[Stockholm syndrome]...be no-w-here

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2019.08.15
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カテゴリ: 音楽
「戦争へ行く事」と「拒否する事」は、どちらが本当の勇気なのか…。

フランスの作家であり詩人のボリス・ヴィアンが作詞作曲した【Le Déserteur (脱走兵)】。
各国語に翻訳され、歌い継がれるこの反戦歌を、日本では沢田研二がカヴァーした。


沢田研二【脱走兵】 1990年


大統領閣下 手紙を書きます
もしお暇があれば 読んで下さい

僕は今 戦争に行くようにとの 令状を受け取りました
いわゆる赤紙です

大統領閣下 僕は嫌です
戦争するため 生まれたのではありません

勇気を出して あえて言います
僕は決めました 逃げ出す事を

生まれてこの方 父の死を見て
兄は戦場へ行き 子供が泣くのを見
悲しむ母を見ました その母は墓の中
爆弾も平気 ウジ虫も平気

牢から出た僕に 愛する妻も
過去の愛しい日々も 魂さえ無い
明日の朝早く 忘れたい思い出を
部屋に閉じこめて 僕は旅立つ

行く先決めず 見知らぬ国から
この世の果てまで声高らかに
「ノン」と言うのだ
戦争を拒否せよ 我らは同じ人間

血を流したいなら どうぞあなたの血を
猫をかぶった皆さん お偉い方々 
僕を見つけたら どうぞご自由に
撃って下さい 撃って下さい




歌手活動もしていたボリス自身が歌う原曲はこちら。


ボリス・ヴィアン【Le Déserteur (脱走兵)】 1954年
(訳:村野瀬玲奈)


大統領閣下
お便りを差し上げます
もしお時間があれば
お読みいただけるでしょうか

今、私はちょうど
召集令状を受け取ったところです
水曜日の晩までに
戦争に発てとの命令です

大統領閣下
私は戦争をしたくありません
哀れな人々を殺すために
この世に生を授かったのではないのです

あなたを怒らせるつもりはありません
でも言わせていただきます
私は決めました
脱走いたします

私は生まれて以来
父が死ぬのを見ました
兄たちが出征するのを見ました
私の子たちが泣く姿も見ました

母はずいぶん苦しみました
今は墓の中で眠っています
爆弾にももう平気です
うじ虫にも平気です

私は捕虜だった時
私は妻を盗まれました
私の魂も盗まれました
私の愛しい過去さえも盗まれました

明日の朝早く
死んだ年月にきっぱりと別れを告げて
私は扉を閉めて
放浪に出るつもりです

ブルターニュ地方からプロヴァンス地方まで
フランスの街道沿いで
私は物乞いをして生きるでしょう
私は人々にこう言います

服従することを拒否しなさい
戦争をするのは拒みなさい
戦争に行ってはいけません
出征を拒否するのです、と

もし血を流さなければならないとしたら
どうぞあなたの血をお流し下さい
あなたは偽善者です
大統領閣下

もし私に追っ手をかけるのなら
部下の憲兵たちにはこう言えば良いでしょう
奴は武器を持っていないから
奴に向かって発砲してもよろしい、と





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Last updated  2019.08.15 21:51:40
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