[Stockholm syndrome]...be no-w-here

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2019.05.16
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カテゴリ: 宝塚
この作品を宝塚で舞台化するとして、鍵となるのはやはりミアとセブの「別れ」の場面だろう。
何しろ、この作品でアカデミー主演女優賞を獲得したエマ・ストーンが銀幕で演じても、日本人には伝わらなかったのである。

宝塚のトップコンビがどれだけ上手かろうと、客席から離れた舞台上の芝居から、観客がそれを読み取るのは絶対に不可能だ。
きっと「セブが可哀想…」という感想で終わってしまうに違いない(笑)。

あの場面をどう描写するか…。
夏目漱石が「I love you」を「今夜は月が綺麗ですね」と翻訳したように、日本人の感性に寄せながら、しかし決して明け透けに「別れ」を観客に意識させない、繊細な言葉選びが必要になる。
正に、脚本家の腕の見せ所と言えるだろう。

ラストに関しても、宝塚版なのだから、思い切ってハッピーエンドという手もあるが、「2人は決して結ばれない」というのはチャゼル監督が最後まで拘った演出でもあるため、ハッピーエンドにしてしまうと、もはや【ラ・ラ・ランド】ではなくなってしまう。
(実際、配給会社からハッピーエンドにするよう言われても、彼は頑なにこのラストシーンを変えなかったという)
加えて、台詞が一切無いので、これをどう演出するかも、作品全体の印象を決める重要な箇所となるだろう。
それによって、観劇後の余韻も違ってくる。

逆に、そこさえ正しく観客に伝われば、後は楽なのではないかと思う。
「いかにもハリウッド映画」の部分を「いかにも宝塚歌劇」に変えるだけで済むからだ。
ハリウッドも宝塚も「人々に夢を見せる」という点では共通している。
更に、【ラ・ラ・ランド】はミュージカルもある。

伝えたい事を簡潔明瞭に表現できれば、「宝塚で【ラ・ラ・ランド】を観て良かった」と感じてもらえる作品になるに違いない。
内容的には90分で収まるが、歌とダンスで華やかさを加えれば、一本立てでも行けるだろう。
(ただし、間延びする危険性も同時に高まるが…笑)

まあ、それ以前に、舞台化する事自体が難しい作品なのかも知れない。



という訳で、ようやく全部書き上げた。
普段、映画の内容についてこんなに詳しく書く事が無いせいか、何だか妙に疲れた。
(しかも、半年以上前に観た作品だ)
知恵熱が出そうだ(笑)。

とりあえず、書きたい事はひと通り書いたので、暫くはブログの更新も滞るだろう。
下書き中の話題は幾つかあるので、気が向いたものから適当に書いて行き、纏まれば載せたい。

では、また…





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Last updated  2020.10.02 20:39:47


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