちまった……な……。御覧の通り……もう俺は助からねぇ……生きてるのが不思議なくれぇだ」「ピースさん……もう目が!うわぁあああん!ピースさん!ピースさん!だめだめだめ!死んじゃやだぁ!」「ロザリィちゃんも居るのか?無茶言わないでくれや。……幾ら最強の俺でも胴体真っ二つにされたら厳しいってばよ。ま、この有様だから奴等も退散して、こうして話が出来ただけでもある意味ラッキーかね?でも、俺の下半身が無くなっちまうとはよ……世の女の子達にとっちゃ、でっけぇ損失だぜ……」「こんな時まで、冗談ばっかり……!」「ケイトちゃんか?いや、けっこうマジなんだが……ま、いっか。それよりよ?ジジイとガキどもはちゃんと逃げ切れてたか?この通り、この場から動けねぇから状況が解らねぇんよ。真っ先に目を潰されちまったから何一つ解んねぇのよ、ぶっちゃけ」「ひっぐ……ひっく……チェツィンさんや子供たちは皆……」スッ……「心配するな。駆け付けた我々で敵部隊は殲滅。チェツィン老と子供たちは保護した」「ええ、全員無事でピンピンしてるわ。そうでしょ?ロザリィ?ま、杞憂だったわけね」「う、うん……!み、みんな元気過ぎてこっちが……えへへ……こま……ひっくえぐ……!ちゃうくらいなんだから……!」「…………おーそりゃ良かったわ。囮冥利に尽きるってもんだわ。そういや、この場にヨーヘイの馬鹿はいるかい?」「居ないけど、何か用でもあるの?」「いやー……”目の上に目”をマジックでキュッキュッと書いて欲しくてな。俺とヨーヘイはお互いに死に様晒す時は”最高に笑える死に方しようぜ!”っつー同盟組んでるんだわ。ほら、死体を発見した奴が、死んだ奴の瞼に目が書いてあんの見たら、思わぬ不意打ちでブッフバルト!って吹き出すだろ?あんま神妙になられちまうのもらしくねーしよー。折角だから誰もが笑う様なすげぇアホな死に方の研究結果がこれなんよ。……逝くときは、皆の笑い顔に囲まれて逝きてぇしな。わりぃけど、カリンちゃん。やってくれねぇかな?これ遺言って事でよろしく!」「了解した。約束は必ず守る」「あーあー、そんな堅くなりなさんな。ま、俺としてはいつも難しい顔してるカリンちゃんやケイトちゃんを笑わせられれば本望だ。死んでも役に立つ男!それがピースさんだぜ!」~~~~~~~~~~キュッキュッ……「ふふ……約束通り書いたわよ?でも、これ……全然笑えないじゃないの」「最後の最期まで本当に馬鹿な遺言!こんなの!こんなの……!笑える筈…………ないじゃない……!」「どうしたのよ!役に立つ男は私とケイトを笑わしてくれるんじゃなかったの!答えなさいよ!馬鹿!」「あははは!はははは……!……ひっく……ひっぐ……!うわぁああああああん!」――彼女達の慟哭はまるで舞首の様に、混ざり合い溶け合って墓標となった孤児院に木霊した。
2011年01月15日
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世間では三連休の様ですね。ですが、私には関係ありません。BGM===「隊長。その前に火を司る能力”フルカス”を持つチェツィン殿を害虫駆除部隊に派遣するべきだと思います。ソフィーの報告によると、農薬耐性を持ち現状では焼却処分するしか対策は取れない模様」「飛蝗は農作物を荒らすだけでなく産みつけた卵が孵れば二次災害が発生します!向こう十年不毛の大地になってしまう前に!どうか素早い決断を!」「……けれど、既に隠居して安穏な日々を暮らしている彼を巻き込む訳には……」「Non!Non!Non!Non!優先順位をはっきりさせなさい!今、貴女が守らなければならないモノは何?今、貴女が打てる最高は?安寧に身を置く事で日和ったのならば今すぐ顔を洗ってすっきりさせなさい!寝惚けている場合じゃないの!……それに、あの老獪が仲間のピンチに渋る人間だとお思い?もし、そう考えているのなら彼に対してこれ以上の侮辱は無い!それは、SS小隊を率いていた貴女が一番知っているでしょう!カリン=エーギルパッフェ!」「……言うとおりね。わたくしとした事が随分と緩みきっていた様ですわ。ケイト……恫喝、感謝致します」「……いえ、私も口が過ぎました。申し訳ありません」「ロザリィ!そうと決まりましたら貴女の”指定した座標内にいる思考を共有する能力”で……!」「…………出来ません」「ロザ……いえ、ルズリハ?事と次第によってはお姉ちゃんね、貴女でも拷問しちゃうわよ?」「違うの!やらないんじゃなくて出来ないの!おじいちゃんの話が出たときからずっと何度も何度もアクセスしてるの!」「……そうか。そういう事か」「嘘……でしょ?あの端倪なご老体が……?!何かの間違いよ!それだけじゃない……!あそこには我が隊でも一二を争う実力者のピース殿がいる!彼が所持している超戦闘特化型アーティファクトの”ベリト”もあるのよ!」「でも……!でもでも!結果は事実しか告げられないの!私の”新緑の弓 バルバトス”は……死人と思考を共有する事は出来ないから……」「……二人とも直に支度なさい。今はとにかく情報が必要……チェツィン老の孤児院へ急行するわ。ラスター……貴方の力を借りるわよ」ラスター「御意。自分のアーティファクト”バシィン”なら5分も掛かりません。急ぎましょう!」===~帝都~ザッザッザッザッ!「さてさて、ロザリィちゃんの要請があったから懐かしの帝国に戻ってきたワケだけれども……」帝国兵「こっちにいたぞ!SS小隊のメンバー”ヨウヘー=サイトー”、”デュラス・ルーピー”、”イストレット=フォッシェルゲイザー”の3名だ!見つけ次第、捕まえろとの上からのお達しだ!生死は問わんが生きていた方が報奨金は高いとの事だ!」「けっこう大ピンチな感じかね、どうも。騒がしいこっちゃ」タッタッタッタッ!「二人とも何でそんな余裕なんですか?!町中が俺達の敵に回ってるんですよ!逃げ場を確保すら出来やしない超絶絶体絶命じゃないですか?!」「う~ん……まぁ……」 ↑ ↑ 元・クーデター首謀者 元・山賊 「「追い回されてるの慣れてるし」」「うわ~ん!合流する相手間違えた~!」「ま、冗談はともかく何でこんなんなってるか情報が足りな過ぎる。とりあえずロザリィちゃんか隊長と合流すんのが先決っしょ」「でも、俺にルズリハさんが交信してきた要請は”飛蝗退治”でしたよ?恐らく帝都がこんな荒れ荒れになってる事自体知らないんじゃあ……」「それでも我が隊の目(ケイト)、耳(ロザリィ)、口(ソフィー)であるサンダース三姉妹の誰かと合流できれば手に入る情報量は今の比じゃねぇさ。どっちにしろ近道だからって帝国通ったのは失敗だったけどなー」ザザッ……ザッ…………み……な……どこ……すか……?「お、噂をすれば何とやら。ロザリィちゃんからの連絡みたいだぜ?」~~~「アローアロー!イシュトー君、よーへい君、デュラス君……現在こちらに向かっている所でしょうか?急な話で悪いのですが、3人には飛蝗退治よりも優先して欲しい事があります。恐らく帝都の何処かに捕えられているフランさんの救出に向かって下さい!事態は急を要します!」