[Stockholm syndrome]...be no-w-here

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2019.11.27
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カテゴリ: 宝塚
明日海りおの卒業日前後は、ほぼ毎日DVDを観て過ごしていたので、宙組公演の感想が後回しになってしまった。
11月24日までは「もうすぐ卒業か…」と寂しい気持ちになっていたのだが、逆に25日以降は日刊スポーツの記事を読んでも実感が湧かなくなっている。
せっかくなので、もう少しこのままお伽話の世界に浸っていようと思う。



今回の宙組【El Japón(エル ハポン) - イスパニアのサムライ-】は、男役の格好良さが際立ち、和洋折衷な雰囲気を楽しめる作品だ。
オープニングの華やかな舞踊から物語が展開する流れも、宝塚らしくて良い。



ただ、主人公の蒲田治道(真風涼帆)がずっと過去を引きずって生きている男なので、解説にあるような「ヒロイックで快活な娯楽作品」では決してない(笑)。
また、物語を展開させているのが常にスペイン人達で、日本の侍達はほぼ受け身というのも、「遠い異国の地で生まれたサムライ伝説」という歴史浪漫を感じさせるには至らなかった要因だ。
もう少し、治道の行動にはっきりとした主体性や覚悟が見られれば、ラストの説得力も増したのではないかと思う。
(あれだと、ただの「置いてきぼり」にしか見えない…笑)

脚本の大野拓史は、どこで舵を誤ったのか…。

まあ、そうは言っても、真風涼帆と芹香斗亜という2大スターを擁する今の宙組だ。
どんな脚本であろうと、魅力的に感じさせてしまうパワーを持っている。
しかも、今公演は後半に【アクアヴィーテ(aquavitae)!!】という波状攻撃が待っているのだから、観客は安心して身を預けてもらって構わない。


トップスターの真風涼帆は心に傷を抱えて生きる主人公の蒲田治道を哀愁たっぷりに、2番手の芹香斗亜は謎の剣士アレハンドロを愛嬌たっぷりに、それぞれ演じてみせた。
この2人が磐石であれば、宙組の舞台はほぼ成立すると言っても過言ではない。


そして、忘れてならないのがトップ娘役の星風まどかだ。
彼女の歌声には、単に歌唱力だけでなく「もっと聴いていたい」と思わせる魔力がある。
公演を重ねる毎にどんどん大人っぽくなり、真風と並んでもかつての凸凹感は全く無い。
彼女も、その成長を如実に感じさせる役者の1人だ。


それ以外では、ヘェリペ3世を演じる星吹彩翔が印象に残った。
彼女は、これまでにも地味ながら(失礼…)目に付く事が多く、いつかブログで触れたいと思っていた男役だ。
歌唱力にも定評があっただけに、今公演での退団が惜しまれる。


次回は、ショー【アクアヴィーテ(aquavitae)!!】について書きたいと思うが、実は急遽12月10日(火)の舞台も観に行く事に決めたので、感想はその後にしたい。
では、また…。





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Last updated  2019.11.28 20:32:55


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