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何度も彼女たちを殺しているのに死んでくれない。うるさい。うるさい。うるさい。過去のあたしがみんなして今のあたしを責める。10歳の自分。12歳の自分。15歳の自分。16歳の自分。17歳の自分。18歳の自分。19歳の自分。そいつがみんなして口ぐちにあたしを責め立てる。夢をあきらめた、って。あたしは夢でできていた。夢を叶えるまでのプロセスにいることであたしはあたしでいることを許されていた。しかし、夢の実現は失敗した。道は完全に閉ざされた。そうだよ。今でも引きずってるんだよ。あたしは、生きるために、今の自分でいることを肯定するという作業をしなくてはいけなかった。そのためには過去の自分と今の自分を切り離さなければならなかった。10歳の自分が言う、「どうして世界は不公平に包まれているの?」12歳の自分が言う、「何か、小さなことでも人のために自分でできることをやりたい。いつでも取り換えが可能な社会の小さなパーツにはなりたくない。唯一無二の存在になりたい。」15歳の自分が言う、「年とか能力とか、仲間がいるとかいないとか、そんなの関係ない。一人でも、やればできるんだ。可能性をかなえるには、やるかやらないかなんだ。」16歳の自分が言う、「平凡な人生を送るなんてクソだ。大学、OL、嫁なんて先の見えすぎたレールを一生歩かされたくない。あたしは誰も予想のできない人生を送りたい。」17歳の自分が言う、「尊敬する人は追いかけても追いかけても遠くに行ってしまう。でも、ジャンルは違うけどあたしは夢をかなえることで少し近づけるような気がする。」18歳の自分が言う、「何があっても自分の道は変えない。先生や、親が否定しようが夢があたしのすべてだから。信念が尽きた時は、あたしが死ぬ時だ。」19歳の自分が言う、「今を乗り切れば夢への一歩を踏み出せる。いまが辛くてもこれを乗り切れば今まで犠牲にしてきたものも、がんばって生きてきたすべてが報われる・・・!」後悔するだろうということは分かっていた。それが一生後悔することになるかもしれないともわかっていた。ただ、安易だった。安易に逃げた。もう辛かったんだ。あともう一年働きながら勉強することを考えたら今までの死にたくなるような仕事場のストレスとか、あと一年やっても成績がまた落ちたりすることとか、支えてくれる人もいないで、孤立していくのとか、すべてが怖かった。でも逃げたらもっと辛かった。わかっていた。これが世界の不幸から目をそむけた罰だ。昔の自分が言っていた正論が今の自分を全否定する。口々に、せめる。「どうして諦めるの?あたしの夢を未来に、未来に、と託してつなげて頑張ってきたのに、20歳のあんたが諦めたせいで今までのあたしが頑張ってきたことが全部無駄になったじゃないのよ!!!」今のあたしでいることは今までの自分を無に帰す。そうだ、あたしが存在するってだけで無に帰すんだ。一生こんな後悔に悩まされるんだろうって。わかっているけど、いつまでもこんな状態でいるのはいやだった。だから、昔の自分を殺さなければならなかったんだ。10歳の自分を殺した。12歳の自分を殺した。15歳の自分を殺した。16歳の自分を殺した。17歳の自分を殺した。18歳の自分を殺した。19歳の自分を殺した。あたしの中に、昔の自分の死骸がごろごろ転がっている。でも、殺したはずの死体が恨めしそうにすすり泣くんだよ。うるさい。うるさい!!あたしは動かない過去の自分の体をめちゃめちゃに切り裂き、打ち砕く。ばらばらになって、ただの肉片となっているのに、それでも泣き声が止まらない。声が大きくなっていく。今のあたしから0歳に収束するまで存在する、一瞬一瞬の自分。それがすべて形になって死体と一緒に泣き叫ぶ。みんながあたしを取り囲んで責め立てる。なんだよ。泣きたいのはこっちだよ。あたしだって、夢をあきらめたくなんかなかった。なんであたしばっかり責められなくちゃいけないんだ。もう取り返しがつかないのに、元に戻りたくても戻れないのに。駄々をこねたって、もう夢なんか叶わないんだ!!すべて壊れてしまったんだから!!全部壊す。自分を壊す。精算するんだ。今までの自分を否定して、今の自分を肯定しなくちゃ。どんどん死体は増えていく。真赤だ。あたしの中は死臭でいっぱい。腐った過去の自分がたくさん詰まっている。ねぇ?過去の痛みは、時間が解決するって誰が言ったの?全部、嘘だよ。時間なんか何も解決しちゃくれないじゃないか。過去の傷は全て、治ったように見せかけて、あたしの成長に異常を残していた。あたし、本当はだれも信用なんかしちゃいないわ。信用できる、支えは、友達でもなく、親でもなく、恋人でもなく、自分自身でもない。ただ、夢だけを信じてた。可能性だけを。だから、今何にも信じれるものなんかないんだ。ニコニコして平気だよって言えば、まともに見えるってことを教えてもらったから。一人でいるときに傷つけば、誰にもばれないから。そうしてあたしはすべてから逃げて生きてく。
Sep 19, 2007
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どうして心がこんなに不幸に支配されるのだろう。じぶんが頭の固い大人になっていっているのを感じる。高校の時は偏見を持つ奴らが、とりわけ大人が、大嫌いだった。ピアスをつけていても、茶髪でも、物事をよく考えていることを示したくて進学校といわれるところにいながら、あえてピアスをあけ、髪を染めた。でも、いつのまにか自分もピアスをたくさん付けて、どぎつい髪の色をした人をどっか色眼鏡で見るようになっているとりわけ、ギャル系。どんな見た目をしていても、なんかしら考えていることは今も昔も変わんないのに。自分は変わった。人の不幸を好む奴が大嫌いだった。週刊誌や、ゴシップや、TV報道で絶えず言われるどうでもいい他人の中傷を好む奴らが。わかった。暇になると、人の不幸が大好きになるんだ。悪意をためて、悪意に鈍感になる。いやな、愚鈍なおばさんになる。だめだ、うちは学問をやってないと腐る。水のように絶えず新しいものに身をさらし自分の身を研ぎ澄まし流れないと腐る。とどまると淀んでしまう。家庭なんかはいったらダメになる。平凡なものなんか耐えられない。結婚なんかくそくらえ。信じる者は自分だけにしよう。自分をあきらめて救われることを待っていたらなにもかわらなかっただろう?あたしは、みずだ。
Sep 6, 2007
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