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PCFRなどのキャッシュフロー(以下CF)をもとにした指標については補助的に利用するにとどめています。
「会計操作が可能な利益よりCFの方が会社の実態を正確に示している」というのはよく言われていることですし、上級者の方ほどCFを重視している割合が高い気もします。
しかし、私はどうもCFに確信が持てないのです。例えば、営業CFは債権・手形の増減により大きく変動しますが、数年続く傾向ならともかく、前年と比べてたまたま債権が増減したからといって会社の実態が大きく変わるとは思えません。また、FCFを求める際にはいわゆる維持投資を差し引くわけですが、私の力量ではどこまでを維持投資とすべきなのかも判断に困るところです。指標は精神的に苦しくなった時に非合理的な行動をとるのを避けるために利用するものと考えているので、自分が確信できないものを重用することはできません。
そこで、CFについてはなるべく単純化し、直近3年分の営業CF+投資CF/3で簡易FCFを算出し、それをもとにPFCFRを求めています。この数値が低ければ、少なくてもCFに問題はないだろうという感じです。
当然ですが、CF計算書はよくみています。ただ、細かい数値より会社の現金の流れをストーリーとしてとらえることを心掛けています。
なお、ここに書いたことはあくまで今現在の考えです。私はまだまだ勉強不足ですので今後何らかのきっかけでCF重視に変わり、「利益なんてみているようじゃまだまだだね」などと言い出すかも分かりません(笑)
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