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週末、公開されたばかりの『ドラッグ・ウォー 毒戦』を観に行きました。お話は、中国のコカイン工場が爆発事故を起こし、そこから車で逃走していた男が衝突事故を起こして意識不明となった。その男は香港人のテンミン(ルイス・クー)で、運ばれた病院で意識を戻すと逃亡しようとするが、中国公安の警部ジャン(スン・ホンレイ)に直ぐ捕まえられてしまった。ジャンはテンミンに、麻薬密造の罪は死刑判決となるが、捜査協力すれば減刑すると取引話を持ちかけられた。そして、テンミンの情報を基にして極秘潜入捜査が開始され、黒社会のボスのチェンビャオや港を仕切るハハが係わっている事から、ジャンらがおとりとなって彼らに接触を始めていき・・・という感じに進んでいきました。監督のジョニー・トーの50作目の作品という事や中国が舞台となっている事、地元で公開された時に話題になっていた事なども含め、公開が決まった時から楽しみにしていました。決してダラダラしている訳でなく、淡々とした流れで話がどんどんと進んでいくので、気を緩められないほど入り込んでしまう感じの映画でした。それに、中国の犯罪事情や公安の捜査などが垣間見られた気分にもなりました。ただ、夢中にはなりますが、舞台が中国という事や公安の捜査を描いているので、結末は別の結果になる訳がないと読めてしまうのが、ちょっと残念な気がしました。他のトー監督の作品では、悪事がバレないまま結末を迎えたり曖昧な雰囲気で終わったりと意外性が面白かったりするので、そういった観点からは物足りなさがあると思ってしまいました。(K)
2014年01月13日

この週末、シネマート六本木で公開中の『ジ・エレクション 仁義なき黒社会』を観に行きました。お話は、少年時代のフォーナンは、家が貧しく家計を支えるために黒社会の「義和盛」に入った。先輩フォーソイ(アレックス・フォン)のシマを守り右腕と成長していき、長年の夢であった中華料理店を開業させた。20年が経ち、フォーナン(ジョーダン・チャン)は妻と共に順風満帆な生活をしていた。しかし、フォーソイは借金がかさんで銀行とも揉めていたため、フォーナンに会長の座を譲る事を決めたが、中華料理店が順調なフォーナンは乗り気ではなかった。フォーソイは強引に幹部たちへ提案するが、組織の姐御であるパールは刑務所から出所間近な息子のチーマン(イーキン・チェン)が会長になるべきだと譲らなかった。そして、チーマンは戻ってきたが、服役中に学問に目覚めた事で大学へ行くいい、時期会長に興味を示さなかった。また、組織のガウも立候補すると言い出すが、子分が潜入捜査官である事が組織の殆どの人にバレているため、相手にされなかった。フォーナンやチーマン自身は興味がなかったが、本人たちの希望を双方の敵陣から妨害されてしまった事もあり、組織に伝わる龍尾棍を持ってきたものが次期会長だと決まり、3者の派閥間で奪い合いが始まって・・・という感じに進んでいきました。事前に作品の詳しい内容を知らなかった事もあり、黒社会の次期会長を選出する話という事やポスターの重々しい雰囲気などから、かなり殺伐とした作風なのではないかと、ちょっと懸念していました。実際観てみると、ドタバタなコメディ要素が強い内容だったので、意外な印象でした。初っ端から『インファナル・アフェア』のパロディ満載で、他に電影節での受賞のコメントを語るシーンなどのパロディもあって、かなりマニアックな作品でした。殺伐としたシーンもそれなりにあったのですが、あまりグロさを感じさせなかったので、ちょっとは安心できました。あとは、主演のイーキン・チェンとジョーダン・チャンがかつて共演した『欲望の街(古惑仔)』シリーズの再来という事も前面に出していましたが、古惑仔シリーズを思い出したりしてちょっぴり懐かしい気分にもなりました。(K)
2014年01月12日