「ロザリィちゃん、そっちが持っている情報を知っている限りで良いから全部教えてくれ。現状が知りたい」「はい!…………(説明中)…………!現状は以上です。私たちの推測も入ってますが、ねーさんと隊長と私で意見が一致しているので、予測ではありますがほぼ間違い無い筈です!」「オーケイ!じゃ、囚われのお姫様と騎士隊長の救出と参りますか~!」「…………必ず無事、救出してみせます!フランチェスカさんには指一本触れさせない!」「……決して、決して無茶や油断はしないで!ピースさんやおじいちゃんみたいに仲間がいなくなっちゃうのは絶対絶対私は嫌だからね!生きて戻ってみんな笑顔で勝利を報告するの!約束してね!」「あのピースと爺様がやられたの……か……?!笑えねぇ冗談はよしてくれよロザリィちゃん……!」「……事実です。私たちが駆けつけた時には既にもう……」ザザッ……ザッ……「割り込み済まない。ここからの伝達はロザリィの口からは憚れるので私からさせて貰う。……下手人は冷酷にも同志ピース、チェツィン老だけでなく孤児院の将来ある幼子たちも一人残らず皆殺しにした鬼畜共だ。遠慮は要らん。殺せ。同胞の無念を……!私たちの手で晴らすのだ!下手人の名は……!」「…………ねーさん!!それは……!!隊長!いけません!ダメなんです!」「久方ぶりだな諸君。壮健そうで何よりだ。度重なって悪いがケイトに代わって貰った。討つべき敵は、私から直々に告げるのが筋だからな。騒がしくなって済まない。……だが、これはあくまでチャンスがあったらで構わない。仲間の救出とその後の我々との合流を最優先にしてくれ。……では告げる。信じ難いとは思うが、これが真実だ。彼女に出会ったら容赦をするな。今から始めるのは戦争だ。敵性因子は須く駆逐すべきである。我らに牙を剥いた事を後悔させてやろうではないか!!」「裏切り者の名は……アーサ・グレイシャス!かつて我々の仲間だった女だ!」続く
2011年01月09日
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「お手柔らかにお願い致しますわ♪」イッシュ地方は外国……ならば、元軍人のマチスは外国人だから軍人トレーナーがいる筈!と、思ったらそんな事無かったぜ。 ドガース、デスマスの色違い交換して下さる方探しております。こちらが出せるのは伝説系と、色違いならアギルダー、アチャモ、ツチニン、コリンク、ラルトス、カラカラです。連絡下されば、ともだちコード教えますので持っている方がいらっしゃったら御願いします。===パソコン新調しました。OSもwindows7にしたから中々操作に慣れないです。色んなファイルの名前や入っている場所もXPと違うので色々大変です。outlookが使えない……だと……?ここ見ていないとは思いますが組むの手伝って……というか100%丸投げしたのに作成して下さった友人に感謝感激です。しかも我の休みが3日しか無いので急ピッチで調整までした頂いて、頭が上がりませんぞい。流石に申し訳無さ過ぎるので、今度また改めて何か奢ります。===絵では、カリンがポケモンの世界にいたら使いそうなメンバーで固めてみましたっ。(役割配分)・オーベム:洗脳、尋問・ヘルガー:ガーディ系列よりも軍用犬っぽい・ロトム:電気系列の破壊、インフラ・情報系統潰し・マッギョ:ブービートラップ・マルマイン:Sマイン代わり○マタドガス:マスタードガス切り札はマタドガスですかなー。カリン自身が、搦め手ベースのえげつない戦法を好むので、ポケモンもマスターに似てきっと性格が悪い筈。===ポケモンも600超えしてるので、色々な組み合わせが出来ます。自キャラなら、どのポケモンが似合うだろうと考えるのが最近のマイブーム。とりあえず思いついた面々↓(名前)(テーマ)(使用ポケモン ○は切り札)で表記してあります。 神風 瞬忍者軍団・テッカニン(汚い忍者)・アギルダー(汚い忍者2)・クロバット(汚い忍者3)○ヌケニン(汚い忍者4)・ケッキング(普段の瞬のやる気の無さの象徴)・カビゴン(寝るのが好きな瞬の象徴)世良 総一うまそう○バイバニラ(スイーツ)・ランクルス(スイーツ2)・シビルドン(蒲焼丼)・カモネギ(鍋)・シザリガー(レッドロブスター)・ドーブル(総一のコピー能力の象徴)三河 祥ロボット軍団・ギギギアル(基地)・ジバコイル(ロボ1)・レジスチル(ロボ2)○ゴルーグ(合体ロボ)・エレキブル(電源)・キリキザン(人型ロボ)幸至 未来楽隊・コロトック(バイオリン)○メロエッタ(ソプラノ&ダンサー)・ペラップ(テノール)・プクリン(アルト)・バクオング(バス)・ルナトーン(ミクの出生、隕石)霧川 優衣ノブリス・オブリージュ(笑)・ビークイン(女王)・ユキノオー(御大将)・ロズレイド(伯爵)・ミノマダム(爵婦人)・ブニャット(愛猫)○ジャローダ(ゴージャス)ルーセントラルドグマ・ミュウツー(遺伝子操作)・ゲノセクト(遺伝子操作2)○デオキシス(DNAを自在に変換)・メタモン(変身能力)・ゾロアーク(姿を化かす)・グラエナ(屍肉を漁る)ジェシカ=クリストファージャスティス☆ヒーロー!・ビリジオン(正義の使者)・テラキオン(正義の使者2)・コバルオン(正義の使者3)・ケルディオ(正義の使者4)○ウィンディ(正義の使者5)・ウォーグル(ジャシカの能力の象徴)リー・リーフイ中華民国・ジラーチ(流れ星、中国旗の星)・スターミー(ミカボシと同じ飛来生物)○コジョンド(カンフー)・ローブシン(中華老子)・エンブオー(猪八戒)・ゴウカザル(孫悟空)エカテリーナクールな頭脳○メタグロス(スパコン)・ポリゴンZ(データ生命)・ユクシー(叡智の神)・エンペルト(皇帝)・トドゼルガ(オホーツク海)・ツンベアー(ツンドラ)志貫 一パフォーマー・ルンパッパ(ルンバ)・カポエラー(ハジメの戦闘方法がカポエイラ)・バリヤード(パントマイム&ガード)・ドレディア(フラダンス)・ソーナンス(専守防衛のハジメの象徴)○トリデプス(鉄壁の盾)ユキエ・R・クレッシェントどんどん燃やすよっ!○ギャロップ(元遊牧民の象徴である馬、炎)・ファイアー(炎と遊牧鳥)・バクフーン(炎と遊牧獣)・ウルガモス(炎と養蚕)・バクーダ(炎と遊牧駱駝)・ヒードラン(炎の乗り物)ソポナ暗殺部隊・カクレオン(背景に同化)○ゲンガー(影に溶け込む)・ギラティナ(異世界、異次元移動)・ミカルゲ(悪霊)・ドグロッグ(毒殺用)・ダークライ(無力化)フランチェスカ・L・D・N・Vシュヴァリエ・シュバルゴ(昆虫騎士)・アイアント(昆虫兵隊)○メガヤンマ(フランの象徴となる蠅の王)・モルフォン(昆虫陽動部隊)・デンチュラ(虫の工作部隊)・スピアー(昆虫突撃部隊)ミルファレーナ・R・Gドラゴン隊・リザードン(赤竜・炎)・ギャラドス(青竜・水)○レックウザ(緑竜・空、イメージカラー)・レシラム(白竜)・サザンドラ(黒竜・三つ首)・オノノクス(金竜・地)===(オマケ)こちらも思いついたので橙蛇拳○ハブネーク・ジャローダ・ハガネール・アーボック・ノコッチ・ミロカロス耐久型の蛇でねちっこく攻め、メインアタッカーでトドメを刺す。カマキリ蟷螂拳○ストライク・マニューラ・サンドパン・ザングース・テッカニン・カブトプス素早さが高い、尚且つ手が刃物状になっているパーティー。 宇佐美 かにゃめ和風○ダイケンキ・ホウオウ・チリーン・ユキメノコ・ニョロトノ・ハリテヤマ和風なデザインで固めつつ、戦国武将な見た目のダイケンキがリーダーのパーティー。===時間があったら皆さんも考えてみると面白いかもです
