全427件 (427件中 301-350件目)
気の抜けたクリュグ。なぜ泡が立たないのか。でも、ミモレットがあれば、最高だ。ジャンボマッシュルームは、肉厚でコリコリしている。茸のふんわりした香りの中で、シャンパーニュの熟成香が心地よい。
2006年11月10日
コメント(0)
長崎の鯖。脂がのって旨い。彼女の気持ちが込められた素人の鯖鮨。ソーヴィニヨン・ブランは、全く合いません。
2006年11月02日
コメント(6)
一ヶ月前の京都旅行を今頃アップです。恐らくブログでは反則でしょうけれど、少し上向いた精神の連なりなら許されるでしょうか。夏頃だったと思います。ネットサーフィン中、ワインリストが素晴らしい寿司屋に巡り会いました。情報は古いですが...日出鮨噂に違わず、素敵なお店でした。まず、Grongnet Blanc de Blancs で次にAlain Robert Menil Reserve 1980 Magnum持ち込みさせて頂きました。写真が無いのが残念ですが...リスクは承知していましたが、我々の記念ヴィンテージですので数があるのです。消費という意味で^^;しかしながら、このアラン・ロベール、素晴らしかったですね。シェリー化は全くなく、大将も驚きのシャンパーニュでした。この後、サンセールを1本追加したでしょうか。そして最後に、キープしていた78を頂きました。Chambolle Musigny Les Chabiots 1978 B.Serveau水蒸気のように弾ける香り、周りに振りまく香り、滅多に巡り会えないでしょう。寿司を撮るのは難しい。勇気が必要ですね。写真はこれだけ。次回に期待してください^^(12月に再訪予定)
2006年11月01日
コメント(11)
いつもの持ち寄りワイン会、少しずつボルドーの割合が増えている。それも楽しいね。今回は、下関の高台にある店。急坂を上ると関門の夜景が独占できる。一番凸の広い部屋に8人が集う。何とも贅沢である。いつものことだが、皆様のさらりとした優しさがとても嬉しい。Dom Perignon 1996Domaine de Chevalier Blanc 1985 Pessac-LeognanCh. Nenin 1995 PomerolCh. Chasse-Spleen 1988 MoulisCh. Latour 1983 PauillacVidal Icewine 2003 Jackson-Triggs CanadaDom Perignon 1996Corton-Charlemagne 1998 Louis LatourDomaine de Chevalier Blanc 1985 Pessac-LeognanEchezeaux 1997 Emmanuel RougetCh. Nenin 1995 PomerolCh. Pichon-Longueville Comtesse de lalande 1992 PauillacCh. Chasse-Spleen 1988 MoulisCh. Latour 1983 PauillacVidal Icewine 2003 Jackson-Triggs, Canada料理については、何も言うまい。
2006年10月30日
コメント(0)
2006年10月20日
コメント(0)
2006年10月18日
コメント(0)
下北半島が眼下に見えた時、冷たくて気持ちの良い空気を感じた。ゆったりした自然の中、新千歳空港には澄んだ清らかな陽射しが降り注いでいた。真夏日の九州から、北海道に飛んできたのだ。朝晩は、コートを持ってこなかったのを後悔するほど、寒い。札幌に向かう途中、支笏湖に寄り道し、紅葉と沈む夕日を写真に納めた。しかし、ホテルの通信環境が最悪で、重い写真をアップできない。支笏湖で盛んに飛んでいた「雪虫」。初雪の前に、あたかも雪が舞っているように飛んでいた。どうやら、この2枚だけは載ったようだ。
2006年10月18日
コメント(5)
京都二日目は、元田中にあるレストラン「ベルクール」。ランチに伺った。京都に住んでいたことのある友人のお薦めである。開店から20年近いとあって、信頼できるしっかりした料理とサービスが心地良かった。リヨンのビストロをイメージしたという店内もシックで落ち着ける。ランチは3200円で、前菜より一品、主菜より一品、チーズ又はデザート、コーヒー(紅茶)、250ccワイン付(ワインを飲まない時はスープ)という。3組の夫婦6名の構成なので、シャンパーニュはボトルで(これが安い\5900)頂き、白・赤カラフで250×3、750ccずつ頂いたが、ランチとしては理想的な食事だろう。特筆すべきは、フロマージュ。熟成して食べ頃のものが十数種類、その中から4種類まで選べるという贅沢な昼である。 「写真は、別リンクで貼ってみた」赤ピーマンのムースラタトゥイユに卵と生ハム仔羊の煮込み ソースがやや甘いが、スパイシーで羊とピッタリウズラの開きジャガイモと仔牛午前中、友人達は朝一番で京都国立近代美術館の「若冲と江戸絵画」展に向かった。京都展では、窓が大きく開かれた空間を利用した自然光の展示が素晴らしかったという。朝一番のためか思いの外、観覧者は少なく、楽しめたようだ。我々は、北白川から詩仙堂、元田中のレストランまで歩くコースを選択した。京都は歩け歩けである。しかしながら、詩仙堂は人人人だった。人を避けながら撮影したのが、以下の写真。
2006年10月08日
コメント(6)
この三連休は、友人達と京都を楽しんだ。都合5回ある食事を渋めのお店に予約を取り、現地(お店)集合といういつものパターンである。初日の昼は、麺好きの我々が予約した評判の良い蕎麦屋にこらを訪問した。以下の料理は、・旬菜セレクト:料理3品と季節の天ぷら・新蓮根とセロリのきんぴら・ざるそば 日本酒は、青森の「田酒」、新潟の「麒麟山」和モダンなしつらえで雰囲気もあるし、料理、特に天ぷらの質が高い。日本酒や焼酎もよく考えられおり、品揃えも豊富で人気があるのも頷ける。かんじんの蕎麦だが、茹で時間が絶妙なのだ。ぎりぎりまで茹でていると思われる。したがって蕎麦が運ばれてきたら一気に食べないと、この蕎麦の良さは分からないだろう。ブログの写真を撮っている暇はない。 「料理の写真をクリック」 京鴨ロース煮 秋刀魚の鞍馬煮 柿とキノコの白和え 季節の天ぷら 新蓮根とセロリのきんぴら ざるそば 食事の後は西陣を散策。その後、北野下白梅町にある七味唐がらしのお店「長文屋(ちょうぶんや)」まで歩いていった。目の前で調合してくれるので、見ているだけでも面白い。とても香りの良い七味で、辛口度の低いものは、スパイスとして色々な料理に使えるだろう。
