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純文学とは一般的に不良の読み物とされて来ました。……今では価値感が逆転している気がしますが。既存の概念に疑問を投げかけるのは、真理を探求する行為であると同時に、有り方自体を否定しかねない危険な物であるとされた様です。三島由紀夫の影響が大きかったのもあるのだとは思いますが……三姉妹繋がりBGM===「はいはい。静かに静かに。……うん。気付いたよね。私と一緒にここに残るグループが生き残れる可能性は正直1割以下だと思う。それでも良いって人は……私に命を預けてくれるかな?勿論、逃げたい人や降伏したい人はそれでも良いよ。みんなも攻めないであげてね。誰だって死んじゃうのは怖いもん。――でもね、これだけは覚悟して。私に付いて来てくれる人はきっと……死ぬよりも辛い目に逢う。勿論、私も全力全開で行くから説明しておくね。私に託された”ビフロンズ”の能力は……」~~~~~~「ん。どうやらソフィーには”ビフロンズ”。イシュトーには”アモン”が適合するみたいだね。ある意味二人とも大当たりだな」「大当たり……ですか?」「ああ。アモンは私の父上曰く”最強の能力”らしい。そして、”ビフロンズ”は唯一”自我を持つアーティファクト”だそうだ」「イシュトー君のはともかく……それって凄いの?」「いや、自我云々はオマケだよ。無論、能力も最高峰だ。……但し、大きい代償を支払わなければならない。予め言っておこうか――――君のビフロンズとアモンだけは絶対に使うな」(確か……大姉様の代償は”睡眠”。眠気が襲って来るのに眠れないのは常人でもかなり辛いものがあるけど、三度の飯より居眠りが大好きな大姉様にとってこの代償に対する苦痛は相当なもの。小姉様は本来持っていた実力に少し上乗せ補正されただけみたいな能力だったから代償も小さい。けれど、極度の人見知りで仮面が無いとマトモに人前にさえ出れない小姉様にとって、”異性と【ピー】して【ピーピー】する(検閲されました)”代償は、やっぱり拷問以外の何物でもない。……私はどうだろう?特に固執するモノも無いし、苦手な事も無いと思うけれど……)「先ず、アモンの代償は……” ”だ。能力は発動させれば自ずと解ると父上は言っていた。そして、ビフロンズだが……こちらの能力は”死体の肢体を繰る”のだ。数も無制限で生み出せる。君と意識レベルで共有しているからそれこそ自身の手足が如く自由自在だぞ」「う~ん……思考が分散しちゃいそうで難しそう」「確かに常人では無理だ。だが、君なら出来るだろう?大きな問題はそんな事じゃあない」「死者に対する冒涜かも」「それもそうだが、それだけじゃない。――代償だ。……使っている間は”死ねない”んだよ。”死なない”では無く”死ねない”んだ。意識を共有した遺体の腕が落とされようが、脳を蜂の巣にされようが、その痛みはそのままに、ね。……けれど意識を失うことも出来ない。自身が……周囲が段々と人間としての形を失っていく中で、意識も痛みも止まらない。そこに見るのは真の阿鼻地獄さ。相手を殲滅するまで……偽りの生の中で、もがき続けるんだ」「殲滅するまで?じゃあ、相手を斃したら?」「そこでようやく死ねる。……だが、例えネクロマンサー本人も死体達が無傷でも死ぬ事になる。ビフロンズは所有者の生命を食って動く。一度発動させたが最期……行き着く先は”死”あるのみだ」~~~~~~「これが、私の能力……絶大な力を発揮する代わりに、全てを食らい尽くす私の禁じ手……」 「そんなの……そんなのダメであります!ここは本官が食い止め……ソフィー殿が脱出するべきであります!!本官は……本官はもう目の前で仲間が逝ってしまうのを見届けるのは嫌であります!!」「私じゃ無理。この場面では、突破力がある貴方が最適任なの。貴方の武力と……貴方が受け継いだ”ナベリウス”なら出来るのよ。と、言うよりもその組み合わせ以外では不可能」 「けど……けれど……!」「じゃあ、他により生存率が上がる方法があるの?より少ない犠牲者ですむ方法があるの?あるならそれに従うよ?」 「けれど……!しかし……!!」「いい加減にして!甘えた事言わないで!助けを乞えばスーパーヒーローが駆け付けて来てくれるとでも言うの?!そんな都合の良い事ある筈ないじゃない!これは私と貴方だけの問題じゃないの!ここで生き残ってカリン隊長や小姉様に情報を持ち帰れば、他の戦場で闘っている皆の生存率もグンと上がるの!それだけじゃない!ここにいる兵士たちにだって守りたい家族がいるのよ?!”でも”とか”しかし”とか……曖昧な提案なんか聞きたくない!上官の命令に従いなさい!渡辺忠道!!突破口を拓くのよ!」 「うっ……ぐ……!必ず!必ず助けを連れて戻ってくる!!地獄の番犬”ナベリウス”!!俺に従い……道を拓けぇええええ!!!!」グォオオオオオオン!!!!「ふぅ……ようやく行ったか……。これじゃあどっちが年上なんだか解らないよ。……ごめんねルーシーちゃん。約束破るよ。でも、これが正しい使い方だと思うから……!行くよ!ビフロンズ!」ビフロンズ「ォーン!ウォーンオーン!」「泣かないで。ビフロンズ。……貴方の所為じゃないよ。私が望んで、私が貴方に協力して貰ってるだけなんだから。君が悲しむ必要なんてないんだよ。うん。大丈夫。後は姉様達が絶対何とかしてくれるから。大丈夫だよ。ホント……本当に大丈夫だから」ビフロンズ「オーン!オンオンウォーン!」「やめて……やめてよ……大丈夫。私は大丈夫だから泣かないで……泣かないでよぅ………」ビフロンズ「クォオオーン!オーンオンオンオン!」「やめてったら……私まで……泣きたくなっちゃうじゃない…………そうだよ、本当は大丈夫なんかじゃないよ……死ぬのが平気なはずないじゃない……!死にたい訳無いじゃない……死ぬのが怖くないなんて……そんな事あるワケないじゃない……死にたくない……死にたくなんてないよぅ……!まだまだやりたい事もいっぱいあった!姉様達にも甘えたかった!もっとみんなと仲良くなりたかったよ!でも、もう叶わないんだよ……怖いよぅ……助けてよぅ…………姉様…………みんな……」続く
2011年02月13日
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『ソフィーの世界』を読んで、哲学に目覚める人は多いと思いますが、読む時期を選ぶ危険な書である事は確かです。影響されて哲学を専攻しようもんもんなら人生が一気にベリーハード。自分を捜していたら、自分と職と未来を見失ったでござる、という事態となってしまう可能性をゆめゆめ忘れなき様……何事にも慎重さは必要なのだわ。BGM===「ねぇ、ロザリィ?……どこから気づいてた?」「うんとね。ソフィーちゃんが私たちの詰所に帰還してきたときかな。だって、普通だったら戻ってくる必要が無いもの。分隊指揮官を任されたソフィーちゃんと、後方でのオペーレーターであった私たちはずっと連絡を取り合ってたんだよ?あっちに集合するんだったら無線で呼び出せばすぐじゃない」「……面倒臭がり屋のあの子が戻ってくるのは確かに変ね」「それにさ、幾ら目標の沈黙を確認したとはいえ、まだ戦勝を締めてもいないのに、理由も無しに持ち場を離れるのはご法度だよ。ましてや指揮官クラスなら尚更……絶対にカリン隊長が許可する筈が無い。つまり……」「つまり?」~~~~~~~~――私達、三姉妹が軍職に就いたのは、本当にただ何となくの消去法で……特に理由があったワケじゃあ無かった。「ねぇ、姉様?何か、楽して稼げるお仕事って無いかなぁ……」「……う、う~ん……そんな都合の良いものなんてあるかなぁ……私はちょっと思いつかないよ。うぅぅうう……また面接で落ちたよぅ……」「アンタはまずその赤面症と対人恐怖症を治す方が先ね。面付けないとマトモに会話も出来ない人間がなんで接客業に応募してるのよ。ソフィー?……性産業は?手っ取り早く稼げるわよ?」「泥臭いのは、や!少し潔癖症の気もあるし……知らないおじさんに触られるのはやだなー。もっと、華やかで稼げる仕事ないかなぁ……」「会話するのは怖いけど、人と触れ合うのは好きなの!!そう言う、ねーさんだって勤めても直ぐに辞めちゃうじゃない!」「私は優秀過ぎるから、飽きちゃうだけよ。愚鈍な凡人は私の灰色の脳細胞について来れないみたいね。スタートラインにも立てないアンタと一緒にしないで」「う~ん……働かなくても死なない様な……こう、食事しなくても平気な体にバビッと進化とかすれば楽なんだけどなぁ……」――いや、見栄を張るのは止めよう。私達、三姉妹には真っ当な職に就ける様な社会性は無かった。「じゃあ、軍隊なんかは?一応、公務員だし食いっぱぐれは無いと思うわよ?」「……え~、でも訓練とかあるんでしょ?何か凄く面倒臭そう……走り込みとか絶対にしたく無いし……」「楽隊なんかはそうでもないわよ。その分、軍のエリート中のエリートしかなれないみたいだけどね。……どうする?一応、公募貰って来たけど駄目元で受けてみる?」「じゃあ、やるだけやってみようかな」「え?ソフィーちゃん受けるの?!じゃあ、私も受ける!」「無論、私も受けるつもりよ。その為に持ってきたんだもの。ま、私達は人間性はさておき能力だけはあるから、1年も練習すれば行けるでしょうね。そうと決まれば適当に楽器でも買ってきましょ」――宣言通り、1年集中して特訓した成果を発揮し、見事”合格”と言う結果を勝ち取った。「やったぁ!やったやった!やっちゃった!私のヴァイオリンね!教官にすっごく褒められたんだぁ!」「私のフルートの腕をきちんと評価出来る優秀な教官で僥倖だったわ。ま、誰だろうと感服させる自信はあったけど。ソフィーはどこに配属されたのかしら?」「ん。落ちちゃった。楽器よりも指揮者の方が向いてるらしんだけど、指揮者はもう居るから、要らないみたい」――そう、私を除いて。「あ、でも気にしないでね。姉様を応援しながら、また来年も受けてみるから」「うん!待ってるからね!」――そして、一年後、再び私は楽隊の公募に志願した。「姉様……また、落ちちゃった」――結果は、去年と同じ不合格。「そのワリには、あまり落ち込んでいる様には見えないけど」「うん。楽隊は駄目だったんだけど、総合演習で教官が言うには”指揮能力には目を見張るものがある”んだって。それで……楽隊には入れることは出来ないけど指揮官としての訓練を受けてみないかって」「凄いじゃない!勿論、受けるんでしょ?」「……でも、合宿みたいな生活になるから姉様達には早くて数年……下手すれば数十年単位で会えなくなるって……」「それがどうしたの?じゃあ、私が楽隊辞めて指揮官養成部に異動希望出せば良い事じゃない。何も悩む必要は無いわよ」「でもでも……!姉様達は活躍も認められてそろそろリーダーになれるってこないだ……」「たった2年で?ぎ取れる様な称号に価値なんて無いわ。それよりも貴女の方が私達にとってはよっぽど大切なんだから。……ただし、私が行くからには指揮官なんて器じゃなく、参謀を目指すけれどね」「大姉様……!小姉様……!」~~~~~~――そして、今まで駄目人間と言われても差し支えない様な怠惰な日々を送っていた私達三姉妹は……気付いたときには皆から一目置かれる存在になっていた。――曰く。あらゆる局面に於いてカットレイス=サンダースを論破できる人間なぞ存在しない。ルズリハ=サンダースの前で隠し事を貫ける者は存在しない。そして……自己、自我を持つ生物に於いてセフィリハイト=サンダースが統率できない集団は存在しない。との事。……我が事ながら、ちょっと過大評価し過ぎじゃないかなぁーとは思う。「う~ん……考え得る限りでは一番最悪な状況かも」陸上隊員「サンダース大隊長殿!360°全方位!物の見事に包囲されています!」「あ、今の韻踏み良い感じだね。リズム感あるよ。参った参った……飛蝗は囮で本来の目的は私達を潰す事だったなんてね。敵はやっぱり帝国かな?共和国軍の人間も何人か混じってるし、連合軍?情報が無いから上手く判断出来ないなぁ……」「何か突破する策はないでありますか?ソフィー殿」「音程悪いなぁ、あるのかないのか解らないよ、それじゃ。ん。ある事はあるよ。……と、言うよりも現状ではそれが唯一の手段。ものっ凄く泥臭い方法なんだけどね。じゃ、はーい!みんな!私に注目!」ざわ…… ざわ……「みんな、絶体絶命とも言うべき状況で浮き足だっているのは解るよ。でも、ちょっと間だけ我慢して私の話……ううん。命令を聞きなさい。これから我々は撤退戦に移る。農作物は残念だけど、今は何としても全滅だけは避けなくちゃ行けないからね。ナベちゃんと共に包囲網を突破するグループと、私と一緒に脱出口を切り開くグループに別れてね」ざわ…… ざわ……「な、何を……!?それってもしや……?!」続く
2011年02月12日
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ゲームで出てくる物で一度で良いから食べたい物を挙げろと言われれば誰がなんと言っても”ハイパーほしにく”です。BGM===「そんな……!私の診断が間違っていたのか?!」「ああ……やっぱりそうだったのね」「一人で納得せずに簡潔に答えろ!一体全体……”お前の身体で何が起こっている”んだ!お前の染色体はもうズタボロだ!数十単位のシーベルトを浴びなきゃこうはならんぞ!」「私も全部解っているワケじゃあない。……けど、貴女のその反応で薄々感じていた疑惑は確信に変わったわ。ねぇ、ワンダ。私の妹……ソフィーの”ビフロンズ”がどんな能力かご存知?」「……いや、知らん」「そう。私も知らない」「ふざけてる場合か!」「Non!私は大真面目よ。着目すべき所はそこではないの。甘えん坊の……誰かに依存気味のあの子が……誰にも--それこそ肉親である私やロザリィにすら自身の能力を明かしていない……”そこ”こそがこの話の注目すべきポイントなのよ」「そんな……!まさか!」「ええ、多分予想した通りでしょう。もう私の身体は……”どんな小さな傷だろうと治る事は無い”わ。ロザリィも……あの子あれで勘だけは誰よりも鋭いから気づいているでしょうけど、一応義眼を入れといて貰えるかしら。それと、私の視神経……駄目なら脳に直接”アンドレアル”の受信デバイスを接続してくれると嬉しいわ。……余計な心配はさせたくないの」「……ひっく……えぐ……すまない。何の力になれなくて……」「Non!そう思い詰める必要は無いわ。……私はね、寧ろ幸運だと思っているの。でも、時間が……時間が圧倒的に足りないのよ。折角手に入れたエスポワール……最大限まで使わせて貰うつもりよ」===「……では、カリンに伝えてくれないか?”アーサ・グレイシャスは離反した。出会ったらならば躊躇無く殺せ。私も遠慮はせん”とな。温和な君にこんな事を頼むのは少々気が引けるが。堪忍してくれ」「了解!アーサ元分隊長からの最後の命令!引き受けました!」~~~~~~~~「どうでしたの?意識を飛ばしたまま長い時間戻ってこなかったから心配したのよ?」「…………獅子身中の虫です。下手人の名はアーサ・アーネス……いえ、アーサ・グレイシャス……。彼女が今回の騒動の発端であり……我々が斃さなければならない”敵”の名前です……」「なん……ですって……!そんな……そんな筈は……!」「残念ですが……事実です。本人から直接はっきりと告げられました。それに……深層心理の上でも……」「やめて!それ以上は……聞きたくない!」「ですが!決断は迫られています!私にも時間がありません!現実から……!現実から目を背けては……!求めが無ければ何も得られません!彼女を取るか……我々SS小隊を取るか……早急なご決断を!」~~~~「目的を果たしたら?……う~ん、そうね~。お母さんになってゆっくり暮らすのも悪くないかな~なんて……」「ほう。相手は居るのか?」「それは……そのぅ……気になっている人なら……」「……な、ななななな!薄々感づいていたが、やはり私をそういう目で見ていたのだな!このオマセさんめ!」「いや、違……」「私は……私は!私は一向に構わんッッ!寧ろ百合百合な関係は大歓迎だ!さぁ!私の胸に飛び込んで来い!抱き締めちゃうぞ!」「いや、ホント……本気でそういうのは良いから……」「性別なぞ愛の前では瑣末な事ではないか!嗚呼!素晴らしきかな!人類愛!」「まったく……相変わらず人の話を聞かない子ねぇ……ま、でも嫁の貰い手がいなかったらそれでも良いかな~、なんて……」「はい!デレ頂きました!バッチリ録音させて貰ったぞ!ガッハッ……ゴフッ!ゴフ!……ゲフン。最高の言質取らせて貰ったぞ!もう離さないからな!」「え……ちょ……まっ!冗談!冗談だからね!今の!」~~~~「そう……そういう事なのね。アーサ……貴女はその道を選んだのね。我々は、国の権力者にとっては、常に自身の身を脅かす害悪に過ぎない。そして、民衆にとっては自身の想像を遥かに超えた過ぎたる畏怖そのもの。役目を終えた英雄の末路は……いつの世も、どんな所でも決まりきっている。平時に於いては誰にとっても”トラブルを持ち込む邪魔者”でしかない。”誅殺されるか””陰謀に巻き込まれるか””迎合するか””逃げて、全てを失い世捨て人となるか”行き着く先は、この4つ。解りきっていたのに……何で、何で私はこんな当然の事に気付かなかったのかしら。決めたわ……例え”親友だった”人間だろうと……私の仲間を手に掛けた人物を赦す訳には……いきませんわ」--”でびる”とは、堕ちた”天使”が発祥となる側面がある。「たい……ちょう……」--それとは異なる発祥を持つ”だえもん”は、聖書に於いて唯一神の原則故に、”やはゑ”から神の座を追われた、他宗教の”英霊”である。「うふふふ……!何人たろうと、同胞を傷付ける者には容赦しませんわ。ロザリィちゃん?今直ぐに裏切り者の名を……SS小隊全員に伝えて下さいな。……全面戦争の……火蓋は切って落とされました。これがわたくしが選んだ答えですわ!」--そう、言わば”悪魔”とは”堕ちた英雄達の成れの果て”なのだ。「……はい。了解しました」(これで……これで良かったんですよね……アーサさん…)~~~~「ねぇ、アーサちゃん?」「あのね……私ね?本当に……本当に貴女に出会えて良かったって……そう思うの。貴女には感謝しても仕切れない……!」「おいおい。何も泣く事はないだろう。私は……私が思うがままにしたいことをしただけだよ」「私ね……貴女と出会えて初めてこの世界を好きになれる気がしたの。貴女がいなかったら、こんな感情は……ううん。感情自体も芽生えなかったと思うの」「だから……だからね?こんな頼りない私だけど……好きになった世界があるから……それを愛おしいと……守りたいと思うから……一緒に、私と共にこれからを歩んでくれますか?」「ああ!勿論だとも!」~~~~「はははは!実に愉快だ!祖国に”英雄”と謳われた我々が継承した”72柱の悪魔”をベースに作られたアーティファクト……全くもって皮肉が利いているわね。……それとも、あの子はこの未来を予見してこれを我々に授けたのかしらね?うふふふ……♪今となっては詮無き事ね。首を洗って待っていなさい……!アーサ・グレイシャス!」--少女の愛した世界と、描いた理想郷が音を立てて崩れた瞬間であった-ー続く!
2011年02月09日
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双子や三つ子って、まとめて一つのキャラみたいな扱いになるので個々の個性や人気が出すのが難しい気がします。また、コンビ芸人みたいにどちらかだけキャラが立って、片方は影も薄くなったりするので個人的にはロリショタに並んで動かし難いキャラ属性です。===――諸君らは、吸血鬼の存在を知っているだろうか?強者の象徴として、食物連鎖の頂点に君臨するという世にも恐ろしい化物であるが彼等にも幾つかの弱点がある。曰く、日光や炎、銀に弱い。曰く、招かれないと家に入れない。曰く、流水を渡れない。曰く、心臓に杭を打ち込まれると蘇れない。曰く、細かいものを出されると数を数えてしまう。ざっと挙げてみただけでも、これだけの弱味が恐怖と畏怖の対象である彼等にも存在するのだ。一見すると、一つ一つは大した事無い事象かも知れない。けれど、それで十分過ぎるのだ。こと、戦闘行動に於いてそうした一瞬の隙は、お互いの勝敗を分つ決定打となる。人間はいつだって、そうして知恵を凝らし化物を屠って来た。自身の情報を知られると言う事はそれだけ致命的な事なのだ。――”彼を知り、己を知れば、百戦危うからず”……とは、良く言ったものだ。相手が吸血鬼の様な規格外の化物ではなく、同じ人間ならば尚更だ。……いや、少々言い方に御幣があるか。幾ら、超越した力を持つ輩が相手でも話は変わらない。どんな相手であろうと情報を得、対処方法さえ解れば恐るるに足りず。それが例え、歴戦の英雄だろうと我々が討てぬ道理など無いのだから。~少し時は遡って 孤児院~「……無理はしないで吐いた方が良い。これは……慣れている者でも堪える」「……それではお言葉に甘えて」タッタッタッ……「オェェエエ……ゲロゲロゲロ……ぅうう……」「うぇっ……ぷっ……はぁはぁ……こんなの!こんなのって……!」name:ラスター・ケイプニール選定アーティファクト:”量体光子 バシィン”「……あちらの部屋ではまだ年端もいかない少女が”生きたまま”全身の皮を剥かれていました。その向こうでは、自身の腸で縄跳びを強要されて絶命したと思われる少年が……ここは再現された地獄です。……以前、とあるマフィアの臓器売買拠点に突入した事があるのですが、それでもここまで惨い光景ではありませんでした。……済みません。自分も少し吐いて来ます」タッタッタッ……(内容物は四散し臓器ビジネスが目的と言うワケでは無い。拷問も尋問というよりも……苦しむ様を楽しんで皆を解体した様だ。差し詰め”見せしめ”と言った所か……)ギリッ……!「隊長……先ほどバルコニーでチェツィン殿と思わしき遺体を発見しました」「そう。駄目だったのね……」「……口にするのも憚れる損壊具合でした。悔しいですが、あまりにも細かく散らばっていて彼を埋葬する事すら不可能かと」「この怒りは……!もどかしさは!一体、何処にぶつけたら良いんだ!畜生!」「た、隊長ぉ!あちらでピースさんを発見しました!まだ息があります!」~~~~「ピース!ラスターがメディックを迎えに行った!状況をほうこ……うっ……!」「……ん?ああ……この声はカリンちゃんか?ラスターにはわりぃが無駄足になっちまった……な……。御覧の通り……もう俺は助からねぇ……生きてるのが不思議なくれぇだ」「ピースさん……もう目が!うわぁあああん!ピースさん!ピースさん!だめだめだめ!死んじゃやだぁ!」「ロザリィちゃんも居るのか?無茶言わないでくれや。……幾ら最強の俺でも胴体真っ二つにされたら厳しいってばよ。ま、この有様だから奴等も退散して、こうして話が出来ただけでもある意味ラッキーかね?でも、俺の下半身が無くなっちまうとはよ……世の女の子達にとっちゃ、でっけぇ損失だぜ……」「こんな時まで、冗談ばっかり……!」「ケイトちゃんか?いや、けっこうマジなんだが……ま、いっか。それよりよ?ジジイとガキどもはちゃんと逃げ切れてたか?この通り、この場から動けねぇから状況が解らねぇんよ。真っ先に目を潰されちまったから何一つ解んねぇのよ、ぶっちゃけ」「ひっぐ……ひっく……チェツィンさんや子供たちは皆……」スッ……「心配するな。駆け付けた我々で敵部隊は殲滅。チェツィン老と子供たちは保護した」「ええ、全員無事でピンピンしてるわ。そうでしょ?ロザリィ?ま、杞憂だったわけね」「う、うん……!み、みんな元気過ぎてこっちが……えへへ……こま……ひっくえぐ……!ちゃうくらいなんだから……!」「…………おーそりゃ良かったわ。囮冥利に尽きるってもんだわ。そういや、この場にヨーヘイの馬鹿はいるかい?」「居ないけど、何か用でもあるの?」「いやー……”目の上に目”をマジックでキュッキュッと書いて欲しくてな。俺とヨーヘイはお互いに死に様晒す時は”最高に笑える死に方しようぜ!”っつー同盟組んでるんだわ。ほら、死体を発見した奴が、死んだ奴の瞼に目が書いてあんの見たら、思わぬ不意打ちでブッフバルト!って吹き出すだろ?あんま神妙になられちまうのもらしくねーしよー。折角だから誰もが笑う様なすげぇアホな死に方の研究結果がこれなんよ。……逝くときは、皆の笑い顔に囲まれて逝きてぇしな。わりぃけど、カリンちゃん。やってくれねぇかな?これ遺言って事でよろしく!」「了解した。約束は必ず守る」「あーあー、そんな堅くなりなさんな。ま、俺としてはいつも難しい顔してるカリンちゃんやケイトちゃんを笑わせられれば本望だ。死んでも役に立つ男!それがピースさんだぜ!」~~~~~~~~~~キュッキュッ……「ふふ……約束通り書いたわよ?でも、これ……全然笑えないじゃないの」「最後の最期まで本当に馬鹿な遺言!こんなの!こんなの……!笑える筈…………ないじゃない……!」「どうしたのよ!役に立つ男は私とケイトを笑わしてくれるんじゃなかったの!答えなさいよ!馬鹿!」「あははは!はははは……!……ひっく……ひっぐ……!うわぁああああああん!」――彼女達の慟哭はまるで舞首の様に、混ざり合い溶け合って墓標となった孤児院に木霊した。
2011年01月15日
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ようやく長かったルー戦に終わりの目処が立ちました。推奨BGM===「・・ボクにとって太極拳は、対中遠距離戦用の用心策に過ぎません。近距離での八極拳・・・これがボクの切り札、かつ、真の戦闘スタイルです!腕が伸びきらずに威力が乗らない、超近距離での直接打撃のみの拳法・・・・!相手の攻撃を無効化し、己が絶対的な優位性を持つポジションによる接近戦!」「ごちゃごちゃうっせぇえええええ!!!!」「・・八極とはボクの国の言葉で”大爆発”を意味し、気を練り相手にぶつけることによって文字通り相手を内部から破壊、粉砕するワザ・・・・!それに、ボク自身の能力にて、重力を負荷させ・・・・演算を放棄した自身をも巻き込む重力に重力を重ねたブラックホール!この超重力の網を!!受け止めて無事でいられますかぁあああ!!!!落ちろぉ!」ズゥウウウウン・・・・!!「・・・・シロさん。別れがあるからこそ、出会いには価値があります。それでは御元気で・・・・こんなボクと仲良くしてくれてありがとう。バイバイ」ドンッ!ペチャ・・・・ピチャピチャ・・「う、あ・・・・あああ・・・・」「・・・・なんてこった」「・・・・超重力で相手諸共、自身を圧縮、収斂。そして己が死亡する事で重力の束縛から開放されたことによる拡大による爆散。宣言通りの”大爆発”・・・・」「・・・・はは、見事に真っ赤っかだ・・」「なに・・なに勝手な事してやがるンスか!!そんな事されてもオイラは全然嬉しくないッスよ!!なのに・・・・何で・・・・!最期の最後まで・・・・笑っていやがったんスか!!折角、友達になれたと思ったスのに・・・・バカヤロー!!今すぐブン殴ってやるからとっとと出てくるッス!!ちくしょー!」グチャ・・・・ズズズズ・・・・・・「バラバラになった肉片が・・・・!」「そんな・・・・!これだけ細切れにしてもまだ足りないの・・・・!」「あばばばばばば・・・・ど、どどどどどどういう事ニャ!!」「ネコ原さん・・・・久野さんの話聞いてなかったんですか?」「難しい話は全てスルーしてましたニャ!(キリッ!」「全能性を持ったES細胞とかips細胞とか・・・・細胞外マトリックスってわかる?・・・・ワケないよね・・」「もちろんですとも!」(何でどこか誇らしげなんだろう・・・・)「ウンとね、端的に説明すると植物と違って人間の細胞って基本的に足にある細胞なら足に。耳にある細胞なら耳にしかなれないの」「聞いた感じだと、何だか当たり前だニャ」「でも中には、全能性を持った・・・・要はどんな部位にもなれる細胞がある。あのルーとか言うヤツは全身それで出来ているから幾らでも再生出来る。・・現に今、徐々に蘇っている。オマケにその逆転写作用を利用して他の生き物の遺伝子をも取り込んでいる厄介な化物ってこと」「にゃにゃにゃにゃニャ・・!?それじゃあアイツは無敵ニャ!そんなの倒し様がないニャ!」「再生出来ると言っても無限じゃない。遺伝子を変換させたり再生させたりする度にテロメアに大ダメージが行くから、アイツは再生すればする程寿命が短くなる。・・・・そして、どんどん寿命を磨り減らしその時間軸が0からマイナスに傾き出したときに矛盾が生じ、メルトダウンを起こす。アイツをやっつければやっつける程、自滅するのが速くなるって事。・・そう。いわばこれは自浄作用。アポトーシスで文字通りアイツは崩壊する」「?」「え、えっとですね。画用紙に何か描くとするじゃないですか?そしてそれが出来上がった直後にまた何か描きたくなった。でも画用紙はこれしかない。それなら描いたモノを消して、また同じ画用紙に描きますよね?それが絵の具であったならば紙を削らなくちゃ真っ白には戻らない。鉛筆であったとしても消しゴムで消したときに摩耗します。それを何回か繰り返していくと、画用紙は破れてしまいます。あのルーという少年は真っ白なキャンバスみたいなモノなんです」 「ニャルほどー。もう、初めからそう言って欲しいニャ!」「・・・・・・」ガラッ・・????「ふぅ~・・メチャクチャになっちまって流石の俺も死んだと思ったぜ」 ゴゴゴゴゴ・・・・・・! 「取り込んだRNAが幾つかすっとんじまったぜクソッタレ」ヒュッ!「・・・・は、はや・・!」ザシュッ!「ヒャハハハ!おせーおせー!思えばよ、俺が取り込んだ連中の中でも特に強かったヤツらの動きはよー。ヘビだとかカマキリだとかカラスだとかよー。野生動物の動きを真似て強さを求めてたみてーでよー」「ぐっ・・・・!」(野郎!ここに来て今まで取り込んだヤツらの力を同時にフル活用まで出来んのかよ!!くそったれ!・・・・久野の作戦通りこいつが勝手にくたばるまで耐えられるか・・・・?)「だったらよ?いっそその生物になっちまった方が強いってこったよ!アハハハ!!あったまいー!!けけけ!あの重力女がいない今!上空からゆっくりなぶり殺しにしてやんぜぇ・・・・」バサバサッ「させるかぁあああッス!!」バキィ!!「ぐぇ・・!」「お前に足りないもの!それは!!情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そしてぇ!なによりもぉおお!速さが足りないッス!!」バキボキドガゴキャ!「お前みたいな!他人の御零れに預かる様なバッタモン野郎如きは!カマキリのアホゥの糞虫にすら10分の1にも届いてないんスよ!」ゴキャゴキャドギィ!「すっげぇ、マウントフルボッコ・・・・普通だったら途中で死んでるだろうが死ねないばかりにダイレクトに痛みが来てるだろうなぁ、アレ。まぁ、それはそれでザマァなんだが」「それに!ボスの蛇拳は!本物の蛇なんかとっくの昔に超えてるんスよ!!」グチャベキボキドギャ!「フェイ!俺たちもシロに続くぞ!攻撃こそ最大の防御!アイツの超回復を上回る攻撃を与え続けるのがベストだ!!オフェンスに回す前に再生だけで手一杯にしちまえが、その内アイツは自滅する!」「オーケイ!ミートバッグって事かい。スパーリングの練習に丁度良いな!リンチみたいでどっちが悪役か判らん構図にはなるが、アイツが相手なら全然心も痛まないしな!」バンッ!「ようやく見つけたわぁ・・・・ルー!」続く!
2009年12月18日
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おもちゃのまち、合戦場、戦場ヶ原……と地元には変わった地名が多いので住所書くとき少し恥ずかしい、そんなセンチメンタルジャーニーロペスですぅ。よく我の出身地の話になると、オススメの餃子屋教えてとか言われるのですが、あれは宇都宮が餃子消費量日本一で餃子の店が多かっただけで、特に歴史もないので普通の餃子なのよ!味に特徴も無くぶっちゃけ冷食の餃子とそんな変わらんです。だから行ってガッカリされても困るよ!====丁度キリの良いところまでで切りたかったので連続更新なのだわ!前回のお尻がでた分なので物凄く短いけど勘弁して欲しいのだわ!ミカ VS ルーは、光と闇の対峙みたいな感じです。因みにルーが光です。元ネタ(神話)的に考えてね・・!===「ははっ!自爆覚悟の特攻ときたか!思ってたよりもバカだったんだなアンタ!おもしれぇ!直にぶっ潰してやるよ!」ガキィイイイイ!「・・こんなお互いに殴り合ってる場面で言っても信じて貰えないかもしれませんが・・・・ボクは貴方の事、嫌いではありません」「死にかけの癖に良い動きしやがるじゃねぇか!いや、死にかけだからこそか?」バキィ!ゴキャ!「・・貴方はボクが裏切ったこと・・・・攻めないんですね」「はっ!何言ってやがる!裏切るも糞もねぇ!もとより俺は!自分以外誰も信じちゃいねぇのさ!」ビキィ!「・・貴方の事情も無論知っています。誰かを守るために他人を殺す。自分の為だけに他人を殺めたボクよりも誇りはあるでしょう!」「ねぇちゃんは泣き虫だからな!俺が守らなきゃならねぇ!主人の為になら幾らでも狂ってやるさ!・・・・いいや、違うな。進んで狂うのさ!それが力になるなら・・なっ!」ブォン!ザシュアッ!「正義だとか!」「悪だとか!」 「「そんなことはどうでもいい!」」 「ここにあるのは、そんな飾り付けたものではなく・・・・!」「意地 VS 意地!」「ボクはもう・・・・!逃げたりするのは嫌だから・・・・!例え、勝負で負けて、その結果命を落す事になっても!心だけは負けたく無いんです!!」「力こそ全てだ!自分の想いをゴリ押ししたけりゃあ力が必要なんだ!正義は勝つだぁ?・・・・くだらねぇ!そんなモン当たり前だ!勝った方が正義なんだよ!そんなんはタダの”単語”に過ぎねぇ!価値を見出すのもバカバカしい!!だから俺は誰になんと言われようと殺し続けるんだよ!」 「ボクが!!」 「オレが!!」 「ボク自身である為にっ!!!!」 「オレ自身であるためにっ!!!!」続く!
2009年12月07日
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無事、帰国しました。山沿いの場所でしたがなかなか不便しない程度には快適でした。近畿暖か過ぎて昼間は未だに半袖です。流石は東北だと思われている北関東出身の田舎者に隙は無かった。高野豆腐のテンプラがウマすぎます。関西はおいしいものが多いぬぁー年齢を重ねると味の好みも変わってくるもので、昔は見た目も味もゲロだった地元の”しもつかれ”が寒くなると恋しいと感じるようになってきますたBGM歌詞の内容的にBGM推奨近づく終わり。生きる意味が欲しい===~???~「オッシ!本日をもって!カトリ海賊団!けっせ~いっ!!イェ~イ!!」「こら!ねぇさん!乾杯の音頭は皆で一斉にとるって、あれほど言ったのに!」「ガッハッハッ!いいねぇ!いいねぇ!団長らしいじゃあねぇか!そんだけこの日が待ち遠しかったってこった!多めに見てやれよ!ククリちゃん!」「フフ・・・・まったくだ」「仕方ないさ。僕ですらも今にもハシャギだしたいくらいの祝い事だからな」「お?珍しいないつものスカシん坊なら『ふ・・少しは節度というものを持って欲しい』とか言いそうなもんだが?」「おいおい。僕だってこの日を楽しみに今まで修行してきたんだ。一緒に喜ぶ権利くらいはあるだろう。大体いつも君はだな・・・・・ぐちぐちぐちぐち・・・・」「キャー!妖怪お説教散らしが出た-!みんなー!逃げてー!超逃げてー!」ダダダダッ「おい!コラ!なんだその妖怪ってのは!待て!この阿呆!」「キャー!ルッくん!こっちにもお説教散らしが出たぜー!マジ激ヤバだよ!」ダバダバッ「なんだとぉ!このバカ姉貴!団長だったらもう少し大人しく団長らしくしろっての!くぉら!逃げるなー!!」「ふふ・・何だかんだで皆、仲が良い」===(あんだけ賑やかだった海賊団も俺一人になっちまった・・か。仕方が無かったなんて・・言うつもりはないぜ。俺は俺の意志でククリを盾にしたんだ。言い訳すると人は弱くなるモンさ。だから俺は・・・・何があっても俺を肯定してやるのさ。この戦いが終わるまではな!)「だぁっしゃああ!しゃらくせぇ!盾ごとぶっ壊してやんよぉ!」グニョングニグニ・・・・「・・・・!マシンガンの形が変形して!?皆、気をつけろ!ヤツの武装が変わるぞ!」「あ、あれは・・・・!」「パイファー・・・・ツェリザカ・・!」「・・ってなんじゃらホイ?」「装甲車の装甲を正面から打ち抜ける威力を持つチートリボルバー!世界最強の拳銃の名を欲しいままにしているマニア垂涎の逸品!」「ターゲットはお前だ!重力女!こっちの動きを制限するお前が一番邪魔なんだよ!」ドンッ!「単発式ならば・・・・!止めて見せます!はぁああああ!!」ドンッ!「ははっはは!誰が銃は一丁だっつよ?この火器に長けた身体ならクイックドローとツゥーハンド併せて4発!テメーごときに受けきれるかよ!」ドン!ドンドンッ!「やめろ!無茶だ!とっととその能力を解いて逃げろ!」「逃げません!皆さんはボクが銃弾を食い止めている隙にアイツへ・・・・!」ズドンッ!ビチャッ・・「うぐっ・・・・」「何だよ。せっかく命中したのに吹き飛んだのは肘から先だけかよ。つまんねーの」「もらったぁああああッス!」ザシュッ!「おいおい何やってんだよ。不意打ちってのは黙って速やかに遂行するもんだぜ?ようやっとこさ重力から開放されたせいかいつもより身体が速く動けるぜ」「ちきしょうッス!!」「それと白いネェちゃんを囮にしてた真の不意打ちのネェちゃんの方も詰めがあめぇな」(くっ・・この程度の不意打ちはお見通しか・・・・)「ぐぅ・・・・うっ・・」(ダメです。痛みで上手く座標の計算が出来ません・・・・!ボクの重力がほとんど使えない・・!ならば・・・・!)「くっ・・!重力の檻から開放されて元の戦闘用の姿に戻ったってか・・・・」「シロさん!」「な、なんスか!?いきなり!」「今からシロさんに以前お見せした太極拳・・・・それと、ボクの奥義である八極拳をお見せします。是非、シロさんのモノにして下さい」「いきなり過ぎて意味がわからねッスよ!」「時間が無くて説明不足でスイマセン!無理な注文だとは自分でも思います!一度切りしか見せられないのですが、目に焼き付けて下さい!お願いします!」「まさか・・アイツ・・・・!」「ルーさん。ボクは貴方と同じ人殺しです。だから貴方の生き方を決して否定なんてしません。出来ません」ダッ!続く!
