[Stockholm syndrome]...be no-w-here

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2019.05.08
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カテゴリ: 映画
ようやくGWの10連休が終わり、普段の生活が戻って来た。
前半はいつもの週末と言った感じだったが、後半は忙しくて疲れた。
定休日の昨日は朝9時半まで寝ていたものの、何となく身体が重くてブログを更新する気にならず、夜は21時半には布団に入って寝てしまった。

おかげで、だいぶ疲れは抜けた。
(ついでに、コメディ映画を1本観たので、気分転換もできた)

さて、今月は特に何もする事が無いので、これから暫くは当初の予定通り映画【ラ・ラ・ランド】について書いていきたいと思う。
感想ではなく解説なので、随分と長文になっているが、頑張って読んで欲しい。
(損はさせないつもりだ…笑)
恐らく、4回くらいの不定期連載になると思う。



前にも書いたが、基本的に僕は「映画なんて、自分の感性で観れば良い」と思っている。
同じ映画でも、観る人の性別や年齢、境遇、教養、趣味嗜好によって感じ方は様々だろうし、見えて来るものも違う筈だ。

だから、僕が面白いと思うものを退屈だと言う人もいるだろうし、逆に大ヒットした映画でも僕は「駄作」と評価する場合もある。
人の好みや感性を画一化する事ができない以上、それは当然の事だろう。

ただ、監督の意図を正しく理解した上で作品を評価するのと、何も分かっていない状態で批評するのとでは、全く意味合いが違う。
本来、「好き嫌い」と「批評」とは全く別のものだからだ。

例えば、ムンクの【叫び】という有名な絵がある。
大抵の人は、あの絵の中の人物は「叫んでいる」と思っているのではないか。
しかし、実際は全く違って、あれは突然聞こえて来た大地の叫び(のような声)に恐怖を感じたムンクが「耳を塞いでいる」絵なのだ。


「私は2人の友人と一緒に道を歩いていた。
 陽が暮れようとしていた。
 突然、空が血の赤に染まった。
 私は立ち止まり、酷く疲れを感じ、柵に寄り掛かった。
 それは炎のような血と舌とが、青黒いフィヨルドと町並みに覆い被さるような光景だった。
 友人は気にせず歩き続けたが、私は不安に襲われてその場に立ちすくんだ。
 そして私は、自然を貫く果てしない叫び声を聞いた。」

(1892年1月22日に書かれた、ムンクの日記)


別に、この事実を知ったからと言って、絵に対する「好き嫌い」の評価が変わる訳ではない。
「叫んでいる」から好きで、「叫んでいない」なら嫌いというものでもないだろう(笑)。
しかし、絵に対する「見方」や「印象」は確実に変わるはずだ。

これからするのは、そういう類いの話だ。

次回は、【ラ・ラ・ランド】の「作品テーマ」について語ってみたいと思う。
これがきちんと理解できていないと、この映画を正しく読み解く事はできない。

今週末には更新できると思うが、それまでムンクの絵でも眺めながら待っていて欲しい(笑)。


叫んでいる? 耳を塞いでいる?





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Last updated  2020.10.02 20:22:24


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