2006年10月07日
コメント(8)
3月の料理も素晴らしいものだったが、今回もシェフの料理は冴えていた。特にラングスティーヌの皿は、素材を生かすということでは、最高レベルの料理だと思う。いつもと同じようにワインのサービスも文句の付けようがなく、感謝の気持ちでいっぱいになる。1995 Bourgogne Aligote RAMONET はブラインドで楽しんだが、あまりにもコンディションが良く、そのためか、アリゴテとすぐにばれてしまった。2000、2001辺りを考えたのだろう。98の経験から、本当はもう少し熟成していると予想したが、思惑通りにはいかなかった。赤は、シュヴィヨンとフェヴレイが印象的だった。 セロリラブのムースとスティックセニョリータ(ブロッコリー)*振りかけたものに僅かに感じる塩気、これが良いんだ、ブロッコリーの甘味とソースのコクが調和する。セロリラブも丁寧で繊細な味、シャンパーニュとの相性もとてもいいね。ラングスティーヌのカダイフ包み ブールブランソース*素材の質が高く海老の旨味に驚く。カダイフのサクサク感と相まって軽やかな口当たり。海老が濃厚過ぎず、甘さと旨味が気品を高める。ソースも繊細で美味しい。「今日の一皿」だ。にもかかわらず、夢中になり自分の皿は写真撮り忘れ。隣の方に「一口食べられた後」を撮ってもらう。フォアグラのロワイヤル ポルトの香り・・・*このポルトのソースには参ってしまった。酸を強く感じるわけではないのに、羽毛のように軽やかで上品。フォアグラが濃厚でもお腹にスッと入ってしまう。ペルドローと里芋、トランペットのバロティーヌ*驚きの塔。火の通りは強めだが、それがかえってペルドローのジビエ臭とトランペットの香りを強調する。いつもの如く里芋を上手に使いこなしている。見事な一皿。ワインは、すべてコンディション良く、それぞれの個性を楽しめた。ChampagneLARMANDIER BERNIER Terre de Vertus Blanc de Blanc Non DoseTAITTANGER Les Folies de La Marquetterie レ・フォリ・ドゥ・ラ・マルケットリは、売り出されたばかり。まろやかで上品。Blanc1995 Bourgogne Aligote RAMONET1998 Nuits Saint Georges Clos de L'ARLOT Domaine de L'ARLOTセパージュはよく分からないが、透明感が評判だった。キラキラ輝いていて、98年とは思えない若さがあった。Rouge1999 Nuits-St-Georges Sylvain CATHIARD2000 Nuits-St-Georges 1er Aux Murgers Meo CAMUZET1996 Nuits-St-Georges Les Chaignots Georges MUGNERET1996 Nuits-St-Georges 1er Les Roncieres Robert CHIVILLON1991 Nuits-St-Georges 1er Les Porets-St-Georges FAIVELEY
2006年09月30日
コメント(8)
いつもの「持ち寄り会」、おなじみのテーマ「皆で飲めば怖くない」、そしておなじみの和食である。新鮮な素材を生かした普通の料理だが、しっかりした出汁がいつも美味しい。福岡の和食に物足りなくなったら、ここに来ると良いだろう。僕たちが持参したワインは、Puligny Montrachet Clavoillon 1991 Magnum 外見からは熱が入っている様相で、この会にしか出せないだろうと思っていた。案の定、鉄さびの香りで、ボトル口から香った成分は、まさしく「さび」の匂い。温度が上がるにつれ、ある程度飲める様になったようだが、苦みは最後まで消えなかった。皆の優しさに甘えても良いでしょうか。
2006年09月25日
コメント(4)
ゲストは hirozeauxさんである。小倉のビストロでお迎えしたのだが、考え抜いたワイン達は、空回りに近かったのだろうか。シャンパーニュが思っていた以上に熟成が進んでおり冷や汗をかいた。そしてラヴノーのシャブリは温度が問題、もう少し冷やしておくべきだったか。決して悪いわけではないのだが、期待値が大きすぎたようだ。「熟成というには程遠い引き締まった酸とミネラル、開けるのは早すぎましたねと肯きあう」、そんなシーンを求めていた。これらを温度のせいにするのは、以ての外という声が聞こえてくるが、それにしても、もう少し冷やしていればと悔やまれる。GC Clos-St-Jacquesは、93年という年にもかかわらず、良く検討したと思う。きれいな酸がベースにあり、過熟感のない飲み頃のルソーに満足した。料理は・ブータンノワール・赤ピーマンのムース、雲丹とコンソメゼリー・ワタリガニのスープ、オマールとともに・鴨のいろいろ、フォアグラや腿肉コンソメゼリーが塩分をやや強く感じた以外は、よく考えられた心のこもった料理。鴨の皿は特に満足感の高いものだった。この店は、フロマージュも良いものを揃えているので、1997 Coche-Duryと共にと思ったのだが...ワインもチーズもデセールも記憶にない。
2006年09月23日
コメント(4)