2009年12月07日
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ろぺす目録~地獄編~ろぺ「ただいま帰国したのですだわ!」ボス「次は”しあん”ね」ろぺ「しあん?シアン化合物か何かの研究でしょうか?」ボス「ノッ!てぃがうてぃがう!リピートアフターミー”シーアン”!レッツ!セイ!」ろぺ「す、すぃーあん・・・・?」ボス「ノッ!ワンモアセイッ!”シーアン”!」今度は中国の西安に行ってきます。===今回のBGMにどぞ。===ズシンッ!「ぐぎぎぎ・・!ナンダ・・・・!?コリャア・・・・カラダがウゴかねぇ・・・・!」「・・ボクを忘れてはいませんか?空は決して自由なんかじゃない。羽ばたく鳥はいつか落ちるものです」「その手がありました!いくらカラスさんの力を使い制空権を得てもリーフイさんの重力の前では翼をもがれた鳥に他ならない!そして・・・・!」ざくっ「皆を拘束した羽根は全部切り取ってやるよ!アタシの方もまだ万全とはいえないが、そこそこ体力が戻ってきたよ。さっ、自慢のナイフ捌き・・・・とくと見るが良いさ!」クパクパサクーッ「へへっ!容易に脱出されちまったなぁ?雑種!」「ん。助かったぜ」「こん・・ノ・・・・!クソカスどもガァアアア!!!!」ゴキャゴキャ・・!バキッ!「コロシテヤル・・ッ!コロシテヤルゼェ・・・・!ケヒヒヒヒハハハア!!!!ミナゴロシダァ!!!!」「そ、そんな・・・・!1対1の戦闘とは違い、かなりの集中力で発生させたあれだけの重力付加の中で歩ける筈が・・・・!あの細身でそんな馬鹿力は物理学上不可能な筈です・・・・!」ボギャガギギギゴゴ!!「・・・・!普通じゃ脳のストッパーがかかって自身の身体が崩壊するのを防ごうとするけれど・・・・!あいつは自分自身をぶっ壊しながら文字通り”ゴリ押し”で突き進んでる・・!」「しかも、超スピードで壊れた側から修復してるみたいだね・・・・まさにアイツにしか出来ない突破法ってことかな・・・・悔しいことに、ね」「そ、そんな・・・・!」~~~「アイツの名前はルー。食べた相手の遺伝子を奪う力を持つ獣」~~~「う、嘘だよね・・・・そうだろ・・!なぁ!」~~~「現にアイツが吸収した人間達の口調が混ざってきている」~~~「ねぇさん・・!ねぇさん!うわぁああああああああああ!!!!」(今まで理性で何とか抑えてたモンがいきなり目の前で現れて爆発しちまったってのか・・!?くそっ!なんつータイミングだっ!)「ヒャヒャヒャ!!アハハハハハハハハ!!!!」チャキッ!(あれは・・!マシンガン!ボクの重力はその指向性を演算で指定するモノ・・・・単純な拳銃ならばともかく重火器の類は防ぎきれません!)「皆さん!物陰にっ!!早くっ!」「馬鹿野郎っ!何ボサッとしてやがる!早くそっから退避しろ!!ククリィィイイイ!!」(くそったれ!間に合うか!?いや、違う・・・・!間に合わせるんだ!)「うぉおおおおおおおおおお!!!!」ダッ!!バラララララッ!!!パンパンっ!「ねぇ・・・・さん・・・・・・ホント、情けないよね・・アタシ。・・・・自分じゃもうちょっと・・器用な奴だと思ったんだけど・・・・なぁ・・」ずるっ・・・・ドサァ・・・・・・「ネコ原・・・・!トワちゃん!見るなッス!!」(・・・・間に合わなかった・・・・か)「ボクの・・!ボクの力が足りなかったばかりにっ・・・・!」「へへ!一匹GETだぜ!このチョウシでじゃんじゃんいっくヨ~♪アハハハ!」バララララッ!===「なぁ、フェイ、シロ、リーフイ。俺が飛び出したら背後にピッタリくっついて一緒に飛び出してくれないか?そんで合図を出したら左右に散ってくれ」「な・・!何言ってやがるッスか!あんな銃弾の雨霰をかいくぐれるワケないッス!」「・・オイ!まさか・・・・お前も気が触れちまったのか?!」「盾があるんだ。すぐ目の前に」「何言ってんだ?この壁を切り崩すとしても、さきの年増女みたいな馬鹿力か真田みたいな裏技使わなきゃ土台無理だぞ?」「・・・・・・!まさか・・貴方は・・!」「俺は至って正常さ。至って・・な」「・・・・確かにそうすればにっくいアイツをぶん殴ってやれるッス。やれるッスが・・・・アンタは・・・・最低ッス」「ああ。そう言われるのも・・・・もう慣れた。どうとでも思ってくれても構わねぇ・・が、今回だけは協力してくれ」===「にゃはははは!とっとと出てこいよ!隠れてたってどうせ死ぬことには変わりねぇんだからさ!それだったら恐怖する時間がみじけぇ分、ちょっぱやでおっちんじまった方が楽だと思うですよ~!」がさっ「お、ようやく出て切れたねぃ!さて・・臓物を派手にぶっ散らかし・・・・って」「・・・・・・」「ありゃ?色々中身ふっ飛ぶくらいしこたま銃弾ぶっ込んだのにまだ生きてんの?」「・・・・」「な~んてな♪後ろに隠れてんのはバレバレだぴょ~ん!馬鹿の馬鹿なりの馬鹿みたいな作戦お疲れちゃ~ん!死体ごと吹き飛べ~!!」バラララッ!!ビスビスッ!「馬鹿はお前だよ、雑種。人体ってのは程良い弾力を持ち、刃物も銃弾も滅多な事じゃ通さず大きさも十分・・・・戦場に於いて”最高の”・・・・いや、最高にして”最低の”盾なんだよ」「くそっくそっ!!これだけ撃ち込んでも効いて無いのかよっ!クソッタレ!!」「今だっ!散れっ!」 です!「了解 ッス! 」 だぜ!続く!
2009年11月19日
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ヒトパピローマウイルスに盛大に感染しました。右手に20か所くらい一気に転移。穴だらけです。マジグロイ。ぶっちゃけ蓮コラ状態です。ツリーマンと同じ症状です。とっとと時間とって治療しないとやべーなーコレ。==~数時間後~「ケヒヒ・・!まだやんのかぁ?いい加減しぶと過ぎて飽きてきちまった・・ぜ!とっ!」ビュン!「おっと・・!へへっ・・とりあえず目下の問題はこいつをどうにかしなきゃあな」「こいつと事を構えてからかなりの時間が経っているのに相変わらずピンピンしてやがる・・・・この人数とはいえこっちの体力が持ちそうにないぜ」「シャアッァアア!」ビュッ!「おっつ・・ヒューあぶねぇあぶねぇ・・・・」「ルクス!愚痴ってる暇があるなら、その分一手に次ぎ込みな!互いに消耗戦とは言っても人数で考えてこちらに分がある!そろそろ怪我が落ち着いたシロが復帰してくるし、見な!あいつのワケのわからない変身回数が極端に減ってるだろう?平気な様に見えてアイツも十分疲れている!攻め込むなら今しか無いのな!ハァ!!」シュッシュババババ!ざくっ!「うぐっ・・!ちきしょう・・!コロス!絶対にズタズタに引き裂いて・・・・!」「でぇりゃああああああ!」バキィ!「かはっ・・・・!」「ヘへッ!油断大敵火がボーボー!シロちゃん華麗に復活ッス!」「ナメんじゃねぇええ!!亜人と人間風情がぁあああああ!!!!グルルルル!」「な、なんだコイツ・・・・!急に雰囲気が変わ・・・・!いかん!シロォ!避けろお!!!!」「言われなくても解ってるッス!」ガブッ!グシャ!ボリボリ・・・・「野郎・・・・マジ何なんだ・・・・どんな顎してやがるんだ・・・・人間の芸当じゃねぇ・・・・さっきまでシロがいたコンクリを噛砕きやがった・・・・」「ケケケケケ!外しちまったか!今度こそはきっちり骨まで残さず食い殺してやるぜ!ケケ!」「うっ・・ここにきて更にスピードとパワーが上がったのかい・・・・さっきまで弱ってたのはこちらを油断させる為の演技・・・・!」「さぁ~て・・・・誰から頂こうかねぇ・・・・」「ハハッ・・・・!私もそろそろ足が上手く動かなくなってきたよ・・・・こいつはもしかしなくても大ピンチなんじゃあないかい?」「マイナス思考は振り払え!何か・・!何か策がある筈だ・・・・!」ジリジリ・・・・「クヒヒヒヒヒ!!!!キシャアアアア!!」「みんな・・!あいつの弱点が解ったよ!」===(やっべぇ・・・・この人数とヤツらの実力じゃあ、こっちの勝算6割ってとこか?テキトーこいてビビらせて退かせるのが一番ベストだなこりゃ。上手くいってくれりゃあ良いが、な・・・・)実の所・・ルーは焦っていた。自分の主人と定めた黒崎朋香が人質に取られている事もあったが、何より彼の能力は長期戦には向かない。それどころか、彼の唯一とも言える弱点が”時間”である。彼は確かに獰猛な獣である。そんな野生児同然で暮らしていた獣と言えど、自身と相手の力量を図れないほど愚かでは無い。事実、圧倒的な差を感じたカリン相手には無様にも引き下がった。寧ろ、貴賤を持たぬ故、危機回避の潔さは下手なプライドに拘る人間より勝り、こと生き残る事に関しては天才的な直観と判断力を持つ。そんな彼に、今、死の宣告とも取れる言葉が告げられる「アイツの名前はルー。食べた相手の遺伝子を奪う力を持つ獣。でも、かなりのデメリットを伴う能力みたい。自らの遺伝子を無理矢理組み変えるんだからその負荷は並じゃないよ。・・・・つまり、このまま専守防衛を続けていれば、アイツは自分の体組織を維持できなってまるで砂の城みたいに崩壊・・・・勝手に自滅してくれる」(・・・・・・・・・・ギリッ!)図星・・故に、自分の唯一となる脆さを露出させた久野由梨絵の言に反応出来ない。「現にアイツが吸収した人間達の口調が混ざってきている。メルトダウンは目前。そう、言わば、これはイベント戦闘みたいなモノ。もしかしたら一番楽な相手かも」「ウォォオオオオオヲヲ!!!!!!」たまらず咆哮。とにかく時間が無い。時間が無い。時間が無い!自分が倒れたら朋香はどうなる?否、そう思考する時間があったら一手でも多く・・・・駆ける!「来るよ!みんな!できるだけ時間を稼ぐんだ!」 「ほいさっさあ!!」「DARAAAAAASHAAAAAA!!!!」焦る。形振りを構っている余裕など無い。現時点での最高兵装にて一気に勝負を決める!「舐めるなッス!ボスの・・ボスの蛇拳はそんなヘッポコなんかじゃねッス!!!!」「捕まったら終わりだ!ヒット&アウェイで削って行くよ!」「フーッ!フーッ!!」当たらない。中らない。アタラナイ!掠りもしない!もう時間が無い!そう早さ!速さが何よりも必要だ。ならば・・!グニョン「UBASYAAAAAA!!!!」手数でキメる!「おー焦っとる焦っとる。気持は解るがよ・・?戦闘中に冷静さを欠いちゃあ、そこでジ・エンドだぜ?それ、その足は頂いたぜ?」ドン!ブシュッ「やれやれ・・・・いつにも増してえげつないねぇ、アンタのトラップは・・・・」「うぐぐぐうぐ・・・・・・・!」脚がイカレちまったなら・・・・!グニョ・・・・「YADABAAAAA!!」空からキメる!!そして・・・・!バサッ!バサッ!ブワッ!「くっ・・!コイツ!カラスの機動力だけじゃなく、カマキリのスピードも併せ持ってるッス!」「YAHA!HA!!!!!」シュビビビビッ!「それだけじゃないよ!カラスの姿で蟷螂拳まで使えるみたいだよ!」「POLKA!MIZERIA!」くたばっちまう前に即効でぶち殺してやる!!!!ブォン!「なん・・うわっ!!カラスの羽が絡まって・・・・身動きが・・・・!ルクスっ・・!」「わりい・・俺も捕まっちまったぜ・・。カラスの巨大な羽を利用した中遠距離攻撃・・・・更にはそれを蛇の様に絡ませて拘束する・・・・これは橙の蛇拳の動き!」続く
2009年09月23日
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皆さまお盆休みは如何御過ごしでしたでしょうか?学生さんはそろそろ夏休み終了のお知らせですね。わたくしは、御盆には二日も休みを頂きました有難う御座います。良く考えたら土日の二日連休盆休みって普通の休日じゃんとかも思いましたけれど、私は元気です。フラグ見事に回収しました。兵庫転勤なのだわ!関西(中部?)に住むのは初なので、家電とか買い換えなくちゃとか(交流・直流の問題)色々と知らない事が多いので、経験者がいましたら教えて欲しい限りです。折角なんで楽しんで行こうと思ってます。近場に鳥取やら岡山やら、うどん県(香川)もあるので、兵庫含めて名物とか名所とかあったら是非とも教えて欲しいのだわ!だわわわわ!先ずはネット環境を整えなければぬぁーうぼあおぇうぁーBGM回想シーンっぽいBGM===「やっぽー!皆のアイドルネコ原だニャ!皆から予想以上に私を褒め称える声を頂いたので特別に時間を割いて、今回は”かんばと!”に今まで登場した人物達のレベルを紹介したいと思うニャ!感謝して崇め奉ると良いニャ!ニャニャンニャン!」「はじめにレベルが一体どういった指針なのかを説明したいと思うニャ!」===先ず、凡人が努力と根性と幸運に恵まれて、どうにかこうにか到達できるレベルが8だニャ(凡人級)(例)黒崎朋香===それなりに才能ある者が、優れた指導を受ける事で、どうにか到達できる限界レベルが14(秀才級)(例)リーウェル・K・スター===圧倒的な才能の持ち主が ありとあらゆる幸運に恵まれてどうにか到達できるレベルが20(天才級)(例)ユキエ=リヒトヴァルツェ=クレッシェント===異常なまでの天才が、人生の全てを捧げる事で、もしかしたら到達できるかもしれないレベルが30・・所謂、越えられない壁ってヤツニャ(救国の英雄級)(例)ソポナ===超人や魔人の名に相応しい、最初から人間を逸脱している者が到達できるレベルが70(ファンタジーの主人公級)(例)三河祥===絶対的補正、チート的能力、論評するのも馬鹿馬鹿しい存在。すなわち物語の中心者の内・・・・それも限られた者のみが到達できるレベルが80~∞(神話級)(例)世良総一===「・・・・多分、RPGなんかを良くプレイする人にとっては極端に低い様に見えてしまうかも知れないニャ。・・・・けど、良く考えてみて欲しいのニャ。ポンポンとレベルが上がる伝説の勇者様がそこら中にいると思うかニャ?RPGでのレベル設定は、その世界の歴史の中に現れるかどうか位の英雄様だからこその基準なんだニャ。主人公だから補正がかかるんじゃない。チートだからこそ主人公なんだニャ」「・・ゑ?そんな事より何でロペスは自キャラじゃなくて私に番外編の解説を抜擢したのかって・・?それは単純明快!私から溢れ出る何かこう・・纏みたいなモノに魅了されたらしいニャ!何か使い勝手が良く動かし易いらしいニャ!いや~何か照れるニャ~じゃ!尺も少ないし、どしどしいってみょーニャ!」===アゴ仙人レベル(6/8)【ネコ原的解説】即退場になっちゃったアゴがすっごい人ニャ!レベルは低い様に見えるけど、実レベル3もあれば周囲から一目置かれる存在だから、このレベルならその辺チンピラだったら3人くらいまでなら余裕で撃退出来る実力者だニャ!・・まぁ、そのアゴで別の意味で注目の的でもありますニャ。極秘情報によると、何とか再登場させようとロペスは画策してるらしいニャ。===宇佐美 要レベル(45/70)【ネコ原的解説】正統派実力者!みんなの姉御!かにゃめにゃんニャ!今のメンバー度重なる戦闘でレベルが上がってるから一見低い様に見えるけど、優勝候補だったトップクラスの実力だったニャ!過去系なのが辛いところだニャ・・・・===馬岡 瀬鹿レベル(2/5)【ネコ原的解説】良くも悪くも一般人と同等な能力値が馬鹿子ちゃんニャ!特にギャグ補正もなく、どちらかというと年齢相応の繊細な女の子ニャ!===エグゼレベル(83/85)【ネコ原的解説】中盤の強敵ニャ!この戦いでたまちゃんとユウちゃん、橙ちゃんが・・・・あ、あとカマキリも。過去に恒常的に処刑を担っていたらしく、その御蔭でレベルがMAXニャ。かなりの高水準で完成されている実力者だったニャ。===エルヴィーラ・フェイントゥールレベル(4/5)【ネコ原的解説】戦役がある国の出身、それに貴族の御令嬢らしいからそれなりの嗜みはあるみたいだニャ。でもいかんせん最初に出会った相手が最悪だったニャ・・・・===荻野 涼二レベル(20/25)【ネコ原的解説】おっぱい聖人とイケメンと二足の草鞋を履く変態・・それがオギっちニャ。特別な格闘経験は無いのに高水準の能力を誇っているニャ。所謂、センス溢れる人間ってヤツだニャ。君の周りにも居なかったかニャ?特に何も努力していないのに何でも出来てしまう羨ましい天才肌の人物・・・・それがオギっちなんだニャ。因みにレベル20は産まれてくる場所によっては、救国の英雄になってもおかしくない実力者だニャ。てか、みんなチート使い過ぎなんだニャ。===オメガ 弟 (※写真はイメージです)レベル(25/30)【ネコ原的解説】オメガ兄弟の片割れらしいけど、ほとんど不登校で顔も見たこと無いニャ。シロちゃんと同じジークンドーの使い手だったみたいニャ。兄と比べるとワリと常識的で、兄に対するツッコミが追い付かなくて病んじゃったみたいダニャ。目撃者によると某香港アクション映画の龍の人に瓜二つらしいニャ。===カトリーヌレベル(30/97)【ネコ原的解説】カトリ海賊団長にしてククリちゃんのお姉ちゃんだニャ。戦闘よりも指揮をとったり作戦立案が得意だったみたいだから他の団員に比べるとレベルは低いけど、火器使用の内政要因なら十分過ぎる程ニャ。潜在能力も人間という種のほぼ最高値域にあるニャ!===カラスレベル(45/60)【ネコ原的解説】序盤のボスキャラニャ!ロペスはカラスやカリンの様な”自信が悪だと解っていて、そんな自分に何の躊躇も恥も感じない。寧ろ誇りに持っている”キャラが一番動かし易いらしく、カラス編書いてるときはノリノリだったらしいニャ!今はみんなレベルが上がってるからあまり脅威に感じない能力値だけれど・・序盤では絶望的な程、強大な壁だったニャ・・・・。===霧川 優衣レベル(10/22)【ネコ原的解説】効率重視、現実主義で人を見限ったり誑かしたりと話術に長けている子だニャ!カラスの逆で”自分を悪だと解ってはいるけれど、どうしても後ろめたいし自身に言い訳をしている”コンセプトとして描いているニャ!端的に言うと、”悪ぶってはいるけど邪悪にはなりきれない”そんな、変に御人好しなところがあるニャ!要は面倒くさいヤツってことニャ!===クロレベル(32/45)【ネコ原的解説】シロちゃんの相棒にして酔拳の使い手だニャ!無口で大人しい子だけれど、実は結構な実力者だったニャ!カラスとの因縁対決は是非とも書きたかったシーンの一つだってロペスは言ってたニャ!===真田 綾人レベル(65/75)【ネコ原的解説】どこか影のあるイケメン綾人君ニャ!戦闘系の物語の出自だけに、かなり特殊な能力を保有し潜在能力もかなり上位に組した優勝候補の一人だったけれど、出会った相手が最悪過ぎたニャ・・・・。運次第では強キャラがあっさりと退場してしまう・・・・全くもって何が起こるかが解らないのが戦場ってヤツだニャ・・・・あれ?今の私のセリフかなり渋くないかニャ?!あまりのかっこよさについつい自分に酔ってしまいそうだニャ~・・。話は変わるしどうでも良いけど、真田信繁は過大評価され過ぎだと思うニャ!石田のみっちゃんが戦下手過ぎたから相対的に優秀に見えているだけだニャ!===サンタレベル(80/82)【ネコ原的解説】作中最大のタフネスさを誇っていたサンタ君ニャ!それも当然・・フィンランドから一晩の内に世界中の子供達にプレゼントをあげるには生半可な体力じゃあ務まらないニャ!ゑ・・?季節感とか時差とかはどうなんだって・・・・?淑女・紳士は黙って合い言葉!Yes!ロリータ!No!タッチ!・・・・そう、正真正銘、本物のプロだからこそ・・・・愛ではしても手は絶対に出したりしないんだニャ・・・・!===「今回はここまで!次回に続くニャ!」
2009年08月30日
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一度、ガロン単位でバナナオレとかフルーツオレが飲みたいのだわBGM古いアニメのOPっぽいです===「・・そして、これがあいつらのステータスニャ」===カリン・B・E・R・C・カルヴァイレベル(192/???)===ルーレベル(75/140)===「解る通り・・あの女の強さは規格外なんだニャ・・・・。だけど、あっちのカマキリの姿をしているヤツだけなら総力戦を掛ければ何とかなる筈だニャ!「ちょ、ちょっと待って!あそこに居るのは私達を裏切ったカマキリ君じゃないの?」「・・いや、アイツはカマキリの筈無いッス。アイツは・・・・」「・・恐らく私達を動揺させる為の変装か何かだろう。どういうワケか蟷螂拳はアイツレベルの使い手だが、口調や仕草が違う。化けるならもっと上手くやれってんだ・・ったく、ふざけやがって」「大体そんなとこニャ・・どういう原理かは解らないけど・・アイツは他人に変身し、その能力を使う事が出来るみたいだニャ・・どういう条件を満たせばそれが出来るかまでは判らないけど・・・・生き残ってる(と思われる)他の皆の能力値もこれだけあるし・・===ククリレベル(50/60)===神裂トワレベル(3/85)===権平小奈津レベル(69/72)===一条百合絵レベル(12/30)===フェイレベル(55/120)===オメガ兄レベル(90/95)=== 「この場に全員いる訳じゃあ無いけど、これ以上こちらの力を奪われなければ勝機は十分にあるニャ!・・だからこそ、あの女が撤退してくれるならそれに越した事は無いんだニャ」「でも・・でも・・・・!違うッスよ・・!理屈じゃあねぇんス!アイツからは・・あの女からはボスの血の匂いがするんスよ!!!!これが・・!黙ってられるワケねッス!!!!」ダッ!「シロォオ!!」「うぉおおおおおおおおお!!!!」シュバババッ!!ガシィ!!「・・遅い・・・・ですわ。それに怒りに身を任せた攻撃じゃあ単調で非常に読みやすくてよ?」ダンッ!「うぐぐ・・!放せ!放せッス!!」「ダァメ♪手癖の悪いお手々には・・・・お仕置きが必要ですわ♪」クイッ・・ギギギギ・・・・「シロさんっ!!」(・・っ!マズイ!あの体勢は・・!やっぱりアイツ・・軍人か何かだ!動きがマーシャルアーツのソレだ。・・けど、通常のそれとは決定的に違う点がある・・アイツのサブミッションは・・”システマ”だ。・・・・通常、軍人格闘では威嚇や制圧を主としている事が多い。だが、システマは違う。アレは”人を壊すこと”に特化した・・荒々しさの仲に巧緻さを内包したマーシャルアーツだ・・!シロ・・っ!くそったれ・・!間に合うか・・!?)タンッ!「おっと。俺様を無視しようってんじゃあねぇだろうなぁ?どいつもこいつもコケにしくさってカス共が!」(・・ちっ。ようやく震えが止まったぜ。この俺とした事が本気で動けなくなっちまった・・畜生!)ボキッ・・「~~~~~~~ッ!!!!!!」ダンダンっ!「まずは一本♪うふふ・・あまりの痛さに痙攣が止まらないみたいですわね?・・では、左右バランス良くもう一本・・・・折って差し上げましょう」ギギギギギ・・・・!「やめろぉおおおお!!」ボキッ!「あ・・・・あぁ・・・・」「・・なんてことだい・・・・」「・・・・何だっつんだ。・・・・何で!何でアンタはシロにばかり構うんだっ!!」「MAXコーヒーに負けず劣らずの甘甘甘いアマちゃんに、度を逸したお馬鹿さん。・・けれど、ここまで生き残ってこれたということは偶然なんかじゃ無い・・紛れもないもない事実。――ならば、それを補うだけの何かがあると考えるのが妥当でしょう?まぁ、でも・・どうやらわたくしの思い過ごしみたいでしたわ。もうこの子に興味はありませんの。・・・・この答えじゃ不服でしょうか?うふふ・・♪」「・・・・シロは!シロはお前のオモチャじゃないんだぞ!」・・タッ!ぐいっ!「・・・・何故止める!ルクス!」「よせ・・!今は・・耐えろ!アイツはもうシロに危害を加えないそうだ・・今優先すべき事はアイツをはっ倒す事じゃあ無いだろう?シロを助ける事だ・・!何だかんだで冷静なモノの見方が出来るお前がそんなんじゃあ場の指揮は乱れちまう・・!だから・・!悔しいのは解る・・・・!けど・・今は耐える時期なんだ!」ぎゅっ・・!「・・・・ルクス。お前・・・・」(握った拳から血が・・・・そうだよな。友人をここまでコケにされて悔しいのは私だけのハズないよな・・・・)(・・・・自分が”弱い”ってことを自覚してる人間は厄介ですわね。”どうすれば勝てるか”、”どうすれば生き延びられるか”ってことを常に考えていますわ。やり難い相手ですわね)「うふふ♪まぁ、何にせよ、今回はここまでにしておきますわ♪これから先、わたくしに向って来る者がいたら、首と地面のご両人に情熱的なディープキスをプレゼント致しますわ。・・・・それが今の貴女達とわたくしの実力差ですの。心にゆとりを持たねば・・勝てる戦も逃してしまいますのよ。・・・・それと、シロちゃんでしたかしら?気絶しちゃってもう聞こえてないかも知れませんけど、貴女に助言ですわ。正しき知識は正しき審美眼を生みますの。本質を理解すれば正しく、一般論を揶揄すれば間違い・・。そして、正しい情報を見つけたときには可能性が発生しますわ。絶対というものはこの世にあんまり存在しませんの。正しいことをしたくば・・偉くなる事と強くなる事が必要不可欠なのだから。・・・・悔しかったら辿り着ける様に追ってきなさいな。この意味がわかった時に、きっとまた出会う事となりましょう。それでは」スタスタ・・「・・・・次に会うときは・・!お前は・・!お前だけはオイラが絶対ぶっ倒すッス!!」 「・・・・楽しみに待っていますわ」「シロちゃんの腕・・とても綺麗に折ってあります。・・治ればより丈夫になるくらいに。しばらくは動けないだろうけど、この分ならすぐに復帰できるよ!」「へへ・・ついでにあのババァの技を盗んでやったッス。タダでやられてやる程オイラは御人好しじゃあ無いッスよ」「お!ちゃっかりしてるねぃ!」 シロはカリンから”システマ”を習得した!続く!
2009年08月15日
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前回の話で選択肢によってはククリは死亡する予定でした。1.ミカが仲間にいない。2.リタが死んでいる。がククリの死亡条件ですた。ネコ原さんマジプリティ。ネコ原さんマジクライムメイカー。BGMテンション上げていきまっしょい===「すまんニャ・・役に立てなくて・・」「十分だ。喧嘩売られてんのに黙って吠えもしないよりゃあ、ずっといいさ」(あれ・・?確か、ネイサン・マクレガーって・・ハリス君のお父上だった筈だよね?・・まだ御存命の筈・・・・人違いかなぁ?)(かなりタッパもあるし、鍛えてるせいかガタイも良い。・・まさに洗練されたボディだ。ムカツくぐらい胸もでかい。・・・・死ねば良いのにそれにしてもなんつー馬鹿力だ・・いや、違うな。体格は良いが単純な力じゃあ説明つかない・・・・言うならば、そう。綾人のような・・壊れるべくして壊れる予定のモノの背中を押した・・そんな印象だ。あんなにでけぇ獲物をブン回すんだから膂力はあるに違いないが・・それだけなのか?) 「ふざ・・けんな・・!この俺でさえ傷を付けるのがやっとの構造してやがんだぞ?!気に入らねぇなぁ!!」ビュッ!ギィン!!「俺様の蟷螂拳が・・?!全部弾かれた・・だと・・?!」「・・もうせっかちですわね。そこまで邪険にせずとも、そろそろ疲れたので帰らせて頂きますわ♪」「させるかよぉ!こ、コケにしくさってぇええ!!!!」「・・・・解らないかなぁ。う~ん・・やっぱり犬コロにはどんな簡単に説明してもダメでちゅか?じゃあ解り易く端的に言ってあげまちゅよ~♪」「失せろ。ワン公」「お・・あぅ・・・・あ・・」「・・獣は火に抗えない。それを理解したなら私の帰路を邪魔するな。・・・・返事は”はい”か”イエス”でお願いしますわ♪」「う・・あぁ・・・・わ、わかった」「うふふ♪獣は相手の力量を踏まえた引き際を弁えているから好きですわよ?・・ではわたくしはこれにて。ごきげんよ・・・・」 「待って下さい!」「・・・・何か?」「貴女も、私達をこんな目に遭わせた人間達の一人なんですよね?・・・・悪人を見過ごす程・・まだ私の価値観は壊れていません!!」「・・うふふ♪御大層な正義漢をお持ちですのね?生憎とわたくしは”悪”だの”正義”だのには微塵も興味がありませんの♪・・お子様はベッドに潜ってマザーグースでも子守唄にしてはいかが?」「御言葉ですが・・生憎と、プラム・プティング・・嫌いなんですよ」「ナイスニヒルッス!トワちゃん!オイラもそのアラサー女に借りがあるッス!行かせないッスよ!」「・・・・・・・・わたくしはまだ28ですわ」「・・・・やめろニャ」ガシッ「!?ネコ原ちゃん何するッスか?!今、アイツを仕留めとかないと逃げ切られちまうかも知れないんスよ!」ふるふる「・・やめろと言ってるニャ。今のシロにゃんじゃアイツには敵わない。・・レベルが違い過ぎるニャ!」「そんなのやってみなきゃあ解らねッスよ!」「・・・・解るニャ。さっきも言ったと思うけど文字通りレベルが違い過ぎるんだニャ。・・私は戦闘では全く役に立たない愚図だけど、面と向かって見た人間の”レベル”が解る能力を持ってるニャ」「・・どういう事だ?」「通常、自身の現在能力とは別に人にはそれぞれ潜在能力というものがあるニャ。火事場のクソ力なんかは丁度良い例ニャ。自分の今の力を超えたモノをその瞬間だけ発揮する潜在している最大値と現在値を私は数値で見ることが出来る力を持ってるニャ」数値は 現在値/最大値 の形で表わされ、それ即ち現在のレベル/MAXレベルとなっていて、MAXレベルを超える事は決して無いニャ。・・解り易く例を挙げると私・・ネコ原のレベルはそれぞれ・・・・=== ネコ原レベル(4/9)===となってそれぞれ”現在のレベル4”、”成長限界レベル9”と表わされるニャ。無論、才能限界となる最大レベルは個人によって上限値が異なるニャ。一般的に人間のMAXレベルは99、獣人は255と言われているニャ。獣人の方が伸び代が大きいという事になるニャね」「・・ププッwwひくっ!ネコ原ちゃん最大レベルひくっ!!wwww獣人なのにwwww獣人なのにwwwww」 「うぐぐ・・!仕方ねーですニャ!この最大レベルは10もあれば学校に一人いるかいないかのすんごい才能の持ち主ニャ!寧ろ私の最大レベル9は誇れるくら・・・・」===久野由梨絵レベル(5/16)=== 「・・い・・ガーン・・・・ま、負けたニャ・・現在レベルも最大レベルも・・・・」「学校に一人の逸材(笑)、(何故か毎年出る)十年に一人の天才(笑)」 「ぬぉおおおお・・・・く、悔しいッ!コホン・・き、気を取り直して行くニャ。次は・・私達の中でも特徴的な二人をピックアップするニャ」===ルクスレベル(63/65)=== 「これがルクスの能力ニャ。現在レベルといい最大レベルといい十分チートじみているニャ。二つのレベル差からルクスはもうほとんど完成してる強さである事が解ると思うニャ。日頃の訓練の賜物ニャ!人間の才能限界である99までには及ばないけど、それでも化け物じみてるニャ」===シロレベル(38/250)=== 「こっちがシロにゃんのレベルニャ。現在レベルではルクスに遠く及ばないけどレベル最大値は私達の中では最高値を示してるニャ!これからの成長に期待できる子だニャ!今回は尺の都合で4人しか紹介出来なかったけど、もし他のキャラのレベル値が知りたい人がいたらコメント欄に知りたいキャラの名前と”ネコ原さんマジプリティ”と書き込むのニャ!既に脱落したキャラでも可ニャ!」「大方の流れは解ったが・・ネコ原?そんな大事なことを何故今まで黙っていた?」 「・・そ、それについては申し訳無かったニャ。ただ、レベルはあくまでも目安・・勝負は水ものニャ。レベル2~3位までの差だったら状況と運次第でもどうとでも転ぶニャ。今までの相手は本当に僅差のレベルの違いで・・気持の持ちようで勝てるようなレベルだっから敢えて不安になるかと思って言わなかったんだニャ・・・・でも、事情が変わったニャ・・アイツは文字通り”格”が違うんだニャ・・・・!どう見ても人間なのにレベルは100を超え・・私の目を持ってしても最大レベルが見えないんだニャ」続く!
2009年08月14日
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BGMは前回から引き続きお使いくだせぇ===「・・貴女のその振る舞いは一体何でしょうか?降伏した様にも仲間になってくれた様にも見えませんし・・・・」「何か、と申されましても・・・・しいて言うのであれば大人の余裕というヤツでしょうかね?」「はっ!更年期障害の痴呆の間違いじゃあないッスか?それとも年寄りの耄碌?老けこんだ婆の判断ミスッスかね?」「(ピクッ)・・・・わたくし・・まだ20代なのですけれど・・・・?」「それにしては随分と老けこんでやがるッスね!てか、そもそも20代はもうババァッス!10代過ぎたらもうおばんッス!あとは・・あとは・・・・え~と・・バーカ!」※作者ロペスのストライクゾーンは25過ぎです。25歳以上こそ至高です。誤解の無いよう。とてもとても大切な事なので二回言いました。(やめろ・・シロ・・・・。老け顔言うのは俺の心にもクリティカルヒットなんだぜ・・・・)「おい、シロ。その辺にしとけ。そいつは幾ら挑発しても乗ってくるタマじゃねぇ。そのままじゃあ、手持ちのプライド、ありったけバラまいちまうぞ」「うっ・・慣れない事はするモンじゃあ無いッスね・・・・」「あら?もう終わりですの?うふふ・・次はどんな罵詈雑言が飛び交うか少し楽しみでしたのに・・・・それよりも貴方・・」「・・・・俺に何か用か?」「ルクスさん・・と申しましたかしら?随分と考え込んでいる御様子ですので、ふと気になりまして・・差し出がましい様ですがお一つ助言を致しましょうかと・・・・・・貴方が取った行動・・これから行うべき反目・・・・そう、あまり気にする必要はありませんわ。人間ですもの。混濁併せ持つ事は至極当然。恥じる事は何もありません。アフラ・マズダー(完全なる善)とはかくも超越的な存在・・それを人の身で実行する方が不自然極まりありませんもの。・・・・ハイヌウェレの様に自己犠牲や不条理を尊ぶような性格でも無いでしょう?」「ははっ!ぬかしやがる!アンタの言う事は意味ありげな事をのたまって、その実、意味は無さそうだな。それとも何か?その口先でこちらを混乱させようってハラか?」「うふふ・・♪どうとって下さっても構いませんわ♪ただ・・この世で最も人を溺れさせた神は、ネプチューンでもバッカスでも・・・・ましてやエロースでもありませんの。ヘリオスにかどかわされないよう注意しなさいな・・・・と、そんなこんなしてる内に着きましたわね」「うぎぎ・・でも制御室ロックかかってるっぽいよ!どうしようどうしよう!」「その為にわたくしが居るのですわ♪えぇっと・・確かここのパスコードは・・・・4126だから・・ヨ、イ、フ、ロ・・・・っと」ピッピッピッピッ!ピーピー・・・・「あ、あら・・?どうしてでしょう?扉が開きませんわ?」「おいアンタ・・時間稼ぎに適当な事やってるんじゃあないだろうな?」「断じて違いますの。う~ん・・どうやら良く解らない技術なのですが・・・・”結界”という術体系を要した仕組みでこの扉は封じられている様ですわ。ここの扉はどうやっても開く方法は無いかと」「じゃあここまで来たのに皆を見殺しにするしか無いんスか!」「まぁまぁ・・落ち着きなさいな。急いては事を仕損じる、と言いますわ」「何か・・何か方法は無いのでしょうか?」「単純な話ですわ。その扉から入れないのでしたら・・・・”そこ以外から入れば良い”だけですの♪」カツカツカツ・・「こんな金庫みたいな部屋にどうやって・・・・!」ピトッ「うん。この辺が良さそうですわね♪・・折角ですので、特別にわたくしの手の内を少し・・お見せ致しますわ♪”失敗は成功で返す。謝罪では返さない”が、わたくしのモットーですの♪では・・・・」 「一の戟!藤壺!」ガシコォン!「ば、バカじゃねぇスか?!あんな分厚い壁叩いても何の意味もねぇッス!どんだけアルツハイマーが進行してるんスか?!ボケ老人でももっとマトモな事するッスよ?!」「葵!紫!明石!空蝉!」ガッ!ガァン!バキィ!ゴォォオオオン!ピシ・・!ピキピキ・・・・!「お、おい・・!まさか・・・・!」「夕顔!末摘花!朧月夜!・・・・そして・・これで、おしまいですわ♪・・・・花散里!」ゴゥン!ギィン!ガガッ!・・・・・・ズゥゥウウンン・・!「う、うそ・・・・そんな・・・・」====ガンッ!「かはっ・・!・・うっ・・・・くそっ・・・・」(もう・・ここまでなのか・・・・ちくしょう・・・・)「けけ!万事休すってヤツでおじゃるか?まぁ、でも良くやった方だと思うです!そんじゃ・・バイナラ!」じりっ・・・・ゴゥン・・・・!「お?何の音だ?」ビュッ・・!「だぁー!しゃあー!んなろー!!」バキィ!!「ごばぁ!」「無事・・とまではいかないけれど何とか間に合ったみたいだね!」「ですが危険な状態にある事には変わりありません!リタさん一刻も早く手当てを!」「(ビッ!)おう!まかせとけぇい!」「み、みんな・・何で!こっちには来るなって言ったじゃないか?!何で戻ってきたんだよ!」「俺はシロやフェイみたいに耳が良いわけじゃあないからな。そいつを聞き逃しちまったから聞きに来たんだ」「へへ!オイラは自分に都合が悪い言葉は忘れちまうんスよ・・・バカだから!」「ま、何にせよ。ヒーローがくるには、悪くないタイミングだったろ?」「Shit!どうなってやがる!入口は俺が死なない限りどんな羽虫でも入れない強固な結界が施されていたはず・・!」「・・御覧の通り、壁にぶち当たったのならば力尽くで破壊して突き進むのがポリシーですの・・♪わたくし、幼い頃に読んだ絵本に出てくる・・遥か遙か昔、遠く遠い小国の英雄・・ネイサン・マクレガーの様に豪快な突破力に憧れていますので♪」
2009年06月14日
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気付いたら男性陣ほとんど生き残っていないのだわ推奨BGM===「ほらほら!遅れてるよ!自慢じゃあ無いが、アタシはナイフの扱いにかけては海賊団一なんだよ!刻んで刻んで、粉微塵にして!ねぇさんに化けた事を・・!アンタが生まれてきた事を後悔させてやるよ!」タッ!スッ・・「・・だったらその腕ごと絡め取ってやるぜぇ!でぇりゃあ!」グイッ・・!ギュゥウウ・・!「ぐっ・・!」(今度は橙の蛇拳・・だと・・!)ギリギリギリ・・!「ほらほら!どうした?ちんたらしてっとへし折っちまうぜ?」ギュゥギュゥウ!ギリギリギリ・・!「ッ~!!!!」(・・かくなるうえは・・!)スポッ「おりょ?すっぽ抜けちまった?・・成程な。肩の関節を自ら外して逃れた・・か。クソ度胸も一級品だな、アンタ。思い付いても早々出来るもんじゃあねぇや」「アンタに褒められても嬉しかぁないね!」ヒュッ!ザクッ!ポトッ・・・・「・・・・っ!」「勝利したと慢心したときが一番隙が生まれるものさ。悪いが指を落とさせて貰ったよ。これでもうアンタは拳を使っての戦闘続行は不可能だ」(偽物とは言え、橙の姿に傷を付けるのは罪悪感が凄いね・・まったく)「ケケケケ!その言葉・・そっくりそのまま返すぜ?」シュッゴッ・・!「アッ・・!クゥゥ・・!ヒュー・・ヒュー・・・・」(そんな・・・・!何故!あの拳じゃあ殴るどころか・・握ることさえ・・・・・・!!!!アイツ!指が・・段々と再生してきている・・・・!)「クリーンヒットォ!今の肋骨二本くらいは言ったんじゃあねぇか?呼吸音聞く限りじゃあ肺にも刺さったみたいだなぁ!ざまぁ!で、も♪簡便なんかしてあげません~んんん!ぐちゃぐちゃにしてやるですぅ!キャハハハ!」(何なんだ・・こいつは一体!久野みたいに思い込みの激しい・・相手に完全に成りきってしまう類の変装上手なパントマイマーじゃあないかと思っていたが違う!・・さっきからずっと疑問には思っていた。仕草や癖・・容姿をそっくりに真似れても・・・・!そんな人真似子猿が・・体格や骨格、ましてやその個々の実力まで完全にコピー出来る筈が無いんだ!・・その証拠に久野は自分の能力以上の力を使ったら消耗が激しく、回復するまでに相応の休憩時間が発生する。それに何よりアイツはこちらを謀るつもりなんてほとんど無い!そうでないと、傲岸不遜なその態度。変装先の口調すら意に介さない雑さに説明がつかないんだ!)「おらおら!怯えて逃げ回れですぅ!そうしたら少し加減してあげるかもしれないでおじゃるよ?ほらぁ・・うふふふ!無様な姿を晒しなさぁい?」バキィ!ドガッ!「うくっ・・!みんな!ここから逃げろぉ!私が食い止めてる間に!早く!」「それが出来たらとっくに助けを呼びに行ってるニャ!それが出来ないからここにいるんだニャ!」「ダメなんです!ククリさん!扉付近に何か・・見えない壁の様な物があって通れないんです!」「だからさっきから行かせねぇっつってるですだぜ。代わりと言っちゃあなんだが別のとこに逝かせてやるがね。俺を足止めしやがったバカ二人組の能力だ!ケケケ!こんな風に使われる事になるたぁ皮肉なモンだなぁ!不味かったが我慢して食った甲斐があったわぁ・・うふふ!」(補足)はじめの”障壁”では無く、麻呂が持っていた符と祝詞による簡易結界です。ルー自身に超能力的なモノをコピーする程の力はありません。(そうか・・麻呂・・・・はじめ・・・・アンタらは既に・・。疑ったりしてごめんな・・)「・・む!トワ姉様!やったニャ!良かったニャ!予備にあった簡易型無線の通信機能はまだギリギリかろうじて生きてるっぽいニャ!アイツに全部ぶっ壊されたと諦めてたけど、良かったニャ!」ザザッ・・ザッ・・・・「お手柄です!ネコ原さん!それで皆に呼び掛けてみましょう!」「ガッテンですニャ!あ~あ~・・マイクテストマイクテス・・・・みんな!助けてニャ!このままだと中継基地の皆が死んじゃうニャ!」「おい!ネコ原!何余計な事してるんだ!お前らがあっちに行くならともかく、皆がここに戻ってきてしまっては決死の覚悟で突入組が血路を開いてくれた意味が無くなっちまう!この突入作戦は何よりも早さが肝なんだ!みんなの覚悟を・・思いを無駄にする気か!・・その為に・・こういう不測の事態を想定して私もここに残ったんだ。ここでこいつを食い止められなかったら・・皆の信頼を裏切る事になっちまう!どうにかしてここの結界だけは破ってお前らだけでも助けるから・・!」「そ、そんな睨まなくても・・解ったニャ・・・・」「少し、その無線機貸してくれ・・間違っても皆がここに来ない様にしなきゃな。・・・・あー・・こちら、ククリ。敵襲アリ只今交戦中。だが、問題無い。こっちの問題だからこっちで解決する。だから構わず先に進んでくれ!オーバー」「そんな!ダメです!このままでは!ククリさんは死んでしまいますよ!みなさん!御願いします!勝手な事だとは重々承知です!だから・・!」ジジッ・・ブツッ・・!「あ・・・・!」「壊れちまったか・・けど・・・・これで良い。これで良いんだ・・」(私が今出来る事は、こいつの弱点を調べる事・・!ククリどうかそれまでもって・・!お願い!)===「で、アンタはどこまでついてくる気だ?」「然るべき場所まで・・ですわ。・・それよりも、このナイフをどうにかしてくださいな。どうにも落ち着きませんわ」「放っておいたら、仲間が後ろからズブリとやられる可能性もあるからな。警戒の為だ。寧ろこの程度で済んでる待遇に感謝して欲しいくらいだ」(・・それにしても解せねぇな。俺とフェイ、シロとそこの嬢ちゃん(ミカ)が同時に向かって言っても正直この女に勝てるビジョンが浮かばねぇ・・なのに、何でこいつは俺達に対峙するでもなく同行なんていう・・意味不明な事をやってるんだ?・・・・ワケが解らねぇ。いっそこのまま殺っちまうか?・・いや、それはノーだ。この女・・まるで”全方位に眼がある”かの様にこっちの動作に逐一反応しやがる・・不意なんてありゃあしねぇぜ・・)「まぁ、それも当然ですわね。いきなり身元不明の人間を信用しろ、という方が無理な相談ですもの。そこの御嬢さん(ミカ)は無条件で信じたのに、わたくしだけはダメなんて少々寂しい気は致しますけれども・・・・」「一緒にするなッス!ヘドロみたいに濁った眼をした・・胡散臭いアンタとあの子は全然違うッス!」「うふふ・・いずれわたくしの力が必要になりますわ。そんなに邪険にしないで下さいな♪」(じゃあ、全員で背後からフクロにしちまうってのはどうだ?・・いや、これも論外だ。全滅は必至・・良くて一番素早いフェイが逃げ切れるかどうかだ。くそっ・・!この女が傍にいるだけで嫌な汗が止まらねぇ・・!)続く!
