[Stockholm syndrome]...be no-w-here

[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2020.05.19
XML
カテゴリ: 映画
回転寿司では、必ずコーンの軍艦巻きを2皿食べます。
そんな僕ですが、今後も宜しくお願い致します(笑)。

今回は特に何も無いので、さっそく映画の感想を。



【ブランカとギター弾き】…満足度★★★☆


フィリピンのスラム街で、物乞いや盗みをして暮らす孤児の少女ブランカは、ある日テレビで里親のニュースを見て、自分もお金を貯めて母親を買おうと思い付く。
盲目のギター弾きピーターと出会い、街の広場で歌い始めたブランカは、レストランで歌う仕事を得るが…。

フィクションでありながらドキュメンタリーのようなリアル感、そして現実的でありながら何処かお伽話のようなファンタジー感が同居した、不思議な感覚に捉われる作品だ。
気になって調べてみると、主役の女の子以外は監督が現地で探してキャスティングした市井の人達らしい。
だからだろう、画面に彼らの日常が息づき、芝居はしていても嘘っぽくない。

また、スラム街に暮らす子供達を、決して同情的に描かなかった日本人監督、長谷井宏紀の姿勢にも好感が持てた。
展開は至ってシンプルで、やや予定調和な印象も受けるが、内容以上に多くの事を語りかけて来る意欲作だ。



【パターソン】…満足度★★★★
​​​

口下手で地味な男、独創的なセンスの妻、一家言ありそうな顔の飼い犬。
米国の田舎町パターソンを舞台に、何の変哲もない単調な毎日の中で紡がれる愛の詩。
平凡な日常のどこに目を向けるか、それをどう切り取るかで、人生はこんなにも愛おしく感じられる事を、鬼才ジム・ジャームッシュ監督が誰よりも地味な男を手本に描いてみせた秀作。

最初は、美しくも風変わりな趣味の妻に対して何も反論できない主人公が、彼女の居ない所で、詩作や他人との会話にストレス発散を求めている映画なのかと思ってしまった。
それ位、彼は常に妻のペースに振り回され、気持ちが追い付いていないように映る。
(特に、料理まで奇抜なのは、男としては怖いものがある…笑)
観ていて、何だか不安な気持ちになった。

しかし、妻は本気で主人公の事を愛しているし、彼もまた同じなのだと、やがて気付く。
ただ、その想いの伝え方や、表現の仕方が違うだけなのだ。
それに気付くと、作品の印象ががらりと変わった。
そして、主人公が日常の中に彼なりの幸せを見出し、それを妻への愛と一緒に詩へと織り込んでいく姿を羨ましいと感じた。
(と同時に、2人の仲を疑った自分が、随分と愛を信じられない人間になっていた事を反省…笑)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.07.04 21:42:29


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

love_hate no.9

love_hate no.9

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: