海外旅行紀行・戯言日記

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2019.02.26

ヴェネズエラを訪れたのは37年前のこと

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テーマ：海外旅行・トレッキング体験記(658)

カテゴリ： Overseas US

ヴェネズエラの首都カラカスを訪れたのは、多分37年前のことでした。
今は、ヴェネズエラは経済不安に起因した政情不安で大変な事態に陥っていますが、その頃はマラカイボ湖の石油掘削開発が行われていて、経済勃興が期待される情勢でした。

カラカス事務所には、同期入社で闊達な海外営業担当の友人が、所長をしていて、「是非ガスタービンの売り込みに来い！」との誘いがあったのです。

石油開発は石油メジャーのExxonが、Lagovenと言う現地との合弁会社を設立して、Lake Maracaiboでの掘削が成功、石油確保の権利を有しつつ事業展開をしていて、「何とか航空転用型ガスタービンを売り込め」と言うのですから、有り難いことだったのです。
しかし、航空転用型ガスタービンは石油開発事業に実績が少ないと言うことで、採用には消極的姿勢でしたのは妥当なことだったのかも知れません。

結局は再訪することなく、このビジネスチャンスを逸してしまったのは、残念なことでしたが、後年に至ってもこの同期生は「馬の合う」友人でした。

その時の訪問記念としては、僅かのスーヴェニアスプーン飾り棚に残されている2本のスーヴェニアスプーンしかありません。

ヴェネズエラは、その後石油事業から石油メジャーを排除して国有化、好調な石油ビジネス経済を背景に米国との関係を断つべく、反米一色の政権が続くことになりました。
今回の政情不安はそんな反米施策が、ソ連崩壊と共に上手く行かなかったことは明らかで、何とか国際協調路線に転換出来なかったのかと残念でなりません。

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