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【四国八十八箇所霊場巡り ブログリスト】
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74番札所:甲山寺
出釈迦寺から74番札所:甲山寺(こうやまじ)までは48号線を利用して10分弱。
境内には山門が二つ、本堂前に二つ目の山門が。
「醫王院」と書かれた扁額。
甲山寺 境内案内図。
山門をくぐり右に手水舎を越え、左に曲がり中門をくぐると右手に納経所、わずかな石段を
上がると本堂その右の続に護摩堂、左に数段上がると大師堂があり、鐘楼がその先にあり、
その向こうに毘沙門窟入口があり、中に毘沙門天の石像が祀られている。
手水舎。
伝説では、壮年期の空海が寺を建立しようと幼きとき遊んだこのあたりを探索していると
老翁が現れ、この地にお寺を建立すべしとお告げをした。この地の岩窟に住む毘沙門天の化身と
悟った空海はこの岩窟に毘沙門天を祀った。 その後、嵯峨天皇の勅命を受け別当として
満濃池の修築を命じられた空海は、この地で薬師如来を刻み修法すると数万の人々が集まり、
無事に築造を完成に導いた。弘仁12年(821年)その功績に対して朝廷から二万銭が与えられ、
その一部によって堂を建立したのが当寺の始まりであるという。
甲山(標高87.2m)には、室町時代に天霧城の出城があったと云われていて、山頂に石舞台跡が
あり、頂上には神武天皇孝明天皇震儀石がある。また、当寺から山頂に向かう山道には
江戸時代末期に開かれたという西国三十三所の石仏が並んでいる。
下の境内から鐘楼を観る。
太師堂。
2014年に大師像が開帳された。
鐘楼。
毘沙門天尊。
仏の世界の東西南北を守護しているのが、四天王。
東は持国天、西は広目天、南は増長天、北は多聞天が護っています。
多聞天は、別名「毘沙門天」ともいわれ、74番札所の「毘沙門天」を祀る堂がこれ。
親子地蔵尊。
淡島大明神。
本堂。
檜の一木造りで、重厚な姿と力強く引き締まった表情が印象的な「薬師如来像」が
祀られていると。
医王山 多宝院 甲山寺(いおうざん たほういん こうやまじ)
宗派 真言宗善通寺派
本尊 薬師如来
創建 弘仁12年(821年)
開祖 空海(弘法大師)
所在 香川県善通寺市弘田町1765番地1
本尊真言 ”おん ころころ せんだりまとうぎ そわか”
修行大師像。
金木犀が満開中。
しかし既に雨に打たれた花が。
正面に本堂、左手に鐘楼。
鐘楼と毘沙門天尊。
納経所。
納経したという証として「納経所」で納経帳に印・「お納経」を頂きました。
そして御本尊様の分身・御影(おみえ・おすがた)も頂きました。
75番札所:善通寺
甲山寺から1.4km、約5分で
「お願い事が 善 く 通 る 寺 」・善通寺(ぜんつうじ)駐車場に到着。
しかし寺号の実際は、弘法大師・空海の父の名・佐伯善通 ( さえきのよしみち)に由来すると。
善通寺 境内配置案内図。
総面積約45,000平方メートルに及ぶ広大な境内は、「誕生院」と称される西院
「伽藍」と称される東院、の東西二院に分かれています。
金堂、五重塔などが建ち並ぶ「伽藍」は、創建時以来の寺域、御影堂を中心とする
西院「誕生院」は、弘法大師が御誕生された佐伯家の邸宅地にあたり、ともに
弘法大師御誕生所としての由縁を今に伝えていると。
まずは西院「誕生院」を訪ねる。
山門をくぐり右に手水舎を越え、左に曲がり中門をくぐると右手に納経所、わずかな石段を
上がると本堂その右の続に護摩堂、左に数段上がると大師堂があり、鐘楼がその先にあり、
その向こうに毘沙門窟入口があり、中に毘沙門天の石像が祀られている。
空海記念碑。
中国西安市の青龍寺跡に建てられたものを縮小復元したもの。
交通安全地蔵尊。
済世橋(さいせいばし)。
この橋は、弘法大師が中国に御修行の砌(みぎ)り洛陽の洛水に架かる天下の名橋、
天津橋を渡られた。その故事により、このところ天津橋を復元し往時を偲ぶもの。
下を流れる弘田川。
駐車場から石橋(済世橋)を渡るとそこに唐風の正覚門が。
ビルマ戦での戦没者供養塔のパゴダ。
1941年の太平洋戦争開戦後間もなく、日本軍は援蒋ルートの遮断などを目的として
ビルマへ進攻し、勢いに乗じて全土を制圧。連合国軍は一旦退却したが、1943年末以降、
イギリスはアジアにおける植民地の確保を、アメリカと中国は援蒋ルートの回復を主な目的として
本格的反攻に転じた。日本軍はインパール作戦を実施してその機先を制しようと試みたが、
作戦は惨憺たる失敗に終わった。連合軍は1945年の終戦までにビルマのほぼ全土を奪回。
日本人の戦没者は18万名に達したと。
パゴダの手前に「遍照」の石碑。
弘法大師の精神「仏の光明」で全てに優しく分け隔てなく、遍く照らし
