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泳げもせぬのに・・・
泳げもせぬのに
海に憧れ
その姿に
心奪われ
惹き込まれ
踏み入りぬ
そしてついに
水は顎の高さへ
波と
戯れ
戯れ
戯れ
甘美な水の感触は
肌を刺激し
えも言われぬ
海に耽溺す
いつしか陽は落ち
風は吹き
雲はたちこめ
なお 気付きもせずに
戯れ
戯れ
戯れ
水底の足 揺れ
身を保ち難く
ようやく 気付きし時は
満潮であったか
干潮であったか
近付くべからず
近付くべからず
我にとって 海とは
遠方より眺めるもの
心惹かれ
心奪われ
たとえ
それが
手招きせしとも
汝
近付くべからず
近付くべからず
熱の球 2017年11月21日
蜘蛛の巣の空 2017年06月12日
螺旋 (二) に記事を更新致しました 2017年01月10日
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