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義兄に蜜蜂嬢の巣玉の場所を教えてもらいました。畑の境界に一列に植えてある柘
植の木の中間の3本の幹の真ん中にバレーボール程度(約φ25cm)の大きさで楕円形
の形でいるではありませんか。
この場所は柘植の枯れ葉もあり、蜜蜂嬢たちの大きさが丁度、柘植の枯れ葉と同じ
くらいの大きさですので見つけられなかったのでした。ただ先ずは地面から
手の届く位置での蜂球形成で一安心しました。
昨晩の雨と寒さに耐え、女王蜂を守るために一塊になり温度をキープしているのです。
身支度をしている間に、2名の師匠も駆けつけてくれました。O師匠がご自分の空
いている巣箱を持参してくれました。初めに周囲の小枝をのこぎりで切断除去。
私が空き箱を持ち、O師匠が狭い幹の隙間から手を巣球の中に入れ、
手前に掻き落としました。
『バラバラ』の後『ブーンブーン』の大合唱が私の顔の周りで。こんな凄まじい羽音は
初体験であり、緊張感が一気に深まったのは言うまでもありませんでした。
そのうち私も箱の隅を幹にあずけ、右手で懸命に掻き落としを応援。ところが当然の
ことに蜜蜂嬢たちは私の廻りを乱舞し、そのうち再び幹の裏側に留まるのでした。
しばらく一休み。蜜蜂嬢の落ち着き、箱に入る様な動きをすれば、女王蜂が既に
巣箱に入った事を裏付けるとのこと。
しばらくするとまた幹に蜂球を作り始めました。やはり未だ女王蜂は木の幹に
残っているようでした。
これで埒が開かないため、幹を根元から切断することを決意。幹を鋸で切断し、
切り離した幹を巣箱の上で横に倒し、幹に掴まっている蜜蜂嬢を刷毛で
ふるい落としました。
幹を3本切断し同じ操作を繰り替えして、とりあえず巣箱の蓋をしめて
様子を見ること15分。すると女王蜂が箱に入ったようで、蜜蜂嬢たちが巣
箱に集まり、入り口から箱の中に入り出したのでした。
O社長も成功を確信されたようでタバコを一服。そのうち周囲を飛び回っていた
蜜蜂嬢たちもほとんどいなくなり皆巣箱に入った模様。
入り口で待機する?蜜蜂嬢だけとなったので、巣箱に給餌箱を入れ砂糖水を
充填し蓋をし今朝の作業は終了としました。
かれこれ1時間の悪戦苦闘、でも面白い充実した時間でした。
先ほど帰宅し、養蜂場所まで自転車で行き、この巣箱を今までの養蜂場所の隣に移
動して来ました。明朝には巣礎枠を何枚か巣箱に入れてやりたいと思っています。
今回は貴重な体験をしました。こんなに早く分蜂と分蜂群の収容を体験するとは全
くの想定外でしたが、義兄からの早期の分蜂情報の提供と二人の師匠の
豊富な経験からの適切なアドバイスと、通勤前の早朝からの収容作業協力にて、
なんとか家出娘たちを収容し、おまけに2群から3群の養蜂家に成長できそうなの
です。ただただ感謝です。