2009年06月13日
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妹が沖縄旅行で土産物にゴーヤチャンプルドロップを買ってきました。数ある土産品の中で、見るからに解る地雷を送ってくるのはもはや嫌がらせの領域だと思うのだわ・・!個人的にはSPAMが欲しかったのだわ・・!===~突入組が引き返す少し前~「相次ぐ連戦で一時はどうなるかと思ったけど何とかなりそうだニャ~」「ある程度の障害は想定していましたが、まさか全てのルートに待ち兼ねているとは思いませんでしたよ・・」「・・私も考えが甘かったね。相手の陣地なのだからカメラの死角となるスポットくらいは中にいる全員が知っていて当然として然るべきだった・・」「まぁまぁ、何はともあれ全員無事に突破出来そうだから良かったじゃないか。勝てば官軍!終わり良ければ終わり良し!って言うしな!」(色々違う気がするけど、面倒くさいから黙っておこう・・・・)???「く~ん・・・・バウバウ!ワウ!」「ニャニャ?何の鳴き声だニャ?」???「くぅ~ん・・くぅ~ん・・・・」「ワンちゃん・・・・ですね。どうしてこんな所に?」「・・・・迷い犬?」「それは無いんじゃあないか?ここに侵入するのは野生動物じゃあ無理だ。恐らくここで飼われていた飼い犬だろうさ。・・ほら、あの間抜けな警備員も懐かない犬がどうとか言っていたじゃあないか」???「わん!」「こらこら。そんなに擦り寄っても何も出ないぞ?ふふ・・なかなか人懐っこくって可愛いやつじゃないか」パタパタ・・すりすり・・「・・・・!違います!ククリさん!その犬から離れて下さい!・・・・あのヘタレお巡りさんは犬の話なんかしてません!ここに犬なんかいる筈無いんです!」「え?」ガブッ!クチャ・・・・「うぐっ・・!」「ん~失敗失敗!予定じゃあこれで一匹仕留められるチャンスだったんだけどなー、ひっひっ!左腕一本犠牲にしてガードしてくるとは中々良い根性してんじゃないの!けけ!」「しょ、しょええぇええ!い、犬が喋ったニャ!」(亜人種だらけで今更かよ!とか、お前が言うな!とか突っ込んだ方が良いのなぁ・・)「良くもやってくれたねぇ・・万倍にしてお返しするよ!」ザッ!「へへ・・!何なに?やるの?やっちゃうの?その怪我で?その身体で?バカなの?五体満足でも俺にゃあ勝てねぇっつーの!致命傷じゃんか!ヒャハハ!」「ククリさん・・!その腕で闘うのは失血の可能性があり危険です!下がって休んでください!」「何言ってんだい!アタシ以外に誰がこいつと戦えるってんだ!良いからここはアタシに任せて!アタシはね・・卑怯者になんか負けないさ!姑息な真似をする様なヤツは面と向かって相手を圧倒出来ないヤツって相場が決まってるのさ!これくらい良いハンデだよ!」ブンッ「ぶー!はっずれー!不意打ちが好きなのは面倒くさがりだからだっよ~ん!ま、でもそっちがその気なら・・・・」ぐにょん・・!「騙し討ちの代名詞!アイルランドの光の神子で御馴染のルー様が相手してやるぜ!」「犬が人間の姿に・・!?」「しゃあ!」ブンッ!「ありゃりゃ?思ったよりも動揺してない?あちゃ~・・折角のサプライズだったのにどうにも寂しいね!ケケ!」「無駄口を叩く余裕がアンタにあるとでも思ってるのかい!?」ビュッ!ピッ・・!「じゃ、もうちっと衝撃的な登場シーンで行こうかね?・・こんなんどうだい?」(成程・・素体に近い状態とはいえ、俺に一太刀入れるとくりゃ、中々見事な近接ナイフ戦闘術だこと・・・・欲しいなぁ、アレ。へへ・・それにしても今回はアタリ能力な上にレア物ばっかりでご機嫌だぜ。倭刀使いに大剣使い、カウンター式足技にボディガード式徒手空拳、蟷螂拳に蛇拳・・さらには酔拳。極めればブルッツフォンポイントをも観測出来る鋭利な洞察眼、タフなボディ、槍術、軍略、陰陽道・・・・挙句の果てには飛翔能力まで付いてくらぁ俺の蒐集欲も促進するし、コレクションにもハクがつかぁな・・キヒヒヒ!さぁ~て・・・・最初はどれから試してみようかね・・・・)ぐにょぐにょグニャン・・!「じゃじゃーん!銃撃戦の名手にへ~んしん!一流のナイフ使いにまともに向き合うなんて馬鹿らしくてやってらんないよねっ!っていう!」「な・・!」「あ、あれは・・・・!」「ね、ねぇさん・・!ねぇさんなの・・?」(お?反応を見るからに、このガンスリンガーとは深い関係があったのか?ラッキーラッキー♪)「そ~そ~♪おねえちゃんだよ!でもね、おねえちゃん・・さっき出てきた子の不思議な力で捕まっちゃんよ。でね、それから逃れるのは一つだけ方法があるらしくてね」「ねぇさん・・死んだワケじゃ無いの?」「そーなんだよー。難儀な事にさー、どうやら親しい誰かのド頭をブッ放さなきゃ戻れないらしいんだ。だから・・・・さ?」「私の為に死んでくれよ」カチッ(あ、あれ・・?ジャムったのかな?)カチカチッ「・・・・どこの誰がそんな三文芝居に騙されると思ってるんだ阿呆」「やっぱ楽にはいかねぇかい。くそっ!壊れた感触でもねぇのに何で弾が出ねぇんだ!くそったれ!」カチカチカチカチカチッ!「・・お探しのモノはこれかい?残念、アンタがあまりにもトロ過ぎて装填してた分は全部盗んじまったよ」バラバラバラ・・「・・ちったぁやるじゃん?そうこなくっちゃ俺も蒐集しがいがねぇさ・・へへへへ!」「・・ふふ。生憎と、ね?ねぇさんの銃の癖は、取りだし方から残心までこちとら嫌っつーほど把握してんだ。・・ずっと一緒に訓練してきたから・・ね・・その姿で現れたのがアンタの失態さ。怒りを通り越して逆に冷静になれるってもんだよ!」タッ!シュシュッ!ビュッ!キィン・・!キン!グサッ!ブシュゥウウウ!(くそっ・・!速ぇえ!この身体よりもあの女の方が、身体能力が若干上・・・・けど、超接近戦となるナイフでの攻防じゃあ、その僅かな違いが大きな差となって出てきやがる・・!)続く!
2009年06月08日
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寝ても寝ても疲れが取れません。つい一月前までは4時間も寝ればアクセルべた踏みで働けたのですが、最近は9時間とか寝ても寝足りない・・睡眠の質が悪いのだぜ?===「こっちだ!ついてこい!俺が通って来た非常階段が一番距離が短い!」「非常階段・・なら!皆さん!ボクに良い考えがあります!」「何か面白い事でも思いついたんスか?」「ボクの力で、重力ベクトルの指向性を90°入れ替えれば、わざわざ階段を一段一段降りずとも壁を走れば良いわけですから、かなりの時間が短縮できます」「なるほどな。・・原理は解らねぇが、高度がそのまま直線距離になっちまうって寸法か」ビュゥゥオオオオ・・!「ひょえぇえええ・・!この高さをダッシュで駆け下りるのかぁ・・大丈夫!って解っていても怖いねっ!」「ええ・・本当に恐ろしいですわね。尤も・・真に恐ろしいのはここの高さでは無く容赦無く張り巡らされたトラップさんの山のほうですけれど・・・・」バッ!「・・・・!誰だ!」「はじめましてごきげんよう♪わたくしは名乗るほどの者でも御座いません、な。通りすがりの御節介さんですわ♪」「いつの間に・・!アンタ一体どこから湧いてきやがったッスか?!」「しくしく・・酷いですわ。それじゃあまるで、わたくしが油虫(ゴキブリ)みたいな言いぶりじゃあありませんの。・・はて?どこからと言われましても。普通に階段を上って来たのですが・・何か問題でも?」「大アリだ。この階段には、追撃防止も兼ねて目一杯トラップを貼っておいたはずなのに、ざっと見渡した感じ悉く解除されてやがる。・・そこに五体満足どころか傷一つ無い正体不明の女が現れた。それが意味する事は明白だろう?」「御明察♪あのおもちゃなら、押並べてブチ壊して差し上げましたわ。もう♪おいたはいけませんわよ?あんな物騒なモノ・・何の知識も無い人間なら例え位置と解除方法を御教授して差し上げても、回避は難しいえげつない方式が取られていましたわ。それに、あそこまで巧妙に隠されては、注視していても発見すらままならないでしょうね?たまたま、わたくしが通りがかったから良いモノの、あのままトラップ満載のこの階段を使う事となったならば・・お仲間さんを失う事になりますわよ?それに・・中継基地となるオペレーションセンターにお仲間さんがいる場合、この最短ルートに罠を仕掛けられては到底間に合いませんし、焦りから救助に駆け付けようとした面々も罠にかけられてミイラ取りがミイラになってしまうでしょうね?・・・・それとも、”それが”本来の目的なのでしょうか?うふ・・♪「・・・・何が言いたい?」「いえいえ・・ただ素敵なトラップだなぁ、と。どういった方式を用いても解除する為には、生体毒をその身に受ける必要がある・・設置者の人格が滲み出たゾクゾクする一品ものでしたから・・・・この罠の設置者は国際条約がお嫌いなのかしらね?あまりの卑劣さにわたくしも驚きですわ♪」「・・どういうことだ?答えろ!ルクス!」「・・・・・・」「だんまりじゃあ解らねぇだろうがっ!答えろ!」「フェイちゃん!ルクスよりもあの胡散臭い年増えんを信用するんスか?!騙されるなッス!あんなヤツの言う事なんかガン無視ッス!」「そうだよ!それにあの人の言う事が本当なら・・何で”生体毒を必ず受ける罠”を解除しているのに何ともないのさっ?!」「その疑問も尤もですのでお答致しますわ♪・・わたくし達には毒の類は利きませんの。耐性が出来ていて利き難いというのも一理あるのですが、わたくしの部下には優秀な衛生兵がいますので、抗体はバッチリなんですの♪」=== ←部下の衛生兵「む。ししょーによばれたきがする」===「そんな屁理屈・・!どうだっていいッス!オイラ達は一刻も早く助けに行かなきゃなんねぇんスよ!良いからそこをとっととどけッス!」タッ!「もう・・せっかちさんは長生き出来ませんわよ?」ブォン!「うぉおおおおお!!そんな長物・・!懐に入っちまえばこっちのモンッス!」ゴォオオ!「ふふ・・♪果たしてそうでしょうか?」ピッ・・ブシュゥゥウウウ!「シロちゃん!・・凄い量の血が・・!「・・くっ!血が・・血が・・・・!前が見えねッス・・・・!」「・・・・てめぇ・・・・!」「・・まぁまぁ。傷口を良く御覧なさいな。額の生え際を薄く切り裂いただけですわ。怪我も痛みも大したことありませんの。・・まぁ、その代りに視界が自らの血流で塞がるのと精神的なダメージでしばらくは戦闘意欲が削がれてしまいますが・・」「・・さっきの一閃・・シロの首を切り落とす事も出来たはずだ。なのに・・アンタはそうしなかった・・・・アンタの目的は一体何なんだ?アンタは敵なのか?それともシロに説得されたあの子みたいな味方なのか?答えろ」「今はまだ・・敵でも味方でもありませんの。最初に述べました通り、単なる老婆心・・御節介焼きのほんのちょっとした気紛れですわ。・・・・今のまま、中央制御室に戻っても返り討ちに遭うのが目に見えていますの。それほどまでに、今、あそこを襲撃しているルーという少年は一筋縄で行かない相手ですわ。貴方達は確かに実力者ではあります。けれど、即席でついた強さ故、とても脆い。・・御言葉ですが。特に貴女」ピッ「・・お、オイラに何か用スか!」「貴女は、ここに侵入した方々の中では一番強い。けれど同時に一番危うい。・・いいですこと?戦場で”死”の恐怖が無い兵士などただの的も同然ですわ。必要なのは恐怖と共に生きること・・ですの。そして貴女は・・」ビッ「ふぇ?・・わ、私ぃ?」「”心”とは満たされる器でなく、燃やすべき炎・・甘さと弱さをはき違えないで下さいな。・・それと、貴方と貴女。」「・・・・」「あン?何だよ?」「お二方はほぼ完成されていますので、一つだけ忠告ですわ。・・しばらくは、前線に出ない方が宜しいかと。お腹が膨れていますの♪」「あンだよ!それ!どういう意味だよ!こんちきしょー!!」「・・落ち着けフェイ。腹に何らかの強戟を受けた時、腸の中に食いモンが残ってると、それが破れた時に腹腔内に散る危険性が有るっつーこった。つっても、問題はそこじゃあ無い。もう食事してから大分経つんで膨れは大分収まってはいるが・・俺等の中では恐らく一番戦闘に特化しているシロを軽くあしらいながらもそんな些細な機微までこの女は観察してやがってたって事だ」続く!
2009年05月31日
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よく寄せられる質問で”文章書く上で最低限のルールである三点リーダを何故使わないのか?”と聞かれる事が多いです。・・が!それには、我の場合しょーもないぽりちーがありまして・・・・中点を使ってるのは気軽な日記の一部で文章扱いしてないからです。そういう”気軽なものは中点愚数個で書く”と言った自分ルールがあります。逆から言わせれば、三点リーダをルール通り偶数個使ってるのは本格的に書こうとしてる文章なのですだわ決して…を打つのが面倒だとかそういう理由じゃあ無いのだぜだわ===「それにしたってタイミングが良過ぎるんだよ。考えられる要因は三つ。相手側に凄腕の情報屋がいるか、とてつもない先見の明を持つ慧眼持ちがいるか・・はたまたこちらの行動を洩らすスパイがいるか・・だな」ダンッ!「ルクス君!それって・・!」「・・心配しなさんなって。あくまで可能性の話だよ。皆を疑っているワケじゃあねぇ。・・ともかくだ。ここで戦力を分断させるのはマズイって、俺は踏んでるのさ」(本当にそうなのか・・?一見、正論にも見えるが、所々こじ付けで煙に撒いている気がするぜ。事実、あんまりにもさらりと言ったんで聞き逃しそうになったが、ヤツは敵を逃したっつー本来なら真っ先に対策を懸念しなければいない事項にほとんどノータッチだ。・・どうもルクスが我々にミスディレクションを仕掛けている様に見えるのは勘繰り過ぎなのだろうか・・逃がした相手に対する対策やアテがあるからこその余裕に見えなくも無いが・・・・)キィィイ・・「殺伐とした合流地点に救世主が!ウッス!皆のムードメーカーシロちゃん今宵も華麗に参上ッス!」「アハハハ・・どうも初めまして・・です」「・・・・!その子は確か・・!」「簡潔に一言で表しちまうと・・・・敵・・だな。それ以上はどうでも良いファクターだろう」「シロ・・・・!アンタまさか?!」「ち・・違うッスよ!この子は半ば強制的に奴等に使役されてただけッス!敵じゃ無くオイラ達の仲間ッス!」「・・つってもよ・・・・私達の中でさえ裏切り者(百瀬八尋)が居たくらいだ。”敵だったけど改心しました。一緒に頑張りましょう”と言われて”はい。そうですね”なんて答えが返ってくると思うか?ふつー?シロは若干頭がアレだから、そこの中華娘に騙されてるって考えるのが妥当だろう。常識的に考えて、な」「確かにボクは犯した罪に比べて都合が良すぎる道を歩んでいます。ボクの事は幾らでも疑っても構いませんし、そうするのが仰る通り通常の反応でしょう。・・ですが!シロさんを疑ったり悪く言うのは止めて下さい!シロさんが傷付くのを見るくらいならボクは・・!」「ああ、そうかい。じゃあとっとと付いてこいよ」「・・・・・・・・ふぇ?」「自分で言っておいて、何呆けてやがるんだ?信じてやるって言ってんだよ。いいから付いてきなって」「え・・いや・・・・その・・・・まさか、こんなアッサリ信用してくれるとは・・・・想定外でして・・・・・」「なぁに・・単純な話さ。俺はシロに全幅の信用を置いている。そのシロが信用した人物だ。疑う理由がないだろう?」「そうそう!シロちゃん好き嫌いが激しいから、気に入られるのは凄い良い子って事だからねっ!」「そッス!カマキリみたいなヘタレおしゃべり糞野郎なんかとは死んでも仲良くなんかしたりしないッスからね!オイラは!」「嗚呼!もう解ったよ!好きにしろ!・・けどな。私はアンタを信用したワケじゃあ無いからな!ゆめゆめ忘れるんじゃあねぇぜ!」(互いを強く信頼出来るのはこいつらの長所なんだが、それ故に危うい短所でもある・・か。やれやれ・・・・しばらくは私が憎まれ役に回らなきゃだな・・)「じゃ、みんなそこはかとなく納得してくれたみたいッスし、先に進むッスよ~!」「それもそうだな。あーあー・・こちらルクス。これから合流したメンバーで突入する。中の情報求む」ザーザー・・・・「どうしたの?ルクス君?」「すまねぇ・・通信機が壊れちまったみたいだ。ノイズしか聞こえねぇ・・誰か代わりにオペレータの皆に連絡取ってくれないか?」「・・私もダメだ。けっこう激しく暴れまわったからなぁ・・・・」「・・あれ?私もだ?」「オイラのもイカれちまってるみたいッス・・・・」「全員の通信機がほぼ同時期に故障・・・・こんな事が偶然で起こりえるんでしょうか?」「・・おい。みんな。最後に久野達と連絡を取り合ったのはいつ頃だったか覚えてるか?」「・・ん~。オイラはリーちゃんと仲良くなってから聞いて無い気がするッスね」「こっちは六槍との戦闘途中からだな」「私もフェイちゃんと同じくらいかなっ。あのときは音を探知する六槍君に探られないようワザと皆発言を控えてると思ってんだけど・・」「俺もここに来る前から随分とあの騒がしい声を聞いて無い。・・っつー事はだ。みんな一同に会する前に通信が不能になってるっつーこった。・・そう考えると、こちらの通信機が壊れたワケでは無く・・・・」「・・何らかの都合であちらが通信できない状態にあるってのが自然だな・・・・」ウィーンッ!ウィーンッ!ウー!「・・!!何の音ッスか?!」「何かのアラームみたいだったけど・・・・もしかして私達の侵入がバレちゃったのかな?」「いんや・・さっきも話した通り俺達の侵入自体はとっくにバレている・・と、なると・・・・」ジジッ・・・・ザザッ・・「ザザ・・・・良かっ・・ニャ!まだ通信機能・・かろうじて生きて・・・・たいだ・・ャ!みん・・!助け・・ジジ・・・・ニャ!早くしな・・ザザ・・・・クク・・・・・・死んじゃ・・・・ニャ!!おい・・!ザ・・・・ネコ原・・何・・・・!余計なこ・・!こち・・・・ククリ・・ザザ・・・・只今交戦・・・・中・・だが・・・・問題・・無・・ザ・・・・こっちの問題・・こっちで解決す・・・・だか・・構わ・・先に進んで・・れ!「ダメ・・す!このまま・・は!ククリさ・・・・死ん・・・・みなさ・・御願いしま・・!」ブツッ・・!「・・・・で?聞くまでもねぇとは思うが・・どうするよ?」「決まってらぁ!全力で引き返すぞ!急げ!」「だよねー!」「そうこなくっちゃッス!」続く!
2009年05月30日
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区切り良くするため、ここのトークは縮小版でお送りします===~数十分後~「・・もう少しで三つのルートが交わる合流地点だな」「六槍君・・」「・・心配する必要は無いさ。アイツの実力は本物だ。すぐにあのキザったらしい口上を持って合流してくるさ。・・それが信じるって事じゃあ無いか?」「・・参ったな。フェイちゃんにはいっつも励まされてばっかで・・・・本来はそれは私の役割なのにね・・えへへ」パンッ!「うっし!気合い注入!落ち込みモードは終了!先に進まないとね!そうしないと今まで私を助け、支えてくれた気持ちが無駄になっちゃうから・・!」「おうよ!その意気だ!さ、何のかんの言ってるうちに着いたみたいだぜ?一番乗りは私がいっただき!」キィィイイイ・・「あ!ズルイ!待ってよ~!」タッ!「よっしゃあ!宣言通り一番乗り!速さを売りにしてる商売やってるだけあって、どんな事でもイチバン!ってのは嬉しいもんだね!」「残念!一足遅かったな!一等賞は俺だ!悪いことしちまったか?」「なん・・だと・・!ちくしょー!ぷっ○まみたいな紛らわしい演出してんじゃねーや!ぬか悦びしちゃったじゃんか!恥ずかしー上に悔しいぜ!ちきしょう!」「腐るな腐るな。きちんと謝ったじゃねーか」「ルクス君!無事だったんだね!」「応!お互い無事で何よりだ。途中、襲撃はあったが何とか切り抜けられたさ。逃がしちまったのが悔しいがな・・」「シロはまだ来てないのか?さっきのお前みたいにどっかに隠れてるとか・・」「いんや。まだだろう。幾らアイツでもこの状況で勝手に先に進む程、集団行動が出来ないワケじゃあ無い。あのルートは、ただでさえ何の障害が無くても一番長いルートだ。単に到着がまだなだけ・・そう思いたいね」「取り敢えずはシロちゃんを信じて待つしか無いみたいだね」「後三十分だ。・・後三十分待って来なかったら迂回路へとシロを捜しに行こう」「・・どういう事だ。この作戦は奇襲に寄る所が大きい。なら、”早さ”が肝な筈だろう?冷たい様だが、シロが来ないのならば先に進むべきじゃあ無いか?」「・・通常ならそうなんだがな。今回は恐らく相手に作戦が漏れている可能性が高い。俺の進んだ非常階段ではまるで狙い澄ました様に刺客が現れた。・・・・お前らの疲労の度合いからして正面にも敵がいたんだろう?違うか?」「・・それもそうだが、要所に人を配置しておくのは警備の意味じゃあ当然じゃ無いか?」「・・それについてなんだが・・な」===~リタ、フェイが脱出した後、正面ホール「ふぅ・・もうおしまいかしら?随分と息巻いてたからもう少し苦戦するとは思ったんだけど・・・・所詮ピエロはピエロね。呆気ないわ」「相性が悪いとは・・思っていた・・が・・・・まさかこれ程とは僕も・・・・予想外・・だ・・たよ確か・・に・・僕はおどける事しか出来ない笑われ者の道化者・・さ・・けれど!ピエロにもプライドがあるのさ!」ガブッ!クチャクチャ・・「もぐもぐ・・ゴックン・・味はまぁまぁ・・・・それで?言いたいことはそれだけかしら?」・・ペッ!「あんた筋肉あんまり無いから、本当に食うとこないわね・・味とボリュームは比例しなきゃ三つ星はつかないわよ?・・ねぇ、なんか叫び声とかあげなさいいよ?ねぇ!ねぇ!聞こえてるのぉ?!」ガスッゲシッ・・ゲシッ!「ありゃま?反応無しぃ?激痛でショック死しちゃったのかしら?情けないわねぇ・・ウチの泣き虫寄生虫の朋香だって開腹してから絶命するまで二時間は持ったわよぉ?」「・・・・」「・・それじゃあ長居する必要も無いし、そろそろ行こうかしらね」くるっビュン・・!「ん?今アンタ何か言っ・・・・」ブォン!ザシュッ・・!「痛っ・・!六槍のブーメラン・・!何なのよ!目立つ所に切り傷出来ちゃったじゃない!跡が残ったらどうしてくれんのよ!あんたの主人はもう死んでるのよ!・・・・とんだイタチの最後っ屁だったわ」ドクン・・!「なっ・・!何っ・・!この腕を思いっ切り捻じ切る様な圧迫感は・・!」「六槍晃・・最期のカーテンコールさ。君がリクエストしたナンバーは何かな?」(願わくばリタ君・・君に一つだけ曲を送りたかった)「くっ・・!貧弱な身体の癖してプラナリアみたいにしつこいヤツね!さっさと死になさいよ!ほら!ねぇ!早く!この!このこの!」ゲシッガスガスッ!ボゴォ!「六槍晃は光を失ったその日から!音と出会い!音と共にし!そして・・音により生きてきた!(・・絶望の中で生まれ、虐げられ、足掻き、最期に希望を見つけることが出来た男の話・・そんな歌をさ)「あぁ!もう!こんだけムカっ腹が立ったのも久しぶりだわぁ!早くくたばりなさいよ!ほら!ほら!」ゲシッゲシッ!ゴッ・・・・「・・・・・・」(もう・・これ以上は・・・・嗚呼、どんどん世界から音が遠ざかって行くなぁ・・これが僕の終わりって事か・・ふふ・・音が消えゆく世界というものもこれもまた・・さ。悪くないもんだね)ガクッ・・カラン・・・・「はぁはぁ・・!やっと死んだみたいねぇ・・!糸が切れた操り人形みたいで無様よぉ・・六槍・・!」ズキッ・・ブワッ・・!「・・っ!この膨張感・・!六槍の倍化能力・・!使い手本人が死んでも解除されないのぉ?!・・このままじゃあ、全身の血量が六槍の力で倍化して風船みたいに破裂しちゃうじゃないのよ・・!嫌よ!・・厭よ!そんなみっともないの!・・仕方ないけど・・これしか無いわね・・!」ザシュッ・・!「・・はぁはぁ。麻酔が効いてる筈だから幻視痛だとは思うけど・・かなり堪えるわねぇ・・・・精神的なモノかしら?でも、まぁ、死ぬよりはマシだから背に腹は変えられないわぁ・・」ボワッ・・!パンッピシャァ・・!「うふふふ・・!どうやら助かったみたいねぇ・・切り取った直後に腕が破裂したのを見ると間一髪だったみたいだったけどぉ・・六槍君、残念賞ねぇ!アンタの決死の一撃は・・通りませんでした!腕一本くらいルーに生成させて縫合すれば良いから安いモンだわぁ・・アハハハハ!!!!!!ざまぁみろ!」【死刑囚 六槍 晃 死亡】続く!
2009年05月23日
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大分、期間が空いたので、我も本筋忘れかけてました。約一か月ぶりの続きです。前回までのお話選択肢による別ルート果たされなかった約束推奨BGM===ダッ!「おい!リタ!」「ごめん・・!それでも・・それでも!私は・・・!私は!誰かを助けるのが仕事だから!」「・・チッ。もう良いよ。勝手にしな。・・・・甘い・・甘過ぎる。ゲロアマだ」(・・けど、それがリタらしさ、か。正直、ここでリタ。アンタが駆け出してくれた事にホッとしている私もいるのさ。ああ、そうか。まだ私達は全てを失ってしまったワケじゃない・・ってな)~数十分後~ぎゅっぎゅっ・・「良し!これでとりあえずの手当は済んだかな?一人で起き上がれる?無理なら肩貸すよ?」「ん。・・ああ。それくらいなら大丈夫だ。それに、レディーの肩を借りるなんて無粋な真似は性分じゃあ無いんでね。・・しかし、君は不思議な人だ。もし・・もしで良いんだが。君達が迷惑じゃ無かったら僕も付いて行って良いかい?行って、リタ君。君がこの状況でどういった活路を見出すか見届けたいのさ。もう少ししたら大分全快に近い状態になるし、僕も十分戦える」「お!粋だねぇい!やっぱ人間話し合えば解り合える!うんうん!私としては大歓迎だけど、フェイちゃんの方はどう?」「・・はぁ。もう好きにしろ。足手まといになるかどうかは直に戦った私が嫌って程解ってるしな。戦力的には十分過ぎるだろう。・・・・ただし。リタを裏切るような真似はするな。絶対にだ。私を裏切るのは良い。そもそもお前を信じて無いから”裏切り”にはならないしな。そうなったら相応の処理が発生するまでさ」「・・ああ。心得ているよ。それと、僕が負傷なりして御荷物になったときは、見捨ててくれて構わない。・・無論そうならない尽力するけどね」「うし!じゃ!改めてよろ・・・・」バタンッ!「六槍!アンタの力を貸しなさい!侵入者に非常階段を突破されたわ!早くアイツを始末しないと・・って、どういうことなの?六槍!何でアンタそこのメスガキ共と和気藹藹してるのよぉ?!」「・・お前は!黒崎遥音!」「・・残念だったね。この僕。六槍晃はもう君達の腐った命令に従うつもりは毛頭無いよ」「・・ふぅん、そう。アンタ?裏切るんだ?」「それは違うね。裏切ったんじゃない!見限ったのさ!」「あっそう。なら死んで♪もうアンタに求める価値は切り刻んだ感触を楽しむくらいしか残って無いから♪」ビュッ!「・・え?」「・・っ!アイツ視線は六槍に合わせたままリタを狙いやがった!クッ・・!間に合うか?!」タッざくっ!サクサクサクッ!「~ッツツツ!!」「リタァアアア!!!!」ポタポタ・・「・・そんな・・そんな・・・・!どうして・・!」ビチャッ・・・・!「・・ガフッ!どう・・やら・・間に合ったみたい・・だね。君の綺麗な肌に傷が付かなかった様で・・何より・・だ」 「「六槍(君)!!」」「あっはっはっはっ!滑稽ねぇ無様ねぇ!アンタばっかじゃないのぉ?それともそんな貧弱な身体で私のメスを全て捌き切れるとでも思ったわけぇ?!犬死に御苦労さまぁ♪全くもって理解出来ない思考回路ねぇ・・脳に蛆とか湧いてるんじゃあ無いの?」「・・笑ってくれて結構。僕は男の子だからね。君には例え・・永遠を生きても解らない事さ」「・・何それ?何だか良く判んないけど得意気な顔がムカツクわねぇ・・宗旨替えでもしたのかしら?」「なに、大した意味は無いよ。それに僕のスタンスは決して変わった訳じゃあ無い。・・ああ、そうさ。人生は本当にくだらない・・くだらないけれど・・・・――つまらなくは無いってことさ」ドンッ!「キャッ!」「六槍!てめぇ・・!何しやがる!」ゴゴゴゴゴ・・・・「フェイ君!この自動扉が閉まるまでの時間は僕が稼ぐ!その間にリタ君を連れて先に進んでくれ!」「ふざけんな!そんなふざけたヤツ私がちゃちゃっとぶっとばしてやる!そんな事する必要ねぇ!それにお前、折角リタから貰った命を無駄にする気かよ!」「フェイ君の戦闘スタイルではDr.黒崎の能力は分が悪過ぎるんだ!まともにやり合ったら全滅する!」「無理かどうかはやってみなきゃあ解らねぇだろうが!」ドンッ!「・・ッ!てめぇ!こっちの話を聞いてやがんのか!くそっ!もう通り抜けできねぇじゃねぇか!良いからとっととここを開けろ!」ドンドン!「・・・・リタ君。最期に我儘を聞いて貰えるかな?物に心が宿る・・ってのは日本独特のアニミズムで君には理解できないかも知れないが、是非ともそのままリタ君に受け取って欲しいんだ。僕のギターを・・・・それとフェイ君。君は命を無駄にするなと言ったが、無駄なんかじゃあ無いさ。・・たった、たった一人の犠牲で助けられるモノがあるなら、それは最高のハッピーエンドじゃないか。世の中には多くの犠牲を強いても成し遂げられない戯曲の方が多いのだから」「・・なんだよ・・・・それ!こっちの要求は無視しやがったくせに、勝手な注文ばっか押しつけやがって・・!この大バカヤローォ!!!」ズゥゥゥウウウン・・・・!!「・・さぁ、もう扉は完全に閉まりきり君は彼女達を追う事は出来ない。――それでは、喜劇の中を彷徨い生きてきた愉快な愉快な、それでいて愚かな道化の舞台の終焉を・・・・僕の名前は六槍晃!皆に興奮と情熱を届ける伝道師なのだから・・!」「ホント・・いちいちカチンとくるわね。アンタ。その大仰とした立ち回りといい、芝居がかった口回しといい・・・・。・・そうね。そろそろ小腹も空いてきたし、アンタは綺麗にソテーして炙ろうかしら?肉付き悪いからあんまり食べる所無さそうだけどね」チャッ・・「うふふふ・・!この私に食されるなんて身に余る光栄と思いなさぁい?」続く!