日記には書かなかったが、hirozeauxさんと7月中旬頃、彼の「行きつけのトラットリア」で初めてお会いした。その時に飲ませて頂いたMorey-St-Denis 1er Cru Clos Sorbes 2002。我々にとっては初めてのTruchotさんのワインだったが、不覚にも他のワインを飲み過ぎてしまい、その香味を思い出せないでいた。それまでは販売方法等の問題で自分の購入範囲に無かったワインだったが、幸いなことに取扱店にようやく巡り会うことが出来た。Bourgogneは売り切れだったが、村名と一級を数本購入した。ここ数日で、以下のワインを開栓した。1.Morey-St-Denis 1er Cru Clos Sorbes 2002 喉を通り過ぎた後に、爽やかな甘さが残る。控えめな酸味の中のこの甘さが素敵だ。しかも時間の経過と共に、ワインの旨味が一枚一枚積み重なっていくようで、憎たらしいほどの妖しさである。皆様の仰る「官能的」という言葉が浮かんだ。2.Morey-St-Denis 2003 ヴィンテージらしく果実のボリュームは大きく、豊かである。だが、旨味に溢れているのと柔らかなタッチのためグイグイと飲めてしまう。3. Morey-St-Denis 1er Cru Clos Sorbes 2002 3日間かけて楽しんだ。といっても意図的ではない。2.を飲んだ後、勢いで開けてしまったのだ。エア抜きもしなかったのに落ちる気配はなく、寧ろ3日目の方が複雑さを増し、よりぜいたくなワインに変身した。こんな事があるのだろうか。ボトル差も大きいようだし、流通過程にも問題を抱えている事は認識していたが、今回開けた3本はとても状態が良く、素晴らしい香味だった。ワインに好かれたのだろうか。そして重要なことは、彼女が相当気に入ったことだ。ドンドン買っていっても、文句は言わないかな?皆様に深く感謝致します。
2006年09月20日
コメント(4)
前日のラフィットの余韻から、ついボルドーに手が伸びた。「憂いを払う」シャス・スプリーン75だ。数年前、開ける機会があったのだが、そのタンニンの強さにバランスが悪い印象しか残っていなかった。透明感のある色合いだし、果実もきれいに残っているが、やはりタンニンが落ちていない。高い調和を期待したのだが、もう少し時間が必要だろうか。それともタンニンはいつまでも落ちないのだろうか。土曜日は、山陰にドライブの予定だったから、よせばいいのに、憂いを払えなかったと思いこみ、次のボルドーを開けてしまったのだ。カマンサック70、こちらは、70年らしく、スケールの大きいワイン。少々のタンニンを覆い隠す果実の厚みに圧倒された。つらいドライブになったのだろうか。
2006年09月15日
コメント(0)
前日の寝不足が祟って、デザートの頃は不覚にも撃沈してしまった。一番の若造なのに。夢うつつに先輩方の優しい声が聞こえてきたと思っている。今日のボルドーは、輝いていた。フューザル・ブラン98は押し出しの強い香りだった。ラヴィル・オー・ブリオン93の繊細だが上品な香水の香りに感覚を呼び覚まされた。トロロン・モンド79の鉄分、ピションラランド79の気品、グリュオ・ラローズ75の貯えた力、ラツゥール76の緻密に計算された豪快な熟成、ラフィット66の静かな熟成。ホームグランドのレストラン、いつも変わらぬ素晴らしいワインのサービスに感謝致します。 最初は3色、スープを掛けてトマトを割るとガスパッチョが流れ出る。イカスミとカラスミのリゾット
2006年09月14日
コメント(4)
Francoise Bedel "Entre Ciel et Terre"ブログの皆様に勧められ、既に5本目の「ブデルさん」、ようやく日記に書くことになる。「繊細」ということとは少し違う。そう、優しさやふくよかさを感じる。ピノ・ムニエという葡萄のゆとりが、そうさせるのだろうか。最初の1本は、思ったより「ふとい」と感じた。5月の「持ち寄り会」での1本は最高だった。はじけた泡から立ち上る香りと優雅なスタイルは、皆様から好評価を受けた。そして、自宅で味わった3本。印象はそれぞれ異なるが、包み込まれるような優しい味わいは、5本に共通する特長である。それにしても、彼女の作るパスタは良い。生ハムの塩分の余韻を考えて薄味にしているのだろう。それが生トマトの酸味を引き立て実に美味い。イタリアの生ハム「サンダニエーレ」15ヶ月以上熟成パルマより格上といわれている。塩分は少な目で舌触りもしっとりとして柔らかい。
2006年09月12日
コメント(0)
大手メゾンのローラン・ペリエ ブリュットLPを開けた。先日の「持ち寄り会」でのグラン・シエクル90やワイン会でのヴィンテージ96が好印象だったからだ。このブリュットLPは、確か3年ほど前に買った物と思う。3年置いたためか、落ち着いていてバランスが良く、表情も豊か。口当たりも優しくて、好みのシャンパーニュである。グラン・シエクルNVと評判のセニエ方式のロゼを試してみたくなった。これを探し出す時、かなり古いボランジェ・スペシャル・キュベとテタンジェNVを見つけたので、近々試してみようと思う。老ねているだろうか。
2006年09月10日
コメント(3)
1989年9月、ひょんなことから日本リカーのワインツアーに夫婦で参加することになった。仕事の都合を無理矢理つけて、2週間、日本リカーが扱っている醸造元を巡ったのだ。当然ながら、ルイ・ジャド社も訪問した。懐かしいこの2枚の写真は、ワイン醸造の責任者ジャック・ラルディエール氏と共に昼食を取っている場面である。その場所は、中世の教会のような建物の中だった。高い位置の窓から、我々やテーブルに柔らかい光が降り注いでいた。その光りが余りにも素敵だったので思わずシャッターを押したのだ。こうして古い写真をデジタルに変換するとイメージはとても身近に感じられ、この前体験したことのように、そのシーンが蘇るのだ。そうそう、写っている赤ワインのボトルは、ボーヌ クロ・デ・ズルシュール 1953年。 木曜日、大濠公園のレストラン「花の木」に出かけた。ルイ・ジャドの輸出部長、ニコラ・ドゥーエ氏を囲む会に参加するためだ。思った通りの楽しい会になった。ワインリストは工夫と遊びに富んでいたし、この夜を楽しむ気持ちは参加者全員に共通したものだった。あらためて、こういう風に並べて飲んでみるとルイ・ジャドのワインは、どのワインも上品であり、安定していると感じた。ニコラ・ドゥーエ氏の近くの席だろうと予想して数点の質問を考えていたが、おしゃべりとワインで、それらはほとんど置き忘れ、残っていない。2002 Santenay Clos de Malte Blanc Domaine Louis Jadotサントネイの珍しい白である。かなり低めの温度に驚いたが、気候を考えると最初の一杯として、細やかなサービスだったと思う。強烈な個性に驚かされた。まず、スパイシーで樹脂のような香りがグラスから立ち上る。2002年とまだ若いのに、果実を感じないのだ。冷たく湿っていて艶めかしい。 2002 Beaune 1er Greve Le Clos Blanc Domaine Gageyサントネイブランの後なので、余計純粋さを感じる。香水のようなツンとした香りで、酸はクリーンでシャープ。透明感が強く、輪郭を備えている。1993 Beaune 1er Greve Le Clos Blanc Domaine Andre Gagey93年当時は、樹齢8年という若木だったようだ。