この週末、シネマート六本木で公開されている『大捜査の女』を観に行きました。お話は、不正な石油取引で大儲けしている闇組織のボスであるフォク(イーソン・チャン)は、中国の公安に部下が取引している現場を踏み込まれ、逃走時に交通事故を起こしタンクローリーが爆発し部下も逮捕されてしまい、香港警察からもマークされる対象となった。そして、フォクの息子が誘拐されてしまった。香港警察はフォクの家に捜査陣を常駐させ、警部のシートー(サミー・チェン)が指揮を執る事になった。シートーは、長年同棲している芸術家の恋人が一向に成功しない上、自身が妊娠している事も分かったため、ピリピリしている状態であった。フォクは事業の裏がバレてしまうため協力的ではなかったが、中国公安とギクシャクした捜査の中でタンクローリーとの事故で犠牲になった人物を調べていくと誘拐事件に絡んでいき・・・という感じに進んでいきました。少し前の作品ですが、詳細の内容をよく知らなかったですし出演者が主演のサミー・チェンやイーソン・チャンの他にも豪華な感じでしたので、どんな感じか気になっていました。観た第一印象は、何か荒削りな感じでした。誘拐事件と闇組織の不正な石油取引を捜査する話は興味深かったのですが、サミーが演じるシートーのヒステリックさや捜査する警察官たちがどことなく不真面目だったりする点、中国公安とのやり取り等々、小ネタを寄せ集めでいる感じで、シリアスなのかコメディなのかどっちつかずな作品だと思ってしまいました。しかし、終盤で犯人と繋がっていると匂わしていた人がそうではなかったり事件が急速に解決に向かっていくあたりなどは引きつけられたので、もうちょっと本筋に集中させればもっと面白くなったと思いました。(K)
2014年01月12日

昨年9月に香港で公開され、先々月の11月にはソフトが発売となった『超級經理人』ですが、早速入手して観てみました。お話は、借金の取立て業者の超(チャップマン・トー)は、負債を抱えた芸能事務所へ取立てに行くが、借金の回収が出来なかったため、所属していた7人のモデルを引き取り売り出す事にした。マスコミに露出させようと、アクション俳優の剣龍が会見するステージに乗り込んで、剣龍の敏腕マネージャーである孫(シャーリーン・チョイ)を激怒させた。しかしその後、孫は剣龍の私生活まで監視していた事がバレて剣龍が離れてしまい失業してしまったので、超の引き抜きを受け入れてモデルたちのマネジメントを引き受ける事となった。そして、彼女らを特訓して売り込みに精を出すが、なかなか上手くいかず・・・という感じに進んでいきます。ここ近年、コンスタントに出演しているチャップマン・トーとシャーリーン・チョイが共演という事や、監督の馮志強はチャップマンとフィオナ・シッが共演した『懸紅』の監督でもあった事、それに制作がエンペラー(英皇電影)という事でも期待していました。古典的なドタバタのコメディーで、ジリアン・チョンやニコラス・ツェーなどゲスト出演陣も豪華だったりウォン・チョーラム(王祖藍)のアクの強いキャラクターなどところどころは面白かったのですが、何か淡々と話が進んでいって全体的な印象は薄いと感じました。もし逆にメリハリがある内容だったら、詰め込み過ぎという感想を抱いたのでしょうが、ちょっと物足りなさを感じたのでもう少し大きな展開が欲しい気分でした。また、売り出そうとしたモデルユニットが香港ではイマイチであったために韓国へ進出させ知名度を上げていくあたりは、香港と韓国の芸能の係わりがこんなに進んでいたかと、ちょっと気になるところでした。日本と同様、香港でも韓流はひと段落ついていたと思いますし、ソウルのロケもそんなに必要性を感じませんでした。あとは、敏腕マネージャー役のシャーリーン・チョイが、ここ最近はキャリアウーマンを演じる事が多くなってきたというのも、印象深い感じでした。(K)
2014年01月03日
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