2009年05月17日
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ちょうど選択肢のところで切りたかったのですが、文量一万文字をオーバーしてしましますたっな・の・で!今回はこの更新停滞気味な場所にしては世にも珍しい二日連続更新ですばい。分量はいつもよりかなり少ないですがー話は変わりますが、恐らくこの御話100話以内には終わると思います。それで次に何やるか考えていたのですが・・・・先ず、最初に思いついたのが”看板娘バトルトーナメント”皆様の看板娘をごちゃまぜにしてチームを組み、トーナメントを勝ち残るという企画が思いつきました。・・・・が。今やってる企画と大いに被る展開が多いかなーとも思いましたので(出場メンバーをかんばと!に出演してる子らと変えてもマンネリ感が漂う可能性あり)恐らく、看板娘でタブラの狼・・・・名付けて”看板娘は人狼なりや?”を、やろうかと思っています。もし企画がスタートしたときは是非是非奮って参加して下さると嬉しいと思うよ・・!我、麻雀そんな好きじゃあ無いので、学生時代、旅行に行くと大抵これやってました。なかなか頭を使う深いパーティーゲームですので興味が出た人は一度やってみると良いと思うよ・・!汝は人狼なりや?文章観ただけじゃあ解り難いと思いますので、この企画をやるときはデモンストレーション用にお話一本書くつもりですのでご安心をばではでは、話が逸れまくりましたが、”かんばと!第78話”お楽しみくだしあ===「――ッ!・・嗚呼、そうか。やっと分ったよ。僕がどれだけ名声を浴びようと、注目の的になろうと、多くの人間に慕われようと、どうにも空虚な・・穴が開いた様な虚しさが常に付き纏っていた訳が、さ。――僕が本当に求めていたものは・・両親の懺悔の言葉でも無く、何千、何万のオーディエンスの喝采でも無く、ただ一人のその言葉だったんだ・・・・」「アンタ・・泣いてるの・・か?」「・・ああ、これは失礼、無様な姿をレディーに見せてしまったね」「そんな事無い!男の子が泣いちゃいけないなんて誰が言ったの?誰が決めたの?泣きたいときには好きなだけ泣いて良いの!・・それが人間なんだから」「もう少し・・早く・・君たちに出会っていたら・・なんて思ってしまうよ。そんな事を言っても仕方が無いのに・・ね。・・できれば。改めて教えてくれないか・・?君の名前を・・」「リタ・・。リタ・ラトゥールだよ!」「リタ・ラトゥ-ル・・か。トゥーラみたいな響きを持った素敵な名前だ。・・うん。もう僕に何の心残りも無いよ。今際の際にこんな素的な出会いが会ったんだからね。じゃ、手を煩わせるようで悪いんだけどサックリやっちゃってくれると嬉しいな」「オーケイ。・・同情って訳じゃあ無いんだが極力痛みを感じないようには努力させて貰うよ」「・・ありがとう。君は優しいんだね。もう・・そろそろ・・・・限界だから・・さ」ゴホッ・・ゴホッ・・!「そんな・・!折角解り合えたと思ったのに・・!」「どっちにしろ同じだよ。・・もう僕は助からない。僕の貧弱な身体に彼女のフリッカーは強烈過ぎたんだ。それに気付いて早く楽にしてくれようと提案してくれている彼女には感謝しても仕切れないくらいなんだよ?僕は。先程まで敵対していた者に対して、考えられないぐらいの好条件の処遇さ」「あんま、余計な事言うなよ・・誰かが手を汚さなくちゃいけないってのは事実っつー事にゃあ変わり無いんだからさ」「おっと、すまない。職業柄、つい言の葉を重ねてしまうのは悪い癖さ」「大丈夫・・だよ!チアノーゼはまだ起こして無いし内臓破裂って事は無いと思う。軽度の内臓損傷か骨折程度で済んでいる筈だよ!放って置いたら危険な状態である事には変わりないけど・・!・・それくらいなら・・・・!――私が治療してみせる!」ガシッ!「落ち着けっ!リタ!これはそういう問題じゃあ無いんだ!確かにアイツは悪人には見えないかも知れない!けどな!だからって助ける理由にはならないんだよ!アタシ達の達成しなくちゃいけない目標は何だ?ここを皆無事で脱出することだろう?!この六槍ってヤツは今は敵じゃあ無くなったかも知れない!けど、それだけなんだ!ヤツがアタシ達の目的に対して”敵”から”部外者”に変わっただけなんだ!アイツを生かしておくメリットなんてほとんど無い!対してデメリットを挙げればキリが無い!今は本当に反省しているかも知れないが、人間の心なんて曖昧で不確かで・・それでいて虚ろなモンさ。心変わりして、また襲撃してくる可能性だって0じゃあ無い。それに一連の会話自体が演技の可能性だってある!どうにもアタシにはこの役割を演じているピエロみたいな胡散臭いヤツを信用出来ない!一時の情に身を流されないでくれっ!解ってくれ!リタッ!」「・・・・僕も彼女の意見に賛成だな。僕が同じ立場だったら彼女と同じ選択肢を取ると思う。こんな怪しいヤツは始末して当然だよ」「私は・・私は・・・・1.フェイの制止を無視して駆け出す(六槍を助ける) → 第79話 ある道化師のセレナータ2.フェイの忠告に大人しく従う(六槍を見捨てる) → 第79話 果たされなかった約束(今回の選択肢は選ぶ方によっては、後々に仲間三人の生死に関わります)続く!
2009年03月30日
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最近、スパムが激しいのでhttpとttp、tpを禁止ワードにしていました。方々から書き込めないとの言葉を頂き、設定した事を告知していない事に気付きましたので、改めてここに告知する次第です。御迷惑御掛け致しました。===「―――間合いを詰める!」「――ッ!風向きが変わッ・・・・?!Shit!!寄るな動くな近寄るなァアア!!」シュツ・・!ガッ!ガッ!ガッ!ガッ!(・・隠し持っていた裁縫針かなんかを巨大化させて当たり構わず投げつけてやがる。まるで槍の雨だなありゃあ・・リタに当たらなきゃあ良いが・・・・恐らくヤツの最終手段、虎の子・・もう後が無いっつー証拠だぜ。ならば・・このまま殴り切る――ッ!)「うわぁあああ!!ちくしょうチクショウ!!畜生!!」シュッ!ゴォン!ゴォン!ドガッ!ドガッ!!(砂を巨大化させた岩石落とし・・だけど今の私には止まって見えるぜ。そんな御粗末な攻撃じゃあな。そうやって無闇やたらに大振りな軌道じゃあ穴が多過ぎるんだ。あと、4歩・・!このまま間合いに入って自慢の右ストレートを、そのスカした顔面に叩き込んでやるぜ!”前が見えねぇ”って言わせるくらいになぁ!)タッ!「やめろぉおおおおお!!」ババッ!ヒュンヒュン!「イ ヤ だ ね ♪アンタの顔はもう見飽きたさ。食らえぇぇぇええええええ!!」シュッ!「あ~あ・・君の為を思って忠告してあげたのに・・・・ホントせっかちさんは損しちゃうよね」パチン!パッ・・!「うおっ、まぶしっ」「目がァア!目がァアアアア!!」「照明が復活した!これで勝つる!うふふふふふ!!写メ撮っちゃお!」「お前はせめて欠片でも良いから空気を読む素振りくらいは見せろ!」「地震を好機と見たのは君だけじゃあ無いんだよ。地面から伝わる波動は音では無い空気の伝播。その反響はほんの刹那ではあったけれど君の位置を僕に伝えてくれたんだ。そして君の大まかな始点を見つけた僕は、悟られないよう我武者羅やけっぱちを装い、槍の雨を降らせ、それをちょうど電波塔となるように立てる事で、僕にとっての”視力”を回復させたんだ。例えるならばメガネをかける様に人為的にね」「・・そんな!ここにきて逆転されたってのかい?!」「Exactory(そのとおりさ)。わざと君の接近を許し、暗闇に馴れた頃合いを見計らって照明を復帰させたのさ。ここまで肉薄してれば避けようも無いだろう?文字通りあと一歩及ばなかったみたいだけど、もうそんな事どうでもいいよね。ここらで幕引きと行こうじゃないか・・ではではバイバイベイ――」「フェイちゃん!逃げてぇ!!」「構いやしないさっ!このまま突っ込んで殴り抜ける!!今さら守りに入ったらそこで終わりだぁああああああ!!」「そうくるならば・・!互いに一撃必殺!どちらの攻撃が先に通るかの・・!単純な疾さ比べといこうか!」シュッ!ヒュッ!バシィ・・!!「どっち・・?どっちが早かったの?」「くそっ!モニターの角度が悪くて見えやしないよ!」「これが所謂一つの”燃え要素”ってヤツだね。くくりん」「Ass hole!Are you fu○kin' around wi?!少し黙ってな!」「あ・・うん。超ゴメン・・」「・・・・」「・・ハハ!ハハハハ!」(・・・・ゴフッ!)ズゥウウン・・「どうだい?ヒーローは必ず勝つのさ!」===~数十分後~「・・ん?・・うん?・・僕は一体どうなったんだ?」「お。ようやく目を覚ましたか。・・これからアンタの処遇をどうするか決めるとこさ。絶対に縄抜け出来ない型縛りで結んであるから逃げようなんて思うなよ?下手な抵抗してもその時点でぶち転がすからそのつもりでな」「ああ・・そうか僕は捕虜になったのか・・・・。敗北者がどうこう意見する権利は無いし、もう抗う気力も手段も無いさ。好きにしてくれて構わないよ」「そうか?それだったらアンタみたいなヤツは出来ればここで始末して置きたいんだが、それ聞いてもそんな事言うか?」「ああ、構わないよ。情報を聞き出すために獅子身中の虫、危険性を常に孕ませながら同行させるよりも、それが妥当な判断だと僕も思うしね。・・僕はもう疲れたんだ。出来ればそうしてくれると有難いかな」「ん。モノ解りが良いのは助かるよ。ま、せめてもの情けさ。一撃で胸骨を砕いてやるよ。じゃ、行くぞ――」「ま、待って下さいよ!幾ら何でも解決策が乱暴過ぎます!もう戦う意思が無いのなら、捨て置けば良いだけで。わざわざ命を奪う必要は無い筈です!」「リタの心情が解らない訳じゃあ無いさ。できる事なら私だってこんな事したくない。けど・・!けどな!もしそれで!私が甘さを見せた事で皆が―ー!リタが害されるなんてのは御免なんだよ!そんなリスク背負う必要性は無いだろ?」「――でも!・・でも!」「――例えるなら、さ。人生は楽譜みたいなものさ。白紙の譜面に何を描くか?激しい曲を書く人がいる。万人に受ける楽曲を書く人もいる。独自の奇抜さに挑戦する人もいるし、楽器を必要としない曲に仕上げる人もいるだろうね。それはみんな苦しみながらも楽しみにやっているだろうさ。期待と不安に胸を躍らせながら、自分の作品を素晴らしく完成させることに一生懸命なんだろう。けど、そんな人間ばかりじゃあ無い。頑張って書いた楽曲にイタズラ書きされてしまうヤツがいる。インクを零して台無しにしてしまう様なヤツもいる。風に飛ばされ散り塗れ、失くしてしまうヤツなんかもいる。もう取り返しがつかない状態さ。僕の場合は両親によって楽譜をビリビリに破られてしまったんだ楽譜にやり直しはきかない。一度切り。周囲が奏でる旋律を羨ましそうに恨めしそうに眺めながら、ぐちゃぐちゃになった・・もう戻らない自分の楽譜を僕は泣きながら見つめ続ける事しか出来ない。必死でかき集めるけれど、もう元には戻らない楽譜を・・ね。・・だから、さ。僕は単なる死にたがり。ただ・・普通に生きたかった道化さ。君達が罪悪感を感じる謂われは皆無だよ。苛む必要は無い」「――だったら!だったら・・!その楽譜を繋ぎ合せて・・敢えて並び変えた曲にすれば良いの!元通りにする必要なんて無い・・きっと素敵な 個性的な曲が出来る!」続く!
2009年03月30日
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最近、年末の有給消化で多少時間が出来たので以前出入りしていた絵チャに行っているんですが、誰も来ないというタイミングの悪さ。あまりにも誰も来ないのでもしかして、もうえちゃ自体誰もやってないのかと小一時間・・・・===「フェイ!!”音”だ!アイツの曲だ!さっきからずっと疑問だったのさ・・アイツはわざわざこちらの視界を奪うために証明を落として暗闇を作った・・だけど、やたら派手な演奏をしているが為に、大体の位置がこちらに筒抜けさ。常人なら部屋中のそこかしこにある爆音スピーカーで気配を掻き消されまうけど、今回ばかりは相手が違う・・私らの中でも最も耳が良いフェイにそんな小細工通用しないさ。そのリスクを背負いながらもアイツはバカみたいにギグを続けているんだ・・と、なれば答えは一つ!部屋中に仕込んだスピーカーを通して、派手なビートを刻んだその・・反響音を使い立体を把握しているのさ!」「マーベラス!オペレーターの君!中々素晴らしい洞察眼だ!・・だけど、残念。不正解だよ。ミスリードってヤツかな?そんなコウモリみたいなマネはしてないよ。・・その証拠にほら?」ポロンポロン・・・・ビュンビュン!!タッ・・!(ちっ・・!アイツも相当耳が良いな・・ヘッドフォン越しのククリの声まで聞き取れるのかよ・・でも、これで裏付けが取れた・・・・アイツのトリックのな・・!)「と、まあ、この通り。ノイズコアで無い、とても清楚で静粛で、それでいて貞淑なバラード調の演奏でもそっちを攻撃出来てるよね?」「違う・・な。アンタの動きは目に見えて鈍くなっているさ。ククリの指摘が間違いってのもフェイクだ」「おや?どうしたんだい?惨めな世捨て人みたいに、声を押し殺さなくていいのかい?」「・・必要無いからな」「あちらに旅立つ覚悟を決めたって事かい?」「良いから話は黙って最後まで聞きなよ。・・アンタはククリが見抜いた反響を利用して立体を把握しているのには間違いねぇさ。・・けど、これだけじゃあ50点だ。高校生なら赤点追試、補修が待ってるさ。残り半分の答えは・・心拍数だろう?私が呼吸を幾ら止めたってこれだけは止められない・・・・アンタは外側と内側の”音”・・その二重の方式を持ってして、暗闇の中で正確に位置を特定していたのさ」「さぁて、それもどうかな?もっとも・・それが正解だとしてもどうにもならないのは変わらないんじゃあないかい?そっか・・”必要無い”っていうのはもう”抗いようが無いから仕方無い”そういう事かな?」「それは違うな。もうアンタにチェックメイトを掛けたってことだよ・・今だリタ!!」「でぇりゃああああ!」バキィ!!「がっ・・!?」「リタちゃん必殺!!ヤクザキック恐れ入ったかこんちくしょー!!みんなを危険な目に遭わせた罰としてこれはボッシュートです!」グイッ!「くっ・・!放せ!僕のギター・・・・!「アンタは私に構い過ぎたんだよ。この場に居たのは”二人”だってこと・・すっかり忘れてたみたいだな?」「まさかこんなに上手く行くとは思わなかったよ!」「前情報でアンタの耳が良い事は知っていたからな。ククリに一芝居打って貰ったのさ。”わざとククリの謎解きが聞こえるように”・・な。飄々としたアンタの事だからきっと上手く煙に撒こうとして一時的に楽曲を解除orそれに等しい行動を取るはずだからな。それと、私は格闘のプロって程じゃあ無いが、ヒーローになる為に日夜ボクシングを嗜んでる。それこそはじめの言っていた”自分の鼓動のリズムを変えられる”くらいには・・な目が暗闇に慣れ始めた頃を見計らって、徐々に心拍数をリタに合わせカムフラージュすることでアンタを奇襲したってワケさ。確かにリタは戦闘出来る程頑丈じゃあ無いが、それでも全身継ぎ接ぎだらけで不健康の見本市みたいなアンタに力負けするわきゃあ無いのさ。例え、男女の身体能力の差があっても・・な。つーわけだ。どうだい?ドゥーユゥーアンダスタン?」「べーだ!約7割くらいは空間で把握してるはずだから、ギターが無ければこっちの位置なんてほとんど解らないよね!ざまぁみろ!」「このクソアマどもがぁああ!!」「そんでもってダメ押しってヤツだ。久野!頼む!」「あいよー!」ギュルルルギュビーン!!!!キュロキュロキュロ!ビィィン!!!「こ・・これは・・・・!」「紛れもなくアンタの曲さ。・・もっとも一つ一つのスピーカーから全部別々の・・特に曲調が違うモノばかり厳選して流してるけどね」「選曲は私!CDも私の!」「くそっ!くそっ・・!死ねしねしぇえええ!!!!」ビュンビュン!!スカッ「そこに・・・・誰もいませんよ」(はいはい。言葉言葉)「・・これでこちらの心拍数も解らなくなったワケだ。加えて全然毛色の違う”音”同士がぶつかり合ったり共鳴し合ったりして、もう自分の声を使っての反響すら確かめられない状態でもあるがな。無闇やたらにブン回したところでかすりもしねぇさ。・・・・どうだい?お前が今いる場所・・”真の暗闇”の気分は?」「黙れ!このウサビッチ!!・・と、言いたい所だけど存外悪くないモンだね。沸騰しきった頭がかえって冷やされたよ。同時にとてつもない量の冷や汗も滲み出ちゃってるけどね」「思ったよりも冷静なんだな。もっと激昂しやすいヤツだと思ってたんだがな」「いや、ホント参ったよ。こんなに追い詰められたのは両親に無理矢理開腹させられたとき以来だ。実に気分が悪いし、怖いよ。怖くて怖くて堪らないから・・さ?僕は守りに徹することにするよ。それなら君たちの位置を知らずともこのブーメランが自動的に迎撃してくれるし、僕の命が脅かされる事も無いだろう?」(クソッ・・!”こっちの体力が尽きる”の次に最悪なパターンに陥っちまった・・・・!ヤツが専守防衛に徹したら・・こちらにそれを突破する手段は・・・・現時点では・・無い・・防御から攻撃に切り替わる瞬間があれば最大の隙がそこに訪れるんだが・・・・)ゴゴゴゴ・・・・ガタガタガタガタッ・・・・!「あわわわ・・!あわわわわ!」「何・・?地震?」グラグラッ・・!「!!!!」(足下が・・しまった・・!)ゆらっ・・(地震・・か・・野山で鍛えた私の足腰はこんなんじゃあビクともしないぜ・・・・って!地震・・地震だと・・!願っても無いチャンスが来た!!けど、安易に突貫して良いのか?アイツも何ともなっていない可能性もあり得るし、逆にそれを見越して待ち構えている可能性も・・・・いや・・細かい事を考えるのはやめだ・・性に合わないさ・・・・何、きっと上手く行く。そう信じなきゃあいつまでたってもここで立ちんぼする羽目にあんるからなアイツが体制を崩す・・この機を逃す手は・・・・ 「無い!!」続く!
2009年03月28日
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「雑音(ノイズ)の先にこそ、真に求める”音”があるんだ」===(こっちの返事でも誘ってるのか?・・そうは行かないさ。バーカ・・)「このままじゃあ、ちょっとアンフェアだから・・さ?君も僕と同じ世界に招待してあげようじゃないか」パチンフッ・・「照明が・・・・!真っ暗で何も・・!」「・・っ!!」(チッ・・!・・まぁ、そうだよな。正面玄関で番張ってるヤツがぁそう易々と通してくれるわきゃあねぇよな・・そりゃあ策の一つ、二つあって然り・・っつー事かい・・目が慣れるまではヤツみたいに耳で探るっきゃねーか・・)「それじゃあ一曲目!Zagzagel!!・・~why such us no my life?~waching for today?」ギュィィィイイイイイ!!ヒュンヒュン・・!(・・この風切る音は・・例のブーメランか?)カァン!!(な・・!何の音!・・うぅ、今すぐフェイちゃんの安否を確かめたいけど、下手に声を上げたり動いたらアイツに位置がバレるかもだし・・・・無事だと良いけど・・・・)(幸い、私は人一番耳が良くてな。こんくらいのスピードだったら文字通り目を瞑っていても避けられるさ。・・もっともかなりギリ臭いけどな)「~want forget when you send me Stay Gold~♪ ~so you can suck my dick!!」(中々にすばしっこいね。・・でも、そうでないと・・ね?)~~~「全然見えないよ!折角の生ライヴなのに!早くシステム復帰させて網膜に焼きつけなきゃ!!」カタカタカタカタ・・「・・・・結果としちゃ間違い無いんだが・・動機がなぁ・・嘘でも良いから”みんなを助けなきゃ!”とか言っておけよ・・そこは・・」「シャラァアアアアアッップ!!作業の邪魔だぜ!この腐れビッチ!!ファアッック!!」カタカタカタカタ!「ひゃん!!あ、はい!す、すいません!!」~~~ビュン!キィン!!(畜生・・目が見えねぇだけじゃなく、呼吸や動作の機微一つを気にしながらっつーのは思ってたよりもしんどいもんだな・・思うように攻められないぜ・・)「・・・・と。続いて二曲目・・Shemhazai・・!」キュルルル!ギュイーン!!シュン!(ふざけたヤローだぜ・・けど、その御蔭でアイツの位置がこっちにも把握出来るんだ。うっさいノイズにしか聞こえないけど我慢しなきゃあな。しっかし、どうやって攻めたらいいもんかね・・後手後手に回ってとてもじゃないが、転じれないんだが・・・・そういえば確かアイツ、こんな事言ってたな・・)~~~「人間の行動には常にリズムというものがあります。大抵は心拍数のリズムと同じ8ビートで、物事をこなしますので相手のそれを自分の中に刻めば自ずと動きが読めるようになるんです。・・もっとも自分で刻むリズムを変えられる格闘のプロならその限りではありませんが。一般人に限ってのそれは制御不可な代物ですよ音楽家なんて職業やってる人間なんかは、最早ビートを刻むのが生活の一部になっているので、より容易に変えることは出来ないでしょうね。もうパブロフ反射の様に8ビート及びそれの倍数のビートを刻んでしまうハズです」~~~(・・そうだ!はじめのヤツがカラスと戦っていたときに言っていたアレだ・・リズムで闘うのは・・ボクシングも・・・・同じ!)ビュッ!!「どうしたの?黙って無いでさぁ!もっともっともっともっと!素敵な声を聞かせてくれよ!君はどんな叫び声を上げるんだい?君はどんな声で喘ぐんだい?君はどんな声で怒るんだい?君はどんな声で啼くんだい?君はどんな声で赦しを乞うんだい?君から噴き出す血はどんな音がするんだい?君の皮膚を切り刻んだらどんな音が聞けるんだい?君の頭蓋を割ったらどんな音が鳴るんだい?さあさあさあさあ!!君と言う楽器がどんな”音”を奏でるか僕に聞かせてくれよ!君の”音”が欲しいんだよ!僕のインスピレーションに!興奮に!曲に!情熱に!刺激に!君の君にしか出せない君だけの”音”が必要なんだ!さぁ!僕をエレクトさせてくれ!君の”音”を蒐集したいんだよ!僕は!」(・・くっ!曲の・・そして攻撃のテンポが上がった・・?!)「アッハッハッハッハ!良いよ良いよ良いよ!!!!君のハートがさっきまでと比べて早鐘を打つようになったね?!どうしたんだい?焦ってるのかい?それとも僕みたいに興奮してきたのかい?アッハッハッハッ!!最高だよ!気持ち良いったらないさ!今すぐにでも射○したい気分だよ!」「どうしたもんかね・・」(頭の方は相当ブッ飛んじまったみたいだが、攻撃の方は冷静だな・・ちきしょう・・!久野が言ってた通り、ありゃあオートで攻守、両方受け持ってるシロモンだ。・・けど、その分一定の規則性を持っている。軌道に関してはこっちをピンポイントで狙ってくつけどな・・あのブーメランの役割はある程度決まってるみたいだ。・・目が慣れてきた今、ようやくカラクリが見えてきたぜ」「~do the desire!!・・・・・・~♪」ブォン!ブォン!ヒョイ(よっ・・と!二つのブーメランが両方こちらに攻撃してくるときは、アイツの守りはガラ空きになるが、とてもじゃあないが、近づく事はおろか、次手を考える余裕すら無い。かわすので精一杯だ)「~so "dis" object many for~♪・・・・・・~!!!!」シュルシュル・・(反対に、二つとも奴の周囲を衛星みたいに周回している間は、とても手が出せない。・・が、近づくのは容易だ)「○○○○!!!!~○○?○○○!!(スラング)」ヒュン!(そしてこのとき・・!一つが攻撃、一つが守りの状態ならば、攻撃も守りにも注意しなくてはならなくなるが、逆に言わば、どっちつかずで装甲が薄く、攻撃が緩んだ状態!ヤツの絶対要塞を崩すなら、このときしかない・・!)タッ・・!「思ったよりも粘ってくれて嬉しいよ。ホント・・久方ぶりに素晴らしい楽器に出会えて僕はもうギンギンで悦びを隠せないよ!」ブォン!!「なっ・・!」ガァン!!「惜しいなぁ・・外しちゃったか・・君が中々つれないんでワザと来てくれるように道を作ってあげたのに・・・・」「ハァ・・ハァ・・!」(まだ・・まだなのか・・?一番攻めやすいときでもまだ速さが足りないっつーのか・・?!くっそ・・!全力で走ったから息が上がっちまった・・!)「やっと・・!やっと聞こえてきたよ!それが君の喘ぎ声かい?嬉しいなぁ!嬉しいなぁ!それが聞けただけでもリスクを犯した甲斐があったってモンだよ!アッハッハッハ!」ブォンブォン・・!「チッ・・!」(案の定こっちの位置が・・・・って、オイ・・まてよ?何だか矛盾していないか?私は戦闘が開始してから”今”!”初めて”!声とも言い切れないような吐息を洩らしたんだぞ?じゃあ、何で・・・・アイツは目が見えないアイツが・・私の位置を正確に把握してそこに向かって”ブーメランを放る事”が出来るんだ?!)続く!
2009年03月26日
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基本、ちゃらんぽらんに生きている人間なので、緊張とかはしないタチなのですが先日、プレゼンにて自分の番が回ってくる前の発表者が都合で欠席されてしまって、不意に順番が回ってきた為、ゴリヨディバッビョルジバス ア゙ ジヅリイジバジタと、思わずオンドゥル語を出してしまいました。あまりにも興味の無いシンポジウムなのでぼけーとしていた故の放送事故です。違うんです僕が悪いんじゃあ無いんです。全部ゴルゴムの仕業なんですつられたのかは解りませんが、直後の発表者はオイヨイ語で話していました。異文化コミュニケーションの予感です===「・・ここで発想の転換を致しましょう。それらこの世に存在しない技術である。否、目の前で展開されているものは紛れもなく御伽話で見るような”魔法”である。そのアンチノミーを孕む真の命題の解はこう。”存在しないならば、どこからか持ってくる”が、自然と導き出されるロジックですわね。言わば・・そう。収斂するエントロピーの終結と起点が貴女なのでしょう?」「・・ホント。おっかない女ね。あのひと癖もふた癖もある連中ですら恐れるわけだわ」~~~「ぶぇ~くっしょい!!!!あー・・・・やっば。今ので照準ずれちゃった・・・・ま、いっか。こなっちゃんかわいいよこなっちゃん・・・・ハァハァハァ・・」↑ひと癖もふた癖もある連中代表~~~「それで結構。幾らわたくしがあの子たちに忌まわれようと、恐れられようと・・その厳しさと緊張感で、あの子達の生存確率が上がるならば・・わたくしは喜んで嫌われますわ。寧ろわたくしとしては貴女の方が恐ろしい思考回路を持っている様に感じますわ。うふふ・・まだあどけなさの残る少年少女の命を奪い、それを供物に捧げるなんて・・”ジル・ド・レ”気取りなのかしら?」「誰が青髭よ。違う・・わ。少なくとも私は自己満足と自己中心的な動機では無い・・!きちんと大義がある!」「・・でも。やっている事は同じでしょう?それに貴女は無駄が多過ぎますわ。無駄無駄無駄の無駄だらけ。この様な回りくどい事をせずとも学び舎に発破をかけるだとか、他国のイエローケーキ工場を工作するなり、よりてっとり早い手段は幾らでもありますもの。それは表向きの大義であり、何か別の・・真の目的がちらちら見え隠れしていると勘ぐってしまうのはわたくしだけでしょうか?」「・・・・黙りなさい」「あらあら・・早計でしたわね。うふふ・・申し訳御座いませんわ。わたくし、結果主義なので、つい。気になった点があると慌てんぼうさんになってしまうのは悪い癖ですわね。・・と、長話が過ぎましたわね。確か要件は”協力”でしたわね?・・・・構いませんわよ。別に貴女に従わなくても元の場所に戻る方法はありますけれど、特に断る理由もありませんわ。それが先程の無礼に対する対価の一部とでも思って下さいな。・・但し、一つ条件がありますの。宜しいかしら?」「・・何よ。アンタの事だからトンデもない無理難題吹っ掛けるつもりじゃあ無いでしょうね?それこそ竹取物語みたいな出来ないこと前提みたいな・・・・」「わたくしが出張るのは、教え子達全員を降参させる事が出来る猛者が現れたとき・・それに限らせて貰いますわ」「想像していたよりも破格の条件ね。・・と、言うよりかは元々こっちもそのつもりだったのだけれど・・・・」「うふふ・・・・戦わずして勝つ事が出来たとき、それで初めて”勝利”という言葉を使う事が許されますわ。ただ・・わたくしもまだまだ若輩且つ未熟者でして・・その域にまで到達する事が出来ませんの。だから、あの子たちの訓練も兼ねて、この条件を提示致しますの」「でも意外ね・・てっきり蹴られる前提で以てダメ元で要請してみたのに、本当に協力してくれるなんて夢にも思わなかったのよ、正直」「わたくしは概ね貴女の考え方に同意していますの。この世に正しい答えなどは存在しませんわ。だから皆日々悩むを伴いながら生きていますの。・・けれど、自分にとって正しい答えなら人はいつでも見つける事が出来る。理想的な話などそう転がっているものではなく・・”こうすれば全て上手く行く”な~んておとぎ話のような話ですら見つけられない人もおりますわ・・でも、それで良いのではありませんの?胎児が踊るのは、決して母親の心が解って恐ろしいからなんかではありませんの。もっと前向きな・・応え。だから・・そう。優しさで全てが救われるのならばそれはそれで幸せな物語なのかも知れないけれど。生憎とわたくしの性には合いませんわ。・・・・と、言うことですので、しばらくはここで待機させて頂きますので・・・・仲良く致しましょうね?うふふ♪」「冗談・・アンタみたいなおっそろしい女となんて、一緒に息をするのも嫌よ」「”素顔で語る時、人はもっとも本音から遠ざかるが、仮面を与えれば真実を語りだす”とは良く言ったものですが、貴女は正直なのですわね?うふふ・・わたくしと同盟を組む以上、威勢の良いお方は望むところですわ。どれだけ悪態を吐こうがわたくしとしては大歓迎♪・・・・ですがただ・・ほんの少しでもわたくしの意図から外れることがあれば・・」 「そのときはぶち殺して差し上げますわ♪」===名前:カリン=ビシャス=エーギルパッフェ=リヒトヴァルツェ=クレッシェント=カルヴァイ技能:システマ、重火器全般、長柄物全般(槍、矛槍、薙刀..etc)、諜報、扇動、暗殺、拷問、尋問、部隊指揮力:SS スピード:EX 賢さ:EX 持久力:EXとにかく名前が長い人。四英雄であるワンダやアーサらの師。実際の身分は元・共和国軍情報部四課長、最終階級は中佐であるが表向きには文化財保全部室長。階級は軍曹。ミドルネームの頭文字をとって普段は”ベルシー”と名乗っている。一見、いつもニコニコとおっとりした人物に見えるが、これはただ単に彼女が狐目であるが為にそう見えるだけで、実際は一切微笑んでいない。その為、勘違いして対応を間違えるとエライ目に逢う(ワンダ談)信条は侵略すること火の如く蹂躙すること炎の如く爆発すること核の如く猛き荒いぶること熱の如しと言った具合に、とにかく無理を通して道理を引っ込める爆炎を思わせる強硬派。身内とも言える教え子には一層厳しく、その一人であるアーサ曰く「え?御師様と?無理無理無理無理絶対無理。御師様と一戦交えるくらいなら生身で野生のカバとガチバトルした方がマシ。戦車三台くらいまでならそっちとバトるよ」とのこと。とにかく何に於いて語るであっても”苛烈”という言葉が付いて回る危険人物である。===~同時刻 校舎内中央フロア~「ああ・・そういえば・・・・まだ君達の名前を聞いていなかったね?教えてくれないかい?」「名前・・?んなモン聞いてどうする?今からぶん殴られて即退場が決定してるアンタと宜しくする意味があンのか?」「いや・・大した事じゃあ無いさ。ちょっとした、ほんの気遣いだよ」 「・・?」「だって、名前の無い墓は・・・・嫌だろう?」「ナメやがって・・!!」(ぶちっ!)「あんな見え見えの挑発なんかに乗るな!フェイ!・・あいつは目が見えない!だからこちらの呼吸を荒げさせてこちらの位置を同定しようとしてるんだ!一発でも食らったらこっちはアウトなんだ!リタは戦闘に向いていない以上、あいつを倒すにはお前だけが頼りなんだ!・・逆から言えば、盲目であるアイツは・・・・音さえ立てなければ簡単にぶっ飛ばせるって事だ!」「・・ッ!・・すまないな。もう少しで足引っ張っちまうとこだったぜ・・オーケイ。ちゃっちゃっとボコッて先に進む事だけ考えるぜ」(・・うん。土壇場で冷静になったか。あの手の手合いはもうちょっと楽に事を運べると思ったんだけに、ちょっと残念かな。・・と、感じる呼吸音は微量・・それも特定されないようにわざとらしく見せながら各所を転々とほぼランダムに動いてるみたいだね。思ったよりもやるなぁ・・)「僕が盲目だと言う事は知っていたのかな?参った・・そんな対処されちゃあ敵わないなぁ・・・・」続く!
2009年03月22日
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「”心”とは満たされる器でなく、燃やすべき炎・・甘さと弱さをはき違えないで下さいな」お仕事でタイ王国行ってきますた。色々、感想がありますが三行にまとめると国王陛下のカリスマっぷりにカルチャーショック女性が美人過ぎて鼻水噴出さらに下手な女性よりもジェンダーが美人過ぎたに尽きます。新たなチャンネルが開きそうです===「手裏剣にはその特異な形状、投げ方により独特の動きを示します。・・その慢心の多さと性格上、余裕を持った避け方をしないのがアンタです。実際問題余分な動きはエネルギーの無駄な消費に繋がりますから。戦闘といった意味ではそれは概ね正解と言えます。・・けれどその分、かわした後の位置が読み易いのですよ。その思い込みの激しさ、経験の豊富さ故にアンタはここで負けるんです。・・即ち、アンタの死因になるのですよ。まだまだいっぱい在庫はありますよ?乱れ討ちで一斉処分です」ジャラ・・ピュルヒュルピャー「・・ど、どこにそんなにたいりょうの”しゅりけん”をかくしもっていたのだ・・!」「常に、この放漫な胸の谷間に隠して置いてあるのですよ」ぽふんっ!むにむに・・※実際はパッドの中でした「・・・・・・こしゃくなぁ!!!!」ぶぼぼっ・・もわっ!「茶色の・・煙・・?」カンカンカンっ!キィィイイイインッ!!!!「煙に・・・・全て弾かれた・・・・?!あんな屁みてーなのに防がれたって言うんですか・・・・?!」「おならとかいうなー!!・・・・”しつりょうのあるけむり”・・!そのおそろしさをみをもってあじわうがいい!」(茶色いのが余計に汚らしさとか臭そうな感じを浮き出させてますね、アレ・・バッチィです)~~~「うむ・・見れば観るほど・・あの小奈津とかいう娘・・良い身体をしているな!一見ただの細身の様で無駄な筋肉が一切無い。・・実に機能美。理想の筋肉さんではないか!胸が小ぶりなのも私好みだ・・ふむ。殺してしまうのが勿体無い・・いや、むしろそのままホルマリンにでも漬けてじっくり鑑賞するのも良いか・・うふふ・・ふふふふ!!・・さてさて、短気で頑固な職人気質だが、史上最年少でイエローケーキのパティシエとして徴用されていた知恵者であるワンダと、この私の猛攻・・たった独りで何分凌げるかな?」===~一方その頃~「このおバカヤロー!!放せです!小奈津のとこに戻るですよ!・・小奈津・・小奈津・・・・どうしてですか・・?」「おいおい。あんまり”小奈津小奈津”連呼するとヤンデレみたいだぜ?ちったー落ち着きなってばよ」「うっせーです!そーゆーそっちこそ何で平気でいられるんですか!?元々、バカだの変態だのは常々思って見損なってはいたですが、今回のは看過できねーほど幻滅したですよ!大バカヤロー!」「ドMにとっちゃあそいつぁ御褒美さ。・・っつーのは1割ほど冗談で・・百合絵たん気付いて無いのか?ありゃあ違うぜ。小奈津の嬢ちゃん。こっちにハッパかけただけだ」「・・?どーゆー事ですか?一から説明しろです!馬鹿の癖に何ですか!そのしたり顔は!」「説明すんのもめんどくせーや。百合絵ちゃんが前後の会話とこの状況から察してくれや」「おバカで下僕の分際で・・勿体付けてかっこつけるんじゃあねーですよ・・・・」「ま、何にしろ、だ。とにかく、俺らだけじゃあ、あのファッキンスナイパーをどうにもできねー。応援を呼ぶのが一番だ。幸いにも皆が校舎内にいるのは解ったからな。とっとと反撃の狼煙ぶっ立てて○イプ開始だぜ!ヤツに本当のファ○クを見せてやらぁな」「へ!じょーとーですよ!!」 「小奈津・・!しばらく待ってろです!」===~管理者本拠地 校舎 とある一室~コンコン「どうぞー」「入るわよ」ガチャ「ごきげんよう。とても気持の良い朝ですわね。・・・・ふわあ~ぁ・・あら?失礼しましたわ。わたくしったらはしたないマネを・・」「・・もう11時を回ってるわ。朝と言うよりは昼ね」「まぁ・・もうそんなお時間ですの?ですが・・わたくしは気楽な隠居の身・・御目溢しして頂けると幸いですわ」「隠居・・隠居の身ねぇ・・・・いいわ。解った。腹の探り合いは性に合わないから単刀直入にもの申すわ!私に協力しなさい」「そう言われましても・・・・わたくしは今風に申し上げると”無職処女ヒキニート Lv.28”・・・・出来る事も限られていますし、そもそも何故ここに呼ばれたかすらも皆目見当付きませんわ」「残念ながらアンタの身の上は割れてんのよ。元・共和国軍情報部四課長・・カリン中佐殿?」「はて?・・・・四課ですの・・?ええ、確かにわたくしは退役するまで軍に所属していましたけれど・・情報部は陸上1課、航空2課、海上三課が互いに監視し合う形で三課までしか存在しなかった筈ですわ。そもそもわたくしの階級は軍曹でしたし、名前はベルシーと申します。人違いではありませんの?」「表向きは・・でしょ?恍ける必要は無いわ。時間の無駄よ。・・その三つの権力が偏らないように捜査、時には実力行使で均等化を図る部隊。彼ら自国の誇る諜報員、政党を従える議会すらも存在自体を知らず、軍でもほんの一握りの人間しか知らない四課の長。それが貴女よ。・・カリン課長?・・いえ、カリン・B・E・R・C・カルヴァイ中佐殿?」「うふふ♪将来の志望は小説家さんですの?面白そうなお話ですわね?完成した暁にはわたくしにも拝読させて頂けません?」「・・ここまで揺さぶっても表情すら変化無し・・か。相当な食わせ者ね。話に聞いていた以上だわ」「・・ま、今回は事情が事情ですのでお遊びはこれくらいに致しまして・・・・」「・・・・貴女、どこからわたくしの事を知ったんですの?」「・・ッ!本性を現したわね・・女狐!」「・・うふ。これも・・冗談・・ですわ♪そんなに怖いお顔をしないで下さいな狸さん?この様な問答が詮無き事である事くらい、とうの昔に確証を得ていますもの。ここは・・そう。わたくしがいた場所よりも遥か過去・・いいえ、違いますわね。もっと・・そう量子論的な話で説明する場所ですわね?」「・・・・アンタ・・どこまで気付いているの・・!?」「”堂廻目眩”、”戸惑面喰”それらに心を奪わなければ幾らでも情報というものは落ちていますわ。察しが悪い子は落し物の拾い方を知らないだけの迷子さん・・きっかけはほんの少しの違和感・・ですわ。貴女の酷使した”呪術”という一つのキーワード。この世には”呪文”や”魔法”の様な都合の良い便利なモノはどこにも現存していない、と、わたくしは考えておりますの。もっとも崇高なまでに発展した科学はそれと同義・・とも言えますけれど・・呪術や魔術と言った体系を持つ技術は存在しないのが現実。・・けれど、”どうして?貴女はそんなものが使えるのか?先ずは・・・・この相反する二つの命題が真である事を前提に焦点を宛てますわ」続く!
2009年03月20日
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ハウスダスト、花粉症、インフルエンザその他諸々の対策に7万くらいの空気清浄機を買いました。ジンギスカンとか臭いのキツいものを部屋で食べても10分もすれば全く臭わなくなります。素晴らしい。我のPCたんけっこーCPU積んでて熱籠り易いので、ファン4台体制で対応している為に、ホコリ吸いまくって掃除するのも大変ですし、PC自身にも良くない状況下の対策にも一役買ってますさらには加除湿機能も付いてるんでオールシーズン安泰だぜー一石六鳥くらいで大変満足しております。===「・・・・!同じ手を食う程耄碌してませんよ」スッ・・~~~「一度ならず二度までも・・避ける位置も計算して射出してるのになぁ・・やっぱりここまで生き残ってきた連中だけあって歴戦のチート揃いって事か。ま、今回に関してだけは素直に銃弾を食らっていた方が楽だったんだがな」~~~ぽむっ・・!「・・!さっきの銃弾が弾けっ・・!権平流忍法!土遁の術っ!」ザバッ!ヒュヒュン!ヒュヒュヒュン!スボスボスボスボッ「ふぅー・・避けたと思ったらこれですか。ダムダム弾みてーな弾ですね」※説明しよう!権平流土遁の術とは!野球でピッチャーがマウンドを慣らすようにして、足先で地道に・・且つエレガントに地面を掘り進む事によって地中に隠れる努力の結晶だ!これは小奈津が日々エアー足コキによって鍛えた素早くて精密な足の動きがあって出来る事!良い子はマネしちゃダメだぞ!「小奈津っ!無事ですか?!」「よそみするひまがあるのか?ずいぶんとよゆうしゃくしゃくなのだな?」ボシュゥボシュウ・・! 「そうはイカの金たまだぜぃ!」ズバシュッ・・!ボンッ!「その変なリュックみてーなのミサイル紛いのモンまで収納されてんのかよ。思わず真顔になっちまったぜよ」「なっ・・・・!けんなどというげんしてきなぶきでたたきおとした・・だと・・!」「我が利剣に死角は多分ほとんど無し!首輪があって本調子じゃあ無かったからなぁ、暴れさせて貰うぜ!」「相変わらずキマってるんだか、キマってないんだか良くわからねーヤツです・・」~~~「あれ?わざと避けさせて安心しきった全身に御見舞いする予定だったけど防がれちゃった。本来ならば”なん・・だと・・?”とか言うべきなんだろうけど、めんどくさいなぁ。リアクション芸得意じゃないんだよね、ぶっちゃけ。・・さてさて、次の一手はどう防いでくれるかな?」~~~「ぐぬぬ・・そのむだにあつくるしいじゅうそうびといい、へんたいぐあいやげんどうのいみふめいさといい、ウチのバカをおもいださせる、ふかいなやつめ・・」ゴゴゴゴゴ・・・・!「・・?誰か屁でもこきました?何だか地面を揺さぶるような重低音がするのですけれど・・」「地面を揺るがす程のオナラなんて聞いたことねーですよ」「いや、俺っちは屁で建物揺らして地震騒動起こした事があるぜ!ロペスってヤツの中学生のときの知り合いも会得してた奥儀だ!」「んな、アホな・・」ズゴゴゴゴ!バシュゥ!~~~「はい、ドーン!”パロロコング”はその名の通り、地を這う龍・・地中を進行し、相手の足下から現れる弾丸だ。地下に潜っていたあの少女には一溜りも無いだろう。通常、狙撃というものは水平方向からの攻撃だけだから、それにさえ気を付ければ良いのだが、”ウォノミ”で上空からの散弾強襲、”ダンタリオン”は地面下から吐き出される急襲・・上下方向からの攻撃・・・・マルチアングルから襲来する死神達から逃れる術は・・およそあんまり無い!」~~~「小奈津!地面が何かモコモコ盛り上がってそっちに向って行ってるです!良くわからねーですけど、嫌な予感がするですよ!」ズゴゴゴ・・・・!「ん・・!けっこう深く掘っちゃったから中々出られません・・」「このおバカー!!!!」「だぁー!!しゃー!!おらぁぁあ!!」ボフっ!シュオォオオオオ!!!!「ふぅ・・間一髪抜け出せましたね」「なに、減り込んで抜け出せねぇ蟻地獄だったら周りの地面を丸ごと抉ってぶち壊すまでよ」(・・とは、言ってもこのままじゃあジリ貧ですね。状況を打開するには・・)「このちみっこいのは私一人で十分です。二人はスナイパーを見つけ出して叩いて下さい!」「何言ってやがるですか!三人がかりでギリチョンパくせーですのに今戦力を分散させるワケにはいかねーですよ!」「これでも気を使った方なんですけど・・やっぱりはっきり言った方が良いですね。邪魔です。消えて下さい。はっきり言って足で纏いなんですよ。二人とも」「こ、小奈津・・?」「一度じゃ解りませんか?じゃあ何度も言いますよ。邪魔です。とっとと失せて下さい。はっきり言ってあんたらは要らないんですもの」「・・・・チッ!そういうことかよ・・・・!このクソ馬鹿大阿呆が・・!百合絵ちゃん・・!構うこたぁねぇ!ヤツもああ言ってるんだ!付き合う義理はねぇぜ!」ガシッ!「ま、待ちやがれです!放すです!まだ私は小奈津に聞きたいことが・・!」「私からはありません。だからさっさと視界から消え失せて下さい。うざったいんですよ」「もういいだろ!何言っても無駄だ!人間ってのはぁ危機的状況下で本性が出るもんさね。あれが・・権平小奈津って事なんだよ!とにかく、ちょっぱやでずらかるぞ!舌は噛まねぇように黙ってろよ!」ダッ!「なかまわれ・・か?ふむ・・まぁいい。どちらにせよなんぴとたりとものがさぬよ」フシューフシュー・・ゴォォォオオオ!「そっちこそ余所見をする余裕があるんですか?上空にさえいれば当たらないとでも思っていやがったら大間違いですよ?」シュシュッ!ヒュンヒュン・・!「ふん。こざかしい。どんなとうてきぶきであろうとえがくきどうはぶつりほうそくにしたがうものだ。」ヒョイ「じゃぱにーずあんきの”しゅりけん”というヤツか?・・ずいぶんとじしんがあったようだがざんねんだったな。わたしのきどうりょくにそのようなこっとうひんではぶふそうおう・・だ」シュリシュリシュリシュリ・・「それはどうでしょうか?」「・・・・!!」ビュッ・・!タラ・・・・「・・~~~っ!!」続く!
2009年03月08日
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トップへをここに訪れる度ランダムに表示される仕様にしようとしたのですが、行き詰まりますた。誰かっ・・!助けてください!(エアーズロックで死体遺棄をした傍迷惑な少年がエアポートで叫んだ的ニュアンスで===「・・・・把握した」(ま、器用な生き方が出来ないのは・・お互い様だな)「突拍子も無い話に付き合わせて悪かったわね。・・別に、信じてくれなんて言わないわ」「いや、信じるさ」「あら?随分と酔狂者ね?私が我が身可愛さに・・自分を正当化したくて嘘を吐いてるのかも知れないわよ?」「アンタは自分を偽りはしているが、嘘だけは一度も言っていない。それだけで私にとっては信ずるに値する・・という事だ」「・・・・ありがとう。って、ガラじゃあ無いわね。こんな事言うのは・・」「ふふ・・そんな事は無いさ。どういたしまして。ふむ、しかし・・その話を聞くと、案外各地で信仰されている神々の始まりは、この星に偶然か観光・・或いはその他の目的で訪れた・・ただそれだけの宇宙生物なのかも知れんな」「信仰する気失せた?折角だし、皮肉も交えて出陣の前に御祈りでもしたら?変態生物達が同じく変態仲間として助けてくれるかもよ?」「いや、元より私は祈る習慣なぞ無いな。なぁに、心配には及ばないさ。こう見えても隠しパラメーターである”主人公補正”を保持しているからな」「あら?奇遇ね?私も持ってるわよ。”主人公補正”」「む。そう返すか・・てっきり”メタ発言はよせ”と、嫌がると期待したんだが・・」「ふふ・・残念だったわね?でもね。結局のところ、同じ”主人公補正”を持っていた”真田綾人”や”神風瞬”もけっこう初期に死んでいる事だし、そのパラメーターにあまり過剰な期待はしちゃダメよ?」「はは、その通りだな。お互い・・似たもの同士だからこそ惹かれあったとは言え、これも何かの縁だ。全力で援護してやろうじゃないか」「”似た者同士”ねぇ・・アンタが戦争屋をやる理由は確か・・」「・・文明の発展の為さ。私の住んでいた場所では、人類はその技術が袋小路へと行き詰まり、にっもさっちも行かなくなったのさ。故に、発展させる必要性があった。急速な技術の進化・成長には戦争が必要だったんだ。・・平和の反語は何だか解るか?」「・・戦争?」「違うな。平和の反語は戦争では無い。”混沌”だ。例え戦争が起こり、交戦中であっても秩序が保たれるのであれば、それは広義的に平和であると言えるのだ。加えて、共通の敵の存在により人類は団結する。文化や技術も向上する。少々荒っぽい方法だがな。それしか手段が無かったのだよ・・お互い憎まれ役は楽じゃあ無いな?ロウヒーロー?」「ふふ・・まったく、ね。じゃ、精々頑張ってきなさいな。少しくらいは期待してあげるわよ?ロウヒーロー?」「・・と、さて出発・・!と行きたい所なのだが、その前に・・」「し、ししょ~・・いくらししょ~でも、ピクルたおすのはむりだ・・う~ん・・う~ん・・」「折角の機会なんで、もう少しモミモミしておくか!」むにゅむにゅ「ん・・くっ・・」「ふぉおおおお!これは・・ヤバイ・・!マジヤバイ!何がヤバイってマジヤバイ!乳首もイタズラしちゃおっかな・・」コリコリ「む・・あっ・・」「ほ~れほれ!未発達な身体でも感じてしまうのか!ここか!ここがええのんか?!」クチュクチュ・・「・・そこまでにしておきなさい。気付かれたら多分その子・・泣いちゃうわよ?・・強がって背伸びはしても、10に届いたばかりの子供には違いないんだから・・」「なぁに問題無いさ。そんときは天狗の仕業かゴルゴムの仕業にでもしておくさ。・・だからっ!私はっ!彼女が意識を取り戻すまでっ!イタズラする事をっ!やめないっ!!」(さっきは勢いで言っちゃったけどロウどころか完全にカオス属性です。どうも本当に有難う御座いました)~~~~南の島 密林地帯~(・・と、まぁこの後フルボッコ・・ガチで殺されかけたワケですが・・)「え?カメラ回ってる?・・コホン!あ、どうも。グッドイブニングこんばんわ。いい夜ですねこんばんわ。あなたとわたしでこんばんわ。皆さまのアイドルぷりちーちゃーみーアーサです。こにゃにゃちわ。挨拶はここまでにして、本日も”狙い討ちDQN!”のコーナーが回って参りました!このコーナーはランダムで引き当てた御葉書に書いてある人物を狙撃しちゃうぞ☆というと~ってもセクシーでクールなコーナーです!ワォ!単純明快!今回の御葉書は・・え~っと・・ごそごそ・・・・じゃん!こちら!さーて、貴方のハートをズッキュンこしちゃうぞ☆名前はえ~・・っと一条百合絵ちゃん?ん?何?現場のワンダちゃんから中継が入った?む。じゃあ繋いで下さ~い!」ジジッ・・ジッ・・・・「ばかもの!あそんでいるばあいではなかろう!!」「わぉ!無線で怒れられてしまいました!流石に敵前で一人MCゴッコは不謹慎でしたかね?それでは皆さま!また来週~!Check it out!・・はいは~い!じゃ、今から真面目にやるよ~ん・・・・ショット!」キュィィイイイイイ!!パシュッ!===~アーサが弾丸を放つ、少し前(参加者が校舎に突入した同時期)~「しっ・・!」ヒュッ!ゴォォオオオオオオ!「ふれいむすろあー・・ずいぶんときょうあくなぶきをもっているのだな?だが、そんなどんがめのようなうごきではかすりもしないぞ」「おのれ・・ちょこまかとうざってーです!」「・・おめーらは一体何モノですか?!少なくともクラスにこんなちみっこジャリチビん子はいねーです!目的は何なんですか?!名乗りやがれです!」「(ぴき)・・わたしはせがひくいだけだぞ!おこちゃまっていうな!!きみたちのなかまがわれわれにゆみをひいたので、ついでしゅくせいにわれわれがでむいたのだ。うんがわるかったな、としかいいようがないな」(舌っ足らずで何言ってるか詳しくは良くはわからねーですが・・”ゆみをひく”?皆は校舎に突入したって解釈で良いんですかね・・?)「ま、このクソガキんちょが何者であれ、今からぶち殺す事には変わりないですから。小奈津的にはどーでもいいです」「あ、俺も俺も!うん!考えるの面倒臭い!」「ぐぬぬ・・相変わらずおめーらは・・!」続く!
2009年03月06日
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11、13、64話がそれぞれカウント間違えて重複している事が判明しました。修正が大変なので抜けた分を補完する形で今回のタイトルを69話に致しました。===「あ、ちなみにここの様子も現在進行形で見てるわよ」[あーあ・・やっちゃったなー。御師様マジおっそろしいからなー・・・・あの人絶対登場作品間違ってるもの。バキとか出演した方がしっくりくるって。怒鳴り声で地響き家鳴りとかありえんもん」「・・ま、ここ見てるってのは流石に嘘なんだけどね」「だってさ。良かったな」「・・・・」「あれ~?ワンダ・・?どうした~?おーいおーい・・!全然無いけどおっぱいムニムニしちゃうぞ~?」ぺちぺちむにゅむにゅ「・・ダメだ。反応無し。あまりの恐怖に気絶しちゃったみたいだ」「あら?・・でも、ここから先の話は、あの子にはあまり聞かせたく無かったから丁度良いかもね」「・・しれっ、と良く言う・・・・これも計算の内だったのだろう?食えぬタヌキだな・・まったく」(そうなの?)「・・思ってる事と言ってる事、逆になってるわよ?ま、良いわ。その辺は想像に任せる。ところでさ・・アンタは”神”を信じるかしら?」「神・・か?随分と抽象的・・というか概念的な質問だな。だが、お生憎様、私が信仰しているのは筋肉だけなんでね、悪いが他を当たってくれないか?」「言っておくけど宗教勧誘とかじゃあ無いわよ?人間の常識や理解の範疇を超えた遥かな力を持つ高次生命体を、私は便宜上”神”と呼んでいるだけよ。・・そうね。例えば地球を真っ二つにする様な超怪力を持つカブト虫がこの世にいたとすれば私の基準では”神”と分類するわ。木星や太陽に何の補助装置も用いず生きていける大腸菌がいたとしても定義の上で”神”になるわね。要するにただ我々を凌駕しているだけ、と言った存在よ。絶対的なそれらがたまたま私達の世界に入り込むと、一般的には鬼や悪魔、幽霊という名前で呼ばれるからそっちの方が親しみ易い名義かもね」「そ、その定義で行くと、娘の前で得意気にお尻から火炎放射を放つという、常識では考えられない慎みの無さで痴態を晒した50過ぎ無職である私の父上も”神”レベルと言う事なのかい?!」「それはタダの馬鹿よ。コホン・・そして、ときに”神”と呼ばれる高次生命体の中でも特に知性を持った個体は、創造を行ったりもするんだけど、基本は作りっぱなの。・・だってそうでしょう?子供の頃に作った砂の城を成人しても後生大事に持っているヤツがいる?稀に作った世界の観測者となる酔興者もいるけれど、彼らは皆一様に誰かを救ったりなんかはしないわ。それを求めるのは人間のエゴと願望よ。・・でもね、今の私にとってはこの”創造”を行えるクラスの知性を持った神々が必要なのよ」「・・目的は?それほど強大な力を欲するという事は相応にでかい事をやらかしたいのであろう?」「・・秩序の為・・かしらねハッブル則、ビックバン理論と聞いて、アンタなら何を連想する?」「宇宙膨張か?この宇宙は、とある始まりの超新星の密度が一時的に無限大となる、ビックバンと呼ばれる重力崩壊に近い大爆発を引き起こした。・・そして、それにより宇宙が生まれ、またその爆発によって産まれた無限大のエネルギーは現在もなお、宇宙を膨張させ広げている。イメージとしてはびろーんと永遠に延び続ける有体ゴムみたいなモノだな」「・・そのゴムがあと数年後に限界まで伸びきってしまうと言ったら?」「・・それは・・・・まさか?!」「・・ええ。ユートピアのギャグばりに限界まで伸びきった”宇宙”という名のゴムは、伸びたときとは考えられないスピードで縮んで収斂していくわ。それこそ須臾の間にね。・・でも、それを何とか出来るかも知れないのが先程の神々なのよ。文字通りの神頼みね。・・・・そして、私が観測出来た内、この事態を何とか出来そうなのが6人ね。おっぱいがある所ならどこへでも移動可能な時空を統べる神・・イスナどのような境遇、状況下であっても生き残る事だけは長けている。イメージとしてはヨグ=ソトースに近いかしらね?再誕・再生を統べる神・・ツヨシ数多の武器と共に生きる戦を統べる神・・雫おっぱいと太ももを重点的に想像(妄想)を現実に変える、創造を統べる神・・くま有史以前からこの世界を観測し物語を綴る、叡智を統べる神・・夜・・そして、とてつもなく巨大。星々を股に掛けるほぼ全知全能の神・・カルミン幾ら”神”と言えども彼等も生物・・交渉次第では協力してくれる。ただその要求が、全員一致で”うら若き少女を贄に捧ぐ事”・・生死の如何については問われなったとはいえ、かなりの量のおっぱいを納める必要があったわ・・・・それでやっとこの世界に召喚できる神々・・」「それで、この催しが始まったと言うわけか・・何とも傍迷惑な神々だな」「そう・・だから、理屈の上では男の子は必要無かったのだけれど、神々の中でも意見の相違があってねやれ、男女の仲が引き裂かれた凌辱が欲しい、とかやれ、ショタ萌えだ、とかやれ、漢の汗こそ至上だ、とか色々あったんで、こういう方式を取らせて貰ったのよ。・・しかもようやくそれで話し合いの場が設けられただけ、彼らの協力を得るには、その他に幾つかの相応の媒体を必要とするわ。・・・・それは何とか既に手に入れたけれど。進捗状況はこんなところね」「ふむ・・やはり妥当なモノは魔道書か何かの類か?”エミグレ文章”や”パルス断章”、”無銘祭儀書”、”ルルイエ異本”のような・・」「宇宙=”アザトース”とでも見ればその解釈もアリかもね。”ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん いあ いあ んぐああ や な かでぃしゅとぅ にるぐうれ すてるふすな くなぁ にょぐた くやるなく ふれげとる いあ いあ はすたあ・・・・”・・な~んて言って出てくる様なヤツらじゃ無いわ。必要なのはもっと俗なモノよそれぞれ要求しているモノは違うのだけれど・・とりあえず聞こえてきたのは・・ア○スソフト作品、御剣冥夜1/1○ィギア、Dカップ以上の少女のおっぱい各種・・それにネトゲ各種と安定したサーバーよ」「うわぁ・・・・得意のブラックジョークか?」「こんな馬鹿な話を真顔ですると思う?認めたくないけどマジな話なのよ。悲しい事にね。・・要はこいつら使って力任せでどうにかすんのよ。・・・・こんな事。まともな神経でなんかやってられないわ」「だからアンタは自身を偽り、あたかも状況を楽しんでいる悪役だと自ら自己暗示の如く強く思い込む事で紛らわしているのか・・そう、振舞っているだけの・・・・むぐ」「ストップ。そこから先は口にしたら、はっ倒すわよ。・・誤解されても面倒だからね、一応言っておくけどそんなんじゃあないわ。私は人の不幸でご飯がおいしい、腐った悪党・・それだけよ。・・そして、秩序と安定こそついでなの。多少の犠牲は仕方無いんだけど、それを楽しんでる外道なの。・・それに結局の所、生徒達が酷い目に逢っているのにそれを直視せずに逃避している卑怯者には違い無いもの・・・・」続く!
2009年03月01日
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ギガロマニアックスという響きが好きです。その目誰の目BGM===ビュッパシィ!「それに・・敵から受け取ったもんを、”はいそうですか”と飲めるかよ」「あぁぁあぁあ・・・・勿体無い・・・!」「ええ!私達は永遠の16歳ですから!」「うわぁ・・・・」(うそくさぁ・・・・)「ふふ・・振られてちゃったか。非常に残念だな」クピクピ「この通り。毒なんて入って無いのにね。単純に誠意と歓迎だったのに、想いと言うものは中々伝わらないモノだよね。まぁ良いさ。僕のライヴはモッシュもシャウトも何でもアリだから、大いに盛り上がってくれ。さぁ、セッションを始めようじゃないか!Be come on!!!」ギュィィィイイイイ!!ヒュンヒュン・・!「何だ何だ?!アイツがギターを掻き鳴らした途端、どっからかブーメランみたいのが2つも出てきたぞ」「突入前に伝えたとおり、それは六槍の能力・・”触れたものの物量、大きさ諸共肥大化・倍化させる力”・・身体に触れれば、たちまち対内の血液量が増大して、内側からその内圧で破裂しちゃうからくれぐれも無茶な特攻はしないようにね」「ああ・・確かそうだったな」(食らったら一発でアウトって、ものすげぇ緊張感だな、おい・・)←途中から寝てて会議半分近く聞いて無かった人「それにしても薄っ気味悪いキザ野郎だな・・。そういえばアイツはこの国じゃあ有名なんだろ?具体的にはどんな奴なんだ?」「”六槍明”・・国内外に熱狂的なファンを持つミュージシャン・・CD総売上枚数は国内売上数でもギネス記録みたいね。・・万人に受け難いスラッシュやコアなんかのメタルではこれは異例中の異例だね。それと貪欲なまでの音に対する拘り・・ファンの間で有名なエピソードにこんなモノがある。ある日、作曲中の彼にはどうしても欲しい音があって、その為に、自らの腕を・・へし折った。そして、大きく炎症を起こし膨れ上がったその腕で、手に入れた”音”を嬉々として楽譜に書き込んだ」「・・芸術家ってヤツはぁ、どこの国、どんな時代でもどっか頭のネジがぶっ飛んでる奴なんだな・・」「・・でも、そこまでして本物を求めた拘りがあるこそ、彼の音楽に対する評価は非常に高い。彼の曲は真に迫った”音”がある」「ふむ。そうか。・・けど、随分と詳しいんだな?姫神の情報でもそこまでは入って無かった筈なんだが」「・・私がその”熱狂的なファン”だから・・・・ぼそ」「え?」「・・何でもないよ」「いやいや!聞こえてたって!姫神の情報見ていたときはそんな反応していなかったじゃないか!・・確かあん時ははアニソン以外興味が無いって・・」「ごにょごにょ・・あのときは姫神さんに成り切っていたし・・ここに彼が居るなんてまだ半信半疑だったし・・空気も・・ちょっと読んでみた・・から。それに・・」「それに?」「・・ん。あの時は鈴ちゃんもいたから・・『アーチスト(笑)三次元とか(笑)wwwプギャーwwwwww』とか言われるの嫌で・・」「・・・・」(普通逆じゃないか・・?)「ちなみにCDは布教用、実用、保存用、と三枚買ってる・・貸そうか?聞いてみる?」ずいっ「全力でノーセンキュー。フィニッシュです」「でね!これが!Last Singleの”Trick star”!六槍明はこれを最後に世間から姿を消す!彼の一つの伝説が終わり、また同時に・・ここから伝説は始まった・・!」(まったく聞いていない・・ダメだ・・こいつ・・早くなんとかしないと・・)===時間は遡って、本拠地突入前・・きょろきょろ・・「しかし、みればみるほどふあんになるな。ここはこんなかせきみたいなセキュリティで、ほんとーにだいじょーぶなのか?」「・・・・」「むしか?それともかくしごとか?・・まあいい、きみがはなしたくないのならなにかじじょーがあるということなんだろう。ついきゅうはしない」「ま、世の中には”意味のある嘘”と”意味の無い嘘”ってヤツがある。そうしてくれると助かるよ」「・・あいかわらずくえんやつだな」「御喋りは済んだかしら?じゃ、そろそろ持ち場に行って貰うわよ?」「・・ところでやといぬしよ。ひとつぎもんがある。なぜこんなことをするのだ?りゆうもなしにこのようなおおがかりなことをするとはおもえんが・・」「・・あのな。我々は傭兵だ。雇い主の都合など聞いてどうする?無意味だろう」「わたしはたとえそれであっても、じぶんなりのほこりをもっているつもりだ。りゆうなきばんこうをはたらくのはごめんだ。なっとくできるだけのこたえがほしいのだ」「えー。理由なんて後からいくらでも付いてくるし、ぶっちゃけでっち上げでも良いんじゃないの?」「ええいうるさいうるさいうるさーい!!きになるのだからしかたなかろう!!」「・・ンモー。しょうがないなぁ・・でも可愛いから許す!」なでなで「なっ・・!だからこどもあつかいするな!このばか!」「・・と、言うワケだ。ウチの自称”れでぃー(笑)”が教えて欲しいとさ」「そういえばアンタらの師匠も同じ事聞いてきたわねぇ・・アンタらは傭兵の癖に随分と知りたがりなのね?・・ま、別に隠しだてする様な事でも無いし、構わないけど」「し、ししょー・・だと・・?ししょーもここにきているというのか?!」「マジ?」「まじまじ」「しょ、しょしょしょしょんな・・!嘘だ!嘘だといってよ!ばーにぃ!むしばになるからと、いっしゅうかんにひとふくろとさだめられていた”とくとくあまなっとーさんすぺしゃる!だいようりょう!”をひとばんでたべつくしてしまったぞ・・!ししょーがいないからと、あんしんしていたのに・・!」続く!
2009年02月28日
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連載してた時期を考えるとひろちゃんって元祖ヤンデレ。個人的には須藤さんみたいに明らかに吹っ飛んでる人物よりも、文吾君みたいに一当たりの良い常識人だけどどっか壊れてる人物の方がより狂気を感じます。ぶっちゃけラスボスになるとずっと思ってましたあと、ヤガーとタラスクのデザインの良さは異常。===ガタガタガタガタッ・・・・!「あわわわ・・!あわわわわ!」「何・・?地震?」「震度4くらいでしょうか・・?」「あぶぶぶぶあばばばばば・・!」「ルクスきゅん!しっかりするニャ!これは、シロちゃんと戦闘中のヤツが馬鹿力で建物自体を思いっきりぶっ叩いただけだニャ!」(ガクガクガク・・ブルブル・・・・)「心此処にあらず・・ですね」「うふふ・・わざわざ長話をチンタラ喋ってるときは時間稼ぎって相場は決まってんのよ?人は・・ね。自身を世界に拒絶されたとき、二つの選択肢の内どちらかを迫られるわ。即ち・・”自分のカタチにあわせて世界を削るか”、”世界のカタチにあわせて自分を削るか”私は前者を選んだ・・それだけのことなのよ。それじゃあね。縁があったらまた会いましょう?」タッ・・!「逃げるニャ!」「・・ま、待ちやがれ!!・・畜生!足が竦んじまって動けねぇ・・!」グラグラグラ・・「ルクスさん・・」===~数分後~「よーやっとこさ揺れが収まったみたいだニャ」「畜生・・!畜生!俺は自分が情けねぇ・・!地震程度でビビってトドメを刺して置かなきゃならねぇ相手を見逃しちまうとは・・!!」「まぁまぁ・・今は麻酔で何とか誤魔化しているは言え、アッチには十分過ぎるダメージが行ってるニャ。それにアイツの手品の種はバレてるし、こちらはほぼ無傷・・そんな気にしなくてもきっと大丈夫だニャ」「違う・・!手負いの獣ってぇのが一番厄介で危険なんだ。ああいうイカレた考え方のヤツが形振り構わ無くなったら大変な事になるッ・・!」「でも・・日本以外では地震なんて早々お目に掛かれないから無理も無いですよ。黒崎遥音はリーフイが起こす地震があの時間帯に来る様にあらかじめ打ち合わせしていたみたいですし・・」「ニャニャ?でもちょっと不思議だニャ?ルクス君は海賊出身ニャ?船の方が揺れる気がするニャ」「時化なんかの揺れとはまた別ですよ。大陸という巨大なモノが動くなんてあっちの人は夢にも思わないんです」「そーゆーもんなんかニャー?(なんか釈然としないニャ・・ルクスきゅんはヤツに”容赦しない”と言っておきながら、何度も何度も攻めるべきチャンスを無碍にしてるニャ・・実力にもかなり差があるし、やろうと思えば最初に手首を掻っ切る時点で首ごと落とす事も可能だった筈ニャ・・)」「ルクスさん・・あの様な危険人物を逃がしてこんな事を言うのも不謹慎かも知れませんけど・・私は少し安心してるんです。あのときのルクスさんは私の知っているルクスさんでは無く、その手を血に染めて修羅の道を行こうとしていましたから・・・・でも今はその茨の道を歩まずに済んだんです。・・だから、ここで立ち止まっていても始まりません!今はとにかく前を向いて先に進みましょう!」「トワちゃん・・」「・・・・・・」非常階段(ルクス)ルート END===~本拠地 正面ホール~「ダアーッシャアアッ!!一気に駆け抜けるぜ!」ダダッ・・!「はぁ・・はぁ・・!速ッ・・ですって・・ば・・!待って下さいよ~フェイちゃ~ん~!」「ははっ!そんなトロトロ走ってたんじゃあ置いてっちまうぜ?」「そ、そんな~・・!」「まぁまぁ・・そう急がずとも・・連れの彼女もああ言っている事だし、もう少し此処でゆっくりしていったらどうだい?粗相の無い程度には歓迎するよ?」「あれは・・!」「六槍晃・・!」「ちっ・・!やっぱりそうスンナリとは通してくれるわきゃねーよなー・・出やがったか・・リタ!ここはアタシに任せてアンタは下がってろ!」「・・解ったよ。でも無茶しちゃダメだよ!」「ああ、心配すんな!こんなモヤシ野郎、数分でカタつけてやるさ」「これは手厳しいねぇ・・。ま、先ずは挨拶代わりだ。これでもどうぞ」ひょいパシィ!「・・おっと!残念だったな。そんな攻撃当たらねぇよ」「・・なんかそんな感じじゃ無いみたいよ?」「おっと失礼。そちらのお譲さんにも」ひょいパシッ「これは・・?シェイカーとグラス・・?」「爆弾・・ってワケでも無さそうだな?」「開けて見れば判るよ」「アンタに言われるまでも無いさ」パカッ「・・何だ?この匂いは・・アルコール・・・・か?」「”セックス・オン・ザ・ビーチ”・・ウォッカをベースにした桃のカクテルですね。フェイちゃんのはライチ独特の匂いがあるから恐らく”楊貴妃”みたいだね・・でも、何で?」「ここまで辿り着いた経緯を表して、君たちの素敵な声を聞いて高めたインスピレーションで見合ったカクテルを調合してみたのさ。どうだい?御明察の通り、そちらのやんちゃなお譲さんには”楊貴妃”・・まだ性を知らない甘酸っぱい少女に相応しい瑞々しさを表すカクテルさ。もう一人のお譲さんには、あどけなさの中に時折覗かせる色気・・その愛らしさを桃に例えて調合したカクテル”セックス・オン・ザ・ビーチ”だよ」「良いなぁ・・羨ましいなぁ・・私も欲しい・・!」「桃の様に愛らしいだなんて・・正直過ぎるね!貴方!」(こいつ・・何なんだ・・?得体の知れない奴だ)「わざわざ用意して貰って悪いんだが・・生憎と、私達は未成年なんでね。返すぜ」続く!
2009年02月25日
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部分分数分解のテンポの良さは異常。三角関数の加法定理もリズミカルだと思います。===「ルクスきゅんが声を荒げるなんてニャ・・いつもみたいにあんにゅ~い~な彼らしくないニャ・・一体どうしたのかニャ?」「ルクスさんには義理のお姉さんが居るんです。血は繋がってはいませんが本当の姉弟以上に仲の良いお姉さんが・・それが本当の血を分けた姉妹の姉である筈の黒崎遥音・・あの態度を見て、妹さんに自分の境遇を重ねてしまったのでしょう」「地雷を踏み抜いて、ついでに逆鱗に触れたって事ですかニャ・・」「神話のイシュタルみたいに身勝手な女なんだな。アンタは。自分の事ばかりで周りが一切見えちゃいねぇ。歩く害悪そのものだ」「ごめんなさい・・私が全部悪いの・・スンスン・・・・」「そう言って欲しいの?・・冗談。私が奪うために貴方達がいて・・世界があるのよ。でもね?誤解しないで頂戴。私が多くの人間の命を救っていたのもまた、事実。私は自分にルールを課しているの。”一人を救ったら一人を食べる”これでもね医局では若手のホープなのよ?だって、頑張って一人を助ければ、その日は一人食べられるんですもの。そこらのサラリー貰っているだけの連中とは気概が違うのよ。そうすることでより一層おいしく頂けるわ。所謂、御褒美効果ってヤツかしらね?――そう、だから・・!常に風は私の方に吹くのよ!!」カッ!「・・・・ッ!!」カサカサ・・・・「あら?一瞬でボロボロになっちゃったわねぇ・・?”誰が”、”いつ”攻撃手段が”メス”だと言ったのかしら?カヨワイカヨワイ女の身でありながら、私がずっと捕まらなかったのには理由があるのよ?」「時間の進行・・か」「あら、知ってたの?しっかり予習してきている様ね。偉い偉い。私が望めば視界にあるモノの”時間”を急激に進行させるこの力・・どんな頑丈な鉄鋼でも一瞬で風化させ、例え胎児であっても一気に老衰・腐敗に至る・・これが!これこそが!私が選ばれた人間である証なのよ!人を超越した優れた存在である私は、他者を蹂躙し、支配する権利と資格があるのよ!・・ま、敢えて欠点を挙げるとすれば、念じてから少々タイムラグが生じる事なんだけど、ほとんど瞬きみたいな刹那だから私の視界から逃れる事なんか出来ないけどねぇ・・さっきは階段の継ぎ目にあった鋼を無理矢理引っぺがして盾にしたみたいだけど・・もう同じ手は使えないわよ?そんなサビサビな状態じゃあ、もう触っただけで崩れちゃうんじゃないかしら?」(典型的な力に溺れた狂人の思想だな・・さて、癪だがアイツの言うとおりだ。確か時送りの能力が発動するまで3秒・・逃げるにも身を隠すにもこんな吹きっ晒しの非常階段じゃあどう足掻いても不可能だ・・さて、どうしたもんかね・・・・)「隠そうとしても焦りが顔に出てるわよぉ?患者の顔色で病状を把握するのは医者の心構えの基本よね。うふふ・・!ホント・・無様なくらい必至ね?じゃ、より慌てふためく滑稽な姿がみたいからお姉さんカウントダウンしちゃおうかな?・・さ~ん、に~・・・・」(・・そうだよ。この方法があったんじゃんか。俺の勘が正しければこれで・・!)チャッ「・・さっきの小憎たらしい鏡を盾にしたのぉ?あはは!笑わせてくれるわねぇ?ペルセウスのつもりかしら?・・確かに私の能力は、言わば――そう”魔眼”の様な力だけど、効力が反射したりなんてしないわよぉ?ざ~んねんでしたぁ~♪そして・・ゼロ!・・・・王手ね?」カッ「・・王手。こっちの国で言うところのチェックメイトってヤツか?そうだとしたら、その言葉そっくりそのまま返すぜ」「何で?!何で何で何で?!何でその鏡は・・!!風化しないのよ・・!」ザッ「・・物質には四態ある。即ち、”気体”と”液体”と”固体”・・そしてエネルギーを与え続けることで辿り着く”プラズマ”だ。鏡の表面に使われている材料って何だか解るか?」「が、ガラス・・?・・まさか!!」「そのまさかさ。ガラスってのは”個体”っつーよりも・・超高粘度の”液体”なんだよ。どれだけ長い年月を重ね経ても錆びたり風化したり、フッ化物や強塩基以外では腐食したりもしねぇ・・そんなモンが自然に存在しねぇ空気中じゃ、ただ構成する成分が鈍速に流動するだけさ」「~~~~ッ!!」カン!カンカンッ!「まだメスを隠し持ってたのか。だけど無駄だ。ガラスは刃物にも強い」「来ないで!来ないでぇ!!」カン!カカカンッ!「御願いよぉ・・許してぇ・・・・他の連中の弱点でも何でも教えてあげるから・・・・私だけは助けてよぉ・・・・」「この期に及んでも考えるのは自分の事だけか・・もういい・・哀れ過ぎて何も言えねぇよ。アンタ、最高に・・醜いぜ」「じゃあじゃあ!話だけでも聞いて!お願い!それくらいなら良いでしょう?」「・・妙な真似したらその瞬間に目玉を刳り抜くぜ?」「・・それで構わないから。聞いて欲しいの。私達は・・ここに集められた囚人達はみんな、社会という見えない・・それでいてとてつもなく巨大な因果に虐げられ蔑まれた障害者なの。ルーっていうおこちゃまと、本多とか言う爺さんは良く知らないけれど、リーフイっていう中華娘は”脳障害”、六槍は虐待と臓器売買による”失明”・・そして私は”味覚障害”何を食べても、何を飲んでも味が全く解らないの」「・・同情を引こうってんなら無駄だぜ?」「・・違う・・わ。・・本当にただ聞いて欲しいだけよ。生まれつき”味”という概念を知らなかった私だけど、一つだけ味を感じる事が出来るモノがあったの。――それは人体。初めのきっかけは自分の傷口を舐めたとき。・・・・とても不快な感触がしたわ。・・それは後で”苦い”という感覚だと知ったのだけれど。決して好んで口にする様なモノじゃない・・けど!私にとっては初めて感じた”世界”そのものだったのよ。恐らくその”苦さ”は同族喰いを忌避させる為に私に最低限遺されていた感覚なんでしょうけど、皮肉にもその唯一感じることが出来た”味”は私を夢中にさせたの。妹や自分、ときには友人の血や髪・・その他様々な老廃物を察せられないようにつまみながらも成人し、そしてやがて医者という地位を手に入れたわ。・・その後は、世間でも御存知の通り。オペ終了後に魔が差して患者の切除した臓器を食べてしまった事で止まれなくなってしまったのよ・・・・五体満足の貴方には解らないかも知れないけれど、あの衝動は抗え切れるモノでは無いわ・・」「そうかい。ああ、解ったよ・・」「シリアルキラーってヤツぁ、どんな国どんな時代どんなヤツでも自己中心的なクズ野郎ってことがな!」ゴゴ・・「どうした?自分の犯した罪に対する言い訳は終わりか?」ゴゴゴゴ・・「ええ、終わりよ。聞いてくれて有難う」ゴゴゴゴゴゴ・・!「・・御蔭で」ゴゴゴゴゴゴッ!!「な、なんだなんだ?!」ガタガタッ!「逃げ切る事が出来そうだわぁ・・!」続く!