難しいミレジムだが、素晴らしい熟成を遂げていた。温度が低めのためかエステルの中に複雑な香りが混じる。だが温度が上がると共に、それが僅かのブショネだと確信した。極めて少量のブショネは、ワインに複雑さを与える。それを好みとして捉えることもあるだろう。ワインは豊富にあったので新しいグラスに別ボトルをお代わりしたが、思った通り、熟成したシャルドネの見事な姿を見せてくれた。2001 Santenay Clos de Malte Rouge Domaine Louis Jadotサントネイ特有の粗さは感じられない。しなやかでイチゴを感じる柔らかい味わいだ。こんなチャーミングなピノは滅多にない。2001年というミレジムだからだろうか。その上、熟成に必要な酸はちゃんとある。たぶん、このままの角度できれいな熟成を遂げるのだろうと予想する。だって色は紫の辺縁がみえるほどだから。2002 Beaune 1er Clos des Ursules Domaine des Heritiers Louis Jadot1826年に購入したモノポールのボーヌ・クロ・デ・ズルシュールである。注がれてすぐには、湿りを帯びたこもった匂いを感じたが、スワリングするとすぐに力強いピノの香りに変わった。味わいも何もかも透明感が際立っている。1998 Beaune 1er Clos des Ursules Domaine des Heritiers Louis Jadotこれは、ミレジムを越えている。何という酒質の強さ。選別された粒なのだろうと思った。難しいミレジムの中でも特に輝くワインである。1998 Gevrey-Chambertin 1er Clos St.Jacques Domaine Louis Jadotあえてデキャンタをしたようだ。98というミレジムのせいか柔らかく、グランクリュの格調が些か希薄だが、求めるイメージによっては許されるのだろう。 オマール海老と中トロとアボカドのサラダ冷たいコーンスープとそのババロワ仕立てトマトをアクセントに イサキの炙り焼き赤紫蘇のソースで山鳩のグリエ赤ワインのソースと青森田子産のニンニクのピューレを添えて
2006年09月07日
コメント(8)
Chassagne-Montrachet 1er La Maltroie 1997 Michel Colin-Deleger健全に上手く熟成している。ピークにかかった初め頃の段階である。97ということで心配していたが、良い飲み頃を迎えている。いつも思うことだが、シャルドネの飲み頃は好みが分かれるのではないか。若さを味わう時期もあるし、行き過ぎた味わいが嫌いな方も多いだろう。飲み頃の段階は様々だが、僕は範囲が広い方だろうと思う。
2006年09月05日
コメント(2)
中村勘三郎襲名披露巡業、西コースを楽しんだ。それは北九州から車で行った飯塚の「嘉穂劇場」、その夜の公演のことである。席は、上手の仮花道横、前から2升目の席なのだが、花道から遠く、いささか歯がゆい思いだった。でも、それなりに楽しめたと思う。田舎の「芝居小屋」だ。正座は苦手ではないが、枡席が狭いので長時間を座る工夫と幕間の「体操」が必要だろう。芝居小屋らしく、舞台が近くに迫り、役者の息づかいが聞こえるほどだった。巡業では、昼夜同狂言になることが多いが、今回は別の演目だった。それだけでも大変なことだろう。最初の口上では6月の博多座の時と違って『芝居小屋』の気安さからか、何度も爆笑!!の場面があり、掛け声に女性の声も多かった。演目では、義経千本桜の「すし屋」が感動的だ。勘三郎の権太は小悪党の間は愛嬌たっぷりで、戻りからは、客席を鼻ずるずるに引き込んだ。僕も肩を震わせることはなかったが、頬に感じる液体は何筋かになった。Francoise Bedel "Entre Ciel et Terre"帰宅して飲んだのは、ブログの皆様のお薦め。感想は、後日に。エチケットの撮影が難しい。金色で光り、細かい文字に凹凸がある。
2006年09月03日
コメント(2)
強制的な休肝日は有難い。そんな訳で、集めているシャンパーニュの王冠、ミュズレの一部をご紹介することになった。全体をお見せしようと思ったが、数の多さと色の配置が面白いだけで、どうもしっくりとこない。そこで個性的なものを数個、撮影することにした。でもこの撮影がなかなか難しい。ミュズレ表面が反射するのだ。今回は自然光をあてて撮ったが、写真用の照明が必要だろうか。一応「顔シリーズ」(笑)
2006年08月30日
コメント(4)
「今、大好きなブログのことで、心を痛めている。 問題点は十分把握しているつもりだが、何も出来ない自分がいる。 励ましと祈りしか残っていない。 __心からお願い申し上げます。」拙ブログのことと思われて、ご心配して下さった皆様にお詫びを申し上げます。「ある方のブログ」の事でした。本当に申し訳ありません。なお、その方のブログの事件は、幕を閉じそうです。残念な部分も残っていますが、ホッとしているところです。Chablis 1er Cru Vaillons 1999 Rene et Vincent DAUVISSAT思っていたよりも、熟成している。もう少し硬いと思っていたが実にバランスが良い。シャブリらしくなく、全体に優しい。まだまだ持つだろうが、このぐらいの熟成感が似合っていると思う。
2006年08月29日
コメント(2)
いつもの持ち寄り会、今回は寿司屋のカウンター席を占領した。この店は料理も旨いし、くつろげるので、いつも楽しみにしている。メンバー全員出席。おまけのワインもあり面白そうだ。我々はコルトンブラン、ヴィンテージ違いを2本持参した。熟成に強いワインではあるが、やはり開けてみるまでは心配である。Grand Siecle Laurent-Perrier 199090年らしくスケールがあり、酸、バランスとも見事なシャンパーニュ。Corton Blanc 1987 Chandon de Briailles香りの押し出しが弱いので心配だったが、シェリー香も無くて一安心。小柄でかなりの辛口、奥にある苦みがポイントとなり、料理との相性は抜群。好評だった。Corton Blanc 1983 Chandon de Briaillesテイスティングで貴腐を少し感じたので、生意気にも「83の失敗作かも」と口を滑らせたが、甘味の深さはとんでもないレベル。時間をおくと、表情が一変した。複雑なブケがグンと飛び込んでくる。グラスに戻るたびにイメージは変わる。グラスの残りが少なくなっていくのが辛かった。愛しい彼女は、堂々とカウンターの真ん中に座り、メンバーの方と楽しそうにしている。僕はといえば、最初から端っこで、コルトンブランの世話とブログ用の写真を撮ることに夢中になっている。こんな楽しい集まりで、写真でも無かろうと思うのだが...料理、写真撮り、おしゃべり、ワインとなると忙しいことこの上なし。実際、料理の味もよく思い出せないし、ワインはコルトン2本とシャンパーニュしか記憶にない。何とも勿体ないことである。せっかく撮ったのだからと全て載せたが、見苦しい。また、処理に時間が掛かりすぎる。これでは先が思いやられる。
