[Stockholm syndrome]...be no-w-here

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2020.12.21
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カテゴリ: 宝塚
「まとめ」という程ではないが、とりあえず1年の総括として。

2020年も、間もなく終わろうとしている。
今年はコロナ禍に世界中が揺れた1年だったが、個人的には特に何も変わらなかった。
喫茶店はいつも通りの営業を続け、「誰が感染した」という話も聞かず、これまでと同じ生活を続けていた。

とは言え、何も変わらなかった訳ではない。
実は、昨年後半から売上げが急激に悪くなり、いよいよ経営が厳しくなって来た。
今年3月で開業から丸10年になる事もあり、一区切りした感もあったため、6月までの売上げの推移を見て、喫茶店を廃業するかどうか答えを出そうと思っていたのだ。

ところが、このコロナ禍である。
景気は悪化し、廃業する店や失業者の増加がニュースで報じられた。

「あれ、今辞めても、次の仕事が見つからないんじゃないか…?」

そんな状況になってしまった(笑)。
売上げも戻らず、来年以降がどうなるのかも分からないが、あまり考え込まず「不測に立ちて無有に遊ぶ」の心境でやれる事をやろうと思う。
僕はヒーローでもなければリーダーでもない。
1人の人間が生きて死ぬだけの話だ。
大した問題は無い。
とりあえず、宝塚のチケット代を確保できるくらいの生活は続けたい…(笑)。



宝塚歌劇もコロナ禍の煽りを受け、公演の中止・延期を余儀なくされた。
そんな2020年に、僕が観劇した舞台は以下の通り。


花組 × 0回

月組 × 2回
【ピガール狂騒曲】× 2回

雪組 × 1回
【ONCE UPON A TIME IN AMERICA】× 1回

星組 × 1回
【眩耀の谷】× 1回

宙組 × 2回
【アナスタシア】× 2回


花組公演は一度も観られず、4公演6回の観劇に留まった。
まあ、状況が状況なので、例年とは比べようもないのだが、今は無事に公演が再開された事を喜ぶべきだろう。
(来年6月からは、全国ツアーも予定されている)
そして、不安の中でも全身全霊で舞台に立つジェンヌ達と、それを全力で支えるスタッフに改めて感謝したい。

来年以降も見通しが立ったとは言えず、まだ暫くは一歩一歩といった所だが、それでも彩凪翔や華優希の退団発表に象徴されるように、たとえ一歩ずつでも宝塚が前に進む限り、そこには必ず変化が生まれる。
それは時に小さく、時に大きく、時には喜びとなって、時には悲しみとなって僕達を襲う。
それを受け止める事がファンの宿命なのだろう。
そうした諸々を、普段以上に実感させられる1年となった。



さて、たった4公演からベストを選ぶ事はさすがに無理だが、個人的に雪組【ONCE UPON A TIME IN AMERICA】は映画版を観る切っ掛けともなり、僕の人生に大きな足跡を残す作品となった。

このブログの読者なら分かると思うが、僕は独特の感性と価値観の持ち主だ。
そして、確かにこれまでも「この感性で生きて行こう」と思いながら生きて来た。
しかし、映画【ONCE ー】を独自の視点で読み解いた事で、初めて「ああ、俺はこれで良いんだ」という確信が持てた。

普通、人は周りに認められる、受け入れられる事で、自分の居場所を見つけようとする。
しかし、僕は逆に、誰にも辿り着けない領域に足を踏み入れる事で、自分を認める事ができた。
この違いは大きい。
人気漫画【鬼滅の刃】の言葉を借りるなら、ようやく自分の呼吸を見つけたといった所だろう。
(何の呼吸かは知らないが…笑)

その最後のひと呼吸を与えてくれた小池修一郎と雪組には、改めて礼を言いたい。
たった一度、2階B席からの観劇ではあったが、僕にとっては最前列から観たのと同じくらい価値のある公演だった。

ありがとう。

映画を観てから改めて宝塚版のDVDを鑑賞すると、映画では曖昧に描かれていた部分が、上手く改変・加筆されている事に気付く。
映画を下敷きにしつつも、全く別の物語として観られるのは、さすが小池修一郎の手腕だろう。

ただ、それだけに、ラストの再会シーンはもう少し哀愁を込めて描いても良かったかなとも思う。
デボラとの恋愛模様が上手く描かれているだけに、逆に男の友情物語としてはどこか物足りなさが残る。
ヌードルスからマックスへ歩み寄る台詞がもう一言二言あれば、2人の再会にもっと深みなり厚みが出たのではないか、そんな気がする。

因みにだが、「マフィア」の語源は、1282年3月30日に当時フランスの支配下にあったイタリアのシチリア島で起きた「シチリアの晩鐘事件」に由来するという。
フランス人に対して暴動を起こしたシチリア人達が合言葉にした「Morte alla Francia Italia anela(全てのフランス人に死を)」の頭文字を並べると「マフィア(mafia)」になり、これが語源とされているようだ。



話を戻そう。

とは言え、他の3作品もそれぞれに面白く見応えがあり、個人的な思い入れが無ければ、やはりどれがベストとは決められない、いや「決めたくない」というのが正直なところだ。
困難な状況にあっても舞台を届けようと努力してくれる、彼らの想いに優劣は付けられない。

5組に分かれているとは言え、今は宝塚歌劇団が一つに団結して闘わなければならない時だ。
僕もファンの1人として、その輪の中に加えてもらえるよう、自分がタカラジェンヌ達のために何を発信できるかを考えながら、ブログを書いて行きたい。
(ただ、まあ、相変わらず協調性はゼロだと思いますが…笑)



ところで、【鬼滅の刃】の作者・吾峠呼世晴は女性らしいのだが、宝塚の舞台は観た事があるのだろうか。
絶対に面白いから、ぜひ一度観て欲しいな。
それで、もし気に入らなかったら、その時はチケット代は俺が返す!! (笑)





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Last updated  2020.12.21 22:47:40


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