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2024.11.03
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バードリサーチが実施しているベランダバードウォッチは、身近な鳥たちの年ごとの変動を記録し報告しています。
2014年冬の報告に冬季に全国的に生息し個体数も多い冬鳥のツグミとシロハラを対象に記録率と記録個体数の年変動を取り上げて報告しています。2014年冬は、住宅地にツグミが多かったと述べています。
報告のうち、ツグミとシロハラは少なくとも2009年以降は1年毎に記録率が変動し、それが個体数の変動とも関係していたと言えそうだと記されています。
2015年冬から2023年冬のベランダウオッチの報告のツグミに関する記述を整理し仮説との関係を整理してみました。
今冬は、1年毎に変動する仮説通りならば多い年ですが、さて。
(仮説)
多い年:2016年、2018年、2020年、2022年
少ない年:2015年、2017年、2019年、2021年、2023年
(2015年から2023年冬のツグミの記録)
2015年から2023年冬のベランダウォッチの報告を振り返ると、
多かった年:2016年、2019年、2020年、2023年
少なかった年:2015年、2017年、2018年、2021年、2022年と整理できます。
植物の種子の豊凶、ベランダバードウォッチの調査地の多くは市街地付近に位置し
郊外の林や農耕地には木の実や植物の種子が多くあった等の要因で市街地付近を利用しなかった可能性などにより、仮説通りにならなかった可能性があります。
(年ごとのツグミの記録について)
2015年はピーク時の記録が低い
2016年は2015年に比較して顕著に高かった。
2017年は2016年冬より低い
2017年冬:16年冬より低いが、1月下旬や2月上旬に記録率が一時的に高くなった。
2018年冬:11月下旬から1月上旬の記録率が低く、1月下旬に17年冬より一時的に高くなったなったが、その後は17年冬より低い。
2019年冬:19年冬の方が 18年冬より記録個体数がやや多い傾向にあった。
2020年冬:20年の方がやや高い傾向で、12月中旬から2月上旬には19年より記録率がやや高くなった。
2021年冬:身近な環境に生息する冬鳥は予想に反して個体数が少なかった。
2022年冬:2020年冬などと比べると記録率や記録個体数がやや少ない傾向だった。
2023年冬:渡来数は23年冬では22年冬よりやや多かった。
(引用)
バードリサーチ.2023~2014冬のベランダバードウォッチ報告.
バードリサーチ・日本野鳥の会栃木.
(写真)











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最終更新日  2024.11.03 09:58:47
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