2006年08月28日
コメント(10)
Puligny-Montrachet Champ-Canet 1998 Etienne SAUZET10月の3連休、友人達と近場で遊ぼうと計画していた。ところが、突然、「京都に行こう」に方針変更となった。そこで彼女は、一日中、PCの前に座り、検索と電話子機で手配するも市内のホテルが確保できない。京都人気で3連休だから仕方ないだろう。彼女「疲れたから、美味しい美味しい白が飲みたい」そういえば、数日前からソゼのPuligny-Montrachet村名を立てていたな。ちょうどいいねとコルクを抜き、香りを嗅ぐ。あれぇ、何だか字が多いな。
2006年08月27日
コメント(4)
「ドンペリをクイズでゲット、一緒に飲もう」というお誘い、おまけに他のワインは、尊敬するT氏のワインだという。これは何を置いても行かねばなるまい。ちょうど、新デジカメFinepix F30 を手に入れたばかりだから、デビュー撮影にはもってこいだ。ところが、店内は暗めで、各席に弱めのスポットライトをあてるセッティングである。ワインボトルを手前から撮るとラベル側は逆光で暗い。カメラにとっては、かなり辛い条件。 はたして、busuka-sanさんのような素敵な写真が撮れるだろうか。プログラムAE、ISO:1600 F:2.8Dom Perignon 1998今日の98はあたりだ。肉厚でパワフルだが、締まっていて芯がある。ボトル差が大きい印象。Meursaut Charmes 1969 Leroyコルクは長く、比較的新しいもの。恐らくリコルクだろう。色や香り、味わいも異常なほどの若さ。これなら普通の若いムルソーを飲みたい。Auxey-Duresses Les Clous 1998 d'Auvenay鋭角な香りが鼻腔から脳に突き上げてくる。隣の彼女は「何かに例えたら、それに引きずられる」と言ったが、誰も答えられない。たぶん香りの表現をした途端、現実の香りとのギャップに打ち拉がれるだろう。僕はといえば、自分の所有していた同じワイン達との状態の差に愕然としていた。僕のも美味しかったのになあ。Chambolle-Musigny Les Fuees 1997 Christophe Perrot Mirotボンヌ・マールの南側の畑だが、ヘタなボンヌ・マールよりずっと良い。このドメーヌの「濃厚すぎる」という先入観は、このワインの前では覆された。ミニルイジャドボンヌマールといったところか。今日のワインはどれも透明感が高い。Echezeaux 1993 DRCワインの入手ルートや保存が如何に重要かを思い知った。素晴らしい状態だ。イギリスのワイン商と氏の完璧なセラーだからこそだろう。磨きあげられ透き通った液体に吸い込まれた。自分の経験から想像できない予想外のワインだ。今の時点では。これから先どんな高みにいくのだろう。ひょっとしたら10年経つと自分の知っている所謂DRCエシェゾー古酒になっているのかも知れないと思った。それを確かめるには、この保存のまま、5年後、10年後に出会いたい。寡黙な氏は、黙って2度頷いた。秋田産仔兎のレバー、タマネギ秋田産仔兎オマール海老佐賀牛オートで撮影したので、ISO は上限の 1600 で F値は2.8である。暗い中、高感度撮影の威力をまざまざと見せつけられた。暗部のノイズリダクションは好みが分かれるだろうが、ブログ用には最適だろう。約10%という失敗率の低さも驚異的。
2006年08月26日
コメント(6)
Eric Rodez Ambonnay Blanc de Blancsピノ・ノワールの評価が高いアンボネイ村だが、この村の村長を務めている Eric-Rodez氏の、これは、日本では珍しい Blanc de Blancs である。ある方から頂いたものだが、輸入されて1年ほど経っているという。「そろそろ飲んでみては」と勧められた。切れのある酸が、少し丸くなった時期だろう、やや膨らんでいて構造がその分緩く感じる。樽はそれほど感じない。むしろ、もう少し強い方が好まれるだろう。みずみずしいシャンパーニュで深みもあるが、もう少し熟成した Blanc de Blancs の方がより好みだ。
2006年08月24日
コメント(0)
Pavillon Rouge du Chateau Margaux 1999あるワイン会の100回記念に、会員の皆さんと共同で2001年のオスピスを一樽落札した。ところが、それ以降、毎年の行事になってしまったのだ。2003年からは二樽になり、割り当てが倍になった。そしてこの11月には、白が好印象の2004年分がやってくるだろう。また、2005年は、素晴らしいヴィンテージといわれている。やはり、この2年は手元に置いておきたいと思う。だが、保存スペースが問題である。満杯に近い。出ていくのも多いが、入ってくる方が、確実にそれを上回る。6月のクーラーの故障で、封印していた若いボルドーが、比較的取り出しやすい所に移動した。ということで、数日前に、ソシアンド・マレ 1999、カリュアード・ド・ラフィット 1998。そして今日、これを開ける。暑がりの彼女には不評だ。「若いボルドーは、これで止めてね。」でも、決して重苦しいワインではない。肉厚で噛めるほどの酒質だが、リッチで滑らか、旨味やエキス分がじわっと甘味の中から染み出る。
2006年08月23日
コメント(4)
Saint-Aubin Les Charmois 2002 Ramonet「Finepix F30」 逆光で辛い条件だが、暗い中で「しっとりの写真」ラファルジュのアリゴテ、これも長命だ。ラモネのアリゴテのバックヴィンテージを探している時に見つけたのが、このワインだ。正直に話すとアリゴテに注目したことはなかった。今でこそ、ブログの皆さんの影響で素晴らしい経験の最中だが、最初に偏見なくアリゴテを飲むことが重要だったのだと思う。この写真は、今日撮ったもの。もう開けて5日になろうとしているのに、どういう事なのだろう。最初の印象は、純粋なのだが緩いと思った。その感覚だけで全てを判断するのは、遠慮した方が良いのだろうが、第一印象は、大事にしたいと思う。今日が旨い。酸化がいい具合に進み、酸の置き所がちょうど良いのだ。これなら、残りの数本は、熟成を感じるまで置いておく方が幸せだろう。
2006年08月22日
コメント(2)
Carruades de Lafite 1998不思議なボルドーを感じた。酸が強い、それが最後の一滴まで続く。まるでブルゴーニュを飲んでいるかのようだ。
2006年08月21日
コメント(2)
Nuits-Saint-Georges Les Fleurieres 1998 Jean-Jacques Confuron久しぶりのJ.J.Cである。なぜ、こんなに暑いのに開けたか。そう、林艮さんが99を飲んでいたからだ。99だから少し重たくて疲れるという。それならヴィンテージとしては98年を開けてみようと考えた。この暑い中、少し冷やして、欠点を前面に出す。そんな飲み方も良いのではないかと思う。旨いワインは、その持っている本質的な魅力を決して忘れない。思った通り、漂う空気の暑さや重さがワインの臭みや甘さをより強調する。それでも食事が麻婆豆腐と夏野菜なのだから、その甘さが口中をリフレッシュさせ、飽きない。ボトルの底に近づくにつれオリが舞い、すべての深さを味わえる。ワインと野菜、自然の恵みにお礼をいいたくなる。
2006年08月20日
コメント(4)
Meursault 2004 Albert Grivault 2004年の白は、どのようなゴールを目指しているのだろうか。そのワインの未来を若い内に推し量る経験を積んでいないため、予測が何とも頼りない。当然だろうと思う。飲み頃のワインを飲む機会の方が圧倒的に多かったから。それでも、ブログの影響で若いワインを立て続けに飲んでいる。「このムルソーは今でも美味しいし、将来も期待できるだろう。もちろん、飲み手の温度差はあるだろうが。」それだけ? 飲んでみて下さい。良いワインだなぁ。
2006年08月18日
コメント(2)
Bourgogne Aligote 2004 RamonetReport Aligote Club Aligote No.12レモンのような爽やかな香りは若々しいのに、味わいは既に完成されている。硬質でミネラル分が豊富だが、それ以上に旨味をたっぷり感じる。他のアリゴテと比較しようと、Michel Lafarge 2002 を引っ張り出してみると...なるほど、ラモネは苦みが少なく、酸の表情が豊かである。ところで、ラモネの Chevalier-Montrachet はどんなワインなのでしょう。アリゴテのバックヴィンテージを探している時に、在庫を見つけてしまいました。
2006年08月17日
コメント(6)
Sancerre Etienne Henri 1997 Henri Bourgeoisサンセール エティエンヌ アンリ 1997 アンリ ブルジョア昨夜のイタリアン、お土産にピザを2枚頂いた。翌日が休みだからだろうが、そのサービスの気持ちが嬉しいものだ。自宅でピザとイタリアの白も良いのだろうが、先日のBregしかない(あはは)それでサンセールの97にする。4月に飲んだものは、熟成が思いの外進んでいて、少し驚いた。その経験から、その熟成度がピザと相性が良いだろうと踏んだのだが…悪くはないが、選択肢は他にあるだろうね。セパージュはソーヴィニヨン・ブランなのだが、それを超えようとしている。グラスを振り、鼻を近づけるとエステルが優しく香る。
2006年08月16日
コメント(2)
カディピアン バルベーラ・ダスティ 2003 スピネッタ彼女の「ある行事」が無事に終了。高揚した気分を2人で楽しもうと近所のイタリアンに出かけた。シャンパーニュの種類も多いので、泡一本と後はグラスで赤とも考えたが、僕としては、サンジョベーゼをじっくり飲みたいと思った。結局、テタンジェのドゥミとお勧めの赤にした。サンジョベーゼぇ~主役は、2人の時間だから。まぁ良いでしょう。今が旬の関門海峡たこが美味しい。中国産の松茸も良い香りだ。ペペロンチーノも旨いし、サンマのパスタも渋いね。おいおい、モッツァレラのピザを追加するなんて。
2006年08月15日
コメント(0)
Rully Blanc 2001 Leroy リュリー 2001 ルロワ ボトル差が大きかったワインだった。7割は若いシャルドネの雰囲気に驚き、その将来を期待させた。今回のボトルは適度な熟成感で、リュリーらしくなく濃厚。ムルソーのような味わいを楽しめた。ボトル差は、ブルゴーニュワインの喜びの一つだと思うが、懐深く楽しむ余裕を求められているのだろう。
2006年08月13日
コメント(2)
シャンパーニュの王冠は集め甲斐がある。デザインに凝ったもの、お洒落な色づかいが楽しいもの。この1999年はコルクが面白い。通常のものより5ミリほど長くて、しかも少しひずんでいる。まるで砂漠の奇怪な植物が飛び出たような格好だ。王冠も変わっている。一見すると七宝焼きかと思わせる材質で、まん中に紋をあしらい、コルクに埋もらせ一体化させている。これは、コルクと共に保存すべきミュズレということか。Guy Charlemagne 1999 Le Mesnil-Sur-Ogerギィ・シャルルマーニュ
2006年08月12日
コメント(2)
Bourgogne Rose 2004 Lecheneaut凍るほど冷やして飲んでいる。クーラーのスイッチを切った部屋で食事の前、数日間掛けて一杯ずつ。甘酸っぱくて美味しい。たぶんそんな飲み方が合っている。スクリューキャップはコストが掛かるのだろうか、それともコルクに拘っているのだろうか、このロゼには人工コルクが使われている。
2006年08月11日
コメント(0)
