JINさんの陽蜂農遠日記

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2018.06.29
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カテゴリ: 海外旅行
​保和殿横の后左門を出て振り返る。
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珍宝館方面に向かって進む。
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奉先殿の場所には「清明上河図3.0」の展示会が開かれていた。
「清明上河図3.0」は同博物院が所蔵する国宝級文化財で北宋時代の張択端が描いた
絵巻「清明上河図」をベースにしたもので、原作の芸術的境地、文化的深み、
歴史的重みを十分にくみ取りながら、8K超高精細デジタルインタラクティブ技術、
4D体感型映像などさまざまなハイテクと融合して作り上げた、作品と観客が
相互に連動する芸術的映像パフォーマンスで、リアルとバーチャルが入り交じり、
まるで絵の中に入り込んだような没入型体験を楽しむことができるのだと。
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錫慶門の前に出る。
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錫慶門を潜ると珍宝館に。
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「錫慶門」と書かれた扁額には満州文字も併記されていた。
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九龍壁の案内板。
故宮の皇極門の南対面にある、長さ29.4m、高さ3.5mの瑠璃装飾の壁。
9匹の龍が描かれていて、故宮観光の目玉の一つになっている。
中国に現存する九龍壁は大同、故宮の九龍壁を含めて3つあり、
「中国三大九龍壁」と呼ばれる。ほかの1つは、北京の北海公園にあるとのこと。
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壁は270個の瑠璃瓦で造られており、一枚一枚時間をかけて、丁寧に焼かれたもの。
これらの瑠璃瓦を使っての完成間近に、ある職人が一枚落として割ってしまった。
発覚したら首が飛ぶ。一計を案じた彼は、ばれたらそれまでと、木片に龍を彫り、
それに油や漆で着色し瑠璃瓦に見せかけ壁を完成させたと。
幸い皇帝には木片とはばれず、事なきをえたのであったと。
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白い上着の観光客が見ている部分であろうか?
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龍は蛇の体、魚の鱗、鯉のひげ、鹿の角、馬のたてがみを併せ持つ。
この龍壁には9匹の巨大な龍が五彩(黄・縁・朱・紫・藍)五色の瑠璃片で9つの龍が
描かれている。「九」は最大の陽数、「五」は中央の陽数であることから、「九」「五」は
皇帝の尊さを代表する数字とされている。
実は、九龍壁の壁面は270個の瑠璃片でできていて、この数字も「九」と「五」の倍数なのであると。
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皇極門へ。
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正面に寧寿門。
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明代の名称は仁寿宮。1795年(乾隆60年)、治世60年に達した乾隆帝が祖父・康熙帝の
治世61年を超えてはならないという名目で帝位を皇太子の愛新覚羅顒琰(嘉慶帝)に譲り、
太上皇となった後、居住した寝殿。現在は、珍宝館の第二展示室となっている。
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寧寿門の獅子。
奥の​​右 側の獅子は雄で、鞠を踏み付けていた。 皇権の威厳を表しているのだと。
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左側の獅子は雌で、足下には幼い獅子がおり、 皇家の子孫繁栄を象徴していると。


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寧寿門の天井。
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皇極殿は工事中の様であった。
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皇極殿の扁額。
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珍宝館 案内板。
紫禁城内にある歴代中国皇帝の宝物を展示した博物館。
紫禁城故宮博物館は、780000㎡もある広大な博物館。
価値のある宝物は、蒋介石がほとんど台湾へ持ち出したとの事であるが。
「珍宝殿」自体は当初からあったものではなく建造物に後付けされた名前。
​​最上級の金、銀、玉、真珠をふんだんに使い、豪華で細部にも精巧な造りで、
時間が経っても当時の工芸技術の高さが分かる。古代王妃のアクセサリー、
こだわりのある部屋のインテリア、日用品まで豪華な造りで、昔の皇室の贅沢な
生活ぶりを現しているのであった。
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​​孝端皇后凤冠(孝端皇后鳳冠)
明王朝の皇帝陵の一つ、万暦帝の陵墓である「定陵」から出土した万暦帝の皇后・
孝端皇后(1564年-1620年)の冠。
漆塗りの竹で骨組みを作った上に、カワセミの羽の點翠を施した如意雲や、多くの宝石類、
さらに頭頂部に3条の金の龍をのせた贅沢な物。
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貂皮嵌珠皇后冬朝冠(貂皮嵌珠皇后冬朝冠)
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点翠嵌珠宝五凤钿(點翠嵌珠寶五鳳鈿)。
清朝の嬪妃が頭部を飾る物で忘れてはならないのが“鈿子(diànzi)”。
籐などで作った骨組みの表面を飾った、一種の帽子。
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金胎绿珐琅嵌红宝石高足盖碗。
​​通高23.3cm、口径14.4cm。金胎とは漆器の金属製の素地。
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清王朝の皇后の衣服の説明図。
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清王朝の王の衣服の説明図。
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银胎绿珐琅嵌红宝石右旋螺盒。


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金嵌宝石香瓶,含香箸、香匙和超复杂器座(左)、金嵌宝石香炉(中央)、和香瓶(右)。
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金亭式香熏(金亭式香熏)
1874年(同治13年)製造の香炉。
香炉は、金、玉、琺瑯など様々な素材で作られるが、純金製で対になっているこの香炉は
恐らく皇帝の玉座の近くに置かれていた物であろう、とのこと。



金甪端形香熏。
​​高49cm。
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金双凤纹盆。
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金云龙纹提炉。
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金胎珊瑚桃式盒(金胎珊瑚桃式盒)
 中国船による密漁で、昨今何かと話題の珊瑚で作られた容器。
清代の嬪妃が、宝飾品を収納するジュエリーボックスとして使用していたと思われる。
容器は大きな桃型で、蓋のてっぺんには“寿”の文字と共にコウモリが彫られ、福寿を表現。
内側の金は、まったくの隙間なく、珊瑚に密着しており、当時の手工芸技術の高さが窺われる。
画像からは分かりにくいが、大きさは直径約20センチで、サッカーボールほどもある。
使用した大きな珊瑚の塊りだけでも、相当な価値。
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金錾花如意(金鏨花如意)
3ツのパーツから成り、弧を描くような形のこの展示品の如意は、清の中期に宮中で
流行したスタイル。
金をベースに、ルビー、サファイア、翡翠、真珠、トルマリンといった宝石が
百粒以上埋め込められている。 
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金嵌珍珠天球仪(金嵌珍珠天球儀) 
清の乾隆帝の時代に内務府で作られた金の地球儀。
9条の龍に支えられた天球は、星宿、星座などが、真珠で表されている。
それらの位置はかなり正確で、清の天文学のレベルがかなり高度であったことが分かる。
現存する黄金の地球儀はこれが唯一の物で、かなりの貴重品。
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金嵌珍珠松石楼式龛,清,高66cm,长53cm,宽23cm。
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金嵌珍珠宝石蔵経匣。
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金嵌珍珠宝石七珍。
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金嵌珍珠宝石八宝。
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金累丝嵌松石坛城。
曼荼羅の高さ20cm、直径18cm。
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金嵌宝石釈迦牟尼像。
​​独特に印を結びし釈迦牟尼像。
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金嵌珍珠弥勒立像。
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金嵌珍珠宝石覆钵式塔。
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金嵌宝石八角覆钵式塔。
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金累丝嵌珍珠宝石覆钵式塔。
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                ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2019.11.02 00:56:41
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