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まあちゃん9541@ はるさん、ありがとうございます! 血圧が高いとのことですが、要注意その1…
西日本d@ Re:ものの見事に、こけた、こけた!(03/22) ご連絡ありがとうございました。 今では指…
はるさん@ Re:ものの見事に、こけた、こけた!(03/22) 「こけた」そうですがその後膝はいかがで…
まあちゃん9541 @ Re:ものの見事に、こけた、こけた!(03/22) elsa.さんへ。。。 いや~、参りました。…
まあちゃん9541 @ さっちゃん9さんへ。。。 こんにちは~ ありがとうございます。お…
さっちゃん9 @ Re:ものの見事に、こけた、こけた!(03/22) どうぞどうぞお大事に!!  体作りは出…
elsa. @ Re:ものの見事に、こけた、こけた!(03/22) こけた後が大変ですね。 痛みや歪みが身…
まあちゃん9541 @ Re[1]:ものの見事に、こけた、こけた!(03/22) 志津ママさん > 私もよくこけるので他人…
志津ママ @ Re:ものの見事に、こけた、こけた!(03/22) 私もよくこけるので他人事ではない(汗)…

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2005.05.25
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JR事故1ヵ月 なぜ「安全」を忘れたのか と題して、こんな風に述べられていましたので、そのまま引用させていただきます。

 『広い車窓とゆったりした車内。機能的で速い。JRの都市路線は、便利で快適な生活を求める住民意識にぴったりだった。

 ところが、そこには危険がいっぱい潜んでいた。宝塚線(福知山線)の脱線事故はそれをあらわにした。

 快適な車両は軽く、高速走行では不安定になり、衝撃に弱かった。乗り継ぎに便利なダイヤに全く余裕がなく、無理な運転が常態化していた。安全システムや防御装置も、脆弱きわまりなかった。

 生活を支える高速鉄道網の安全は、こんなにももろかった。事故から1ヶ月、あらためて分かったことである。

 なぜ、そうなったのか。JR西日本はそこから問い直し、安全第一とする社風につくり変えなければならない。

 時間の正確さとスピードは、JR西日本の看板だった。それを強みに民営化2年目から輸送量の伸びが私鉄を上回った。

 勝負を決定的にしたのが阪神・淡路大震災だったのは皮肉だ。JRは震災から2ヶ月余りでJR神戸線を、その1週間後に山陽新幹線を全面復旧させた。阪神、阪急が全面復旧する2ヶ月も前のことだ。

 一人勝ちしたJRは、1997年に東西線を開通させ、宝塚線はじめ関西都市路線網の過密化と高速化をさらに進めた。

 民営化後の歴代経営陣にとって収益向上は最重要課題だった。速く、便利にすれば利用者は増える。利益第一の経営姿勢が、安全を軽視する風潮を車内に植え付け、事故に鈍感な社風を築くことになっていなかったか。

 2年前のダイヤ改正の際、労組は列車の運行だけが窮屈になることに反発し、安全対策の見直しを求めた。が、要求ははねつけられた。旧国鉄時代から複数の労組が反目し合ってきたが、労使・労労間の溝が解消されなければ、安全対策に一体となって取り組むことは難しい。

 JRは、外部から監視する安全指紋委員会にシンクロの指導者として知られる井村雅代さんの起用を決めた。組織改革を掛け声に終わらせないためにも経営体質や労使の問題に大胆に切り込んでほしい。

 私たちは時間の正確さや速さをよしとしてきたが、安全対策として時間に余裕を持たせたダイヤ編成も検討するという。

 事故原因の究明、安全な運行体制の構築、被害者のケアなど、事故はさまざまな課題を残したままだ。国の事故調査委員会や兵庫県警に徹底した取り組みを求めたい。ゆったりしたダイヤの中で、生き方を見つめなおしてみることも必要だろう。』

 そして、ジャーナリスト江川紹子氏は、 余裕時分なき社会 何のための便利さか として、社会欄で尼崎JR脱線事故について、この様に述べていらっしゃいます。

 『「いっぱいいっぱいなんです」-若い人たちが、よくこんな言い方をする。自分の能力や許容量の限界に達して、まったくゆとりのない精神状況や生活状態のことだ。

 「いっぱいいっぱい」の人は、周囲を見まわしたり、少し咲きのことを考える余裕もなくなる。今の自分のことで、頭がいっぱいになりがちだ。

 事故やその後の対応を見ていると、JR西日本は組織としても個々の社員も、相当「いっぱいいっぱい」になっていた気がする。

 それを象徴するのが、ダイヤの組み方。脱線した電車は、「余裕時分」がゼロに設定されていた、という。客の乗降がもたついたり、何らかのトラブルが起きても、遅れを吸収する時間が一切ない。そういう予想外の出来事が起きるのが、機械ならぬ人々の暮らしや社会であるというのに。