世のため人のために尽くすこと。
遍照閣への参道の左手に 十二支守り本尊が並んでいた。
戦争犠牲者慰霊供養塔。
聖天堂。
歓喜天が祀られ どんな願い事でも叶えてくれ約束を守らない者には
容赦なく罰を与える神様。
国鉄四国総局殉職者慰霊碑(左)と光明殿(右)。
光明殿は納骨永代供養塔とのこと。善通寺では宗旨、宗派を問わず供養してくれるのだと。
御影堂と聖霊殿を結ぶ回廊の下を潜る。
戒壇巡りは真っ暗な通路を法号を唱えながら精神修養の道場。
途中の祭壇で再現された弘法大師の声を聞くことが出来ると。
地蔵堂(国登録有形文化財)。
ほやけ地蔵が祀られていると。
頬にやけどの痕がある娘が、日参し祈願したところきれいにとれ、地蔵尊の頬に
痕が移ったというお地蔵さんをお祀りしていると。やけど、しみのある人に信仰が篤いと。
護摩堂。
聖霊殿。
1940年建築の仏堂、登録有形文化財。
延命龍観音菩薩像。
足元に竜がどぐろを巻いていた。この延命観音菩薩は呪いや毒薬の害を除いて下さる仏と。
金堂から移されたという五百羅漢。
護摩堂から聖霊殿への回廊に祀られていた。
不二地蔵菩薩像。
手水場。
御影堂(太師堂)。
御影堂の前から稚児大師像の後ろ姿を。
幼少時は真魚(まお)と呼ばれ、聡明で信仰心の篤い子供だったと。
仁王門。
扁額には「遍照金剛閣」 と。
金剛力士像、阿形像。
吽形像。
観智院。
大同二年弘法大師が創建。善通寺が最盛期だった弘安年間には、四十九の塔頭が散在していたが、
当院はその時、十善坊と称し、寺内塔頭の筆頭として、一山の寺務を掌握していた。
中世に入って、現在の院号に改められた。
本尊の観音は、子安観音と呼ばれ、高松藩主松平公の側女が尼となって住んでいた庵のご本尊を
移したものと言われる。大正二年火災に遭い、十四年に再建されて現在に至っている。
修行大師像。
毘沙門天 華蔵院。
商売繁盛の守り神とされる毘沙門天。
中門は改修工事中。
境内の西辺中央、釈迦堂の正面に建つ。一間一戸楼門、入母屋造本瓦葺。
下層では左右に袴腰状の板壁を設け、虹梁には雲龍や鶴を彫る。
上層は桁行三間梁間二間とし、吹き放つ。軒は総反りで垂木を扇に配り、優美な意匠とする。
特異な外観をもつ門。
中門を潜り、創建地である東院境内へ。
善通寺は、弘法大師の父で地元の豪族であった佐伯善通から土地の寄進を受け、
大同2年(807年)、佐伯一族の氏寺として、弘法大師(空海)の師であった恵果が
住していた長安の青龍寺を模して建立したといわれ、創建当初は、金堂・大塔・講堂など
15の堂宇であったと。
こちらにも塀沿いに五百羅漢が。
佐伯祖廟(さえきそびょう)。
『弘法大師は宝亀5年(774)、讃岐国多度郡屏風浦(善通寺)にお生まれになりました。
この地方の豪族、佐伯直田公(さえきあたいたきみ)・善通卿と玉寄御前(たまよりごぜん)の
三男です。この佐伯祖廟堂には父君善通卿と母君玉寄御前の御尊像を泰安してあり、
「佐伯明神」、「玉寄明神」と称しております。
なお五色山の頂上には佐伯家代々の霊廟がございます。』と案内板に。
直ぐに目に付いたのが、境内に入って直ぐ右側に巨大な天蓋の様な樹冠を持つ
「五社明神の大クス」と呼ばれる大楠。
三帝御廟。
三帝とは、鎌倉後期に讃岐国主になった大覚寺統の後嵯峨上皇、亀山上皇、後宇多上皇の事で、
善通寺興隆に大きな援助をされたと。
五重塔。
1884年再建。高さ43m(礎石上〜相輪頂上)、総欅造、三間五重塔婆、本瓦葺。
五重塔は4代目の塔として江戸時代末期の安政年(1854年)に着工し、3代の棟梁が携わって、
明治35年(1902年)に竣工した。
鐘楼。
江戸時代末期再建。桁行三間、梁間二間、入母屋造、本瓦葺、初層袴腰、上層は擬宝珠高欄付縁。
子授招福大師像。
善通寺 金堂。
伽藍は戦国時代に焼失しており、金堂は元禄12年(1699)の再建。
伽藍の中央に建つ金堂は、一重、もこし付で、本格的な禅宗様仏殿の形式をもつ。
屏風浦五岳山 誕生院 善通寺(びょうぶうらごがくさん たんじょういん ぜんつうじ)
宗派 真言宗善通寺派
本尊 薬師如来
創建 大同2年(807年)
開祖 佐伯善通
所在 香川県善通寺市善通寺町三丁目3番1号
本尊真言 ”おん ころころ せんだりまとうぎ そわか”
扁額。
金堂前から中門方面。
後ろに善通寺の五岳山が見えた。
東院仁王門(南大門)を境内から。
この先には善通寺市の大通りである中通りになり、以前は商店街に出る赤門と同様に、
参拝者の多く出入りする門の一つであったと。
南大門前から五重塔を。
「五岳山」と書かれた扁額。
納経したという証として「納経所」で納経帳に印・「お納経」を頂きました。
そして御本尊様の分身・御影(おみえ・おすがた)も頂きました。
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