2009年02月22日
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「時間は何よりも優しく――そして何よりも残酷なものよ」===「な・・!」「なんじゃこりゃあああああ!」ブシュゥゥ・・!「ねぇ痛い?ねぇねぇねぇ!これはどう?うふふ!うふふふふ!生きながらにして自分の身体が除々に削られていく気分はどう?うふふふ!ゾクゾクするわぁ・・・・もっと喘いでみせて?うふうふふ・・!そう!良い表情よ・・!やっぱり元気な子はリアクションが活き活きしてるわねぇ・・健康で豊かな身体を持つってのは大切な事よぉ・・捕まってからは臨床患者とか疲弊しきった死刑囚・・あとはヤク中くらいしか宛がわれなかったから欲求不満だったのよぉ・・あいつらほとんどガリガリで食べるところも無いしねぇ・・その点君の肉付きは溜息が出るほど惚れぼれするわねぇ・・ホントに最高よぉ・・君はどうやって調理してあげよっかなぁ・・今から楽しみねぇ・・ソーセージー?それともモツ煮込み?新鮮だから十二指腸は生でも良いかしら?うふふふ!貴方の筋肉は硬そうだから圧力鍋でじっくり煮込まなくちゃねぇ・・ふふ!」「アイツ・・急にアヒャったニャ!本当のマジキチだニャ・・」「・・・・・・本気なんですね。ルクスさん・・」「・・な~んてな。アンタ夢中になっちまって痛みがまだ届いてねーみたいだな。ちょっと、自分の手元見てみ?」「コリコリした軟骨も良いのよねぇ・・・・なぁに?手元がどうかしたのかし・・・・え?」ブシュゥゥ・・! 「何で・・?嘘・・?あれ?あれ?何で私の手首から先が無いの?え?え?・・・・くぅ・・!!!!痛い痛い痛い・・!」「テレッテテッテー ルクスはLvアップ~♪」「順平・・・・」「乙っていう」「何で?何で・・!?アイツが攻撃してきた痕跡は無かった・・けど、何で・・!何で!?私の右手から先が落ちてるのよ!!!」「何簡単な話さ。俺は進みながらも常に罠を張りながら目的地へと向かってたんだ。アンタが何者だろうと俺に近づいたらその手首をすっ落とすようにピアノ線を張り巡らせて・・な」「何余裕こいて調子付いてるのよ・・!随分とやってくれたわねぇ・・!アンタは絶対生きたまま頭蓋を砕いて中身を啜ってやるわ!」ダッ!ピッ「う・・く・・!」「そして俺がわざわざ種明かしした理由は簡単。まだまだ無数のトラップが生きてるからさ。良かったな。このまま怒りに任せて邁進してたら、今度はそのすっ首が地面とキスしてるとこだったぜ?」「そんな・・!私がもし本当に助けを求めてきた人間だったらどうするのよ!」「そんときも変わり無く身体の何処かが吹っ飛ぶだけさ」「外道・・!」「外道で結構。畜生道驀進中のアンタに言われるとはぁ光栄だ。生憎、俺は優しくねぇんだよ。・・それに、優しくできる人間の数は限られてんのさ。俺は自分が大切にしたいヤツ以外はぁどうでも良いんだよ。守り切る自信も義務もねぇしな。それに元々な。俺は他人の為に動いているつもりはねぇんだ。自分の為に、自分が気分の良い様に闘っていたら、結果そうなっちまっただけだ」「ホント・・口の減らない子ね。でも、御蔭で助かったわ」「あン?」「君が講釈垂れてる間に手首の縫合が済んだのよッ!じゃあね。ばいばーい!」ヒュッ!「大方、私が失血死するまでの時間稼ぎだったのでしょう?・・でも残念ね。私の能力は”時の進行”。血液の時間を進めて凝固させて貰ったわ。そして、五体不満足に対しておめおめとその姿を現したのも貴方の敗因・・いいえ、死因の一つ。私はこう見えても医者ですもの。人体構造は概ね把握してるし、どこをどうすれば痛みが消えるか位知っているわ。私くらいの名医にもなると神経がそのまま綺麗に寸断されていれば元通り縫合するくらいは朝飯前。それこそアッペの術式くらい簡単に・・ね?勿論・・麻酔医の免許も取得済みよ。外科医にしては意外でしょ?」ガッ!ヒュッヒュッ!「うふ♪ちょっと繋ぎたてで手元が狂って眼球ぶち抜くつもりが喉笛に刺さっちゃったけど、どちらにせよ御臨終~♪御愁傷様でぇす♪ダメ押しの第2弾発射~!」ヒュッ!ガガッカッ!ピキ・・ピシピシッ・・!「あははは!バッカみたい!まるで昆虫標本ね♪」ピシピシッ「ああ。本当に馬鹿みたいだ」ピキピキピキッ・・!「お前が・・な?」ピキィイ・・!パリンッ!!「アイツが砕けた・・!・・・・まさかっ!」「御明察・・アンタがさっきから馬鹿面引っさげて得意気に語りかけてたのは鏡だ。・・大体よぉ。敵前で身体を晒す馬鹿がどこにいるんだ?俺はな、卑怯だからこそ生き残ったんだよ。ばーか。良いか?戦場で生き残るヤツってのは、馬鹿みてーに慎重なヤツか、こすいヤツって相場は決まってんのさ。それとも何かい?俺はガタイだけは良いからよ。脳筋野郎とでも思ったんかい?」「くっ・・!鏡ならその反対側に・・!」ヒュッ!ヒュン!ガガッ!パリンッ!「お前本当にノータリンだな?そっちも鏡だよ。さて、御自慢のメスも撃ち切ったみてぇだし、ゆっくりと攻めに行かせて貰うとするぜ?」ザッ・・!「この・・クソガキ・・・・!私の事をここまでコケにしてくれたのは貴方が初めてよ・・!」「さて・・これからアンタ二度と口が利けない状態になわるワケだが・・アンタには両親を早くに事故で亡くしてからずっと一緒に・・アンタが養ってきた妹さんが居るんだろ?・・アンタみたいな心底性根の腐った下衆女郎でも、その子にとってはたった一人のかえがえの無い姉である事には変わりねぇ・・何か言い残すことがあったら伝えてやるぜ?」「妹・・?ああ、朋香の事?あれはただ単に私が飼ってる家畜よ家畜。いっつも私に懐いてきてウザイったら無いわ。すぐピーピー泣くし、ホント目障り・・あんな弱い生き物に生きる価値なんてあるのかしらね?あんなのと一緒にされると虫酸が走るし、むかっ腹が立って仕方ないわよ。そろそろイライラも臨界点だし、良い感じに成長してきたからそろそろ食べ時かな、とは思うけどね」「あの愚図の泣き声はムカツクけど、信じてた”お姉ちゃん”に裏切られて、足下から粉砕機にかけられ懇願と絶望が入り混じった泣き顔は想像しただけでゾクゾクしちゃうわぁ・・!」「なんだよ・・それは・・!お前、弟とか妹の気持ちってモンを考えた事あるのかよ・・・・!姉ってのが何で先に産まれて来たか知ってるか!?後に産まれてくる弟や妹を守るためだろうがよっ!!だから・・!弟も妹も姉に絶対の信頼を置いて力になろうって・・姉妹弟ってそういうモンなんじゃあねぇのかよ!!」「何それ?そんな便所の糞にも劣る廃棄物みたいなモノ私の貴重な脳に入れて容量無駄にするワケ無いじゃない。勿体無い」続く!
2009年02月21日
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鉱泉せんべい大好きです。食いまくりたいでふでふ===「・・アイツには決まったパターンってモンが無いのさ。どんな人間にもそれぞれ得手、不得手ってものがある。それによって自ずと戦い方というモノはパターン化されてしまうんだが、アイツはそうじゃ無い。ある日の演習では銃撃戦に特化していると思えば、いきなり次の日にはガチンコで殴りかかって、そのまた次の日にはブービートラップの雨霰・・・・気分や状況次第で戦闘法を変えてくる・・そんな奴なんだ。変幻自在・・荒々しかったと思えば、次の瞬間には掴みとれない。私だって未だにアイツは何が得意で何が苦手かすら知らない。・・とんだペテン野郎さ。例えるならば・・そう。まるで・・砂。・・それも飛びきりでかい砂漠さ」「むむ・・ルクスきゅん・・我がライバルに相応しい高スペックニャ」「・・・・面倒だから突っ込まないぞ」~数十分後~「いやー確かにこのルートは最短よ。最短なんだけどな・・」びゅぉぉおおおおおお「登れど登れど出口が見えてこねぇってのはどういうこっちゃ?」「確かに直線距離では最短なんですが、階段を上がるには相応のエネルギーを必要としますから・・・・流石にもう2/3は切ってますので、もう少しの辛抱です」びゅぉぉおおおおお「つってもよー、ここ吹きっ晒しだから風で体力奪われて見た目以上にシンドイんだぜー。おりゃあ鳶職かっつーの。・・落ちたら一巻の終わりだぜ」「あばばばば・・出口付近のカメラから真下見ちゃったニャ・・落ちたら即死ってレベルじゃあねぇニャ!」カンカンカンカンッ!「む!誰かの人影を発見したニャ!」「はっはっはっ・・・はぁはぁ・・・!ぜぇぜぇ・・・・」「あれは・・・・Dr・・黒崎・・・・。ルクスさん!敵勢力の・・それも極めて危険な人物がそちらに接近しています!注意を怠らないでください!」「あいよー」「本当に大丈夫かニャ・・緊張感の欠片も無いニャ」「それは貴女もですよ。・・・・それにしてもやはりすんなり通してはくれそうにないですね。一般、表向きには処刑された筈の、戦後日本史における最低最厄の食人鬼・・・・黒崎遥音。出来れば出会わずに事を済ましたかったのですが・・」「誰か・・!誰かいませんか・・!?はぁはぁ・・!助け・・!」「・・・・う~ん。どうにも様子がおかしいニャ。何か誰かに追われているみただニャ」「仲間割れ・・ですかね?」「やっこさん、この非常階段まで出てきやがった。俺の方でも目視で確認したが、何だありゃ?あの今にも泣きだしそうなねーちゃんが敵なんかい?」「・・話し声!誰か!誰かそこに居るんですか?!」「ありゃ。見つかっちまった」「油断しまくりんぐ隙だらけニャ!ライバルとして恥ずかしいニャ!」「・・いえ、あれは恐らくわざとです。・・・・ルクスさん。それが貴方の選択なんですね。何が正しい正しくない、というものは私には一概には言えません。」「ぶーぶー!一人で悟っちゃってニャ!トワ姉様だけ未来覗いてズルいニャ!こっちにも教えて欲しいニャ!」「アカシャは・・あくまでも可能性の中の選択肢の一つを垣間見るだけ。色々なファクターにより、未来というものは刻一刻と変化しておく無限のエントロピーなんです。ここで私がネコ原さんに未来の内容を教えてしまう事によって、未来が変わってしまうかも知れない。そしてそれはより良い方向、より悪い方向のどちらかは箱を開けてみなければ解らないシュレディンガー・・・・・・一見何の関わりの無い事象であっても、エントロピーを増大させる要因となり得る・・という事です」「ふむふむ成程・・えんとろぴー?ってヤツが悪いって事かニャ?」←話半分も聞いて無い「ん・・まぁ・・大体合ってます」「・・さて、資料を見る限りじゃあ、救いようも無いクズ女なんだが、一応事情くらいは聞いてやるぜ?もしかしたら無能なマッポのスケープゴートにされた被害者かも知れねぇしな」カンカンッ・・「こ、来ないでください!私はもう・・貴方達に協力するのは嫌なんです!未来ある学生たちを殺し合せる催しなんて・・常軌を逸しています!」「んー・・あー・・ヒートアップしてるとこ悪いんだが、俺は一応学生だぜ?おっさん連中と勘違いされたと思うとけっこー悲しいんだが・・」「え?もしかして君はこれに強制参加させられた学生さんの一人?ご、ごめんなさい!私ったらつい興奮しちゃって勘違いしてしまって・・」「あーかまねぇかまねぇ。で、ねーちゃんはどうしたんさ?見たところ追われているみてーだが?」「あ、うん。あのね・・私、殺人罪で捕まって・・・・それで、検察と弁護士に騙されて死刑判決を下されちゃって・・それで刑を執行された元死刑囚なんだけど・・」「それは知ってる。有名な事件だからな。・・俺の国にも届いてきたよ。あれが本当なら今すぐ俺がアンタの首をへし折ってある所さ」「違うの!違うの!あれは冤罪なの!真犯人は警察の御偉方の身内で・・私は間接的に殺される所だったの!死刑執行の日・・助けてくれた人たちがそう言ってたわ」「ま、アンタにゃ気の毒だが良くある話ではあるな。助かった分僥倖な方だろう」「うん・・それでね。命の恩人でもあるし今までお手伝いをしてきたのだけれど・・私はこんな境遇になっても医者・・何の罪も無い子供達がただいたずらに命を・・理不尽に奪われていく・・それに耐えられなくなったから逃げだしてきたの。・・・・今思えばストックホルム症候群だったのかしらね」「・・成程。それで追われているって事かい」「うん。それでね・・一つ御願いがあるんだけど良いかな・・?」きっとね。私一人じゃ・・アイツらに殺される・・・・だから、一緒に付いて行っても良いかな?大丈夫足手まといにはなるつもりは無いわ。医療に携わる人間としてみんなの治療とか体調とかも管理出来ると思うし・・やれることなら頑張るわ」「・・特に断る理由も無いしな。実際問題、衛生要因が絶対的に不足してるんも事実だ。それの専門分野が居ると助かるっちゃあ助かる」「ホント?!嬉しい!有難う!」 「・・・・あまりに嬉し過ぎて・・」ざくっ「うふふふ・・!貴方を解体しちゃいそうだわぁ・・・・!」ブシュゥゥウウ・・!!続く!
2009年02月15日
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丸4日水下痢が止まりません。仕事中はうんこちびるかどうかで必死です。良くない事というのは続くもので、合わせ技でPCの中身の一部分とキーボードが壊れたので、新調しますたっマウスのブラウザバックボタンほど要らないものは無いです。あれの所為で今まで何度書いた内容が消えた事か・・・・分解して抉り出したいです。イスナさんの案を採用して今回のルート分岐しなかった方を未収録分としてフリーページに収録しました。違う結果となったストーリーも併せてお楽しみくだしあ===「・・・・オイラには解らないッス。そんなを経験した事が無いオイラが何かを言っても・・・・それはきっと詭弁に満ちた奇麗事でしか無いッスから・・・・でも・・」「でも・・オイラはこう思うんス。欠けちまった歯車は元の機関にはもう戻れないかも知れないスけど・・それでも、他の機関でなら動くかもしれないんス!それでも、その歯車が噛み合わさる機関が無かったら、自分で作っちまえば良いんスよ!」「自分で・・・・作る・・?」「そうッス!諦めたり逃げたり・・待ってるだけじゃあそこで状況は止まっちまうんス!足掻いて足掻いて駆けずって立ち向かって・・・・それで初めて幸運は掴み取るんス!オイラはいつでも前向きに生きようとしてるッス!寝る時もうつ伏せッス!」「ボクに・・こんなどうしようもないボクにもそんな居場所は作れるでしょうか・・?」「その気さえあれば余裕ッスよ!・・何ならオイラ達と一緒に来るッスか?」「ふぇ・・?え?え?」「だーかーらー!オイラ達と一緒に来ないかって言ってるッス!」「え?え?でもでも・・・・!本当に良いんですか?迷惑じゃありませんか?」「アンタ程の使い手が共に闘ってくれるとこっちも心強いッス!・・それに、オイラ達の仲間に不可抗力で罪を犯した人間を責める様なヤツはいねぇッスよ」「だな」「はい!」「お~こちらこそよろしくニャ~」(何という百合フラグ・・やはりシロちゃんが攻めか・・いや、しかし・・!)「絶望的な状況にも関わらず、何度も何度も打たれても立ちあがって向ってくる一人の少女・・・・その強さの意味が分かった気がします。本当に貴女は強いのですね・・・・・・はい!至らないボクではありますが、これから宜しくお願いします!!」【管理者側 リー・リーフイが仲間に加わった!】===名前:EXシロ技能:截拳道(ジークンドー)マスター:イスナ力:SS スピード:SS 賢さ:F 持久力:SS危機的な状況に陥り、加えて親しかった人物達の死を乗り越えることで真の実力に目覚めたシロ。その実力はこの島全体の人間の中でも五本の指に入れるほどの成長を見せた。体術だけで論ずるならば、渡邉巡査、その師カリンに並び三本の指に入る事は確実である。たまの髪飾りをきっかけに勇気を取り戻し、クロの酔拳、カマキリの蟷螂拳・・そして彼女にとってのボスである橙の蛇拳を使いこなした。さらには、それらの技を組み合わせ、まったくオリジナルの彼女なりの拳法を編み出してしまった天才肌である。動きをトレースするところから習得する技術故、元来の頭の良さこそ成長しなかったが、死刑囚・リーフイとの戦闘によってさらに太極拳までも覚え、現在も成長中である。格闘技に限り、手を合わせた相手の技術を習得するスポンジの様な才能を持っている様だ。===「ひ、ひどいです!”仲間になったは良いけど、パワー馬鹿とか地属性キャラって基本地味だし空気だし、仲間になったらほとんど出番とか無いよね”とか言わないでください!気にしてるんですから!」「??・・オイラ何も言って無いッスよ?」「・・いえ、なんかそういう声が見てる人から聞こえてきたので・・」「・・いや言ったのは私だニャ。案外地獄耳だニャ(ぼそ」「む~!!じ、自分だって過半数を占める獣耳の中で、しかも一番多いネコ耳じゃないですか!被って必然的に地味になりがちじゃないですか!」「なん・・だと・・?」「ふ・・ふざけるなよ・・!戦争だろうが・・!思っている内ならまだしも・・!それを口にしたら戦争だろうがっ・・!」「ファックユー・・・・! ぶち殺すぞクソめがっ・・!」「ピ、ピィィィイイイイ!ご、ごめんなさい~!!」「やれやれ・・また一段と騒がしくなっちまったね」「何でも良いですけど、とりあえずメタ発言は控えましょうよ・・」「・・でも、さっきまでの空気が一変した。きっと彼女なりに考えてたんだと思う」「ああ。そうだね。それがアイツの魅力でもある」ネコミミこそ正義ッス!エロいヤツにはそれが解らんのッス!ざわっ・・!ざわっ・・!ピィィィ!許して下さい~!!ところがどっこい・・!夢じゃありません・・・・!現実です・・!これが現実ですニャ・・!「・・・・本当に考えてたんですか?」 「う~ん・・・・」迂回路(シロ)ルート END===時を戻して・・~本拠地 非常階段~「ルクスさん。そっちのルートはどうですか?」「おう!今のところは何にも無いぜ。・・もっとも仕掛けるモンも仕掛けさせて貰ったし襲撃者が来ても問題無いさな」「じゃ、シロの方はざっと見た感じ敵も見当たらない様だし、私はフェイのバックアップに回るとするよ」「うふ・・うふふふ・・!はぁはぁ・・!早く照明を復帰させないと・・」「御覧の通り・・久野もこんな状態だしな」「ククリにゃんはルクスきゅんの方見なくても良いのかニャ?心配じゃ無いのかニャ?」「アイツならどんな敵が現れようと大丈夫さ。心配なんか杞憂ってヤツだよ」「それは・・“信頼”って事かニャ?」「それもあるけど・・一番はそう・・”未知への恐怖”が正解に近いだろうね。アイツは・・ルクスは・・私が最も戦いたくない相手だ。・・アイツが誰かに負けちまう所なんで想像も出来ないよ」「・・どういう事ですか?ククリさんはルクスさん含め海賊団の皆と共にずっと訓練して育ってきたのでしょう?何故”未知”なんて言葉が出てくるのでしょうか?」続く!
2009年02月06日
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「ボクは・・どうして生まれて来たんでしょう・・・・誰か、答えて下さい・・」推奨BGM===「どうしたのでしょうか・・?トドメ・・刺さないのですか?」「確かにオイラからボスを奪ったアンタ達は憎いッス・・・・初めの頃は全員ぶち殺してやろうと思ってたッス・・」「・・なら、その心に従えば良いではないですか。人の行動力の原動となる”憎悪”という感情は必要なモノですよ」「けど・・アンタに当たるのは筋違いじゃないかと・・そう思ったんス」「・・・・どういう事でしょう」「アンタは確かに敵ッス・・けど、オイラが今まで出会ってきた悪人特有の身体から漏れ出す様な”悪意”の類を感じねーんすスよ。その証拠にアンタはまだ奥の手を隠していた様な気がするッスし、本当に全力でオイラを殺す気であったならば、幾らでもオイラを粉々に粉砕する機会があったんス・・・・どうしてもオイラを敵として接しているんでは無く、威嚇する事でオイラを立ち退きさせようとしている様に見えたんスよ・・」「・・それは、とんだ誤解と言うものです。ボクは皆さま御存知の悪名高い連続猟奇殺人の犯人さん・・・・貴女のお仲間の言う事と自分のその曖昧な”勘”どちらを信用しているんですか?」「・・その言い方は卑怯ッス。確かにオイラの勘なんて不確かで曖昧でとても信用の置けるモンじゃあねーんスけど・・・・でも、それでも・・何となく、アンタは本当はこんな事望んで無い気がするんスよ・・・・オイラにはとてもアンタが犯罪の謳い文句にさせるような悪人には見えなくて・・・・ただ迷子になって泣いて・・自暴自棄になっている子供にしか見えないんス・・・・」「・・・・少し、昔話をしましょう。・・とあるスラム近くの居住区に、ある仲の良い、母と娘が暮らしていました。娘の父は、娘が物心付く頃には既に居りませんでしたが、それでもたった二人の家族同士御互い支え合う様に生きてきました。やがて娘が少女と呼べる年齢に差し掛かる頃・・治安の良くない所ですから、ある意味必然だったのでしょう・・・・少女は初めて変質者というものに遭遇します。この地区に出没する犯罪者達は、少女を攫っては売り飛ばしたり、○姦した末に命を奪うというのが当然で、警察もほとんど未介入のエリアであった為に、捕まった少女が生きて帰ってこれる事はありませんでした。その事を幼いながらも知っていた少女は、今まで出会った事の無い恐怖・・話では聞いたけれど”まさか自分が遭遇してしまうとは”という瞠目で、脚が竦んで動けなくなってしまいました」「Mr.ソレナンティエ=ロゲ・・?」「参ったなぁ・・鬼畜○辱系は専門外なんだけどなぁ・・・・」「たまには、真面目に黙って聞きましょうよ・・」「私からはもう何も言わないよ・・はぁ・・」「・・しかし、少女には他の人とは違っている所が一点ありました。それは障害を患っていたという事です。・・それは自分の意思とは無関係に腕が動いてしまう稀有な奇病でした。本来であるならば行動の制限・・ハンデになってしまうそれですが、このときばかりは違いました・・怯えて声も出ない少女に変わり、襲い来る犯罪者を撃退しました。・・何とか難を逃れた少女は”私が女の子であるから悪意ある人間が寄ってくるんだ。ならば・・私・・いいや、ボクは男の子として生きていこう”こう考え決意しました。それは、自分だけじゃない・・大切な母、それに友人などを巻き込みかねない・・みんなに迷惑をかけたくない・・そう考えた末の決断でもありました。それからというもの、少女は言動を偽り服装を偽り、少年として生きていきました。たまに、少年趣味の変質者に遭遇する事もありましたが、武道に従事し、また初めの事件同様、守り神である腕の御蔭で悉く撃退して行きました。・・そして幸いにも、少年となった少女の腕が動くのは、少女の身が危険に晒されたときでした」「とりあえずおにゃのこが無事で良かったニャ~、鬱展開とかマジ簡便だニャ」「全くだ。世の不条理に抗えない無力感ずる話しなんて聞いていて気持ち良いモンでも無いしね」「男装の麗人・・悪くない・・悪くない・・・・フフ・・・・」「しっ!皆さん!まだ続きがあるみたいです」「・・しかし、穏やかな時間と言うモノは長続きしません。幾ら、取り繕い振舞おうとも本来の性別は隠せない・・・・どれだけ絞め付けようとも膨らんだ胸は隠しきれず、声や顔付き・・何より全体の丸みを帯びた身体付きは女性特有のそれとなっていました。そんな、少女が女性に至る年齢に差し掛かった頃、一つの転機が訪れます。当然、街に蔓延る犯罪者達は、そんな実った果実の様な少女を収穫しないワケがありません。来る日も来る日も狙われ、少女は疲れきっていました。そんなある日、少女は遂に殺人を犯してしまいます。その日は早朝から深夜まで襲撃が相次いだ日で、少女は心身共に疲れ、もう動けなくなった彼女に代わり自ら動く腕が変質者達を返り討ちにするのと同時にそれこそ木端微塵に打ち砕いていました。何故、仮にも少女の身体の一部でもある左腕がそれほどの腕力を持っていたかは、当時の彼女には解りません。ただ、あくる朝目が覚めた彼女を待ち受けていたのは想像を絶する凄惨な光景でした。事情を知らない人間が見れば、精肉加工所と勘違いする程の陰惨な赤。肉塊。臭気。・・それは普段、虫を殺すことにも悲しみを感じる少女にとって計り知れない衝撃的な光景であり、少女の心を壊すのには十分過ぎるモノでした」「怖くなった少女は逃げ出しました。その場にいるのが怖いという思いもありましたが、何よりもこの腕がいつか、自分の愛する家族や友人を傷付けてしまうのかと思うと、いてもたっても居られなかったのです。それだけの事を行ったのですから当然でしょう。少女は国中で指名手配され数年に渡る逃亡生活を送る事となりました。逃亡中も少女を狙って犯罪者達が襲撃してくる事は何度もありましたが、彼らは例外無く物言わぬハンバーグとなりました。その頃の少女は修復不能にまで精神を病み、何も考えない虚ろな人形でした。無論、それだけ人を傷つけた殺人鬼に因果は訪れます。警察に捕まり裁きを受ける事となります。その公判の折、見慣れた顔を少女は見つけました。少女の母です。窪み落ちた枯れ木状態であった少女に水気が戻ります。大人しく全てを受け入れ相応の裁きを受ける覚悟だった少女でしたが”母だけは母にだけは自分の事情を知って欲しい”その一心で何とか面会の許可を得、再会する事が叶いました。・・しかし、そんな少女を待っていたのは”私の娘は7年前に亡くなっております。人殺しに知り合いはいません”完全な拒絶でした。そして、母にも裏切られ・・世にも奇妙な生い立ちを持つ民衆の敵である殺人鬼さんには、皆の望み通り死刑判決が下されましたとさ。めでたしめでたし」「・・それって、もしかして・・・・」「・・少女はもう疲れたんです。見知らぬ誰かに危害を与えないよう、少女は先ず性別を消しました。次に大好きなみんなが危ない目に遭わない様、友達・・そして家族を消しました。そして最後に、世の理不尽に飲み込まれない様に感情を消しました。・・これ以上、少女は何を消せば良いのでしょうか?少女の運命を決定づけたのは”奇妙な腕”でした。・・けれど、少女は感謝もしているんです。もし、この腕が無かったら少女は今頃・・・・いえ、やめましょう・・・・もしもの話は・・・・無益です」「嘘ッス!アンタはそんな事望んで無かった筈ッス!・・・・だったら・・何で・・アンタは泣いているんスか・・・・」「あはは・・知った風な口をきかないで下さいよ・・貴女に少女の何が解るっていうんですか・・・・どうして・・!どうして・・・?!誰もボクを助けてくれなかった!今だって利用されているだけって自分で解っています!刑期だってどうでもいい!もう何もかもどうでもいいんです!・・・・疲れたんです。両親にも見捨てられ、誰からも怯えた目や軽蔑の眼、好奇の目に晒され・・生きてきた。ボクは一体どうすれば良かったんですか?!どうしてみんなボクを放っておいてくれないんですか!答えてくださいよ!ねぇ!!」「・・・・」1.・・オイラには解らないッス → Aパート ”我ハ星ガ身”2.・・同情はするッス → Bパート ”ウロボロス”選択肢がどちらかによって話がけっこう変わります
2009年02月01日
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FF13の新しく公開されたキャラが我好み過ぎて困ります。一瞬FEのダラハウをCG化したのかとおもた ===「うらぁ!まだまだ終わりじゃねッスよぉ!!」ボグゥ!!「・・ケホッ!ゲホッ・・!」(このままでは・・!一旦距離を・・!)タッ・・!「まだあれだけ動ける体力が残ってたッスか・・!」「やぁ・・!ハッ・・!」バッピョイーン「アイツ・・あんな遠くで飛び跳ねて何やってるんスか・・?」「去口牙!!(いきますよ!!)」「あ、あの姿は・・!」「うはwwwwwまさにライダーキック!!!!」(いちおー緊迫のシーンなんだから自重して欲しいニャ~・・)「やぁああああ!」(恐らく、今の彼女の実力ではこの超遠距離からの浴びせ蹴りと言えども避けられてしまうでしょう・・・・)「へん!そんな動き・・オイラの”酔・蟷螂拳”の前では止まっているも同然ッス!当たるっわけねーッスよ!」(そんな事は百も承知ですよ・・その油断からこの蹴りを彼女がかわした直後に重力を反転させ、背後からそのまま空中方向転換させトドメの一撃を入れさせて頂きますよ・・・・今です!水平に蹴り込み・・・・そこでさらに!ターン!)バキィイ!!「な・・・・!」「へへ・・!な~んてねッス・・!ついに捕まえたッスよ・・!オイラはもう退かないって決めたんス!いつだって真っ向勝負ッスよ!」「な、なんで・・!まともに正面から受けたら無事では済まないのに・・!」ニィ「アンタを捕まえる為には、わざと受けちまった方がてっとり早いからッスよ・・!下手に避けたり追いかけたりしてちゃあ、得意の重力で天井やら壁やらにすぐ逃げちまうッスから・・!そして、食らうッス・・・・!これがボスの・・!蛇拳ッス!!!!」バキバキボキボキ・・ッ!「痛い痛い痛いッ!!は、放して下さい・・!!!!」ブンッ!「一度絡みついたら相手を絞り尽くすまで放さないのが蛇拳なんスよ・・・・そう易々と放してたまるもんスか!」グギギギギ・・・・「ぐぅ~・・・・!!」「くっ・・!この左腕なんて馬鹿力なんスか・・・・!ダメ・・ッス!これ以上抵抗したら腕が折れ・・・・!」スポンッ!「外れちまったッス・・・・!」タタタッ・・!「ぅくっ・・!に、逃げるなッス!!」「はぁはあ・・!ち、近寄らないで下さい!!!!近寄るなー!!!!」バキィ!!ピュッビュン・・!「やっこさん・・混乱と恐怖で手当たり次第あの左腕でぶち壊し始めたッス!」「シロ!それだけじゃないよ!アイツが砕いて当たり構わずぶん投げた外壁の破片を見てみな!物理法則を完全に無視した動きしてやがるよ!」「しかも全弾シロちゃん目掛けて向って来てるニャ!!」「シロさん!その岩石群は彼女の怪力で投げられ、重力ベクトルを制御されています!言わば追尾型の弾丸と同じ様なモノです!当たったら命に関わります!避けて下さい!」「へへ・・!何だかさっきからハードな状況ばっか続くッスが・・・・」「ふぇ?!く、くるな!くるなくるなくるなー!!」ビュンビュン! 「みんなの力を借りているオイラには造作もねぇッス・・・・」ニィ・・ 「なぁ、そうッスよね?じゃあ、一緒に行くッスよぉおおおお!カマキリィ!!」ビュン!「疾ッ・・!一気に間合いを詰めた!」「で、でも真正面から行ったんじゃ誘導弾に直撃しちゃうニャ!」 「こんなへなちょこ球当たるワケねーッスよ!ねぇ、クロちゃん!」スッ・・「や、やりました・・!あの投石群を酔拳の不規則な動きを駆使して突破しました!」「う、うわぁああああ!!」ビュッ! 「不用意に腕を出したのが勝負の分かれ目ッスね・・・・!これで終わりッス!最強の・・・・!ボスの蛇拳・・たんと味わうがいいッス!!」バシィ!!「シロは・・アイツは正真正銘本物の天才だな。他人の拳技を模倣し・・さらにそれを組み合わせることで全く新しい・・自分なりの拳法を編み出してしまった・・」「・・そう。それはまるであの・・」「・・稀代の天才アクションスター・・・・ブルース・リー・・ニャ」「現代のスポーツ化してしまった技術とは対照的に、実用性のみを追求した・・必要に応じて幾らでも姿を変える形無き武道。実践の闘技・・・・」(ボクが敗れるのは必然だった・・ボクには到底届かない相手だったのですね。型にはまった動きしか出来ないボクが習得できなかった教義・・ボクの祖国、広東省ではこう言います・・・・ ”ジークンドー”・・とドサッ・・「へへん!やっぱりボスの技は最強ッスね!」続く!
2009年01月30日
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最近、真紅が寿司に見えてきました。マグロの赤身ね===「そうかい?嬉しいけど、なんだか勿体無い気がするよ」「オイラは馬鹿だし我が強いから、自分勝手に暴走しちゃってめちゃくちゃで、きっと教えて貰ってもボスみたいに上手く出来ないと思うッス!それに、ボスにそんな時間があるなら、もっともっと修行してガンガン強くなってくれた方がオイラも嬉しいッス!・・でも、ボスと手取り足取りってのはそれはそれで悪く無いッスねぇ・・はぁはぁ」(ぐきゅるるる~・・・・ごはんまだかな・・・・)===「・・それにしても、マタタビなんて一体いつの間に手に入れてたんだろう?」「あ、それなら麻呂に貰ってたみたいだニャ。何かの役に立つかと思って摘んでいたみたいニャ。”物の怪娘の形見代わりじゃ!麿では無く、主が持つにふさわしかろう”とか言ってたニャ・・・・」「シロさんは今、一人で闘ってるんじゃない・・クロさんや橙さん。それにカマキリさん・・それを思い出させてくれた玉置さんと共に闘っているんです!それが負ける筈がありません!」「それに・・」「私達も一緒さ!」バッ!「・・・・!!いつの間に背後に!」「ウィ~・・ヒック!オイラ自身、自分が今どんな動きしてるか・・ヒック!わかんねーッスよおー・・ウィッ!だーからぁ~・・本人がわからねーよーな動きなんスから、当然他人のアンタにゃあ~これっぽちも読め・・ヒック!はずッス~!!」ヒュッ!バキィ!!「やったかい?!」「それ・・生存フラグだよ・・・・」「完全に背後を取った様ですが、無駄です。ボクに死角はありません」「あ~あ・・やっぱりニャ・・”やったか?!”のセリフに敵がやられているシーンなんて、やまだかつてない・・じゃ無かった。未だかつて見たこと無いニャ・・・・」「私の所為・・なのか・・?・・・・すまない」「メタ談義は後にして下さい!皆さん!・・それよりも何故でしょう?あらゆる角度のカメラから見ても完全な死角への不意打ちでしたのに・・・・」「ちきしょーッス!アンタは後ろに目でもあるんスか!!・・・・ヒック!」「・・・・”エイリアンハンド”と言う単語を聞いた事があるでしょうか?」「いや・・聞いた事無いッス・・・・」「意訳すると”他人の手”・・・・ボクが患っている脳障害の一つです。自分の腕であるにも関わらずあらゆる感覚が無く、人格を持っているかのようにボクの意思とは無関係に動作をする奇病です。痛覚すら無く、自分の制御が届かない以上・・ボクの身体の一部と言うよりも、それこそボクに寄生した”腕の形の生命体”と言ったところでしょうね。この左腕は宿主であるボクに悪意や敵意を持つ者を自動的に攻撃し、それらからボクを守ってくれるんです。生き物としては当然と言えば当然ですよね。宿主であり、本体でもあるボクが死んだらこの左腕も死んでしまうのですから。・・そう。言わば・・オートガード機能なんですよ。ボクの左腕は。だからボクに死角なんてありえないのです。例え、睡眠中であってもこの左腕は自動的に反撃するでしょう。ボクが死んでいない限り・・それこそ永遠に、ね」「”エイリアンハンドシンドローム”・・・・確か、その手が勝手に道具を持ち、自ら自身を殺傷してしまう・・・・と言った話はあるけど・・・・あの子はその正反対・・・・」「自分の主人格を護っていると考えると・・本当に人格を持っているみたいだニャ・・」「”自身の意思とは無関係に敵を自己防衛する腕”・・・・もしかして彼女が巻き起こした数々の事件は・・・・」「い、異議あり!ッス!オ、オイラをビビらせよーったって、そうはいかないッス!それだとさっきまでの戦闘に辻褄があわねーッス!」「ボクとは独立した存在とも言えるこの子が、今、初めて貴女を危険な”敵”と見做しましたのです。ボクの生命を脅かす程の実力者だと・・ね。使わなかったのではありません。使えなかったんです。・・この子は凶暴ですよ?ボクが自分の能力で抑えつける為に常にGを高過負荷状態に置いてあるので筋力が異常なまでに発達しているんです。人間の身体はおろか・・・・」グシャ・・!バキッ!パラパラ・・・・「例え、鋼の塊であろうと握り潰す事が出来るんです」「・・とんでもない握力だね」「・・これが世紀の殺人鬼の正体・・・・か」「何だか・・・・悲しいですね・・」「それでも・・・・!当たらなければ良いだけッス!確かに威力は一撃必殺かも知れないッスが・・・・酔拳の不規則な動きには付いてこれねぇのが道理ッス!」タッ・・タタンタンタタ・・!フラフラ・・「それも対処可能です」くいガクン・・!「・・な、身体が鉛みてーに重・・・・ッス・・」「いくら、不規則と言えども物理法則には逆らません・・重力を付加させればある程度の動きをこちらで強制する事が出来るんですよ」「へ・・!こんなモンでオイラを縛れると思ったら・・!大間違いなんスよぉおお!」シュバババ!「その逆境にも屈しない気概は認めますが如何せん考えが浅いですね。今更、さきほど封殺された蟷螂拳で来たところで・・・・」ガッ! 「うらぁあああああッス!」「そんな・・!ボクのオートガードを尻目にする程の・・・・ボクの脊髄反射を上回る速度での蟷螂拳・・・・!くっ・・!ですが・・!蟷螂拳は打った直後に大きな隙が出来ます!ハッ!」スカッ「はず・・した・・?」 「ウィ~・・ヒック!そんなへなちょこ・・あたらね~ッスよぉ~・・ゲプ!」「酔拳の予測不可能な動きに蟷螂拳の疾さを内包した・・動き・・・・Gをマイナスに作用させて威力を弱めるか・・それともあのランダムな動きを制御して避けるか・・・・ダメです!間に合わ・・!」ゴンッ!「~~~~っ!!ごほっごほっ・・!」「これが・・オイラなりの拳・・・・名付けて”酔・蟷螂拳”ッス!」続く!
2009年01月29日
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前回のシーンよりイスナさんが一日でやってくれました==~数年前~「これでトドメだよ!はっ!」ゴキャ「ぐっ・・!」ガクッ「どうした?まだやるかい?」「くそったれ・・!勘違いするなよ・・今日の所はお前に花を待たせてここで退いてやるだけだ・・!俺が負けた訳じゃあねぇ!次に出会ったときは声も上げられなくしてやるからな・・!首を洗って待っていろ!」タッ・・「まったく・・相変わらず威勢と負け惜しみと逃げ脚だけはいっちょまえなヤツだねぇ・・」「へへ~ん!ば~か!ボスがカマキリの野郎なんかに負けるわきゃあ無いッス!おとといきやがれッス!」(・・コクリ)「ま、アイツもそれなりに強くなってるみたいだけど、まだまだアタシの敵じゃあ無いね。チョロイもんさ」「くぅ~!!やっぱやっぱボスは強いッス!カッコイイッス!痺れるッス!こうこうこう~やってカマキリの野郎をシュババば~ん!って!」シュシュッ!シュババ!「ははっ・・そんなへなちょこじゃ無・・ってシロ・・アンタ・・・・ちょっともう一回やってみせて?」「はい?こうスか?」シュシュッ!シュババ!「・・アタシさ。アンタに蛇拳・・・教えたことあったっけ?」「いや、無いッスけど・・オイラとボスはいつも一緒だから、どういう動きをするか覚えちまったんス!勿論、クロちゃんのも!・・ついでにカマキリの野郎のもッス!」(ただ横で”観ていた”だけで・・これほどの動きを・・?不安定さとか、ぎこちなさはまだまだ素人のそれだけど、アタシの動きを完全にトレースしてる・・訓練次第では化けるかも知れないね・・)「シロ・・アンタさ、もしかしたらアタシよりも強くなれるかも知れない・・」「それは違うッス!オイラにとって最強はボス以外あり得ないッス!」===「蟷螂拳・・速さに最も重点を置き、中~遠距離から攻める極めて実践的な拳法・・・・以前、ボクがまだ広東省で暴れまわっていたときにその使い手の出会ったことがあります。非常に厄介且つ危険な闘技ですが対処法は・・」すぅー・・「あ、あれは・・!」「オイラは確かに馬鹿ッス!・・けど、戦いの最中にそんなアホ臭い滑稽な踊りをしだすなんて、幾らなんでも馬鹿にし過ぎッス!」「すぅー・・はぁー・・」「・・もういいッス!こないのならこっちから即効でぶっ潰してやるだけッス!やぁあ!!」「シロさん!待って・・!ちが・・!」シュッ!バキィ・・!「・・・・素晴らしいです。この数分の間に貴女はどんどんスポンジの様に実践経験を吸収して成長しています。最初の頃に比べると各段に実力が上がっていますよ」ズザッ・・「何で・・!攻撃したハズのオイラが自分自身の拳で・・がふっ・・!」「ですが・・まだボクには届きません。先程はF1のロケットスタートの様な急激な成長による爆発力で不意を打たれてしまいましたが、まだまだ・・差は大きいです」「っが・・!たった一撃で・・!こんなにダメージ・・がっ・・!」「車の運転を知っているのと、実際に車を運転する事は違うと言う事ですよ。・・貴方に絶対的に足りないモノ・・それは“経験”です一激で足下が覚束なくなる程の激痛を感じているでしょう?それは貴女自身の打撃の威力です。誇っても良いと思いますよ。ボクの祖国の拳法・・”太極拳”は、緩慢な動きの中で全ての筋肉をエネルギーへと変換し、解き放つ。その際、ガードに徹さねばなりませんが、守りが動きの中でそのまま攻撃へと転化する、高度な武術なんです。言わば、完全反射に等しいカウンターですね」「へへ・・・・そんな大層なモンなんスか・・そんな間抜けな踊りが・・・・なら・・!」スッ・・「捌き切れない程、打ちまくれば良いだけッス!!」シュシュシュ!スバババ!「確かに”太極拳”の守りの型だけで考えれば、それはかなり上等な反撃手段です・・」ぱすんぱすんぱすんぱすん・・!「オイラの攻撃が・・!まるで手応えが無いッス・・!」「お忘れですか?ボクの力は重力ベクトルの指向性を持たせる事が出来ます。貴女の拳の進行方向とは真逆に負荷をかけて置きました。Gに逆らって行う攻撃は相当スピードが鈍ります。特に速さを主とする使い手には致命的でしょう?」さらに・・!」「それでも・・!急所に入れば相応のダメージは行くハズッス・・!それに、威力がかなり軽減されている今ならカウンターも怖く無いッス・・!でえりゃあ!」シュババ!「すぅー・・・・ハッ!」ズン・・ッ!「あ・・が・・・・」「これが”太極拳”の功の型・・緩慢な動きからの制御統一された体重移動から繰り出す、神速の一撃。この緩急こそが、太極拳24式の基礎にして最大の奥義です。・・どうでしょうか。Gの制御を貴女の拳に掛けている御蔭で、ボクの拳からのダメージそのもの威力は激減していますが、それでもかなりのモノではないですか?」「へへ・・へへへ・・・・」「弾みで頭を強打してしまったのでしょうか?・・気の毒ですが、それでもボクは躊躇したりはしませんよ・・・・はぁあああ!!」「へへ・・こんなの・・・・ボスの一撃に比べたら蚊に刺された程度・・以下ッスよ・・!」「そ、そんな・・・・!何故です・・!何であれだけまともに攻撃を食らって・・なお!立ち上がる事が・・!」「・・それは!」「何・・・・?!蟷螂拳とは・・違う!!あんな動き見たことありま・・!!」「アンタみたいにイヤイヤやってる様なヤツと違って、オイラには負けられない理由があるからッスよぉおお!!」パシィィイ!「この不規則且つ大胆、一見無造作な動き・・・・中国近代史の英雄”ファン=フェイフォン”の”酔拳”ですね・・」「ヒック・・・・ちくしょー・・あれだけの死角から攻撃した・・のに・・ゲフーイ・・!受けられちまったッス・・あ・・これ、慣れないと頭がクラクラするッスね・・ウィック!」続く!