2011年01月03日
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BGM===~数年前~――昔、私は一度誰かに尋ねられた事がある。「父上!私は貴族が嫌いだとかそういった子供じみた感情で言っているのではない!」――仮にその身を犠牲にする道を歩み……見事ソロモンを打ち倒したとしよう。だがそれに、お前に与えられる称号は”英雄アーサ”では無く……英雄カリンを助けた”部下の一人”に過ぎない。――それでも良いのか?、と。「貴族の仕事は、軍人とは違う意味で大変な事は判っているし、父上も母上も尊敬している。自国の貴族を誇りにも思っている!……ただ、どうしても性に合わないのだ」――そんな質問を同じくミルファとカリンにもしたことがある。そうしたら何て帰ってきたと思う?”それがどうしたの?”……だってさ。”私が欲しいのは不条理な死の無い世界。称号なんてオマケに過ぎない”……ってね。アーサ父「良いさ、アーサお前は一国に収まるような器じゃないことは私が一番よく判っているつもりだ。そうと決まれば早速ここを発て!世界を見てくるのだ!」「宜しいのですか?父上!」――それを聞いたとき、私は誓ったんだ。二人のスタンスが変わらぬ限り、彼女達を支えるのが私の役目だと。スポットライトなぞ当たらなくても構わない。それが私が私自身で有るための決意だ。「……先程、子供じみたと言いましたが、やはり私はまだまだ大人にはなれそうもありません。結局は両親に甘えてばかりの様です。私はグレイシャス家の一人娘……本来ならば当主とならなければならない時分で、こんな我侭な娘に育ってしまい。申し訳ありません」アーサ父「いいさ。幼少の頃からじゃじゃ馬だったオマエの事だ。いつか、こうなることは薄々解っていたさ。……けれど、いつでも戻ってこい。お前のもうひとつの居場所はここなのだから」「無限の感謝を……!必ず……必ず目標を達成したらここに帰ってきます!それでは!」ガチャアーサ母「あなた……良いんですか?」アーサ父「なぁに、言っても聞かぬ子だ。家督を継ぐには養子でも貰い受ければ良いさ」アーサ母「心配では無いのですか?あの子が就くのは普通の職ではない……死の危険性が常につきまとう軍人なのですよ?」アーサ父「心配していないといったら嘘になる。だが、私はあの子を……あの変わり者の娘が選んだ友人を信じているのだよ」アーサ母「うふ……愚問でしたわね。私は貴方のそういう所に惹かれて結婚致しましたのに」===~現在~「父上!母上!目を……目を開けて下さい!」グレイシャス家使用人「御嬢様…………つい一刻ほど前……襲撃を受けて御館様と奥方様は……」「誰が……!一体誰がこのような酷い事を……!答えろ!」グレイシャス家使用人「あの武装……は……恐らく帝国軍近衛兵団のモノだと……で、ですが、御嬢様!御館様の今際の際に承った遺言では”彼らを恨むな。私たちを忘れて静かに生きてくれ”と……」バタッ「おい!どうした!しっかりしろ!」グレイシャス家使用人「よかっ……きちんと伝え……れた。これ……安心し……逝け…………す」ガクッ「くくく……ははは……!あーはっはっはっはっ!愚劣な賊共め!!絶対に!絶対に赦さんぞ!」「必ず……!この世に生まれた事を後悔させてやるからな!」===「ここ最近は平和そのものでお仕事も少なくて良い感じよね~」パシッ「あ、小姉様。その、スネオポンね」パンッ「Bon!じゃ、私は安心してのび太を切るわね」シュッ「はニャ~!ぬぐぐぐぐ……またびりっケツ……」「幾らなんでも弱すぎないか?素人が適当にやってもドンジャラなら一勝くらい出来そうなモンだが……」「Non!私の灰色の脳細胞の前ではビギナーズラックなぞ無に帰するわ」ピリッピリッピピピピ……「着信だ。何だろう?ごめん。ちょっと抜けるね。アローアロー。ソフィーだよー。何かご用かな?」「もう一回!絶対に次こそは勝ってみせるんだから!」「その言葉……本日だけでもう6度目なんだが……」「Oui.これから寒くなってくるし財布の中だけでも暖かくなりましょ」「……確かな情報なのね。解った。後は私に任せなさい。貴方はそこでどんどん火をくべなさい。……うん。勿体ないけど仕方が無い。現場でやれる事は現状ではそれしかないもの。それじゃあ、バイバイ」ピッ「ソフィーちゃん……緊急事態なのね?」「国内南部で超超大規模な蝗害が発生!大姉様と小姉様は隊長の所へ向かって下手人の特定!ワンダちゃんは現場に急行し忠道君と合流!私は陸上一課長に出動を依頼したら現場に向かうわ!急いで!」「「「了解!」」」===タッタッタッ……「ソフィーちゃん……蝗害なんて自然災害なのに何で下手人なんて言ってたんだろう……。私たちも現場に急行した方が良かったんじゃあ……」「これ……たった今私の”時空デヴァイス アンドレアル”で撮ったハザードマップなんだけど……何か気付く事ない?」「何これ……!旧ブリテン領で発生している飛蝗なのに、その通り道にある帝国をスルーして共和国にまで来てる……!こんなのあり得ないよ……!」「ソフィーは部下からの報告で気付いていたみたいね。これが人為的なものだって。犯人を特定しないと幾ら対策を取っても徒労に終わるわ。モタモタしていると数千万単位の餓死者が出るわよ」「犯人って言ってもこんなの明らかに帝国の人間に決まってるんじゃあ……あ……!」「Oui.気付いた様ね。こんな事が出来る人間を私は偶然にも一人知っているわ……まさかとは思いたいけれどね……と、着いたわ」ガチャ「あら?どうしたの?丁度今お茶を淹れましたの。一緒にいかが?」「隊長!説明する時間が惜しいので”直接頭に”情報をお渡しします!行くよ!レライエ!」キュィイイイ……===「状況は把握した……単刀直入に聞こう。今回の件について……犯人はフランだと思うか?」「状況だけで考えれば……」「それが妥当な線かと。ですが、”他人の視界をジャックする”アンドレアルをもってしてもフラン嬢へのアクセスでは真っ暗闇しか見えてこない。……恐らく何処かに監禁されて無理矢理従わされていると考えられるわ」「確かに飛蝗の大群……敵を倒すためとはいえフランはあんなえげつない非道な方法は取るとは到底思えない……。ましてや、あの賢姫ミルファが自国全てを敵に回すような問答無用の大虫害を許可するワケが無い」「現場からの報告によると、北部でもハマダラカが大発生している模様です。年間の平均気温が20度前後の地域ではあり得ない生態系を示しています。早くしないと多くの命が!」「決まりだな。ほぼ裏は取れたと言っても良いだろう」 「剣を掲げよ!これより!囚われのお姫様の奪還作戦だ!」続く!
