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目が覚めて。
嫌な夢を見た。
実家で、ふてくされて部屋に閉じこもる夢。
家族は居間で楽しそうに団欒している。
自分だけ仲間はずれな感じで。
たまに母親が部屋へ呼びにくる。
僕は必死にドアを抑える。
鍵をかけたいのに、かからない。
ドアは押されるけれど、そこまで必死じゃないことを僕は知っている。
そんな、夢。
いつだって、僕は孤独を恐れていて、
そのくせ、孤独にひたっていた。
寂しがりやのくせに、
寂しい状況へ、自ら進み、
そして、かまってほしいと心の中で叫んでいた。
悲しくなる。
自分の、いちばん嫌な部分を感じさせる夢。
ほんと、嫌な夢だった。
今、僕には、
僕を何よりも必要としてくれる妻がいて、
訪ねれば喜んでくれる親戚がいて、
…うん、たぶん、
昔より、孤独ではなくなった気がする。
でもね、
僕の感情は、
心の奥底で、
いつまでも潜んで、
隙あれば僕をひきずりこもうと、
手招きしている。
エゴイスティックに、
ナルシスティックに。
僕は今、幸せだけど、
いとも簡単に、
自力で、
不幸せになれるんだな。
あぁ、嫌な夢だ。
隣で寝息をたてる妻にちょっと触れて、
ちょっと安心して、
もう一度眠ることにしよう。
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