2009年01月25日
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とあるエラーで更新した内容が丸々消えて呆然自失しました。ショックが大きいので、今回挟まれる筈だった外野(待機組)とのやり取りや掛け合いをほぼフルカット、戦闘描写を7割カットでお送りします待機組がドライに見えるのはシロへの心配や励ましの言葉などを上記の理由でカットしたせいです。話繋がるようにはカットしたので内容的には臨場感や危機感が減るだけで特に問題は無いかとちなみに、それぞれがシロに闘いの助言が出来ない理由(カットした部分)はネコ原 → 目が早さに追いつかないククリ → 特殊過ぎる戦闘方法の相手なので常套手段が使えない。下手に口に出すと逆に状況が悪化するトワ → 未来視しても結果を言う前に、相手の動作が速過ぎて既に事が終わってるとなっております===「御断りッス!」ビュッ!「そんな単調な攻撃では当たりません。さっきの二の舞になっていますが?」「くっ・・!また上に逃げやがったッスか・・!卑怯ッス!降りてきやがれッス!」「・・・・何を言っているんでしょうか?貴方が今対峙しているのは、精神論を重んじる武芸者でもスポーツ格闘技大会の参加者でも無いんですよ?軽く三桁近くを嬲り殺しにした・・かのジャック・ザ・リパーもミルウォーキーの怪人もソニー・ビーンすらも泣いて赦しを請うようなそんな稀代の殺人鬼なんです」「なら正義の名の下に退治してやるまでッス!」「・・正義を行えば、世界の半分を敵に回します。状況や立場によって幾らでも形を変える不確かなモノ・・一体、どれだけの人間がその言葉に泣かされてきたのでしょうね?・・もっとも、ボクがどの立場から見ても残虐非道の”悪”そのものである事に変わりありませんが」くいっガシャン!「ぐあっ・・!身体が天井に・・!」「これで、御望みどおりボクと同じ土俵です。・・さて、どう出ますか?」(この回廊が曲がりくねっていたのが幸いだったッスね・・直線の廊下だったら、そのまま水平方向へとGをかけられ、壁に激突して絶命してる筈ッス・・この地形だったらもしそれをやられてもちょっと急な滑り台を体験するだけで済むッス!)「へん!そんな事してくれなくても余裕だったッス!○ックマン5でも一番弱いボスはグラビティマン・・そんなへなちょこ簡単にやっつけてあげるッス!」「・・そうですか」タッ・・!(アイツのGはこちらに向かって来る方向に掛かっているッス・・そうなると後ろに跳ぶのは論外・・オイラに当たるまでは止まらず、寧ろ態勢を崩して受け身が取れずに大ダメージを食らうッス・・なら!敢えて受けてまた天井(シロの現在位置から見たら床方向)に逃げるときに追い討ちかければいいッス!)「・・・・」バキィ!!(くっ・・!やっぱりかなり重い一撃ッスね・・そう何度も受けられるモンじゃあねぇッス・・!)「りゃあ!」シュッ!すかっ「読みが外れましたね。残念。壁側面ですよ。格闘センスの素質はあるようですが、いかんせん実践不足です。そんな調子ではボクにマトモに触れる事すら不可能ですよ・・では、追撃です。はっ!」「ちょこまかと・・!」ゴォオオ!(ならば・・!両腕を広げ蹴り上げ、相手の進路の三方向を塞げば・・!アイツはそれがつっかえ棒になることでGで加速された自重で大ダメージが行くッス!)「避けないのですか?ボクの攻撃がマトモに直撃すれば胸骨が砕け、肋骨という肋骨が剥離する事になりますよ?」ズォオオオ!!「・・へっ!やってみろッス!」(・・凄まじい度胸と胆力ですね。普通ならば度重なる常識を超えたレベルの痛みに加えて、ボクの言葉による明確な”破壊”のイメージを連想させれば、無意識レベルで脳を守りに上肢をガードするか、背を向けて一目散に逃げに徹するのに・・彼女はその場にガッシリと構えうろたえる様子も無い・・とてつもないポテンシャルを秘めた天才か、はたまたタダの無謀な愚者か・・)ドゴォン!ビリビリビリ・・!(ぐぅ・・!アイツの攻撃を受けるのはこれが限界ッスね・・次に受けたらもう腕が上がらなくなるッス・・・・でも!これで終わりッス!)「あ、あれ・・?アイツは一体どこへ・・・・?」「下ですよ」パァン・・グラグラ・・ズザザ・・!(あれ・・?オイラは一体・・?ここは・・?)「突き上げる形で繰り出したアゴへの掌底・・さらにGを掛ける事で相当な威力になっていた筈です・・・・命は何とか助かりましたが、どうやら脳に激しくダメージが行って一時的な記憶障害に陥ってしまっている様です・・」(オイラは・・何でこんな苦しい思いしてまで闘ってるんスか・・?わざわざ進んで痛い目に逢う必要性なんて無いッスのに・・)「貴女は良く頑張ったと思います。ボクは首を弾き飛ばすつもりで拳を放ちました。けれど、貴女は脳震盪程度で済んでいる。・・あの完全に不意打ちとなる状況下でボクの力点をずらし、派手に吹き飛ぶ事で威力を殺す・・それをほぼ無意識化で行うとは・・・・素晴らしい才能です。ですが、それ故に死に切れず苦しい思いをさせてしまいました。今・・楽にして差し上げます」タッ・・!(もう、苦しいのは嫌ッス・・ちょっとだけ怖いのを我慢すれば楽になるんだったらそうさせて貰うッス)ぎゅっ(・・っつ!手を強く握ったから棘でも刺さったんスかね?)ちらっ「はぁあああ!!」タタタッ!「あわわわわ・・!やばいニャ!マズイニャ!このままノーガードでアイツの拳を食らったら全身の骨が粉々に砕かれちゃうニャ!」(これは・・たまちゃんの髪飾り・・ッスか・・?)タタタッ!「・・今度こそさようなら」ブォン!「シロ・・!」スカッ「・・・・!横に避けましたか・・」「そうだったッス・・!」「シロ・・!目に光が・・!」「諦め無い事・・!自分を信じ突き進む事がボスの・・オイラが受け継いだ”強さ”・・オイラなりの”力”ッス!・・それに!」「疾っ・・!今までとは比べ物にならなっ・・・・ダメです!避け切れ・・っっ~!!」「オイラがここで負けちまったらボスやたまちゃん・・あとついでにカマキリの野郎にも顔向けが出来ないんスよぉ!」バキィ!!「くぅっ・・!けっこう効きました・・」「ただ疾さのみを求め・・それを極めた技術・・・・今お見舞いしたこいつが!カマキリの野郎の蟷螂拳ッス!」続く!
2009年01月22日
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3つのルートですが得票数が多かった順番に投下したいと思います。他のルートを希望していた方、すいません。これが多数決の恐ろしさなのだよ・・!これからも選択肢によってはキャラの生死に関わったり、敵が味方になったり、果てはラスボスが変わったりする重要な選択肢が出てくるので、皆さん勇んで地雷を踏みに行くと”御覧の有り様だよ!!”化する恐れがあります今回の話で、実動組と待機組が会話しているのは管理室にあったインカムを使用していると補完してくだしあ===~本拠地 迂回路~「長い・・長過ぎるっス・・!オイラのばっちり冴えた先見の明で罠みたいのに遭遇して無いのが救いッスけど、それでも長すぎてたまんねッスよ~もうかなり歩いたッス~・・」「ちなみに今、丁度半分くらいまで来たニャ」「なん・・だと・・?!」「・・・・ガンバッ!ですっ!シロさん!」「全然まだまだじゃないッスか・・・・・・・ん?」くるっ「どうかしたニャ?」「・・気のせいッスか・・・・いや、何となくさっきからずっと誰かが追いてきている気がするんスよ」「そんなハズ無いニャ。ずっとモニターに噛り付いてるけど、この迂回路は最初から誰もいないし、シロちゃん以外誰も侵入してない筈ニャ」カサッ・・「・・!やっぱり気のせいじゃないッス!ここの監視カメラの死角になる場所ってどこッスか?!」「いちおー見えない場所は天井くらいかニャ?他は全方位ばっちり見られる仕様になってるニャ」「・・それで十分ッス・・!上ッスね!」くるっズゥゥゥウウウウウン!!!!グラグラ・・「あわわわ・・!あわわわわ!」「何・・?地震?」「震度4くらいでしょうか・・?」「くっ・・!違うッス・・地震なんかじゃ無いッス・・!」「やはり、一撃で沈んではくれませんか・・流石は黒騎士アーサ、不屈のマルヴァス・・・・そしてルーの襲撃を掻い潜ってここまで辿り着いただけはあります。無警戒に見えて中々隙を見せてくれないので神経を使いましたよ」「何のことッスか?気付くのが遅れたらぺしゃんこだったッス・・!一体どこから湧いてきやがったッス?!」「彼女達を知らない・・?別動隊でもいるのですか・・?まぁ、ボクには関係ありませんが・・」「質問に答えろッス!」「どこからも何もただ歩いてきただけですよ。無論、気配は消す必要はありますが・・・・ほら、丁度こんな風に」ペタペタ・・「な・・?!壁面を・・天井を歩いて・・・・?!」「重力ベクトルに指向性を与える・・・・たった9.8m/sべき2乗に干渉する力・・これがボクの能力です」「最悪・・・・」「広東省のプルアウター・・」「シロ!逃げろ!そいつとは戦り合うな!そいつは・・!」「ニャニャ?その子がどうかしたのかニャ?」「・・はい、コレ」ピッ「お、サンクスニャ!えっと・・ニャにニャに・・李 立慧(リー・リーフイ)・・・・被害者の死体からは臓器が悉くもぎ取られていたその様から”広東省のプルアウター”と呼ばれ中国全土を恐怖のどん底に陥れた大量無差別殺人犯。被害者は必ずどこかしらの臓器を盗まれていたが、いずれも生きたまま素手で解体されており、その手口から犯人は大柄の男・・それも複数の犯行だと思われていたが、現行犯で逮捕されたのは当時僅か13歳になったばかりのまだ幼さの残る少女・・単独犯であった。発見された死体は身元が分からない程にぐしゃぐしゃにされていたり、ハンバーグ状の肉塊を調べてみると数人分の身体のパーツが発見されていたり、さらにそこから身体の一部分が引き抜かれているので、正式に何名を殺害したかは不明である。なお、一連の連続した事件は、その人間とは思えない怪力故、模倣犯の線も薄く全て同一犯の仕業とされている。少女・・立慧は最初の犯行から7年間逃亡生活を続けながら犯行を繰り返しており、逆算すると6歳のときに既に大の大人を擂り潰し、生きたまま中身を抜き取っていた事になる。この事件は、犯罪史上稀にみる凶悪さ、そして奇妙さから、一部・・カルトな信者を発生させるなど、世間に多大な影響を与えた事件として、歴史に名を残すであろう。その余りに犯人となった少女の見た目と裏腹な、衝撃的手口と残忍さから、日本神話に於いて猛き荒ぶる神スサノヲを凌駕する大逆の悪神・・最凶最厄の禍つ神”天津甕星神(アマツミカボシノカミ)”をついつい連想してしまう次第である。 ○○新聞 記者著「いかにシロがヤヴァい状況か理解してくれた?」「あぶぶぶぶぶ・・」「オイラは絶対逃げたりなんかしないッス・・!だって・・!オイラの大好きなボスの辞書に“退く”の単語は入ってねぇんス!」「待て!シロ・・!お願いだから早まらないでくれ・・・・私は友人が自分の目の前で無残な殺され方をするのは見たく無いんだ・・・・」「でも・・どうしてもオイラにはどうしてもこいつがそんな悪人には見えないんスよ・・何だか泣いている様に見えて・・・・」「見た目に惑わされないで・・彼女がいかにただの少女に見えても刑の執行を間近に控えた凶悪な死刑囚には変わり無いんだから」「その通りです。ボクについて語られている事は・・全て事実です。それに・・」バキィ!!「くっ・・!なんて重い拳ッスか・・!?ボス以上ッス・・!一撃で腕が痺れ・・」「ボクは一切加減しませんので、そんな事を考える余裕はないかと」「らぁあ!」ビュッ!「そんなどんな流派の基礎もなってない様な拳ではボクに触れる事すら出来ないと思います」「天井に逃げたッスか・・くそっ!攻撃が届かないッス!」「屋内では先程の様に地鳴りの類は連発出来ませんが、その分全ての場所がボクのフィールドになります・・・・例えばこんな事も出来ます」ヒョイ「伸びきったオイラの拳の上に・・・・馬鹿にしやがって・・!」「御覧の通り足のおけるスペースさえあれば何処にでも立つ事が出来ます。御要望とあらば貴女の背中に垂直に立ち、震脚を御見舞い致しますが・・如何なさいましょうか?」続く!
2009年01月20日
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そろそろフォトショと新しいペンタブを導入しようと思っています。値段と性能が良い感じに釣り合ったコストパフォーマンスの良いオススメ品があれば是非とも教えて欲しいです。BGM===~管理室占拠と同時刻 暗闇の大広間~スッ・・「お?さっきから周りに張り巡らせれていた邪魔くせー壁が消えてら。よーやく死んだか、あのオレンジ頭」「・・そうか、あのチャラ男は、もう逝ってしもうたか・・・・」「へへ!目下の邪魔モンは居なくなったし、とっととお前を引き千切って先に進ませて貰うぜ!ヒヒ!お前、隠してるつもりだろうけど、実際は後数分立ってられるかどうかだろ?」「しかし・・だからと言ってここを突破されるワケにはいかんのじゃ!」ぎゅっ!「てめぇ・・!何しやがる気だ!放せ!!」「全く・・冗談のつもりだったんじゃが、まさか本当にクロの元でで会うことになるとはのぅ・・・・・全く笑えん。麿はどうやらギャグセンスが無いようじゃな・・と、言うワケで貴様も付き合って貰うぞい!!麿ごと次元の狭間に吹き飛ばしてやるおじゃ!」「やめろ!うざってぇ!!放せ!!放せ!はーなーせー!この!この!くそったれ!!」ざくっ!がし!げし!「だ が 断 る !」キュィィイイイイン!!ゴォオオオオ!「ちきしょぉおおおおお!!!!」~~~~「・・・・うわぁああああ!!・・って、ここは?一体どうなったんだ?」ぐるっ「おいおい!ここは拠点とは正反対の島の端っこじゃねーか!!!こんなとこまで飛ばされちまったのか!ちっきしょー!おい!変眉!てめーよくもやりたがったな!こっから戻るのすっげー距離あるんだぞ!」「・・・・・・」「・・ちっ、死んでら。俺にしがみ付いたまま途中で力尽きたみてーだな。とりあえず邪魔だ」ぽいっドサッ・・ズズズズ・・!「とっとと急いで戻らなくちゃな。早くしねーと辿り着く前に制圧されちまうかもしれん。文字通り飛んで駆けつけやるぜ!」バサッバサッ!【出席番号 21番 志貫一 死亡】【出席番号 34番 麻呂 死亡】(残り 11名)===~校舎内 管理室~「・・さて、これからだけど実動隊と指揮系統に分けようと思う。さっきまでと違って、これから先の建物内はそれほど広くないし、全員一緒に行動していては罠にかかって全滅もあり得る。・・それに悔しいけど、私みたいな闘うどころか人並みの早さで走れるかどうか怪しい様な人間がほいほい金魚のフンみたいについて行っても足手まといにしかならないし・・」「そうだね。ここなら監視カメラで全体を見渡せるし、私も少数精鋭で突入してここから指揮するのに誰か残っていた方が良いと思うよ」「具体的にはどうするニャ?」「じゃあ、私は姫神さんのコンピュター技術を借りて、ここで総指揮をとらせて貰うね。――トワも未来視で全員の補助に回って欲しいからここに残って「解りました!精一杯頑張らせて頂きます!」――ネコ原。貴女はその抜きん出て優れた観察眼を活かして、ここでオペレータを頼む「任せろニャ!日頃培ってきたストーキング技術を陽の用途に変換するチャンスだニャ!」――フェイ。最前線で闘って欲しい。優れた瞬発力と持って生まれたセンスに期待している。「へへ!全員まとめてぶっ飛ばしてやるぜ!」――リタ。全体の衛生班としてお願い。けれど、アウトレンジから戦えるメンツは怪我も少ない。だから特にインファイトで闘う事が多くなるフェイと一緒に行動して欲しい。「任せなさいって!大船どころかノアの方舟に乗った気でいなさい!」――ルクス。後衛として自分の能力を活かして欲しい。この中では一番器用で大概の事が出来る貴方次第で戦況は幾らでも姿を変えるはず。単独行動が多くなって大変だとは思うけどよろしくね「おう!ドンとこい!」――シロ。貴女は自由奔放、感情に任せて闘う事で真価を発揮するタイプだから特に危機的状況に無い限り指揮は敢えてしないつもり。私達が考えもつかない突拍子もない発想で活路を開いて欲しい「オイラ人に命令されるの苦手なんで丁度良いっスよ!」――そして、ククリはここで指揮と私達指揮組の護衛を頼みたい。非戦闘員の私達三人だけじゃ攻め込まれたら一溜りも無い。・・それに、トラブル時に何処へでも駆けつけられるように全員の状況が解るここにいて欲しい。私の使う机上の理論だけでなく、現場で培った部隊指揮能力はとても重要だから・・「ん。OK。任せとくれよ。私もその采配がベストだと思うよ」「じゃ、それぞれの役割も決まった所で・・・・これから先に3つ・・通路があるんだけど・・どれを進むべきだと思う?みんなの意見が聞きたいな一つは、闘うには十分のスペースがある正面通路。一つは、守るにも攻めるにも向いていない狭くて動き辛い非常階段一つは、非常に遠回りだけど、闘う分には支障があまり無い程度の広さを持つ迂回路なんだけど・・」「そりゃ考えるまでも無いさ。どうせこっちの動きはバレてるんだから正面突破だ。広い地形の方が戦いやすいしな。相手を蹴散らすにはここしかないぜ」「いや、いくら手の内がバレているとはいえ、正面玄関だぞ?誰も配備していない筈が無い。必ず戦闘になる場所だ。・・敵は多い。体力は温存するべきだと思うぜ。幸い俺は狭い地形の戦いには慣れている・・と、いうか一番得意とする戦闘場所だ。十分戦れるぜ」「ちょっとメンドくさいッスけど、迂回路が一番じゃないッスか?丁度両者の中間みたいな作りッス。距離があるから進行速度は遅れると思うけど、ここがベストだと思うッス。・・もし敵が急に襲ってきても十分対処可能な筈ッス!」「いやいや、経験上この迂回路みたいな構造が一番罠を仕掛けやすい。距離も長いし罠も多い地獄のような状態になっている可能性もあるぞ」「じゃあ、やっぱり敵はいるかも知れないけど罠の仕掛けようが無い正面突破が一番じゃないか?即効で責め立てれば相手の準備が整う前に叩けるかも知れないぜ?」「う~ん・・見事に意見が割れちまってるね・・。個人的には、さっき久野も言っていたけど、狭い通路に全員で行けば全滅もありうる・・意見が纏まらない以上、ここは幾つかのグループに分けるのが良いんじゃないかい?」「そうなると、戦力も均等に分けた方が良いですね」「う~ん・・・・・・どうしようか?」1.正面突破だ! フェイ、リタルート2.いや、非常階段から行こう ルクスルート3.迂回路から シロルート===どのルートも時間軸が並行しているということで、上の3つの選択肢のウチ、一番リクエストの多かったルートから次回投下したいと思います
2009年01月14日
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サブタイが麻呂ですが、麻呂ほとんど出て来ません。言わば麻呂麻呂詐欺です(いみふBGM===「何とか・・大丈夫です・・左腕は・・吹き飛んでしまいました・・けど・・」「ちっ・・外しちまったか・・俺の痛みを解って貰えるよう脳天から真っ二つにしてやりたかったんだがなぁ・・ケケ!ま、いっか。じっくり痛ぶるっつーのも一興だぁな。それでは!ハイパー虐殺タイムスタートゥ☆」「ほざけ!麻呂を怒らせた事を後悔させてやるおじゃ!」===~校舎 1F 暗闇の回廊~「・・・・気付いたら、はじめちゃんがいませんニャ」「臆病風に吹かれて一緒に帰ったんだろう。あいつ、妙に麻呂と仲良くなってたから・・」「少々残念ではありますが、それだだと良いのですが・・もしかしたら気付かぬ内に敵の襲撃を受けたのかも知れませんし・・」「つっても、この真っ暗闇じゃあ近くに居たとしても気付けすらしねぇだろ?ここは、生きていると信じて先に進むしかねぇさ。もし襲われていたとしてもあいつは、こと防御に関してはここにいる誰より優れてる・・持ち堪えてくれている間に俺らが大ボスをぶっ潰しちまえば良いのさ」「そうだね。一刻も早く制圧するのが一番・・・・と、着いたここがセキュリティ管理室みたい。ここの部屋事態も、かなり厳重な警備がしてある筈だから、扉を開けると同時に構えて陣を形成すること」「ん。じゃあドアの解錠は任せてくれ。こんくらいの鍵なら多分20秒もあれば開けられるよ」~15秒後~カチャ「オーケイ。開いたよ」「相変わらずのお手並みで・・驚天動地のチートってのぁ、このことだぁな」「今だ!皆突撃っス!!」ドン!!ガタン!~セキュリティ管理室~「侵入者でありますか!」(注意が私以外の誰かにいってくれりゃあ、3秒で間合いまで歩み寄って、顎にでも一発入れて応援呼ばれる前に沈黙させられるんだが・・みんなの出方次第だな・・)「むむ?ここのカギが開けられたってことは・・ふむ。そして、本官を卑劣にも誑かした宝塚の男役みたいな学生さんはいないでありますから・・・・そうか!新人さんでありますか!本官の応援に来てくれた警備の人間でありますな!」「いや・・オイラ達は・・」「そ、そうだニャ!我々は助っ人にきたんだニャ!」(ナイス機転です!ネコ原さん!)(あ、危なかったっス・・!ここはオイラみたいに口が上手くないヤツは黙っていた方が良いっスね・・)「む?それにしては指定の制服はどうしたでありますか?みんなバラバラの私服でありますが・・?」「あ・・ちょっと初任務の緊張の余り忘れてしまいましてニャ・・」(ちょ、ちょっと!いくらなんでも無理がありますよ!もうちょっとマシな嘘があるじゃないですか!)(し、仕方ねーじゃねーですかニャ!咄嗟にこれしか思い浮かばなかったんですニャ!)「解る!解るでありますよ!いやー本官も入署式のときに、制服忘れて私服で参加してこっぴどく怒られた事が・・あの頃の本官も初々しい新人でありましたよ・・懐かしいであります。ノスタルジーであります。甘酸っぱいおもひでぽろぽろであります・・そのあと減給でありましたが・・・就任初日で減給・・・・ぶつぶつ・・」(通じちゃったよ!共感しちゃったよ!語りだしちゃったよ!落ち込んじゃったよ!)「ま、おもひではそっと心に閉まっておくでありますよ・・・・・では!気を取り直して!本官はここの警備主任であります!警備は本官一人だっから助かったであります!はっはっはっ!」「あの~・・ここは貴方一人で守っていたんですか?」「Exactory( そのとおりであります)!いやぁ、本官を主任に大抜擢するなんて上官殿は人を見る目がおありですな!はっはっはっ!」(ヒソヒソ・・こんなボンクラに任せるなんてここの攻略って案外楽勝なんじゃないかい?)(ひそひそ・・単純に人材が不足しているんだろうさ)(ひそひそ・・でも、データにはかなり凶悪なヤツらが・・)(ヒソヒソ・・戦闘は出来ても監視やら巡回やらに向かないヤツらということだろう。もっとも、あの警備員が向いてるか?っつわれたら甚だ疑問だがな。他の連中はアレ以下って事だろ?)(ひそひそ・・あ、なるほど)「・・それでワンちゃんったら酷いんでありますよ。何でもかんでも本官に八つ当たりするでありますよ・・・・」「・・はぁ、手間のかかる飼い犬なんですね」(この人話長いです・・誰か助けて下さいよ~!)(トワ御姉様に悪いけど、知らぬ存ぜぬボンバザルニャ・・)「犬・・でありますか?はて?本官、犬の話題なんてしたでありますか?」「え?だって、さっきワンちゃんって・・・・」「うーむ・・ワンちゃんはどちらかというと、ネコとかリスとかの小動物みたいですな!一度ウォンバットに例えたときには顔面を思いっきり殴られましたが!はっはっはっ!」「あの、ますます意味が・・・・」バッポーパッポー(鳩時計の音)「お?外回りの時間でありますな。では!本官巡回しに行って来るので後は任せたでありますよ!」コツコツコツ・・「疲れました・・・・一方的にまくし立てて、勝手に去って行くとは・・なんて自由な人なんでしょうか・・」「とか何とかやってる内に、簡単に警備室占領出来たっスね!」「何この展開・・」「言いたいことはすっごい解るよ・・久野・・」続く!
2009年01月12日
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とある国家試験に受かりました。忙しい合間を縫って、寝る間も惜しんで勉強していたので、感激も一入です。===「な~んてな!俺がこのねーちゃんの身体使ってんのは、飛べるからさ。てめーらの相手なんざぁしてるヒマなんかねぇよ。肉も硬くて不味そうだしなーんじゃ!ばはは~い!」バサッバサッ「ぬ!図ったな!行かせる訳に行かぬ!」「大丈夫ですよ。麻呂さん」「おじゃ?」バチィ!「あれ?何だ!これ・・扉に触れねぇぞ!くそったれ!」ペタペタ・・ガン!ガン!「僭越ながら俺の能力で不可視の障壁を張らせて頂きました。ちょっとやそっとの攻撃じゃ壊れませんよ?俺達二人の攻撃を防ぎながら破壊するのは不可能です。・・文字通り、この先へ進みたくば我々を倒せ、と言う事です」「てんめぇ・・・・小癪な・・」バサッ「じゃ、望み通りぶち殺してやんよぉ!!」バサッバサッ・・!「参ったのぅ・・あれだけ高く飛翔されたら文字通り手も足も出ん。恐らくヤツが上空から急降下してくるワンサイドゲームになってしまうわい・・」「問題ありません。俺の方で全力でサポートします。麻呂さんはあいつに向かって跳んで下さい」「ぬ?こうかの?」ダダッヒョイ「おお!麿は気付かぬ内に空中歩行の術まで体得しておったのか!・・怖い。自分の天才的過ぎる才能が怖いでおじゃる・・」「麻呂さんの動きに合わせて足場を作ります。・・ただ、座標の計算やら能力の酷使で集中力をかなり消耗するので、前衛は任せてもよろしいでしょうか?」「構わん!おいしいとこは全部麿のモノだからの!」「一番危険なオフェンスに回してしまって本当に申し訳無いです・・・・ですが、その分こちらも命を賭けますよ!」「覚悟するでおじゃ!うおぉおおお!!!」ダダダッ・・!「な・・!何でこんな上空まで・・!ちくしょう!間に合わ・・・・!」「どっせいぃぃいいい!!」バキィ!「いってぇ・・いてぇよ・・・・くそっ!変眉がここまで来たのは、さっきのオレンジ野郎の壁みてーなのの所為だな・・・・赦さねぇ・・!てめぇから先に食い殺してやんよぉ!!」バサッバサッバサッ・・!「死ねぇええええええええ!!」ゴォォオオオオ!!「おのれ・・はじめに狙いを付けたでおじゃ・・!・・疾い!追い付かん!!」「おせぇぜ!変眉!くそオレンジ!もう逃げられねぇよ!!!」ゴォォオオオ!!「・・・・狙い通りです」「あン?」スパァン・・!「ゑ・・?」バサリ・・「俺の障壁は基本的に防御の為にしか使えません。・・ですが、硬度と厚みを調整して勢い良く向かってくる相手に対し設置すれば、この通り・・相手を唐竹割りに真っ二つにする事も可能なんです・・と、もう聞こえてませんか」「全く!ひやひやさせおって!策があるなら始めに言えぃ!粗忽者!」「すいません。不意を突いて仕留める方法なので、直前まで黙っている必要があったのですよ。悟られたら終わりなんで・・」「ふん・・まぁ良い。こうして厄介な強敵も屠れたことだしな。さ、もうここに用は無い・・先に進むおじゃ」ズリ・・「ケケケケ!連れないねぇ・・もうちょっと俺に付き合えよ?」ズリズリ・・「・・・・!」「・・そんな。致命傷どころか痛みを感じるかの一撃だった筈です・・!何で・・!今も右半身と左半身に分かれているのに・・!」「俺はぁ、そんな簡単にゃあ殺られねぇよ・・・・つっても痛いのには変わりねぇから嫌っちゃあ嫌なんだけどな」ズズズズ・・・・ッグチャ・・ペチャ「・・はい。元通りぃ~・・さ、リターンマッチと行こうぜぇ・・・・さっきのかなり痛くてムカついたからさぁ・・!」「な・・!どうなって・・!」「はじめ!あいつが何者かなんぞ考えるのは後じゃ!黄泉帰って来たのであれば、また送り帰せば良いだけの話じゃ!」ダッ!「ば~か。文字通り、死ぬほど痛い目に遭ったのに同じ手は食うかよ!」がさっ・・くちゃくちゃ・・(何だアイツ・・麻袋から何か取り出して食べ・・・・あれは・・!)「麻呂さん!危ない!」タッ!「近くに寄って来たのが運の尽き・・教えてやろう。これが”モノを壊す”ということだ」「なん・・じゃと・・!」(カラスが真田に・・!変装か・・!いや、違う・・・・!)「麻呂さん!離れてください!真田さんの力は・・!」「く・・!」シュッ(後ろに跳んだ音)「な~んちゃって!うっそぴょ~ん俺は、そいつの技術はパクれるんだが、特殊な才能は盗めないんだなぁ、ん~残念!」ズズズズ・・「さて、良い感じに中距離間合いまで下がって貰った所で、擂り潰してやるとしますかね。このパツキンねーちゃん・・俺の取り込んだヤツん中でも一番攻撃力高いからコッナゴナだろうぜ?アッハッハ!」ゴキゴキゴキ・・!「右腕が・・変形して・・大剣の形に・・!」「あばよ!変眉!」ヒュン!「麻呂さ~ん!!!」ドン!「ぬぉ?!」ザクッ!ブシュゥウウ・・!「~~~!!」「はじめ!」続く!
2009年01月11日
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今回のBGM===「ボクは解らないんです。何故、一年前のゲームで全てを失った百瀬八尋、都甲智をこちら側に勧誘したのでしょうか・・・・そして、その二人はこちらに復讐の理由はあれど、協力する謂れは一つもない・・・・それなのに何故謀反すら起こさずにこちらに従属してるんでしょうか?」「人間はね・・自分がとてつもなく嫌な目に遭ったとき、大体は三つのタイプに分かれるわ。そして同時に極端に視野が狭まるの。一つは、自分がこうなった原因に強い恨みを持つ事。もう一つは、全てを自己の責任にして塞ぎ込む事。そして、もう一つが自分と似たような境遇の人物を激しく嫉む事。・・・・どうして、私ばかりがこんな目に!同じ苦痛を味会わせてやる!・・てね。百瀬八尋に関しては後者だったのだけれど、そこに自己破滅願望も混じっていたのよ。去年、貴女達は役目が終わったら引っこんで貰ったから知らないだろうけど、百瀬八尋はあの後、残った生徒を全員皆殺しにして優勝しているのよ。・・・・それこそ手段を問わずに、ね」「ボクには良く・・解りません・・・・」「でしょうね。貴女は二つ目の自己否定するタイプだからね。全てがどうでも良くなって消えてしまいたいって点では彼女と同じかも知れないけれど、その行動力となる根源が違うから。百瀬八尋には自分の命すら勘定に入っていたわ。その点ではタイプは違えどメガネと一緒ね。どんな思考に至れど、行く付く先は全部一緒・・・・他者を・・そして最後には自分を否定するのよ。真に深い絶望は・・ね」「百瀬って誰だっけ?ま、何にせよ人間ってのも面倒くせぇヤツだよなー。自分で自分を追い込むなんて馬鹿みてぇ!あっははは!」「その通りよ。人間は複雑な思考回路を持つ事によって、逆に自傷する行為を覚えてしまった悲しい生き物なのよ。・・・・だから、アンタみたいな獣には解らないわ」「へーへー。そりゃあごもっともでー」===「何だ今の音は?!銃声か?!」「むにゃむにゃ・・もう、これ以上は食べられな・・・・」バキィ!「てめぇ!何で見張りが余裕ふかしてガン寝してるんだよ!とっとと起きやがれ!」「ん?ああ・・まだ暗いじゃんか・・ふわぁああ・・あー・・・・とりあえずお早う」「起きながら寝言ぶっこいてんじゃねぇ!私は、兎の亜人で耳が良いからな・・聞こえたんだよ!銃声みたいな爆発音が!」「なんだと・・!」「こっちだ!ついてこい!」===「起きて下さい!応えて下さいよ!!貴女は・・貴女は・・・・!そんな・・うわぁぁああああ!!」ダダッ「おい!どうした!・・・・って、これは・・?!」「百瀬ちゃん!その仏さんは霧川か・・?一体・・何があったんだ・・?!」「ふふ・・・・そう・・やっぱりそうだったんですね・・やっぱり貴女は嘘吐きです・・・・ルクスさん何も知らないみたいですよ・・?ハッタリ噛ましてまで追い詰めて、私を説得しようとしてたなんて・・本当に・・・・不器用でお馬鹿さんなんですね・・・・」「おい!百瀬!しっかりしろ!お前、誰に話しかけてるんだ!霧川はもう・・・・どっからどうみても・・・・」「私・・・・取り返しのつかない事をしてしまいました・・・・ふふ・・・・ホント、馬鹿みたい・・・・」ちゃきっ「な・・・・!まさか・・おい!やめろ!早まるな!!」「ちきしょぉおおおおお!!間に合えぇええええ!!!!」ダッパァン・・・・!=== ・・・・疲れただろう?・・・・もう休もうじゃないか・・・・===「間に合わなかった・・・・か」「ちきしょう・・・・!何で・・!何でだよ・・・・!ばっきゃろぉぉぉおおおお!!」【出席番号 14番 霧川優衣 死亡】【出席番号 37番 百瀬八尋 死亡】(残り 13名)===~ベースキャンプ 出陣の朝~「・・・・そう。昨日の夜更けにそんな事が・・・・」「ああ、何があったかは解らないが・・二人とも満足そうな死に顔だったよ。今にも起きだしそうな幸せそうな寝顔だったさ・・」「でも、正直驚いてる・・・・昨晩にもそんな事があったにも関わらず、まさか、こんなに命知らずのお馬鹿さんが多いとは思わなかった・・・・」「はは!そりゃあお互い様さ。俺は元よりこんなとこで降りる気なんてサラサラねぇ・・親友達と・・キャプテンの仇は意地でも取ってやるからな!例え独りになっても乗り込んでたさ」「私は・・今まで犠牲になってしまった皆の為にも・・これに決着を付け・・見届けたいと思います!」「高貴な身分である麿をここまで散々コケにしておいて、のさばらせて置く事なぞ看過できん!相応の恥辱を味わせてやるのが世の理じゃ!」「おう!その通りだ!あんな性根の腐ったふざけた奴等なんざ、全員まとめてぶっ飛ばしてやらぁ!」「ボスとクロちゃんの仇・・絶対に討ってやるッス!!」「ああ!私も姉さんとクルーの皆の仇・・必ず討ってやるよ!」「トワ御姉様の為なら例え火の中水の中でも付いて行くニャ!それに、まだ百合絵御姉様は生きてるニャ!吊橋効果でフラグビンビンニャ!」「もう・・みんな血の気が多いんだから。そんなんじゃあ、やっぱり治療が出来る人間は必要よね?」「はは、みんな前衛じゃあ危ないですからね。オレも後衛としてみんなを守らなきゃ、ですね!」続く!