2010年12月30日
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BGM===「フォッフォッ!いいおるのう!こりゃあ、こっちもビシバシ扱く必要がありそうじゃなぁ!」「上等だ!そんくらい屁でもねーぜ!」「貴方はどう致しますの?」「……そうですね。俺としましては……」「無理強いはしたくありませんのですけれど……もし、もし良かったら…………わたくし達のところへ来て欲しいですわ。きっと貴方はすぐに将校になれる器だと思いますの」「……一介の百姓相手には勿体ない言葉です。ですが……」「ちょっと待ちなさいなカリン。これに関しては譲れないわね。イスト君は私も欲しいわ」「いえ……あの……妹の手術に必要な報奨金も貰いましたし、今後は実家に帰って農業を再開したいと思っています、はい」「まぁまぁ、そう言わずに。ここは私に仕えちゃった方が俄然お得だと思うわよ」「姫様……嫌がる人を強制しても良い仕事はしてくれませんよ?イストレット様と同僚になれない事は非常に残念ですが、私の事はいつでも頼って貰って構いませんからね?歓迎致しますので!女の子同士でしか解らないこともあるので妹さんに関して何かあったらお姉ちゃんにドーンと任せなさい!それに、私の方がお姉ちゃん歴が長いベテランですから絶対絶対力になれますから!うふふ……!」「そんな……貴族の超エリートのフラン様を頼るだなんて恐れ多い限りですよ」「いやいや、フランは平民の出身よ。エリートって点では間違ってないけどね。一人で7人の弟妹達を養ってきたから私の配下に就くまでの貧乏レベルはアンタよりもず~っと上だった筈よ。節約の方法とかその辺を色々と聞いておいて損は無いと思うわよ。未だに好物が駄菓子だし案外カワイイとこあんのよ、この子。普段はガッチガチの堅物なんだけどね~」「そういう事ですから気兼ねなく訪ねて来て下さいね!お姉ちゃん頑張っちゃうんだから!」「な、何だかいつもと雰囲気違いますね……」「いやいや、こちらが本来のフランだよ。初めに言っておくがお姉ちゃんモードになったフランは頑固過ぎて、私やミルファでも止められないから観念するんだな」「……なぁ。さっきから憎しみのあまり俺のゴーストが囁くんだ”バカップルなんて死ねばいいのに”ってな……」「石ぶつけていいかのぅ?」「おう。手加減すんなよ」「満場一致みたいだし、とりあえず塩撒いとこうぜ」よろっ……「ぬぉ……!本官が寝ている間に終わったでありますか!」「あら?おはようナベちゃん」「忠道!無事だったんだな!」「はっはっはっ!本官!昔から頑丈さだけが取り柄だったであります!風邪も引いたことない事だけが自慢でありますよ!」「それは単にお前がバカ過ぎるからだ!ばかもの!」「あらあら……♪わたくしは死亡者を読み上げたときにナベちゃんの名前は挙げておりませんわよ?勝手にワンダちゃんが勘違いしていただけじゃありませんの。こういうときくらいはずっと気がきじゃなかったって……きちんと自分の想いを伝えなければ届きませんわよ?」「う、うううぅぅううう……!うるさいうるさい!だ、誰がこんなゴキブリみたいなヤツを心配なんてするもんか!お前もお前だ!生きていたならボサッとしてないでとっとと戻ってこい!この馬鹿!バカバカバーカ!」ゲシッゲシッ!「いたっ!いたたっ!な、何で本官病み上がりにこんな蹴られてるんでありますか~!」「ふふっ……ホント、騒がしい子達ですわ……」===――西暦2×××年。こうして一つの大きな戦いは幕を閉じた。長い様で短かったこの一年間は、今でも私の大切な思い出であり……同時に一番幸せだった頃の追憶であろう。今になって思う。私が真に恐れていたものは……彼女……ソロモンでは無かった。彼女は科学技術の発展の先に生まれた存在であったが、それとは真逆……文明が発展するほんの一昔前までは、怖いモノなんてそこらじゅうに転がっていた。――暗闇を見れば、そこに幽霊がいた。風で揺れて葉が鳴れば、そこに精霊がいた。帰り道、後ろから足音が聞こえればそれは妖怪の仕業だ。文明が進めば進むほど、それらはいなくなっていった。暗闇は街灯の明かりに飲み込まれ、風の音は騒音にかき消される忙しく働く人は、後ろの気配なんかに気付きすらしない。そうなると、一番恐ろしいのは何か?――その通り。言うまでも無かったかな?どんなに覗き込んでも、決して底の見えない”人の心”だ。そしてもっとも身近であり……もっとも危険な代物さ。――君は考えた事があるだろうか?何故、大昔から世界中で平和を訴えている人間がいるにも関わらず、それが実現できていないのだろう。答えはそう――誰も望んでいないから。平和と綺麗事の裏では、常に争いごとを渇望している。競わなければ種の繁栄は訪れない。故に、それは本能と言えるだろう。平和な愛を謳う物語よりも、互いを化かし合い出し抜くコンゲーム。他人の幸せを讃える歌よりも、他人のスキャンダルを報じるジャーナル。生命の在り方を映すジオグラフよりも、他者の凄惨なる最期を魅せるシネマ。大多数の人間は前者を退屈と評し、後者を暗澹に絶賛する。それでも平和を求める声が聞こえてくるのは単なるノイジーマイノリティに過ぎない。――諸君は、義賊ロビンフッドの最期を知っているだろうか?貧乏な庶民のために貴族から金品や食糧奪っていた彼ら。だが、その命運も尽きお縄を頂戴するとなった。貧乏な庶民たちはそれを好機と踏み、一致団結してロビンフッドのアジトを襲い、残った財宝を奪いに行ったのさ。しかし自分達のためには何も残していなかったロビンフッド一味のアジトには財宝も食料もなかった。それに怒った庶民たちは、処刑台に立ったロビンフッドに一斉に石を投げつけて、ロビンフッドは憐れ涙の内に処刑される事となりましたとさ。衣食足りて礼節を知る――彼らに責を求めるのはお門違いと評する輩もいるが、私はそんな綺麗事をのたまうつもりは無い。それでこそ、人間の本質なのだ。自分さえ良ければ他人なぞどうなっても構わない。個よりも種を優先する昆虫の方が人道的に見えてしまうのは我々人類にあてつけた皮肉なのかも知れない。それに私は元々からロビンフッドや彼女たちの様な大義なんて持っていない。――国や民衆なんてどうでも良かった。皆がいれば、他には何も要らなかった。彼女たちと笑って過ごせればそれでよかった。私にとっての真の恐怖とは、彼女たちを失ってしまうことだったのだ。――誰も英雄なんかになりたくない。ただ結果としてそうなるだけなのだ。……どうやら今宵は少々疲れているようだ。ただ事実を淡々と書き綴るべきである墓守のオシャベリが少々過ぎてしまった。 ~アラン・スミシー(書人知らず)の手記より~ ===「君は強い子だ。強い人間というものは辛い時や困難な状況でこそふてぶてしく笑って見せるものさ。それを続けていけばいつかは本当にその笑顔の通りに運命を引き入れる事が出来るものだ。」「そうそう!カリンには笑顔が一番似合うのですよー。ちょっとやそっとの事も笑い飛ばせるような人間になれば自ずと幸運はついてくるものなのです!」「力技というか何というか……その強引に切り拓いて行くのが二人らしいわね。でも、そういうのは嫌いじゃないわ」===「ねぇ?ダイナンスティ?……私、今、きちんと笑えてるかなぁ?」続く