映画「モンドヴィーノ」で印象的だったHubert de Montilleさん彼のワインは若い段階では、その真価を発揮できないといわれている。今回のポマール・マグナム1983、酸の塔がなだらかな丘になろうとしている。70年代の如く、酸に支えられたワインが、ようやく新しいものに変わりつつある。Pommard Pezerolles 1983 Hubert de Montille Magnum鱧とクラゲにガスパッチョを添えてイサキのポワレ リゾット添え アメリカンソースと共にPannier Selection MagnumGonet Brut Reserve MagnumPol Roger Brut 1995 MagnumDom Perignon 1998 Chablis Grenouilles 1996 Chablisienne MagnumChassagne-Montrachet 1er Abbaye de Morgeot 1996 Rene Fleurot Magnum Monthelie Les Chanps Pulliet 1988 P.Ampeau MagnumPommard Pezerolles 1983 Hubert de Montille MagnumBonne Mares 1998 Drouhin Rarose MagnumClos Vougeot Musigni 1998 Gros F&S Magnum Vosne Romanee 1er Clos des Reas 1999 Magnum Michel GrosCh. d’Yquem 1999
2006年08月10日
コメント(2)
Meursault Les Tessons 2002 Pierre Moreyムルソー レ テソン 2002 ピエール・モレ「ムルソーらしい」といえば、ある固定化されたイメージが浮かび上がる。ムウとして濃厚、ハチミツやナッツ、オイリーで濃い黄色のイメージ。でも造り手の個性、スタイルは様々だし、飲み手の感性も好みもかなり幅があるだろう。これは、僕の中ではムルソーらしくないワイン。繊細な白い花の香り、弱々しいけれど緻密で気品がある。噛めるほどの粘りはないが、舌の上にはポニョッとしたジュレが乗る。しなやかでミネラリーな味わいも若いながら将来を期待させる。
2006年08月09日
コメント(0)
Rully Les Saint-Jacques 2004 A et P de Villaineリュリー レ・サンジャックワイン購入は難しい。元来、人の評価に影響を受けやすいたちで、良さそうなワインだと聞くと、行き当たりばったりで、つい手を出してしまう。そして本当に欲しいものに回す予算がなくなったりする。このリュリー レ・サンジャック、busuka-sanさんでは、Recommendマーク、musigny0209さんは、文面から、かなりのお勧めと判断した。思った通り、この価格帯では実に見事なワインである。酸で甘味を表現しているといったらよいか、高次元のバランス。香り、凝縮感の程度、味わい、全体の雰囲気が自然でとてもいい。ワインは飲み頃が難しいが、もしかしたらこの白、熟成のどのタイミングでも楽しめるような気がする。
2006年08月08日
コメント(2)
Pommard Les Vignots 2002 Nicolas Rossignolポマール レ ヴィーニョ 2002 ニコラ・ロシニョール たぶん前々日に白ワインの後、もう少し欲しいと思って開けたのだろう。当然、飲み干せる訳がなく、少しずつではあるが、白の後で、結局3日間同じワインを飲むことになった。といっても、本日3日目が半分以上だけれど。ということは、抜栓3日目のワインのコメントということになる。大変純粋なブドウだと思う。3日目も、香味が落ちず、新鮮な黒系を楽しめた。落ちる気配は微塵もない。濃厚だが、滑らかでパワーが抑制されているのがいい。いつも思うことだが、「2日目、3日目がより美味しくなるワイン」はそのワインの熟成力と関係があるのだろうかということ。酸化に強いということの証なのか。
2006年08月05日
コメント(2)
Rully Blanc 1995 Louis Jadotリュリー ブラン 1995 ルイ・ジャドこのワインはリリース時に購入し、じっくり寝かせていたものではない。つい一ヶ月ほど前に買ったワインである。メールを見て考えた。1.ルイ・ジャドの白ワイン、リュリー2.1995年3.2580円(税込み)この暑い夏、持っていても損はなかろうと判断した。結局、購入を決定した条件は、総合力。どれが欠けていても、日頃、優柔不断の僕だから、買わなかったと思う。11年経ったシャルドネである。しかもリュリー、少しは老ねていても許されるだろう。だが、ほんの少しのエステル香は上品さに寄与し、全体は若さを主張する。雑味はないし、「透き通ったシャルドネ」だ。脂が少な目の鯛、アクアバッツァにして、ジャガイモと合わせる。素敵な金曜日になった。
2006年08月04日
コメント(2)
Quartz Reef Pinot Noir 2001クォーツ・リーフ ピノ・ノワール 2001ニュージーランドのセントラル・オタゴにあるワイナリー。3月に行ったブルゴーニュワイン会番外編、ブルゴーニュとそれ以外の対決をシャルドネとピノでやってみた。これは、96年のキスラーを飲むために無理矢理企画したものだ。というのも、1996 Kistler Chardonnay Durell Vineyard が10年経ち、はたして健全な熟成を遂げているか不安があったためである。結果的には、杞憂だった。熟成のピークにあり、まるでバタールのようだと参加者には好評を頂いた。このニュージーランドのピノは、この会に出そうと思い買った物である。そして買ってすぐに開栓した。だが、濃密すぎてブルゴーニュのピノとは明らかにスタイルが違った。当然の結果で、このワインが悪いわけではないのだが、リストからは外れてもらった。まだ5ヶ月しか経っていないが、随分と印象が違う。確かに甘味はやや強く感じるが、滑らかで旨味度が一段階上がったようだ。ピノの熟成した香りもくどくなく、グラスに注ぐたびに「いいね、これ」とうなずきあった。ただアルコール度数が高いのか、かなり酔ってしまったが。水茄子を塩胡椒とオリーブオイルで炙りマグロのやまかけ
2006年08月02日
コメント(0)
昨日の「中華でワイン会」でのこと、「かぼちゃ涼麺」の後、主催者の十八番「いちぼ肉のロースト」が登場した。旨かったが、たくさん残ってしまった。残りを頂いて帰る。というわけで、今日は(昨夜)久しぶりに、肉とボルドー。暑いが、たまにはボルドーも良いだろう。1986のラ・ラギューン。熟成により、タンニンは大人しくなり、上品な赤に変貌していた。
