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事務所の人はただただ「配食サービスを担当してる人だけが物を貰うのは良くない」と仰る。どこが良くないんだろう。感謝の気持ちとして、何かお返ししたいと思うから、また、ご自分も人に「有り難う」と言って喜んでもらいたい。人にお世話になりっ放しは嫌だから。みたいな部分があって、何かを差し上げたい、受け取って欲しいという気持ちは自然と沸いて出てきたものなのに、その気持ちまでも否定してしまうのはどうなんだろう?と思えてしまう。頂くのを拒否したときの利用者さんの顔といったら、本当に情けなさそうな顔だったのに。。。
で、今日は冬の寒いときにはストーブの上に置いた鍋でわざわざ缶コーヒーを温めておいて持たせてくださる方のお宅があるコースを担当することになって、相棒さんと、「どうする?」「絶対断りましょうね」という話になったけど、やはり物凄い剣幕。。。
配食サービス利用料金として、一律に300円を頂いているのだから、もうそれで十分なのに、それでは気が済まない人がいらっしゃる。確かに、直ぐに食べられる状態のお弁当を家まで届けてくれて、一言二言会話を楽しむことが出来る。独居の利用者さんにはどんなに心強いことか。だからこそ、寒い日はストーブで湯を沸かしてまでも缶コーヒーを温めてくださる。。。決して缶コーヒーが欲しくて言ってるんじゃない。「寒いのに本当に気の毒に」「雨が降るのに、気の毒に」。。。みたいな気持ちが一杯詰まった缶コーヒー。受け取りを拒否するのは簡単だけど、利用者さんのお気持ちを無にしてしまうというのは、福祉としてどうなんだろう。。。?
1月から続けていた介護事務の勉強をしたときは、「あくまでも利用者さんのお気持ちを大切にしてあげてください」ということだった。ケアプランを立てるケアマネージャーさんにしても、在宅介護で入るヘルパーさんにしても、全て利用者さんの思いのままに。ときには我がままを仰る方もいる。でも、利用者さんの自立支援のためにはそれはとても大切なことなんだ。と学んだ筈なのに。。。
社会福祉協議会は、土・日が休み。本当の支援には土曜日も日曜日も関係ない筈なのに。と、ときどきそんな疑問も頭をもたげてくる。それでも、私は所詮配食サービスのパート職員でしかないから、日々レシピ通りにお弁当を作って配達するだけ。お一人で暮らしていらっしゃると、本当に人恋しいと思うことがあって、ほんの束の間のお喋りであってもとても楽しみにしていらっしゃる。。。
以前、お届けしたお宅の玄関先に綺麗な花束が飾られていたことがあって、「綺麗な花やねえ」と声をかけると、「おおきに、お誕生日やってん」
「うわ~、それはおめでとうございます。どうぞ、これからもお元気で長生きしてくださいね」と私が言うと、心の底から喜んでくださって、「ありがとう、そんなんゆうて貰ったら嬉しいわ♪」ちょっとでも元気づけたり、勇気づけたり。。。そんなことを思いながら配達しているつもりだったから、利用者さんが大喜びしてくださると、本当にこちらまでもが幸せのおすそ分けを頂いた気持ちになる。
つくづく中村雅俊さんの「ふれあい」にあった、♪人はみな~一人では~生きてい~けないも~のだ~か~ら~♪を噛み締めてしまうし、お役所仕事なんか通用しないんじゃないかな?
これだけは絶対に止めて欲しい! 2006.10.02 コメント(9)
8月28・29日共通のお弁当。。。 2006.08.28 コメント(4)
8月9・10・11日共通のお弁当。。。 2006.08.10 コメント(2)