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2010.05.05
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カテゴリ: 算数


算数の授業で教えてはいけないこと,教えなくてはいけないこと
(正木孝昌、黎明書房 、2009、2000円)

子どもの「たい」を大事にする、この本の読書メモ、
今回が最終回。

第0回~第1回のブログ記事は、「 読書メモ一覧サイト 」に追記したので
そちらからご覧ください。

======================
正木孝昌『 算数の授業で教えてはいけないこと,教えなくてはいけないこと
読書メモ9(p171~より) 
(・は本の記述の抜粋、 #の緑文字 は僕のコメントです。)

(「第5章 資料集めを教える」より)

・棒グラフの学習で大切なのは、
 自分の身の回りの出来事の中から、
 調べてみたいものを見つけ、調べていく子どもたちの姿
です。

・誰が調査したのかわからない架空の結果ではありません。
 自分たちで調べた結果です。

 整理したいという鯛はこの上なく元気です。

#本書では、学校の前を通った自動車を調べる
 「自動車調べ」の実際の様子が描かれていますが、
 割愛します。

・グラフのかき方を教えることも大切かもしれません。
 しかし、もっと大切なことがあります。

自分の観点を持って、身の回りのことを見る目を持つこと です。

(あとがき「授業で大切にしたいこと」より)

・よく見かけるのは、一人の子どもが発表すると間髪を入れず、
 全員が「いいです」と声を揃えて言う風景。

1人の子どもの発表をあんなに見事に子どもたち全員が
 納得するものだろうか。

 よく分からない子どもたちもいるはずである。

・子どもたちの疑問や思いが、
 あの「いいです」という掛け声に押し潰されていく。

#僕の勤務校でも、誰かが発表した時によく見られる光景です。
 このこと自体は、また別の意味も持っていると思うので
 一概にやめるべきとかいうことは思いませんが、
 正木先生の文章を読んでからは、
 そんなにこのことにこだわらなくなりました。

・どうすればいいか。

 ただ、一つひとつの授業で七転八倒するだけである。

#「七転八倒して、いいんだ」と安心しました。

 いや、むしろするべきだと。(^。^)

・まず、必要なことは、 学級全体が1点を見つめる ことである。

見つめるものは、短い子どもらしい言葉がいい。

子どもから出てきた言葉をつなぐ、共有していく という授業の意味が、
 ここに凝縮されています。

 教師の言葉で「教える」授業とは別に、
子どもが子どもの言葉で分かっていく授業 が、ここにあります。 
======================

長くなりましたが、これで正木先生の
算数の授業で教えてはいけないこと,教えなくてはいけないこと
の読書メモを終わります。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

また一緒に授業について考えましょうね♪(^0^)

正木先生の本、この本に続いて他の本も注文して購読しています。今日届いたのは以下の本です。


活動する子どもたちと算数の授業
(正木孝昌、 東洋館出版社 、1999、2400円)
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
授業の本質を徹底して授業の実際そのものに基づいて凝視する。
子どもたちが活動している姿を根拠にしながら、
授業にかかわる様々な問題を提示し、
1万数千時間におよぶ授業に裏打ちされた
子どものいっぱいいる授業論を展開する。
授業の技術とそれを支えるきめ細かな目は重厚にしてわかりやすい。
正木孝昌の算数授業34年の集大成。

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 それぞれの現実-私の授業論の根底にあるもの
/第1章 算数の授業と子どもたち-算数の授業で何をねらうか
(授業とは/しなやかな子どもたちと授業 ほか)
/第2章 授業における教師の役割(授業における教師の役割
/子どもたちの言葉を大切にすること ほか)
/第3章 基礎、基本と授業
(基礎、基本と授業/授業の条件と基礎、基本 ほか)
/第4章 授業の技術とそれを支えるもの
(授業の技術を考える/問題文の中に□を効果的に使う ほか)
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それから、読みたいと思っている本はこれです。


受動から能動へ  算数科二段階授業をもとめて
(正木孝昌、 東洋館出版社 、2007、2500円)

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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
授業の技術とそれを支えるものを実践に基づいて凝視する
子どものいっぱいいる算数の授業論。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1 受動から能動へ(鯛のいる授業を目指して/二段階授業のすすめ ほか)
/2 たくましい学力(貧しい学力と逞しい学力/力ずくの力 ほか)
/3 授業の技術を支えるもの(授業の二つの目標/算数の楽しさ ほか)
/4 すばらしい子どもたちと(気流/愛言葉 ほか)
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それでは、また!



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Last updated  2010.05.05 10:11:37
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