2009年01月03日
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百瀬編の伏線がバレバレ過ぎたと反省している。後悔もしている。===「幾ら樹が歴戦の勇士と言えども、管理者側の警備も尋常では無い。単騎で突撃して犬死にして貰うのが一番楽で確実。樹は派手好きで隠密にも向かないしね。だけど、現実はそう上手くはいかない。基本的に愛想が良いのは表面だけの一匹狼だと思っていた樹は協力者を募った・・・・それが隠密行動に最適の要。技術だけなら小奈津の方が上なんだけど、あの子は人格にかなりの難があるから適材適所な采配ね。自分に都合の悪いことって立て続けに起こるモンよね?さらに、そこの警備に当たっていた人間が無知蒙昧で愚鈍な人間だった。要本来の性能も手伝って、実に簡単に見取り図の奪取を許してしまったの。・・だから、貴女はその事を管理者に報告して樹を消そうとけしかけた。同時に、首輪を外す技術を樹が知っていると流す事で、樹を管理者側が看過出来ない危険因子として仕立て上げた。首輪の技術は都合が悪くなったときに、管理者側が樹を屠る大義名分を作る予防も兼ねてたって所ね」「・・・・・・」「けど、樹は見取り図を持っていなかった。そりゃそうよね。実際に見取り図を手に入れていたのは要なんですもの。その事を、見取り図を渡した無能な警備員の報告で知った貴女は今度は要を葬ろうと、音子ちゃんをけしかけた。・・・・音子ちゃんは要に執着していたから丁度良かったんでしょう。そして、皆が一か所に集合し、当然流れは管理者側への本拠へ突入する方向へ行くわ。私達は確かに個々の能力に優れているかもしれない・・けど。それは向こうも同じことよ。そのとき勝敗を決するのは指揮官の差。そうなると、菊里ちゃん亡き今、優秀な指揮官であるハリスの存在は非常に邪魔になるわ。話を聞く限りではどうやったかまでは特定出来なかったけど、絶対に見つからない通信方法があったか特定の合図があったかのどちらかね。秘匿の通信手段があるのなら、わざわざ用足しのフリなんかしなくて済むから恐らくは後者ね。事前に示し合せていたか、その狙撃手の癖か何かを知ってたって所でしょう?・・・・そして現在。予想外に強力な力を持つ麻呂が邪魔になった。そして、見取り図の事を知っていた私も排除対象になっちゃたかしら?」「・・・・そうですか・・・・貴方が持っていたんですね・・見取り図・・」「そうよ。要に会った時、彼女に託されたのよ。貴女への疑惑と共に・・ね。要は薄々、貴女が通じてるんじゃあ無いかと感付いていたみたい。ただ一つ、解らないのは首輪を外して残りの人数を誤認させた事・・・・貴女ならGPSをそのままにしながら首輪を外す方法を知っていた筈だものそれに所々でも、寧ろ生徒側に有利になるような策を労している部分が見受けられているのよやっぱり八尋ちゃん・・・・貴女は・・」「ふふ・・ははは・・・・あははは!本当に無様ですよねぇ?ただの紙切れに一つに必死になって、それが死んじゃう原因になったんですもん!宇佐美さんも魅楽君も・・そして貴女も・・・・ホント、救いようの無い、無意味なピエロ・・・・お疲れ様です。そして、のこのこと不用意にこんな時間人気の無い場所で、それを明らかにするなんて・・・・脳に蛆でも湧いてるんじゃあないですか?」ちゃき 「無駄?無意味?道化師?・・・・いいえ違うわ。要が託してくれたこれは、私の中で燻っていた疑念を晴らすきっかけを示してくれたのよ。・・そう、いわば・・・・貴方はこの見取り図に・・樹と要が繋いでくれたこの襷に敗れたのよ」「あら?丸腰で抵抗すらしないんですね?例え貴女の示した答えが真実であったとしてもここで屍になってしまえば、まったくの無意味になるんですから、同じ事ですよ。では、これでさようならです」ガコッ「ねぇ、八尋ちゃん?ここまで入念に貴女を追い詰めた私が、貴女に反撃される事を想定してないワケないじゃない?・・・・これ、な~んだ?」「そ、それは・・・・?!」「ラジオをルクスに改造して貰って作った集音器よ。貴方は皆の前で話したところで絶対に正体を表わさないでしょうからね。今頃、傍受器になってるルクスにこの会話は全部筒抜けになってるところでしょ。さて、八尋ちゃん・・貴女の逃げ場はもう無いわよ?観念しなさいな」「な、何で・・です・・!貴女も、元々は自分が助かれば良いだけの自分本位の人間じゃないですか?!何で、そこまでして・・自分の命を危険に晒してまで、所詮、他人に過ぎないクラスメートの為に動くんですか?!予定外です・・・・本当に今回のゲームは予定外の行動ばかりする人間ばかりです!」「状況によって考え方が二転も三転もするから人間なのよ、八尋ちゃん。それにね、貴女は一つ思い違いをしているわ。・・確かに私は自分が助かる為ならばどんな嘘を吐くわ・・・・けどね・・別に・・私は誰かが不幸になるのを悦ぶ下衆でも、血を見るのが好きなサディストでも、戦いを望む馬鹿でも無いわ。ましてや、誰かを淘汰する事に生き甲斐を感じる変態さんでも無い。ただ、生き残りたいだけの究極の負けず嫌い・・・・利害が一致するなら喜んで全力で協力してあげるわ。・・だから!私はあんたに高らかに!死刑を宣告するのよ!」「ふふ・・随分な啖呵ですが、貴女こそ何か勘違いしてやしませんか?私はここでただ人差し指を動かすだけで貴女を殺せるんですよ?自分が殺される筈がないと高を括っているのですか?皆に所業がバレていたところで逃げ切れば良いだけの事ですよ。優衣さん」「解ってないわね・・八尋ちゃん。結果として私は死ぬかも知れないけれど、勝負という意味では私の勝ちなのよ。貴女の企みを解き明かした時点で、ね?だけど、死が怖くないワケでは無いわ。今だって怖くて、正直手だってさっきから痙攣したみたいにガタガタ震えっぱなし・・覚悟があるから何とか立って、声を絞り出せる有り様ね・・・・けどね・・私だって、そう易々と殺されてたまるものですか!!」ビュッ!「・・良い蹴りですね。けど、所詮は近接での戦闘法・・・・一歩引いたら銃火器に敵うはずは無いんです」バラララ!びちゃ・・!「くぅ・・・・!痛い・・けど、想像してた程じゃ無いわね・・・・痛覚が脳に届くまでに決着を付けさせて貰うわよ・・!」ローキック → ミドルキック → ハイキック → ソバットシュッ「・・・・!思ったよりもリーチが長いですね。ですが・・掠った程度でどうとあるワケでもありません・・これでトドメです」バラララララ!ぐちゃびちゃ・・!ズゥン・・!「ようやく斃れましたか・・あれだけ弾を身体に埋め込まれて動けるなんて凄まじい執念でしたね・・・・ですが、ここまでです。・・せめて苦しまない様、頭を吹き飛ばして差し上げましょう。勇猛果敢にも生身で銃器に立ち向かった戦士に対するせめてもの慈悲です」「えへへ・・・・結局、止められなかったみたいね・・・・私はもうここまで・・・・悔しいなぁ・・・・・・ねぇ、八尋ちゃん?もしかしたら・・さ・・?貴女を”お姉ちゃん”って呼ぶ未来もあった・・と思うと素敵じゃない・・?それで・・・・みんなで・・・・・・・・」「・・・・何を言ってるんですか・・?」「八尋ちゃんは・・ずっと独りで闘ってたんだよね・・・・過去と・・・・自暴自棄になってただけ・・・・クラスも管理者も全部吹き飛ばしてやろうと・・独りで・・・・頑張って・・でも、私にも相談して欲しかったなぁ・・・・悔しいなぁ・・・・情けないなぁ・・・・」===~回想 一年前~「はは・・そう拗ねるな。彼女はウチの門下生の一人だ。一見すると可愛らしい女の子だがあれでけっこうじゃじゃ馬でな。女の子なのに足癖が悪くてな。油断していると私でさえ蹴飛ばされてしまう程だ」「ぶ~・・・・怪しいです・・。今度直接会わせて貰いますよ!後ろめたい事が無いのでしたら構いませんよね?」「ああ、構わないさ。あの子は私の妹みたいなモノだからな。今度改めて紹介しよう。修学旅行が終わったらで良いか?君の話をしたら、あの子も君に会いたがっていたからな」===「・・・・そんな・・まさか・・・・?!」続く
2009年01月02日
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現在ネット環境がアレな状況なので、予約下書きをポチッと更新荒ぶる高校球児達魔球ってレベルじゃねーです===「すいません・・麻呂さん・・ちょっと考える時間をくれませんか?」「うん・・・・。そうだね。みんなも色々と想う所はあると思う・・・・一晩、考える時間を置こう・・・・それで、例え麻呂さんの力で帰る人が出てきても残った人達は・・笑顔で見送ろう・・・・ハリス君の事は残念だし、まだ合流してないクラスメートもいるけど、決行は明日・・突入の意志がある者だけ明日ここに集合しよう。じゃあ、今日はここで・・・・解散ね(私は・・私は・・・・自分の事しか考えていなかった・・・・皆が闘う選択をしている事が当然だと思い込んでいた・・・・本当に・・身勝手な独り善がりだね・・)」「ふむ・・それならばまろは寝所へと向かうでおじゃ。先に戻らせてもらうぞよ」===~ベースキャンプ 決意の夜 テント内~ガサゴソ・・「・・・・」タタッ「すー・・すー・・・・」「・・・・(ごくり)」「あら、八尋ちゃん?奇遇ね?こんな夜更けに男共のテントに何の用かしら?私たち女性陣の見張りはどうしたの?まだ交代の時間じゃ無いわよ?・・・・ま、もっとも、現在絶賛航海中(船漕ぎ)のルクスよりはマシだけどね」「・・・・あ、優衣さん。起きてらしたのですか。いえ・・あの・・その・・ごにょごにょ・・・・おしっこしたくなっちゃんで・・誰か起きている人が居たら一緒に来て貰おうかな・・って。暗いところ怖くて苦手なんで・・・・」「違うでしょ?八尋ちゃん?貴女は男性陣に用があるんじゃ無くて麻呂個人に用があるんじゃないかしら?」「どうしてそれを・・?!・・はい。実はそうなんです。その・・麻呂さんと一緒に行動している内に・・素敵な男性だなぁ・・って」「・・・・・・」「そ、それでですね!今からちょっとお話したいので・・優衣さん!少し席を外して貰えますか?」「・・・・ところでさ、話は変わるんだけど・・私ね、ここで皆と会う前に要と会ったのよ」「宇佐見さんに・・?」「そう。それで聞いただけどね。八尋ちゃん・・樹に校舎の見取り図を奪取するよう頼んだんだって?」「いえ・・あれは姫神さんに頼まれたんです。それを魅楽さんに話したら”任せとけ~”って言ってまして・・・・」「それは違うわ。・・いい?八尋ちゃん?菊里ちゃんはね、相手のコンピューターにハッキングしてセキュリィティを全部網羅してるの。わざわざ見取り図なんて頼む筈が無いのよ」「そ、それは・・えっと~・・・・そうです!きっと私に頼んだ後に・・・・」 「異議あり!!」「とうとう尻尾を捕まえたわよ八尋ちゃん・・いえ、管理者側の間者さん?女の勘・・というよりも私は元々誰も信用してないだけなんだけど。貴女は今、嘘を吐いてるわ。私も同じ嘘つきだから解る・・といった方がいいのかしらね?貴女・・嘘を吐くときね・・胸を触る癖があるのよ。自分では気づいて無かったかしら?大方、さっきは自在に空間移送を行える麻呂を殺すつもりだったんでしょ?・・ま、そりゃ当然よね。このままじゃ皆に島から脱出されちゃうし、麻呂自身・・それに馬と角・・二人の式もかなりの戦略となる。貴女達、管理者側にとって一番の邪魔・・いえ、障害になるものね。その反面馬鹿丸出しだから暗殺するのは簡単。となったら、とるべき手段は一つですもの」「一体・・何を言ってるんですか?」「まだ惚ける気?ま、みんなはなんだかんだいって御人好しの集まりだから内通者がいるだなんて夢にも思わないでしょうから、黙っていればバレる事は無い・・惚けるのが一番賢い選択だから仕方無いわね--でも。だからこそ、これは私にしか出来ない。人を簡単には信用しない私にしか・・ね。貴方の計画という名のドテッ腹に綺麗に風穴を空けてやるわ」「そんな・・!酷いです!私をみんなの裏切り者みたいに・・!」「それは私の話を最後まで聞いてから答えて頂戴・・言い逃れは出来なくなるとは思うけどこれは、”私が貴女の立場だったら”という想定よ・・・・じゃ、このゲームの最初から話すわね先ず、貴女がする事は、自分を疑いもしない人物と合流することだった。ある程度なら何とか出来るけど、なるたけ戦闘能力は無い方がいいわね。誰かと共に行動することで単独で行動するよりも、他のメンバーにこちらに攻撃の意志が無い事を信用されやすくなり、同時に合流しやすくなる。一緒に居るのが戦闘力が無い人物なら余計ね。そうして合流したならば、その後で出会った相手が武闘派であっても、その一緒にいる人物を見捨てて逃げ出せば良いだけですもの。・・その観点で行くと、オギか魅子ちゃんがベストかしら?最悪なのは、要やフェイ・・そしてカマキリね。騙す事は出来たとしても、いざ、ばれたときに逃げ切れないから。彼らは瞬発力もさながら強靱な戦闘力も持ち合わせてるわ」「・・・・・・」「そんな、貴方の最大の誤算は二つ。・・一つは、かなり序盤にフェイに出会ってしまったこと。これで見動きはとり難くなった。そうね・・彼女はツレションなんてガラじゃあ無いでしょうからから、用を足しにいくふりをして連絡をとったんじゃあないかしら?それで参加者の居場所や位置関係を把握し一緒に行動していた皆を上手く誘導。障害となるフェイを排除するために、まず、カラスをけしかけた。フェイのことだから逃げる事なんてしないで、勇敢にもカラスに立ち向かって行くでしょうからね。でも、結果としてはフェイは生き残り、利用出来そうなカラスは敗退したわ」「ちょ、ちょっと待って下さい!カラスさんに出会ったのは麻呂さんが助けを求めてきた事で合流して出会ったんです!偶然ですよ!」「じゃあ、何故貴女達のグループは”偶然にも”カラスの近くに居たの?彼女は危険人物ではあるけど、ある意味では扱いやすいのよ。利己的な人間を動かすのはその欲を満たしてあげれば良いのだから。そうねぇ・・彼女は光モノが好きだから、差し詰めそれで協力を要請したんじゃあないかしら?・・・・ま、これも憶測の域を過ぎないけどね」「いくらなんでも言い掛かり過ぎます・・酷いです・・」「・・ふふ。そう興奮しないで。これはあくまでも”可能性”の話をしているだけなの。・・さて、話を続けさせて貰うわよ。と、フェイが生き残った事、ここまではまだどうとでもなるから良かったんだけれど、さらに最大の誤算が入るわ。・・それは、まさかの中盤での菊里ちゃんの脱落。それによって貴方は依然までの言動に矛盾が生じることになる。樹が菊里ちゃんの遺したデータにアクセスしてしまえば、樹に吐いた嘘が全部バレてしまう。首輪を外す技術を自分が知っていた事、百瀬八尋がこの島に来てから一度も姫神菊里に会っていない事・・諸々ね。菊里ちゃんは、いつか合流したときに、上手く目を盗んで殺害してデータを破棄するつもりだったけれど、それができなくなった。菊里ちゃんは頭は良いけど、非力で無口だから、ほぼ無抵抗に近いでしょうし、データも亡くした死人に口無し。死んだ理由はいくらでもつけられるしね。何なら自殺にしちゃってもいいし樹は参加者の中でも抜群の戦闘経験を持つわ。けれど、どこか飄々としていて胡散臭いヤツ。彼に首輪の外し方を教えれば暴れ回ってくれると思ったから、情報をリークしたのかしらね?・・しかし、現実は違った。カラス同様、ゲームを引っ掻き回すと思っていた樹は生徒側だった。樹がシオン君を襲ったエゴが皮肉にも、貴女に樹の審美眼を曇らせたみたいね。・・・・けれど、もう首輪の外し方を教えてしまった。”どうしようどうしよう”そう思った貴女は咄嗟に嘘を吐いた。――”見取り図が必要です”、と」続く
2008年12月31日
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キャラが一か所に集まると動かすのが大変です===「ふ~ん・・・・そう。百瀬さんがお茶を運んで・・・・ふむふむ、成程・・」「・・で?っていう(見当違いだったかしら・・?聞く限りはどう考えてもあちら側の暗殺・・・・一見、おかしい所や疚しい所は見受けられない・・けど、なんか釈然としないのよねぇ)」ずいっ「わわっ・・い、いきなり出てこないでくださいよぉ~・・びっくりするじゃないですか・・!」「取り込み中の所悪いけど、みんなちょっと集合して。・・あ、霧川さんも合流してたの?丁度良かった貴女も一緒に」~~~~数十分後~「集まってもらったのは他でもない・・みんなに首輪の外し方を教える為」ざわ・・ざわ・・・・「ホントっスか?!このうっとーしいのの外し方を知ってるんスか?!」「ああ。だが、一気に全員外したりしたら流石に怪しまれるんでな。本来ならば、一人ずつこっそり教えて外して行く予定だったんだが・・あちらにこちらの意図がバレれしまった以上、逆に一刻も早く外す必要性が出てきたんだ」「やっと解放されるのかニャ~・・」「下手にいじると逆にその場で暴発する恐れがあるからな。私が解錠しよう。・・あとはそうだな。爆発物に詳しく手先が器用なところでルクスも手伝い頼む」「おう!任せろ!」~~~~一時間後~カチャ「有難う御座います。御蔭で首が軽いです。・・流石に疲れたでしょう?休憩為されては?」「気遣ってくれて悪いな。けど、このくらい屁でも無いさ。大丈夫だ」カチャ「・・よし、解除・・と。おーい!こっちも全員終わったぞー!」「ふぃ~さっぱりしたわい。女子を先にし麿が後回しにしたのは気に入らんが一応礼は言っておくぞ」「へへ、そりゃあどーも。おにゃのこ先にしたんは体力とかの差もあるから仕方無いんさ。簡便してくれや」「ん。全員無事に終わったみたいね。何より」「で?これからどうすんだ?みんなで筏でも作って脱出すんのか?」「折角拘束が外れて皆の力が戻って戦力がアップしたんだから当初の予定通り、敵の本拠地に攻め入ろうとは思ってるかな。姫神さんの遺したデータで相手の本拠地の詳細なセキュリティも把握してるし、勝算はある」「(・・・・?菊里ちゃんのセキュリティデータ・・・・?おかしいわね・・話が大きく矛盾するわ・・そうするとなると、樹は何で・・・・それとも実際は要が・・?・・・・違う!そうじゃない!そうか・・そういうことね・・・・これを必要とした人物は・・樹でも要でも無く・・・・ましてや菊里ちゃんでもない・・・・そしてその人物は・・それを必要としたけれど、欲してはいなかったのよ・・!これで全部辻褄が合う・・!)」「フン・・その必要はないぞ。こうして首輪も外せた以上、麿の力も自由に使えるでおじゃ。麿の式である、角に任せれば脱出なぞノーリスクでフィニッシュじゃ」「なんか胡散臭いですね・・・・」「な・・なんじゃと!角はな、本気になれば時間移動まで出来るじゃぞ!同列時間軸上の空間移動くらいは余裕じゃ!」「そ、その話・・ホンマか・・?」「麿は空気の読める貴族ランキングで毎年上位に食い込むほどの紳士じゃぞ!嘘など吐かぬわ!たわけが!」「せやなら・・!ウチは帰りたい!その力で、元の・・家に帰してくれへんか!」「・・・・そう。残念ね」「・・・・・・(ま、これは人間なら当然の反応よね。誰も彼女を責めることなんて出来ないわ)」「・・・・そう、か」「・・・・舘林さん」「・・・・それも・・選択の一つだと思います。俺からはそれ以上何も言えません・・」「ここで・・さよなら・・って事かい・・」「・・・・・・」「すずちゃん・・オイラはこんなとき、どんな顔して、どんな言葉を掛けたら良いのか解らねッス・・・・」「・・・・そんな」「・・・・・・(空気がシリアス過ぎるニャ・・半分寝てて今どんな状況だか解らないからおせーて!・・なんて言い出せそうに無いニャ・・)」「それがお前の選んだ答えなら・・私は何も言わない・・言う資格なんて無いよ・・・・例えここでお別れになるかも知れなくても、アンタが生きてるって解ってるだけでも・・嬉しいもんさ・・」「なんや・・なんや!みんなして!そないな目で見んといてや!同情とか憐憫の目で見るなや・・!大体なぁ・・!ウチは元々このクラスじゃあらへん・・!無関係なんや!巻き込まれたんや!ウチは悪くあらへん・・!自分の家に帰って何が悪いんや!相手は犯罪史上に名を残すような凶悪な死刑囚達なんやぞ!・・・・それにけったいなスナイパーまでおる・・・・今、この瞬間もいつ狙撃されるか解らへん・・そう考えると足の震えが止まらんのや・・・・ウチはいつもそうや・・ちーこいときからそうやった・・腕っ節もおつむも人並み以下、他に秀でて誇れる様な技術も何もあらへん・・何やらせても皆に劣る愚図や・・・・特殊な力どころか一般人にも劣るウチなんて、簡単に呆気なく奴等に殺されてまうんは目に見えとるんや・・・・ホント・・何の役にも立てへんのや・・なーんも無いんや・・・・特殊な才能に溢れ、体躯に恵まれた皆にはウチの気持ちなど一生解らへん・・・・!」「悪くなんかないよ。・・それは当然の反応だろうし、ここにいる誰もが責める事も咎める事は出来ない。帰りたく無い人なんていないだろうから・・・・寧ろ、この場でその発言を勇気を振り絞って言った貴女を称賛したい気持ちかな」「・・・・そうかい・・それじゃあな・・」「フン・・別れの挨拶は済んだかの?・・では、角に送還して貰うぞ」ギュイイイイ!!「行っちまった・・・・か・・」「・・・・・・」「術式完了じゃ。・・他にも帰りたい者はおるか?麿としては減るモンじゃあ無いしの。一向に構わん」【出席番号 無し 舘林すず 脱出】続く
2008年12月27日
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急にフルハウスが全話見たくなりました。あのドラマ・・最終的にシーズンどのくらいまで行ってるんでっしゃろ?===「一応念は押してみたけど、あの様子じゃ要・・きっともう会うことは無さそうね。決意を見せる人間の意志は、所詮言葉一つじゃ変えられない・・か。もう少し賢く生きれば良いのに・・ホント・・馬鹿ね」「ま、過ぎた事をウダウダ言っても始まらないし、私が言えた義理じゃ無いけど・・・・と、そろそろ樹との待ち合わせ場所ね・・・・あら?何だか騒がしいわね?」「畜生・・!一体誰がこんな事を・・!!ふざけやがって・・!」「麻呂と一以外は近付くな!こいつぁ、ちょっと女の子にゃあ刺激が強すぎる・・・・ククリ!警戒を怠るな!まだ犯人が撃ってくる可能性がある!」「言われなくても解ってるよ!よくもハリスを・・絶対に赦さない・・!」「ひい、ふう、みい・・・・全部で12人か・・恐らく共闘組ね。ん~・・流石にあれだけの人数じゃあ何かしら策を弄したり、下手に化かし合いするのは自殺行為・・・・素直に合流して仲間になっておくのが一番かしらね~特に理由も無く、わざわざ相手を謀るなんて人生の道路特定財源みたいなもんだしね」「ハリスさ~ん・・ハリスさん~目を・・・・ひっぐ・・覚まして・・えぐっ・・下さいよ~・・・・私のせいで・・ハリスさんが・・・・」「百瀬・・・・あんとき傍にいたのは私もだ。百瀬の責任じゃ無い・・私が・・私がもう少し周囲を警戒していれば・・!」「・・・・!私達以外の人間の気配か・・?!おい!そこにいるヤツ・・止まれ!これ以上近づいたら・・・・」「あら?久方ぶりに再会したクラスメートに随分な言い草ね?ま、事態が事態だし仕方無いけどね」「・・霧川・・か?!生き残っていたのか?!」「ええ・・御蔭様でね。何度かちょっぴりあの世とニアミスしそうになったけど・・それよりも随分と慌ただしいわね?何かあったのかしら?(ザッと見渡した限り樹の姿は無いわね・・まだ合流して無いのかしら?)」「ああ・・つい先程の話だ・・ハリスが何者かに射殺された・・。口内に一発、それも超遠距離からの一撃だ」「ふ~ん・・・・ハリスには悪いけど、それが何か問題なの?ただ単に他の参加者に狙撃されたってだけじゃあ無いの?」「おい!霧川!言葉ってモンがあるだろう!クラスメートが無残にも頭を吹っ飛ばされて死んだんだぞ!お前は何とも思わないのか?!」「そりゃあ、御気の毒だとは思うわよ。けどね・・私はヒューマニストじゃ無いの。感傷に浸るって、ガラでも無いしね」「お前・・・・!」「はいはい、ブレイクブレイク~ん~ククリにゃんは怒った顔も可愛いにゃあ~」「ルクス!邪魔をするな!今から霧川にキッツ~イ灸を・・・・」「良いから頭冷やしてこい。今は仲間内で言い争ってる場合じゃあねぇだろ?多少は霧川の意見にも一理ある。怒りを忘れない事も大事だが、それで大局を見誤っちゃあ本末転倒だぜ?霧川みたいな冷静な視点っつーのも必要なんだ」「すまん・・少し気張り過ぎてた様だ。言葉に甘えて風に当たってくる」「おう!夕飯までには帰ってこいよ!で、だ。霧川。ここから先は俺が解説してやらぁ」「見た目によらず中々キレるのね?紳士的な対応、感謝するわ。・・それで、事のあらましなんだけど」「はは!外見云々はでっけぇお世話だ!それで、だ。霧川は鋭い観察眼を持ってるからな、余分な説明は要らんだろ。・・端的に説明するとだな。参加者には誰一人スナイパーライフルが支給されてないんだよ。それに狙撃に明るいやつもいねぇ。軍事に携わってるのは俺ら海賊団だけだが、それでも俺は工作兵、ククリやキャプテンは白兵戦や部隊指揮、シオンやエグゼのヤツも純粋な近接戦闘型。・・一応、狙撃の座学は受けちゃあいるが、それでも基礎中の基礎であるBRASSを知ってる程度だ」※補足説明BRASSとは?Breathe → 呼吸Relax → リラックスAim → 狙いSlack → 緩みSqueeze → 絞りの一連の流れで狙撃の基本となる動作「そして、俺達はあの管理者達の所へ乗り込もうとしていた・・・・んで、やられたんは、作戦の肝となる部隊指揮、突入計画立案を受け持っていたハリスだ。・・と、ここまで言えば大体理解出来るか?」「つまり・・あっち側がこっちの突入に気付いてるって事ね」「その通りだ。そして同時に、凄腕のスナイパーが少なくとも奴等の側にいるってことだな。ハリスを貫いた凶弾の直線状にはあの忌々しい校舎しか狙撃ポイントがねぇからな」「でも・・一つだけ解せない点があるわ。・・なんでルクスはスナイパーライフルが私達に支給されてないって断定してるのかしら?参加者全員に直接会って武器を確認したの?・・それは無いでしょう?現にこの島では私と貴方は今が初対面・・何の武器を持ってるかなんか知らない筈じゃあないかしら?」「ああ、それはな。姫神が遺したデータがあるんだ。それに全員に支給された武器の一覧が閲覧出来る。そこにはあの校舎のセキュリティ情報もあってな・・それで俺達は突入を決心したってワケさ。嘘みてーな話だけどあの姫神ならやっていてもおかしく無いだろう?」「確かに菊里ちゃんがやった・・って言われると無条件で納得するんだけど、どうにも微妙な違和感があるわね・・・・何というか喉に小骨が刺さった感覚というか・・・・」「そうか?俺にはつじつまは合ってるから特に思う所はねーんだがな」「私は先ず疑ってかかるのが前提にあるからかしらね?ま、とりあえず事情は理解したわ。でも、ルクス?貴方は話し振りからするにハリスが撃たれたときに傍には居なかったんでしょう?相手の手口を知る為に実際の状況がもっと聞きたいわね・・・・当事者から詳しい話を聞かせて貰えるかしら?」「ああ、それならあのとき傍に居たのは私と百瀬だ。・・・・ただ、百瀬は今話せるような状態じゃあない。無理も無いさ・・目の前で友人の頭が吹き飛んだ上に、あと数センチずれていたら自分がそうなっていたんだ。精神的なショックは計り知れない彼女に辛い思いはさせたく無いから、そっとしといてやりたい・・私の話だけで良いか?」「ええ、状況が知りたいだけだからフェイだけで構わないわ。十分よ。協力感謝致しますわ」(さてさて・・鬼が出るか蛇が出るか・・私の勘が正しければ・・・・恐らくハリスは間接的に殺された筈だから・・)」「待って下さい・・!私は大丈夫です・・大丈夫ですから・・それで犯人を突きとめるなら・・!それがハリスさんへの私なりの償いになるんです!だから・・協力させて下さい・・!」「そこまで決意してるんなら、そこで止めるのは野暮になっちまうから止めねーが・・・・良いか?くれぐれも無理だけはするなよ?」「あら?助かるわね。じゃ、早速そのときの詳しい状況を聞かせて貰おうかしら・・」続く!
2008年12月23日
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12月入ってから相次ぐ忘年会やら誕生会(我、12月生まれ)で胃がボロボロです。週2~3のペースとかもう・・ね・・・・===「む・・すまない。もうへやにもどる。めいわくかけたな」「謝って済むのなら警察はいらん!!全く最近の子供は嘆かわしいったら無いわっ!最低限の礼節くらいは身に付けていて欲しいもんだ!」「たしかにわたしにひがあるのはまちがいないが、きちんとしゃざいをしたではないか!どちらがぶれいものだ!うすらはげ!」「それが目上の人間に対する態度か!おい!貴様!お前はこの子供の保護者か?!きちんと躾をしているのか?!」がしっ「・・違うな。彼女と私は対等な立場・・大切な友人だ。いや、寧ろ私の嫁だ。それにな、先程目上の人物と言ったが少なくとも理不尽な言い分を主張するあんたなんかを目上とは見れん。ただ歳を重ねただけの大きな子供と変わらん。彼女の方が数段物事の道理を把握している大人だ。それと・・犯罪者諸君。次に私のビュティホーアーマーに軽々しく触れたら口蓋ごと吹き飛ばすのでお忘れなく」「おのれ・・貴様ら・・!言わせておけば・・・・!この国には年上の言う事は絶対という文化がある!異人どもには、その大和魂を少し理解して・・灸を据えさせる必要があるな・・!」「やめておけ。彼女をあまり怒らせない方が良い。どうなっても知らんぞ。これは客観的な第三者からの忠告だ。・・確か、そこの君は医者だろう?微細な機械類が体内に入るのがどれだけ恐ろしいかそこの御老体にゆっくりと説明してやってくれないか?」「あら?御指名かしら?・・ふふ、じゃあ御期待に添えなくちゃ・・ね?・・そうねぇ。とても大まかな表現になってしまうけど、本当に何でも出来ると思うわ。例えば、相手を殺害したいのなら脳にある少し太めの血管を切断すれば、その時点で昏倒してオサラバよ。神経系に施術を施せば、生身の操り人形にも出来るし、それこそ拷問に近い事も可能かしらね?もっともこの辺は実際にやってみないと何ともだけど・・ふふ・・・・」「そんな脅しに屈するか!そのような戯言で怖気付くのは軟弱な小僧どもだけ・・ワシを輩と一緒くたにすると後悔するぞ!」「あらあら・・うふふ・・・・歳を取ると自分に都合の悪い事や、概念を受け入れられない頑固さんって損ねぇ・・」「うむ。よいかくごだ。そのばんゆうだけはみとめてやろうではないか。では・・えんりょなくいかせてもらうぞ」ブシュゥゥウ・・・・「はいはい。盛り上がってるみたいだけど、そこまで」「うせろ。じゃまだ」「う~ん・・随分と嫌われたもんだねぇ・・・・今回はさ、僕の顔に免じて許してやってよ。二人ともレディーに対して随分と無粋だったからね。君が怒るのも仕方がないさ。無理を承知で頼んでるんだけど・・ダメかな?」「・・・・まぁ、わたしもできればむえきなあらそいをするつもりはない・・それでもかまわんぞ(れでぃー・・ふふふ・・このおとこ・・みためはすかしてはなもちならぬがなかなかわかるやつではないか・・ふふふふ・・・・!)」「あら?無粋って言われても、私は特に何もしてないわよ?強いていうなら・・そうね・・うふふ・・可愛らしいお譲ちゃんを眺めていただけよ?それにしてもつれないのね・・私は淑女扱いしてくれないのかしら?」「何もしないのも罪さ。未必の故意ってヤツだね。・・それに、みくびってもらっちゃあ困るよ。眺めるだけじゃ飽き足らず君もずっとあの子を狙っていたじゃないか。心音と分泌物の匂いを嗅げばある程度は解るさ。とても淑女らしからぬ思考と嗜好だとは思わないかい?僕はね、御覧の通り目が見えないけれど、その代わりに映像以外のそういう事には敏感なんだよ」「しょうがないじゃない・・小さい子に目が無いのよ。ほら、羊だってマトンよりも、ラム(子羊)の方が柔らかくておいしいでしょ?馬だって牛だって、そう。幼い子供から絞り出した体液はとても美味しいのよ?さしずめフラワリーオレンジペコってとこかしらね?」「ふん・・興が削がれた・・とっとと布団に入る事にするわ」「そうだな。今回の件に関してはお互いに引くのが正解だろう。一応の味方である以上、同志討ちで体力を減らすのはもっとも愚かな行為に他ならない」「ふわぁ~あ~。落ち着いたら眠くなってきたわぁ・・・・お肌に悪いし、私もそろそろ寝るわね。じゃあねぇ~ワンダちゃん~!お・や・す・み♪」「やれやれ・・とんだ災難だったねぇ御姫様とそのナイト様?僕としたことがレディーに対しての非礼を許してしまうとは、非常に遺憾の意ってヤツだね」「いや・・こちらこそすまない。相手の態度はどうあれ初めに非があったのはこちら・・私とした事がガラにもなく熱くなってしまったよ・・ふふふ・・・・・(この男・・侮れんな・・味方である今のうちは良いが・・・・所詮は自分本位の烏合の衆である囚人兵・・万が一にでも敵となったときどうなるか・・)」「お詫びと言っちゃあ、何だけど一曲弾こう。レディーの気分を損ねた対価としては釣り合わないかもしれないがね?どのような曲がお好みかな?」「そうか?じゃあ・・”キ○肉マン Go Fight”を頼もうか。合いの手は私の方で入れるんで心配は要らんぞ」「OK。最高に熱いギグをお届けするよ」===名前:アーサ・アーネスティン・アグリアス兵種:狙撃兵使用アーティファクト:『沈黙のムルムル』『砲絡のダンタリオン』マスター:ロペス八周力:C スピード:E 賢さ:B 持久力:EX +(解説)ワンダと同じ四英雄の一人。とある天才エンジニアと科学者が遺した72のオーパーツの一つ”ムルムル”と”ダンタリオン”の保有者。ファースト・セカンド・ファミリーネームの頭文字にちなんで”A”と呼ばれ、恐れられる狙撃兵。また、鈍重な鎧を着込んでいる事から”ファット”アルファベットの初めの文字の名であることから”ファースト”同様にアルファベットで一番早い文字であることから”ファスト”の3つで”F”とも呼ばれる。これはアーサという人物が行ったとされる狙撃があまりにも多く、存在自体が曖昧で半ば一種の七不思議やオカルトじみた扱いとされており、記号一つのみで表すことによる”誰でも無い誰か”という形骸化した概念にする事により、兵の士気を下げない為に付けられた一種の現実逃避から生まれた二つ名である。そんな事もあり、中身は空で鎧型アーティファクト”ムルムル”そのものが稼働している自動人形とも、まことしやかに囁かれている。それほどまでに、正確無比な狙撃を行う優秀なスナイパーである。狙撃手とは銃の腕はもちろん誠実で勤勉である事が絶対条件であり、加えて大胆でありながらもプレッシャーの中でも冷静であり、忍耐力に強い人間でないと務まらない役である。それに加えて監視ができて、それらを書き留める能力、観察力も必要とする。その様な、強靭な精神力を持っている為に、本来なら適性があって始めて使う事が出来るかどうかの複雑な機構を示し、かなりの集中・精神力が問われるこれらのアーティファクト同時に二つも繰る事が出来る。通常は一人に付き一つを扱えるかどうかの瀬戸際なので、アーサの様な例外は他にはいない。基本的に飄々としており、冗談とも本気とも取れる発言が多く、どこまでが本音かは測りかねる。そんな、達観したかの様な何を考えているか解らない節がある為に得体の知れない印象を受けるが、案外何も考えて無いらしい(ワンダ談===続く
2008年12月20日
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前々回から登場したワンダですが、ワンダもヘルマンソンも共にファースト、セカンドネームでファミリーネーム(苗字)が無いじゃないか、というかなり鋭い質問頂きました。これはワンダが苗字の無い圏の出身・・アイスランド人だからで、苗字が無いのは仕様なのです。===「私がやったという証を見せつけるためだ。私は人殺しだが無闇やたら殺して回る殺人狂でもワザと生き長らえさせて相手の戦力を殺ぐ様な趣味も無い。・・こちらの存在に気付き撤退してくれればそれに越した事は無いさ。ただの狙撃兵では状況によっては相手の指揮を高めかねないからな」「あんたのネームバリューだからこそ・・って事ね。生きている負傷兵は、死者よりも扱いにくいもの・・戦略上ではそうするのが鉄則なのに思ったよりも甘いのね」「・・一つだけ言っておこうか。この弾丸はワンダ以外の・・そう、口を無用意に開いた者全員にぶち込むつもりだ。それをくれぐれも忘れないことだな。無論、あんたも例外じゃあない」「そう。脳天貫かれないように精々精進させて貰うわ。」「さて・・放送の時間だけど、もうそれは意味を為さないわね。・・かかってきなさい・・・・相手をしてあげるわ。反逆した生徒たち・・・・」【出席番号 40番 ハリス・マクレガー 死亡】(残り 14名)===~南の島 ハリスが凶弾に斃れる少し前~「なぁなぁ~?ホンマに大丈夫なんか?こんな見晴らしの良い場所におうたら敵さんの格好の的になり兼ねん気がするんやけど・・・・」「腐るな腐るな。だからこそこうやって気を張って待ってるんじゃあないか」「死の直前まで、姫神さんは皆に協力関係を得ようとコンタクトを取っていて、データを見ると何人かの参加者はその要求に首肯している・・その情報を信じるしかないよ。確かに危険を伴うけど、密林なんかを待ち合わせ場所にしたら誰も寄ってこないし、見つけにくいし・・」「せやけど・・もうちょっとどうにかならんかったかな~・・・・」「五月蠅いなぁ・・・・文句はこの場所を指定していた死んじゃった姫神さんに直接言ってよ・・・・」「おいぃ!そりゃあウチに死ねってことかいぃ!」「うふふふ・・さてさてどうだか・・・・うふふふふふ・・」「退屈はしないが騒がしいぞ二人とも。やれやれ・・先が思いやられるな・・」~ククリらから数km先~「みんな!ちょっと遠いけど九郎の言ってた集合場所に人影が見えるニャ!」「すぐにでも合流したい所ですけど、たまたまあの地点に居るだけの、ゲームに乗った参加者の可能性もあり得ます。迂闊に近寄るのは危険ですよ」「じゃあ、この中で一番戦闘能力があるオイラが見に行ってみるっスよ。二人はここで待っててくれっス」「一人では危険です!やめてください!・・と昔の私なら言っていると思いますが・・今はそうは思いません。シロさん・・信頼していますよ。御願いします」~数時間後 同地点~「いやー久々に大爆笑させて貰ったぜ!まさか、あんな出来損いの罠にひっかかるヤツがいるとはなぁ!」「麿を姦計にかけておいて、その態度はなんじゃ!そこになおれい!」「・・いや、流石にあれにひっかかるのはどうかと思うぞ」「てか、あれ本命の罠にかける為の誘導トラップだよねー」「えぇい!だまれぃ!麿は騎士道精神を重んじる紳士だからの!小賢しい手は慣れておらんのじゃ!」「み、みなさ~ん・・仲良くしましょうよぉ~・・・・おろおろ」「・・すいません麻呂さん。今回ばかりは俺も弁解のしようが無い・・と言いますか・・皆の言う通りだと思います。自業自得と言いますか・・・・」「はじめよ・・!お主もか・・!ええい!ここは敵だらけじゃのぅ!麿の味方はおらぬのか?!」「まぁまぁ・・麻呂さんが皆の常識範疇を超えて間抜けな御蔭でこうして我々が合流出来たのですから良しとしようじゃないですか。不幸中の幸いってヤツですよ」「言葉に棘があり過ぎて納得いかんでおじゃる・・・・」「まぁ、私は麻呂の痴態なんてどうでも良いけどさ・・あれ、あっちの方見てみろよ、みんな」「ん~・・ちっと遠くで見難いが、ありゃあククリだな。あとは・・神裂、シロ、ネコ原、久野・・と、誰だっけあれ?」「隣のクラスの橘さんですね・・でも、どうして彼女がこんな所に?」「みんな無事だったって事だよね!早速逢いに行こうよ!」「そうですね。しかもあそこは武山君が指定した集合場所です。彼女達が襲いかかってくる事はないでしょう。寧ろ、協力して下さる筈です」「どうでも良くないで・・おじゃ・・・・」「麻呂さん・・!あいとあいとあいとー!です!」===「おわったか?ずいぶんとながいせけんばなしだったな?」「ワンダ・・ずっと待っててくれたのか?それとも中の話を聞いていたのか?」「ぬすみぎきなどという、ぶすいなまねはせん。それにまってたわけでもない。・・ただ、かべによりかかっていただけだ」「強がっちゃって・・!かわいいなぁ、もう!テロモエス!(テロ行為に等しき、心領域侵犯行為的かわゆさの意)」「な・・!なにをいうか!きみはばかか!アーサ!けっしてひとりでねるのがこわかったとかそーゆーんじゃないんだぞ!そうけいなかんちがいするな!だれがきみなんぞに・・・・!うぬぼれるな!」「むふふ・・・・!むふふふふふ!」なでなで「えへへー・・・・って!なにをする!やめろへんたい!きみはロリコンというじんしゅなのか!」「とある人物は言いました・・”かわいいは正義”と・・!私にとって、鎧は美学!かわいいは正義!そして・・筋肉は人生なのだよ!」ぎゅー「ぶわっ・・ぷ・・いきが・・やめろ・・くるしい・・!」「ばっかもーん!!!今何時だと思っている!喧しいわ!!」「あらあら・・騒がしいと思って見てみれば・・・・お取り込み中だったかしら?」続く!
2008年12月19日
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