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おかげさまで次女のMとその長男M君は本日午後、揃って退院することができました。
M君の体重もようやく出生時に戻り、Mママの皮膚病も外来で診れるほど薬の量を少なくすることができたからです。
9月30日、私が翌日に小学校で「お仕事見本市」という大きなイベントを控えていたその日に8度以上の熱を出し始めた次女M。すでに皮膚科での診察の中で熱が本格的に出始めたら入院治療が必要です、と言われていたので、私たちは夜にM入院覚悟で救急室を訪ねました。
その頃のMはかゆい痛いももちろんだけれど、全身が本当にしんどくて看護の仕事に行くことさえできません。けれどもご承知のように「しんどい」ということを伝える指標というものはほとんどなくて、たとえば発熱なら平熱と比べてどれぐらい出ているか、ということで症状のひどさを表すことができますよね。
でもしんどいにはそれがない。しんどいだけではなかなか仕事をお休みする、ということができない、という苦しみを彼女は背負っていました。
それでも職場の上の方に勇気を出して伝えたら、とにかく身重でもあるからしっかり元気が取り戻せるよう数日お休みしてね、と言ってもらって来週から仕事だ、という矢先のことでした。
以来今日まで66日間に上る入院生活でした。
最後の2週間はM君の出産に伴って産科病棟に引っ越しましたが、ずっとお世話になった皮膚科の病棟。
今日は無事退院となったご報告とM君のお披露目で6Fまで上がって皮膚科をお訪ねしました。Mの姿を目ざとく見つけられたクラークさんがナースステーションに声をかけてくださったら、もういち早く手を洗って駆けつけてくださる看護師長さんを始め、ナースの皆さんがすっかり廊下に出てきて下さって、家族のようにM&M君をすっぽり包んでくださいます。
次々に抱っこして、M君を見つめ、待ちに待ってくださったこの子の誕生を心から祝福してくださいました。ドクターたちも居合わせた方々だけでしたが、嬉しくて仕方がない、というご様子。
ねえ、産科でなければ見ることがまずない生まれて間もない赤ちゃんの小ささこそが、みんなの心をくすぐるのだ、と思いました。
長いことMと同じ病室で過ごした方々ともたまたま廊下でお会いすることができて、ご挨拶することができました。もう退院という方や、今日からまた入院という方もいらして、ここでもM君のタイミングを導く力に脱帽です。
長い入院が作ってくれたものがしっかり見えました。病院という小さな社会、しかも辛さや痛みを抱えた人々、心の重みに耐えかねている人々と、それを支えようとする人々が作っている社会、その中でどんなものが培われているか、ということ。
小さなことにこそ心動かし、未来に微笑みかけ、喜びを一緒に味わおう
本当に大切なことだなぁ、と私はつくづく思った
Mママ&M君 ありがとうね!!
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