2010年12月28日
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ようやく絵が描けるまでに指が復帰したので続きです。大分、間が空いてもう忘れているかも知れませんので↓前回まで今回から登場するサンダース三姉妹ですが、三猿がモチーフになっております。シンプルでも目を引くデザインで、配色も良い感じになったので個人的には次女がお気に入りでする。BGM===おろおろおろ…… 「皆さん無事でしょうか……?ソフィーちゃんも怪我してないかなぁ……」name:ルズリハ=サンダース(愛称:ロザリィ)そわそわそわ…… 「少しは落ち着きなさい。焦っても今はただ待つ事しか出来ないもの。……っと、報告が上がってきたわ。……目標の沈黙を確認……我々の勝利ね」name:カットレイス・サンダース(愛称:ケイト)「えっ……!本当に!やったー!!ねーさん!私たち勝つ事が出来たんですね!」 「悲願を達成したというのに大姉様は反応が薄いのね。小姉様くらい騒いでも良いと思うんだけど……」name:セフィリハイト=サンダース(愛称:ソフィー)「私たち三人が協力して乗り越えられなかった障害なんてないでしょう?」(うふふ……ねーさんにもカワイイ所があるんですね。居眠りするのが何よりも大好きなねーさんがここ数日一睡もせずに動向を見守っていたなんてソフィーちゃんは知らないでしょう?)「流石に大姉様はどっしり構えてるなぁ……でもそれって、信頼されてる……って事でしょ?何だか照れ臭いやらむず痒いやら……」「って!ソフィーちゃん!無事だったのね!いつ帰ってきたの?!」「ついさっきだよ小姉様。カリン隊長から話があるって事なんで一旦この補給所に戻ってきたんだ。今から行くから手早く準備してね」「……一体何かしら?戦勝会ならこっちでやる方が食糧とかもあるのだけれど……」「……私は何となく解りました。隊長はきっと……」===「多大な犠牲を払ったが、こうして勝利出来た事は一重に諸君ら……一騎当千の盟友達の御蔭である!しかしながらこの度……・ルーシー・M・アケローン・ダイアンスティ・アレクセイエビッチ・プーシュキン・バリー・ロンコ・コリオリ・グローリー・黄=麗月・ファルマウスト・メシュコイラン・カチンカ・カールマスト以上、7名の犠牲者を出した。これが多いのか少ないのかは解らない。ただ、彼らの尽力無ければこの結末は迎えられなかっただろう!だからこそ彼らに敬意を払うと共に!この結末を掲げよう!我々の勝利だ!」――その勝利宣言を皮切りに、残った65名の英雄たちはそれぞれ困難を分かち合った仲間たちと思い思いに歓喜の声を上げた。――しかしながら決死の作戦は五体満足で済むはずもなく、生き残った者も、腕、目、脚、臓器の一部何処かしらを欠損し、多大な犠牲を払う事となった。――しかし、彼等は故ルーシー・M・アケローンの言葉に従いそれをソロモンのパーツで補う事でことなきを得た。――そして……「皆、今日まで至らない隊長の尻拭いさせてばかりですまなかった!悲願を達成した今!私はここにSS小隊の解散を宣言したいと思う!それぞれ大切な者もいるだろう!守りたい夢もあるだろう!軍なぞに拘束される事なく好きな人生を歩んで欲しい!無論、私が出来る限りのバックアップはしよう!いつでも頼ってくれて構わない!」「う~ん……やっぱりか~……」「……どうするつもり?大姉様?小姉様?」「…………」「ん。じゃ、私は祖国に戻るわね」「ワシも戻らして貰うぞい。お嬢様をお守りするのが、使用人の勤めですのでのぅ……ほっほっほっ!」「同じく。姫様を守るのが騎士の務めですので」「アーサちゃんはどうするの?別にこっちに残っていても良いわよ。少し寂しくなるのは残念だけれど……」「……いや、私も帰国させて貰うよ。なぁに、所属している国が違うだけでまたいつでも会えるんだ。今回の事で両国の仲も以前より良くなった事だし、これからはもっと気軽に会えるだろうしな!」「ふふ……♪丁度、これからは和平交渉へと進めて行こうと思っていた所ですわ」「……そうねー。私も今回の旅で改めて自らの視野作萎を知ったもの。これから是非とも仲良くやっていきたいものね」「うふふ……まさか、貴女がウェザー理論を展開するとは夢にも思いませんでしたわ♪……でも、悪くはありませんの♪」「ま、ぶっちゃけると本当は、貴女に来て貰えるのが一番有難いんだけどねー」「あらあら……♪ヘッドショットってヤツですの?」「違う違う。死ぬ。それ死んじゃうから」「でも、出来るといいわね。……ううん。私達ならきっと出来る!戦わずして勝つことが最高の戦術なのだから……各国最高の策士が揃って出来ないはずがない!」「ええ……!その日を楽しみにしていますわ!」「それじゃ、俺は元々誰かに飼われて生きるなんてガラじゃねぇからよ。また気ままな根無し草の風来坊に戻らせて貰うぜ」「俺も似たような理由でデュラスの旦那と一緒に抜けさせて貰うわ。ま、縁があればまた会えるっしょ」「じゃ、みんな!また、どこかの街角で!」「私は……私はどんな時でもカリンと一緒が良い……絶対に離れたくない……」「うふふ……思えば貴女とはずっと一緒に居たものね。ワンダちゃん?これからも宜しくお願いしますわ」「うん!」「……隊長。私も残っても良いかしら?……これからも貴女の目になりたいの。ただ単に稼ぎが良いから就いた軍職だけれど……私は貴女の御蔭で本当に大切なモノを……生まれて始めて成し遂げたい目標を持つことが出来たの。私だけじゃない。……きっと、妹達も同じ事を思っているわ」「あらら……一番無気力なねーさんが言い出しっぺになるとは思いませんでした。何かを交渉するのはいつも私の役目ですのに♪」「大姉様を説得する手間が省けて良かったね小姉様。ま、そういうワケでこれからもまた隊長の口となって働かせて貰うつもりだから宜しくね」「うふふ……貴女達は引き摺ってでも私の部下として連れていくつもりでしたから大歓迎ですわ♪3人揃えば私なんかを遥かに超える実力者……私の後継者になれる人材は貴女達しかいませんもの♪これからもビシバシ扱いていきますわ♪」(うぅ……選択間違ったかもぉ…)「そっか、アンタらは軍に戻るんだな。俺は、じいさんがどっかに孤児院でも開くつもりっつーんでそっちをやろうと思うわ。あの爺は俺様がいないとすぐおっちんじゃいそうだしな!老人介護も兼ねてだな!」続く
