シリーズ「コーチングを学ぶ」、第6回。
今回は「 意志決定 」についてです。
実行することが何より大切であり、実行可能かどうか、いつ実行するのか、実行を妨げるものはないのかを綿密に検討します。
それを「自分で決める」ために質問をし、意識を高めるのがコーチングです。
おそらく優秀なコーチは本人が「これならできる!」と自信たっぷりの状態にまで何度かのやり取りを通じてもっていくことができるでしょう。
では、『 はじめのコーチング
~本物のやる気を引き出すコミュニケーション・スキル
』
(ジョン・ウィットモア, 清川 幸美 (訳)、ソフトバンククリエイティブ、2003、1600円)
より、読書メモの続きです。
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『はじめのコーチング』 第9~17章 読書メモ
W:What,Who,When,Will
( 何を、いつ、だれが
、そしてその「 意思
」)
・「これらの行動案のうち、どれを 実行 するつもりですか?」
・「 いつ それをするつもりですか?」
相手ははぐらかそうとするかもしれないが、
上手なコーチならそこでやめてしまうことはない。
・「今後どんな障害にあう可能性があるでしょうか?」
先手を打っておく
・「ほかに何か検討しておくべきことがありますか?」
検討し残したことがないと保証するのはコーチの責任
・ 「行動の実行にどの程度の確信を持っているか、
1から10の点数で表してください」
「10点をつけられない理由は何ですか?」
・最終的に大事なのは、
最後までやりぬく意思!!
・ フィードフォワード (次を予想させる質問)
(例)「次のボールについて、
動作のどの部分に一番不快感を感じるか質問しますよ」
→意識化
・本当によい成果を挙げてほしいなら、
コーチは主導権をとったり、知識をひけらかそうとしてはいけない。
・「今のボールはネットより何cm高かった?」
正確なフィードバックを得ることにより、
努力しなくても自己修正が自動的に行われる
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今回のことに関連して、「障害児教育」や「障害者福祉」の中で言われることですが、「当事者の自己選択・自己決定」ということを思い出しました。
私はこれこそ決定的に大事なことだと思っています。
「教育」がお仕着せではなく、本人の「自己選択」「自己決定」を助けるものになるように、というのが、教育者としての私の願いです。
つまり、そのために「コーチング」の技法を勉強しているのです。
ここで書いてあるような「質問」の技法が少しでも自分のものになり、
教示・誘導的な教育から「意識させ、選択させ、決定させる」教育へ脱皮できるよう、
努力していきたいと思います。
この後は「 チームの成長 」について扱っていきます。
もしかすると次回あたりで終わりかも?
では、また次回!
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