[Stockholm syndrome]...be no-w-here

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2019.11.14
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カテゴリ: 宝塚
女優の渡辺えりは、かつて役の気持ちが分からず、演じられないと感じた事があったらしい。
この役は分からない、愛せないと告げると、演出家の久世光彦からこう言われた。
「どんな人物でも、いつか死ぬと思えば愛おしい」
一見嫌な人間のように見えても、その人間もいつかは死ぬ。
「そう思えば、可愛いじゃないか」と。

どんな役も、それぞれの事情で生きており、奥に様々な人生があり、やがて死ぬ。
それぞれの人生では、皆が主人公だ。
そう思うと、役にすっと入り込む事ができたという。

「役の人生は、それぞれが主人公」

これは、僕が 月組の【夢現無双】を観と時に感じた事 だ。
あの舞台での組子達からは、「自分が演じる役の主演は自分だ」という熱意が伝わって来た。
老若男女の違いはあれど、皆それぞれの人生を歩みながら、今そこにいる。
そうした人々が出会い交わるからこそ、そこにドラマが生まれ、物語が始まる。
そこに脇役はいない。

渡辺えりは言う。
自分が役にきちんと向き合わなければ、その人生は「無い」事になってしまうかも知れない。
自分だって、気に入らない仕事に腐っている間に死ぬかも知れない。
だからこそ、これからも一つひとつの役の人生を背負い、考え抜いて、演じて行こう、と。

どんな役にも人生がある。
特に若手には「脇役だ」「演じたい役と違う」などと思わず、自分がその役の主演になったつもりで演じて欲しい。
その熱意と個性がぶつかり合えば、舞台はより素晴らしいものになるだろう。





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Last updated  2019.11.14 21:52:30


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