2010年12月26日
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ようやっとこさ指の皮膚が出来てきましたロペスですぅ。それでも元の長さからは足りないぬぁー。遠目で普通に解るレベルなんで公の場では今後手袋した方が良さそうです。ぐぬぬ……(近況)時間外労働が三ケタの大台に突入!300時間労働で手当てがいっぱいだよ!やったねロペちゃん!そんな、時間の感覚無くなって壁時計を見て夜か昼かが解らない生活プライスレス。冬季賞与と合わせると某ピザ屋バイトの時給くらい余裕で行く予感。多少のグレードだったら新車をニコニコ一括現金払いで買えるのだわ!でも、出掛ける時間なんて無いし、そもそもお金使う暇も無いのでペイオフ対策するだけの日々……お金よりも時間が欲しいです。趣味とまではいきませんが、せめて目覚まし無しでゆっくり眠れる時間くらいは……!お金は要らないけれど休みが欲しい正規雇用。暇はたっぷりあってお金が欲しいけれど仕事が無い非正規雇用……互いに望まぬニーズが発生している日本の闇は深いのだわ。お金を持っている層は使う時間が無い。時間がある層は使うお金を持っていない。なんという悪循環スパイラル……しかもじゃぶじゃぶお金使う様な層は、ほっとんどパチンコで散財するからもう目も当てられない。ある程度の中流家庭以上は、経済状況が不安だから財布のひもが堅くなるワケでー。生活保護なんかはもっと手厚くしても良いから受給者はパチンコ禁止すればまだマトモに経済回るのになー手当てがきちんと出るのと、中小SE、小売や飲食の様な超絶ブラック時給じゃないからまだマシですが、なかなか辛い……これがサビ残だったらと思うと発狂します。それでも前線でバリバリやれちゃう人のバイタリティにはもう尊敬と羨望の眼差しです。自分には出来ぬ。36協定の事前協議と書類提出が寧ろ仕事を増やすのよーららららーまた来月から、産業医との面談で「また君?」って顔される仕事が始まるぜ。====以下、本題↓最近、ペットを飼いたい気持ちが止め処ないです。鳥の中では最も可愛く気高く賢く美しく気品があるフクロウちゃんが気になる毎日。朝帰りっぽい死んだ目をしたリーマンがラッパを欲しがる少年がごとく、食い入る様にフクロウを眺めている場面に遭遇したらほぼ間違いなくロペスです。知性あふれる品位のある顔立ち……森の賢者とは昔の人は良く言ったもんです。でも会社にいる時間の方が家にいる時間よりも長いから難しそうだぬぁー……う~む……それで出てきた候補がタランチュラちゃん。基本的にケージで飼えて、世話の手間も下手な小動物よりも楽。特にバードイーター種のもふもふ具合に魅了されて飼いたい気持ちがsparkinngタランチュラちゃんがもふもふのそのそぱふぱふかわいい20~30年くらい生きるらしいので、愛好家曰く30歳が飼う最期のチャンスだそうで。死んだら相棒の世話が出来なくなるので、納得ですな。30までに結婚しなかったら飼い始めたいぜ。
2010年11月27日
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なんか凄い画像見つけたよ!近視の人が見ると、マリリン・モンローに見えるアインシュタインだとか何とか。目が良い人は離れて見てみてね!ヘビースモーカーズフォーレストのネーミングセンスの良さは異常。ガンダムとかのロボットものに全く興味ない我ですが、最近ゾイドが気になります。ロペスですぅムカデとかカタツムリとかをメカ化したデザインとか何という我ツボ。ちょっとプラモとか欲しいです。デザインといえば、ヘドラさんよりかっこいい怪獣って存在すんの?以下、ちょっぴり生々しい内容を含みますので閲覧注意なのだわ!↓===本日ようやく抜糸が済みました~抜糸した瞬間、出来上がってきた肉塊が潰れてリアルに「ぴぎゃあぁあああ!」みたいな声が漏れました。喩えるなら……プチトマトとか小龍包みたいに肉汁がこう、ぶちゅっとね。現在進行形で鈍痛がたまらねーです。でも、指先端の骨が丸出しになってた怪我直後の痛みよりは遥かにマシだぬぁーしかしながら実際の所、痛さで眠れないし、何かに集中して無いと気が狂いそうなので、治療中もお仕事していました。利き手が満足に使えなかったり、通院で半休をコンスタンスに入れていたので仕事がたまるたまるぜ……ヒャッハー!オマケに忘年会の幹事もやらなきゃいけないから今年も実家に帰れなそうな予感なのよーるらららー===指が使えない……やれない状況になると無性にやりたくなる。それが格ゲー。風の噂では、大番長の格ゲーが同人であるらすぃです。しかも我の好きな韋駄川とかバカジャージとかアキトとか無頼が使えるとかなんとか個人的には、男が惚れるおっとこ前の半蔵とか勘助。カッコ良すぎるヴァンダインさんとか大門を使いたかった!かわいさ部門では、ねこ番長とか崎村先輩(アンパンマン)も欲しかった!ぬぐぉぁああやりてぇええええ!!ついでに、大悪司と大番長に続く、都市制圧型ゲームの大帝国が気になっておりまする。GALZOOとかも気になっているんですが、誰かプレイしたことある人がいたら面白いかどうか教えて欲しい今日このごろ====(オマケ)指を切断したときに作っていた料理のレシピ☆某関東回転寿司チェーンのスパイシーサラダとかいう商品スライスオニオンマヨネーズ一味ラー油ごま油犀の目切りにした生の白身魚(真鯛、鰈など)白身が無ければ小柱とかでもOKこれを大体オニオン : 白身 : マヨ : ラー油 : ごま油 2 : 1 : 1 : 0.2 : 0.2くらいの割合で混ぜあわせだけ!けっこう脂っこいですが、ちょっとしたつまみには最適でする。
2010年11月07日
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助けて~!リタえも~ん!痛みが全然引かなくて丸三日ほどマトモに眠れません。気ガ狂イソウダ……!何かに集中して無いと本気でフレちゃいそうなので、紛らわすために更新。だらだらと語るよ!語るったら語るよ!!痛みを誤魔化す為の更新なんで、内容はあんまりありません。けれど、一部過激な内容を含みますので閲覧注意の自己責任でおねげーします。 グロ表現注意!==========「もうね。痛くてヤバイ。何がヤバイってマジヤバイ。もうマジ狂いそう」「……もう。男の子なんですからあまり泣き言ばかり言わないで下さいな」「うるへー。『元の形には戻らないと思います』って言われた我の気持ちが解るかー!」「ぬ?あるじ様は、物語終盤の私の様に『別に生身の身体に拘りは無いかなー。自分の生身の腕より優秀な義手があれば即座に取り替えたい』と口を付くような物質主義者だから、多少見てくれが変わろうが問題無いのでは?」