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シネマート六本木で開催されている『2012-2013冬の香港傑作映画まつり』ですが、第3弾の『狼たちのノクターン<夜想曲>』を観に行きました。お話は、19歳の時に少女を殺害した罪で服役していたウォン(ニック・チョン)は、20年の服役を終え出所し、ピアノの調律師として働き始めた。仕事中のある時、シュー(ジャニス・マン)を見かけて驚かされる。20年前の事件の犠牲者の少女にそっくりだった。シューは音楽家ツイ(マイケル・ウォン)の娘で、ツイの異常な監視の下に置かされていた。ウォンはシューのストーキングを始めツイに対して恨みを持つようになった。しばらくしてツイがの遺体が海で発見され、刑事のラム(サイモン・ヤム)が事件の捜査を始めた。捜査を進めていくと、ウォンの存在や異常な行動が分かり、ウォンを追い始める。しかし、決定的な証拠がなく、過去の事件との関連も浮上してきて・・・という感じに進んでいきました。今回の映画まつりのラインナップの3本中、あらずじを読んで一番楽しみにしていた作品でした。台詞が広東語となっていた事も大きな理由でした。冒頭が殺伐とした感じで懸念してしまいましたが、ストーリー展開でかなり引き込まれました。途中までは、犯人が判っていて捜査の裏づけを確実なものにしていく話だと思っていましたが、中盤の大きな流れの変化から更に引き込まれていった感じです。ニック・チョンの演技も良かったのかもしれません。まぁ、アラ探しして観てしまうと、中盤の大きな変化の時点で素直な行動を取っていれば余計な事態にならなかったのでは?とか、話を膨らましていた流れで不完全燃焼な部分があったり結末に何か納得できなかったりしましたが、それだけ夢中になっていたからこそそういった観点の感想も出てきたのだと思います。(K)
2013年01月27日

今日、シネマート六本木で12日より限定公開されている『トリプルタップ』を観に行きました。お話は、投資会社でブローカーとして勤めるクワン(ルイス・クー)は、射撃大会でチョン警部(ダニエル・ウー)の出した記録を抜き優勝した。しかしその帰り、クワンは強盗事件に遭遇して警察に通報するが、すぐに駆けつけた白バイの警官が撃たれてしまったため、クワンは大会で使用した銃で犯人たちを撃ち、4人中3人を射殺した。クワンは殺人罪で起訴されてしまうが、世論も見方した事で無罪となった。だが、チョン警部は捜査を続けるうちにクワンの職業や狙われた債権の行方などの不審点から、クワンに疑いを持ち監視を始め・・・という感じに進んでいきました。香港での公開時にちょっと話題になっていたので、気になっていた映画でした。それに、記憶がだいぶ薄れていますがレスリー・チャンが主演した『ダブルタップ』の続編という事でも、今回の上映を楽しみにしていました。観ている途中でだれる事なく、かなり引き込まれました。アクションシーンも、チン・カーロッがアクション監督をしているので勿論文句なしでしたが、それ以上にそれぞれの立場の心理や葛藤などのドラマ部分が、更に良かったと思いました。それに、イー・トンシン監督という事で殺伐とした描写の懸念もあったのですが、控えめであったので気にするほどではありませんでした。また、ルイス・クーの役も最近はコミカルなものを観る機会が多かったので、今回のシリアスな役も久々で良かったと思います。あとはネタバレにもなってしまいますが、シャーリーン・チョイ(阿Sa)の切ない立場が可哀想にも思えてしまいました。阿Saが好きな分、余計にそう感じてしまったのかもしれません。(K)
2013年01月13日

シネマート六本木で開催されている『2012-2013冬の香港傑作映画まつり』ですが、第2弾の『大魔術師Xのダブル・トリック』を観に行きました。お話は、1920年代の北京で、街では天才マジシャンの張賢(トニー・レオン)が話題となっていた。しかし、軍閥の雷大牛(ラウ・チンワン)が世の中を牛耳っていて、市民からは恐れられる存在となっていた。また、雷には妻が7人いるが、第7夫人の柳蔭(ジョウ・シュン)に受け入れてもらえずにいた。ある日、雷は張賢のマジックを観て感銘したため、張賢を自分の屋敷に呼んだ。しかし張賢にも企みがあり、屋敷に監禁されている師匠(チョン・プイ)と雷の第7夫人となっているかつての恋人の柳蔭を奪還する事だった。それで、張賢は革命軍と結託して計画を進めるが、清朝の復活を狙っている者や日本人の御手洗(澤田拳也)が率いるグループまでも係わってきて・・・という感じに進んでいきました。2011年に製作されているとの事ですが、今回のラインナップを見るまでは映画の存在を知りませんでした。それに、監督がイー・トンシンでマジックがストーリーのテーマになっていたり、ゲスト出演者にも注目という事だったので、期待していました。ドタバタしている点やラウ・チンワンやトニー・レオンのコミカルな役柄など、往年の香港映画を彷彿とさせる感じで懐かしい気分にもなりました。それに、90年代半ば『楽園の瑕』の製作の遅れで同じ出演者を使って合間に短期間で作られた映画『大英雄』と何となく雰囲気が似ている気がしました。ただ、小ネタやドタバタ感は良かったのですが、ストーリー展開が早過ぎたりハチャメチャ過ぎる点などが気になりました。特に、後半になると進行が雑になってきている部分を感じたので、全体的には難解な印象でした。あとは、台詞が北京語だったので、広東語版の音声も製作されているなら、そっちで観た方がシックリくる感じでした。(K)
2013年01月06日

今日、シネマート六本木で5日より限定公開されている『燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘』を観に行きました。お話は、子どもの頃は負け知らずだったのに今は不動産会社のダメ社員となっているチョン(ウォン・ヤウナム)はある時、再開発地区となっている村へ行き、そこの茶楼から立ち退きの承諾を取ってくるよう命じられた。途中、子どもからのイタズラに仕返ししたところ、その子の親からボコボコにされてしまった。だが、その場を通りかかった足の悪いソン(ブルース・リャン)に助けてもらった事で、チョンはソンの弟子にしてもらおうとお願いする。ソンを追って寂れた茶楼へ向かう。そこには、手を悪くしているセン(チェン・クァンタイ)がいて、ソンとセンはそこでロー(テディ・ロビン)の介護をしていた。2人は伝説のカンフーの達人ローの弟子で、30年寝たきりになっているローの介護をするために、道場を茶楼に改装して運営していた。そして、そこの地主であるポンもやってきて、土地の権利書を取り返そうとひと悶着したところ、ローが目覚めてしまい、更にチョンを弟子ソンとセンと勘違いしてしまって・・・という感じに進んでいきました。2010年の東京国際映画祭で『ギャランツ~シニアドラゴン龍虎激闘』というタイトルで上映され、その時にも観に行っているのですが、一般公開となったので改めての観賞となりました。2度目という事もあり、前回見落としていたところなどのお浚いも出来て、より理解出来たような気がします。ブルース・リャンなど往年のカンフー映画の名優たちの動きも、観ている限りはCGなどを使わず実際に本人が演じているので、とても素晴らしく思いました。それに、観客の多さにも嬉しく思いました。ここ最近の香港映画の上映ではあまり混雑する事がなかったですし、年齢層もやや高めな感じでもあったので、特にそう感じました。(K)
2013年01月06日
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