 運転士たちも「いっぱいいっぱい」の状態のようだ。乗客の命を預かる運転士の仕事には、常に緊張がつきまとうのは当たり前。定時運行にも務めてもらわねばならない。けれど報道によれば、それとは別の緊張感で、精神的に飽和状態になっている運転士が少なくないらしい。

 事故の電車の運転士も、特にオーバーランをした後は、乗務を外されたり日勤教育を受ける不安で、「いっぱいいっぱい」だったのではないか。

 乗客として乗り合わせた運転士が救助活動を行わずに立ち去ったり、若い車掌たちが「まずいな」と思いながら上司や先輩に進言できずにボウリングや宴会に参加したのも、自分の今の立場を守ることで「いっぱいいっぱい」の日々を過ごしているためかもしれない。そのために、予想外の出来事に適切な対応ができなかったのだろう。

 それに、会社は運転士としての適正を十分に見極めて人材を選抜し、時間をかけて育成をしているのだろうか。非常事態を想定した訓練を、繰り返し行っているのだろうか。人はミスをする可能性があり、鉄道は事故を起こす危険性を持っているという前提で、二重にも三重にも人や設備への投資を行う必要がある。そういう手間や時間をかける余裕をなくしているとしたら、自体は実に深刻だ。

 ただこれは、JR西日本だけに特異な現象なのだろうか。

 今回の事故を受けて、JRはダイヤの見直しをする、という。本数が減ったり、減速もありそうだ。これまでのスピードと便利さに慣れた乗客は、それをどう受け止めるのだろう。

 私自身、電車が少しでも遅れると間に合わないようなギリギリの予定を組んでしまうことがよくある。そんなときは、数分の遅れでもイライラする。鉄道に限らず、あらゆるものが便利になり、スピードアップされるほど、生活や気持ちはせわしくなり、ゆとりはむしろ減っている。

 今回の事故は、そんな私たちの「いっぱいいっぱい」な毎日に、「これでいいのか?」と問いかけているように思う。何のための便利さか、人や企業にとって一番大事なものは何か。あらためて考えたい。』

 文章の中に、『電車が少しでも遅れると。。。』なる言葉。ギリギリの綱渡りみたいなスケジュールを組んでいる人は江川さんに限らないと思う。こんなギリギリの数分刻みのスケジュールは心臓にも負担がかかっている気がする。

 実際、昨夜は初めての「第九」の練習が午後7時半から洲本市民会館で行われることになっていて、家を6時30分には出たい。。。いや、当初は職場から直行する予定だった。でも、干しておいた洗濯物のことや仏壇のことや。。。(夫のことは前からの約束だったので全く気にならず)が気になって片付けるのが練習から帰ってからだと大変だと思い、職場から一旦家へ戻った。食べないつもりでいたのを、やはり何か少しお腹へ詰め込んで。。。などしていたら、予定を10分オーバーしてしまう。後は私の運転次第。それも渋滞とかに巻き込まれたら、練習開始時間には間に合わなくなる。。。夫が借りている駐車場に着いたときは7時を回っている。歩いて何分かかるんだろう。急ぎ足で兎に角市民会館へ。何とかギリギリセーフ。風は冷たくて、涼しいくらいだったのに、着いた途端、汗が吹き出してくる。走りこそしなかったけど、駆け足に近い状態の早足で歩いたから尚更。練習時間には間に合ったけど、途中で渋滞などに巻き込まれたらアウト。電車だと、事故などは滅多に起こらないし、道路みたいな信号待ちということはないから、ある意味時間の予測は付き易い。だから正確なのは本当に有り難いと思う。何分か後には次のが来るということも、淡路島のように、バスしかないところに住んでいる私には本当に羨ましくて仕方が無い。駅まで辿り着けば全国どこへだって行けるんだもの。だからこそ、安全が確保されていて当然と思っていただけに、色々明らかにされる事実にただただ驚くばかり。本当に、事故1ヵ月の日を迎えてどうか『安全』ということをもう一度考え直して欲しいと思う。





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Last updated  2005.05.25 09:32:06
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