「こちとら人相が悪いから指が変形してると業務に差し支えるんじゃい!リアルウシジマ君とか実写版ウシジマ社長とか言われる風体してるんだぞ!『山田孝之よりもロペスがウシジマ役やれば、メイク必要ないじゃん』とか言われる悪人面なんだぞ!初対面の印象が悪過ぎるわ!」「ま、いい経験にはなったんじゃない?今、治安が最悪な中国とかメキシコに行くよりはマシでしょ?特にメキシコは今ソマリアよりも酷いんじゃないかしら……」「確かに現在のメキシコは北斗の拳が可愛く思えるくらい世紀末ですからねぇ……。そして、中国と言えば”凌遅刑”を思い出しました。相手の肉を体の端から少しづつ削りとる拷問です。致命傷にならないようにゆっくりと時間をかけて何千回と刀を入れ……途中で受刑者が失神すると水をぶっかけて意識を覚まします。もうこの時点で既に地獄なのですが、受刑者がやっと死ねるのは大体1週間後らしいです。指先5cmほどすっぱり削りとった位でヒーコラ言ってる我としてはもう、想像しただけでゾワゾワします」「オマケにその削り取った肉は、見物人がよってたかって晩飯のおかずにしていたのだから人間の狂気には機械のボクでも理解出来ない事があるよ。ある意味究極のエコというかリサイクルなのかも知れないけどね……。ボクの叔母様もその昔、桃娘(タオニャン)にされそうになった事があると言っていたよ」「タオニャン……?何だかとても可愛らしい響きですね?」「とんでもない。桃娘ってのは古代中国の珍味とされていた料理の事なんだけど……」ガラッ!「中国と聞いて飛んできました!」「お、叔母様……!?設定とか時代背景とか無視しないでよ!世界観めちゃくちゃになっちゃうじゃないか!」「こまけぇこたぁ良いんです!桃娘とは、金持ち相手の性玩具兼珍味にされた少女の事です。産まれたばかりの少女たちは、お母さんのおっぱいから離れると、ただひたすらに桃だけを食べさせられます」「すまんのぅ……嬢ちゃん。最後の方が聞き取れんかったわい。もう一度お願いできるかのぅ?」「構いませんよ。えっと……桃だけを食べ――」「もうちょい前」「んと……珍味にされた少女――」「もうちぃーと後じゃ」「お母さんのおっぱい……」「そこじゃ!もう一度頼む!」「……??お母さんのおっぱいから離れると、ただひたすらに桃だけを食べさせられます」(じじぃ……マジイイ仕事しやがるぜぇ……)(儂にかかればこんなモンじゃて……ほっほっほっ!)(な~んか……)(邪悪な心の声を感じますねぇ……)「当然、そんな歪んだ育て方をされた子がマトモに育つ筈は無く、瞬く間に糖尿病に陥ります。カレーばかり食べているインドの方の体臭が香辛料の香りになるように、少女の体臭もだんだんと桃の匂いと糖分を含む甘~い汗の香りが漂ってくるようになります。そして、病気の名前の通り糖分を多く含んだその尿を飲み、汗を舐めるのが桃娘の正しい食し方とされていました。スープにするのが一般的だったみたいです」「私ですら引いてしまう様な見事な変態っぷりだな、しかし……」「……でも、でもそれではその少女達は……!」「……はい当然ながら長生きは出来ません。合併症で失明し……全ての臓器は蝕まれ…………10歳を迎える子はいなかったと聞きます」「……随分と虫酸が走る話だな」「……まだ続きがあります。糖尿病とは内側の臓器から腐っていく……じわじわと内側からゾンビ化し死に至る恐ろしい病です。事実、糖尿病患者の方は体臭こそは甘い匂いがしますが、口臭からは腐敗臭が漂う様になります。幼い少女と言えどもそれは例外なく……そうなってしまったら当然、”商品価値”を失ってしまいます。……だから、病状が悪化し始める8歳位のときに少女たちは調理され食卓に上がります。その肉も美味とされお偉方には喜ばれた様です」「補足致しますと、あくまで”伝承”レベルの話なので、真偽の程は確かではありません。”でも……それでも中国なら……”と思ってしまうのが大陸クオリティ。元々、強壮剤として処女の経血や大小便から薬を作る事は多々あったので、そっから生まれた文化だとすると妥当かなーとか思っちゃいます。人肉食については、あの劉備に自分の妻を調理して(性的な意味で無く)献上した料理人が大出世している逸話があるので、特権階級では人食はワリとザラだったようです」「ついでに言うと、人食は庶民もやっていたぞ?……尤も、食べるよりも働かせた方が稼げるからあまり一般的じゃあ無かったみたいだけど……堕胎した赤ん坊を食うくらいは普通にあったそうな」「……納得いかんな。桃しか食べていないのなら、栄養失調で1週間も持たない筈だ」「それに関しては、必要な栄養素だけ取れるような今で言うサプリみたいのを与えていたんではないでしょーか?桃のオフシーズンは普通に別の果物を食っていたって説もあります。どちらにせよやるせねー話ですが。ま、信じるも信じないもこれを読んだ貴方次第って事で……」(な~んか遠回しにセクハラされた気がすのは気のせいですかねぇ……)続かない
2010年10月30日
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痛みが酷くて眠れないので、徒然なるままに更新。つい先程、自身が年食ったなぁと実感する出来事がありました。指切断で実家に電話 ↓ロペ「つーワケで休んだ分仕事溜まるから年末実家に帰れんかも判らんね」母「へー。そういえばさー、ロペの従姉妹のあ○こちゃん覚えてる?」ロペ「確か今、犬の訓練士になってたんだっけ?」母「そうそう。そのあ○こちゃん。今、ちょっと実家に出戻ってるみたいだけど」ロペ「ふ~ん。結婚か何かかな?で?何で急に?」母「あ○こちゃんの弟のひろくん覚えてる?」ロペ「あーいたねぇー。あのいっつも姉貴の後ろに隠れてた大人しい子っしょ?」母「なんかね。私良くわかんないんだけど、そのひろくんドラフトがどうとかこうとか」ロペ「ん?ビールか何かの会社にでも就職したのん?つー事はウチの関連会社のあそこ?」母「違う違う。野球の。私、野球に興味無いから解らないんだけど、何か凄い事らしいよ」ロペ「ブッフバルト」 母「いつでも手に入ると思うけどサインとかもらっとく?」ロペ「あー別に野球興味無いからいらんわ。ノーベル賞受賞者とかなら欲しいけど。……そうそう、ノーベル賞といえば今回受賞したクロスカップリング反応は鈴木-宮浦カップリング反応以来のうんたらかんたら……」 ←今ココ野球に一切興味が無い(ルールすらまともに知らない)のと、家にテレビが無い環境。新聞も雑誌も仕事に関係在るような科学誌しか読まないせいか、つい先程知った事実。う~ん……あんときのちびっ子が世間に出て活躍しているのを見ると年食ったのを実感しますねぇ……まさか、成長した知人をネットの写真で見ることになろうとは……とりあえず姉貴に顔そっくり過ぎてビビッたのは内緒。片やメディアに出る有名人、片や指切断して悶えるしがない研究員。なぜ差が付いたか、慢心、環境の違い……比べる物差しが違うのですが、我も頑張るぞい。
