まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2018.11.29
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テーマ: 新垣結衣(29)
けもなれ。第8話。



京谷の父が亡くなったようです。

晶は、そのことを京谷から聞く前に、
千春からメールで知らされていたのかもしれません。

しかし、千春は、
京谷と晶が別れたことをまだ知りません。
京谷は、自分から母に伝えると言っています。

晶が千春に会うことは、もうないのでしょうか。

京谷は、
いまもまだ「晶と恒星が寝た」と思いこんでいます。
そしてそれは、ある意味では正しいし、ある意味では間違いです。

かりに答えを確かめたところで、宙ぶらりんであることには変わりないでしょう。
そんな宙ぶらりんの京谷が、ちょっと気の毒です。



晶は、
京谷がマンションを出たことについて、朱里から知らされました。

朱里は、
以前は「別れちゃえば?」と言ってたのに、
今度は「ヨリを戻せば?」なんて言ってます。
そして、晶と二人で京谷を驚かせて楽しんだりしています。

まるで、気まぐれなウサギみたいですね。

そして、ついに橘カイジが姿を現しました。

どんなに回り道をしても、夢をもって明るいほうへ向かっていける。

彼が語る「new world」とは、どんなゲームなのでしょう。

個人的には、
朱里と橘カイジが5tapで意気投合すればいいのにな、と思います。
ついでに佐久間も、そこに加わってくれればいいのに。



恒星は、
すでに高校時代に故郷を捨てた人だったけれど、
このたびの震災によって、本格的に故郷を失いました。
晶と同じように、恒星もまた、故郷をもたない人間といえます。

彼の一家の生活を破壊した巨大な獣とは、
一矢を報いることも、怒ることすらもできないような自然の猛威でした。

しかし、

兄は、ちゃんと家族のもとへ帰ることができました。
そして恒星と兄は、
ちゃんと積年の思いをぶつけあうこともできました。

たしかに故郷は失ったけれど、
意外なことに、大事なものは守られたのかもしれません。

恒星は、橘カイジの語る「夢物語」に懐疑的だったけれど、
どんなに回り道をしても、夢をもって明るいほうへ向かっていける。
それは、あながち夢のゲームの話じゃないかもしれない。

どうやら兄は、
恒星が不正に関与したことにも気づいているようです。
この問題に、あらためて兄弟が直面することになるのでしょうか。



晶は、恒星との距離をさらに縮めています。

鍵を渡されれば事務所で留守番もするし、
恒星の兄を連れてラーメン屋にも行くし、
兄弟のために、わざわざゲームまで買ってきます。

ほとんどお節介ともいえるほど、恒星の世界に首を突っ込んでいる。
いったい晶はどういうつもりなのでしょう。

ただそうしたいから、そうしている。

もしかしたら、いまの晶は、
すこしずつ呉羽に似てきているのかもしれません。

あらためて「呉羽のことが好きだった」とつぶやいた恒星は、
いまのような晶をどう思っているのでしょう。

恒星だって、
じつは兄を助けたいから助けたのであって、
そこには理由もプライドもなかったのですね。

ただそうしたいから、そうしている。



でも、
かつての恒星と呉羽のように、
「気楽につきあえる相手」というのは、
結局、最後まで「気楽につきあえる相手」でしかないのかもしれません。
それ以上の関係にはなれないかもしれない。

千春も、京谷も、朱里も、晶も、恒星も、みんな一人ぽっちですね。
でも、そこが「new world」へ向かうための、ふりだしなのかもしれません。










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最終更新日  2018.12.13 13:29:52


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