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国道467号線から小田急線線路に向かう道の右側にあった 稲荷大明神。
更に近くにある泉龍寺へ。
浄土宗の鉄筋コンクリート造りの寺。
さらにその少し先にある本妙寺を探す。
以前は手入れされていた?と思える植え込みの中に、
四角いトタン屋根のお堂がポツンと建っていたが。
堂の周囲には雑草が一面に生え、無住寺のようであり、
何の看板も説明もないが廃寺となったか。
長後駅方面に歩くと長後豊川稲荷。
『豊川稲荷』 と書かれた神額。
中には白狐が二体。
そして近くには懐かしき長後公園が。
私が中学2~3年生の時に通った塾がこの近くにあり、毎週1回
この公園の中を歩き塾に向かっていたのであった。
50年以上前の出来事であるが、公園の樹木は大きくなったが
記憶に残っていた光景であった。
小田急長後駅西口広場から右に行った所に交差点がある。
その角が少し小高くなっていて、『仙元塚』(富士塚とも)があった。
この塚は、宝永五年(1708)、富士山の噴火で降った火山灰を集めてつくった塚で、
高さは当初、9mもあったと言われると。
天保の大飢饉(1833~36)の際、村人は野の草を食べなければならぬほどの飢饉に遭い、
村人の動揺を鎮め結束をはかるための信仰として「富士講」をつくり、
三十三回の富士参りを始め、慶応二年(1866)大願成就の折、この塚を建てたと。
つまり富士塚の跡で、「千元=せんげん=浅間」ということだろうとも。
富士山の形に似た?「仙元大菩薩」と刻まれた碑が置かれていた。
仙元五十年記念碑。
仙元百年記念碑。
今年2016年は仙元塚建立150年に当たるのであるが・・・・今回は?
綾瀬方面に向かい、『仙元塚』のある長後駅入の口交差点を右折し、
藤沢市北消防署長後出張所の先を、左斜め手前に折れ100m程進むと突き当たりに
あった下分の道祖神塔。(藤沢市長後394)。
高台にある住宅地へ上る坂の麓に。
双体神祇道祖神。年代は年代不明。
周りに五輪塔の多くの残欠が。右の四角い石は?
更に200mほど進むと左手に永明寺(えいみょうじ)。
参道の左には梅園があり、木造山門も堂々たる構え。
永明寺は山号を長福山、臨済宗円覚寺派の寺院。
『永明禪寺』と刻まれた寺標。
本堂。
本堂・山門共に、最近再建されたらしく、新しい造り。
お地蔵様が八体 。
六地蔵+子育て、延命地蔵の八地蔵。
洒落た手水場。
山号の長福山と書かれた扁額。
境内は手入れされた樹木の間に、横長の木造本堂、客殿が繋がり、
禅宗の寺らしく火灯窓・花頭窓(かとうまど)もあり全体的に落ち着いた雰囲気。
更に歩を進め坂を上っていくと右手高い場所にあった長田(オサダ)稲荷社。
社殿。
社殿内部。
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