2010年10月28日
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色々あって指の先端を切断 ↓うっはwwwww殺人事件の現場みてぇwwwwww ↓緊急外来 ↓研修医「ちょwwwww血が止まらないんですけどwwwwwww」 ↓3人くらいの学生。2時間程止まらない我の血にテンパる。対して、貧血気味なせいか妙に冷静な我。 ↓ \ ヽ | / / \ ヽ | / / \ ヽ | / / 殺 伐 と し た 診察室 に 鋼 の 救 世 主 が ! ! \ ヽ / / ‐、、 ' `-、、 ┌─────────┐ _,,-'' `-、、 | | _,,-'' ` | | !`ヽ |. ● ● .| i⌒! ───────‐ ヽ、 \|:. ├──┤ .:|ノ ノ ───────‐ \_|:::... ヽ、 ノ ...:::!_/ |::::::::::...  ̄ ...:::::::::::| _,,-'' |:::::::::::::::........ ......:::::::::::::::::| `-、、 _,,-'' l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! `-、、 ,'´\ / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| \ /`i ! \ _,,-┐ \:::::;‐、:::::::::::::::::::::::::::;‐、:::::/ r‐-、、 / ! ゙、 `ー--<´ /  ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ゙、 >-一'′ ,' y' `ヽ/ / | | | | ヽ ヽ '´ イ麻酔医登場 ↓緊急手術するぜ ↓5針縫ってようやく止血達成! ↓麻酔が切れかけて、半泣き状態 ← 今ココ最近、お仕事で更新出来ていませんが、マトモに右手が使えないので指が戻るまで更新も絵もストップします。最近、中国出張フラグがたっていたので何かと情勢がアレな中国出張回避出来たと思えば寧ろラッキー……? ある意味焼け太りだよ!やったねロペちゃん!====(オマケ) 先日書いた我が軍のエースのナットレイちゃん!難攻不落の鉄壁ガードの女の子なのだわ!
2010年10月27日
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クリア時最終メンバー。最初に貰える三匹は即刻ボックスの肥やしにするのがロペスイズム。まだ市場に出回っていない”つや姫”とか言うお米を貰ってご飯がおいしいロペスですぅ~お仕事の修羅場が過ぎたのでコツコツやってようやくクリアしました。今回は、草とゴーストタイプがけっこう強化されていました。草・鋼のナットレイさんマジエース過ぎる。ゴツゴツメットを持たせれば難攻不落の要塞と化します。そして、なによりも大幅強化されていたのが虫タイプ!虫タイプ好きに嬉しい今作!最終メンバーも6匹中の半分が虫タイプです。チャンピオンパーティーも半分は虫タイプで構成されていて、虫の時代が来たぜな感じでテンション上がりまくりんぐです。相対的に虫とゴーストが弱点になるエスパータイプが大幅弱体化。初代で例えるとフーディンとかが普通にバタフリーにカモられるとかそんな勢い。今の環境だとフーディンはカイリキーに9割9分ボコられるし、進化の輝石持たせたゴーリキーにも勝てなさそうだなぁ……ワンリキーあたりとイイ勝負しそうです。他にタイプ相性が良いベトベトンやマタドガスみたいな毒ポケにも奇跡(全弾急所に当たるとか)が起こらない限り勝てないすなーとは言ってもマタドガスやドククラゲなんかはエースクラスなのでサンダーフリーザーファイヤーあたりの伝説も完封できる勢いなのが正直なところ。そんなこんなで、初代以来だと今のポケモンをプレイして驚く人が多いとか何とか。===今回は完全新作との事で、クリアするまで旧作のポケモンが出てこない!相棒のメガヤンマちゃんと冒険出来ないのは惜しかったですが、草むらから飛び出して来るのが全部見たこと無いヤツばかりなのでワクワクしながら冒険出来ました!波乗りでメノクラゲばっかり出てくるとか、洞窟で腐るほどイシツブテやズバットが出てくるだとか、鬱陶しいくらいコイキングばかり釣れるとかそういう展開が無かったのでサクサク進めました。ポケモンのデザインもいかにも!な感じの狙ったデザインではなく、 「うっはwwwwwwwwwキメェwwwwwwwwあれ……?でも見慣れてくると……やだなにこれかわいい」みたいなキモさと可愛さを兼ね備えたと言いますかクセやアクの強いデザインが豊富で一人でニヤニヤしてました。妹曰く「かわいいのしか使ってないよ」との事で勝負してみたらパーティーは……・ダイケンキ・シャンデラ・ランクルス・アーケオス・シュバルゴ・ズルズキンダイケンキはそろそろシビルドンに変えるとか何とか……前半はともかく、後半の3匹は果たして可愛い……か……?もしかしたら感覚が麻痺しているのかも知れませぬん。前作の妹パーティーは・グレイシア ・エンペルト ・エルレイド ・ラムパルド ・ロズレイド ・チルタリスで、確かに可愛めのポケモンで構成されていたのですが……====今回は、ジムリーダーなんかの人間キャラも可愛いと何かと話題になっちょります。話題の中心は二名ほど。……ああ、なんだ。ハチクさんとシャガ様の事ですね。わかります。可愛さではヤーコンちゃんは一番なので、そのあたりを推す層との三つ巴論争かと思いきや、どうやら違った模様。ファンの方には申し訳ありませんが、我にはカミツレが沢尻エリカにしか見えません。上から目線で人の家庭環境に偉そうに口出ししたり、舐め腐った態度の立ち絵とパーティー構成といい、極めつけはぼそぼそ喋り……もう、ね。やる気出せよ、と。フウロちゃんはロックマンにしか見えません。何でロックマンちゃんは名前にロックが付くのに岩タイプじゃなくて飛行タイプのジムリーダーなの?どうせならキリキザンのニックネームを”メタルマン”にして出してくれば完璧だったのに……後は、前作では金髪ポニテにスパッツというある意味完全装備に近かったバトルガールが、何だか芋臭いアイヤー娘に変わっていたのが残念でした。ジムリーダー再戦が無くなっていたのも残念だったぬぁー次回から、ここの更新はポケモン冒険絵日記みたいの書きます。ネタバレ注意!
2010年10月13日
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