2006年08月01日
コメント(2)
中華で「持ち寄りワイン会」。独り善がりの日記、お許し下さい。さて、僕が持っていったのはどのワインでしょう(彼女と2本、バレバレ)Le Nombre d'Or Brut 1998 L. Aubry FilsChevalier-Montrachet 2000 Henri Boillot 2001のムルソーが(X2)で、これも心配ということで 結果は、「開けるんじゃなかった」 健全な?熟成。ピークはまだまだ先だろう。 X2と同じインポーター。Breg 2000 I.G.T. Gravner 評判通りの面白いワイン。君は何者だ。 でも「ねっとり」は思ったほどでも無かったかな。 冷やしすぎ? 色は素敵だが... 皆さん、リストから予習をしてらっしゃった。 お一人は、「癖になるかな」Clos Saint Urbain Rangen de Thann Riesling 1997 Zind HumbrechtGevrey Chambertin Aux Combottes 1998 Domaine DujacHermitage La Chapelle 1996 Paul Jaboulet AineClos Fourtet St-Emilion 1982Madeira Malmsey 1964 V.J.H前菜五種冬瓜と蟹肉入り フカヒレスープ鯨肉のオイスターソース炒め伊勢海老のチリソース煮鱸の甘酢ソース掛け鮑の醤油煮込み上海包子かぼちゃ涼麺西瓜入り杏仁豆腐
2006年07月31日
コメント(8)
スターン・テイラーララ・ロッホジャスパ
2006年07月18日
コメント(3)
アイビー、日本では道路の中央分離帯等でお馴染みだが、種類も少なく、せいぜい個人の住宅でも壁に這わせたり、寄せ植えの脇役に使ったりするだけだろう。ところが、欧米諸国ではコレクションの対象で、現在400種を越えるアイビーを楽しんでいるようだ(日本にも相当マニアックな方もいらっしゃるだろうが、少数派?)。突然変異を起こしやすい植物らしく、そのために新種が後を絶たないそうだ。班入り、白班、変わった葉形とその微妙な差が面白い。また、英米式表記の名称も楽しい。育てている一部を紹介する。 ヘンリエットミダス・タッチ カーリィ・ゴールド・ダスト
2006年07月17日
コメント(2)
Fixin Clos de Fixey 2000 Philippe Charlopin-Parizot今日はアイビー、左からララ・ロッホ、右スターン・テイラー、上からアンギュラリス・オーレアPinotNoirさんにコメントしたワインを今頃アップする。何ともね。この2000は飲み頃、旨み充分で暑い夏でも満足できる。イベリコ豚にもよく合うね。なんと近所のスーパーで「イベリコ豚」が売っていたのだ。解凍物だし高いので横目で見ていたのだが、今日見ると何と半額。こりゃ売り場から消える日も近いということか..。
2006年07月16日
コメント(2)
博多駅に着く。途端にうだるような暑さが襲ってくる。この人の多さは何なんだ。窮屈なバス、道路の渋滞、気ばかりが焦る。「少しも早うと」いったい僕はどこに向かっているのだろう。目的のないぼやけたイメージを別の世界に迷い込ませよう。リストの泡を思い浮かべよう。グラスから次々と浮かび上がる繊細な泡に顔を近づける。さぁ、音をたてて弾ける香りを鼻腔に感じるんだ。そして冷たさゆえ一点に収束した香りを思い出せ。ホテルの14階は、いつものように僕を迎えてくれる。ただ違うのは、座る席。料理を撮るため、照明がきれいにあたっている場所を選ぶ。そんな自分が少し可笑しくて、ふふっふ。人参のムース ウニ添えトマトコンソメゼリーフォアグラのポワレ 無花果と共に鱸のポワレ マスタード風味 アボカドとトマトのフライ添え仔羊のロースト ブーランジェールこの暑さの中、シャンパーニュ5種は楽しめた。ChampagneLaurent Perrier 1996 Mag 優雅、各成分の微妙なバランスと柔らかなタッチが好み。後口に残るほのかな甘さ。Philipponnat Royal Reserve Mag ローラン・ペリエと対照的にグラマーで凝縮感たっぷり。Philipponnat Grand Blanc 1986 Blanc de Blancs 冷たさでエステル香が際立つ。温度が上がるにつれ、複雑な熟成香。 熟成とエレガンスと濃厚という奇妙な味わい。Louis Roederer Premier Mag 豊か性、複雑性、凝縮感、でも優雅さを忘れてはいない。マグナムの美味しさ。Cristal 1997 さすがに華麗で気品がある。熟成させる前のある意味ピーク、飲み頃だろう。BlancFieuzal 1998Laville Haut Brion 1984仔羊の皿に合わせてボルドーが次々に注がれる。どのボトルもボルドーの良い熟成を身に付けている。派手さはないが優しさがある。だから疲れない。夏のボルドー、良いリストだと思う。RougeMalartic Lagraviere 1992 Mag 92年でも若々しいボルドーは多いが、これは十分熟成し、角が取れて丸くなっている。 それでも旨みは充分で、仔羊と良く合う。Baronne Phillipe 1988 Mag 熟成ボルドー臭が溢れかえる。決して沈んでいるわけではない、スマート。Calon Segur 1970 Mag ボルドー4種がさり気なく注がれる。 ボルドーの世界に遊びに行くのか、現実の会話と行ったり来たりの面白さ。Latour 1977 Mag 保存が良いのだろう、枯れたラトゥールではない。ヴィンテージのイメージが覆される。 まだ赤みが残り、重みや深みがラトゥールらしい。D’yquem 1999
2006年07月13日
コメント(6)
Monthelie Blanc 2004 Jean Garaudetモンテリー、それを聞いてどんなイメージが湧くだろうか。以前訪れた時、ピノの房が小ぶりで、一粒が小さいのに驚いた。その一粒のようにチャーミングで愛らしいワインである。ほとんどが赤なのだが、白も僅かにある。ベランダのローズマリーを背景に。香りがしますでしょうか?酸がしっかりしている爽やか系の白、コクやボディは少々物足りないが、ただ軽いだけのワインではない。純粋な酸なのでこれから長い間楽しめると思う。
2006年07月11日
コメント(4)
全427件 (427件中 301-350件目)